JP3622222B2 - トラクタの旋回制御装置 - Google Patents
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、トラクタの旋回操向を制御する旋回制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】
トラクタの圃場での作業走行では、畦端等で折返し旋回しながら往復行程の作業を行うことが多く、この旋回操向を円滑に行わせるために、前輪の回転伝動比を後輪の回転に対して増速する前輪増速旋回の方法があるが、更に、この旋回を小半径で正確に行わせるためにこの旋回側の後輪を制動する手段も知されている。しかしながらこのような前輪増速旋回は、人為的なモ−ドスイッチのON、OFFによって行うもので、操作が煩雑である。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前輪1を後輪2よりも増速駆動すると共にこの旋回側の後輪にブレ−キ3を効かせて旋回する増速旋回制御が可能で、走行の振動を検出する振動センサ4により、小さい周期的な振動A検出ではこの増速旋回制御モ−ドを牽制し、大きく不規則な振動B検出では増速旋回制御モ−ドとすべく自動的に切替える旋回制御モ−ド切替装置5を設けたことを特徴とするトラクタの旋回制御装置の構成とする。
【0004】
【作用、および発明の効果】
増速旋回制御時の前輪1は、旋回操向時は後輪2の伝動比よりも増速伝動されると共に、この旋回側の後輪2のブレ−キ3が制動される。
この増速旋回制御において、振動センサ4が、路上走行状態のような小さい周期的な振動Aを検出するときは、旋回制御モ−ド切替装置5によって増速旋回制御モ−ドが牽制されて、前記増速旋回制御が行われず、前輪1は後輪2とほぼ同様の速度で伝動される。
【0005】
又、その振動センサ4が、作業地走行状態のような大きく不規則な振動Bを検出するときは、旋回制御モ−ド切替装置5によって増速旋回制御が選択されて、前輪1の伝動比が後輪2に対して増速されて、しかもこの旋回側の後輪2のブレ−キ3が制動され、小回り旋回を正確に行うことができる。
このように、増速旋回制御は、車輪2の走行による振動を振動センサ4で検出することによって、どのような走行面、走行位置かを旋回制御モ−ド切替装置5で判別しながら、小さい振動Aを検出したときはその増速旋回制御を牽制し、大きい振動では増速旋回制御を行わせることができ、このような旋回制御モ−ド切替装置5によって自動的に行われるため、操作が容易となり、増速旋回制御の切替が的確に行われる。
【0006】
【実施例】
図1〜図3において、トラクタは、エンジンによってミッションケ−ス6内の伝動機構を経て左右の後輪2及び前輪1を伝動して走行しうる四輪駆動走行形態とする。このうち前輪1への伝動機構中には、ミッションケ−ス6側の入力軸7と前輪伝動軸9側の出力軸8との間に、油圧力によって作動されるプッシュシリンダ10の操作力で入り切りされるディスク形態の増速クラッチ11が設けられ、この増速クラッチ11が入りのときは、入力軸7の駆動がギヤ12,13を経てクラッチ軸14を伝動し、更にこの増速クラッチ11からギヤ15,16を経て出力軸8を増速伝動する。又、増速クラッチ11が切りのときは、該入力軸7からクラッチ軸14に至る伝動は、ばね17の弾発によって噛合される噛合クラッチ18、及びギヤ19,20等を経て、出力軸8へ伝動する。
【0007】
このような変速伝動において、増速クラッチ11の切りのときの前輪1は、後輪2の伝動とほぼ同程度の伝動比であるが、増速クラッチ11の入りのときの前輪1は、後輪2の伝動の例えばほぼ二倍のように増速するように設定している。なお、図例の増速クラッチ11を入り切りにする油圧切替弁21を有した油圧回路によって作動されるプッシュシリンダ10のピストン22は、前記噛合クラッチ18とピン23で連結されていて、増速クラッチ11が入りになると噛合クラッチ18が切りになり、又、増速クラッチ11が切りになると噛合クラッチ18が入りなる関係に設定されている。
【0008】
旋回スイッチ24は、ステアリングハンドルによって操向される前輪1のピットマンア−ム25の操向角度をマイクロコンピュ−タを有するコントロ−ラCPUに入力して、この操向方向と操向角度とによって左右のブレ−キのソレノイド3L,3Rを出力し、前記切替弁21を中立位置から左右へ切替える構成としている。
【0009】
モ−ドスイッチ31は、旋回制御モ−ド切替装置5による切替制御を自動的に行わせるためにONすることができ、OFFにしたときはこの切替制御は行われない。その他、単なる四WD、2WD等のモ−ドも選択できる。
左右一対のブレ−キペタル26L,26R、油圧シリンダ27L,27R内のアクチュエ−タを介して左右後輪2のブレ−キ3を制動しうる連動構成とし、このシリンダ27L,27Rに、油圧ポンプP、切替弁28、リリ−フバルブ29、及び前記切替弁21等を経る油圧回路30が連結される。Tはタンクポ−トである。前記ソレノイド3L、又は3Rの出力によって切替弁21が中立位置から左、右に切替えられることによって、左旋回時には、前輪伝動の増速クラッチ11が増速位置に切替り、同時に左側のブレ−キ3が制動されて、左側へ小回りに旋回できる。又、右側旋回についても同様である。
【0010】
振動センサ4は、後輪2の走行時の振動を検出し易くするために、後輪2近くのミッションケ−ス6部や、フェンダ−上部等に装着するとよい。一定時間内の出力波形から振動の大きさや周期等によって、小さい周期的な振動Aでは、後輪2のタイヤラグの凹凸等によることが多く、路上走行として出力処理する。又、大きく不定期的な振動Bでは、圃場面の凹凸面であることが多く、これを圃場面の走行であるとして出力処理する。
【0011】
旋回制御モ−ド切替装置5は、前記コントロ−ラCPUにあって、モ−ドスイッチ31が増速旋回制御の可能なモ−ドに切替えられており、ステアリング操作による旋回スイッチ24がONされていて、しかも、振動センサ4からの振動A、又はBの入力があることによって行われるもので、振動センサ4が振動Aを検出するときは、増速クラッチ11は切りで前輪1の増速伝動は行れず、振動センサ4が振動Bを検出するときは、増速クラッチ11を入りにして前輪1の増速を行うと共に、旋回側の後輪2のブレ−キ3を制動する。
【0012】
図4、図5においては、左右の後輪2の回転差を回転センサ32L,32Rにより検出して、旋回状態になるとコントロ−ラCPUによって自動的に伝動モ−タML,MRによってブレ−キ3を軽く旋回側の後輪2に効かせるものである。円滑な旋回を行うことができる。
後輪2の伝動は、ミッションケ−ス6内の伝動軸33からデフギヤ34、左右のデフ軸35、ギヤ36等を経て車軸37へ連動するが、前記回転センサ32L,32Rはこのギヤ36の回転を検出する構成とし、前記モ−タML,MRによって各対向する側のブレ−キ3を制動しうると共に、左右のブレ−キペタルと連動機構38を介して制動操作しうる構成としている。
【0013】
図6において、上例と異なる点は、後輪2の回転が一定以上になると、前記のような旋回側のブレ−キ3を制動する制御を行わないようにして、安全を図るものである。
図7、図8において、上例と異なる点は、前記左右のデフ軸35の回転を利用して小型のトロコイド形態の油圧ポンプPL,PRを駆動し、この油圧ポンプPL,PRによる油圧によって旋回側のブレ−キ3を軽く制動する。
【0014】
該油圧ポンプPL,PRによる油圧を分岐弁39に送り、この分岐弁39によって左右のデフ軸35に回転差を生じたときのみ、左右のブレ−キ3に制動するための油圧用のブレ−キシリンダ40L、又は40Rへ圧力を送り、旋回側の後輪2の回転を制動する。
この分岐弁39は、図8のように、バルブシリンダ41内にスプ−ル42が左右へ移動自在に設けられ、このスプ−ル42で区切られる左右のシリンダエリアCL,CRには、各油圧ポンプPL,PRの回路を連通し、この回路PL,PRにはリリ−フバルブ43を有する。又、シリンダ41の中央部に位置するときのスプ−ル42は、左右のブレ−キシリンダ40L,40Rに連通するシリンダポ−ト44L,44Rを閉鎖し、左右の油圧ポンプPL,PRの回転差によって油圧差が発生するとスプ−ル42は高圧側から低圧側のシリンダエリアCL、又はCRへ移動されて、このシリンダエリアCLを介してポンプポ−トPLとシリンダポ−ト44Lとが連通され、又シリンダエリアCRを介してポンプポ−トPRとシリンダポ−ト44Rとが連通されて、左、右旋回側の後輪ブレ−キ3が制動される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロック回路図。
【図2】前輪増速クラッチ部の側面図。
【図3】振動センサの検出波形図。
【図4】一部別実施例を示す後輪伝動機構図。
【図5】その旋回制御のフロ−チャ−ト。
【図6】一部別実施例を示す旋回制御のフロ−チャ−ト。
【図7】一部別実施例を示す後輪伝動機構図。
【図8】その一部の詳細図。
【符号の説明】
1 前輪
2 後輪
3 ブレ−キ
4 振動センサ
5 旋回制御モ−ド切替装置
A 振動
B 振動
【産業上の利用分野】
この発明は、トラクタの旋回操向を制御する旋回制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】
トラクタの圃場での作業走行では、畦端等で折返し旋回しながら往復行程の作業を行うことが多く、この旋回操向を円滑に行わせるために、前輪の回転伝動比を後輪の回転に対して増速する前輪増速旋回の方法があるが、更に、この旋回を小半径で正確に行わせるためにこの旋回側の後輪を制動する手段も知されている。しかしながらこのような前輪増速旋回は、人為的なモ−ドスイッチのON、OFFによって行うもので、操作が煩雑である。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前輪1を後輪2よりも増速駆動すると共にこの旋回側の後輪にブレ−キ3を効かせて旋回する増速旋回制御が可能で、走行の振動を検出する振動センサ4により、小さい周期的な振動A検出ではこの増速旋回制御モ−ドを牽制し、大きく不規則な振動B検出では増速旋回制御モ−ドとすべく自動的に切替える旋回制御モ−ド切替装置5を設けたことを特徴とするトラクタの旋回制御装置の構成とする。
【0004】
【作用、および発明の効果】
増速旋回制御時の前輪1は、旋回操向時は後輪2の伝動比よりも増速伝動されると共に、この旋回側の後輪2のブレ−キ3が制動される。
この増速旋回制御において、振動センサ4が、路上走行状態のような小さい周期的な振動Aを検出するときは、旋回制御モ−ド切替装置5によって増速旋回制御モ−ドが牽制されて、前記増速旋回制御が行われず、前輪1は後輪2とほぼ同様の速度で伝動される。
【0005】
又、その振動センサ4が、作業地走行状態のような大きく不規則な振動Bを検出するときは、旋回制御モ−ド切替装置5によって増速旋回制御が選択されて、前輪1の伝動比が後輪2に対して増速されて、しかもこの旋回側の後輪2のブレ−キ3が制動され、小回り旋回を正確に行うことができる。
このように、増速旋回制御は、車輪2の走行による振動を振動センサ4で検出することによって、どのような走行面、走行位置かを旋回制御モ−ド切替装置5で判別しながら、小さい振動Aを検出したときはその増速旋回制御を牽制し、大きい振動では増速旋回制御を行わせることができ、このような旋回制御モ−ド切替装置5によって自動的に行われるため、操作が容易となり、増速旋回制御の切替が的確に行われる。
【0006】
【実施例】
図1〜図3において、トラクタは、エンジンによってミッションケ−ス6内の伝動機構を経て左右の後輪2及び前輪1を伝動して走行しうる四輪駆動走行形態とする。このうち前輪1への伝動機構中には、ミッションケ−ス6側の入力軸7と前輪伝動軸9側の出力軸8との間に、油圧力によって作動されるプッシュシリンダ10の操作力で入り切りされるディスク形態の増速クラッチ11が設けられ、この増速クラッチ11が入りのときは、入力軸7の駆動がギヤ12,13を経てクラッチ軸14を伝動し、更にこの増速クラッチ11からギヤ15,16を経て出力軸8を増速伝動する。又、増速クラッチ11が切りのときは、該入力軸7からクラッチ軸14に至る伝動は、ばね17の弾発によって噛合される噛合クラッチ18、及びギヤ19,20等を経て、出力軸8へ伝動する。
【0007】
このような変速伝動において、増速クラッチ11の切りのときの前輪1は、後輪2の伝動とほぼ同程度の伝動比であるが、増速クラッチ11の入りのときの前輪1は、後輪2の伝動の例えばほぼ二倍のように増速するように設定している。なお、図例の増速クラッチ11を入り切りにする油圧切替弁21を有した油圧回路によって作動されるプッシュシリンダ10のピストン22は、前記噛合クラッチ18とピン23で連結されていて、増速クラッチ11が入りになると噛合クラッチ18が切りになり、又、増速クラッチ11が切りになると噛合クラッチ18が入りなる関係に設定されている。
【0008】
旋回スイッチ24は、ステアリングハンドルによって操向される前輪1のピットマンア−ム25の操向角度をマイクロコンピュ−タを有するコントロ−ラCPUに入力して、この操向方向と操向角度とによって左右のブレ−キのソレノイド3L,3Rを出力し、前記切替弁21を中立位置から左右へ切替える構成としている。
【0009】
モ−ドスイッチ31は、旋回制御モ−ド切替装置5による切替制御を自動的に行わせるためにONすることができ、OFFにしたときはこの切替制御は行われない。その他、単なる四WD、2WD等のモ−ドも選択できる。
左右一対のブレ−キペタル26L,26R、油圧シリンダ27L,27R内のアクチュエ−タを介して左右後輪2のブレ−キ3を制動しうる連動構成とし、このシリンダ27L,27Rに、油圧ポンプP、切替弁28、リリ−フバルブ29、及び前記切替弁21等を経る油圧回路30が連結される。Tはタンクポ−トである。前記ソレノイド3L、又は3Rの出力によって切替弁21が中立位置から左、右に切替えられることによって、左旋回時には、前輪伝動の増速クラッチ11が増速位置に切替り、同時に左側のブレ−キ3が制動されて、左側へ小回りに旋回できる。又、右側旋回についても同様である。
【0010】
振動センサ4は、後輪2の走行時の振動を検出し易くするために、後輪2近くのミッションケ−ス6部や、フェンダ−上部等に装着するとよい。一定時間内の出力波形から振動の大きさや周期等によって、小さい周期的な振動Aでは、後輪2のタイヤラグの凹凸等によることが多く、路上走行として出力処理する。又、大きく不定期的な振動Bでは、圃場面の凹凸面であることが多く、これを圃場面の走行であるとして出力処理する。
【0011】
旋回制御モ−ド切替装置5は、前記コントロ−ラCPUにあって、モ−ドスイッチ31が増速旋回制御の可能なモ−ドに切替えられており、ステアリング操作による旋回スイッチ24がONされていて、しかも、振動センサ4からの振動A、又はBの入力があることによって行われるもので、振動センサ4が振動Aを検出するときは、増速クラッチ11は切りで前輪1の増速伝動は行れず、振動センサ4が振動Bを検出するときは、増速クラッチ11を入りにして前輪1の増速を行うと共に、旋回側の後輪2のブレ−キ3を制動する。
【0012】
図4、図5においては、左右の後輪2の回転差を回転センサ32L,32Rにより検出して、旋回状態になるとコントロ−ラCPUによって自動的に伝動モ−タML,MRによってブレ−キ3を軽く旋回側の後輪2に効かせるものである。円滑な旋回を行うことができる。
後輪2の伝動は、ミッションケ−ス6内の伝動軸33からデフギヤ34、左右のデフ軸35、ギヤ36等を経て車軸37へ連動するが、前記回転センサ32L,32Rはこのギヤ36の回転を検出する構成とし、前記モ−タML,MRによって各対向する側のブレ−キ3を制動しうると共に、左右のブレ−キペタルと連動機構38を介して制動操作しうる構成としている。
【0013】
図6において、上例と異なる点は、後輪2の回転が一定以上になると、前記のような旋回側のブレ−キ3を制動する制御を行わないようにして、安全を図るものである。
図7、図8において、上例と異なる点は、前記左右のデフ軸35の回転を利用して小型のトロコイド形態の油圧ポンプPL,PRを駆動し、この油圧ポンプPL,PRによる油圧によって旋回側のブレ−キ3を軽く制動する。
【0014】
該油圧ポンプPL,PRによる油圧を分岐弁39に送り、この分岐弁39によって左右のデフ軸35に回転差を生じたときのみ、左右のブレ−キ3に制動するための油圧用のブレ−キシリンダ40L、又は40Rへ圧力を送り、旋回側の後輪2の回転を制動する。
この分岐弁39は、図8のように、バルブシリンダ41内にスプ−ル42が左右へ移動自在に設けられ、このスプ−ル42で区切られる左右のシリンダエリアCL,CRには、各油圧ポンプPL,PRの回路を連通し、この回路PL,PRにはリリ−フバルブ43を有する。又、シリンダ41の中央部に位置するときのスプ−ル42は、左右のブレ−キシリンダ40L,40Rに連通するシリンダポ−ト44L,44Rを閉鎖し、左右の油圧ポンプPL,PRの回転差によって油圧差が発生するとスプ−ル42は高圧側から低圧側のシリンダエリアCL、又はCRへ移動されて、このシリンダエリアCLを介してポンプポ−トPLとシリンダポ−ト44Lとが連通され、又シリンダエリアCRを介してポンプポ−トPRとシリンダポ−ト44Rとが連通されて、左、右旋回側の後輪ブレ−キ3が制動される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロック回路図。
【図2】前輪増速クラッチ部の側面図。
【図3】振動センサの検出波形図。
【図4】一部別実施例を示す後輪伝動機構図。
【図5】その旋回制御のフロ−チャ−ト。
【図6】一部別実施例を示す旋回制御のフロ−チャ−ト。
【図7】一部別実施例を示す後輪伝動機構図。
【図8】その一部の詳細図。
【符号の説明】
1 前輪
2 後輪
3 ブレ−キ
4 振動センサ
5 旋回制御モ−ド切替装置
A 振動
B 振動
Claims (1)
- 前輪1を後輪2よりも増速駆動すると共にこの旋回側の後輪にブレ−キ3を効かせて旋回する増速旋回制御が可能で、走行の振動を検出する振動センサ4により、小さい周期的な振動A検出ではこの増速旋回制御モ−ドを牽制し、大きく不規則な振動B検出では増速旋回制御モ−ドとすべく自動的に切替える旋回制御モ−ド切替装置5を設けたことを特徴とするトラクタの旋回制御装置。
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---|---|---|---|
JP1545094A JP3622222B2 (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | トラクタの旋回制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1545094A JP3622222B2 (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | トラクタの旋回制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07223454A JPH07223454A (ja) | 1995-08-22 |
JP3622222B2 true JP3622222B2 (ja) | 2005-02-23 |
Family
ID=11889146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1545094A Expired - Fee Related JP3622222B2 (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | トラクタの旋回制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3622222B2 (ja) |
-
1994
- 1994-02-09 JP JP1545094A patent/JP3622222B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH07223454A (ja) | 1995-08-22 |
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