JP3578235B2 - 弾性軸継手 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、同軸状の二本の軸を回転方向に弾性的な遊びをもつ状態に結合する弾性軸継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の弾性軸継手は、例えば図8に示すように、自動車の操向機構部に用いられており、車輪からハンドルへの振動伝達を遮断するとともに、ダンパーのねじれを利用してハンドル操作に弾性的な遊びをもたせるものである。図7において、50はハンドル、51はステアリングシャフト、52はステアリングギア装置(パワーステアリング装置)の入力軸、53,54はユニバーサルジョイント、55は弾性軸継手である。
【0003】
弾性軸継手55の従来例を、図9に示す。図中、56は筒軸、57はシャフト、58はダンパー、59はストッパーピンである。
【0004】
筒軸56は、下側のユニバーサルジョイント54の一方のヨーク54aと一体に形成されており、筒軸56の端部には、直径方向に貫通する二つの貫通孔56a,56aが形成されている。
【0005】
シャフト57は、上側のユニバーサルジョイント53の一方のヨーク53aと一体に形成されている。
【0006】
ダンパー58は、金属製の内筒58aと外筒58bとの間にゴムなどの円筒状の弾性体58cを焼き付けた構造である。このダンパー58の内筒58aがシャフト57に対して外嵌圧入され、外筒58bが筒軸56に対して内嵌圧入されている。
【0007】
ストッパーピン59は、その中間部がシャフト57およびダンパー58に対して直径方向に貫通する状態で固定されており、その突出する両端部が、筒軸56の二つの貫通孔56a,56aにそれぞれ所要隙間を介して挿入されている。
【0008】
次に、動作を説明する。シャフト57が回転すると、ダンパー58の内筒58aおよびストッパーピン59が一体的に回転し、内筒58aと一体の弾性体58cに弾性的なねじりが与えられる。この弾性体58cのねじり反力が外筒58bに伝わり、ダンパー58の外筒58bが回転を開始し、これに伴って外筒58bと一体の筒軸56も回転を開始する。この後、シャフト57と一体のストッパーピン59が筒軸56の貫通孔56a,56aの孔縁に当たると、シャフト57から筒軸56に対して直接的に剛に回転力が伝わる。
【0009】
すなわち、操作感覚として、回転を開始すると、回転角の増加に伴って次第に弾性的な反力が手応えとしてあり、最終的には剛なる手応えがある。したがって、ハンドル操作がしやすい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に、弾性軸継手55には、フラッター吸収と操安性確保の2つの機能が要求される。フラッターとは、タイヤとサスペンションの共振によるハンドル50の回転方向振動のことである。操安性とは、操縦安定性のことで、ハンドル50を回転操作したときに明確な手応えがあることである。
【0011】
ところで、フラッター吸収は、舵角が0°から微小角度(1°程度)の領域で機能するものであり、ネジリばね定数としては低ばね定数が良い。それに対して、操安性確保は、微小角度(1°程度)から2〜3°程度の領域で機能するものであり、ネジリばね定数としては高ばね定数が良い。
【0012】
従来の弾性軸継手55では、ダンパー58の弾性体58cのネジリばね定数を1段特性としているために、フラッター吸収と操安性確保とを両立させにくいことが指摘される。
【0013】
前述のネジリばね定数の1段特性を図10に示す。横軸は筒軸とシャフトとの相対回転角を示し、縦軸は伝達トルクを示す。ハンドルの時計方向回転をプラスとし、反時計方向回転をマイナスとする。−2.5°〜2.5°の領域において筒状ダンパー58が弾性変形する。−2.5°よりも大きく左回転したとき、および2.5°よりも大きく右回転したときは、シャフト57と一体のストッパーピン59が筒軸56の貫通孔56aの縁に当接して、シャフト57と筒軸56とが一体となり、筒状ダンパー58の弾性変形はきかなくなる。それが、図10の1段特性の外側において急激に立ち下がり、また立ち上がるラインc1 ,c2 となっている。
【0014】
−2.5°〜2.5°の領域において、−1°〜1°の領域aはフラッター吸収に関係し、−2.5°〜−1°の領域b1 および1°〜2.5°の領域b2 は操安性確保に関係するが、従来技術の場合、領域a,b1 ,b2 の区別なく、−2.5°〜2.5°の全領域でネジリばね定数が一定で1段特性であるため、フラッター吸収と操安性確保とが両立しないのである。フラッター吸収を良くするためにネジリばね定数を低ばね定数とすると、操安性確保が悪くなる。逆に、操安性確保を良くするためにネジリばね定数を高ばね定数にすると、フラッター吸収が悪くなる。なお、±1°、±2.5°は一例として挙げたもので、これは普遍的なものではなく、車種によって変わるものである。
【0015】
ダンパーのネジリばね定数を2段特性となるように工夫すれば、フラッター吸収と操安性確保とを両立させることができる。このことを目的として提案されたものに実開昭55−122534号公報がある。この公報の内容について、図11、図12を参照して説明する。図11は分解状態の斜視図、図12は断面図である。
【0016】
この弾性軸継手71も、図示しないヨークと一体の筒軸(管軸)72と、この筒軸72内に嵌挿された中実のシャフト73と、両者間に介在した弾性体74とから成り立っている。シャフト73の端部には放射状に突出する3つのアーム73a,73b,73cを一体的に設けてある。一方、筒軸72にはそれらのアームに対して適当な隙間をもって嵌合する凹部72a,72b,72cが一体的に形成されている。第1のアーム73aと対応する凹部72aの内壁面との間に弾性体74a,74aを密接状態で介在してある。第2のアーム73bと対応する凹部72bとの間には僅かな隙間C1 ,C1 をおいて弾性体74b,74bが介在してある。第3のアーム73cと対応する凹部72cとの間はより大きな隙間C2 ,C2 があり、弾性体は介在されていない。
【0017】
このような構造により、図13に示すように、ネジリばね定数の特性としては、AからBまでの微小舵角範囲では弾性体74aが弾性変形し低ばね定数となり、Bに達して図12の隙間C1 がなくなり、BからCまでの舵角範囲では弾性体74bも弾性変形して高ばね定数となる。Cに達すると図12の隙間C2 がなくなってトルクは剛に伝わる。
【0018】
この公報のものでは、弾性体がネジリばね定数の2段特性をもつので、フラッター吸収と操安性確保とを両立させることができるけれども、その両立を図るための構造が図示のとおりきわめて複雑なものとなっており、製作が困難であるとともにコストが非常に高いものになるという問題を有している。
【0019】
したがって、本発明は、ネジリばね定数の2段特性をもつ弾性軸継手を、簡単な構造として低廉に製作できるようにすることを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明の弾性軸継手は、筒軸とそれに同心状に内挿されるシャフトとの間に、ネジリばね定数の2段特性をもつダンパーが介装されるもので、前記ダンパーが、シャフトの端部に外嵌固定され外周面に大径部分と小径部分を有する第1の内筒と、この第1の内筒の小径部分に外嵌固定され外周の円周数箇所に突起を有する金属製の第2の内筒と、第1の内筒の位置に対応して筒軸の内周に内嵌固定され第1の内筒の軸方向長さとほぼ同じ長さの外筒と、外周面が外筒の内周ほぼ全面に固着されるとともに内周面の軸方向所要領域が第1の内筒の大径部分に固着されかつ内周面の軸方向残り領域の円周数箇所に第2の内筒の各突起が回転方向に遊びをもつ状態で個別に係合される係合部を有する筒状弾性体とを含む。
【0021】
なお、前述の第2の内筒の各突起と筒状弾性体の各係合部との間の遊びは、両者間に隙間を設けることにより形成することができる。また、第2の内筒の各突起と筒状弾性体の各係合部との間の遊びは、両者間に隙間を設けずに、筒状弾性体の弾性変形により形成することができる。第2の内筒の各突起と筒状弾性体の各係合部との間に隙間を設けない場合には、筒状弾性体の切欠き部の径方向内外の端縁を面取りするのが好ましい。
【0022】
このような本発明において、第1の内筒の大径部分が筒状弾性体に固着され、その筒状弾性体に外筒が固着されているから、この部分が低ばね定数となる。また、小径部分に固定した第2の内筒の突起と筒状弾性体の切欠き部とが係合しており、この部分が高ばね定数となる。この2段特性のネジリばね定数により、フラッター吸収と操安性確保が両立される。この弾性軸継手は、第1の内筒と外筒と筒状弾性体からなる一体物に、第2の内筒を組み合わせただけのものであるから、従来例に比べて構造が簡単で、製作が容易となる。
【0023】
なお、筒状弾性体の切欠き部の内外端縁を面取りした場合、低ばね定数の作用領域から高ばね定数の作用領域への変化が緩やかとなり、これにより操作感覚が穏やかなものとなる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の詳細を図1ないし図7に示す実施例に基づいて説明する。図1ないし図4は本発明の一実施例にかかり、図1は弾性軸継手を縦方向に切断した断面図、図2は図1における(2)−(2)線矢視の断面図、図3は図1における(3)−(3)線矢視の断面図であって一部拡大図を含む図、図4は(4)−(4)線矢視の断面図である。
【0025】
図において、1はユニバーサルジョイント20を構成するヨーク1aを一体的に有している金属製の筒軸、2は別のユニバーサルジョイントから延出されて筒軸1に軸方向から内嵌されたシャフト、10は筒軸1とシャフト2との間に介装されるダンパーである。
【0026】
筒軸1の端部において180度対向する2箇所には、軸方向一方に向けて開放するU字状の切欠き部1b,1bが形成されている。シャフト2の端部において筒軸1の切欠き部1b,1bに対応する位置には、環状のストッパー7が外嵌されていて、その嵌合部分が溶接11により固着されている。このストッパー7の外周面において180度対向する2箇所には、径方向外向きの突起7a,7aが形成されており、この突起7a,7aは、筒軸1の切欠き部1b,1bに対して個別に周方向に所要の隙間を持つ状態に係合されている。
【0027】
ダンパー10は、ネジリばね定数の2段特性をもつ構造であり、第1の内筒3と、第2の内筒4と、ゴムなどの筒状弾性体5と、外筒6とからなっている。第1の内筒3、第2の内筒4および外筒6は金属製である。
【0028】
第1の内筒3は、シャフト2に対して圧入により外嵌固定されており、その外周面の軸方向の半分の領域は大径に、残り半分の領域は小径にそれぞれ設定されている。大径部分に3aを、小径部分に3bを付してある。
【0029】
第2の内筒4は、第1の内筒3の小径部分3bに対して圧入外嵌されており、こ第2の内筒4の外周面において円周等配(90度間隔)の4箇所には、突起4a‥が形成されている。その外周面は筒状弾性体5の内周面に対して環状の隙間8を隔てて対向している。
【0030】
外筒6は、筒軸1に対して圧入により内嵌固定されており、第1の内筒3の軸方向長さよりも若干短く設定されている。
【0031】
筒状弾性体5は、その外周面が外筒6の内周面の全面に焼き付けられており、内周面の軸方向ほぼ半分の領域が第1の内筒3の大径部分3aの外周面に焼き付けられている。また、この筒状弾性体5の軸方向残り半分の領域には、第2の内筒4の複数の突起4aが周方向の隙間9・・をもつ状態で個別に係合される係合部としての切欠き部5a・・が形成されている。この隙間9・・は、回転方向の遊びとなるもので、ストッパー7の突起7a,7aと筒軸1の切欠き部1b,1bとの間の隙間よりも所要量小さく設定されている。
【0032】
以上のように構成された弾性軸継手は、図5に示すように、ネジリばね定数の2段特性をもつ。横軸は筒軸とシャフトとの相対回転角(deg)を示し、縦軸は伝達トルク(N・m)を示す。
【0033】
−1°〜1°の領域aでは、タイヤとサスペンションの共振に伴う筒軸1の微小回動によりダンパー10の外筒6が同角度だけ微小回動し、それに伴い筒状弾性体5がねじられる。この領域aでは筒状弾性体5の切欠き部5a・・の内側面が第2の内筒4の突起4a・・に当接しないか、当接しても僅かであるため、図5の特性曲線で勾配は小さくてネジリばね定数は低ばね定数となっており、タイヤとサスペンションの共振などを筒状弾性体5で吸収してハンドルに伝わるのを良好に防止する。すなわち、フラッター吸収の機能を充分に発揮する。
【0034】
−2.5°〜−1°の領域b1 および1°〜2.5°の領域b2 では、シャフト2に加えた回動力が第1の内筒3を介して筒状弾性体5に伝わるとともに、第1の内筒3から第2の内筒4を介して第2の内筒4の突起4a・・が筒状弾性体5の切欠き部5a・・の内側面に当接し、筒状弾性体5に回動力が伝わる。筒状弾性体5の全体が圧縮変形するので、図5の特性曲線で勾配は大きくてネジリばね定数は高ばね定数となり、ハンドルを回転操作したときに明確な手応えがあり、操安性確保を達成している。
【0035】
なお、−2.5°を越える領域および2.5°を越える領域では、ストッパー7の突起7a,7aが筒軸1の切欠き部1b,1bに当接して、シャフト2から筒軸1に対して回転力を剛的に伝達することになる。
【0036】
このように、本実施例によれば、フラッター吸収と操安性確保の両立を図ることができているとともに、従来例に比べて、構造がはるかに簡単であり、製作が容易でコストも安くすることができる。
【0037】
なお、ネジリばね定数が変化する点の角度±1°、±2.5°は一例として挙げたものにすぎず、この角度は車種その他の条件によって変化する。
【0038】
第2の内筒4の突起4a・・の数は、回転のバランス上、偶数とするのが好ましい。この場合、各対の2つの突起を180度対向する位置に設けるのがよい。偶数の突起は周方向で等配とするのが好ましいが、必ずしも等配でなくてよい。奇数としてもよいが、このときは等配とする。
【0039】
第2の内筒4の突起4a・・筒状弾性体5の切欠き部5a・・の内側面との間のクリアランスを大小に調整することにより、2段特性の屈折点の角度を変化させることができる。
【0040】
図6および図7は本発明の別の実施例にかかり、図6は弾性軸継手の要部の拡大断面図、図7はネジリばね定数の2段特性を示す図である。
【0041】
本実施例では、上記実施例において第2の内筒4の突起4a・・と筒状弾性体5の切欠き部5a・・との間に設けていた隙間9・・をなくし、これら両者を当接させている。そして、筒状弾性体5の切欠き部5a・・の径方向内外の端縁に丸い面取りを施してある。
【0042】
このようにした場合、図7に示すように、低ばね定数の領域aから高ばね定数の領域b1 ,b2 に移行する部分d1 ,d2 が滑らかに湾曲する状態となり、操作感覚が穏やかなものとなる。それは、切欠き部5a・・において丸みの付いた端部5b・・が初期の弾性変形においては抗力が充分に小さく、弾性変形が進行するにつれて緩やかに抗力を増していくからである。
【0043】
なお、筒軸1において、U字状の切欠き部1b,1bに代えて長孔としてもよい。
【0044】
【発明の効果】
本発明の弾性軸継手では、フラッター吸収と操安性確保を両立させるためにネジリばね定数の2段特性をもたせたダンパーを、第1の内筒と筒状弾性体と外筒とからなる一体物に第2の内筒を加えただけの簡単な構造としているから、従来例で説明したものに比べて製作を容易にしかつコストも安くすることができる。
【0045】
特に請求項4のように、筒状弾性体の切欠き部の径方向内外の端縁に面取りを施しておけば、低ばね定数の作用領域から高ばね定数の作用領域への変化が緩やかにできて、操作感覚を穏やかなものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る弾性軸継手を縦方向に切断した断面図
【図2】図1における(2)−(2)線矢視の断面図
【図3】図1における(3)−(3)線矢視の断面図
【図4】図1における(4)−(4)線矢視の断面図
【図5】同実施例の弾性軸継手のネジリばね定数の2段特性を示す図
【図6】本発明の別の実施例に係る弾性軸継手の要部の拡大断面図
【図7】図6の弾性軸継手のネジリばね定数の2段特性を示す図
【図8】自動車の操向機構部を示す側面図
【図9】従来例の弾性軸継手の断面図
【図10】従来例の弾性軸継手のネジリばね定数の1段特性を示す図
【図11】別の従来例の弾性軸継手の分解状態の斜視図
【図12】図11の弾性軸継手の断面図
【図13】図11の弾性軸継手のネジリばね定数の2段特性を示す図
【符号の説明】
1 筒軸
1b 切欠き部
2 シャフト
10 ダンパー
3 第1の内筒
3a 大径部分
3b 小径部分
4 第2の内筒
4a 突起
5 筒状弾性体
5a 切欠き部
6 外筒
Claims (4)
- 筒軸とそれに同心状に内挿されるシャフトとの間に、ネジリばね定数の2段特性をもつダンパーが介装される弾性軸継手であって、
前記ダンパーが、シャフトの端部に外嵌固定され外周面に大径部分と小径部分を有する第1の内筒と、
この第1の内筒の小径部分に外嵌固定され外周の円周数箇所に突起を有する金属製の第2の内筒と、
第1の内筒の位置に対応して筒軸の内周に内嵌固定され第1の内筒の軸方向長さとほぼ同じ長さの外筒と、
外周面が外筒の内周ほぼ全面に固着されるとともに内周面の軸方向所要領域が第1の内筒の大径部分に固着されかつ内周面の軸方向残り領域の円周数箇所に第2の内筒の各突起が回転方向に遊びをもつ状態で個別に係合される係合部を有する筒状弾性体と、
を含む構成の弾性軸継手。 - 第2の内筒の各突起と筒状弾性体の各係合部との間の遊びは、両者間に隙間を設けることにより形成されるものである、請求項1に記載の弾性軸継手。
- 第2の内筒の各突起と筒状弾性体の各係合部との間の遊びは、両者間に隙間を設けずに、筒状弾性体の弾性変形により形成されるものである、請求項1に記載の弾性軸継手。
- 筒状弾性体の切欠き部の径方向内外の端縁が、面取りされている、請求項3に記載の弾性軸継手。
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