JP3539959B2 - 内燃機関のための燃料噴射装置 - Google Patents
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Description
本発明は、請求項1の上位概念に記載した形式の燃料噴射装置に関する。このような形式のドイツ連邦共和国特許公開第3731240号明細書により公知の燃料噴射装置においては、ポンププランジャは、内燃機関のカムシャフトを介して往復駆動せしめられる。ポンププランジャ及びポンプシリンダ並びに噴射弁を備えた燃料噴射装置のためのケーシングとして、一体的に成形されたケーシングが設けられており、該ケーシングは、所属の内燃機関のシリンダヘッドに直接接続されている。交換な噴射ノズルを有するケーシング部分は、噴射弁のばね室と共に、ポンププランジャの軸線に対して傾斜して配置されている。ポンプ作業室からは燃料が直接電磁弁に延びており、この電磁弁を介して、ポンプ作業室内の高圧形成過程が制御されるようになっている。このような構成においては、ポンププランジャ圧送行程時に噴射圧下にある燃料によって負荷されるスペースが、電磁弁に通じる燃料通路によって付加的に、及びこれに隣接する、電磁弁の弁座によって電磁弁の閉鎖位置で制限される弁前室によって拡大される。このような比較的大きいデッドスペースは、燃料噴射装置の効率及び噴射精度を低下させる。しかも、燃料噴射装置のための比較的大きい構造が必要となる。
発明の利点
これに対して、請求項1に記載した特徴を有する本発明による燃料噴射装置は、高圧容積が著しく減少され、それと同時に燃料噴射装置のコンパクトな構造形式が得られるという利点を有している。
請求項2以下に記載した手段によって、本発明の有利な構成及び実施例が可能である。請求項2に記載した構成によれば、ポンプシリンダと弁座との間の燃料通路の容積が著しく小さく維持されるという利点を有している。請求項3に記載されているように、弁がピストンスライダを備えたスライド弁として構成されていれば、この容積はさらに減少される。請求項4及び5に記載した構成によれば、燃料通路とポンプ作業室との間を常に接続させるために、ポンプ作業室のために設けられたシリンダ室がやや大きくされている。請求項7〜9によれば、電磁弁の弁部材を確実にガイドすると共に、燃料通路内での妨害となる高圧デッドスペースを小さく維持することができる。請求項10に記載した構成における安価な製造は、電磁弁の弁部材が請求項11に記載した電磁弁の可動子に摩擦接続式に結合されていることによって、有利な形式で得られる。これによって電磁弁本体及びポンプ本体を正確にセンタリングさせることは省かれる。さらにまた有利な形式で、電磁弁の開放時における磁石式可動子の過剰振動は避けられる。請求項13に記載した実施例によれば有利な形式で、燃料流入時、特に開放時における圧力変化に基づく妨害力が小さいために、切り換え時間の変動は小さい。この場合に、弁部材のピストン状の部分の形状に基づいて、弁部材に作用する燃料圧による反作用は著しく小さく押さえられる。請求項15及び16に記載した構成によれば、電磁弁への良好なアクセス可能性と共に、サービスし易さ及び組み立てし易さが得られる。内燃機関のシリンダヘッドに燃料噴射装置を組み付けるための組み付け公差は容易に補償することができる。請求項17及び18に記載した構成によれば、さらにコンパクトな構成が得られる。この構成においては、ポンププランジャのために、より小さい戻しばねを使用することができる。何故ならばこのような構成によって、ポンププランジャの圧送行程時におけるポンププランジャの駆動方向に付加的な戻し力が得られるからである。特に、ポンププランジャ圧送行程の終わりにおいて、請求項18に記載した構成によれば、より高い押圧力が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面には本発明の2つの実施例が示されていて、以下に説明されている。図1は、第1実施例による燃料噴射装置のポンプシリンダ及び噴射弁の縦断面図、図2は、図1のII−II線に沿った、図1の図平面に対して直角な断面図、図3は、図1に対して90゜旋回させた、図2のIII−III線に沿った平面における、ポンププランジャの縦方向で見た燃料噴射装置の部分図、図4は、変化実施例による電気制御式弁を備えた、図1と類似する縦断面図である。
実施例の説明
図1の断面図にはポンプケーシング1が断面して示されている。このポンプケーシング1は、タペット孔2を備えた円筒形のスリーブ3を有しており、このスリーブ3内に、その開放側からローラタペット4が滑動しつつ侵入するようになっており、このローラタペット4は、外部でローラ5を有していて、このローラ5には、内燃機関のカムシャフトによって操作されるロッカレバー(詳しく図示していない)が作用する。ローラタペット4の内部には、圧縮コイルばね6が収容されている。この圧縮コイルばね6は、一方ではスリーブの切欠の底部で支えられていて、他方ではばね受けプレート7を介してローラタペット4で支えられている。ばね受けプレートとローラタペットとの間ではポンププランジャ8が保持されており、ポンププランジャ8は、ローラタペット4及びスリーブ3によって取り囲まれたばね室9内にスリーブ状に突入するポンプシリンダ10のシリンダ孔11内に侵入する。ここでポンププランジャ8は端面側でポンプ作業室13を制限している。このポンプ作業室13は、図3にも詳しく示されている。このポンプ作業室13から、ポンプケーシング内でデリバリライン15がさらに噴射弁に通じている。この噴射弁のケーシング16はノズルナット17によってポンプケーシングに固定されている。噴射弁ケーシング内でデリバリラインはさらに、噴射弁の詳しく図示していないノズル室(公知の形式で構成されている)まで延びている。噴射弁の弁ニードルは噴射弁閉鎖ばね18によって閉鎖方向に付勢され、この噴射弁閉鎖ばね18は、噴射弁ケーシングのばね室19内に設けられていて、他方側が、調節可能なばね受けプレート20で支えられている。
図2及び図3の断面図で示されているように、シリンダ孔11は燃料通路22と交差しており、燃料通路の部分範囲において、燃料通路22の周壁の一部が、ポンプシリンダとの交差範囲内でポンプシリンダに向かって開放するようになっている。この場合燃料通路は、有利にはシリンダ孔11の軸線に対して直交する方向に延びていて、燃料通路22の軸線は有利にはシリンダ孔11の軸線に対して半径方向平面に位置している。燃料通路は、図1及び図2に示されているように、ポンプケーシング1を貫通する貫通横孔として構成されており、燃料通路の出口は閉鎖部材、例えばキャップ24によって閉鎖されている。このキャップ24は同時に、燃料通路22が開口する補償室25を閉鎖する。燃料通路は他方側で、スピルスペース(spill space;減少制御室)26内に開口しており、このスピルスペース26は、より大きい直径を有する切欠又は袋孔としてポンプケーシング1内に設けられている。燃料通路とスピルスペース26との間の移行部は弁座28として構成されており、この弁座28は、円錐形であって、電磁弁31の弁部材30に設けられた対応する円錐形のシール面29と協働する。スピルスペースはさらに燃料通路の一部である。分岐ライン32を介してスピルスペース26はポンプケーシング内の燃料インレット孔33に接続されていて、この燃料インレット孔33を介して燃料フィードポンプから低圧の燃料が供給されるようになっている。しかしながら分岐ライン32及び燃料インレットを介して、ポンプピストンによって送られない余剰の燃料も再び戻し案内される。
スピルスペース26を形成する袋孔は、受容開口48を形成しながら、より大きい直径を有する孔内に移行している。受容開口48内には、電磁弁31の電磁石34の電磁コイル36を有する磁石コア35が挿入されていて、ここでこの電磁コイル36と磁石コア35とを取り囲む磁石ケーシング37によって保持されている。磁石ケーシング37と、電磁コイル36を備えた磁石コア35との間には第2の補償室38が形成されており、この第2の補償室38は、ポンプケーシング内の補償孔を介して、燃料通路22の他方側の補償室25に直接接続されている。
第2の補償室38内に可動子ディスク41が配置されており、この可動子ディスクは、磁石コア35の端面側と公知の形式で協働する。可動子ディスクは、磁石ケーシング37で支えられた戻しばね44によって磁石コアに向かって付勢されている。可動子ディスク41には電磁弁31において可動子タペット47が接続されており、この可動子タペット47は、磁石コア35内の軸方向孔によってガイドされていて、その他方側が弁部材30に当接している。この場合弁部材は、可動子タペットとは反対側で圧縮コイルばね49によって付勢されており、この圧縮コイルばね49は、キャップ24で支えられていて、これによって弁部材を、可動子タペットとの摩擦接続で保持している。2つのばね49及び41の作用を受けて、弁部材は、磁石が励磁されていない状態で開放位置に移動するので、燃料通路22はスピルスペース26に向かって開放する。
第2の補償室38内を通ってガイドされたケーブルコネクションリードは、磁石ケーシング37を気密に通って外部に延びている。この外部には電磁コイル36のための接続部が位置している。磁石ケーシングは円筒形に構成されていて、カップ形の挿入部材42内で滑動可能に保持されている。このカップ形の挿入部材42は、燃料噴射装置に向いた側で、円筒形の磁石ケーシングをガイドするための貫通開口43を有していて、ここでシール手段を備えている。またこのカップ形の挿入部材42は、噴射装置側とは反対側で外側フランジ57を有しており、この外側フランジ57は、内燃機関のシリンダヘッド壁部45の、隣接する部分に、シール部材を介在させながら当接していて、ここで固定されており、燃料噴射装置側に向いた部分が、このシリンダヘッド壁部内に設けられた相応の開口部を通ってガイドされている。これによって電磁弁の電磁コイルのための接触接続部46は、カップ状の挿入部材内に保護されて設けられていて、しかも外部から容易にアクセス可能である。カップ状の挿入部材は、解除可能な固定部材によってシリンダヘッド壁に固定されているが、取付け及び整列公差を補償するために、固定する前にずらすことができるようになっている。これによってシリンダヘッド内部は、このカップ状の挿入部材を介して外部でシールされている。
電磁弁31の弁部材30は、燃料通路22内に突入する第1の部分50と、スピルスペース26内に突入する第2の部分51とから成っている。第1の部分50は、補償室25に対してピストン52で閉鎖されており、このピストン52は、補償室を、ピストン52とガイドピストン53との間に存在する環状溝54(噴射圧力によって負荷される)から仕切っている。ガイドピストンは流過横断面55を有しており、この流過横断面55は、環状溝54を、ガイドピストン53とシール面29との間に存在する環状室56に接続する。円錐形のシール面29は、弁部材の第2の部分51の、直径の大きい円筒形の部分58に設けられていて、この弁部材の端面側には可動子タペット47が当接している。円筒形部分58はさらに、ワッシャ60内のガイド孔内に侵入しており、このワッシャ60は、スピルスペース26と磁石コア35との間に配置されていて、スピルスペース26を閉鎖している。これによってばね49のばね作用を受けて、電磁石が励磁されていない状態で円筒形の部分58は磁石コアの端面側に当接し、この端面側は、弁部材の行程を規定するストッパでもある。このストッパは、ワッシャの厚さによって調節され、ひいては弁の開放横断面が調節される。
弁部材の環状溝54は、燃料通路22の部分範囲に配置されており、この燃料通路22は、シリンダ孔11と交差し、これによって常にシリンダ孔11と接続されている。ポンプ作業室13との接続を確実なものにするために、シリンダ孔11は、図3に示されているように、その下部で直径拡張部62を有しているので、ポンププランジャが完全に侵入した時に、ポンププランジャの上死点の範囲で若しくはポンプ作業室13の圧送行程の最後において、常に直径拡張部を介して環状溝54に接続維持されている。この場合、直径拡張部は、環状溝若しくは環状の切欠として構成されているか又は、同様にシリンダ孔の端面側64にまで通じる、燃料通路とシリンダ孔との交差箇所に存在する長手方向溝である。この場合、この切欠の形成によて、シリンダ孔と燃料通路22との間の接続も形成される。このような接続は、浸食法による貫通孔によっても形成することができる。この浸食法は、鋭い縁部の横断面移行部を形成するためにも使用できる。従って、幾何学的な観点で見て、燃料通路22の孔の横断面と切欠又はシリンダ孔11との交差箇所は存在しない。このようにして形成された接続は、交差箇所と同じである。
本発明の別の構成によれば、ポンプ作業室はさらにアキュムレータ弁64に接続されていてもよい。このためにばね受けプレート20はタペット65を介してピストン部分66に接続されており、このピストン部分66は孔67内でシールされて摺動可能であって、ポンプ作業室圧力によって噴射弁のばねのばね力に抗して負荷される。この、ポンププランジャのフィード行程時に、圧送された燃料の一部がピストン部分66の偏位運動によって、燃料噴射装置の圧送開始時の圧力上昇を減少させるために受容される。それと同時に、燃料を取り出す際に、電磁弁の閉鎖を軽減させる。電磁弁は、ポンプ作業室内の圧力上昇開始時に、まだ開放していない弁において開放方向に向けられた力の分力を得る。
上記弁においては、ポンプ作業室13とスピルスペース26との間には非常に小さいスペースだけが存在する。このスペースは、主に環状溝54と環状室56とから成っていて、高い燃料噴射圧によって負荷される。このような形式で、より高い液圧式の効率、及び燃料噴射量ならびに燃料噴射のより正確な制御を得る。何故ならば高圧負荷されたスペースを満たすための及び負荷軽減(放圧)するための制御時間損失が減少されるからである。一方ではピストン52によって及び他方ではガイドピストン53によって、弁部材を2重にガイドすることによって、又はワッシャ60のガイド孔59内で円筒形部分58を付加的にガイドすることによって、弁座28のシール面29上での確実な載設、及び電磁弁の正確かつ確実な作業形式が得られ、さらに2つのばね49と41との間で支承することによってダイナミックな特性が改善される。何故ならば、これによって過剰振動の傾向が減少されるからである。弁部材30は両側から、補償室25及び第2の補償室38ならびにスピルスペース26を介して液圧式に圧力補償が得られる。このような補償室には、例えば円筒形部分58とワッシャ60との間の漏れ損失によって燃料が供給される。円筒形部分58は直径が、燃料通路の直径よりも大きいことによって、弁部材は、ポンププランジャの圧送行程中に開放されると直ちに、ばね46のばね力に加えて高圧によって開放方向で負荷される。これによって短い開放時間が得られる。
図1〜図3に示した実施例に対して概略的に示された変化実施例が図4に示されている。この図4に示した変化実施例では、図1に示した実施例とは異なり、電磁石は、弁部材の、シール面とは反対側の端部に配置されている。図1に示されたように噴射装置のケーシング内には、燃料通路22がポンプケーシング1を貫通する貫通孔として構成されていて、同様の形式で円筒形孔11若しくはポンプ作業室13に接続されている。燃料通路22はその一方側のスピルスペース126内に開口しており、このスピルスペース126は、燃料インレット孔133を介して、ポンプ作業室10に燃料を供給するための若しくは放圧するための低圧燃料室に接続されている。スピルスペース126は、燃料通路22の出口とは反対側ではワッシャ160によって制限されており、このワッシャ160は、ポンプケーシングを外部に対してシールして閉鎖する閉鎖部材69によってポンプケーシング内で保持される。ワッシャはガイド孔159を有しており、このガイド孔159は、弁閉鎖部材69の端面側の溝70を介してポンプケーシングの補償孔139に接続されていて、この補償孔139を介して、燃料通路22がその他方側の端部に開口している第1の補償室125に接続されている。
この変化実施例の弁部材130は、ピストンとして構成されており、このピストンは、燃料通路22内でシールされて滑動可能に配置されていて、図1に示した環状溝54と同様の環状溝154を有しており、この環状溝154は、燃料通路及びポンプシリンダ若しくはその直径拡張部62を貫通することによって又はこの接続部を浸食で製造することによって形成された接続横断面71を介して、ポンプ作業室13若しくはシリンダ孔11に常に接続されている。環状溝154は弁部材の円筒形部分158によって制限されている。この円筒形部分158は、スピルスペース126内に突入していて、燃料通路の直径若しくはこの燃料通路内でガイドされた弁部材のピストン部分の直径よりも大きく、環状溝154側に向けられた側で、円錐形のシール面129を有している。このシール面129は、スピルスペース126への燃料通路の移行部に設けられた同様に円錐形の弁座128と協働する。弁部材の円筒形部分158はさらに、その端部でガイド孔159内に突入していて、これによってスピルスペース126を、ガイド孔内で円筒形部分158によって閉鎖された第2の補償室138から仕切っている。このスピルスペース126は、前述のように、補償孔139を介して第1の補償室125に接続されている。
第1の補償室125内に突入する、弁部材130の部分は、可動子141を有している。この可動子141は、この時点でこちら側に配置された電磁石134の磁石コア135と協働する。磁石コイル136を備えた磁石コアは、磁石ケーシング137によって取り囲まれており、この磁石ケーシング137は、補償室125を有していて外部に対して閉鎖されている。磁石コアの孔内には圧縮コイルばねとして構成された戻しばねが挿入されている。この戻しばねは、弁部材130をその開放方向に向かって付勢し、この戻しばねに抗して、電磁石134が励磁された時に弁部材が可動子141を介してその閉鎖位置にもたらされる。これによって、2重に構成された弁部材を有する安価な解決策が得られる。この解決策は、弁部材が良好にガイドされている時の閉鎖状態におけるシール面が弁座128上に良好にシールされて載設され、ひいては製造時に採算の合うコストで良好な閉鎖特性が得られるという利点を有している。弁部材130の開放行程は、その端面側が閉鎖部に当接することによって規定され、この閉鎖部を介して調節可能である。
前記形式で構成された弁部材30,130を備えた座付き弁の代わりに、高圧によって負荷される最小のデッドスペースを維持する場合においても、圧力を補償するピストンスライダが使用される。このピストンスライダは、ガイドピストン53の代わりに及び弁座と協働するシール面の代わりに、燃料通路22内でシールされながら滑動するピストンを有しており、このピストンは、環状溝54若しくはポンプシリンダへ通じる流入孔及び流出孔の接続部を制御する。
付加的な構成においては、スリーブ3内に設けられたばね室9はローラタペット4によって完全に閉鎖されていて、絞り通路68だけを介して放圧可能である。しかしながらこの絞り孔は、ポンププランジャの加圧行程中に、スリーブ3内に侵入するロータタペット4の部分によって閉鎖されているので、ポンププランジャ圧送行程の最後に、燃料噴射ポンプのカム伝動装置によって、この時点で閉鎖されているばね室9内に戻し力を伴なう圧力が形成される。この圧力は、戻しばねの戻し作業を補助する。これによって、圧送行程の最後に、特にローラタペット若しくはロッカレバーが駆動されるカムからもちあがる傾向は避けられる。何故ならばこの範囲には、より高い戻し力が作用するからである。しかしながらこれによって、ローラとカムとの間に最大の押圧力は、駆動カムのカム隆起曲線の形状がより平らになっていることによって、行程の最後において高くならない。絞りの寸法及び、この絞りが閉鎖される行程の寸法によって、カム伝動装置の駆動特性を改善するための戻し力の最適性が得られる。
発明の利点
これに対して、請求項1に記載した特徴を有する本発明による燃料噴射装置は、高圧容積が著しく減少され、それと同時に燃料噴射装置のコンパクトな構造形式が得られるという利点を有している。
請求項2以下に記載した手段によって、本発明の有利な構成及び実施例が可能である。請求項2に記載した構成によれば、ポンプシリンダと弁座との間の燃料通路の容積が著しく小さく維持されるという利点を有している。請求項3に記載されているように、弁がピストンスライダを備えたスライド弁として構成されていれば、この容積はさらに減少される。請求項4及び5に記載した構成によれば、燃料通路とポンプ作業室との間を常に接続させるために、ポンプ作業室のために設けられたシリンダ室がやや大きくされている。請求項7〜9によれば、電磁弁の弁部材を確実にガイドすると共に、燃料通路内での妨害となる高圧デッドスペースを小さく維持することができる。請求項10に記載した構成における安価な製造は、電磁弁の弁部材が請求項11に記載した電磁弁の可動子に摩擦接続式に結合されていることによって、有利な形式で得られる。これによって電磁弁本体及びポンプ本体を正確にセンタリングさせることは省かれる。さらにまた有利な形式で、電磁弁の開放時における磁石式可動子の過剰振動は避けられる。請求項13に記載した実施例によれば有利な形式で、燃料流入時、特に開放時における圧力変化に基づく妨害力が小さいために、切り換え時間の変動は小さい。この場合に、弁部材のピストン状の部分の形状に基づいて、弁部材に作用する燃料圧による反作用は著しく小さく押さえられる。請求項15及び16に記載した構成によれば、電磁弁への良好なアクセス可能性と共に、サービスし易さ及び組み立てし易さが得られる。内燃機関のシリンダヘッドに燃料噴射装置を組み付けるための組み付け公差は容易に補償することができる。請求項17及び18に記載した構成によれば、さらにコンパクトな構成が得られる。この構成においては、ポンププランジャのために、より小さい戻しばねを使用することができる。何故ならばこのような構成によって、ポンププランジャの圧送行程時におけるポンププランジャの駆動方向に付加的な戻し力が得られるからである。特に、ポンププランジャ圧送行程の終わりにおいて、請求項18に記載した構成によれば、より高い押圧力が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面には本発明の2つの実施例が示されていて、以下に説明されている。図1は、第1実施例による燃料噴射装置のポンプシリンダ及び噴射弁の縦断面図、図2は、図1のII−II線に沿った、図1の図平面に対して直角な断面図、図3は、図1に対して90゜旋回させた、図2のIII−III線に沿った平面における、ポンププランジャの縦方向で見た燃料噴射装置の部分図、図4は、変化実施例による電気制御式弁を備えた、図1と類似する縦断面図である。
実施例の説明
図1の断面図にはポンプケーシング1が断面して示されている。このポンプケーシング1は、タペット孔2を備えた円筒形のスリーブ3を有しており、このスリーブ3内に、その開放側からローラタペット4が滑動しつつ侵入するようになっており、このローラタペット4は、外部でローラ5を有していて、このローラ5には、内燃機関のカムシャフトによって操作されるロッカレバー(詳しく図示していない)が作用する。ローラタペット4の内部には、圧縮コイルばね6が収容されている。この圧縮コイルばね6は、一方ではスリーブの切欠の底部で支えられていて、他方ではばね受けプレート7を介してローラタペット4で支えられている。ばね受けプレートとローラタペットとの間ではポンププランジャ8が保持されており、ポンププランジャ8は、ローラタペット4及びスリーブ3によって取り囲まれたばね室9内にスリーブ状に突入するポンプシリンダ10のシリンダ孔11内に侵入する。ここでポンププランジャ8は端面側でポンプ作業室13を制限している。このポンプ作業室13は、図3にも詳しく示されている。このポンプ作業室13から、ポンプケーシング内でデリバリライン15がさらに噴射弁に通じている。この噴射弁のケーシング16はノズルナット17によってポンプケーシングに固定されている。噴射弁ケーシング内でデリバリラインはさらに、噴射弁の詳しく図示していないノズル室(公知の形式で構成されている)まで延びている。噴射弁の弁ニードルは噴射弁閉鎖ばね18によって閉鎖方向に付勢され、この噴射弁閉鎖ばね18は、噴射弁ケーシングのばね室19内に設けられていて、他方側が、調節可能なばね受けプレート20で支えられている。
図2及び図3の断面図で示されているように、シリンダ孔11は燃料通路22と交差しており、燃料通路の部分範囲において、燃料通路22の周壁の一部が、ポンプシリンダとの交差範囲内でポンプシリンダに向かって開放するようになっている。この場合燃料通路は、有利にはシリンダ孔11の軸線に対して直交する方向に延びていて、燃料通路22の軸線は有利にはシリンダ孔11の軸線に対して半径方向平面に位置している。燃料通路は、図1及び図2に示されているように、ポンプケーシング1を貫通する貫通横孔として構成されており、燃料通路の出口は閉鎖部材、例えばキャップ24によって閉鎖されている。このキャップ24は同時に、燃料通路22が開口する補償室25を閉鎖する。燃料通路は他方側で、スピルスペース(spill space;減少制御室)26内に開口しており、このスピルスペース26は、より大きい直径を有する切欠又は袋孔としてポンプケーシング1内に設けられている。燃料通路とスピルスペース26との間の移行部は弁座28として構成されており、この弁座28は、円錐形であって、電磁弁31の弁部材30に設けられた対応する円錐形のシール面29と協働する。スピルスペースはさらに燃料通路の一部である。分岐ライン32を介してスピルスペース26はポンプケーシング内の燃料インレット孔33に接続されていて、この燃料インレット孔33を介して燃料フィードポンプから低圧の燃料が供給されるようになっている。しかしながら分岐ライン32及び燃料インレットを介して、ポンプピストンによって送られない余剰の燃料も再び戻し案内される。
スピルスペース26を形成する袋孔は、受容開口48を形成しながら、より大きい直径を有する孔内に移行している。受容開口48内には、電磁弁31の電磁石34の電磁コイル36を有する磁石コア35が挿入されていて、ここでこの電磁コイル36と磁石コア35とを取り囲む磁石ケーシング37によって保持されている。磁石ケーシング37と、電磁コイル36を備えた磁石コア35との間には第2の補償室38が形成されており、この第2の補償室38は、ポンプケーシング内の補償孔を介して、燃料通路22の他方側の補償室25に直接接続されている。
第2の補償室38内に可動子ディスク41が配置されており、この可動子ディスクは、磁石コア35の端面側と公知の形式で協働する。可動子ディスクは、磁石ケーシング37で支えられた戻しばね44によって磁石コアに向かって付勢されている。可動子ディスク41には電磁弁31において可動子タペット47が接続されており、この可動子タペット47は、磁石コア35内の軸方向孔によってガイドされていて、その他方側が弁部材30に当接している。この場合弁部材は、可動子タペットとは反対側で圧縮コイルばね49によって付勢されており、この圧縮コイルばね49は、キャップ24で支えられていて、これによって弁部材を、可動子タペットとの摩擦接続で保持している。2つのばね49及び41の作用を受けて、弁部材は、磁石が励磁されていない状態で開放位置に移動するので、燃料通路22はスピルスペース26に向かって開放する。
第2の補償室38内を通ってガイドされたケーブルコネクションリードは、磁石ケーシング37を気密に通って外部に延びている。この外部には電磁コイル36のための接続部が位置している。磁石ケーシングは円筒形に構成されていて、カップ形の挿入部材42内で滑動可能に保持されている。このカップ形の挿入部材42は、燃料噴射装置に向いた側で、円筒形の磁石ケーシングをガイドするための貫通開口43を有していて、ここでシール手段を備えている。またこのカップ形の挿入部材42は、噴射装置側とは反対側で外側フランジ57を有しており、この外側フランジ57は、内燃機関のシリンダヘッド壁部45の、隣接する部分に、シール部材を介在させながら当接していて、ここで固定されており、燃料噴射装置側に向いた部分が、このシリンダヘッド壁部内に設けられた相応の開口部を通ってガイドされている。これによって電磁弁の電磁コイルのための接触接続部46は、カップ状の挿入部材内に保護されて設けられていて、しかも外部から容易にアクセス可能である。カップ状の挿入部材は、解除可能な固定部材によってシリンダヘッド壁に固定されているが、取付け及び整列公差を補償するために、固定する前にずらすことができるようになっている。これによってシリンダヘッド内部は、このカップ状の挿入部材を介して外部でシールされている。
電磁弁31の弁部材30は、燃料通路22内に突入する第1の部分50と、スピルスペース26内に突入する第2の部分51とから成っている。第1の部分50は、補償室25に対してピストン52で閉鎖されており、このピストン52は、補償室を、ピストン52とガイドピストン53との間に存在する環状溝54(噴射圧力によって負荷される)から仕切っている。ガイドピストンは流過横断面55を有しており、この流過横断面55は、環状溝54を、ガイドピストン53とシール面29との間に存在する環状室56に接続する。円錐形のシール面29は、弁部材の第2の部分51の、直径の大きい円筒形の部分58に設けられていて、この弁部材の端面側には可動子タペット47が当接している。円筒形部分58はさらに、ワッシャ60内のガイド孔内に侵入しており、このワッシャ60は、スピルスペース26と磁石コア35との間に配置されていて、スピルスペース26を閉鎖している。これによってばね49のばね作用を受けて、電磁石が励磁されていない状態で円筒形の部分58は磁石コアの端面側に当接し、この端面側は、弁部材の行程を規定するストッパでもある。このストッパは、ワッシャの厚さによって調節され、ひいては弁の開放横断面が調節される。
弁部材の環状溝54は、燃料通路22の部分範囲に配置されており、この燃料通路22は、シリンダ孔11と交差し、これによって常にシリンダ孔11と接続されている。ポンプ作業室13との接続を確実なものにするために、シリンダ孔11は、図3に示されているように、その下部で直径拡張部62を有しているので、ポンププランジャが完全に侵入した時に、ポンププランジャの上死点の範囲で若しくはポンプ作業室13の圧送行程の最後において、常に直径拡張部を介して環状溝54に接続維持されている。この場合、直径拡張部は、環状溝若しくは環状の切欠として構成されているか又は、同様にシリンダ孔の端面側64にまで通じる、燃料通路とシリンダ孔との交差箇所に存在する長手方向溝である。この場合、この切欠の形成によて、シリンダ孔と燃料通路22との間の接続も形成される。このような接続は、浸食法による貫通孔によっても形成することができる。この浸食法は、鋭い縁部の横断面移行部を形成するためにも使用できる。従って、幾何学的な観点で見て、燃料通路22の孔の横断面と切欠又はシリンダ孔11との交差箇所は存在しない。このようにして形成された接続は、交差箇所と同じである。
本発明の別の構成によれば、ポンプ作業室はさらにアキュムレータ弁64に接続されていてもよい。このためにばね受けプレート20はタペット65を介してピストン部分66に接続されており、このピストン部分66は孔67内でシールされて摺動可能であって、ポンプ作業室圧力によって噴射弁のばねのばね力に抗して負荷される。この、ポンププランジャのフィード行程時に、圧送された燃料の一部がピストン部分66の偏位運動によって、燃料噴射装置の圧送開始時の圧力上昇を減少させるために受容される。それと同時に、燃料を取り出す際に、電磁弁の閉鎖を軽減させる。電磁弁は、ポンプ作業室内の圧力上昇開始時に、まだ開放していない弁において開放方向に向けられた力の分力を得る。
上記弁においては、ポンプ作業室13とスピルスペース26との間には非常に小さいスペースだけが存在する。このスペースは、主に環状溝54と環状室56とから成っていて、高い燃料噴射圧によって負荷される。このような形式で、より高い液圧式の効率、及び燃料噴射量ならびに燃料噴射のより正確な制御を得る。何故ならば高圧負荷されたスペースを満たすための及び負荷軽減(放圧)するための制御時間損失が減少されるからである。一方ではピストン52によって及び他方ではガイドピストン53によって、弁部材を2重にガイドすることによって、又はワッシャ60のガイド孔59内で円筒形部分58を付加的にガイドすることによって、弁座28のシール面29上での確実な載設、及び電磁弁の正確かつ確実な作業形式が得られ、さらに2つのばね49と41との間で支承することによってダイナミックな特性が改善される。何故ならば、これによって過剰振動の傾向が減少されるからである。弁部材30は両側から、補償室25及び第2の補償室38ならびにスピルスペース26を介して液圧式に圧力補償が得られる。このような補償室には、例えば円筒形部分58とワッシャ60との間の漏れ損失によって燃料が供給される。円筒形部分58は直径が、燃料通路の直径よりも大きいことによって、弁部材は、ポンププランジャの圧送行程中に開放されると直ちに、ばね46のばね力に加えて高圧によって開放方向で負荷される。これによって短い開放時間が得られる。
図1〜図3に示した実施例に対して概略的に示された変化実施例が図4に示されている。この図4に示した変化実施例では、図1に示した実施例とは異なり、電磁石は、弁部材の、シール面とは反対側の端部に配置されている。図1に示されたように噴射装置のケーシング内には、燃料通路22がポンプケーシング1を貫通する貫通孔として構成されていて、同様の形式で円筒形孔11若しくはポンプ作業室13に接続されている。燃料通路22はその一方側のスピルスペース126内に開口しており、このスピルスペース126は、燃料インレット孔133を介して、ポンプ作業室10に燃料を供給するための若しくは放圧するための低圧燃料室に接続されている。スピルスペース126は、燃料通路22の出口とは反対側ではワッシャ160によって制限されており、このワッシャ160は、ポンプケーシングを外部に対してシールして閉鎖する閉鎖部材69によってポンプケーシング内で保持される。ワッシャはガイド孔159を有しており、このガイド孔159は、弁閉鎖部材69の端面側の溝70を介してポンプケーシングの補償孔139に接続されていて、この補償孔139を介して、燃料通路22がその他方側の端部に開口している第1の補償室125に接続されている。
この変化実施例の弁部材130は、ピストンとして構成されており、このピストンは、燃料通路22内でシールされて滑動可能に配置されていて、図1に示した環状溝54と同様の環状溝154を有しており、この環状溝154は、燃料通路及びポンプシリンダ若しくはその直径拡張部62を貫通することによって又はこの接続部を浸食で製造することによって形成された接続横断面71を介して、ポンプ作業室13若しくはシリンダ孔11に常に接続されている。環状溝154は弁部材の円筒形部分158によって制限されている。この円筒形部分158は、スピルスペース126内に突入していて、燃料通路の直径若しくはこの燃料通路内でガイドされた弁部材のピストン部分の直径よりも大きく、環状溝154側に向けられた側で、円錐形のシール面129を有している。このシール面129は、スピルスペース126への燃料通路の移行部に設けられた同様に円錐形の弁座128と協働する。弁部材の円筒形部分158はさらに、その端部でガイド孔159内に突入していて、これによってスピルスペース126を、ガイド孔内で円筒形部分158によって閉鎖された第2の補償室138から仕切っている。このスピルスペース126は、前述のように、補償孔139を介して第1の補償室125に接続されている。
第1の補償室125内に突入する、弁部材130の部分は、可動子141を有している。この可動子141は、この時点でこちら側に配置された電磁石134の磁石コア135と協働する。磁石コイル136を備えた磁石コアは、磁石ケーシング137によって取り囲まれており、この磁石ケーシング137は、補償室125を有していて外部に対して閉鎖されている。磁石コアの孔内には圧縮コイルばねとして構成された戻しばねが挿入されている。この戻しばねは、弁部材130をその開放方向に向かって付勢し、この戻しばねに抗して、電磁石134が励磁された時に弁部材が可動子141を介してその閉鎖位置にもたらされる。これによって、2重に構成された弁部材を有する安価な解決策が得られる。この解決策は、弁部材が良好にガイドされている時の閉鎖状態におけるシール面が弁座128上に良好にシールされて載設され、ひいては製造時に採算の合うコストで良好な閉鎖特性が得られるという利点を有している。弁部材130の開放行程は、その端面側が閉鎖部に当接することによって規定され、この閉鎖部を介して調節可能である。
前記形式で構成された弁部材30,130を備えた座付き弁の代わりに、高圧によって負荷される最小のデッドスペースを維持する場合においても、圧力を補償するピストンスライダが使用される。このピストンスライダは、ガイドピストン53の代わりに及び弁座と協働するシール面の代わりに、燃料通路22内でシールされながら滑動するピストンを有しており、このピストンは、環状溝54若しくはポンプシリンダへ通じる流入孔及び流出孔の接続部を制御する。
付加的な構成においては、スリーブ3内に設けられたばね室9はローラタペット4によって完全に閉鎖されていて、絞り通路68だけを介して放圧可能である。しかしながらこの絞り孔は、ポンププランジャの加圧行程中に、スリーブ3内に侵入するロータタペット4の部分によって閉鎖されているので、ポンププランジャ圧送行程の最後に、燃料噴射ポンプのカム伝動装置によって、この時点で閉鎖されているばね室9内に戻し力を伴なう圧力が形成される。この圧力は、戻しばねの戻し作業を補助する。これによって、圧送行程の最後に、特にローラタペット若しくはロッカレバーが駆動されるカムからもちあがる傾向は避けられる。何故ならばこの範囲には、より高い戻し力が作用するからである。しかしながらこれによって、ローラとカムとの間に最大の押圧力は、駆動カムのカム隆起曲線の形状がより平らになっていることによって、行程の最後において高くならない。絞りの寸法及び、この絞りが閉鎖される行程の寸法によって、カム伝動装置の駆動特性を改善するための戻し力の最適性が得られる。
Claims (22)
- 内燃機関のための燃料噴射装置であって、シリンダ孔(11)内でポンプ作業室(12)を制限していて往復運動せしめられるポンププランジャ(8)と、ポンプ作業室(13)を噴射弁に接続するデリバリライン(15)とが設けられており、該噴射弁の弁部材が、ポンプ作業室(13)からデリバリライン(15)を介して圧送される燃料の噴射圧を受けて閉鎖力(18)に抗して開放され、ポンプ作業室(13)から電気制御される弁(31)を介して、噴射圧よりも低い圧力下にある燃料貯蔵室に通じる燃料通路(22,26,32,33)が設けられている形式のものにおいて、
燃料通路(22)の部分範囲が、外周部の一部で、ポンプ作業室(13)を受容するシリンダ孔(11)の部分範囲に接続されており、この燃料通路(22)に接続されているシリンダ孔(11)の部分範囲が、該部分範囲とポンププランジャ(8)の外周面との間に形成された中間室(62)を介してポンプ作業室(13)に常に接続されていて、ポンプシリンダと接続される、燃料通路(22)の部分内への入口が、電気制御される弁(31)の弁部材(30)によって制御されるようになっており、弁閉鎖部材として、シール面(29)を備えた座付き弁が設けられていて、該シール面(29)は、燃料通路(22)の出口において、拡張されたスペース(26)内に配置された弁座(28)と協働するようになっており、弁閉鎖部材(30)のガイド部(52,53)が、シリンダ孔(11)との接続部内まで燃料通路(22)内に突入していて、燃料通路を部分的に閉鎖していることを特徴とする、内燃機関のための燃料噴射装置。 - 燃料通路の部分範囲と中間室とが交差している、請求項1記載の燃料噴射装置。
- 燃料通路の部分範囲と中間室との間の接続部が、浸食による材料取り除きによって形成されている、請求項1記載の燃料噴射装置。
- ポンプシリンダに接続された、燃料通路(22)の部分が、ピストンスライダとして構成された、電気制御される弁(31)の弁部材のためのガイド孔として構成されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の燃料噴射装置。
- 中間室が切欠によって形成されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の燃料噴射装置。
- 中間室が環状の切欠(62)によって形成されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の燃料噴射装置。
- シリンダ孔(11)及び燃料通路(22)を受容するポンプケーシング(1)に、噴射弁のケーシング(16)が直接接続されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の燃料噴射装置。
- 前記ガイド部分がピストン(52)を有しており、該ピストン(52)が、弁部材のガイド部(52)に設けられた、シリンダ孔(11)に常に接続された環状溝を制限しており、該環状溝が、他方ではシール面(29)を支持する、弁部材の部分によって制限されている、請求項1記載の燃料噴射装置。
- 環状溝(54)が、通路を有するガイドピストン(53)によって、弁閉鎖部材のシール面の側に向かって制限されていて、ガイドピストン(53)とシール面(29)との間で、弁閉鎖部材(30)に環状室(56)が設けられている、請求項8記載の燃料噴射装置。
- 弁部材が、弁閉鎖部材の開放方向に働くばね(49)によって、弁部材の操作部材として設けられた可動子(47,41)に向かって押しつけられ、該可動子(47,41)が、弁部材に向かう方向に働く戻しばね(44)によって付勢され、電磁石が励磁されると弁部材を閉鎖位置にもたらすようになっている、請求項8又は9記載の燃料噴射装置。
- 可動子(41,47)及び弁部材(30)に作用するばね(49,44)によってもたらされた力が、弁部材の開放方向に働き、この力に抗して弁閉鎖部材が、電磁石の磁石力の作用下で閉鎖方向に付勢される、請求項10記載の燃料噴射装置。
- 弁部材(130)が、弁部材の開放方向に働くばね(149)によってストッパ(69)に向かって可動であって、電気制御される弁(31)の弁部材(30)の操作装置として設けられた電磁石(134)の可動子(141)に接続されていて、該可動子によって、弁部材が、ばねのばね力に抗して、電磁石の励磁された状態で閉鎖位置にもたらされるようになっている、請求項5から9までのいずれか1項記載の燃料噴射装置。
- 弁部材(30,130)のシール面(29)が、ガイド部に対して直径が大きくて、拡張されたスペース(26,126)内に突入する、弁部材の円筒形の部分の一方の端面側に配置されており、該円筒形の部分は、シール面とは反対側の端部がガイド孔(59,159)内に侵入していて、この円筒形の部分によってガイド孔内で閉鎖されたスペース(38,138)を、前記拡張されたスペース(26,126)から仕切っている、請求項8の燃料噴射装置。
- 前記閉鎖されたスペースが圧力補償を行なう補償室(38,138)として構成されている、請求項13記載の燃料噴射装置。
- 電気制御される弁の電磁石が、ポンプケーシングに設けられた受容開口(48)内に外部から挿入され、この電磁石の、磁石コイル(36)を支持する磁石コア(35)が、拡張されたスペース(26)を制限しており、該スペース(26)と磁石コア(35)との間にワッシャ(60)が緊張されていて、該ワッシャ(60)が中央でガイド孔(59)を有しており、弁部材のための行程ストッパとして電磁石の底部が使用され、弁部材に、磁石コア(35)によってガイドされた可動子タペット(47)が作用し、該可動子タペット(47)が他方側で可動子ディスク(41)に移行している(図1参照)、請求項13記載の燃料噴射装置。
- 電磁石(34)とは反対側の、弁部材(30)の端面側が、第1の補償室(25)を制限しており、該第1の補償室(25)が、拡張されたスペース(26)とは反対側のワッシャ(60)の側で電磁石を取り囲む第2の補償室(38)に接続されている(図1参照)、請求項15記載の燃料噴射装置。
- 弁部材(130)の一方側が、燃料通路から第1の補償室(125)内に突入していて、ここで電磁石(134)の可動子(141)に接続されており、ガイド孔(159)が、拡張されたスペース(126)に隣接するワッシャ(160)内に配置されていて、該ワッシャ(160)が、燃料噴射装置のケーシング内に配置された弁閉鎖部材(69)によって緊締されており、該弁閉鎖部材(69)が弁部材(130)のための行程ストッパとして働き、弁部材によってガイド孔(160)内で閉鎖されたスペースが第2の補償室(138)であって、この第2の補償室(138)が第1の補償室(125)に液圧式に接続されている、請求項14記載の燃料噴射装置。
- 燃料通路(22)の部分範囲が、シリンダ孔(11)の軸線に対して直交して延びている、請求項1から17までのいずれか1項記載の燃料噴射装置。
- 燃料通路(22)の軸線と弁部材(30)の軸線とが、シリンダ孔(11)の軸線に対して半径方向平面に位置していて、電気的な接続部(46)を有する、電気制御される弁(31)の駆動部の部分が、カップ形の挿入部材(42)の内部内に突入するように、カップ形の挿入部材(42)内で支承されており、このカップ形の挿入部材(42)が外側フランジ(57)を有していて、該外側フランジ(57)を介して、挿入部材(42)は、内燃機関のケーシングに形成された開口部の縁部に、特にこのケーシングの開口部を気密に閉鎖しつつ固定されるようになっている、請求項12記載の燃料噴射装置。
- 内燃機関のための燃料噴射装置であって、シリンダ孔(11)内でポンプ作業室(12)を制限していて往復運動せしめられるポンププランジャ(12)と、ポンプ作業室(13)を噴射弁に接続するデリバリライン(15)とが設けられており、該噴射弁の弁部材が、ポンプ作業室(13)からデリバリライン(15)を介して圧送される燃料の噴射圧を受けて閉鎖力(18)に抗して開放され、ポンプ作業室(13)から電気制御される弁(31)を介して、噴射圧よりも低い圧力下にある燃料貯蔵室に通じる燃料通路(22,26,32,33)が設けられており、ポンププランジャ(8)が、ローラタペット(4)を介して駆動され、該ローラタペット(4)が、タペット孔(2)内で滑動ガイドされていて、タペット孔(2)の底部と一緒に圧縮コイルばね(6)を取り囲んでおり、該圧縮コイルばね(6)によってポンププランジャ(8)が、その吸込み行程を行なうために駆動されるようになっている、請求項1から19までのいずれか1項記載の燃料噴射装置。
- タペット(3)によってタペット孔(2)内に形成されたばね室(9)が、絞り孔(68)を介して外部空気に接続されている、請求項20記載の燃料噴射装置。
- 絞り開口が、スリーブの壁部内に配置されていて、ローラタペット(4)の所定の行程からこのローラタペット(4)によって閉鎖されるようになっている、請求項21記載の燃料噴射装置。
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