JP3525177B2 - X線を用いた材料の加工方法 - Google Patents
X線を用いた材料の加工方法Info
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Description
じた深さで加工可能な材料にX線マスクを介してX線を
照射することにより、材料の各部を可変深さで加工する
X線を用いた材料の加工方法に関するものである。
クトロニクスと機械部品の融合が進むにつれてエレクト
ロニクス部品のみならず、機械部品にも微小で高精度な
加工が求められている。従来、係る高精度の加工に適し
た方法として、LIGAと呼ばれる手法が知られてい
る。LIGA(Lithographie Galvanoformung Abformun
g)は、ドイツで提案された方法で、その名称は、ドイツ
語のリソグラフィ、電気メッキと成形の頭文字に由来す
る。
示すように、金属等からなる基板1上にPMMA(ポリ
メチルメタクリレート)等からなるレジスト材2を形成
しておき、X線透過層3a上に所望形状のX線吸収層3
bを形成したX線マスク3を介して不図示のシンクロト
ロン光源等からレジスト材2にX線を照射する。
て示すように、X線透過層3aの裏面側にX線吸収層3
bの形成された領域ではX線が吸収されて透過しない
が、X線吸収層3bの形成されていない領域ではX線が
透過する結果、レジスト材2におけるX線の照射を受け
た露光領域では分子鎖が切断され、分子量が小さくな
る。
の現像液で現像すると、露光領域でレジスト材2が除去
されて凹部2aが形成される。この凹部2aの深さ、つ
まり、加工深さは、X線の積算照射量によって定まる。
具体的には、PMMAからなるレジスト材2の場合、図
7中(b)に示すように、必要な加工深さが比較的小さ
い段階では、加工深さは積算照射量に略比例するが、必
要な加工深さが増加するに伴って、積算照射量に応じた
加工深さの増加率は小さくなる。
3を用いてレジスト材2の厚さ方向全体を除去するに十
分な量のX線を照射した場合、同図中(b)に示すよう
に、X線吸収層3bの形成された領域ではレジスト材2
に対するX線の積算照射量は略0%となる一方、X線吸
収層3bの形成されていない領域では積算照射量は略1
00%となる。
線吸収層3bの形成された領域ではレジスト材2が略全
量残存する一方、X線吸収層3bの形成されていない領
域ではレジスト材2が略全量除去される。なお、X線の
積算照射量は、レジスト材2を厚さ方向に全量除去する
のに必要な照射量を100%として算出した値である。
した後、図示しないが、電気メッキ法により、残存した
レジスト材2の隙間にNi等の金属を充填した後、レジ
スト材2を除去することにより、所定の凹凸形状を有す
る金属製構造体を得ることができる。
チック又はセラミック製のマイクロ部品を作製したり、
上記金属製構造体自体をマイクロ部品として使用するこ
とができる。上記のLIGAによれば、図6中(c)に
おける残存レジスト材2のアスペクト比(高さ寸法/幅
寸法)、従って、最終製品のアスペクト比を数10乃至
100以上程度の大きさとすることもできる。
は、図6中(c)の残存レジスト材2、従って、最終製
品の高さ方向(加工の深さ方向)に一様な加工しかでき
ない制約がある。すなわち、残存レジスト材2の水平断
面積(基板1の表面と平行な断面積)はレジスト材2の
高さ位置にかかわらず一定であるが、これは、同図中
(b)におけるX線積算照射量分布がX線吸収層3bの
存在する位置では略0%、存在しない位置では略100
%となり、その中間が存在しないためである。
円形のX線吸収層3bを有するX線マスク3をレジスト
材2に対して相対的に移動させながら、このX線マスク
3を介してレジスト材2にX線を照射するようにすれ
ば、同図中(c)に示すように、例えば、現像後のレジ
スト材2の形状を円錐台状とすることができる。
ク3の1つのコーナ点3cの相対移動経路を矢印Cで示
したように、X線マスク3全体を水平面内でX線吸収層
3bの半径より小さい半径の円を描くように一定角速度
で連続的に移動させることにより、同図中(b)のよう
に、X線吸収層3bで常時X線が遮断される領域と常時
X線が照射される領域との間にX線積算照射量が連続的
に変化する領域を設けたためである。
を移動させながら露光する加工法では、円錐台等の単純
な3次元形状の加工は比較的容易に行えるが、左右非対
称の3次元形状や任意の曲面形状等を含む3次元形状の
加工等は困難であるという制約があった。
決するため、左右非対称や任意の曲面形状等を含む3次
元形状の加工を容易に行えるX線を用いた材料の加工方
法を提供することを目的とする。そのため、本発明の請
求項1のX線を用いた材料の加工方法は、X線の照射量
に応じた深さで加工可能な材料とX線マスクとを相対的
に移動させながら上記X線マスクを介して上記材料にX
線を照射することにより、材料の各部を可変深さで加工
する方法において、X線マスクの相対的に移動する方向
の長さが、加工後の材料の所定方向の断面形状の厚さに
対応した形状のX線吸収層を有するX線マスクを上記材
料の表面との間に所定の間隔を隔てて配置し、このX線
マスクを上記材料の所定方向の断面と直交する方向へ相
対移動させながら上記X線マスクを介して上記材料にX
線を照射することにより、上記材料を加工することを特
徴とするものである。
は、請求項1の方法において、X線マスクの相対的に移
動する方向の長さが、加工後の材料の複数方向の断面形
状の厚さに各々対応した形状のX線吸収層を有する一又
は複数のX線マスクを用い、材料の個々の断面と直交す
る方向へ各々対応するX線マスクを相対移動させながら
上記X線マスクを介して材料にX線を照射するようにし
たことを特徴とするものである。
は、上記材料の複数方向の断面形状が互いに等しい場
合、複数方向に対して同一のX線マスクを使用すること
ができる一方、複数方向の断面形状が互いに異なる場
合、各方向で互いにX線吸収層の形状の異なるX線マス
クを使用できる趣旨である。
は、請求項1又は2の方法において、上記材料を前もっ
て加工した後、この加工済みの材料の所望位置とX線マ
スクの所望位置とが対向するように位置決めした上で上
記X線マスクと上記材料とを相対移動させながら上記X
線マスクを介して上記材料にX線を照射することによ
り、上記材料を加工することを特徴とするものである。
に基づいて説明する。図1中(a)において、X線を用
いた加工装置は、所定位置に固定的に配置されたX線マ
スク3と、金属等からなる基板1を伴ったPMMA等の
レジスト材2(材料)を載置するテーブル4と、X線マ
スク3に対してテーブル4を、例えば、Y軸方向へ一定
速度で往復移動させる図示しない駆動部とを備え、これ
らの各要素は、真空あるいはHe等のガス(1気圧程
度)が充填された図示しない露光チャンバ内に配置され
ている。
置等からなる図示しないX線照射部を上記露光チャンバ
外に有し、このX線照射部から露光チャンバ内にX線が
入射されて、X線マスク3を介してレジスト材2に照射
されるようになっている。図中、X0、Y0及びZ0は
各々レジスト材2のX軸、Y軸及びZ軸方向のサイズを
示し、図2中(a)から明らかなように、ここでは、X
線マスク3のX軸及びY軸方向のサイズはレジスト材2
のX軸及びY軸方向のサイズX0、Y0と各々等しく設
定されている。
が配置された範囲のみに照射され、テーブル4の移動に
伴ってレジスト材2がX線マスク3と重なり合う範囲か
らはみ出た場合は、X線マスク3と重ならない範囲のレ
ジスト材2上にはX線が照射されないようになってい
る。
すような形状に加工したい場合、同図中(a)に示すよ
うに、X線マスク3に上記加工後のレジスト材2の断面
形状と略等しい形状のX線吸収層3b(便宜上ハッチン
グを付して示す)を形成しておく。
テーブル4をY軸方向へ一定速度で往復移動(矢印M参
照)させながらX線マスク3を介してレジスト材2にX
線を露光する。
Y軸方向の前端位置2aがX線マスク3のY軸方向の後
端位置3dより手前側に位置するI位置と、レジスト材
2のY軸方向の後端位置2bがX線マスク3のY軸方向
の前端位置3cを通過するII位置との間で移動させるよ
うにする。すなわち、テーブル4の一回の往動(図3の
右方向移動)又は復動(図3の左方向移動)中に、レジ
スト材2の全領域がX線マスク3の下方を通過するよう
に移動範囲を設定する。
定速度で移動させながらレジスト材2にX線を照射した
場合、レジスト材2のX軸方向の各部におけるX線積算
照射量は図1中(b)の曲線f’で示すような分布とな
る。
スク3におけるX線吸収層3bの輪郭(後端3dに接触
しない部分の輪郭)がなす曲線形状が所定の関数fで表
されるとすれば、図1中(b)の曲線f’は上記関数f
の極性(+)を(−)に反転させて、更に反転後の関数
を(−)側から(+)側に平行移動させた状態の曲線と
なる。
て、X座標がX1、X2及びX3の各点における関数f
の値(Y座標)を各々Y1、Y2及びY3とする。レジ
スト材2上のX座標がX1の位置について考慮すれば、
X線マスク3全体のY軸方向の長さがY0であるのに対
してX線吸収層3bの長さはY1であり、かつ、テーブ
ル4の移動速度は一定であるから、X線の照射期間中に
X線が遮蔽される確率はY1/Y0、逆にX座標がX1
の位置にX線が照射される確率(X座標がX1の位置へ
の実際のX線照射時間/全照射時間)は(Y0−Y1)
/Y0=α1となる。
置にX線が照射される確率は(Y0−Y2)/Y0=α
2となる。また、X座標がX3の位置ではY3=Y0で
あり、X線は常に遮蔽されるため、X線の照射される確
率は0となる。
X軸方向の変化を示す曲線f’は、関数fを上下反転さ
せたものとなる。なお、レジスト材2上のX座標が等し
い場合、Y座標、つまり、レジスト材2のY軸方向位置
に関わらず、X線積算照射量は一定となる。これは、図
3において、テーブル4の一回の往動又は復動中に、レ
ジスト材2のY軸方向の全域がX線マスク3のY軸方向
の全域の下方を通過するためである。
ら露光をした後、2−(2−ブトキシエトキシ)エタノ
ール、モルホリン及び2−アミノエタノールの混合水溶
液などの適宜の現像液を用いて現像すると、レジスト材
2が図1中(c)のような形状に加工される。すなわ
ち、レジスト材2のXZ平面における断面形状はY座標
に関わらず一定で図2中(b)のようになり、同図中
(a)のX線マスク3のXY平面内でのX線吸収層3b
の形状がレジスト材2のXZ平面に写像される。
とレジスト材2のZ軸方向のサイズZ0とが異なる場
合、レジスト材2のXZ平面における断面形状はX線吸
収層3bの形状を縦方向にZ0/Y0倍に拡大又は縮小
した状態(X軸方向は等倍)となる。
レジスト材2のZ軸方向サイズZ0(厚さ)とX線マス
ク3のY軸方向サイズY0とに基づいて、加工後のレジ
スト材2の断面形状を縦方向にY0/Z0倍に拡大又は
縮小した形状(X軸方向は等倍)をX線吸収層3bの形
状とする必要がある。
後のレジスト材2の断面形状を縦方向に拡大又は縮小し
た形状(X軸方向は等倍)がX線吸収層3bの形状とな
る場合をも含めて、加工後のレジスト材2の断面形状と
X線吸収層3bの形状とが略等しいと表現している。
2としてPMMAを使用した場合、加工深さが数100
μm程度以下の範囲ではX線積算照射量と加工深さが略
比例するので、最大の加工深さ、つまり、レジスト材2
の厚さZ0が数100μm程度以下の場合、上記のよう
にX線マスク3のX線吸収層3bの形状を加工後のレジ
スト材2の断面形状と略等しくするのみでよい。
数100μm程度を超える場合、図7中(b)から明ら
かなように、X線積算照射量と加工深さが比例しなくな
るので、加工深さに応じて、X線吸収層3bの形状を加
工後のレジスト材2の断面形状と相違させる必要があ
る。具体的には、図2中(a)において、加工深さの大
きい領域、つまり、Y座標の小さい領域で、曲線fを下
方へずらした形状とすればよい。
スク3におけるX線吸収層3bの形状を加工後のレジス
ト材2の断面形状に略転写できるので、レジスト材2の
断面形状を左右非対称な形状や任意の曲線形状とするこ
とも容易に行えるようになる。
る。上記の実施の形態では、レジスト材2の一方向のみ
にX線マスク3を一定速度で移動させながら露光し、現
像するものとしたが、レジスト材2を複数方向に移動さ
せながら一又は複数のX線マスク3を用いて露光するこ
とにより、レジスト材2に一層複雑な立体形状の加工を
行うこともできる。
X線吸収層3bを有するX線マスク3を上記と同様にレ
ジスト材2の一方向へ相対移動させながら露光し、現像
すると、X線吸収層3bの形状がレジスト材2に転写さ
れる結果、レジスト材2は同図中(b)に示すような形
状に加工される。
0゜回転させ、上記と同一のX線マスク3を回転後のレ
ジスト材2に対し上記と同一方向へ相対移動させながら
再度露光し、現像すると、レジスト材2は同図中(c)
に示すような形状に加工される。
た各々大略四角錐状のレジスト材2の内の右端奥のレジ
スト材2を、その頂点2cを含むX軸と平行な垂直面及
び上記頂点2cを含むY軸と平行な垂直面で切断した各
断面における断面形状は、いずれもX線吸収層3bの形
状と略等しくなる。
マスク3をレジスト材2に対して互いに直交する2方向
に相対移動させながら露光し、現像するようにしたが、
これ以外にX線吸収層3bの形状の異なる2枚のX線マ
スク3を用いて互いに直交する2方向に露光するように
してもよく、その場合、加工後のレジスト材2の2方向
の断面形状は互いに異なることになる。
(a)のように、前もってレジスト材2に所定の加工
(ここでは、レジスト材2の厚み方向へ貫通する複数の
孔2dを縦及び横方向に所定の間隔Wで形成する加工)
を施した後、同図(b)に示すような形状のX線吸収層
3bを有するX線マスク3をレジスト材2に対して位置
決めする。
ーンの間隔Wは、レジスト材2における孔2dの間隔W
と等しくされており、かつ、隣接する孔2dの中心の連
結線L1とX線吸収層3bの繰り返しパターンの中心線
L1とが対向するように、X線マスク3とレジスト材2
とを位置決めする。そして、上記連結線L1と中心線L
2とを合致させたまま、レジスト材2に対しX線マスク
3を中心線L2方向へ移動させながらX線マスク3を介
して露光すると、レジスト材2は図5中(c)に示す形
状となる。
0゜回転させた上で、再度、X線吸収層3bの繰り返し
パターンの中心線L2と隣接する孔2dの中心の連結線
(但し、図5中(a)の連結線L1とは直交する方向の
連結線)とを合致させ、X線マスク3を中心線L2方向
へ移動させながらX線マスク3を介して露光して加工す
ると、図5中(d)に示すような形状となる。すなわ
ち、上方に向けて次第に細くなる突起の先端面2eに孔
2dが開口したノズル形状が形成される。
形態による加工技術によって加工された材料は、情報通
信分野やエレクトロニクスの分野においては、プリンタ
ー用ノズルや半導体検査用プローブ探針など、光学分野
においては、フレネルレンズ、マイクロレンズアレー、
回折格子、分光格子、フィルター、反射防止板など、医
療・生体測定分野においては、生体電極針、生体液採取
針、薬液注射針などの広い用途に利用できる。
加工方法は、X線マスクの相対的に移動する方向の長さ
が、加工後の材料の所定方向の断面形状の厚さに対応し
た形状のX線吸収層を有するX線マスクを材料の表面と
の間に所定の間隔を隔てて配置し、このX線マスクを上
記材料の所定方向の断面と直交する方向へ相対移動させ
ながら上記X線マスクを介して上記材料にX線を照射す
ることにより上記材料を加工するようにしたものである
が、上記X線マスクを上記断面と直交する方向へ移動さ
せながら材料にX線を照射するに際して、X線マスクの
上記移動方向におけるX線吸収量の占める割合が大きい
領域程、材料に対するX線の照射量が小さくなり、その
結果、材料の加工深さが小さくなる。
面形状は、上記X線マスクにおけるX線吸収層の形状と
略相似形となる。このように、本発明では、加工後の材
料の断面形状に合わせて、X線マスクにおけるX線吸収
層の形状を定めるのみで所望の断面形状に加工できるの
で、左右非対称の断面形状や任意の曲線状の断面形状を
含む3次元形状等も容易に加工できるようになる。
は、請求項1の加工方法を材料の複数方向に対して行う
ようにしたものである。請求項1のようにX線マスクを
一方向に移動させながらX線を照射して加工したのみで
は、上記X線マスクの移動方向において、加工後の材料
の断面形状は一定となるが、このような加工を材料の複
数方向に対して行うことにより、一層複雑な3次元構造
を作成することができるようになる。
は、請求項1又は2の方法において、上記材料を前もっ
て加工した後、この加工済みの材料の所望位置とX線マ
スクの所望位置とが対向するように位置決めした上で上
記X線マスクと上記材料とを相対移動させながら上記X
線マスクを介して上記材料にX線を照射することによ
り、上記材料を加工するものであるから、材料に一層複
雑な立体形状を加工することができるようになる。
装置とX線積算照射量と加工後のレジスト材の形状との
関係を示す説明図。
後のレジスト材の断面形状との関係を示す説明図。
を相対移動させる様子を示す説明図。
順次2方向に移動させながら露光して加工する様子を示
す説明図。
クを順次2方向に移動させながら露光して加工する様子
を示す説明図。
と加工後のレジスト材の形状との関係を示す説明図。
との関係を示す説明図。
射量と加工後のレジスト材の形状との関係を示す説明
図。
Claims (3)
- 【請求項1】 X線の照射量に応じた深さで加工可能な
材料とX線マスクとを相対的に移動させながら上記X線
マスクを介して上記材料にX線を照射することにより、
材料の各部を可変深さで加工する方法において、 X線マスクの相対的に移動する方向の長さが、加工後の
材料の所定方向の断面形状の厚さに対応した形状のX線
吸収層を有するX線マスクを上記材料の表面との間に所
定の間隔を隔てて配置し、このX線マスクを上記材料の
所定方向の断面と直交する方向へ相対移動させながら上
記X線マスクを介して上記材料にX線を照射することに
より、上記材料を加工することを特徴とするX線を用い
た材料の加工方法。 - 【請求項2】 X線マスクの相対的に移動する方向の長
さが、加工後の材料の複数方向の断面形状の厚さに各々
対応した形状のX線吸収層を有する一又は複数のX線マ
スクを用い、材料の個々の断面と直交する方向へ各々対
応するX線マスクを相対移動させながら上記X線マスク
を介して材料にX線を照射するようにしたことを特徴と
する請求項1記載のX線を用いた材料の加工方法。 - 【請求項3】 上記材料を前もって加工した後、この加
工済みの材料の所望位置とX線マスクの所望位置とが対
向するように位置決めした上で上記X線マスクと上記材
料とを相対移動させながら上記X線マスクを介して上記
材料にX線を照射することにより、上記材料を加工する
ことを特徴とする請求項1又は2記載のX線を用いた材
料の加工方法。
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