JP4503212B2 - 露光システム、及び該露光システムを応用した液晶パネルのカラーフィルタ形成方法。 - Google Patents
露光システム、及び該露光システムを応用した液晶パネルのカラーフィルタ形成方法。 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は露光システムに関し、特に液晶表示パネルのカラーフィルタを形成するための露光システムと、その形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
薄膜トランジスタフラットパネル表示装置の内、特に薄膜トランジスタ液晶表示装置(以下TFT−LCDと称する)は、矩形状に配列した薄膜トランジスタに、適宜なコンデンサ、コネクタパッドなどの電子素子を併合させて液晶が祖を駆動するものであって、色彩が鮮やかで豊富なパターンを表示することができる。TFT−LCDは外観が薄く、消費電力が少なく、輻射汚染がないなどの特性を具えるため、例えばノートブックタイプのコンピュータ、もしくはパーソナル・デジィタル・アシスト(PDA)などのモバイルタイプの情報産業製品に応用される以外に。デスクトップタイプのコンピュータについても、従来のCRTモニターに取って代わろうとする趨勢にある。
【0003】
従来のTFT−LCDは、下部基板と、該下部基板上にアレイを配列して形成する薄膜トランジスタと、画素電極と、互いに交差する走査線と、データ信号線と、該下部基板上に設けられ、カラーフィルタを具える上部基板と、該上部基板と下部基板の間に充填される液晶材料とによってなる。該上部基板と下部基板と、いずれも透明ガラスによってなる。また、TFT−LCDに使用される素子の内、カラーフィルタのコストは全体の約三分の一を占める。一般にカラーフィルタは、下部基盤にネガタイプのフォトレジスト材料を塗布し、露光、現像の工程を経て作成される。
【0004】
但し、現在使用されているフォトマスクはサイズが大きすぎるため、フォトマスクの作成にかなりのコストを掛けなければならない。しかも、TFT−LCDの市場競争がますます熾烈になっており、どのメーカーも製造コストを低減して、低価格でユーザーを獲得することを課題として、全力を挙げて研究を重ねている。ここにおいて、フォトマスクのサイズを縮小することは、コスト低減の一つの方法となっている。
【0005】
図1、2に従来の方法による液晶パネルの露光システムを開示する。図1は従来の液晶パネルのカラーフィルタを形成する露光システムであって、図2は従来の方法によって作成される液晶パネルの溝膜トランジスタ基板露光システムである。図1に開示するように、露光システム10は固定的な光源12と、光源12の下方に設けられるフォトマスク14と、フォトマスク14の下方に設けられる基板16とを含んでなり、フォトマスク14と基板16とは、サイズがほぼ同等である。基板16はガラス基板であって、その上面にブラックマトリックス(図示せず)を形成して、液晶表示装置のコントラストを高め、薄膜トランジスタ素子の遺漏電流の発生を防ぎ、液晶表示装置の斜めの遺漏光線を防ぐ。また、基板16上にはネガタイプのフォトレジスト層を塗布してブラックマトリクスを被覆する。該ネガタイプのフォトレジストによってカラーフィルタの赤/緑/青色層(以下R/G/B色層と称する)を形成する。
【0006】
次いで、フォトマスク14上の所定のパターンを基板16に移転させるための露光の工程を行う。次に、現像の工程を行い、光源に照射されていないフォトレジスト層を除去し、さらに該露光と現像の工程を複数回繰り返してカラーフィルタ上のR/G/B色層を基板16上に形成する。
【0007】
上述の工程において、光源14と基板16は固定されて動かない。このため光源12がフォトマスク14全体を長時間に、かつ全面的に照射してフォトマスク14上の所定パターンが完全に基板16上の長タイプのフォトレジスト層に移転される。この露光の工程近接式(proximity)露光技術であって、フォトマスク14と基板16との間の距離gは約100〜200μmである。
【0008】
図2に開示する露光システム20は、固定的な光源22と、光源22の下方に設けられるフォトマスク24と、フォトマスク24の下方に設けられる基板26とを含んでなり、フォトマスク24のサイズは基板の約四分の一である。また、フォトマスク24と基板26との間にはオプティカルシステム28を設けて、フォトマスク24を通過する光線を基板26上に照射させる。前述と同様に基板26はガラス基板であって、その表面には実際の必要に応じてネガタイプのフォトレジスタ層か、もしくはポジタイプのフォトレジスト層を塗布する、基板26は4つの液晶パネルのガラス基板を含む。
【0009】
その工程は、先ず露光の工程を行う。即ち、フォトマスク24を基板26上の一露光領域である26a上に位置させて、一定の速度で同時にフォトマスク24と基板26を移動させて、フォトマスク24上の所定のパターンを基板26上の露光領域26に移転させる。露光領域26aに対する露光が完了した後、基板26とフォトマスク24を移動して露光領域26bに合わせて、同様の露光の工程を繰り返し、さらに光源22によって照射されていないフォトレジスト層を除去する。
【0010】
TFT−LCDの製造工程において、移転される所定のパターンの解像度に対する要求は、半導体の製造工程に比して高くはない。よって、上述の二種類の技術はカラーフィルタの作成に広く応用されている。
【0011】
但し、基板16と基板26のサイズは約620mm×750mmであって、必要とされるフォトマスクの費用は相対的に高いものとなる。よって、フォトマスクのサイズを効率よく縮小することができれば、TFT−LCDの製造コストを大幅に低減することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、フォトマスクのサイズを効率よく縮小して製造コストを低減することのできる露光システムを提供することを課題とする。
【0013】
また、本発明は、さらに前記フォトマスクのサイズを縮小した露光システムを利用して行う液晶パネルのカラーフィルタ形成方法であって、製造コストを低減し、製品の市場における競争力を高めることのできる液晶パネルのカラーフィルタ形成方法を提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者は従来の技術に見られる欠点に鑑み鋭意研究を重ね、光源と、液晶パネルとなる複数の露光領域を有する基板と、所定のパターンを具えるフォトマスクと、該基板を載置して移動させるベース・ステージとによって露光システムを構成して前記課題を解決することに着目し、かかる見地に基づいて本発明の完成に至った。
【0015】
即ち、該光源とフォトマスクとの間にビームフォーミング・オプティカルシステムを設けて該フォトマスク上に円弧線を描く被照射領域(もしくは矩形の被照射領域)を形成するとともに、該フォトマスクには複数のスリットを配列し、該基板を載置したベース・ステージを移動させて該基板をフォトマスクに対応するように移動し、該基板上の異なる位置の露光領域に当たるそれぞれの液晶パネルにフォトマスクの所定のパターンを移転する。
【0016】
本発明による露光システムは、一基板に露光を行い、複数の液晶パネルのカラーフィルタを形成するステップ式の露光システムであって、特定の波長の光線を生成するための光源と、該光源の下方に設けられ、所定のパターンを有するフォトマスクと、該フォトマスクの所定のパターンを該基板上の異なる露光領域に移転させるために、該基板を載置して移動させるベース・ステージとを含んでなり、該フォトマスクの所定のパターンを該基板の複数の液晶パネルの一つに移転するときに、該ベース・ステージが該基板を該フォトマスクに対応するように移動させ、該基板上の異なる位置の露光領域に当たるそれぞれの液晶パネルに該フォトマスクのパターンを移転する。
【0017】
前記露光システムのフォトマスクに形成される所定のパターンが、複数の規則的に配列されたスリットを具える。
【0018】
前記露光システムの光源が該フォトマスク上に円弧線を描く弓形の被照射領域を形成し、該被照射領域は、該基板の移動方向に直交する線上の左右両端の距離が、該フォトマスクの長さとほぼ同等である。
【0019】
前記露光システムの光源が該フォトマスク上に円弧線を描く弓形の被照射領域を形成し、該被照射領域は、該基板の移動方向に平行する線上の前後両端の距離が、該フォトマスクの幅とほぼ同等である。
【0020】
前記露光システムの光源が該フォトマスク上に矩形の被照射領域を形成し、該被照射領域は、該基板の移動方向に直交する線上の左右両端の距離が、該フォトマスクの長さとほぼ同等である。
【0021】
前記露光システムの光源が該フォトマスク上に矩形の被照射領域を形成し、該被照射領域は、該基板の移動方向に平行する線上の前後両端の距離が、該フォトマスクの幅とほぼ同等である。
【0022】
前記露光システムの基板が、さらにネガタイプのフォトレジスタ層を含む。
【0023】
前記露光システムのフォトレスト層が赤色フォトレジストと、緑色ファとレジストと、青色フォトレジストである。
【0024】
また、本発明による液晶パネルのカラーフィルタを形成する方法は、ステップ式の露光システムを利用して複数の液晶パネルのカラーフィルタを形成する方法であって、特定の波長の光線を照射する光源を設け、所定のパターンを有するフォトマスクを該光源の下方に設け、少なくとも1以上の露光領域を具え、かつ該露光領域が複数の液晶パネルの一つとなる基板を設け、該基板を移動させるベース・ステージを設け、露光を行い、該露光領域を露光する工程を含んでなり、該露光領域を露光するときに、該ベース・ステージが該フォトマスクに対応して該基板を移動させて、該フォトマスクに形成した所定のパターンを該基板の異なる位置の露光領域にそれぞれ移転する。
【0025】
前記液晶パネルのカラーフィルタ形成方法において、フォトマスクに形成される所定のパターンは複数の規則的に配列されたスリットを具える。
【0026】
前記液晶パネルのカラーフィルタ形成方法において、光源が該フォトマスク上に円弧線を描く弓形の被照射領域を形成し、該被照射領域は、該基板の移動方向に直交する線上の左右両端の距離が、該フォトマスクの長さとほぼ同等である。
【0027】
前記液晶パネルのカラーフィルタ形成方法において、光源が該フォトマスク上に円弧線を描く弓形の被照射領域を形成し、該被照射領域は、該基板の移動方向に平行する線上の前後両端の距離が、該フォトマスクの幅とほぼ同等である。
【0028】
前記液晶パネルのカラーフィルタ形成方法において、光源が該フォトマスク上に矩形の被照射領域を形成し、該被照射領域は、該基板の移動方向に直交する線上の左右両端の距離が、該フォトマスクの長さとほぼ同等である。
【0029】
前記液晶パネルのカラーフィルタ形成方法において、光源が該フォトマスク上に矩形の被照射領域を形成し、該被照射領域は、該基板の移動方向に平行する線上の前後両端の距離が、該フォトマスクの幅とほぼ同等である。
【0030】
前記液晶パネルのカラーフィルタ形成方法において、記基板が、さらにネガタイプのフォトレジスタ層を含む。
【0031】
前記液晶パネルのカラーフィルタ形成方法において、フォトレスト層が赤色フォトレジストと、緑色フォトレジストと、青色フォトレジストである。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明は、フォトマスクのコストを大幅に低減できる露光システムと、該露光システムを応用した液晶パネルのカラーフィルタの形成方法に関し、光源と、液晶パネルとなる複数の露光領域を有する基板と、所定のパターンを具え、かつ複数のスリットを配列したフォトマスクと、該基板を載置して移動させるベース・ステージとによって露光システムを構成する。
【0033】
かかる露光システムの構造と特徴、及び液晶カラーフィルタの形成方法の特徴を詳述するために、具体的な実施例を挙げ、図示に基づいて以下に説明する。
【0034】
【実施例】
図3に、本発明による露光システムの好ましい実施例を開示する。図示によれば、露光システム30は特定の波長の光線を照射する光源31と、光源31の下方に設けられるフォトマスク32と、該フォトマスク上に形成され、円弧線を描く弓形の被照射領域33と、フォトマスク32の下方に設けられるオプティカルシステム34とを含んでなり、フォトマスク32には複数のスリット32aを規則的に配列して形成する。オプティカルシステム34は、台形ミラー34aと、凹面鏡34bと、該台形ミラーと凹面鏡34bとの間に設けられる凸面鏡34cとによってなる。
【0035】
また、露光システム30は、さらにベース・ステージ35とベース・ステージ35上に載置される基板36とを含み、ベース・ステージ36によって基板36を載置して移動させて、逐一所定のパターンを移転するステップ式の露光システムを構成する。
【0036】
また、光源31とフォトマスク32との間には、光源31の照射する光線を弓形光束33aに転換してフォトマスク32上の被照射領域32に投射するためのビームフォーミング・オプティカルシステム(図示せず)を設ける。
【0037】
被照射領域32は、基板36の移動方向に直交する線上の左右両端の距離を該フォトマスク32の長さとほぼ同等にし、基板36の移動方向に平行する線上の前後両端の距離をフォトマスク32の幅とほぼ同等にする。
【0038】
本実施例の他の形態として、ビームフォーミング・オプティカルシステム(図示せず)が、光源31の照射する光線を矩形束に転換してもよい。この場合、該矩形の被照射領域は、基板36の移動方向に直交する線上の左右両端の距離をフォトマスク32の長さとほぼ同等にし、基板36の移動方向に平行する線上の前後両端の距離をフォトマスク36の幅とほぼ同等にする。
【0039】
露光の工程を行う場合、光源31とフォトマスク32のいずれもが固定されて動かないようにし、ベース・ステージ35の移動によって該ベース・ステージ上の基板36を移動させて、フォトマスク32上のパターンを基板38上に逐一移転させる。
【0040】
以下に、本発明による露光システムによって行う露光の工程を説明する。
【0041】
図4に、図3におけるステップ式の露光システムの表示を簡略化し、拡大した説明図を開示する。図示によれば、基板36上には4面の液晶パネルに当たる露光領域36a、36b、36c、36dを設け、その表面にはブラックマトリクス(図示せず)を形成し、かつネガタイプのフォトレジストを塗布する。
【0042】
先ず、露光の工程を行う。先にベース・ステージ35によって基板36を移動し、基板36上の露光領域36aをフォトマスク32及び被照射領域33下方の適宜な位置に移動させる。次いで、ベース・ステージ35を所定の速度で図示の矢印Aの方向に移動させてフォトマスク32上の所定のパターンを露光領域36a上のネガタイプのフォトレジスト層に移転する。フォトマスク32上の所定のパターンとネガタイプのフォトレジスト層上に移転したパターンの大きさの比例は一対一である。
【0043】
露光領域36aの露光が完了した後、基板36をさらに矢印Aの方向に移動させて、フォトマスク32上の所定のパターンを露光領域36b上のネガタイプのフォトレスト層に移転する。
【0044】
露光領域35a、36aの露光が完了した後、基板36を移動して、基板36上の露光領域36cをフォトマスク32及び被照射領域33の下方の適宜な位置に移動させて、フォトマスク32上の所定のパターンを露光領域36c及び36d上のネガタイプのフォトレジスト層に移転する。
【0045】
次いで、基板36を矢印Aの方向に移動して露光領域36c、36d上のネガタイプのフォトレジスト層に所定のパターンを移転させる。
【0046】
露光領域36a、36b、36c、36dを露光する順序は、必ずしも上述の順でなければならいことはなく、適宜に変更してもよい。即ち、本発明露光の工程は、ベース・ステージ35によって基板36を移動して露光の工程を行うことを主な特徴とする。
【0047】
図示において、フォトマスク32の幅をWで、長さをLでそれぞれ表示する。また、被露光領域の幅をW’で、長さをL’でそれぞれ表示する。さらに、基板36の幅をW”で、長さをL”で、開口の幅をtでそれぞれ表示する。以上のサイズに関して、本実施例における好ましい数値を挙げると、フォトマスクは幅Wが約150mm、長さLが約390mmであって、被露光領域は幅W’が約95mm、長さL’が約330mm、開口の幅tが約14mmである。また、基板36は、幅W”が約750mmで、長さL”が約620mmである。即ち、フォトマスク32のサイズは基板36の約十分の一であって、従来の技術におけるフォトマスクのサイズに比して、かなり縮小される。
【0048】
次いで、現像の工程を行い、基板36上の照射されていないフォトレジスト層を除去し、前述のフォトレジスト層の塗布、露光、及び現像の工程を複数回繰り返してカラーフィルタのR/G/B色層を露光領域36a、36b、36c、36dに設けた4面の液晶パネルのガラス基板上に形成する。
【0049】
また、基板36の周辺領域36eは光線の照射を避けるべき領域のため、別途遮蔽手段(図示せず)をフォトマスク32と基板36との間に設けて、周辺領域36e上のネガタイプのフォトレスト層が照射されないようにする。
【0050】
図5は、図4におけるB−B’線に沿った断面図である。図示において矢印で表示するカラーフィルタのR/G/B色層の端縁部Cは、後続のフィルム貼着の工程においてフィルム貼着を容易に貼着するために、一般に傾斜面を形成して輪郭を描く。よって、フォトマスク32上の所定のパターンのスリットは、図6に開示する形状にしてもよい。
【0051】
また、本発明における露光の工程は、ベース・ステージ35を固定して、光源31、フォトマスク32が移動できるようにして、フォトマスク32の所定のパターンを基板36に移転してもよい。
【0052】
以上は本発明の好ましい実施例であって、本発明の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、もしくは変更であって、本発明の精神の下においてなされ、本発明に対して均等の効果有するものは、いずれも本発明の特許請求の範囲に含まれるものとする。
【0053】
【発明の効果】
本発明においては、フォトマスクのサイズをフォトマスク上の被照射領域とほぼ同等のサイズに縮小し、フォトマスクと光源を固定して、ベース・ステージによって基板を移動させるか、もしくは基板を固定してフォトマスクと光源を移動させて、フォトマスクのパターンを基板に移転させる。よって、フォトマスクのサイズが従来の技術に比して約十分の一に縮小することができる。このため、本発明による露光システム、及び該露光システムを応用して製造されるカラーフィルタは、フォトマスクのコストを大幅に低減しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の液晶パネルの露光システムを表わす説明図である。
【図2】従来の液晶パネルの他の露光システムを表わす説明図である。
【図3】本発明によるステップ式露光システムを表わす説明図である。
【図4】図3に開示する露光システムの開示を簡略にした拡大図である。
【図5】図4に開示するB−B線の断面図である。
【図6】フォトマスクの所定のパターンに形成するスリットの形状を表わす説明図である。
【符号の説明】
30 露光システム
31 光源
32 フォトマスク
36 基板
36a、36b、36c、36d 露光領域
34 オプティカルシステム
32a スリット
33 被照射領域
33a 弓形光束
34a 台形ミラー
34b 凹面鏡
34c 凸面鏡
35 ベース・ステージ
36e 周辺領域
Claims (10)
- 基板に露光を行い、複数の液晶パネルのカラーフィルタを形成するステップ式の露光システムであって、
特定の波長の光線を生成するための光源と、
前記光源の下方に設けられ、所定のパターンを有するフォトマスクと、
前記フォトマスクの所定のパターンを前記基板上の異なる露光領域に移転させるために、前記基板を載置して移動させるベース・ステージと、
を含み、
前記フォトマスクの所定のパターンを前記基板の前記複数の液晶パネルの一つに移転するときに、
前記光源と前記フォトマスクを固定して前記ベース・ステージの移動によって該ベース・ステージ上の前記基板を移動し、或いは、前記ベース・ステージを固定して前記光源と前記フォトマスクを移動し、前記基板上の異なる位置の露光領域に当たるそれぞれの液晶パネルに前記フォトマスクの所定のパターンを移転し、
前記光源は前記フォトマスク上に矩形の被照射領域を形成し、
前記フォトマスクに形成される所定のパターンは複数の規則的に配列されたスリットを具え、
前記スリットは、砂時計形である、
ことを特徴とする露光システム。 - 前記矩形の被照射領域は、前記基板の移動方向に直交する線上の左右両端の距離が、前記フォトマスクの長さとほぼ同等であることを特徴とする請求項1に記載の露光システム。
- 前記矩形の被照射領域は、前記基板の移動方向に平行する線上の前後両端の距離が、前記フォトマスクの幅とほぼ同等であることを特徴とする請求項1に記載の露光システム。
- 前記基板は、さらにネガタイプのフォトレジスタ層を含むことを特徴とする請求項1に記載の露光システム。
- 前記フォトレジスタ層が赤色フォトレジストと、緑色フォトレジストと、青色フォトレジストであることを特徴とする請求項4に記載の露光システム。
- ステップ式の露光システムを利用して複数の液晶パネルのカラーフィルタを形成する方法であって、
特定の波長の光線を生成する光源を設け、
所定のパターンを有するフォトマスクを前記光源の下方に設け、
少なくとも1以上の露光領域を具え、かつ該露光領域が複数の液晶パネルの一つとなる基板を設け、
前記基板を移動させるベース・ステージを設け、
露光を行い、前記露光領域を露光する工程を含み、
前記露光領域を露光するときに、前記光源と前記フォトマスクを固定して前記ベース・ステージの移動によって該ベース・ステージ上の前記基板を移動し、或いは、前記ベース・ステージを固定して前記光源と前記フォトマスクを移動し、前記フォトマスクに形成した所定のパターンを前記基板の異なる位置の露光領域にそれぞれ移転し、
前記光源は前記フォトマスク上に矩形の被照射領域を形成し、
前記フォトマスクに形成される所定のパターンは複数の規則的に配列されたスリットを具え、
前記スリットは、砂時計形である、
ことを特徴とする液晶パネルのカラーフィルタ形成方法。 - 前記矩形の被照射領域は、前記基板の移動方向に直交する線上の左右両端の距離が、前記フォトマスクの長さとほぼ同等であることを特徴とする請求項6に記載の液晶パネルのカラーフィルタ形成方法。
- 前記矩形の被照射領域は、前記基板の移動方向に平行する線上の前後両端の距離が、前記フォトマスクの幅とほぼ同等であることを特徴とする請求項6に記載の液晶パネルのカラーフィルタ形成方法。
- 前記基板は、さらにネガタイプのフォトレジスタ層を含むことを特徴とする請求項6に記載の液晶パネルのカラーフィルタ形成方法。
- 前記フォトレジスタ層が赤色フォトレジストと、緑色フォトレジストと、青色フォトレジストであることを特徴とする請求項9に記載の液晶パネルのカラーフィルタ形成方法。
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