JP3483910B2 - 粘度指数向上性及び摩擦改質性を有するポリマー添加剤、該添加剤の潤滑油用濃縮物及び該添加剤を含有する潤滑油組成物 - Google Patents
粘度指数向上性及び摩擦改質性を有するポリマー添加剤、該添加剤の潤滑油用濃縮物及び該添加剤を含有する潤滑油組成物Info
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- Lubricants (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潤滑油の粘度指数を改
良し、摩擦挙動を改質できる潤滑油用添加剤に関する。
良し、摩擦挙動を改質できる潤滑油用添加剤に関する。
【0002】
【従来技術】潤滑油に関連する技術部門において、温度
の変動により該オイルの流動学的挙動を改質できる油溶
性ポリマー(“粘度指数向上剤”V.I.I.) 、例えば、油
溶性にするためにアルキル基に多くの炭素原子を含む
(メタ)アクリル酸のアルキルエステルのポリマー又は
コポリマーを加えることが知られている。また、得られ
た生成物に分散性、ならびに粘度指数向上性を与えるた
め、共重合可能な窒素含有モノマーを該油溶性ポリマー
に導入することにより得られる利点は、当技術分野に公
知である。“分散剤モノマー”と呼ばれる該共重合可能
な窒素含有モノマーは、ビニル-イミダゾール、ビニル
ピロリドン、ビニル- ピリジン及びN,N-ジアルキル- ア
ミノエチルメタクリレートから一般的に選ばれる。
の変動により該オイルの流動学的挙動を改質できる油溶
性ポリマー(“粘度指数向上剤”V.I.I.) 、例えば、油
溶性にするためにアルキル基に多くの炭素原子を含む
(メタ)アクリル酸のアルキルエステルのポリマー又は
コポリマーを加えることが知られている。また、得られ
た生成物に分散性、ならびに粘度指数向上性を与えるた
め、共重合可能な窒素含有モノマーを該油溶性ポリマー
に導入することにより得られる利点は、当技術分野に公
知である。“分散剤モノマー”と呼ばれる該共重合可能
な窒素含有モノマーは、ビニル-イミダゾール、ビニル
ピロリドン、ビニル- ピリジン及びN,N-ジアルキル- ア
ミノエチルメタクリレートから一般的に選ばれる。
【0003】さらに、分散性及び抗酸化作用を有するV.
I.I.コポリマーは周知であり、スラッジの形成を減少
し、かつエンジン操作の間の潤滑油の酸化を減少させる
目的で、内燃機関用潤滑油配合物に使用できる。例え
ば、米国特許 4,699,723には、一つの窒素原子と一つの
硫黄原子を含むモノマー(例えば、4-メチル-5- ビニル
- チアゾール) がグラフトしたエチレン-プロピレンコ
ポリマーが開示されている。得られたグラフトコポリマ
ーは、粘度指数向上性の他に、分散性及び抗酸化性を示
す。本出願人が従来技術から知るかぎりでは、所定のシ
ステムにおいて、作業条件が変動したときに、摩擦係数
の傾向を改良可能な、即ち“摩擦改質剤”である粘度指
数向上剤は知られていない。一般的に、“摩擦改質剤”
は、金属表面に対して親和性であるのに必要な極性を有
する長鎖分子である。実際、該添加剤は摩擦を受ける表
面上に薄い層を形成することにより作用する。有効性の
点からみると、アルコールはエステルより劣っており、
エステルは酸より劣っている。“摩擦改質剤”は、“AT
F 液体”、即ち自動変速装置、高性能ギアオイル、作工
機械の誘導装置及びサドル用潤滑剤及び油浴ブレーキ及
びクラッチ用オイルに使用するための液体として広く使
用されている。
I.I.コポリマーは周知であり、スラッジの形成を減少
し、かつエンジン操作の間の潤滑油の酸化を減少させる
目的で、内燃機関用潤滑油配合物に使用できる。例え
ば、米国特許 4,699,723には、一つの窒素原子と一つの
硫黄原子を含むモノマー(例えば、4-メチル-5- ビニル
- チアゾール) がグラフトしたエチレン-プロピレンコ
ポリマーが開示されている。得られたグラフトコポリマ
ーは、粘度指数向上性の他に、分散性及び抗酸化性を示
す。本出願人が従来技術から知るかぎりでは、所定のシ
ステムにおいて、作業条件が変動したときに、摩擦係数
の傾向を改良可能な、即ち“摩擦改質剤”である粘度指
数向上剤は知られていない。一般的に、“摩擦改質剤”
は、金属表面に対して親和性であるのに必要な極性を有
する長鎖分子である。実際、該添加剤は摩擦を受ける表
面上に薄い層を形成することにより作用する。有効性の
点からみると、アルコールはエステルより劣っており、
エステルは酸より劣っている。“摩擦改質剤”は、“AT
F 液体”、即ち自動変速装置、高性能ギアオイル、作工
機械の誘導装置及びサドル用潤滑剤及び油浴ブレーキ及
びクラッチ用オイルに使用するための液体として広く使
用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、粘度
指数を改良し、摩擦係数の傾向を改良できる潤滑油用添
加剤、即ち粘度指数向上性及び摩擦改質性を有する物質
を提供することである。
指数を改良し、摩擦係数の傾向を改良できる潤滑油用添
加剤、即ち粘度指数向上性及び摩擦改質性を有する物質
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の態様は、
不飽和エステルの共重合により誘導される一般式(I)を
有する、粘度指数向上性及び摩擦改質性を有するポリマ
ー添加剤に関する。
不飽和エステルの共重合により誘導される一般式(I)を
有する、粘度指数向上性及び摩擦改質性を有するポリマ
ー添加剤に関する。
【化4】
[上記一般式中、x及びy は、相対量を意味し、R' 及び
R"は、互いに同一か異なっており、水素原子又は(C1-
C3)-アルキル基を表し、Aは、-CH2CH2-又は-CH(CH3)CH2
-のいずれかであり、Ra は、炭素数8 〜30の直鎖又は枝
分れアルキル基又は直鎖及び枝分れアルキル基の混合物
であり、Rb は、一般式(II)を有する基である。尚、一
般式(I) は最終ポリマー鎖の配列を示すものではなく、
反応モノマーのタイプ及び量を示している。
R"は、互いに同一か異なっており、水素原子又は(C1-
C3)-アルキル基を表し、Aは、-CH2CH2-又は-CH(CH3)CH2
-のいずれかであり、Ra は、炭素数8 〜30の直鎖又は枝
分れアルキル基又は直鎖及び枝分れアルキル基の混合物
であり、Rb は、一般式(II)を有する基である。尚、一
般式(I) は最終ポリマー鎖の配列を示すものではなく、
反応モノマーのタイプ及び量を示している。
【0006】
【化5】
【0007】{式中、R は、一般式(III) を有する二官
能性アルケニル基である。
能性アルケニル基である。
【0008】
【化6】
【0009】(式中、n は整数の0又は1のいずれかで
あり、R1-R6 は、4つの基R1、R4、R3、R6のうちの少な
くとも2つが(C1-C3)-アルキル基であることを条件とし
て、互いに同一か異なっているH 又は(C1-C3)-アルキル
基である。) }]実際的態様のより好ましい形態におい
て、x は80〜98重量%であり、y は2〜20重量%であ
り、 R' 及び R" は水素又はメチルであり、-A- は-CH2
CH2-である。さらに、実際的態様のより好ましい形態に
おいて、n は1であり、R1、R4及びR3はメチル基であ
る。ポリマー添加剤は、以下の一般式で表される不飽和
エステルである2つのモノマー単位の共重合により得ら
れる。
あり、R1-R6 は、4つの基R1、R4、R3、R6のうちの少な
くとも2つが(C1-C3)-アルキル基であることを条件とし
て、互いに同一か異なっているH 又は(C1-C3)-アルキル
基である。) }]実際的態様のより好ましい形態におい
て、x は80〜98重量%であり、y は2〜20重量%であ
り、 R' 及び R" は水素又はメチルであり、-A- は-CH2
CH2-である。さらに、実際的態様のより好ましい形態に
おいて、n は1であり、R1、R4及びR3はメチル基であ
る。ポリマー添加剤は、以下の一般式で表される不飽和
エステルである2つのモノマー単位の共重合により得ら
れる。
【0010】
【化7】
【0011】一般式(I) を有する添加剤を製造する第一
の工程は、 H-Rb 化合物、即ち一般式(IV)の化合物を製
造することである。
の工程は、 H-Rb 化合物、即ち一般式(IV)の化合物を製
造することである。
【0012】
【化8】
【0013】一般式(IV)の化合物を製造可能な合成手段
は、ホウ酸と1,2-又は1,3-位にヒドロキシ基を含む脂肪
族ジオールのエステル化反応である。ジオール対酸のモ
ル比を約1で作用することにより、一般式(IV) を有す
るホウ酸の環状ジエステルが得られる。反応は、不活性
溶媒中、それが形成される時に水が除去される温度条件
下、好ましくは約80〜130 ℃で行うのが好都合である。
代わりの手段として、(IV)はジアルキルボレートと上記
ジオールのエステル交換反応により得ることができる。
は、ホウ酸と1,2-又は1,3-位にヒドロキシ基を含む脂肪
族ジオールのエステル化反応である。ジオール対酸のモ
ル比を約1で作用することにより、一般式(IV) を有す
るホウ酸の環状ジエステルが得られる。反応は、不活性
溶媒中、それが形成される時に水が除去される温度条件
下、好ましくは約80〜130 ℃で行うのが好都合である。
代わりの手段として、(IV)はジアルキルボレートと上記
ジオールのエステル交換反応により得ることができる。
【0014】該方法を行うことにより、(IV)よりも少な
い量のホウ酸のモノエステル、ジエステル及びトリエス
テルを含む反応混合物が得られる。しかし、粗反応混合
物をさらに精製する必要はなく、共重合反応に直接付す
ことができる。一般式(IV)を有する化合物が準備できた
時、“y ”により特定されるパーセントの量の一般式
(I) を有するコポリマーに含まれる重合可能なモノマー
は、(アルキル)-ヒドロキシエチル又は- ヒドロキシプ
ロピルアクリレートと一般式(IV)を有する化合物のエス
テル化により都合よく製造することができる。この場合
も、反応を、不活性溶媒中、それが形成される時に水が
除去される温度条件下、好ましくは約80〜130 ℃で行
う。
い量のホウ酸のモノエステル、ジエステル及びトリエス
テルを含む反応混合物が得られる。しかし、粗反応混合
物をさらに精製する必要はなく、共重合反応に直接付す
ことができる。一般式(IV)を有する化合物が準備できた
時、“y ”により特定されるパーセントの量の一般式
(I) を有するコポリマーに含まれる重合可能なモノマー
は、(アルキル)-ヒドロキシエチル又は- ヒドロキシプ
ロピルアクリレートと一般式(IV)を有する化合物のエス
テル化により都合よく製造することができる。この場合
も、反応を、不活性溶媒中、それが形成される時に水が
除去される温度条件下、好ましくは約80〜130 ℃で行
う。
【0015】その後、一般式(I) を有するコポリマーを
(アルキル)アクリレートモノマーの通常の共重合によ
り、好ましくは不活性希釈剤の存在下で製造する。さら
に、実際的態様のより好ましい形態において、不活性溶
媒は、最終の潤滑剤を配合するためのベースオイルとし
て使用される鉱物油と同一である。重合反応を行うた
め、モノマーを別々に又は一緒にガス抜きし、その後不
活性有機溶媒、好ましくは鉱物油、例えば100 ℃におい
て粘度が5.4cStであるソルベントニュートラルと混合し
て希釈する。その後、酸素不存在下、70〜130 ℃で、加
熱工程の前か後のいずれかにおいて加えることができる
フリーラジカル開始剤の存在下、(アルキル)アクリル
酸エステルから対応するコポリマーへの転化が60〜100
%になるまで反応混合物を加熱した。
(アルキル)アクリレートモノマーの通常の共重合によ
り、好ましくは不活性希釈剤の存在下で製造する。さら
に、実際的態様のより好ましい形態において、不活性溶
媒は、最終の潤滑剤を配合するためのベースオイルとし
て使用される鉱物油と同一である。重合反応を行うた
め、モノマーを別々に又は一緒にガス抜きし、その後不
活性有機溶媒、好ましくは鉱物油、例えば100 ℃におい
て粘度が5.4cStであるソルベントニュートラルと混合し
て希釈する。その後、酸素不存在下、70〜130 ℃で、加
熱工程の前か後のいずれかにおいて加えることができる
フリーラジカル開始剤の存在下、(アルキル)アクリル
酸エステルから対応するコポリマーへの転化が60〜100
%になるまで反応混合物を加熱した。
【0016】意図する目的に適したフリーラジカル触媒
を、tert.-ブチルペルオクタノエート、tert.-ブチルペ
ルベンゾエート、アゾ- ビス- イソブチロ- ニトリル、
ジベンゾイルペルオキシド、ジ- ラウロイルペルオキシ
ド及びビス-(4-tert.-ブチル- シクロヘキシル) ペルオ
キシジカルボネートから選び、(アルキル)アクリル酸
エステル100 重量部当たりそれぞれ0.2 〜3重量部の量
で使用する。所望により、反応混合物は硫黄含有物質、
例えば脂肪族メルカプタン、チオグリコール及びチオフ
ェノール(例えば、tert.-ドデシルメルカプタン及びエ
タン- ジチオール) を含んでもよく、それによりコポリ
マーの分子量を調節できる。一般的に、そのような硫黄
含有物質は、(アルキル)アクリル酸エステル100重量
部当たり、それぞれ0.01〜0.5 重量部で活性を示す。反
応の進行をIR分析によりモニターすることができる。モ
ノマーの転化率は、一般的に0.5 〜4時間、上記の温度
及び作業条件において所定の値に達する。
を、tert.-ブチルペルオクタノエート、tert.-ブチルペ
ルベンゾエート、アゾ- ビス- イソブチロ- ニトリル、
ジベンゾイルペルオキシド、ジ- ラウロイルペルオキシ
ド及びビス-(4-tert.-ブチル- シクロヘキシル) ペルオ
キシジカルボネートから選び、(アルキル)アクリル酸
エステル100 重量部当たりそれぞれ0.2 〜3重量部の量
で使用する。所望により、反応混合物は硫黄含有物質、
例えば脂肪族メルカプタン、チオグリコール及びチオフ
ェノール(例えば、tert.-ドデシルメルカプタン及びエ
タン- ジチオール) を含んでもよく、それによりコポリ
マーの分子量を調節できる。一般的に、そのような硫黄
含有物質は、(アルキル)アクリル酸エステル100重量
部当たり、それぞれ0.01〜0.5 重量部で活性を示す。反
応の進行をIR分析によりモニターすることができる。モ
ノマーの転化率は、一般的に0.5 〜4時間、上記の温度
及び作業条件において所定の値に達する。
【0017】この方法において、一般式(I) を有するポ
リマー添加剤の不活性溶媒中における溶液が得られる。
該コポリマーは、それ自体公知の技術、例えば減圧下で
溶媒を除去することにより単離することができる。一般
式(I) を有するポリマー添加剤を潤滑油に加えるか、又
は好ましくは希釈剤に25重量%〜95重量%、好ましくは
40〜70重量%溶解した添加剤を使用することによりその
ような添加を容易にすることができる。本発明の好まし
い態様において、希釈剤は一般式(I) を有する添加剤を
製造するための不活性溶媒として使用される鉱物油と同
一であってもよい。さらに、本発明の態様は、多割合の
潤滑油、及びV.I.I.及び摩擦改質剤として有効量の上記
添加剤を含む潤滑油組成物である。
リマー添加剤の不活性溶媒中における溶液が得られる。
該コポリマーは、それ自体公知の技術、例えば減圧下で
溶媒を除去することにより単離することができる。一般
式(I) を有するポリマー添加剤を潤滑油に加えるか、又
は好ましくは希釈剤に25重量%〜95重量%、好ましくは
40〜70重量%溶解した添加剤を使用することによりその
ような添加を容易にすることができる。本発明の好まし
い態様において、希釈剤は一般式(I) を有する添加剤を
製造するための不活性溶媒として使用される鉱物油と同
一であってもよい。さらに、本発明の態様は、多割合の
潤滑油、及びV.I.I.及び摩擦改質剤として有効量の上記
添加剤を含む潤滑油組成物である。
【0018】本発明のポリマーとしての有効量は、一般
的に0.5 〜10重量%、好ましくは1.2 〜6重量%であ
る。本発明の添加剤は、分散剤、洗浄剤、抗磨耗剤、抗
酸化剤等のような他の一般的な添加剤と合わせてすぐに
使用できる潤滑剤に使用するのに好適である。以下の実
施例は、本発明をよりよく理解するために記載したもの
である。
的に0.5 〜10重量%、好ましくは1.2 〜6重量%であ
る。本発明の添加剤は、分散剤、洗浄剤、抗磨耗剤、抗
酸化剤等のような他の一般的な添加剤と合わせてすぐに
使用できる潤滑剤に使用するのに好適である。以下の実
施例は、本発明をよりよく理解するために記載したもの
である。
【0019】
【実施例】参考例1 (Ia)の合成
:2-ヒドロキシ-4,4,6- トリメチル-1,3,2- ジオキサボリ
ナン ホウ酸61.2g(1モル) 及び2-メチル-2,4- ペンタンジオ
ール118.2 g(1モル)及びヘプタン200 mlを、攪拌機、
マーカッソン(Marcusson) 装置及び還流冷却器を備え付
けた反応フラスコに入れた。反応混合物を、その還流温
度(約95℃)まで攪拌しながら加熱し、その温度に4時
間保った。水17.5ml(理論値は18ml) を回収した後、溶
媒をロータリーエバポレータにより除去した。粘性の液
体がこのようにして得られた; 該粘性の液体をペンタン
を用いて回収し、沈澱していた白色固体を濾別した。収
率は92%であった。元素分析 : 実験(理論)値: C:50.07(50.0);H:9.02(9.03);B:7.36(7.60)融点 :80℃
ナン ホウ酸61.2g(1モル) 及び2-メチル-2,4- ペンタンジオ
ール118.2 g(1モル)及びヘプタン200 mlを、攪拌機、
マーカッソン(Marcusson) 装置及び還流冷却器を備え付
けた反応フラスコに入れた。反応混合物を、その還流温
度(約95℃)まで攪拌しながら加熱し、その温度に4時
間保った。水17.5ml(理論値は18ml) を回収した後、溶
媒をロータリーエバポレータにより除去した。粘性の液
体がこのようにして得られた; 該粘性の液体をペンタン
を用いて回収し、沈澱していた白色固体を濾別した。収
率は92%であった。元素分析 : 実験(理論)値: C:50.07(50.0);H:9.02(9.03);B:7.36(7.60)融点 :80℃
【0020】参考例2 (Ib)の合成
:1-ヒドロキシ-4- プロピル-5- エチル-1,2,3- ジオキサ
ボリナン ホウ酸61.2g(1モル) 及び2-エチル-1,3- ヘキサンジオ
ール146.2 g(1モル)を、マルカッソン装置を備え付け
たヘプタン300 mlを含む反応フラスコに入れた。反応混
合物を、その還流温度(約95℃) まで攪拌しながら加熱
し、4時間その温度に保った。水17.3mlを回収した(理
論値は18mlである) 。その後、反応を停止し、溶媒をロ
ータリーエバポレータにより除去した。このようにして
粘性の液体が得られ、ペンタンを用いて回収した。白色
固体の生成物が沈澱し、これを濾別した。収率は91%で
あった。元素分析: 実験(理論)値: C:56.85(56.15);H:10.00(9.4);B:6.40(6.43)
ボリナン ホウ酸61.2g(1モル) 及び2-エチル-1,3- ヘキサンジオ
ール146.2 g(1モル)を、マルカッソン装置を備え付け
たヘプタン300 mlを含む反応フラスコに入れた。反応混
合物を、その還流温度(約95℃) まで攪拌しながら加熱
し、4時間その温度に保った。水17.3mlを回収した(理
論値は18mlである) 。その後、反応を停止し、溶媒をロ
ータリーエバポレータにより除去した。このようにして
粘性の液体が得られ、ペンタンを用いて回収した。白色
固体の生成物が沈澱し、これを濾別した。収率は91%で
あった。元素分析: 実験(理論)値: C:56.85(56.15);H:10.00(9.4);B:6.40(6.43)
【0021】参考例3 (IIa) の合成
:1-(メタクリロイルエトキシ)-4,4,6-トリメチル- ジオ
キサボリナン ジオキサボリナン(Ia)72g(0.5モル) 及びヒドロキシエ
チルメタクリレート65g(0.5モル) をn-ヘプタン200 ml
を含むフラスコに入れた。反応混合物を還流温度に加熱
し、その後4時間攪拌し続け、H2O 7.9 ml(理論値は9
mlである)を回収した。冷却して反応を静め、粗反応混
合物を冷却し、その中に含まれている固形物を濾別し、
その後、ロータリーエバポレータにより溶媒を濾液から
蒸発させた。メタクリロイレトキシジオキサボニナン(I
Ia) により構成される無色の液体を得た(収率88%) 。元素分析 : 実験(理論)値: B:4.0(4.3)
キサボリナン ジオキサボリナン(Ia)72g(0.5モル) 及びヒドロキシエ
チルメタクリレート65g(0.5モル) をn-ヘプタン200 ml
を含むフラスコに入れた。反応混合物を還流温度に加熱
し、その後4時間攪拌し続け、H2O 7.9 ml(理論値は9
mlである)を回収した。冷却して反応を静め、粗反応混
合物を冷却し、その中に含まれている固形物を濾別し、
その後、ロータリーエバポレータにより溶媒を濾液から
蒸発させた。メタクリロイレトキシジオキサボニナン(I
Ia) により構成される無色の液体を得た(収率88%) 。元素分析 : 実験(理論)値: B:4.0(4.3)
【0022】実施例1 (IIa) ユニットを含有するコポリマーの製造
SN150 オイル146.5 g、ホウ素含有(IIa) メタクリレー
ト15.8g及び直鎖-(C1 2-C18)- アルコールメタクリレー
トモノマーを、40℃の反応温度調節器に入れた。反応混
合物を攪拌し、窒素ストリームを流しながらガス抜きを
1時間行った。その後、反応混合物を95℃に加熱し、温
度が安定化したとき、tert.-ブチルペルオクタノエート
重合触媒をすばやく加えた。反応ヘキソサームを、反応
器温度コントロール手段によりコントロールし、反応温
度を95℃に保った。そのような条件下で3時間、反応の
進行をI.R.によってモニターし、モノマーにより発生す
るシグナルの消失をチェックすることにより反応を行っ
た。鉱物質油に可溶性であり、ポリマー(I) の溶液50重
量%で構成された澄明な液体(PB)を300 g得た。以下の
表1に、得られたポリメタクリレートボレート(PB)の流
動学的特性を示す。
ト15.8g及び直鎖-(C1 2-C18)- アルコールメタクリレー
トモノマーを、40℃の反応温度調節器に入れた。反応混
合物を攪拌し、窒素ストリームを流しながらガス抜きを
1時間行った。その後、反応混合物を95℃に加熱し、温
度が安定化したとき、tert.-ブチルペルオクタノエート
重合触媒をすばやく加えた。反応ヘキソサームを、反応
器温度コントロール手段によりコントロールし、反応温
度を95℃に保った。そのような条件下で3時間、反応の
進行をI.R.によってモニターし、モノマーにより発生す
るシグナルの消失をチェックすることにより反応を行っ
た。鉱物質油に可溶性であり、ポリマー(I) の溶液50重
量%で構成された澄明な液体(PB)を300 g得た。以下の
表1に、得られたポリメタクリレートボレート(PB)の流
動学的特性を示す。
【0023】
【表1】 表1
体積粘性率 KV100 。C : 691 cSt
SN150 中10%濃度の粘度 KV100 。C : 12.21 cSt
KV40 。C : 64.50 cSt
V.I. : 190
KV-15 。C : 2,666 cSt
機械的解重合の後の
SN150 中10%濃度の粘度 KV100 。C : 10.78 cSt
SN150 中10%濃度の
溶液の流動点 温度 : -36 ℃
【0024】これらのデータは、本発明のボレートポリ
マーが粘度指数向上剤として使用できる可能性があるこ
とを示している。流動学的挙動の他に、本発明のボレー
トポリマーはASTM D 2169 による加水分解安定度試験に
より評価される。SN150 中1重量%濃度の溶液及び比較
のため、類縁ポリマー(C12-C18 アルコールポリメタク
リレート) を含むが、ボレート官能基を含まない溶液
(コードHV33と称する)を製造した。試験の結果を表2
に示す。
マーが粘度指数向上剤として使用できる可能性があるこ
とを示している。流動学的挙動の他に、本発明のボレー
トポリマーはASTM D 2169 による加水分解安定度試験に
より評価される。SN150 中1重量%濃度の溶液及び比較
のため、類縁ポリマー(C12-C18 アルコールポリメタク
リレート) を含むが、ボレート官能基を含まない溶液
(コードHV33と称する)を製造した。試験の結果を表2
に示す。
【0025】
【表2】 表2
オイルTAN* 水TAN コード
試験前 試験後 理論値 実測値 銅腐蝕
1 % PB 0.01 0.0 25.7 1.4 2a
1 % HV33 0.01 0.0 ─ 1.4 2a
* TAN は、全酸価を表す。
【0026】PBについて示した理論値は、添加分子中の
すべてのホウ素がホウ酸に加水分解され、水溶液に遊離
したと仮定して計算した;TAN の値は1g当たりのKOH
のmgとして表した。表2から、ボレートポリマーはホウ
素のない化合物に類似した酸性度を水に与えることが分
かる。このことにより、そのような官能基の導入によっ
てそのようなポリマーの加水分解安定度は変わらないと
いう結論が導かれた。さらに、HV33と比較すると、ボレ
ートポリマーは潤滑工学的試験により評価される。その
結果を表3に示す。第一の調査を、振動により引き起こ
される摩擦及び磨耗を研究するために設計された計測器
であるSRV トライボメーター(tribometer)を用いて以下
の条件下で行った。
すべてのホウ素がホウ酸に加水分解され、水溶液に遊離
したと仮定して計算した;TAN の値は1g当たりのKOH
のmgとして表した。表2から、ボレートポリマーはホウ
素のない化合物に類似した酸性度を水に与えることが分
かる。このことにより、そのような官能基の導入によっ
てそのようなポリマーの加水分解安定度は変わらないと
いう結論が導かれた。さらに、HV33と比較すると、ボレ
ートポリマーは潤滑工学的試験により評価される。その
結果を表3に示す。第一の調査を、振動により引き起こ
される摩擦及び磨耗を研究するために設計された計測器
であるSRV トライボメーター(tribometer)を用いて以下
の条件下で行った。
【0027】
振動の振幅(mm) 1
振動の周波数(Hz) 50
加荷重(N) 200
温度(℃) 50
時間(分) 120
反復性(摩擦係数) 0.005
【0028】第二の調査を、ASTM D 2714-68によりLFW-
1 トライボメーターを用いて以下の条件下で行った。 回転スピード(rpm) 72 滑り速度(m/s) 0.13 加荷重(daN) 68 ヘルツ圧力(daN/mm2) 40 温度(℃) 44 回転(数) 5,000 反復性(磨耗トラック幅(wear track width)) 0.7
1 トライボメーターを用いて以下の条件下で行った。 回転スピード(rpm) 72 滑り速度(m/s) 0.13 加荷重(daN) 68 ヘルツ圧力(daN/mm2) 40 温度(℃) 44 回転(数) 5,000 反復性(磨耗トラック幅(wear track width)) 0.7
【0029】
表3
L.F.W.- 1 S.R.V. コード
磨耗(mm) 摩擦係数 磨耗(mm) 摩擦係数
SN450 1.12 0.044 焼付き(seizure) 焼付き
4% PB 1.37 0.030 0.39 0.080
4% HV33 1.52 0.036 焼付き 焼付き
【0030】表3から、非常に精選された試験として公
知のSRV 試験において、ボレートポリマーのよい挙動が
観察された。上記のデータは、摩擦改質剤としてPBを使
用することの可能性を明確に示している。
知のSRV 試験において、ボレートポリマーのよい挙動が
観察された。上記のデータは、摩擦改質剤としてPBを使
用することの可能性を明確に示している。
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭62−141096(JP,A)
特開 昭63−218717(JP,A)
特開 昭61−12792(JP,A)
特公 昭38−913(JP,B1)
特公 昭37−13176(JP,B1)
特公 昭36−20026(JP,B1)
米国特許2994713(US,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C10M 155/04
C10M 145/14
C10N 30:02
C10N 30:06
C09K 3/00
Claims (7)
- 【請求項1】 不飽和エステルの共重合により誘導され
る下記一般式(I)を有する化合物を含む、潤滑油用粘
度指数向上剤。 [上記一般式中、x及びyは、相対量を意味し、xが8
0〜98重量%であり、yが2〜20重量%であり、
R’及びR”は、互いに同一か異なっており、水素原子
又はメチル基を表し、Aは、−CH2CH2−であり、R
aは、炭素数8〜30の直鎖又は枝分れアルキル基又は
直鎖及び枝分れアルキル基の混合物であり、Rbは、一
般式(II)を有する基である。尚、一般式(I)は最
終ポリマー鎖の配列を示すものではない。 {式中、Rは一般式(III)を有する二官能性アルケ
ニル基である。 (式中、nは整数の0又は1のいずれかであり、R1−
R6は、4つの基R1、R4、R3、R6のうちの少なくと
も2つが(C1−C3)−アルキル基であることを条件と
して、互いに同一か異なっており、H又は(C1−C3)
−アルキル基である。)}] - 【請求項2】 nが1であり、R1、R4及びR3がメチ
ル基である請求項1記載の向上剤。 - 【請求項3】 Raを有する(アルキル)アクリレート
の量が80〜98重量%である、Ra有する(アルキ
ル)−アクリレート及びA−Rbを有する(アルキル)
−アクリレートの混合物を重合させることを特徴とする
請求項1記載の向上剤の製造方法。 - 【請求項4】 不活性溶媒中、酸素の不存在下、70〜
130℃で、加熱工程の前か後に両(アルキル)−アク
リレート100重量部当たり0.2〜3重量部の量で加
えられるフリーラジカル開始剤の存在下、モノマーの転
化が60〜100%に達するまで共重合反応を行う請求
項3記載の方法。 - 【請求項5】 多割合の潤滑油、及び請求項1記載の向
上剤の有効量を含有する潤滑油組成物。 - 【請求項6】 請求項1記載の向上剤を0.5〜10重
量%含有する請求項5記載の潤滑油組成物。 - 【請求項7】 請求項1記載の向上剤を1.2〜6重量
%含有する請求項6記載の潤滑油組成物。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT92A001155 | 1992-05-15 | ||
ITMI921155A IT1258916B (it) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | Additivo per olii lubrificanti contenente boro e procedimento per la sua preparazione |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0665588A JPH0665588A (ja) | 1994-03-08 |
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EP (1) | EP0570073B1 (ja) |
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DE (1) | DE69321758T2 (ja) |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100824429B1 (ko) | 2005-06-21 | 2008-04-22 | 산요가세이고교 가부시키가이샤 | 점도지수 향상제 및 윤활유 조성물 |
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AU2002305400A1 (en) * | 2001-05-03 | 2002-11-18 | Glaukos Corporation | Medical device and methods of use for glaucoma treatment |
DE102005015931A1 (de) | 2005-04-06 | 2006-10-12 | Rohmax Additives Gmbh | Polyalkyl(meth) acrylat-Copolymere mit hervorragenden Eigenschaften |
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FR3078710B1 (fr) | 2018-03-07 | 2020-10-30 | Total Marketing Services | Composition comprenant des copolymeres thermoassociatifs et echangeables |
FR3081467B1 (fr) * | 2018-05-24 | 2020-07-10 | Total Marketing Services | Oligomeres associatifs et echangeables, composition les comprenant |
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---|---|---|---|---|
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US3076013A (en) * | 1958-03-24 | 1963-01-29 | Standard Oil Co | Process for preparing a complex mixture of aliphatic glycol borates |
US3113106A (en) * | 1958-06-03 | 1963-12-03 | Standard Oil Co | Rust inhibited lubricants |
NL255514A (ja) * | 1959-09-03 | |||
US3304260A (en) * | 1960-12-30 | 1967-02-14 | Monsanto Co | Compositions of improved viscosity index containing alkyl polymethacrylate of high relative syndiotacticity |
US3087936A (en) * | 1961-08-18 | 1963-04-30 | Lubrizol Corp | Reaction product of an aliphatic olefinpolymer-succinic acid producing compound with an amine and reacting the resulting product with a boron compound |
JPS5457585A (en) * | 1977-10-15 | 1979-05-09 | Kyowa Gas Chem Ind Co Ltd | Preparation of boron-containing synthetic resin |
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- 1992-05-15 IT ITMI921155A patent/IT1258916B/it active IP Right Grant
-
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- 1993-05-10 US US08/059,211 patent/US5370807A/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-05-11 EP EP93201346A patent/EP0570073B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-05-11 DE DE69321758T patent/DE69321758T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-05-14 RU RU9393005352A patent/RU2081123C1/ru not_active IP Right Cessation
- 1993-05-14 CA CA002096310A patent/CA2096310C/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-05-14 HU HU9301416A patent/HU214835B/hu not_active IP Right Cessation
- 1993-05-17 JP JP11442793A patent/JP3483910B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100824429B1 (ko) | 2005-06-21 | 2008-04-22 | 산요가세이고교 가부시키가이샤 | 점도지수 향상제 및 윤활유 조성물 |
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HU9301416D0 (en) | 1993-09-28 |
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HU214835B (hu) | 1998-06-29 |
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