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JP3463919B2 - 安息香酸アミド - Google Patents

安息香酸アミド

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JP3463919B2 JP35152898A JP35152898A JP3463919B2 JP 3463919 B2 JP3463919 B2 JP 3463919B2 JP 35152898 A JP35152898 A JP 35152898A JP 35152898 A JP35152898 A JP 35152898A JP 3463919 B2 JP3463919 B2 JP 3463919B2
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智 成塚
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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】医農薬中間体として有用な
息香酸アミドに関する。
【0002】
【従来技術】安息香酸アミド(ベンズアミド)類は、安
息香酸ハロゲン化物類、安息香酸無水物類または安息香
酸類にアンモニアもしくはアンモニウム塩類を作用させ
ることで製造することができる。
【0003】芳香環に二個のトリフルオロメチル基を有
するアリールハライドの製造方法としては、米国特許第
3825594号明細書に2,6−または2,4−ビス
(トリフルオロメチル)安息香酸を酸クロライドとし、
それを一級アミンによりアミド化する方法が開示されて
いる。また、2,6−ビス(カルボキシトリフルオロメ
チル)ベンゼンをSF4と反応させて造った2,6−ビ
ス(トリフルオロメチル)ベンゾイルフルオライドと
し、ついでアンモニアと反応させて2,6−ビストリフ
ルオロメチル安息香酸アミドとすることが文献(CA.
79:42101、Zh. Org. Khim.
(1973), 9(5), 1019−24)に記載
されている。
【0004】また、アリールハライド、一酸化炭素、第
一または第二アミンを触媒量のトリフェニルホスフィン
−パラジウム塩錯体の存在下反応させると対応する第
二、第三アミドの得られることが報告されている(J. O
rg. Chem., 39, 3331(1974))。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したようにビスト
リフルオロメチル安息香酸の酸クロライドまたは酸フル
オライドからアンモニアと反応させることでトリフルオ
ロメチル安息香酸アミドを製造することはできるが、酸
クロライドまたは酸フルオライドを用意する必要があ
る。このような前駆体は対応するカルボン酸から調製す
ることはできるが、結局多段の反応過程を経ることにな
るという問題点があった。
【0006】そこで、本発明は入手の容易な芳香族ハロ
ゲン化物から一段の反応でビストリフルオロメチル安息
香酸アミド類を製造する方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための具体的手段】本発明者らは、文
献(J. Org. Chem., 39, 3331(1974))に記載されてい
る方法について検討したところ、意外にも特定の条件の
下で第一または第二アミンに代えてアンモニアを使用す
ることで原料に対応する安息香酸アミドが得られること
を見いだし、本発明に至った。
【0008】すなわち、本発明は、2−クロロ−3,5
−ビス(トリフルオロメチル)安息香酸アミドを提供す
る。また本発明は、一般式(1)
【化2】 (式中、Xはハロゲン(臭素またはヨウ素をいう)、ト
リフルオロメタンスルホネート基、炭素数1〜4のアル
キルスルホネート基、置換または非置換アリールスルホ
ネート基を表す。)で表される芳香族化合物を周期律表
第VIII族金属とホスフィン類の存在下一酸化炭素と
アンモニアを反応させることからなる2−クロロ−3,
5−ビス(トリフルオロメチル)安息香酸アミドの製造
方法を提供する。
【0009】本発明に使用する一般式(1)で表される
芳香族化合物における置換基Xは、ハロゲン(臭素また
はヨウ素をいう)、トリフルオロメタンスルホネート
基、炭素数1〜4のアルキルスルホネート基、置換また
は非置換アリールスルホネート基のことである。
【0010】炭素数1〜4のアルキル基としては、例え
ば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピ
ル基)、炭素数1〜4のアルコキシ基としては、例え
ば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−
プロポキシ基、炭素数2〜5のアルコキシカルボニル基
としては、例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカ
ルボニル基、n−プロポキシカルボニル基、i−プロポ
キシカルボニル基を挙げることができる。
【0011】一般式(1)で表される芳香族化合物とし
ては1−ブロモ−2−クロロ−3,5−ビス(トリフル
オロメチル)ベンゼン[2−クロロ−3,5−ビス(ト
リフルオロメチル)ブロモベンゼン]が好ましい例とし
て挙げられる。
【0012】一般式(1)で表される芳香族化合物に本
発明の方法を適用すると、芳香環に結合した基Xのみが
カルバモイル基に変換し、トリフルオロメチル基および
クロロ基は変化せず、2−クロロ−3,5ビス(トリフ
ルオロメチル)安息香酸アミドが得られる。
【0013】次に、2−クロロ−3,5ビス(トリフル
オロメチル)安息香酸アミドの製造方法について詳細に
説明する。
【0014】アンモニアの使用量は、一般式(1)で表
される芳香族化合物1モルに対して通常1モル以上であ
ればよく、1〜10モルが好ましく、2〜5モルがより
好ましい。アンモニアの使用量が1モルに満たない場合
には反応は完結せず、一方10モルを超えても反応収率
の点からは問題はないが無駄となるので好ましくない。
【0015】一酸化炭素は、純粋なガスであってもよい
が、必らずしも高純度である必要はなく、窒素ガス、ア
ルゴンガス、炭酸ガスのような不活性ガスで希釈して使
用してもよい。一酸化炭素の使用量は、一般式(1)で
表される芳香族化合物1モルに対して1モル以上あれば
よい。一酸化炭素の圧力は通常、常圧以上であり、15
0kg/cm2以下が適当であり、好ましくは50kg
/cm2以下である。
【0016】本発明の製造方法に使用する周期律表第V
III族金属として、鉄、コバルト、パラジウム、白
金、ロジウム、ルテニウム、イリジウム及びオスミウム
等の金属単体が挙げられ、それ自体単独でも使用できる
が、グラファイト、シリカゲル、アルミナ、シリカアル
ミナ、モレキュラーシーブ等の担体に担持して用いるこ
ともできる。これらの金属のうちパラジウムは特に好ま
しい。また、これらは金属塩としても使用でき、酢酸
塩、炭酸塩、硝酸塩、塩化物、臭化物等として使用す
る。金属塩としては、具体的には例えば、酢酸パラジウ
ム、塩化パラジウム、酢酸コバルト、炭酸コバルト、塩
化コバルト、臭化ルテニウム等が挙げられる。
【0017】さらに、これらの金属錯体であってもよ
い。金属錯体の配位子としては、一般式(2) P(L)3 (2) (式中、Lはそれぞれ独立に低級アルキル基、フェニル
基、低級アルキル基置換フェニル基を表す)または一般
(3) (R12P−Q−P(R12 (3) (式中、R1はそれぞれ独立にフェニル基、o−メチル
フェニル基、m−メチルフェニル基、p−メチルフェニ
ル基を表し、Qは二価の基を表す)で表されるホスフィ
ンが好ましい。ここでQは−(CH2m−(mは2〜8
の整数)で表されるアルキレン基などである。低級アル
キル基としては炭素数1〜4程度のものが好適である。
この様なホスフィンの具体例としては、例えばトリフェ
ニルホスフィン、トリ−o−トリルホスフィン、トリ−
m−トリルホスフィン、トリ−p−トリルホスフィン、
1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、
1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン、1,3
−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、1,2−ビ
ス(ジフェニルホスフィノ)エタン、トリn−ブチルホ
スフィン、トリエチルホスフィンなどが挙げられる。ま
た、他の配位子としてはアセトニトリル、ベンゾニトリ
ル、一酸化炭素等が挙げられる。これらのうち、ホスフ
ィン類が好ましく、フェニル基または低級アルキル置換
フェニル基を有するホスフィン類がさらに好ましい。
【0018】金属錯体の具体例としては、例えばPdC
2[P(o−Me−Ph)32、PdCl2[P(m−
Me−Ph)32、PdCl2[P(p−Me−P
h)32、PdCl2(PMe32、PdCl2(PPh
32、PdBr2(PPh32、Pd(PPh34、P
dCl2〔P(Ph)2CH2CH2P(Ph)2〕、Pd
Cl2〔P(Ph)2CH2CH2CH2CH2P(P
h)2〕、PdCl2(PhCN)2、Pd(CO)(P
Ph33、PhPdI(PPh32、PhPdBr(P
Ph32、PhPdBr(PMePh22、PdCl2
(PMePh22、PdCl2(PEt2Ph)2、Pd
Cl2(PMe2Ph)2、Pd2Br4(PPh32、P
dCl2(PEt32、PdCl2(bpy)2、RhC
l(PPh33 、RhCl(CO)(PPh32、P
t(CO)2(PPh32、H4Ru(CO)12、Ru3
(CO)12、CoCl(PPh33 、CoH(N2
(PPh33 、CoCl2(PEtPh22、HCo
(CO)4、Co2(CO)8、等が挙げられる。ここ
で、Meはメチル基、Etはエチル基、Phはフェニル
基を表す。
【0019】一般に触媒が反応系中でどの様な中間状
態、活性化状態にあるのかは明確ではないが、本発明の
意図が目的物の製造であることに鑑み、これらの金属、
配位子および反応に関与する試剤が本発明の反応条件で
活性を示す状態となり得る組み合わせであれば最初に反
応系へ仕込む金属化合物、配位子、金属錯体の形態は特
に限定されない。
【0020】配位子は反応系で金属と金属錯体を形成す
る量以上に使用してよい。例えば、通常はパラジウム1
モルに対しトリフェニルホスフィン2モルとなるように
調整して反応系に加えればよいが、2モル以上とするの
が好ましい場合がある。金属と配位子は別々にまたは錯
体として反応系に加えてもよい。周期律表第VIII族
金属の使用量は、一般式(1)で表される芳香族ハロゲ
ン化物1モルに対して通常金属として0.00001〜
0.5モル、好ましくは0.00005〜0.1モル、
より好ましくは0.0001〜0.05モルである。
0.00001モルよりも少ないと反応の進行が遅く実
用でないので好ましくなく、また、0.5モルよりも多
いことは反応の点では問題はないが経済的に不利である
ので好ましくない。
【0021】本発明は有機溶媒を使用しないで、または
有機溶媒を使用して行うことができる。有機溶媒として
は、基質である一般式(1)で表される芳香族化合物自
体を溶媒として利用することもできるが、その他に例え
ば水、ジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、ニトロベンゼ
ン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素、アセトニトリ
ル、ベンゾニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチル
アセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メ
チルピロリドン、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチル
ホスホアミド等が挙げられ、このうち1種または2種以
上を用いることができる。溶媒の量は反応の面からは特
に限定されないが余り過剰に使用することは装置の大型
化を招き好ましくない。
【0022】本発明の方法で反応系に水を存在させるこ
とは好ましい。アンモニアは蒸気圧が高く一般的に有機
溶媒のみの系においてはその濃度を高めるためには高圧
を必要とするが、水への溶解度が大きいため水を反応系
に存在させることで、著しい反応系の圧力低下を達成す
ることができる。また、反応の結果生成する塩が容易に
水層へ移動するため、反応の促進に寄与し、さらに精製
操作を容易にするという効果も奏する。水を溶媒とする
場合にはアンモニアは水溶液として反応系に導入するこ
とができる。溶媒として水を用いる場合には併用溶媒と
して適度に生成するアミドを溶解する溶媒を使用するの
が好ましく、上記の各溶媒が使用できる。また、4級ア
ンモニウム塩やクラウンエーテルのような相間移動触媒
を加えることによって反応が促進されることがある。水
の使用量は、特に限定されないが、反応系が水を主とす
る層と有機液体を主とする層の二層を形成するだけの量
を使用するのが好ましい。反応温度は、通常、10〜2
00℃、好ましくは10〜150℃である。反応時間
は、通常0.1〜30時間、好ましくは0.5〜10時
間がよい。
【0023】本発明の方法は、ガラス、ステンレス、白
金、フッ素樹脂などの耐蝕材料で造られた耐圧容器を用
いるのがよい。耐圧容器に一般式(1)で表される芳香
族化合物、触媒となる周期律表第VIIIの金属とホス
フィン、アンモニア、さらに必要に応じて溶媒および/
または水の所定量をそれぞれ仕込む。この時、水を用い
る際にはアンモニアはアンモニア水として仕込むことが
でき好ましいが、水を用いないときはガスまたは液とし
て仕込む。反応器内部を一酸化炭素置換して所定の一酸
化炭素の圧力に設定し加熱を始める。内温が所定の温度
(たとえば、50℃以上通常は80℃程度)に達した時
点で内圧を所定の圧力に調整し、その後、一酸化炭素の
導入量を調節しながら内温と内圧を一定またはプログラ
ムされた条件に調節する。
【0024】反応液中の原料芳香族化合物の反応率が所
期の値となった時に反応器の加熱と一酸化炭素の供給を
止め反応器を冷却し、反応器内のガスをパージした後、
反応液を取り出す。水を使用した場合には反応液は二層
となり、目的生成物は有機層に含まれている。粗製の目
的生成物は溶媒を留去し、触媒を除くことで得られる。
この組成物は常法により精製することができる。
【0025】
【実施例】次に、本発明が製法について実施例を挙げて
詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。別途注のない限り実施例での圧力はゲージ圧を
示す。
【0026】[実施例1] 容量50mlのステンレス製オートクレーブに2−クロ
ロ−3,5−ビス(トリフルオロメチル)ブロモベンゼ
ン13.33g、テトラヒドロフラン5.93g、Pd
Cl2(dppb)24.6mg、dppb34.7m
g、29%アンモニア水9.57gを仕込んだ。攪拌を
開始し窒素置換を3回および一酸化炭素置換を3回行
い、一酸化炭素の初期圧を2.6kg/cm2に設定し
加熱を始めた。1時間後内温が100℃に達した時点で
内圧を10kg/cm2に調整した。その後、一酸化炭
素の導入量を調節しながら、内温100〜105℃、内
圧10kg/cm2に保った。
【0027】6時間後加温を停止しオートクレーブを冷
却し内部のガスをパージした。この液に5N塩酸を加え
PHが1以下になるよう調節し、その後ジエチルエーテ
ルを0.5ml加えて有機成分を抽出した。このエーテ
ル相をガスクロマトグラフ分析したところ、目的とする
2−クロロ−3,5−ビス(トリフルオロメチル)安息
香酸アミドが13.4%の生成率で生成しているのが確
認された。
【0028】マススペクトルデータ(2−クロロ−3,
5−ビス(トリフルオロメチル)安息香酸アミド) 291;293(強度比10:3;親ピーク 275;
277(強度比10:3) 247;249(強度比1
0:3) 212
【発明の効果】本発明の方法によれば、芳香族ハロゲン
化物と一酸化炭素とアンモニアから一段の反応で2−ク
ロロ−3,5−ビス(トリフルオロメチル)安息香酸ア
ミドを製造することができ、プロセスを簡略化できると
いう効果を奏する。
フロントページの続き (72)発明者 森野 譲 埼玉県川越市今福中台2805番地 セント ラル硝子株式会社化学研究所内 (72)発明者 小出 誠 埼玉県川越市今福中台2805番地 セント ラル硝子株式会社化学研究所内 (56)参考文献 特開 平8−104661(JP,A) 特開 昭63−227547(JP,A) 特開 昭64−6238(JP,A) 特開 昭54−79274(JP,A) 特開2000−169435(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 231/10 C07C 233/65 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2−クロロ−3,5−ビス(トリフルオロ
    メチル)安息香酸アミド。
  2. 【請求項2】一般式(1) 【化1】 (式中、Xはハロゲン(臭素またはヨウ素をいう)、ト
    リフルオロメタンスルホネート基、炭素数1〜4のアル
    キルスルホネート基、置換または非置換アリールスルホ
    ネート基を表す。)で表される芳香族化合物を周期律表
    第VIII族金属とホスフィン類の存在下一酸化炭素と
    アンモニアを反応させることからなる2−クロロ−3,
    5−ビス(トリフルオロメチル)安息香酸アミドの製造
    方法。
  3. 【請求項3】周期律表第VIII族金属が鉄、コバル
    ト、パラジウム、白金、ロジウム、ルテニウム、イリジ
    ウムおよびオスミウムから選ばれた金属である請求項2
    に記載の2−クロロ−3,5−ビス(トリフルオロメチ
    ル)安息香酸アミドの製造方法。
  4. 【請求項4】周期律表第VIII族金属がパラジウムで
    ある請求項2または3に記載の2−クロロ−3,5−ビ
    ス(トリフルオロメチル)安息香酸アミドの製造方法。
  5. 【請求項5】ホスフィンが一般式(2) P(L)3 (2) (式中、Lはそれぞれ独立に低級アルキル基、フェニル
    基、低級アルキル基置換フェニル基を表す)または一般
    式(3) (R12P−Q−P(R12 (3) (式中、R1はそれぞれ独立にフェニル基、o−メチル
    フェニル基、m−メチルフェニル基、p−メチルフェニ
    ル基を表し、Qは二価の基を表す)で表されるホスフィ
    ンである請求項2乃至4の何れかに記載の2−クロロ−
    3,5−ビス(トリフルオロメチル)安息香酸アミド
    製造方法。
  6. 【請求項6】ホスフィンがトリフェニルホスフィン、
    1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパンまたは
    1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタンである
    求項2乃至5の何れかに記載の2−クロロ−3,5−ビ
    ス(トリフルオロメチル)安息香酸アミドの製造方法。
  7. 【請求項7】周期律表第VIII族金属とホスフィンと
    の組み合わせが、金属塩、ホスフィンおよび金属ホスフ
    ィン錯体から選ばれる任意の組み合わせからなる請求項
    2乃至6の何れかに記載の2−クロロ−3,5−ビス
    (トリフルオロメチル)安息香酸アミドの製造方法。
  8. 【請求項8】反応系中に水および/または溶媒を存在さ
    せる請求項2乃至7の何れかに記載の2−クロロ−3,
    5−ビス(トリフルオロメチル)安息香酸アミドの製造
    方法。
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