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JP3437650B2 - 移動農機 - Google Patents

移動農機

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Publication number
JP3437650B2
JP3437650B2 JP20131194A JP20131194A JP3437650B2 JP 3437650 B2 JP3437650 B2 JP 3437650B2 JP 20131194 A JP20131194 A JP 20131194A JP 20131194 A JP20131194 A JP 20131194A JP 3437650 B2 JP3437650 B2 JP 3437650B2
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JP
Japan
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case
belt
pulley
speed change
shaft
Prior art date
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Application number
JP20131194A
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JPH0837835A (ja
Inventor
尾 敏 夫 中
Original Assignee
ヤンマー農機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ヤンマー農機株式会社 filed Critical ヤンマー農機株式会社
Priority to JP20131194A priority Critical patent/JP3437650B2/ja
Publication of JPH0837835A publication Critical patent/JPH0837835A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3437650B2 publication Critical patent/JP3437650B2/ja
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  • Transplanting Machines (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば苗載台及び植付爪
を備えて連続的に苗植作業を行う田植機などの移動農機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開昭63−150146号公報
に示す如く、固定プーリ及び可動プーリを備える無段ベ
ルト変速ケースを設ける技術があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、無段
ベルト変速ケースを機体前後中心線に対して一側に片寄
らせていたから、前記ケースと下方の前輪伝動軸を設け
る上下幅を容易に縮少し得ない等の問題があった。ま
た、変速ベルトをプーリ間に緊張させた状態で無段ベル
ト変速ケースを組立てる必要があり、前記ケースの嵌合
固定が面倒である等の問題があった。さらに、前記無段
ベルト変速ケースに換気口を形成すると、前記ケース内
部に水などが侵入してベルトがスリップする等の問題が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、エン
ジン出力を伝達させる無段ベルト変速ケースを備える移
動農機において、無段ベルト変速ケースの換気を行うホ
ースを設け、車体フレーム中空部と無段ベルト変速ケー
ス内部を前記ホースによって連通接続させたもので、
記ホースを介して無段ベルト変速ケースの換気を行うか
ら、前記ケース内部の温度上昇を防止し得、また前記ケ
ース内部に水が侵入してベルトがスリップする等の不具
合をなくし得、ベルトの耐久性向上並びに伝動効率の維
持などを容易に図り得るものである。
【0005】また、ホースを接続させる無段ベルト変速
ケースの排気口をプーリ外径側に設ける移動農機におい
て、前記プーリの前面側に吸気ファンを一体形成し、プ
ーリ前方のベルト変速ケース前面に吸気口を開設させる
と共に、前記プーリの後面側に排気ファンを一体形成
し、プーリ後方のベルト変速ケース後面に排気口を開設
させたもので、プーリの起風を利用して無段ベルト変速
ケース内の空気を排気口から効率良く送出し得、換気効
率を容易に向上させ得るものである。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は変速ケース部の断面正面図、図2は乗用田
植機の側面図、図3は同平面図を示し、図中(1)は作
業者が搭乗する走行車であり、エンジン(2)を車体フ
レーム(3)前部上方に搭載させ、ギヤ変速ケース
(4)前方にフロントアクスルケース(5)を介して水
田走行用前輪(6)を支持させると共に、前記ギヤ変速
ケース(4)の後部にリヤアクスルケース(7)を連設
し、前記リヤアクスルケース(7)に水田走行用後輪
(8)を支持させる。そして前記エンジン(2)等を覆
うボンネット(9)両側に予備苗載台(10)を取付け
ると共に、ステップ(11)を介して作業者が搭乗する
車体カバー(12)によって前記ギヤ変速ケース(4)
等を覆い、前記車体カバー(12)上部に運転席(1
3)を取付け、その運転席(13)の前方で前記ボンネ
ット(9)後部に操向ハンドル(14)を設ける。
【0010】また、図中(15)は6条植え用の苗載台
(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植
付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(1
6)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を
介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持さ
せると共に、一方向に等速回転させるロータリケース
(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケー
ス(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケー
ス(22)(22)を配設し、その爪ケース(22)
(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。ま
た前記植付ケース(20)の前側にローリング支点軸
(23)を介して支持フレーム(24)を設け、トップ
リンク(25)及びロワーリンク(26)を含む三点リ
ンク機構(27)を介して走行車(1)後側に支持フレ
ーム(24)を連結させ、前記リンク機構(27)を介
して植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ(28)
をロワーリンク(26)に連結させ、前記前後輪(6)
(8)を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺
動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付爪(1
7)によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように
構成する。
【0011】また、図中(29)は主変速レバー、(3
0)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、(3
1)は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッチペ
ダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、(3
4)は2条分均平用センターフロート、(35)は2条
分均平用サイドフロート、(36)は6条用の側条施肥
機である。
【0012】さらに、図4、図5、図6、図7に示す如
く、前低後高(傾斜角約4度)に傾斜させる前記車体フ
レーム(3)前部上面に架台(37)…を一体固定さ
せ、架台(37)…の前後方向が略水平な上面側に防振
ゴムを介してエンジン台(39)を取付け、エンジン台
(39)に前記エンジン(2)を上載させ、前記エンジ
ン(2)の左側に燃料タンク(40)を、またエンジン
(2)の右側にマフラー(41)を取付けると共に、車
体フレーム(3)前端側にバッテリ(43)を取付けて
いる。
【0013】また、前記車体フレーム(3)にステアリ
ングケース(44)を取付け、筒体(45)に内挿させ
る操向ハンドル(14)のステアリング軸(46)を、
左右車体フレーム(3)(3)間の略中央でステアリン
グケース(44)上面に立設させると共に、ステアリン
グケース(44)下面に出力軸(47)を突設させ、左
右の前輪(6)(6)を方向転換させる操向アーム(4
8)を前記出力軸(47)に取付けている。
【0014】また、前記エンジン(2)下方のエンジン
台(39)後端部に、前後方向に略水平な円筒形の軸受
体(49)を熔接固定させ、前記軸受体(49)にカウ
ンタ軸(50)前側を片持ち軸支させ、カウンタ軸(5
0)後端側にカウンタプーリ(51)を取付けると共
に、前記筒体(45)の右側部にオルタネータ(52)
を配設させ、エンジン(2)後面にオルタネータ(5
2)を対面配置させるもので、左右車体フレーム(3)
(3)間の略中央上方にエンジン(2)の出力軸(5
3)を設け、該出力軸(53)に出力プーリ(54)を
取付け、該出力プーリ(54)を前記カウンタプーリ
(51)にVベルト(55)を介して連結させると共
に、オルタネータ(52)の入力プーリ(56)にVベ
ルト(57)を介して前記出力プーリ(54)を連結さ
せている。
【0015】さらに、前記車体フレーム(3)後端部に
リヤアクスルケース(7)をボルト止め固定させ、前記
リヤアクスルケース(7)前面にギヤ変速ケース(4)
後面を連結固定させると共に、ギヤ変速ケース(4)の
右側前面にクラッチケース(58)を一体形成し、クラ
ッチケース(58)前面に無段ベルト変速ケース(5
9)右側後面を連結固定させ、また昇降シリンダ(2
8)を作動させる油圧ポンプ(60)をベルト変速ケー
ス(59)の左側後面に固定させるもので、四角パイプ
形中空の左右車体フレーム(3)(3)の間でこの上面
よりも低位置に前記各ケース(4)(58)(59)及
び油圧ポンプ(60)を吊下げ固定させ、ユニバーサル
ジョイント付き伝動軸(61)を前記カウンタ軸(5
0)後端とベルト変速ケース(59)間に設け、エンジ
ン(2)出力をベルト変速ケース(59)に伝えると共
に、フロントアクスルケース(5)とギヤ変速ケース
(4)間に前輪伝動軸(62)を設け、ギヤ変速ケース
(4)の変速出力を各アクスルケース(5)(7)を介
して前後輪(6)(8)に伝えるように構成している。
【0016】さらに、前記車体フレーム(3)後端にロ
ワーリンク支点軸(63)を設け、該支点軸(63)に
前記ロワーリンク(26)前端を取付けると共に、左右
の車体フレーム(3)(3)後端間に門形支柱(64)
を立設させ、該支柱(64)上端に施肥機台(65)を
設け、該台(65)にトップリンク支点軸(66)を介
してトップリンク(25)前端を取付けている。
【0017】また、前記ブレーキペダル(33)を設け
るペダル支点パイプ(67)を備え、左右の車体フレー
ム(3)(3)に前記パイプ(67)を貫挿させ、前記
パイプ(67)両端部を車体フレーム(3)に溶接固定
させ、左右車体フレーム(3)(3)の連結部材として
前記パイプ(67)を取付けると共に、前記昇降シリン
ダ(28)を取付ける左右サブフレーム(68)(6
8)を備え、前低後高に斜設させるサブフレーム(6
8)前端を前記ペダル支点パイプ(67)に溶接固定さ
せ、前記サブフレーム(68)後端を支柱(64)上端
に溶接固定させている。
【0018】さらに、図8に示す如く、巻付け径を変化
させて変速比を無段階に変更する入出力プーリ(69)
(70)及び変速ベルト(71)をベルト変速ケース
(59)に内設させ、ユニバーサルジョイント付き伝動
軸(61)を介してベルト変速ケース(59)の入力軸
(72)前端を前記カウンタ軸(50)後端に連結さ
せ、入力軸(72)後端に油圧ポンプ(60)を直接連
結させると共に、クラッチペダル(32)によって断続
操作する多板摩擦形乾式クラッチ(73)をクラッチケ
ース(58)に内設させ、ベルト変速ケース(59)の
出力軸(74)をギヤ変速ケース(4)の入力軸(7
5)に前記クラッチ(73)を介して連結させている。
【0019】また、前記入力軸(75)に走行変速ギヤ
機構(76)を介して走行出力軸(77)を連結させ、
前後輪(6)(8)に前後輪伝動軸(62)(77a)
を介して前記走行出力軸(77)を連結させ、前後輪
(6)(8)を駆動すると共に、前記入力軸(75)に
PTO変速ギヤ機構(78)を介してPTO軸(79)
を連結させ、PTO軸(79)を介して植付部(15)
を駆動し、またギヤ変速ケース(4)近くでPTO軸
(79)出力をスプロケット(80)により分岐して施
肥機(36)を駆動するように構成している。
【0020】さらに、図1、図8に示す如く、テンショ
ンローラ(81)と、入出力プーリ(69)(70)の
ベルト巻付け径を変化させる入出力用カム(82)(8
3)と、各カム(82)(83)に当接させる入出力用
ローラ(84)(85)とを備えると共に、前記ベルト
変速ケース(59)に変速軸(86)を介して変速アー
ム(87)を設ける。
【0021】そして、図9に示す如く、リンク(88)
及びロッド(89)及び連杆(90)を介して前記変速
軸(86)に各入出力用カム(82)(83)を連結さ
せると共に、ワイヤ(91)を介して前記変速アーム
(87)に図3に示す副変速レバー(30)を連結さ
せ、副変速レバー(30)操作により入出力軸(72)
(74)回りに入出力用カム(82)(83)を回転さ
せ、入出力用プーリ(69)(70)幅を変えて変速ベ
ルト(71)の巻付け径を変化させ、前記プーリ(6
9)(70)及び変速ベルト(71)の変速比を無段階
に変更するように構成している。
【0022】また、図1、図5に示す如く、略一直線状
に前後方向に延設させる左右車体フレーム(3)(3)
間の略中央に前記ベルト変速ケース(59)を固定さ
せ、走行車(1)の前後方向中心線上に前記ベルト変速
ケース(59)の左右幅中心を位置させるもので、エン
ジン(2)出力を伝達させる無段ベルト変速ケース(5
9)を備えると共に、左右車体フレーム(3)(3)の
間に前記無段ベルト変速ケース(59)を設ける移動農
機において、無段ベルト変速ケース(59)に内設させ
る入力プーリ(69)及び出力プーリ(70)を略左右
対称に配設させ、前記無段ベルト変速ケース(59)底
部中央に下向き凹部(92)を形成し、前記ケース(5
9)底部の凹部(92)に前輪伝動軸(62)を設けて
これらの上下方向取付け幅を容易に縮少できる構造と
し、例えば無段ベルト変速ケース(59)上面位置を低
くしたり前輪伝動軸(62)位置を高くして機体のコン
パクト化を図れるように構成している。
【0023】さらに、図1、図8、図10に示す如く、
前記入力軸(72)にテンションアーム(93)中間を
回転自在に取付け、該アーム(93)の一端側に軸(9
4)を介してテンションローラ(81)を回転自在に設
けると共に、前記アーム(93)の他端にテンションバ
ネ(94)の一端側を連結させる。また、前記ベルト変
速ケース(59)に受軸(95)中間を回転自在に軸支
させ、前記ケース(59)内部に突出させる受軸(9
5)の一端側に受アーム(96)基端を一体固定させ、
受アーム(96)先端に前記テンションバネ(94)端
部を係止させ、テンションアーム(93)と受アーム
(96)間にテンションバネ(94)を連結させる。一
方、前記ケース(59)外部に突出させる受軸(95)
の他端側にピン(97)を介してロックアーム(98)
基端を固定させると共に、前記ロックアーム(98)先
端を前記ケース(59)外面にボルト(99)止め固定
させ、前記ボルト(99)によって各アーム(96)
(98)をケース(59)に一体的に固定させ、テンシ
ョンバネ(94)を緊張状態に支持させ、テンションロ
ーラ(94)を変速ベルト(71)に圧接させて変速ベ
ルト(71)のテンションを所定以上に保つもので、前
記無段ベルト変速ケース(59)外側に外部操作アーム
であるロックアーム(98)を突設させ、テンションプ
ーリ(81)を介して変速ベルト(71)を緊張させる
テンションバネ(94)と前記ロックアーム(98)を
無段ベルト変速ケース(59)内側で連結させ、無段ベ
ルト変速ケース(59)組立後にロックアーム(98)
をテンションバネ(94)緊張位置に固定させるもの
で、テンションバネ(94)を緩めた状態で無段ベルト
変速ケース(59)を組立て、前記ケース(59)の組
立後にロックアーム(98)をボルト(99)止め固定
させてテンションバネ(94)を緊張させることによ
り、前記ケース(59)組立時に入出力軸(72)(7
3)間距離を小さくする力が働くことがなく、無段ベル
ト変速ケース(59)の合体並びに該ケース(59)と
入出力軸(72)(74)の嵌合などを容易に行えるよ
うに構成している。
【0024】さらに、図8、図11に示す如く、前記ベ
ルト変速ケース(59)を2つ割り構造の前後ケース本
体(100)(101)によって形成すると共に、ベア
リング形の前記ローラ(84)(85)を支軸(10
2)…中間に回転自在に設け、前後ケース本体(10
0)(101)の接離(合体分離)方向に開放させた軸
受凹部(103)…を前記ケース(59)内面に形成
し、軸受凹部(103)に支軸(102)の一端側を嵌
入させ、支軸(102)の他端側を前記ケース(59)
内面にボルト(104)止め固定させ、前記ケース(5
9)内面に支軸(102)…を介して各ローラ(84)
(85)を着脱自在に取付けるもので、前記無段ベルト
変速ケース(59)の分解方向に開放させた軸受凹部
(103)と1本のボルト(104)によって前記支軸
(102)を無段ベルト変速ケース(59)に着脱自在
に固定させることにより、アルミニュウムダイキャスト
加工などによって無段ベルト変速ケース(59)及び軸
受凹部(103)を容易に形成できると共に、軸受凹部
(103)への支軸(102)の嵌込み並びに支軸(1
02)へのボルト(104)締付け等の作業を容易に行
えるように構成している。
【0025】さらに、図8、図12に示す如く、前記出
力プーリ(70)の前面側に吸気ファン(105)を一
体形成し、出力プーリ(70)前方のベルト変速ケース
(59)前面に吸気口(106)を開設させ、四角パイ
プ形の右車体フレーム(3)中空部と吸気口(106)
を吸気ホース(107)によって連通接続させ、右車体
フレーム(3)中空部の空気を前記ケース(59)の右
側内部に前面側から吸込ませると共に、前記入力プーリ
(69)の後面側に排気ファン(108)を一体形成
し、入力プーリ(69)後方左側のベルト変速ケース
(59)左側面後部に排気口(109)を開設させ、入
力プーリ(69)の外径側に排気口(109)を設け、
四角パイプ形の左車体フレーム(3)中空部と排気口
(109)を排気ホース(110)によって連通接続さ
せ、前記ケース(59)の左側後部の空気を左側面後部
から左車体フレーム(3)中空部に排出させるように構
成している。
【0026】上記から明らかなように、前記ベルト変速
ケース(59)の右側部及び左側部に吸気ホース(10
7)及び排気ホース(110)を連結させ、前記ケース
(59)と車体フレーム(3)(3)間のホース(10
7)(110)連結を車体フレーム(3)(3)外側か
ら容易に行える構造にすると共に、前記ケース(59)
の前面右側から右車体フレーム(3)内の空気をケース
(59)内部に取入れ、前記ケース(59)の左側後部
からケース(59)内部の空気を左車体フレーム(3)
内に排出させ、前記ケース(59)内部の換気を行うも
ので、無段ベルト変速ケース(59)の換気を行うホー
ス(107)(110)を設け、車体フレーム(3)中
空部と無段ベルト変速ケース(59)内部を前記ホース
(107)(110)によって連通接続させ、前記ケー
ス(59)内部の温度上昇を防止でき、また前記ケース
(59)内部に水が侵入する不具合をなくすと共に、ホ
ース(110)を接続させる無段ベルト変速ケース(5
9)の排気口(109)をプーリ(69)外径側に設
け、プーリ(69)の起風を利用して無段ベルト変速ケ
ース(59)内の空気を排気口(109)から送出させ
るように構成している。
【0027】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、エンジン(2)出力を伝達させる無段ベルト変速ケ
ース(59)を備える移動農機において、無段ベルト変
速ケース(59)の換気を行うホース(107)(11
0)を設け、車体フレーム(3)中空部と無段ベルト変
速ケース(59)内部を前記ホース(107)(11
0)によって連通接続させたもので、前記ホース(10
7)(110)を介して無段ベルト変速ケース(59)
の換気を行うから、前記ケース(59)内部の温度上昇
を防止でき、また前記ケース(59)内部に水が侵入し
てベルト(71)がスリップする等の不具合をなくすこ
とができ、ベルト(71)の耐久性向上並びに伝動効率
の維持などを容易に図ることができるものである。
【0028】また、ホース(107)(110)を接続
させる無段ベルト変速ケース(59)の排気口(10
9)をプーリ(69)(70)外径側に設ける移動農機
において、前記プーリ(70)の前面側に吸気ファン
(105)を一体形成し、プーリ(70)前方のベルト
変速ケース(59)前面に吸気口(106)を開設させ
ると共に、前記プーリ(69)の後面側に排気ファン
(108)を一体形成し、プーリ(69)後方のベルト
変速ケース(59)後面に排気口(109)を開設させ
たもので、プーリ(69)の起風を利用して無段ベルト
変速ケース(59)内の空気を排気口(109)から効
率良く送出でき、換気効率を容易に向上させることがで
きるものである。
【0029】
【0030】
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】変速ケース部の断面正面図。
【図2】乗用田植機の側面図。
【図3】同平面図。
【図4】走行車の側面図。
【図5】同平面図。
【図6】後部の拡大側面図。
【図7】走行車の駆動系統図。
【図8】変速ケース部の断面平面図。
【図9】変速カム部の拡大図。
【図10】テンションバネ部の拡大図。
【図11】ローラ部の拡大図。
【図12】変速ケース部の正面図。
【符号の説明】
(2) エンジン (3) 車体フレーム (59) 無段ベルト変速ケース (69) 入力プーリ (70) 出力プーリ (71) 変速ベルト (81) テンションプーリ (82)(83) 変速カム (84)(85) ローラ (92) 下向き凹部 (94) テンションバネ (98) ロックアーム(外部操作アーム) (102)支軸 (103)軸受凹部 (104)ボルト (107)吸気ホース (109)排気口 (110)排気ホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−116931(JP,A) 特開 昭64−4514(JP,A) 特開 平7−61250(JP,A) 特開 平7−170823(JP,A) 実開 昭63−150146(JP,U) 実開 昭55−138128(JP,U) 実開 昭62−128726(JP,U) 米国特許4506756(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02 313 B60K 17/08 B62D 49/00 F16H 57/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(2)出力を伝達させる無段ベ
    ルト変速ケース(59)を備える移動農機において、無
    段ベルト変速ケース(59)の換気を行うホース(10
    7)(110)を設け、車体フレーム(3)中空部と無
    段ベルト変速ケース(59)内部を前記ホース(10
    7)(110)によって連通接続させたことを特徴とす
    る移動農機。
  2. 【請求項2】 ホース(107)(110)を接続させ
    る無段ベルト変速ケース(59)の排気口(109)を
    プーリ(69)(70)外径側に設ける移動農機におい
    て、前記プーリ(70)の前面側に吸気ファン(10
    5)を一体形成し、プーリ(70)前方のベルト変速ケ
    ース(59)前面に吸気口(106)を開設させると共
    に、前記プーリ(69)の後面側に排気ファン(10
    8)を一体形成し、プーリ(69)後方のベルト変速ケ
    ース(59)後面に排気口(109)を開設させたこと
    を特徴とする移動農機。
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