JP3409194B2 - 水中油型化粧料 - Google Patents
水中油型化粧料Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伸び広がりが良く、エ
モリエント性、しっとり感等の使用感に優れ、使用性も
簡便で化粧持続性の高い、粉体を含有する水中油型化粧
料に関する。
モリエント性、しっとり感等の使用感に優れ、使用性も
簡便で化粧持続性の高い、粉体を含有する水中油型化粧
料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水中油型の乳化化粧料を調製する
ための乳化剤として、また化粧料中に粉体を分散させる
ときの分散剤、濡れ剤としても各種界面活性剤が配合さ
れてきた。しかし、これらの系では界面活性剤による耐
水性及び耐油性低下による化粧持続性の悪化、べたつき
等が問題となっていた。一方、界面活性剤を用いずに水
と粉体だけの系があったが、これは伸び広がりの悪さ、
きしみ、水が揮発した後、つっぱり感や乾燥感が生じ
る、化粧の持続性に欠ける等の欠点があった。また、水
と油分を乳化せずに混合し粉体を分散させ、使用時に振
り混ぜる化粧料もあったが、これは使用するときに振り
混ぜるという点で使用性が簡便でなく、伸び広がり等の
使用感も必ずしも満足できるものではなかった。
ための乳化剤として、また化粧料中に粉体を分散させる
ときの分散剤、濡れ剤としても各種界面活性剤が配合さ
れてきた。しかし、これらの系では界面活性剤による耐
水性及び耐油性低下による化粧持続性の悪化、べたつき
等が問題となっていた。一方、界面活性剤を用いずに水
と粉体だけの系があったが、これは伸び広がりの悪さ、
きしみ、水が揮発した後、つっぱり感や乾燥感が生じ
る、化粧の持続性に欠ける等の欠点があった。また、水
と油分を乳化せずに混合し粉体を分散させ、使用時に振
り混ぜる化粧料もあったが、これは使用するときに振り
混ぜるという点で使用性が簡便でなく、伸び広がり等の
使用感も必ずしも満足できるものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の欠点を改良する
方法として、アルキル変性カルボキシビニルポリマーを
用いて水に油溶性紫外線吸収剤や粉体を分散させる技術
が開示されている(特開平5ー97644号公報)。し
かしながら、その場合粉体が未処理または疎水化処理さ
れたものでは、少量であれば分散性は良好であるが、多
量の粉体を配合する場合は、分散性が充分ではなかっ
た。そこで、粉体による効果を充分発揮でき、凝集や使
用時の色変わりを生じることのない化粧料が望まれてい
た。
方法として、アルキル変性カルボキシビニルポリマーを
用いて水に油溶性紫外線吸収剤や粉体を分散させる技術
が開示されている(特開平5ー97644号公報)。し
かしながら、その場合粉体が未処理または疎水化処理さ
れたものでは、少量であれば分散性は良好であるが、多
量の粉体を配合する場合は、分散性が充分ではなかっ
た。そこで、粉体による効果を充分発揮でき、凝集や使
用時の色変わりを生じることのない化粧料が望まれてい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決すべく鋭意検討を行った結果、アルキル変性カルボキ
シビニルポリマーを使用する系においてシリカ被覆粉体
を用いると、粉体の分散性が向上し、良好な使用感と簡
便性、化粧持続性を併せ持つことを見い出し、本発明を
完成した。
決すべく鋭意検討を行った結果、アルキル変性カルボキ
シビニルポリマーを使用する系においてシリカ被覆粉体
を用いると、粉体の分散性が向上し、良好な使用感と簡
便性、化粧持続性を併せ持つことを見い出し、本発明を
完成した。
【0005】すなわち、本発明は次の成分(a)、
(b)、(c)および(d): (a)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.01〜3.0重量% (b)油分 1〜60重量% (c)シリカ被覆粉体 1〜40重量% (d)水 30〜95重量% を含有することを特徴とする水中油型化粧料を提供する
ものである。
(b)、(c)および(d): (a)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.01〜3.0重量% (b)油分 1〜60重量% (c)シリカ被覆粉体 1〜40重量% (d)水 30〜95重量% を含有することを特徴とする水中油型化粧料を提供する
ものである。
【0006】本発明に用いられるアルキル変性カルボキ
シビニルポリマー(a)は、ペンタエリスリトールのア
リルエーテル又はシュクロースのアリルエーテルで架橋
された、炭素数10〜30のアルキルアクリレートとア
クリル酸又はメタクリル酸或はそれらの単一エステルと
の共重合体である。これはカーボボール1342、ペミ
ュレンTR I、ペミュレンTR II(いずれも、グッド
リッチ社製)として市販されている。必要に応じて、1
種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明におけるアルキル変性カルボキシビニルポリマー
の配合量は0.01〜3.0%、特に0.1〜1.0%
が好ましく、この範囲で用いれば油分及び粉体の分散
性、化粧持続性、系の安定性が良好となる。
シビニルポリマー(a)は、ペンタエリスリトールのア
リルエーテル又はシュクロースのアリルエーテルで架橋
された、炭素数10〜30のアルキルアクリレートとア
クリル酸又はメタクリル酸或はそれらの単一エステルと
の共重合体である。これはカーボボール1342、ペミ
ュレンTR I、ペミュレンTR II(いずれも、グッド
リッチ社製)として市販されている。必要に応じて、1
種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明におけるアルキル変性カルボキシビニルポリマー
の配合量は0.01〜3.0%、特に0.1〜1.0%
が好ましく、この範囲で用いれば油分及び粉体の分散
性、化粧持続性、系の安定性が良好となる。
【0007】本発明に用いられる油分(b)としては、
通常化粧料に用いられるものであればいずれでも良く、
例えば、オリーブ油、ヒマシ油等の植物油、ミツロウ、
キャンデリラロウ、木ロウ等のロウ類、流動パラフィ
ン、スクワラン、ワセリン、パラフィンワックス等の炭
化水素、セタノール、ステアリルアルコール、ベヘニル
アルコール等の高級アルコール、パーフルオロポリエー
テル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタン等
のフッ素系油、グリセリン脂肪酸エステル、トリグリセ
ライド等のエステル油、その他ラノリン、シリコーン油
等を挙げることができる。これら油分の配合量は1〜6
0%が好ましい。1%未満であるとエモリエント等の使
用感、および化粧持続性等の効果が充分得られず、60
%を超えて配合しても効果の向上は少ない。
通常化粧料に用いられるものであればいずれでも良く、
例えば、オリーブ油、ヒマシ油等の植物油、ミツロウ、
キャンデリラロウ、木ロウ等のロウ類、流動パラフィ
ン、スクワラン、ワセリン、パラフィンワックス等の炭
化水素、セタノール、ステアリルアルコール、ベヘニル
アルコール等の高級アルコール、パーフルオロポリエー
テル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタン等
のフッ素系油、グリセリン脂肪酸エステル、トリグリセ
ライド等のエステル油、その他ラノリン、シリコーン油
等を挙げることができる。これら油分の配合量は1〜6
0%が好ましい。1%未満であるとエモリエント等の使
用感、および化粧持続性等の効果が充分得られず、60
%を超えて配合しても効果の向上は少ない。
【0008】本発明に用いられるシリカ被覆粉体(c)
としては、体質顔料、着色顔料等の化粧用粉体を芯材と
しシリカを被覆したものである。本発明でいう化粧用粉
体としては、通常化粧品に用いられるものであればいず
れでも良く、例えば、タルク、マイカ、カオリン、炭酸
マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、
ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム等の体質顔料、
酸化チタン、酸化亜鉛、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化
鉄、グンジョウ、コンジョウ、酸化チタン・酸化鉄複合
顔料等の無機着色顔料、タール色素、天然色素等の有機
顔料、雲母チタン、酸化鉄雲母チタン、オキシ塩化ビス
マス等のパール剤、その他ナイロンパウダー、シルクパ
ウダー等の有機粉体が挙げられる。必要に応じて、これ
らの1種または2種以上を組み合わせて用いることがで
きる。また、これらの粉体は、シリカ被覆の前に、例え
ば、アルミナ、酸化ジルコニウム等で予め表面処理した
ものを使用しても良い。
としては、体質顔料、着色顔料等の化粧用粉体を芯材と
しシリカを被覆したものである。本発明でいう化粧用粉
体としては、通常化粧品に用いられるものであればいず
れでも良く、例えば、タルク、マイカ、カオリン、炭酸
マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、
ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム等の体質顔料、
酸化チタン、酸化亜鉛、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化
鉄、グンジョウ、コンジョウ、酸化チタン・酸化鉄複合
顔料等の無機着色顔料、タール色素、天然色素等の有機
顔料、雲母チタン、酸化鉄雲母チタン、オキシ塩化ビス
マス等のパール剤、その他ナイロンパウダー、シルクパ
ウダー等の有機粉体が挙げられる。必要に応じて、これ
らの1種または2種以上を組み合わせて用いることがで
きる。また、これらの粉体は、シリカ被覆の前に、例え
ば、アルミナ、酸化ジルコニウム等で予め表面処理した
ものを使用しても良い。
【0009】被覆処理に用いられるシリカは、結晶性で
も非結晶性でも良い。上記化粧用粉体にシリカを被覆す
る方法は種々あるが、例えば、化粧用粉体の水性懸濁液
に活性なシリカゾルを添加または生成させる方法、化粧
用粉体を芯材としてシリカと湿式または乾式にて混合粉
砕処理するメカノケミカル反応による方法等があげられ
る。また、シリカ被覆粉体を、さらに、シリカの特性を
妨げない範囲でポリアクリル酸等の分散剤で表面処理し
ても良い。
も非結晶性でも良い。上記化粧用粉体にシリカを被覆す
る方法は種々あるが、例えば、化粧用粉体の水性懸濁液
に活性なシリカゾルを添加または生成させる方法、化粧
用粉体を芯材としてシリカと湿式または乾式にて混合粉
砕処理するメカノケミカル反応による方法等があげられ
る。また、シリカ被覆粉体を、さらに、シリカの特性を
妨げない範囲でポリアクリル酸等の分散剤で表面処理し
ても良い。
【0010】本発明で用いられる化粧用粉体とシリカの
組成比は、被覆される粉体により任意に選択されるが、
重量比99:1〜40:60が好ましく、更に好ましく
は95:5〜60:40の範囲である。なお、被覆状態
は、部分的でも、完全でもいずれの状態でもよい。シリ
カ被覆粉体の配合量は、1〜40%が好ましく、更に好
ましくは2〜35%であり、1%未満では着色力、メー
キャップ効果、化粧持続性等が充分得られず、40%を
超えると伸び広がり等の使用感が悪くなり、また化粧膜
が厚くなり肌への負担感が高まって好ましくない。
組成比は、被覆される粉体により任意に選択されるが、
重量比99:1〜40:60が好ましく、更に好ましく
は95:5〜60:40の範囲である。なお、被覆状態
は、部分的でも、完全でもいずれの状態でもよい。シリ
カ被覆粉体の配合量は、1〜40%が好ましく、更に好
ましくは2〜35%であり、1%未満では着色力、メー
キャップ効果、化粧持続性等が充分得られず、40%を
超えると伸び広がり等の使用感が悪くなり、また化粧膜
が厚くなり肌への負担感が高まって好ましくない。
【0011】本発明に用いられる水(d)の配合量は、
30〜95%が好ましい。
30〜95%が好ましい。
【0012】本発明の化粧料には、本発明の効果を妨げ
ない範囲で従来の化粧料に使用される香料、防腐剤、保
湿剤、薬効成分、紫外線吸収剤、界面活性剤、乳化安定
剤、水溶性高分子、水膨潤性粘土鉱物、PH調製剤等を
配合することができる。ただし、べたつき、皮膚刺激性
の観点から通常の界面活性剤は配合しないことが望まし
い。
ない範囲で従来の化粧料に使用される香料、防腐剤、保
湿剤、薬効成分、紫外線吸収剤、界面活性剤、乳化安定
剤、水溶性高分子、水膨潤性粘土鉱物、PH調製剤等を
配合することができる。ただし、べたつき、皮膚刺激性
の観点から通常の界面活性剤は配合しないことが望まし
い。
【0013】以下に実施例を挙げて更に説明する。な
お、これらは本発明を何ら限定するものではない。ま
た、実施例ではアルキル変性カルボキシビニルポリマー
として、カーボボール1342、ペミュレンTR I又
はペミュレンTR II(いずれも、グッドリッチ社製)
を使用した。
お、これらは本発明を何ら限定するものではない。ま
た、実施例ではアルキル変性カルボキシビニルポリマー
として、カーボボール1342、ペミュレンTR I又
はペミュレンTR II(いずれも、グッドリッチ社製)
を使用した。
【0014】実施例1〜4および比較例1〜2
表1に示す組成の水中油型化粧料を調製し、粉体分散
性、使用感、化粧膜の自然さについて官能評価を行っ
た。その結果も併せて表1に示す。なお、実施例1〜4
および比較例1〜2はリキッドファンデーションであ
る。
性、使用感、化粧膜の自然さについて官能評価を行っ
た。その結果も併せて表1に示す。なお、実施例1〜4
および比較例1〜2はリキッドファンデーションであ
る。
【0015】
【表1】
【0016】(製法)
実施例1〜4、比較例1〜2
A.(2)〜(4)を加熱する。
B.(1)、(5)〜(13)および(15)を混合分
散し加熱する。 C.AとBを混合する。 D.Cに(14)を添加し、中和し、容器に充填して製
品とする。
散し加熱する。 C.AとBを混合する。 D.Cに(14)を添加し、中和し、容器に充填して製
品とする。
【0017】(評価方法)
各評価項目について、10名の官能検査パネルにより下
記の7段階(0〜6)の絶対評価を行い、その平均点を
さらに4段階に分けて評価した。
記の7段階(0〜6)の絶対評価を行い、その平均点を
さらに4段階に分けて評価した。
【0018】(1)絶対評価
6:非常に良い
5:良い
4:やや良い
3:普通
2:やや悪い
1:悪い
0:非常に悪い
(2)4段階評価
5.0〜6.0:非常に良好:◎
3.0〜4.9:良好 :○
1.0〜2.9:やや不良 :△
0 〜0.9:不良 :×
【0019】表1の結果から明らかなように、本発明品
である実施例1〜4の水中油型化粧料は、比較例1〜2
の水中油型化粧料に比較して、粉体分散性、使用感、化
粧膜の自然さの全ての面で、はるかに優れた特性を有し
ていることが分かる。特に、本発明品は、粉体を多く配
合しても分散性が良く、良好な使用感と簡便性、化粧持
続性を併せ持ち、かつ皮膚に対して刺激が無く、安全性
の高いものが得られた。 一方、未処理の顔料を配合し
た比較例1では粉体の分散性が悪いため、粉体の凝集が
起こり、使用感が悪く、化粧膜の自然さが得られなかっ
た。また、シリカ被覆粉体の配合量の多い比較例2は伸
び広がり等の使用感が悪く、化粧膜が厚くなり自然な膜
は得られなかった。
である実施例1〜4の水中油型化粧料は、比較例1〜2
の水中油型化粧料に比較して、粉体分散性、使用感、化
粧膜の自然さの全ての面で、はるかに優れた特性を有し
ていることが分かる。特に、本発明品は、粉体を多く配
合しても分散性が良く、良好な使用感と簡便性、化粧持
続性を併せ持ち、かつ皮膚に対して刺激が無く、安全性
の高いものが得られた。 一方、未処理の顔料を配合し
た比較例1では粉体の分散性が悪いため、粉体の凝集が
起こり、使用感が悪く、化粧膜の自然さが得られなかっ
た。また、シリカ被覆粉体の配合量の多い比較例2は伸
び広がり等の使用感が悪く、化粧膜が厚くなり自然な膜
は得られなかった。
【0020】
実施例5 リキッドファンデーション(しっとりタイプ)
(処方) 重量%
1 セチルアルコール 0.3
2 流動パラフィン 20
3 ワセリン 1
4 ミツロウ 2
5 アルキル変性カルボキビニルポリマー 1
6 1,3-ブチレングリコール 5
7 ポリエチレングリコール 5
8 20%シリカ被覆酸化チタン 15
9 20%シリカ被覆ベンガラ 1
10 20%シリカ被覆黄酸化鉄 2.5
11 20%シリカ被覆黒酸化鉄 0.8
12 精製水 残量
13 香料 適量
14 防腐剤 適量
15 トリエタノールアミン 1
【0021】(製法)
A:1〜5を加熱分散する。
B:6〜12を混合し加熱する。
C:AとBを混合する。
D:Cに13〜14を添加後、15を添加し中和して、
容器に充填し製品とする。
容器に充填し製品とする。
【0022】実施例5は、粉体および油分の分散状態が
良好で、肌上での伸び広がりが良く、エモリエント性等
の使用感、メーキャップ効果および化粧持続性に優れ、
皮膚刺激性の無い、しっとりタイプのファンデーション
である。
良好で、肌上での伸び広がりが良く、エモリエント性等
の使用感、メーキャップ効果および化粧持続性に優れ、
皮膚刺激性の無い、しっとりタイプのファンデーション
である。
【0023】
実施例6 リキッドマスカラ
(処方) 重量%
1 固形パラフィン 8
2 ラノリンワックス 8
3 イソパラフィン系炭化水素 30
4 ポリアクリル酸エステルエマルション(30%水溶液) 30
5 アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.5
6 香料 適量
7 防腐剤 適量
8 5%シリカ被覆黒酸化鉄 10
9 精製水 残量
10 トリエタノールアミン 0.4
【0024】(製法)
A:1〜3を加熱する。
B:4〜9を混合分散し加熱する。
C:AとBを混合する。
D:Cに10を加えて中和し、容器に充填して製品とす
る。
る。
【0025】実施例6は、粉体および油分の分散状態が
良好で、睫上での伸び広がりの良い使用感で、メーキャ
ップ効果および耐水性等の化粧持続性に優れ、皮膚刺激
性の無い、マスカラである。
良好で、睫上での伸び広がりの良い使用感で、メーキャ
ップ効果および耐水性等の化粧持続性に優れ、皮膚刺激
性の無い、マスカラである。
【0026】
実施例7 肌色クリーム
(処方) 重量%
1 流動パラフィン 10
2 ワセリン 1
3 トリオクタン酸グリセリル 5
4 1,3-ブチレングリコール 5
5 グリセリン 2
6 アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.3
7 カルボキシビニルポリマー 0.3
8 30%シリカ被覆酸化チタン 5
9 ベンガラ 0.3
10 黄酸化鉄 0.6
11 黒酸化鉄 0.1
12 精製水 残量
13 トリエタノールアミン 0.5
14 防腐剤 適量
15 香料 適量
【0027】(製法)
A:1〜3を加熱する。
B:4〜12を混合分散し加熱する。
C:AとBを混合する。
D:Cに13を添加し中和する。
E:Dに14〜15を添加混合し、容器に充填して製品
とする。
とする。
【0028】実施例7は、粉体および油分の分散状態が
良好で、肌上での伸び広がりが良く、しっとり感等の使
用感、メーキャップ効果および化粧持続性に優れ、皮膚
刺激性の無い、肌色クリームである。
良好で、肌上での伸び広がりが良く、しっとり感等の使
用感、メーキャップ効果および化粧持続性に優れ、皮膚
刺激性の無い、肌色クリームである。
【0029】
実施例8 乳液
(処方) 重量%
1 FOMBLIN HC−04(モンテフルオス社製) 20
2 5%パーフルオロアルキルリン酸エステルジエタノール
アミン処理酸化チタン 2
3 1,3−ブチレングリコール 15
4 アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.3
5 40%シリカ被覆酸化チタン 2
6 グリセリン 5
7 精製水 残量
8 香料 適量
9 トリエタノールアミン 0.3
【0030】(製法)
A:1〜2を混合分散する。
B:3〜7を混合分散する。
C:AとBを混合する。
D:Cに8を添加し9を加えて中和し、容器に充填し製
品とする。
品とする。
【0031】実施例8は、粉体および油分の分散状態が
良好で、肌上での伸び広がりが良く、しっとり感等の使
用感に優れ、皮膚刺激性の無い、乳液である。
良好で、肌上での伸び広がりが良く、しっとり感等の使
用感に優れ、皮膚刺激性の無い、乳液である。
【0032】
【発明の効果】本発明の化粧料は、良好な使用感と簡便
性、粉体の分散性、化粧効果及び化粧持続性を併せ持ち
皮膚刺激性の無い優れた水中油型化粧料である。
性、粉体の分散性、化粧効果及び化粧持続性を併せ持ち
皮膚刺激性の無い優れた水中油型化粧料である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A61K 7/00 - 7/50
Claims (2)
- 【請求項1】 次の成分(a)、(b)、(c)及び
(d): (a)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.01〜3.0重量% (b)油分 1〜60重量% (c)シリカ被覆粉体 1〜40重量% (d)水 30〜95重量% を含有することを特徴とする水中油型化粧料。 - 【請求項2】 成分(c)であるシリカ被覆粉体の化粧
用粉体とシリカの組成比が、重量比99:1〜40:6
0の範囲であることを特徴とする請求項1記載の水中油
型化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34791993A JP3409194B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 水中油型化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34791993A JP3409194B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 水中油型化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07187950A JPH07187950A (ja) | 1995-07-25 |
JP3409194B2 true JP3409194B2 (ja) | 2003-05-26 |
Family
ID=18393504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34791993A Expired - Lifetime JP3409194B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 水中油型化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3409194B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3487390B2 (ja) * | 1995-06-01 | 2004-01-19 | 株式会社資生堂 | 乳液状パウダー化粧料 |
JP3853868B2 (ja) * | 1996-03-23 | 2006-12-06 | 株式会社資生堂 | 水中油型乳化組成物 |
JPH1029920A (ja) * | 1996-07-12 | 1998-02-03 | Pola Chem Ind Inc | 刺激防護剤及びそれを含有する皮膚外用組成物 |
JPH1030044A (ja) * | 1996-07-15 | 1998-02-03 | Pola Chem Ind Inc | パーフルオロポリエーテル含有乳化組成物 |
FR2753625B1 (fr) | 1996-09-20 | 1998-10-23 | Composition cosmetique comprenant un copolymere particulier et utilisation dudit copolymere en cosmetique | |
JP3575965B2 (ja) * | 1997-10-28 | 2004-10-13 | ポーラ化成工業株式会社 | 夏用下地化粧料 |
JP4082808B2 (ja) * | 1997-12-13 | 2008-04-30 | 株式会社コーセー | 水中油型化粧料 |
JPH11246351A (ja) * | 1998-02-26 | 1999-09-14 | Pola Chem Ind Inc | 自然に見える敏感肌用のメークアップ化粧料 |
JP3621011B2 (ja) * | 1999-12-17 | 2005-02-16 | ポーラ化成工業株式会社 | 崩れ防止化粧料 |
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