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JP3405889B2 - コネクタのロック解除機構 - Google Patents

コネクタのロック解除機構

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JP3405889B2
JP3405889B2 JP25895496A JP25895496A JP3405889B2 JP 3405889 B2 JP3405889 B2 JP 3405889B2 JP 25895496 A JP25895496 A JP 25895496A JP 25895496 A JP25895496 A JP 25895496A JP 3405889 B2 JP3405889 B2 JP 3405889B2
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connector
housing
movable plate
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terminal
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剛生 木幡
政幸 山本
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Publication date
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Priority to US08/939,530 priority patent/US5967822A/en
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R43/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
    • H01R43/26Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for engaging or disengaging the two parts of a coupling device
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/633Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for disengagement only

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車内に配線さ
れるワイヤーハーネスの接続、或いは電気機器とワイヤ
ーハーネス等の接続に使用されるコネクタのロック解除
機構に関し、特に3相の各種ランプの取り外し時に良好
なコネクタのロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の自動車は、自動化されるとともに
AV機器やナビゲーション装置を搭載していて、必然的
に電子機器間を接続するワイヤーハーネス、コネクタ等
の配線材が多用されている。一方、走行中の自動車は、
エンジンや道路状況により振動するものであるから、コ
ネクタが不所望に抜けて回路遮断等の事故が生じないよ
うにロック機構を設けたものがある。
【0003】従来のロック機構を備えたコネクタを図1
0乃至図14に基づいて説明する。このコネクタ61
は、合成樹脂で一体成形されたハウジング62と、この
ハウジング62に形成された端子収納室63(図10参
照)内に埋設した3個のコネクタ端子64a、64b、
64cと、各コネクタ端子64a、64b、64cに接
続した電線65a、65b、65c、更に後述するロッ
ク機構91を備えている。
【0004】コネクタ端子64a、64b、64cは、
金属板を用いて図12乃至図14に示すように構成した
ものであり、基板71と直立側壁72とを有して全体的
に箱形に形成され、側壁72の自由縁部分(フランジ
縁)73は基板71上に曲げこまれている。基板71の
前端と一体に形成された舌片74は、側壁72、72間
で緩やかな傾斜で後方に延びており、自由端を外側に直
角に曲げて解除操作部75を形成している。また、舌片
74の中央部には、相手方プラグ端子81との係止用の
係止ランス76が設けられている。更に、基板71の後
端には、想像線で示すように電線65a、65b、65
cが加締部78により圧着接続されている。
【0005】図14に示したように係止孔82を有する
相手方プラグ端子81が、後方に曲げられた舌片74と
フランジ縁73との間に挿入される。相手方プラグ端子
81は舌片74を基板71側に押圧し、フランジ縁73
を撓ませることで舌片74とフランジ縁73との間で確
実に接触される。このとき、係止ランス76が係止孔8
2に係止され、相手方プラグ端子81の抜け出しを防止
するとともに、コネクタ端子64a、64b、64cと
相手方プラグ端子81とが電気的に接続される。
【0006】次に、コネクタ端子64a、64b、64
cと相手方プラグ端子81とのロック解除について説明
する。図10に示すようにハウジング62の両側であっ
てコネクタ端子64a、64cの外側にロック解除板9
1が設けられている。このロック解除板91の構成は、
図11に示すようにハウジング62の一部を押動可能に
切り離したものであり、手指等によりハウジング62の
内側方向に撓み変形させ得るようになっている。即ち、
図14に示したようにロック解除板91を手指等により
矢印A方向に押動すると、ロック解除板91が想像線で
示すように撓み変形して舌片74の自由端側に形成され
た解除操作部75を基板71方向に押される。この結
果、舌片74が想像線で示すように変形し、係止ランス
76が係止孔82から外れて係止解除になり、相手方プ
ラグ端子81をコネクタ端子64a、64cから抜き取
ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記コ
ネクタ端子のロック解除機構においては、一対のコネク
タ端子64a、64cに接続された2個の相手方プラグ
端子81、81を抜き取る場合、コネクタ端子64a、
64cの内、いずれか一方のコネクタ端子、例えばコネ
クタ端子64aに対応したロック解除板91をハウジン
グ内側方向に撓み変形させて一方の相手方プラグ端子8
1を抜き取る。その後、他方のコネクタ端子64cに対
応する他方のロック解除板91を撓み変形させて他方の
相手方プラグ端子81を抜き取る手順で解除作業をしな
ければならず、メンテナンス時の作業性の面で問題を残
している。
【0008】また、コネクタ端子64a、64cは、ロ
ック解除板91に対応させるために解除操作部75が外
側になるように配設されている。しかし、電線65a、
65cは最短距離でハウジング62の外側に導出する構
造であるから、図12に実線で示した部分の構成は同一
であってもよいが、電線65a、65cを加締め接続す
る部分の構成は逆でなければならない。例えば、図12
に示したコネクタ端子がコネクタ端子64cであるとす
れば、コネクタ端子64aの電線65aは図12の場合
とは逆方向に引き出す構造になり、2種の構造のコネク
タ端子が必要になる。これは、部品点数および組付け工
数が増加する一因になり、コストアップの一因になる。
【0009】なお、前記コネクタ61以外にも、例え
ば、特開昭50−151389号公報に「電気装置の板
状端子とリボン状電線との間の電気接続用多重アダプ
タ」としてコネクタの一例が開示され、特開平4−14
775号公報に「コネクタ」の他の例が開示されてい
る。しかし、特開昭50−151389号公報の多重ア
ダプタは、ハウジングとは別の部材を用いてロック及び
ロック解除を行うものであり、部品点数が増加するうえ
に複数のコネクタ端子のうちのいずれか一方のみの接続
を解放することはできない。また、特開平4−1477
5号公報のコネクタは、ロック解除桿がハウジングと一
体に形成されているが、コネクタ61の如く所定の間隔
を介して対向配置されたコネクタ端子についてロック解
除を行うものではない。
【0010】本発明の目的は、コネクタ端子を共通化す
るとともに、相手方接続端子とのロック解除をワンタッ
チ操作により簡単に行い得るようにすると共に、部品点
数の削減によりコストの低減を図ることができるコネク
タのロック解除機構を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る上記課題
は、下記1)及び2)に記載したコネクタのロック解除
機構によって解決することができる。
【0012】1)請求項1記載のコネクタのロック解除
機構であって、ハウジング内に設けた複数の端子収納室
にそれぞれコネクタ端子を収納し、該コネクタ端子に相
手方接続端子を電気的に接続するコネクタのロック解除
機構において、前記ハウジングの一部を構成すると共に
前記ハウジングの内側に押動される可動板と、該可動板
の内側面に突設され、前記可動板と一体に移動する一対
の押動部材と、該押動部材に押動され、少なくとも一対
のコネクタ端子の双方の舌片を同時に付勢して相手方接
続端子との係止状態を一括的に解除するロック解除レバ
ーとからなるロック解除部材が設けられていることを特
徴とするコネクタのロック解除機構。
【0013】2)請求項2記載のコネクタのロック解除
機構であって、ハウジング内に設けた複数の端子収納室
にそれぞれコネクタ端子を収納し、該コネクタ端子に相
手方接続端子を電気的に接続するコネクタのロック解除
機構において、前記ハウジングの一部を構成すると共に
前記ハウジングの内側に押動される可動板と、該可動板
の内側面に突設され、前記可動板と一体に移動する一対
の押動部材と、前記一対の押動部材の移動に対応して前
記押動部材の移動方向を変換し、この移動方向の変換に
より少なくとも一対のコネクタ端子の双方の舌片を同時
に付勢して相手方接続端子との係止状態を一括的に解除
するロック解除アームとを設けたことを特徴とするコネ
クタのロック解除機構。
【0014】
【0015】前記1)に係わる構成のコネクタのロック
解除機構によれば、前記ハウジングの一部を構成すると
共に前記ハウジングの内側に押動される可動板と、該可
動板の内側面に突設されて前記可動板と一体に移動する
一対の押動部材と、該押動部材の先端で押動され一対の
コネクタ端子の双方の舌片を同時に付勢して相手方接続
端子との係止状態を一括的に解除するロック解除レバー
とから成るロック解除部材が設けられている。したがっ
て、前記コネクタ端子の舌片を向き合うように配置させ
ることにより、1個の可動板によって双方のロック解除
レバーを移動させて双方のコネクタ端子の舌片を押動さ
せ、相手方接続端子との係止状態を一括的に解除させこ
とができる。よって、個々のコネクタ端子に対応したロ
ック解除機構を設ける必要がなく、コネクタ構造を簡略
化できると共に、複数のコネクタの係止状態の解除を一
挙にしかも確実に行うことができ、メンテナンス時の作
業性の向上を図ることができる。
【0016】また、前記2)に係わる構成のコネクタの
ロック解除機構によれば、前記ハウジングの一部を構成
すると共に前記ハウジングの内側に押動される可動板
と、該可動板の内側面に突設されて前記可動板と一体に
移動する一対の押動部材と、該押動部材の先端を押動方
向とは異なった方向に変換させ、その先端によって前記
コネクタ端子の双方の舌片を同時に付勢して相手方接続
端子との係止状態を一括的に解除するロック解除アーム
とから成るロック解除部材が設けられている。したがっ
て、前記コネクタ端子の舌片を向き合うように配置させ
ることにより、1個の可動板を押動することにより一対
の押動部材が双方のコネクタ端子の舌片を同時に押動さ
せるので、相手方接続端子との係止状態を一括的に解除
させことができる。よって、個々のコネクタ端子に対応
したロック解除機構を設ける必要がなく、コネクタ構造
を簡略化できると共に、複数のコネクタの係止状態の解
除を一挙にしかも確実に行うことができ、メンテナンス
時の作業性の向上を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したコネクタ
のロック解除機構の第1実施の形態例を図1乃至図3を
参照して詳細に説明する。図1は本発明のコネクタのロ
ック解除機構の一実施の形態例を示す断面図、図2は図
1におけるコネクタハウジングの構成を示す縦断面図、
図3は図1におけるロック解除機構を示す部分概略図で
ある。なお、本実施の形態の説明にあたっては、従来例
の説明に用いた図面を適宜援用する。
【0018】図1および図2に示すように本実施の形態
例におけるコネクタ1は、自動車ヘッドランプを点灯制
御する際に適用されるものであり、その構成部材を大別
ると合成樹脂を一体成形した箱体状のハウジング2と、
このハウジング2内に付られた雌型の3個のコネクタ端
子3a、3b、3cと、各コネクタ端子3a3b、3c
に加締め等により接続された電線4a、4b、4cとを
備えているハウジング2は、中央部に型抜き口5が形成
され、この型抜き口5の外側の方に90°間隔で縦長空
間の端子収容室6a、6b、6cが形成されている。し
て、端子収容室6a、6b、6cが形成されていない側
面は2つに分割され下側が可撓するロック解除部材11
を構成している。
【0019】ハウジング2の上端には、電線4b、4c
を布線するための布線溝21が形成されている。この布
線溝21は、コネクタ端子3cに接続された電線4cを
コネクタ端子3b、3aの背面側に引回し、コネクタ端
子3bに接続された電線4bに重ねた状態でハウジング
2の同一側面から導出するように形成されている。な
お、布線溝21の深さは、図2に示すように2本の電線
を重ねて布線できる寸法に設定され、その幅は電線をゆ
るみなく布線できる寸法に設定される。この布線溝21
を設けることにより、コネクタ端子3a、3b、3cに
接続された電線4a、4b、4cの引き出し方向を同一
に、即ち図1に示した例では反時計回り方向に揃えるこ
とができ、各コネクタ端子3a、3b、3cを同一構造
の共通部品にすることができる。
【0020】次に、ロック解除部材11について説明す
ると、図3に示すように両側基部12a、12bがハウ
ジング2と一体化されており、且つ上部がスリット等に
より切り離された板状の可動板13と、この可動板13
の両側から型抜き口5側に延設された一対の押動部材1
4a、14bとを備えている。即ち、ロック解除部材1
1は、ハウジング2と一体成形され、直立した状態が通
常状態であり、手指等により押動すると矢印aで示すよ
うに、型抜き口5内に入り込むように変形する。そし
て、押動力を解除すると、自己の弾性作用により元の形
状に復動する。
【0021】次に、コネクタ端子3a、3b、3cにつ
いて説明すると、相手方プラグ端子を係止するランス構
造等は、図12〜図14で説明した構造と同じものであ
る。したがって、図3に一部を示すように基板15の両
側に側壁16が対向するように形成され、その内側に舌
片17が弾性的に撓み変形できるように形成されてい
る。そして、舌片17の先端に解除操作部18が形成さ
れ、この解除操作部18を押動することにより、相手方
プラグ端子との係止状態を解除することができる。な
お、相手方プラグ端子は、図3の下方から上方に向けて
差し込まれ電気的に接続される。
【0022】本実施の形態例におけるコネクタ端子3
a、3b、3cと、従来例で説明したコネクタ端子との
構成上の相違点は、電線4a、4b、4cを同一方向に
引き出し得るように構成した点にある。即ち、本実施の
形態例にあっては、図1および図3に示したようにコネ
クタ端子3a、3cは舌片17の解除操作部18が向き
合うように配設され、電線4a、4b、4cが反時計回
り方向に引き出されている。したがって、コネクタ端子
3a、3b、3cは、相手方プラグ端子との係止構造は
もとより、電線4a、4b、4cを接続する加締部19
等の構成も同一構成にすることができる。なお、コネク
タ端子3a、3b、3cには説明の便宜のため別符号を
付しているが、同一部品であり、部品の共通化が実現さ
れている。
【0023】 このように、コネクタ端子3a、3b、
3cの共通化は、布線溝21を設けて電線4a、4b、
4cを同一方向に布線したことで可能となったものであ
る。即ち、布線溝21を形成することにより、電線4
a、4cの引き出し方向を逆にする必要がなく、コネク
タ端子3a、3b、3cを同一構成にすることができ
る。
【0024】また、コネクタ端子3a、3b、3cの舌
片17を対向配置して1個のロック解除部材11により
相手方プラグ端子との係止状態を一括的に解除できるよ
うにした。したがって、相手方プラグ端子との係止を解
除する場合は、可動板13を矢印a方向に撓ませ、この
可動板13と一体に形成された押動部材14a、14b
を矢印a方向に押動する。押動部材14a、14bの外
側先端部分はテーパ面に形成され、このテーパ面にロッ
ク解除レバー25a、25bが当接するように配設され
ている。なお、ロック解除レバー25a、25bは円柱
体であり、押動部材14a、14bのテーパ面と接する
先端部が円頭に形成され、他端は解除操作部18に接触
するように配設されている。
【0025】したがって、可動板13を押動すると、押
動部材14a、14bによりロック解除レバー25a、
25bが外側方向に押され、解除操作部18を押して舌
片17が撓み変形される。即ち、1個の可動板13を押
動することにより、矢印a方向とは異なった方向に力が
2分割され、この分割された力によって2個のコネクタ
端子3a、3cの係止ランスと相手方コネクタ端子との
係止状態が一括的に解除される。
【0026】上述した本実施の形態例のコネクタのロッ
ク解除機構では、対向したコネクタ端子3a、3cの内
側から1個のロック解除部材11により2個のコネクタ
端子3a、3cの係止状態を一挙に解除操作することが
でき、しかも従来は空きになっていた型抜き口を有効に
利用しているので、ハウジング2の小型化を図ることも
できる。なお、本実施の形態例のロック解除部材11の
変形例として、押動部材14a、14bの中央部分によ
り長い押動部材を設けることで、コネクタ端子3bの係
止状態も一括的に解除することができるロック解除機構
とすることも可能である。
【0027】次に、本発明を適用したコネクタのロック
解除機構の第2実施の形態例を図4乃至図9を参照して
詳細に説明する。図4および図5は本発明のコネクタの
ロック解除機構の第2実施の形態例を示す断面図、図6
はコネクタハウジングの構成を示す展開平面図、図7は
図6におけるA−A線断面図、図8はコネクタ端子の構
成を示す断面図、図9は図6におけるB−B線断面図で
ある。本実施の形態例と前記第1実施の形態例との相違
点は、ロック解除機構の構成を換えたことにあるので、
前記第1実施の形態例と同様の構成および作用をなす部
材には同一の符号を付す。
【0028】本実施の形態例において、コネクタ1に設
けたロック解除機構31は、可動板32を図4および図
5に示す矢印a方向に押動して、この可動板32の両側
に設けた可撓性を有する押動部材33a、33bをロッ
ク解除アーム34に当接させ、押動部材33a、33b
をロック解除アーム34の斜面部34a、34bに沿わ
せて撓み変形させることにより、ロック解除を行うよう
に構成されている。このロック解除機構31において
は、前記第1実施の形態例で説明したロック解除レバー
25a、25bは不要であり、後述するようにコネクタ
端子35a、35b、35cの構造も簡略化されてい
る。
【0029】なお、端子収容室6a、6b、6cや布線
溝21の位置や構成は、前記第1の実施の形態例で説明
した場合と同様で良く、したがって電線4a、4b、4
cも前記同様に一方向に布線されてハウジング2外に引
き出される。また、本実施の形態例においても、各コネ
クタ端子35a、35b、35cを同一構成にすること
ができる。
【0030】次に、ロック解除機構31の構成を図6乃
至図9を参照して更に詳細に説明する。先ず、ハウジン
グ2の構成について説明すると、図6、図7、図9に示
すように箱体状のハウジング本体2aと、板状の蓋体2
bと、帯状のヒンジ2cとから構成されている。図9に
示すように可動板32の基部は、ハウジング本体2aの
壁板と一体であるが、図3に図示した場合と同様の構成
により矢印a方向に押動可能になっている。そして、可
動板32の両側に設けた押動部材33a、33bの先端
には、図6に示すように押動部41a、41bが形成さ
れている。
【0031】一方、型抜き口5内には、可動板32の形
成方向に突出したロック解除アーム34が設けられてい
る。このロック解除アーム34の両側は、中央部から外
側に向けて傾斜部34a、34bに形成されているが、
その傾斜角は押動部41a、41bの斜面に略沿うよう
に設定されている。したがって、可動板32を矢印a方
向に押動すると、これと一体に押動部材33a、33b
がロック解除アーム34の方向に移動し、押動部41
a、41bがロック解除アーム34の両側に形成された
傾斜部34a、34bに当接する。
【0032】この状態から可動板32をさらに押動し続
けると、押動部41a、41bが傾斜部34a、34b
に沿って外側方向に移動し、図5に矢印bで示したよう
に次第に押動部材33a、33b全体が外側方向に開く
ようになる。ここで説明の便宜のため図4を参照する
と、可動板32が押動されない状態では、後述するコネ
クタ端子35a、35cの一端(図8に示す操作解除部
46)が傾斜部34a、34bの近傍に露呈している。
そして、可動板32を押動して押動部材33a、33b
を外側方向(図5の矢印b方向)に開かせると、図5に
示すようにコネクタ端子35a、35cの一端が押され
て、後述する相手方接続端子51とのロック解除が行わ
れることになる。
【0033】次に、端子収容室6a、6b、6cとコネ
クタ端子35a、35b、35cとの関連について、さ
らに詳細に説明する。図7に示すように端子収容室6
a、6cは、ハウジング本体2aの両側に形成されてい
る。そして、端子収容室6a、6cを形成する内側壁4
2a、42bの上部は、押動部41a、41bの高さに
対応する位置で切り欠かれている。端子収容室6a、6
cにはコネクタ端子35a、35cが想像線で示すよう
に縦方向に収容されるのであるが、切欠き位置からコネ
クタ端子35a、35cの一端、即ち、後述する解除操
作部46を押動部41a、41bに当接するように位置
決めしておけば、可動板32の押動作用によってロック
解除を行い得るようになる。
【0034】次に、コネクタ端子35a、35b、35
cについて説明する。なお、3個のコネクタ端子は、金
属板をプレス加工して同一構造に構成したものであるか
ら、図8に例示したコネクタ端子35aについて構造お
よび作用を説明する。コネクタ端子35aは、板状の基
板43と一体に側壁44や舌片45、さらに解除操作部
46、加締部47等が形成されている。また、舌片45
の略中央部には係止突起45aが形成されていて、図8
の下方に想像線で示すように相手方コネクタ端子51と
嵌合するようになっている。
【0035】コネクタ端子35aを端子収容室6aに収
容した状態では、基板43に形成した係止穴48に端子
収容室6aに形成した係止突起7aが係止され、コネク
タ端子35aが端子収容室6aから抜け出し不可にな
る。このコネクタ1に相手方コネクタ端子51を接続す
る場合は、相手方コネクタ端子51をハウジング本体2
aの下端に形成した端子挿通孔52aから挿入し、係止
突起45aに係止する。これに対し、相手方コネクタ端
子51との係止を解除する場合は、前記のように可動板
32を矢印a方向に押動し、押動部材33a、33bを
矢印b方向に開いて解除操作部46を押す。この結果、
舌片45全体が図8に想像線で示すように撓み変形し、
相手方コネクタ端子51との係止が解除され、相手方コ
ネクタ端子51を抜き取り得るようになる。
【0036】なお、端子収容室6cに収容されるコネク
タ端子35cについても前記同様に係止突起7cに係止
され、コネクタ端子35cが抜け出し不可にされるとと
もに、相手方コネクタ端子51との接続とロック解除と
が行われる。また、図9に示すように端子収容室6bに
ついては、コネクタ端子35bが収容され、係止突起7
bの作用により抜け止めが行われるが、本実施の形態例
においても相手方コネクタ端子(図示省略)とのロック
解除機構は設けられていない。そして、各コネクタ端子
35a、35b、35cには、加締部47によって電線
4a、4b、4cが接続され、図4および図5に示すよ
うに布線される。
【0037】このようにして、各収容室6a、6b、6
c内にコネクタ端子35a、35b、35cを組付け且
つ布線した後、図6に示すようにヒンジ2cを介して蓋
体2bをハウジング本体2a上に折り曲げる。そして、
蓋体2bの外周に形成した4個の係止部材2dをハウジ
ング本体2aの外壁に形成した4個の係止爪2eに係止
させ、ハウジング本体2aの上部全体を覆う。但し、蓋
体2bには切欠部2fが形成されているので、ハウジン
グ本体2aの上部を覆った状態でも可動板32は矢印a
方向に押動可能になる。
【0038】上述した本実施の形態例におけるコネクタ
1は、押動部材33a、33bの移動方向をロック解除
アーム34の傾斜部34a、34bにより方向変換し、
コネクタ端子35a、35cの舌片45(図8参照)を
直接に撓み変形させて相手方コネクタ端子51とのロッ
ク状態を解除するものである。したがって、構成が簡単
で部品点数を削減できるうえに、コネクタ全体を小型化
することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る請求項
1記載のコネクタのロック解除機構よれば、ハウジング
の一部を構成すると共にハウジングの内側に押動される
可動板と、該可動板の内側面に突設され、可動板と一体
に移動する一対の押動部材と、該押動部材に押動され、
少なくとも一対のコネクタ端子の双方の舌片を同時に付
勢して相手方接続端子との係止状態を一括的に解除する
ロック解除レバーとから成るロック解除部材が設けられ
ている。 したがって、コネクタ端子の舌片を向き合うよ
うに配置させることにより、1個の可動板の押動により
ロック解除レバーを移動させて対向配置されたコネクタ
端子の舌片を同時に押し、相手方接続端子との係止状態
を同時に解除させることができる。よって、個々のコネ
クタ端子に対応したロック解除機構を設ける必要がな
く、コネクタ構造を簡略化できると共に少なくとも一対
のコネクタ端子の係止解除を一挙にしかも確実に行い得
るので、メンテナンス時の作業性の向上を図ることがで
きる。
【0040】また、請求項2記載のコネクタのロック解
除機構によれば、ハウジングの一部を構成すると共にハ
ウジングの内側に押動される可動板と、該可動板の内側
面に突設され、可動板と一体に移動する一対の押動部材
と、該押動部材の先端を押動方向とは異なった方向に変
換させ、その先端によってコネクタ端子の双方の舌片を
同時に付勢して相手方接続端子との係止状態を一括的に
解除するロック解除アームとが設けられている。 したが
って、コネクタ端子の舌片を向き合うように配置させ、
且つ1個の可動板を押動することによって一対の押動部
材が双方のコネクタ端子の舌片を同時に押動させるの
で、相手方接続端子との係止状態を一括的に解除させこ
とができる。よって、個々のコネクタ端子に対応したロ
ック解除機構を設ける必要がなく、コネクタ構造を簡略
化できると共に、複数のコネクタの係止状態の解除を一
挙にしかも確実に行うことができ、メンテナンス時の作
業性の向上を図ることができる。
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるコネクタのロック解除機構の第
1の実施の形態例を示す断面図である。
【図2】図1におけるハウジングの構成を示す要部の断
面図である。
【図3】図1におけるロック解除部材の構成を示す要部
の部分斜視図である。
【図4】本発明に係わるコネクタのロック解除機構の第
2の実施の形態例を示す断面図である。
【図5】図4における押動部材の移動方向の変換を示す
ハウジングの要部の断面図である。
【図6】図4におけるハウジングの構成を示す平面図で
ある。
【図7】図6におけるA−A線断面図である。
【図8】図4におけるコネクタ端子の構成を示す断面図
である。
【図9】図6におけるB−B線断面図である。
【図10】従来のコネクタの構成例を示す斜視図であ
る。
【図11】従来のコネクタの外観構成を示す側面図であ
る。
【図12】従来のコネクタ端子の一例を示す斜視図であ
る。
【図13】従来のコネクタ端子の係止解除を示す要部の
断面図である。
【図14】従来のコネクタの内部構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 コネクタ 2 ハウジング 3a、3b、3c、35a、35b、35c コネク
タ端子 4a、4b、4c 電線 5 片抜き口6a、6b、6c 端子収容室 7a、7b、7c 係止突起 11 ロック解除部材 12a、12b 基部 13、32 可動板 14a、14b、33a、33b 押動部材 15、43 基板 16、44 側壁 17、45 舌片 18、46 解除操作部 19、47 加締部 21 布線溝 25a、25b ロック解除レバー 31 ロック解除機構 34 ロック解除アーム 34a、34b 傾斜部 51 相手方コネクタ端子(相手方接続端子) a 可動板の押動方向 b 押動部材の移動方向
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−151389(JP,A) 実開 昭63−54283(JP,U) 実開 昭57−75492(JP,U) 実開 昭62−9372(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/20 H01R 13/639

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に設けた複数の端子収納室
    にそれぞれコネクタ端子を収納し、該コネクタ端子に相
    手方接続端子を電気的に接続するコネクタのロック解除
    機構において、前記ハウジングの一部を構成すると共に前記ハウジング
    の内側に押動される可動板と、該可動板の内側面に突設
    され、前記可動板と一体に移動する一対の押動部材と、
    該押動部材に押動され、少なくとも一対のコネクタ端子
    の双方の舌片を同時に付勢して相手方接続端子との係止
    状態を一括的に解除するロック解除レバーとからなるロ
    ック解除部材が設けられている ことを特徴とするコネク
    タのロック解除機構。
  2. 【請求項2】 ハウジング内に設けた複数の端子収納室
    にそれぞれコネクタ端子を収納し、該コネクタ端子に相
    手方接続端子を電気的に接続するコネクタのロック解除
    機構において、 前記ハウジングの一部を構成すると共に前記ハウジング
    の内側に押動される可動板と、該可動板の内側面に突設
    され、前記可動板と一体に移動する一対の押動部材と、
    前記一対の押動部材の移動に対応して前記押動部材の移
    動方向を変換し、この移動方向の変換により少なくとも
    一対のコネクタ端子の双方の舌片を同時に付勢して相手
    方接続端子との係止状態を一括的に解除するロック解除
    アームとを設けたことを特徴とするコネクタのロック解
    除機構。
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