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JP3365235B2 - 符号情報のコピー防止方法及びデコード装置 - Google Patents

符号情報のコピー防止方法及びデコード装置

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Publication number
JP3365235B2
JP3365235B2 JP33466896A JP33466896A JP3365235B2 JP 3365235 B2 JP3365235 B2 JP 3365235B2 JP 33466896 A JP33466896 A JP 33466896A JP 33466896 A JP33466896 A JP 33466896A JP 3365235 B2 JP3365235 B2 JP 3365235B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
data string
analog signal
digital
string
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP33466896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09330560A (ja
Inventor
美昭 田中
徳彦 渕上
昭治 植野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP33466896A priority Critical patent/JP3365235B2/ja
Publication of JPH09330560A publication Critical patent/JPH09330560A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3365235B2 publication Critical patent/JP3365235B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば音声信号の
ようなアナログ情報をあるサンプリング周波数でアナロ
グ−デジタル(A/D)変換して記録媒体に記録した
り、伝送媒体を介して伝送する場合に、デジタルデータ
のコピーを防止する符号情報のコピー防止方法及びデコ
ード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ再生用光ディスクとしてのC
D(コンパクト ディスク)が市場に出てから10数年
が経過し、既にオーディオ情報の記録媒体としては従来
のカセットテープを凌駕してめざましい普及を見せてい
る。そして、デジタルディスクであるCDの物理・論理
フォーマットは、8ビット固定データ長シンボルのEF
M変調記録方式やサブコード、オーディオデータ、CR
Cなどのデータフォーマット方式として確立しており、
各種のアプリケーション機能を付加したCDプレーヤが
開発されている。
【0003】また、CDはそのサブコードにおけるQチ
ャンネルのコントロールビット(4ビット)で識別させ
ることによって、あるいはTOCの不在で識別させるこ
とにより、データ用のCD−ROMとしても利用されて
おり、デジタルディスクの大容量性や高速アクセス性を
有効に利用して電子出版の分野でその応用を拡大しつつ
ある。ところで、上記のCD−ROMでは音声がADP
CMにより圧縮されており、その圧縮により原音質が再
現できず、よりハイファイ性の高い記録が望まれるよう
になってきている。換言すれば、圧縮しても通常のCD
の2倍の帯域に匹敵するオーディオ信号を記録できるデ
ィスクの出現が期待されている。
【0004】しかしながら、このような高品質のハイフ
ァイ信号はデジタル情報の状態でコピーされると、劣化
がないためユーザにとっては都合がよいが、著作権の保
護の観点から望ましくないという問題点がある。なお、
このような問題点を解決する方法としては、デジタル情
報のコピー回数を制限したり、デジタル出力端子を機器
に全く設けない方法などが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デジタ
ル情報のコピー回数を制限したり、デジタル出力端子を
機器に全く設けない方法では、ユーザの利便性と著作権
保護を両立させることが困難であるという問題点があ
る。ところで、高品質のデジタルデータのコピーは許容
しないが、帯域が狭い低品質のデジタルデータのコピー
は許容してもよいという考え方がある。
【0006】また、コピーされたことを著作権者側が確
認することができれば、デジタルコピーは許容してもよ
いという考え方がある。
【0007】そこで、本発明は、ユーザの利便性と著作
権保護を両立させることができる符号情報のコピー防止
方法及びデコード装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、アナログ信号を比較的低い第1のサンプリ
ング周波数でA/D変換したデジタルデータについては
コピーを許容し、アナログ信号を比較的高い第2のサン
プリング周波数でA/D変換したデジタルデータについ
てはコピーを禁止するようにしたものである。本発明は
また、アナログ信号を比較的高い第1のサンプリング周
波数でA/D変換したデジタルデータについては比較的
低い第2のサンプリング周波数に帯域制限してコピーを
許容するようにしたものである。例えばアナログ信号が
音声信号の場合、第1、第2のサンプリング周波数の組
み合わせは24kHz、48kHz、96kHz、19
2kHzなどの中の2つを用いることができる。本発明
はまた、ビットストリームのコピーを許容する場合、著
作権データと共にのみコピーさせるようにしたものであ
る。
【0009】すなわち、本発明によれば、アナログ信号
を比較的低い第1のサンプリング周波数でA/D変換し
て第1のデジタルデータ列を生成するとともに、アナロ
グ信号を前記第1のサンプリング周波数より高い第2の
サンプリング周波数でA/D変換して第2のデジタルデ
ータ列を生成するステップと、同一のサンプリング点に
おける前記第1、第2のデータ列の各差分データ列を算
出するステップと、前記第1のデータ列と前記差分デー
タ列を媒体を介して伝送するステップと、前記第1のデ
ータ列と前記差分データ列に基づいて前記第2のデータ
列を復元するステップと、前記第1のデータ列について
はアナログ信号に変換して出力するとともにデジタルデ
ータの状態で出力し、前記第2のデータ列についてはア
ナログ信号にのみ変換して出力するステップとを、有す
る符号情報のコピー防止方法が提供される。
【0010】
【0011】また、本発明によれば、アナログ信号を比
較的低い第1のサンプリング周波数でA/D変換して第
1のデジタルデータ列を生成するとともにアナログ信号
を前記第1のサンプリング周波数より高い第2のサンプ
リング周波数でA/D変換して第2のデジタルデータ列
を生成し、同一のサンプリング点における前記第1、第
2のデータ列の各差分データ列を算出することにより生
成された前記第1のデータ列と前記差分データ列をデコ
ードする符号情報のデコード装置であって、前記第1の
データ列と前記差分データ列に基づいて前記第2のデー
タ列を復元する復元手段と、前記第1のデータ列をデジ
タルデータの状態で出力するデジタル出力端子と、前記
第1のデータ列をD/A変換する第1のD/A変換手段
と、前記第1のD/A変換手段によりD/A変換された
アナログ信号を出力する第1のアナログ信号出力端子
と、前記復元手段により復元された第2のデータ列をD
/A変換する第2のD/A変換手段と、前記第2のD/
A変換手段によりD/A変換されたアナログ信号を出力
する第2のアナログ信号出力端子とを備え、前記復元手
段により復元された前記第2のデータ列をデジタルデー
タの状態で出力しないよう構成した符号情報のデコード
装置が提供される。
【0012】
【0013】また、本発明によれば、アナログ信号を比
較的高い第1のサンプリング周波数でA/D変換して第
1のデジタルデータ列を生成するステップと、前記第1
のデジタルデータ列を帯域制限してサンプリング周波数
が前記第1のサンプリング周波数より低い第2のデジタ
ルデータ列を生成するステップと、同一サンプリング点
における前記第1、第2のデータ列の各差分データ列を
算出するステップと、前記第2のデータ列と前記差分デ
ータ列を媒体を介して伝送するステップと、前記第2の
データ列と前記差分データ列に基づいて前記第1のデー
タ列を復元するステップと、前記第1のデータ列をアナ
ログ信号に変換して出力するとともに、前記第1のデー
タ列については、帯域制限することによりあらかじめ帯
域制限した第2のデジタルデータと略同一の状態でのみ
出力するステップとを有する符号情報のコピー防止方法
が提供される。
【0014】
【0015】また、本発明によれば、アナログ信号を比
較的高い第1のサンプリング周波数でA/D変換して第
1のデジタルデータ列を生成し、前記第1のデジタルデ
ータ列を帯域制限してサンプリング周波数が前記第1の
サンプリング周波数より低い第2のデジタルデータ列を
生成し、同一サンプリング点における前記第1、第2の
データ列の各差分データ列を算出することにより生成さ
れた前記第2のデータ列と前記差分データ列をデコード
する符号情報のデコード装置であって、前記第2のデー
タ列と前記差分データ列に基づいて前記第1のデータ列
を復元する復元手段と、前記復元手段により復元された
前記第1のデータ列をD/A変換するD/A変換手段
と、前記D/A変換手段によりD/A変換されたアナロ
グ信号を出力するアナログ信号出力端子と、前記復元手
段により復元された前記第1のデータ列を帯域制限する
帯域制限手段と、前記帯域制限手段の出力をデジタルデ
ータの状態で出力するデジタル信号出力端子とを有し、
前記復元手段の出力をそのままのデジタルデータの状態
で出力しないよう構成し、かつコピー許容条件が提示さ
れた場合に、前記第2のデータ列と前記差分データをデ
ジタルデータの状態で出力可能である符号情報のデコー
ド装置が提供される。
【0016】
【0017】また、本発明によれば、アナログ信号をA
/D変換してデジタルデータ列を生成するステップと、
前記デジタルデータ列と、前記アナログ信号に関するI
SRCコード及び複製可能数で管理された著作権データ
を媒体を介して伝送するステップと、前記媒体を介して
伝送された前記デジタルデータ列についてはコピー許容
条件が提示された場合に、前記ISRCコード及び複製
可能数を含む著作権データと共にビットストリームの状
態で出力し、コピー許容条件が提示されない一般の場合
に、あらかじめコピーが許容できる帯域に帯域制限した
PCMデジタルデータの状態で前記ISRCコード及び
前記複製可能数を含む前記著作権データと共にのみ出力
するステップとを、有する符号情報のコピー防止方法が
提供される。
【0018】
【0019】
【0020】また、本発明によれば、アナログ信号をA
/D変換して生成されたデジタルデータ列と、前記アナ
ログ信号に関するISRCコード及び複製可能数で管理
された著作権データをデコードする符号情報のデコード
装置であって、前記デジタルデータ列についてはコピー
許容条件が提示された場合に、前記ISRCコード及び
複製可能数を含む著作権データと共にビットストリーム
の状態で出力可能とし、さらに、前記著作権データの複
製可能数に応じて出力する第1のデジタルデータ出力手
段と、 コピー許容条件が提示されない一般の場合に、あ
らかじめコピーが許容できる帯域に帯域制限したPCM
デジタルデータの状態で出力可能とする第2のデジタル
データ出力手段を有し、前記第2のデジタルデータ列
を前記ISRCコード及び複製可能数を含む著作権デー
タが付随して出力するよう構成した符号情報のデコード
装置が提供される。
【0021】また、本発明によれば、アナログ信号を比
較的低い第1のサンプリング周波数でA/D変換して第
1のデジタルデータ列を生成するとともに、アナログ信
号を前記第1のサンプリング周波数より高い第2のサン
プリング周波数でA/D変換して第2のデジタルデータ
列を生成するステップと、同一のサンプリング点におけ
る前記第1、第2のデータ列の各差分データ列を算出す
るステップと、前記第1のデータ列と、前記差分データ
列と前記アナログ信号に関する著作権データを媒体を介
して伝送するステップと、前記第1のデータ列と前記差
分データ列に基づいて前記第2のデータ列を復元するス
テップと、前記第1のデータ列についてはアナログ信号
に変換して出力するとともにデジタルデータの状態で出
力し、前記第2のデータ列についてはアナログ信号にの
み変換して出力し、更に、前記第1のデータ列と前記差
分データ列については前記著作権データと共にのみ出力
するステップとを、有する符号情報のコピー防止方法が
提供される。
【0022】
【0023】また、本発明によれば、アナログ信号を比
較的低い第1のサンプリング周波数でA/D変換して第
1のデジタルデータ列を生成するとともにアナログ信号
を前記第1のサンプリング周波数より高い第2のサンプ
リング周波数でA/D変換して第2のデジタルデータ列
を生成し、同一のサンプリング点における前記第1、第
2のデータ列の各差分データ列を算出することにより生
成された前記第1のデータ列と、前記差分データ列と前
記アナログ信号に関する著作権データをデコードする符
号情報のデコード装置であって、前記第1のデータ列と
前記差分データ列に基づいて前記第2のデータ列を復元
する復元手段と、前記第1のデータ列をデジタルデータ
の状態で出力するデジタル出力端子と、前記第1のデー
タ列をD/A変換する第1のD/A変換手段と、前記第
1のD/A変換手段によりD/A変換されたアナログ信
号を出力する第1のアナログ信号出力端子と、前記復元
手段により復元された第2のデータ列をD/A変換する
第2のD/A変換手段と、前記第2のD/A変換手段に
よりD/A変換されたアナログ信号を出力する第2のア
ナログ信号出力端子と、前記第1のデータ列と前記差分
データ列を前記著作権データと共に出力するデジタル出
力端子とを備え、前記第1のデータ列と前記差分データ
列を前記著作権データが付随することなく出力しないよ
う構成した符号情報のデコード装置が提供される。
【0024】
【0025】また、本発明によれば、アナログ信号を比
較的高い第1のサンプリング周波数でA/D変換して第
1のデジタルデータ列を生成するステップと、前記第1
のデジタルデータ列を帯域制限してサンプリング周波数
が前記第1のサンプリング周波数より低い第2のデジタ
ルデータ列を生成するステップと、同一サンプリング点
における前記第1、第2のデータ列の各差分データ列を
算出するステップと、前記第2のデータ列と前記差分デ
ータ列を前記アナログ信号に関する著作権データと共に
媒体を介して伝送するステップと、前記第2のデータ列
と前記差分データ列に基づいて前記第1のデータ列を復
元するステップと、前記第1のデータ列をアナログ信号
に変換して出力するとともに、前記第1のデータ列につ
いては帯域制限したデジタルデータの状態でのみ出力
し、更に、前記第2のデータ列と前記差分データ列につ
いては前記著作権データと共にのみ出力するステップと
を、有する符号情報のコピー防止方法が提供される。
【0026】
【0027】また、本発明によれば、アナログ信号を比
較的高い第1のサンプリング周波数でA/D変換して第
1のデジタルデータ列を生成し、前記第1のデジタルデ
ータ列を帯域制限してサンプリング周波数が前記第1の
サンプリング周波数より低い第2のデジタルデータ列を
生成し、同一サンプリング点における前記第1、第2の
データ列の各差分データ列を算出することにより生成さ
れた前記第2のデータ列と、前記差分データ列と前記ア
ナログ信号に関する著作権データをデコードする符号情
報のデコード装置であって、前記第2のデータ列と前記
差分データ列に基づいて前記第1のデータ列を復元する
復元手段と、前記復元手段により復元された前記第1の
データ列をD/A変換するD/A変換手段と、前記D/
A変換手段によりD/A変換されたアナログ信号を出力
するアナログ信号出力端子と、前記復元手段により復元
された前記第1のデータ列を帯域制限する帯域制限手段
と、前記帯域制限手段の出力をデジタルデータの状態で
出力するデジタル信号出力端子と、前記第2のデータ列
と前記差分データ列を前記著作権データと共に出力する
デジタル信号出力端子とを有し、前記第2のデータ列と
前記差分データ列を前記著作権データが付随することな
く出力しないよう構成した符号情報のデコード装置が提
供される。
【0028】
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明に係る符号情
報のコピー防止方法の第1の実施形態を実現するエンコ
ーダを示すブロック図、図2は図1の2つのA/Dコン
バータのサンプリング周期及びデータ列を示す説明図、
図3は図1のパッキングエンコーダによりパッキングさ
れたユーザ・データを示す説明図、図4は本発明に係る
符号情報のコピー防止方法の第1の実施形態を実現する
デコーダを示すブロック図、図5は図4のデコーダによ
りデコードされたデータ列及びサンプリング周期を示す
説明図である。
【0030】図1に示す入力端子1には例えば音声信号
のようなアナログ信号が入力され、この入力信号はA/
Dコンバータ2、3に印加される。A/Dコンバータ
2、3にはそれぞれ、クロック発生器5から比較的低い
サンプリング周波数例えば48kHzのサンプリングク
ロックfと、比較的高いサンプリング周波数例えば96
kHzのサンプリングクロック2fが印加される。
【0031】A/Dコンバータ2は図2に示すように4
8kHzのサンプリングクロックfの周期で入力信号を
サンプリングし、xa1,xa2,xa3,・・・,xai,・
・・のような比較的低品質のデジタルデータ列xaiに変
換する。また、A/Dコンバータ3は図2に示すように
96kHzのサンプリングクロック2fの周期で入力信
号をサンプリングし、(xb1,xc1),(xb2,xc
2),(xb3,xc3),・・・,(xbi,xci),・・
・のような比較的高品質のデジタルデータ列(xbi,x
ci)に変換する。
【0032】ここで、データ列(xbi,xci)の内、デ
ータ列xbiのサンプリング位置は48kHzによるデー
タ列xaiと同一であり、データ列(xbi,xci)の内、
データ列xciのサンプリング位置は48kHzによるデ
ータ列xaiの中間位置である。なお、このサンプリング
データは例えば24ビットの分解能で変換される。
【0033】A/Dコンバータ3によりA/D変換され
たデータ列(xbi,xci)はスイッチ4に印加され、ク
ロック発生器5からの96kHzのサンプリングクロッ
ク2fに基づいてデータ列xbiのみが選択され、データ
列xciは間引かれる。差分計算器6ではA/Dコンバー
タ2によりA/D変換されたサンプリングデータxai
と、スイッチ4により選択されたサンプリングデータx
biに基づいて xbi−xai=Δi が計算される。ここで、差分データΔi は24ビット又
はそれ以下である。
【0034】続くパッキングエンコーダ7はA/Dコン
バータ2によりA/D変換されたデータ列xaiと、差分
計算器6により計算された差分データ列Δi を図3に示
すような配列のユーザ・データとしてパッキングし、そ
のユーザ・データを出力端子8を介して出力することに
より記録媒体、例えばDVD(デジタル・ビデオ・ディ
スク又はデジタル・バーサタイル・ディスク)に記録さ
れたり、伝送媒体に伝送される。
【0035】図3に示す例では1つのユーザ・データは
サブヘッダと、n個のサンプリングデータxa1〜xanと
n個の差分データΔ1 〜Δn により構成され、DVDの
ようにユーザ・データが2034バイトの場合にはデー
タxa1〜xan及び差分データΔ1 〜Δn はともに338
個(=n)であり、サブヘッダは6バイトである。な
お、DVDではユーザ・データはパケットといい、サブ
ヘッダはパケットヘッダという。
【0036】次に、図4を参照してデコーダについて説
明する。入力端子9を介して入力されたユーザ・データ
はアンパッキングデコーダ10とスイッチ21に印加さ
れる。アンパッキングデコーダ10ではデータ列xaiと
差分データ列Δi が分離され、データ列xaiは加算部1
1と、D/Aコンバータ15と出力端子23に印加さ
れ、また、差分データ列Δi は加算部11に印加され
る。加算部11では Δi +xai=xbi が算出され、このデータ列xbiが補間処理回路12とス
イッチ13に印加される。このデータ列xbiの各データ
のビット数は24ビットである。
【0037】補間処理回路12ではデータ列xbiの複数
のデータを用いてその間のデータ列xciが補間される。
例えばアップサンプリング方法を用いて、それぞれに0
データを埋めてローパスフィルタを通過させることによ
り、補間データ列xciを求めることができる。続くスイ
ッチ13ではクロック発生器14からの96kHzのサ
ンプリングクロック2fに基づいてデータ列xbi、xci
が交互に選択され、したがって、図1に示すエンコーダ
において96kHzのサンプリング周波数によりA/D
変換されたデータ列(xbi、xci)に復元される(図5
参照)。
【0038】このデータ列(xbi、xci)はD/Aコン
バータ16により96kHzのサンプリング周波数2f
に基づいてD/A変換され、アナログ出力端子18を介
して出力される。また、アンパッキングデコーダ10に
より分離されたデータxaiは、そのままデジタル出力端
子23を介して出力されるとともに、D/Aコンバータ
15により48kHzのサンプリング周波数fに基づい
てD/A変換され、アナログ出力端子17を介して出力
される。
【0039】したがって、48kHzによりA/D変換
され、圧縮して記録媒体に記録されている比較的低品質
のデジタルデータxaiはそのままデジタル出力端子23
を介して出力されるのでコピーは可能であるが、96k
HzによりA/D変換されて記録媒体に記録され、デコ
ードされた比較的高品質のデジタルデータ(xbi、xc
i)はそのままで出力されないのでコピーを防止するこ
とができる。
【0040】また、この実施形態では、入力端子9はス
イッチ21を介してデジタル出力端子22に接続され、
また、暗証番号を入力するための端子19と、この端子
19を介して入力された暗証番号を解読した場合にスイ
ッチ21をオンにする暗号解読部20が設けられてい
る。したがって、特定者のみが暗号データ列(xai,Δ
i )をコピーすることができる。この場合にも、デコー
ドされた比較的高品質のデジタルデータ(xbi、xci)
はコピーすることができない。
【0041】次に図6〜図10を参照して第2の実施形
態を説明する。図6は本発明に係る符号情報のコピー防
止方法の第2の実施形態を実現するエンコーダを示すブ
ロック図、図7は図6の信号処理回路を詳しく示すブロ
ック図、図8は図6のA/Dコンバータのサンプリング
周期及びデータ列を示す説明図、図9は本発明に係る符
号情報のコピー防止方法の第2の実施形態を実現するデ
コーダを示すブロック図、図10は図9の信号処理回路
を詳しく示すブロック図、図11は図9のデコーダによ
りデコードされたデータ列及びサンプリング周期を示す
説明図である。
【0042】図6に示す入力端子INには例えば音声信
号のようなアナログ信号が入力され、この入力信号はA
/Dコンバータ31により、無制限なデジタルコピーを
禁止するのに値する十分高いサンプリング周波数(図8
に示すサンプリング周期Δt)、例えば192kHzで
サンプリングされて例えば24ビットの高分解能のPC
M信号に変換され、図8に示すように曲線αに対応する
データ列xb1,x1 ,xa1,x2,xb2,x3,xa2,・
・・,xbi,x2i-1,xai,x2i,・・・に変換され
る。
【0043】このデータ列(xbi,x2i-1,xai,x2
i)は図7に詳しく示す信号処理回路32及びメモリ3
3によりエンコードされ、次いでDVD符号化回路34
によりパッキングされる。このパッキングデータは出力
端子OUT1に出力されるか、又は媒体に応じた変調方
式で変調回路35により変調されて出力端子OUT2に
出力される。
【0044】図7を参照して信号処理回路32の構成を
詳しく説明する。先ず、1/2の帯域を通過させるロー
パスフィルタ36、例えばFIRフィルタにより、図8
に示す曲線αに対応するデータ列(xbi,x2i-1,xa
i,x2i)から、帯域制限された曲線βに対応するデー
タ列xc1,*,*,*,xc2,*,*,*,xc3,*,
*,*,・・・,xci,*,*,*,・・・を得、次に
このデータ列の内、データ「*」を間引き回路37によ
り間引くことによりデータ列xc1,xc2,xc3,・・
・,xci,・・・を生成する。また、データ列(xbi,
x2i-1,xai,x2i)の内、データxi を間引き回路3
8により間引くことによりデータ列xb1,xa1,xb2,
xa2,・・・,xbi,xai,・・・を生成する。
【0045】そして、これらのデータ列xci、xbi、x
aiに基づいて、差分計算器として作用する加算器39に
より差分 xbi−xci=Δ1i xai−xci=Δ2i を演算する。ここで、差分データΔ1i、Δ2iは例えば2
4ビット又はそれ以下であり、また、ビット数は固定で
も可変でもよい。アロケーション回路40はデータ列x
ci及び差分データΔ1i、Δ2iをユーザ・データとして例
えば図18に示したようにパッキングし、そのユーザ・
データを出力することにより記録媒体、例えばDVD
(デジタル・ビデオ・ディスク)に記録されたり、伝送
路に伝送される。すなわち、前者の場合、DVD符号化
回路34で図20に示すDVDフォーマットに示される
パックスタート、SCR、Mux rate、スタッフ
ィングからなるパックヘッダがユーザ・データに付加さ
れ、2,048バイト単位に符号化され、変調回路35
で変調され、記録媒体DVDが製造される。ここで、デ
ータ列xciはA/Dコンバータ31によりA/D変換さ
れたデジタルデータの帯域制限してサンプリング周波数
を1/4に低減したデータ列となっている。
【0046】次に、図9を参照してデコーダについて説
明する。入力信号は先ず、エンコーダ側の変調回路35
の変調方式に応じて復調回路41により復調され、次い
でDVD復号回路42により復号され、復号データ(デ
ータ列xciと差分データΔ1i、Δ2i)が図10に詳しく
示す信号処理回路43(及びメモリ44)に印加され
る。信号処理回路43では図10に示すように、先ず、
加算器46により Δ1i+xci=xbi Δ2i+xci=xai が演算され、データ列xbi、xaiが復元される。ここ
で、データ列xbi、xaiは元の24ビットである。
【0047】次いで補間処理回路47ではデータ列xb
i、xaiの複数のデータを用いて図11に示すようにそ
の間のデータ列xi が補間される。なお、補間処理回路
47では、例えばアップサンプリング方法を用いて、そ
れぞれに0データを埋めてローパスフィルタを通過させ
ることにより、補間データ列xi を求めることができ
る。補間データ列xi はまた、曲線近似や予測近似によ
り求めるようにしてもよい。この場合、近似補助データ
を追加して伝送するようにすることで近似度を高めるこ
とができる。
【0048】このように補間処理されたデータは、xb
1,x1 ,xa1,x2 ,xb2,x3 ,xa2,・・・,xb
i,x2i-1,xai,x2i,・・・のように配列され、D
/Aコンバータ45とローパスフィルタ56に印加され
る。D/Aコンバータ45では入力データが192kH
zのサンプリング周波数でアナログ信号に変換されて出
力端子55を介して出力され、他方、ローパスフィルタ
56では入力データが例えば1/4の帯域(48kH
z)に制限され、デジタルデータとして出力端子53を
介して出力される。
【0049】したがって、192kHzのサンプリング
周波数でA/D変換され、エンコードされて記録媒体に
記録され、デコードされたデータ列(xbi,x2i-1,x
ai,x2i)は、48kHzの帯域に制限され、デジタル
データとして出力されるので、高品質の帯域でコピーさ
れることを防止することができる。また、この実施形態
においても同様に、DVD復号回路42の出力データ列
(xci,Δ1i,Δ2i)はスイッチ51を介してデジタル
出力端子52に出力される。このデコーダはまた、暗証
番号を入力するための端子49と、この端子49を介し
て入力された暗証番号を解読した場合にスイッチ51を
オンにする暗号解読部50が設けられている。したがっ
て、特定者のみが暗号データ列(xci,Δ1i,Δ2i)を
コピーすることができるが、高品質のデータ列(xbi,
x2i-1,xai,x2i)はコピーすることができない。
【0050】次に、図12〜図14を参照して第3の実
施形態について説明する。この第3の実施形態は第1の
実施形態に対応しており、図12は図1に示すエンコー
ダに対応し、図13は図3に示すユーザ・データに対応
し、図14は図4に示すデコーダに対応している。図1
2に示すように、この実施形態では著作権データ供給部
100が追加され、著作権データ供給部100から供給
される著作権データがビットストリームデータ列(xa
i,Δi )と共にパッキングエンコーダ7によりパッキ
ングされる。
【0051】著作権データは図13に示すようにサブヘ
ッダに記録され、一例として、 ・著作権を識別するために複製状態を管理するための情
報であるディスクのシリアルナンバ(16バイト) ・ISRC(国際標準レコーディングコード:Inte
rnationalStandard Recordi
ng Code) ・プレーヤ識別子コード(2〜4バイト) ・録音日(3バイト) ・録音数(3バイト) ・複製された数(4バイト)及び ・著作権状態を管理するための複製可能数(1〜3バイ
ト) が分散してサブヘッダに記録される。また、DVDには
サブヘッダとは別に、CDRディスクなどで規定されて
いるTOCエリアに相当するようにディスクの内周に設
けられる著作権管理情報エリア(CMIエリア)に、こ
れらの著作権データが更に詳しく記録される。
【0052】そして、記録媒体に記録されたデータをデ
コーダによりコピーする場合には、図14に示すように
ビットストリームデータ列(xai,Δi )と著作権デー
タが共にデジタル出力端子22を介して出力されるの
で、この出力信号が他の媒体にコピーされた場合に、著
作権者側がその媒体を再生すればビットストリームデー
タ列(xai,Δi )のコピー状態を確認することができ
る。また、図14において破線で示すように、比較的低
品質のデジタルデータxaiをそのままデジタル出力端子
23を介して出力する場合にも著作権データと共に出力
することにより、比較的低品質のデジタルデータxaiの
コピー状態を確認することができる。この場合、図19
に示すようなデジタル・オーディオ・インターフェース
・フォーマットIEC958に規定される、PCMデジ
タル信号D0〜D23に付属するUビットなどのサブコ
ードに分散して著作権データを付加することができる。
【0053】このサブコードにより前記のISRCなど
の一組のデータが周期的に送られる。なお、図19にお
いて、デジタル・オーディオ・インターフェース・フォ
ーマットでは、1サンプルは2つのワードを有し、それ
ぞれがLチャンネルとRチャンネル(データL、データ
R)に割り当てられる。1つのワードについて見ると、
そのワードの冒頭を示す4ビットのプリアンブルと、1
6ビット又は24ビットのデジタルオーディオデータ、
さらに各1ビットのバリディテイフラグV、ユーザディ
ファイナブルデータU、チャンネルステータスデータ
C、パリティビットPの合計32ビットで1ワードが構
成されている。バリディテイフラグVはオーディオデー
タが補間及びデータ前置ホールド処理がされたものか否
かを示すフラグで、”H”でそれらの処理が行われたこ
とを示す。ユーザディファイナブルデータUは、現在で
はサブコードを乗せることになっている。チャンネルス
テータスデータCには、2チャンネルか4チャンネルか
を示すチャンネル情報、コピーの可否を示すコピーイン
ヒビット情報、プリエンファシスの有無を示すエンファ
シス情報などのデータが乗せられる。パリティビットP
1ワードのデータにおける”H”の数が偶数になるよう
に設けられたビットである。これらのデータはバイフェ
ーズ変調がかけられている。
【0054】次に、図15〜図17を参照して第4の実
施形態について説明する。この第4の実施形態は第2の
実施形態に対応しており、図15は図6に示すエンコー
ダに対応し、図16は図7に示す信号処理回路に対応
し、図17は図9に示すデコーダに対応している。図1
5、図16に示すように、この実施形態においても同様
に著作権データ供給部100が追加され、著作権データ
供給部100から供給される著作権データがビットスト
リームデータ列(xci,Δ1i,Δ2i)と共にアロケーシ
ョン回路40によりパッキングされる。そして、デコー
ダでは図17に示すように、ビットストリームデータ列
(xci,Δ1i,Δ2i)が著作権データと共にデジタル出
力端子52に出力される。また、破線で示すようにLP
F56により帯域が制限されたデジタルデータを著作権
データと共にデジタル出力端子5に出力するようにし
てもよい。
【0055】なお、上記第3、第4の実施形態では、著
作権データを記録媒体のサブヘッダやCMIエリアに記
録する場合について説明したが、ユーザチャネルなどの
他のエリアに記録するようにしてもよい。すなわち、著
作権データはこれらのデータ列とは独立したパケット
(ユーザチャネル)であって約0.4〜1秒毎に配置さ
れる、いわゆるナビゲーションNV(DVDビデオの場
合)の中に収められる。DVDオーディオではナビゲー
ションNVはオーディオ・ナビゲーションANVともい
う。すなわち、DVDビデオでは図21の(A)に示す
ように関連するデータ群ビデオオブジェクトVOBU
は、図21の(B)に示すようにナビNV、オーディオ
A、ビデオV、V、V、V、サブピクチャSPの各ユー
ザチャネルからなる組の複数組をもって構成される。こ
のNVパケットに著作権データを収納する。また、DV
Dオーディオではこれらと互換性を取りながら図21の
(C)に示すオーディオ・ナビゲーションANVを有
し、ここに著作権データを収納する。必要な場合A(オ
ーディオ)以外にP(ピクチャー)のパックを置くこと
ができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、アナログ
信号を比較的低い第1のサンプリング周波数でA/D変
換したデジタルデータについてはコピーを許容し、アナ
ログ信号を比較的高い第2のサンプリング周波数でA/
D変換したデジタルデータについてはコピーを禁止する
ようにしたので、ユーザの利便性と著作権保護を両立さ
せることができる。
【0057】また、本発明は、アナログ信号を比較的高
い第1のサンプリング周波数でA/D変換したデジタル
データについては比較的低い第2のサンプリング周波数
に帯域制限してコピーを許容するようにしたので、ユー
ザの利便性と著作権保護を両立させることができる。
【0058】また、本発明は、ビットストリームのコピ
ーを許容する場合、著作権データと共にのみコピーさせ
るようにしたので、ユーザの利便性と著作権保護を両立
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る符号情報のコピー防止方法の第1
の実施形態を実現するエンコーダを示すブロック図であ
る。
【図2】図1の2つのA/Dコンバータのサンプリング
周期及びデータ列を示す説明図である。
【図3】図1のパッキングエンコーダによりパッキング
されたユーザ・データを示す説明図である。
【図4】本発明に係る符号情報のコピー防止方法の第1
の実施形態を実現するデコーダを示すブロック図であ
る。
【図5】図4のデコーダによりデコードされたデータ列
及びサンプリング周期を示す説明図である。
【図6】本発明に係る符号情報のコピー防止方法の第2
の実施形態を実現するエンコーダを示すブロック図であ
る。
【図7】図6の信号処理回路を詳しく示すブロック図で
ある。
【図8】図6のA/Dコンバータのサンプリング周期及
びデータ列を示す説明図である。
【図9】本発明に係る符号情報のコピー防止方法の第2
の実施形態を実現するデコーダを示すブロック図であ
る。
【図10】図9の信号処理回路を詳しく示すブロック図
である。
【図11】図9のデコーダによりデコードされたデータ
列及びサンプリング周期を示す説明図である。
【図12】第3の実施形態のエンコーダを示すブロック
図である。
【図13】第3の実施形態のユーザ・データを示す説明
図である。
【図14】第3の実施形態のデコーダを示すブロック図
である。
【図15】第4の実施形態のエンコーダを示すブロック
図である。
【図16】図15の信号処理回路を詳細に示すブロック
図である。
【図17】第4の実施形態のデコーダを示すブロック図
である。
【図18】ユーザ・データのパッキング例を模式的に示
す図である。
【図19】デジタル・オーディオ・インターフェース・
フォーマットを模式的に示す図である。
【図20】DVDフォーマットを模式的に示す図であ
る。
【図21】DVDビデオ及びDVDオーディオにおける
著作権データの収納箇所を示す模式図である。
【符号の説明】
2 A/Dコンバータ(第1のA/D変換手段) 3 A/Dコンバータ(第2のA/D変換手段) 6 差分計算器(差分算出手段) 7 パッキングエンコーダ(出力手段・パッキング手
段) 10 アンパッキングデコーダ 11 加算器(補間処理回路12、スイッチ13及びク
ロック発生器14と共に復元手段を構成する) 12 補間処理回路 13 スイッチ 14 クロック発生器 15 D/Aコンバータ(第1のD/A変換手段) 16 D/Aコンバータ(第2のD/A変換手段) 17 アナログ出力端子(第1のアナログ信号出力端
子) 18 アナログ出力端子(第2のアナログ信号出力端
子) 20、50 暗号解読部 21、51 スイッチ 22 デジタル出力端子(デジタルデータ出力手段) 23、52、53 デジタル出力端子 31 A/Dコンバータ(A/D変換手段) 32 信号処理回路 33 メモリ 34 DVD符号化回路 35 変調回路 36、56 ローパスフィルタ(帯域制限手段) 37、38 間引き回路 39 加算器(間引き回路37、38と共に差分算出手
段を構成する) 40 アロケーション回路(出力手段・パッキング手
段) 45 D/Aコンバータ(D/A変換手段) 46 加算器(補間処理部47と共に復元手段を構成す
る) 47 補間処理回路 55 アナログ信号出力端子 100 著作権データ供給部 (2〜6)、(31〜33) デジタルデータ生成手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−50359(JP,A) 特開 平8−63901(JP,A) 特開 平7−170486(JP,A) 特開 平8−6879(JP,A) 特開 平6−342557(JP,A) 特開 平7−296508(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 G11B 19/04 H04N 5/91 G06F 3/06

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号を比較的低い第1のサンプ
    リング周波数でA/D変換して第1のデジタルデータ列
    を生成するとともに、アナログ信号を前記第1のサンプ
    リング周波数より高い第2のサンプリング周波数でA/
    D変換して第2のデジタルデータ列を生成するステップ
    と、 同一のサンプリング点における前記第1、第2のデータ
    列の各差分データ列を算出するステップと、 前記第1のデータ列と前記差分データ列を媒体を介して
    伝送するステップと、 前記第1のデータ列と前記差分データ列に基づいて前記
    第2のデータ列を復元するステップと、 前記第1のデータ列についてはアナログ信号に変換して
    出力するとともにデジタルデータの状態で出力し、前記
    第2のデータ列についてはアナログ信号にのみ変換して
    出力するステップとを有する符号情報のコピー防止方
    法。
  2. 【請求項2】 アナログ信号を比較的低い第1のサンプ
    リング周波数でA/D変換して第1のデジタルデータ列
    を生成するとともにアナログ信号を前記第1のサンプリ
    ング周波数より高い第2のサンプリング周波数でA/D
    変換して第2のデジタルデータ列を生成し、同一のサン
    プリング点における前記第1、第2のデータ列の各差分
    データ列を算出することにより生成された前記第1のデ
    ータ列と前記差分データ列をデコードする符号情報のデ
    コード装置であって、 前記第1のデータ列と前記差分データ列に基づいて前記
    第2のデータ列を復元する復元手段と、 前記第1のデータ列をデジタルデータの状態で出力する
    デジタル出力端子と、 前記第1のデータ列をD/A変換する第1のD/A変換
    手段と、 前記第1のD/A変換手段によりD/A変換されたアナ
    ログ信号を出力する第1のアナログ信号出力端子と、 前記復元手段により復元された第2のデータ列をD/A
    変換する第2のD/A変換手段と、 前記第2のD/A変換手段によりD/A変換されたアナ
    ログ信号を出力する第2のアナログ信号出力端子とを備
    え、 前記復元手段により復元された前記第2のデータ列をデ
    ジタルデータの状態で出力しないよう構成した符号情報
    のデコード装置。
  3. 【請求項3】 コピー許容条件が提示された場合に、前
    記第1のデータ列と前記差分データをデジタルデータの
    状態で出力可能であることを特徴とする請求項記載の
    符号情報のデコード装置。
  4. 【請求項4】 アナログ信号を比較的高い第1のサンプ
    リング周波数でA/D変換して第1のデジタルデータ列
    を生成するステップと、 前記第1のデジタルデータ列を帯域制限してサンプリン
    グ周波数が前記第1のサンプリング周波数より低い第2
    のデジタルデータ列を生成するステップと、 同一サンプリング点における前記第1、第2のデータ列
    の各差分データ列を算出するステップと、 前記第2のデータ列と前記差分データ列を媒体を介して
    伝送するステップと、 前記第2のデータ列と前記差分データ列に基づいて前記
    第1のデータ列を復元するステップと、 前記第1のデータ列をアナログ信号に変換して出力する
    とともに、前記第1のデータ列については、帯域制限す
    ることによりあらかじめ帯域制限した第2のデジタルデ
    ータと略同一の状態でのみ出力するステップとを有する
    符号情報のコピー防止方法。
  5. 【請求項5】 アナログ信号を比較的高い第1のサンプ
    リング周波数でA/D変換して第1のデジタルデータ列
    を生成し、前記第1のデジタルデータ列を帯域制限して
    サンプリング周波数が前記第1のサンプリング周波数よ
    り低い第2のデジタルデータ列を生成し、同一サンプリ
    ング点における前記第1、第2のデータ列の各差分デー
    タ列を算出することにより生成された前記第2のデータ
    列と前記差分データ列をデコードする符号情報のデコー
    ド装置であって、 前記第2のデータ列と前記差分データ列に基づいて前記
    第1のデータ列を復元する復元手段と、 前記復元手段により復元された前記第1のデータ列をD
    /A変換するD/A変換手段と、 前記D/A変換手段によりD/A変換されたアナログ信
    号を出力するアナログ信号出力端子と、 前記復元手段により復元された前記第1のデータ列を帯
    域制限する帯域制限手段と、 前記帯域制限手段の出力をデジタルデータの状態で出力
    するデジタル信号出力端子とを有し、 前記復元手段の出力をそのままのデジタルデータの状態
    で出力しないよう構成し、かつコピー許容条件が提示さ
    れた場合に、前記第2のデータ列と前記差分データをデ
    ジタルデータの状態で出力可能である符号情報のデコー
    ド装置。
  6. 【請求項6】 アナログ信号をA/D変換してデジタル
    データ列を生成するステップと、 前記デジタルデータ列と、前記アナログ信号に関するI
    SRCコード及び複製可能数で管理された著作権データ
    を媒体を介して伝送するステップと、 前記媒体を介して伝送された前記デジタルデータ列につ
    いてはコピー許容条件が提示された場合に、前記ISR
    Cコード及び複製可能数を含む著作権データと共にビッ
    トストリームの状態で出力し、コピー許容条件が提示さ
    れない一般の場合に、あらかじめコピーが許容できる帯
    域に帯域制限したPCMデジタルデータの状態で前記I
    SRCコード及び前記複製可能数を含む前記著作権デー
    タと共にのみ出力するステップとを、 有する符号情報のコピー防止方法。
  7. 【請求項7】 アナログ信号をA/D変換して生成され
    たデジタルデータ列と、前記アナログ信号に関するIS
    RCコード及び複製可能数で管理された著作権データを
    デコードする符号情報のデコード装置であって、 前記デジタルデータ列についてはコピー許容条件が提示
    された場合に、前記ISRCコード及び複製可能数を含
    む著作権データと共にビットストリームの状態で出力可
    能とし、さらに、前記著作権データの複製可能数に応じ
    て出力する第1のデジタルデータ出力手段と、 コピー許容条件が提示されない一般の場合に、あらかじ
    めコピーが許容できる帯域に 帯域制限したPCMデジタ
    ルデータの状態で出力可能とする第2のデジタルデータ
    出力手段を有し、 前記第2のデジタルデータ列を前記ISRCコード及び
    複製可能数を含む著作権データが付随して出力するよう
    構成した符号情報のデコード装置。
  8. 【請求項8】 アナログ信号を比較的低い第1のサンプ
    リング周波数でA/D変換して第1のデジタルデータ列
    を生成するとともに、アナログ信号を前記第1のサンプ
    リング周波数より高い第2のサンプリング周波数でA/
    D変換して第2のデジタルデータ列を生成するステップ
    と、 同一のサンプリング点における前記第1、第2のデータ
    列の各差分データ列を算出するステップと、 前記第1のデータ列と、前記差分データ列と前記アナロ
    グ信号に関する著作権データを媒体を介して伝送するス
    テップと、 前記第1のデータ列と前記差分データ列に基づいて前記
    第2のデータ列を復元するステップと、 前記第1のデータ列についてはアナログ信号に変換して
    出力するとともにデジタルデータの状態で出力し、前記
    第2のデータ列についてはアナログ信号にのみ変換して
    出力し、更に、前記第1のデータ列と前記差分データ列
    については前記著作権データと共にのみ出力するステッ
    プとを、 有する符号情報のコピー防止方法。
  9. 【請求項9】 アナログ信号を比較的低い第1のサンプ
    リング周波数でA/D変換して第1のデジタルデータ列
    を生成するとともにアナログ信号を前記第1のサンプリ
    ング周波数より高い第2のサンプリング周波数でA/D
    変換して第2のデジタルデータ列を生成し、同一のサン
    プリング点における前記第1、第2のデータ列の各差分
    データ列を算出することにより生成された前記第1のデ
    ータ列と、前記差分データ列と前記アナログ信号に関す
    る著作権データをデコードする符号情報のデコード装置
    であって、 前記第1のデータ列と前記差分データ列に基づいて前記
    第2のデータ列を復元する復元手段と、 前記第1のデータ列をデジタルデータの状態で出力する
    デジタル出力端子と、 前記第1のデータ列をD/A変換する第1のD/A変換
    手段と、 前記第1のD/A変換手段によりD/A変換されたアナ
    ログ信号を出力する第1のアナログ信号出力端子と、 前記復元手段により復元された第2のデータ列をD/A
    変換する第2のD/A変換手段と、 前記第2のD/A変換手段によりD/A変換されたアナ
    ログ信号を出力する第2のアナログ信号出力端子と、 前記第1のデータ列と前記差分データ列を前記著作権デ
    ータと共に出力するデジタル出力端子とを備え、 前記第1のデータ列と前記差分データ列を前記著作権デ
    ータが付随することなく出力しないよう構成した符号情
    報のデコード装置。
  10. 【請求項10】 コピー許容条件が提示された場合に、
    前記第1のデータ列と前記差分データが前記著作権デー
    タと共にデジタルデータの状態で出力可能であることを
    特徴とする請求項9記載の符号情報のデコード装置。
  11. 【請求項11】 アナログ信号を比較的高い第1のサン
    プリング周波数でA/D変換して第1のデジタルデータ
    列を生成するステップと、 前記第1のデジタルデータ列を帯域制限してサンプリン
    グ周波数が前記第1のサンプリング周波数より低い第2
    のデジタルデータ列を生成するステップと、 同一サンプリング点における前記第1、第2のデータ列
    の各差分データ列を算出するステップと、 前記第2のデータ列と前記差分データ列を前記アナログ
    信号に関する著作権データと共に媒体を介して伝送する
    ステップと、 前記第2のデータ列と前記差分データ列に基づいて前記
    第1のデータ列を復元するステップと、 前記第1のデータ列をアナログ信号に変換して出力する
    とともに、前記第1のデータ列については帯域制限した
    デジタルデータの状態でのみ出力し、更に、前記第2の
    データ列と前記差分データ列については前記著作権デー
    タと共にのみ出力するステップとを、 有する符号情報のコピー防止方法。
  12. 【請求項12】 アナログ信号を比較的高い第1のサン
    プリング周波数でA/D変換して第1のデジタルデータ
    列を生成し、前記第1のデジタルデータ列を帯域制限し
    てサンプリング周波数が前記第1のサンプリング周波数
    より低い第2のデジタルデータ列を生成し、同一サンプ
    リング点における前記第1、第2のデータ列の各差分デ
    ータ列を算出することにより生成された前記第2のデー
    タ列と、前記差分データ列と前記アナログ信号に関する
    著作権データをデコードする符号情報のデコード装置で
    あって、 前記第2のデータ列と前記差分データ列に基づいて前記
    第1のデータ列を復元する復元手段と、 前記復元手段により復元された前記第1のデータ列をD
    /A変換するD/A変換手段と、 前記D/A変換手段によりD/A変換されたアナログ信
    号を出力するアナログ信号出力端子と、 前記復元手段により復元された前記第1のデータ列を帯
    域制限する帯域制限手段と、 前記帯域制限手段の出力をデジタルデータの状態で出力
    するデジタル信号出力端子と、 前記第2のデータ列と前記差分データ列を前記著作権デ
    ータと共に出力するデジタル信号出力端子とを有し、 前記第2のデータ列と前記差分データ列を前記著作権デ
    ータが付随することなく出力しないよう構成した符号情
    報のデコード装置。
  13. 【請求項13】 コピー許容条件が提示された場合に、
    前記第2のデータ列と前記差分データが前記著作権デー
    タと共にデジタルデータの状態で出力可能である請求項
    12記載の符号情報のデコード装置。
  14. 【請求項14】 前記著作権データはユーザチャネル又
    はサブヘッダに記録されることを特徴とする請求項6、
    8、11のいずれか1つに記載の符号情報のコピー防止
    方法。
  15. 【請求項15】 前記著作権データはサブコードに出力
    されることを特徴とする請求項7、9、10、12、1
    3のいずれか1つに記載の符号情報のデコード装置。
JP33466896A 1996-04-11 1996-11-29 符号情報のコピー防止方法及びデコード装置 Expired - Lifetime JP3365235B2 (ja)

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