JPH1069721A - 符号情報のコピー防止方法、エンコード装置及びデコード装置並びに記録媒体 - Google Patents
符号情報のコピー防止方法、エンコード装置及びデコード装置並びに記録媒体Info
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- JPH1069721A JPH1069721A JP35925696A JP35925696A JPH1069721A JP H1069721 A JPH1069721 A JP H1069721A JP 35925696 A JP35925696 A JP 35925696A JP 35925696 A JP35925696 A JP 35925696A JP H1069721 A JPH1069721 A JP H1069721A
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- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 デジタル信号、アナログ信号をコピーする場
合のユーザの利便性と著作権保護を両立させる。 【解決手段】 アナログ信号が例えば192kHzでハ
イサンプリングされてA/D変換された後、低域成分と
高域成分に分離されて媒体に伝送される。デコーダでは
QMF分析フィルタ17により低域成分と高域成分に基
づいて元の192kHzでハイサンプリングされたデジ
タルデータに復元され、D/Aコンバータ15、アナロ
グ出力端子24を介して出力されるが、デジタルデータ
としては低域成分のみがデジタル出力端子23を介して
出力される。また、元のデジタルデータのLSBには著
作権データが付加されてD/A変換されて出力される。
合のユーザの利便性と著作権保護を両立させる。 【解決手段】 アナログ信号が例えば192kHzでハ
イサンプリングされてA/D変換された後、低域成分と
高域成分に分離されて媒体に伝送される。デコーダでは
QMF分析フィルタ17により低域成分と高域成分に基
づいて元の192kHzでハイサンプリングされたデジ
タルデータに復元され、D/Aコンバータ15、アナロ
グ出力端子24を介して出力されるが、デジタルデータ
としては低域成分のみがデジタル出力端子23を介して
出力される。また、元のデジタルデータのLSBには著
作権データが付加されてD/A変換されて出力される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば音声信号の
ようなアナログ情報をあるサンプリング周波数でアナロ
グ−デジタル(A/D)変換して記録媒体に記録した
り、伝送媒体を介して伝送する場合に、デジタルデータ
のコピーを防止、管理する符号情報のコピー防止方法、
エンコード装置及びデコード装置並びに記録媒体に関す
る。
ようなアナログ情報をあるサンプリング周波数でアナロ
グ−デジタル(A/D)変換して記録媒体に記録した
り、伝送媒体を介して伝送する場合に、デジタルデータ
のコピーを防止、管理する符号情報のコピー防止方法、
エンコード装置及びデコード装置並びに記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】オーディオ再生用光ディスクとしてのC
D(コンパクト ディスク)が市場に出てから10数年
が経過し、既にオーディオ情報の記録媒体としては従来
のカセットテープを凌駕してめざましい普及を見せてい
る。そして、デジタルディスクであるCDの物理・論理
フォーマットは、8ビット固定データ長シンボルのEF
M変調記録方式やサブコード、オーディオデータ、CR
Cなどのデータフォーマット方式として確立しており、
各種のアプリケーション機能を付加したCDプレーヤが
開発されている。
D(コンパクト ディスク)が市場に出てから10数年
が経過し、既にオーディオ情報の記録媒体としては従来
のカセットテープを凌駕してめざましい普及を見せてい
る。そして、デジタルディスクであるCDの物理・論理
フォーマットは、8ビット固定データ長シンボルのEF
M変調記録方式やサブコード、オーディオデータ、CR
Cなどのデータフォーマット方式として確立しており、
各種のアプリケーション機能を付加したCDプレーヤが
開発されている。
【0003】また、CDはそのサブコードにおけるQチ
ャンネルのコントロールビット(4ビット)で識別させ
ることによって、あるいはTOCの不在で識別させるこ
とにより、データ用のCD−ROMとしても利用されて
おり、デジタルディスクの大容量性や高速アクセス性を
有効に利用して電子出版の分野でその応用を拡大しつつ
ある。ところで、上記のCD−ROMでは音声がADP
CMにより圧縮されており、その圧縮により原音質が再
現できず、よりハイファイ性の高い記録が望まれるよう
になってきている。換言すれば、圧縮しても通常のCD
の2倍の帯域に匹敵するオーディオ信号を記録できるデ
ィスクの出現が期待されている。
ャンネルのコントロールビット(4ビット)で識別させ
ることによって、あるいはTOCの不在で識別させるこ
とにより、データ用のCD−ROMとしても利用されて
おり、デジタルディスクの大容量性や高速アクセス性を
有効に利用して電子出版の分野でその応用を拡大しつつ
ある。ところで、上記のCD−ROMでは音声がADP
CMにより圧縮されており、その圧縮により原音質が再
現できず、よりハイファイ性の高い記録が望まれるよう
になってきている。換言すれば、圧縮しても通常のCD
の2倍の帯域に匹敵するオーディオ信号を記録できるデ
ィスクの出現が期待されている。
【0004】しかしながら、このような高品質のハイフ
ァイ信号はデジタル情報の状態でコピーされると、劣化
がないためユーザにとっては都合がよいが、著作権の保
護の観点から望ましくないという問題点がある。なお、
このような問題点を解決する方法としては、デジタル情
報のコピー回数を制限したり、デジタル出力端子を機器
に全く設けない方法などが提案されている。
ァイ信号はデジタル情報の状態でコピーされると、劣化
がないためユーザにとっては都合がよいが、著作権の保
護の観点から望ましくないという問題点がある。なお、
このような問題点を解決する方法としては、デジタル情
報のコピー回数を制限したり、デジタル出力端子を機器
に全く設けない方法などが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デジタ
ル情報のコピー回数を制限したり、デジタル出力端子を
機器に全く設けない方法では、ユーザの利便性と著作権
保護を両立させることが困難であるという問題点があ
る。ところで、高品質のデジタルデータのコピーは許容
しないが、帯域が狭い低品質のデジタルデータのコピー
は許容してもよいという考え方がある。また、高品質の
アナログのハイファイ信号についても、著作権者側では
無制限なコピーを抑制し、コピー状態を管理することが
できればそのアナログコピーは許容してもよいという考
え方がある。また、さらにアナログコピーにおいては、
デジタルデータに含まれるコピー回数制限情報などの著
作権関係情報が含まれていないので、一旦アナログコピ
ーされたデータはその後無制限にコピーされる可能性が
あり、著作権保護の観点から好ましくない。
ル情報のコピー回数を制限したり、デジタル出力端子を
機器に全く設けない方法では、ユーザの利便性と著作権
保護を両立させることが困難であるという問題点があ
る。ところで、高品質のデジタルデータのコピーは許容
しないが、帯域が狭い低品質のデジタルデータのコピー
は許容してもよいという考え方がある。また、高品質の
アナログのハイファイ信号についても、著作権者側では
無制限なコピーを抑制し、コピー状態を管理することが
できればそのアナログコピーは許容してもよいという考
え方がある。また、さらにアナログコピーにおいては、
デジタルデータに含まれるコピー回数制限情報などの著
作権関係情報が含まれていないので、一旦アナログコピ
ーされたデータはその後無制限にコピーされる可能性が
あり、著作権保護の観点から好ましくない。
【0006】そこで、本発明は、ユーザの利便性と著作
権保護を両立させることができる符号情報のコピー防止
方法、エンコード装置及びデコード装置並びに記録媒体
を提供することを目的とする。
権保護を両立させることができる符号情報のコピー防止
方法、エンコード装置及びデコード装置並びに記録媒体
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、アナログ信号を比較的高いサンプリング周
波数でA/D変換したデジタルデータに対し、低域成分
のみを有する比較的低品質なデジタルデータについては
デジタル状態のままでコピーを許容し、低域成分と高域
成分を有する比較的高品質なデジタルデータについては
コピーを禁止するようにしたものである。また、本発明
はアナログ信号とともに著作権の識別情報を出力するよ
うにして、コピーされた符号情報の出所などの確認を可
能とし、よって高品質コピーの制限を可能にするように
したものである。また、本発明は高品質のデジタルデー
タに対してそのデータに関する著作権データを付加し、
そのデータをD/A変換して出力するようにし、著作権
データが付加されていない高品質のアナログ信号は出力
しないようにしたものである。また、本発明は著作権デ
ータがコピー回数制限を伴わないときは、アナログ信号
についてはデジタルデータのみをD/A変換して出力
し、著作権データがコピー回数制限を伴うときは、著作
権データを含むデジタルデータの出力は許容するもの
の、アナログ信号についてはデジタルデータをD/A変
換しないか、又はD/A変換後出力しないよう制御する
ものである。
するために、アナログ信号を比較的高いサンプリング周
波数でA/D変換したデジタルデータに対し、低域成分
のみを有する比較的低品質なデジタルデータについては
デジタル状態のままでコピーを許容し、低域成分と高域
成分を有する比較的高品質なデジタルデータについては
コピーを禁止するようにしたものである。また、本発明
はアナログ信号とともに著作権の識別情報を出力するよ
うにして、コピーされた符号情報の出所などの確認を可
能とし、よって高品質コピーの制限を可能にするように
したものである。また、本発明は高品質のデジタルデー
タに対してそのデータに関する著作権データを付加し、
そのデータをD/A変換して出力するようにし、著作権
データが付加されていない高品質のアナログ信号は出力
しないようにしたものである。また、本発明は著作権デ
ータがコピー回数制限を伴わないときは、アナログ信号
についてはデジタルデータのみをD/A変換して出力
し、著作権データがコピー回数制限を伴うときは、著作
権データを含むデジタルデータの出力は許容するもの
の、アナログ信号についてはデジタルデータをD/A変
換しないか、又はD/A変換後出力しないよう制御する
ものである。
【0008】すなわち本発明によれば、アナログ信号を
比較的高い第1のサンプリング周波数でデジタルデータ
にA/D変換するステップと、前記デジタルデータを前
記第1のサンプリング周波数でサンプリングされる帯域
の略1/2の第2の帯域周波数成分で低域データと高域
データに分割するステップと、前記低域データと高域デ
ータを媒体を介して伝送するステップと、前記低域デー
タと高域データに基づいて前記第1のサンプリング周波
数のデジタルデータを復元するステップと、前記第1の
サンプリング周波数のデジタルデータをD/A変換して
アナログ信号で出力するとともに、前記低域データのみ
をデジタルデータの状態で出力するステップとを、有す
る符号情報のコピー防止方法が提供される。
比較的高い第1のサンプリング周波数でデジタルデータ
にA/D変換するステップと、前記デジタルデータを前
記第1のサンプリング周波数でサンプリングされる帯域
の略1/2の第2の帯域周波数成分で低域データと高域
データに分割するステップと、前記低域データと高域デ
ータを媒体を介して伝送するステップと、前記低域デー
タと高域データに基づいて前記第1のサンプリング周波
数のデジタルデータを復元するステップと、前記第1の
サンプリング周波数のデジタルデータをD/A変換して
アナログ信号で出力するとともに、前記低域データのみ
をデジタルデータの状態で出力するステップとを、有す
る符号情報のコピー防止方法が提供される。
【0009】また、本発明によれば、アナログ信号を比
較的高い第1のサンプリング周波数でデジタルデータに
A/D変換するステップと、前記デジタルデータを前記
第1のサンプリング周波数でサンプリングされる帯域の
略1/2の第2の帯域周波数成分で低域データと高域デ
ータに分割するステップと、前記高域データを可逆方式
で圧縮するステップと、前記低域データと前記圧縮され
た高域データを媒体を介して伝送するステップと、前記
圧縮された高域データを可逆方式で伸長するステップ
と、前記低域データと前記伸長された高域データに基づ
いて前記第1のサンプリング周波数のデジタルデータを
復元するステップと、前記第1のサンプリング周波数の
デジタルデータをD/A変換してアナログ信号で出力す
るとともに、前記低域データのみをデジタルデータの状
態で出力するステップとを、有する符号情報のコピー防
止方法が提供される。
較的高い第1のサンプリング周波数でデジタルデータに
A/D変換するステップと、前記デジタルデータを前記
第1のサンプリング周波数でサンプリングされる帯域の
略1/2の第2の帯域周波数成分で低域データと高域デ
ータに分割するステップと、前記高域データを可逆方式
で圧縮するステップと、前記低域データと前記圧縮され
た高域データを媒体を介して伝送するステップと、前記
圧縮された高域データを可逆方式で伸長するステップ
と、前記低域データと前記伸長された高域データに基づ
いて前記第1のサンプリング周波数のデジタルデータを
復元するステップと、前記第1のサンプリング周波数の
デジタルデータをD/A変換してアナログ信号で出力す
るとともに、前記低域データのみをデジタルデータの状
態で出力するステップとを、有する符号情報のコピー防
止方法が提供される。
【0010】また、本発明によれば、アナログ信号が比
較的高い第1のサンプリング周波数でA/D変換され、
このデジタルデータが、前記第1のサンプリング周波数
でサンプリングされる帯域の略1/2の第2の帯域周波
数成分で低域データと高域データに分割されたデータを
デコードするデコード装置であって、前記低域データと
高域データに基づいて、前記第1のサンプリング周波数
のデジタルデータを復元する復元手段と、前記復元手段
により復元されたデジタルデータを前記第1のサンプリ
ング周波数でアナログ信号に変換するD/A変換手段
と、前記D/A変換手段により変換されたアナログ信号
を出力するアナログ出力端子と、前記低域データをデジ
タルデータの状態で出力するデジタル出力端子とを備
え、前記復元手段により復元されたデジタルデータをデ
ジタルデータの状態で出力しないように構成した符号情
報のデコード装置が提供される。
較的高い第1のサンプリング周波数でA/D変換され、
このデジタルデータが、前記第1のサンプリング周波数
でサンプリングされる帯域の略1/2の第2の帯域周波
数成分で低域データと高域データに分割されたデータを
デコードするデコード装置であって、前記低域データと
高域データに基づいて、前記第1のサンプリング周波数
のデジタルデータを復元する復元手段と、前記復元手段
により復元されたデジタルデータを前記第1のサンプリ
ング周波数でアナログ信号に変換するD/A変換手段
と、前記D/A変換手段により変換されたアナログ信号
を出力するアナログ出力端子と、前記低域データをデジ
タルデータの状態で出力するデジタル出力端子とを備
え、前記復元手段により復元されたデジタルデータをデ
ジタルデータの状態で出力しないように構成した符号情
報のデコード装置が提供される。
【0011】また、本発明によれば、アナログ信号が比
較的高い第1のサンプリング周波数でA/D変換され、
このデジタルデータが、前記第1のサンプリング周波数
でサンプリングされる帯域の略1/2の第2の帯域周波
数成分で低域データと高域データに分割され、高域デー
タが可逆方式で圧縮され、低域データと圧縮された高域
データをデコードするデコード装置であって、前記圧縮
された高域データを伸長する伸長手段と、前記低域デー
タと前記伸長手段により伸長された高域データに基づい
て、前記第1のサンプリング周波数のデジタルデータを
復元する復元手段と、前記復元手段により復元されたデ
ジタルデータを前記第1のサンプリング周波数でアナロ
グ信号に変換するD/A変換手段と、前記D/A変換手
段により変換されたアナログ信号を出力するアナログ出
力端子と、前記低域データをデジタルデータの状態で出
力するデジタル出力端子とを備え、前記復元手段により
復元されたデジタルデータをデジタルデータの状態で出
力しないように構成した符号情報のデコード装置が提供
される。
較的高い第1のサンプリング周波数でA/D変換され、
このデジタルデータが、前記第1のサンプリング周波数
でサンプリングされる帯域の略1/2の第2の帯域周波
数成分で低域データと高域データに分割され、高域デー
タが可逆方式で圧縮され、低域データと圧縮された高域
データをデコードするデコード装置であって、前記圧縮
された高域データを伸長する伸長手段と、前記低域デー
タと前記伸長手段により伸長された高域データに基づい
て、前記第1のサンプリング周波数のデジタルデータを
復元する復元手段と、前記復元手段により復元されたデ
ジタルデータを前記第1のサンプリング周波数でアナロ
グ信号に変換するD/A変換手段と、前記D/A変換手
段により変換されたアナログ信号を出力するアナログ出
力端子と、前記低域データをデジタルデータの状態で出
力するデジタル出力端子とを備え、前記復元手段により
復元されたデジタルデータをデジタルデータの状態で出
力しないように構成した符号情報のデコード装置が提供
される。
【0012】また、本発明によれば、アナログ信号を比
較的高い第1のサンプリング周波数でデジタルデータに
A/D変換するステップと、前記デジタルデータを前記
第1のサンプリング周波数でサンプリングされる帯域の
略1/2の第2の帯域周波数成分で低域データと高域デ
ータに分割するステップと、前記低域データと高域デー
タを媒体を介して伝送するステップと、前記低域データ
と高域データに基づいて前記第1のサンプリング周波数
のデジタルデータを復元するステップと、前記第1のサ
ンプリング周波数のデジタルデータをD/A変換してア
ナログ信号で出力するとともに、著作権の識別のための
情報を出力するステップとを、有する符号情報のコピー
防止方法が提供される。
較的高い第1のサンプリング周波数でデジタルデータに
A/D変換するステップと、前記デジタルデータを前記
第1のサンプリング周波数でサンプリングされる帯域の
略1/2の第2の帯域周波数成分で低域データと高域デ
ータに分割するステップと、前記低域データと高域デー
タを媒体を介して伝送するステップと、前記低域データ
と高域データに基づいて前記第1のサンプリング周波数
のデジタルデータを復元するステップと、前記第1のサ
ンプリング周波数のデジタルデータをD/A変換してア
ナログ信号で出力するとともに、著作権の識別のための
情報を出力するステップとを、有する符号情報のコピー
防止方法が提供される。
【0013】また、本発明によれば、アナログ信号を比
較的高い第1のサンプリング周波数でデジタルデータに
A/D変換するステップと、前記デジタルデータを前記
第1のサンプリング周波数でサンプリングされる帯域の
略1/2の第2の帯域周波数成分で低域データと高域デ
ータに分割するステップと、前記高域データを可逆方式
で圧縮するステップと、前記低域データと前記圧縮され
た高域データを媒体を介して伝送するステップと、前記
圧縮された高域データを可逆方式で伸長するステップ
と、前記低域データと前記伸長された高域データに基づ
いて前記第1のサンプリング周波数のデジタルデータを
復元するステップと、前記第1のサンプリング周波数の
デジタルデータをD/A変換してアナログ信号で出力す
るとともに、著作権の識別のための情報を出力するステ
ップとを、有する符号情報のコピー防止方法が提供され
る。
較的高い第1のサンプリング周波数でデジタルデータに
A/D変換するステップと、前記デジタルデータを前記
第1のサンプリング周波数でサンプリングされる帯域の
略1/2の第2の帯域周波数成分で低域データと高域デ
ータに分割するステップと、前記高域データを可逆方式
で圧縮するステップと、前記低域データと前記圧縮され
た高域データを媒体を介して伝送するステップと、前記
圧縮された高域データを可逆方式で伸長するステップ
と、前記低域データと前記伸長された高域データに基づ
いて前記第1のサンプリング周波数のデジタルデータを
復元するステップと、前記第1のサンプリング周波数の
デジタルデータをD/A変換してアナログ信号で出力す
るとともに、著作権の識別のための情報を出力するステ
ップとを、有する符号情報のコピー防止方法が提供され
る。
【0014】また、本発明によれば、アナログ信号が比
較的高い第1のサンプリング周波数でA/D変換され、
このデジタルデータが、前記第1のサンプリング周波数
でサンプリングされる帯域の略1/2の第2の帯域周波
数成分で低域データと高域データに分割されたデータを
デコードするデコード装置であって、前記低域データと
高域データに基づいて、前記第1のサンプリング周波数
のデジタルデータを復元する復元手段と、前記復元手段
により復元されたデジタルデータを前記第1のサンプリ
ング周波数でアナログ信号に変換するD/A変換手段
と、前記D/A変換手段により変換されたアナログ信号
を出力するアナログ出力端子と、著作権の識別のための
情報を出力する出力手段とを備え、前記復元手段により
復元されたデジタルデータをデジタルデータの状態で出
力しないように構成した符号情報のデコード装置が提供
される。
較的高い第1のサンプリング周波数でA/D変換され、
このデジタルデータが、前記第1のサンプリング周波数
でサンプリングされる帯域の略1/2の第2の帯域周波
数成分で低域データと高域データに分割されたデータを
デコードするデコード装置であって、前記低域データと
高域データに基づいて、前記第1のサンプリング周波数
のデジタルデータを復元する復元手段と、前記復元手段
により復元されたデジタルデータを前記第1のサンプリ
ング周波数でアナログ信号に変換するD/A変換手段
と、前記D/A変換手段により変換されたアナログ信号
を出力するアナログ出力端子と、著作権の識別のための
情報を出力する出力手段とを備え、前記復元手段により
復元されたデジタルデータをデジタルデータの状態で出
力しないように構成した符号情報のデコード装置が提供
される。
【0015】また、本発明によれば、アナログ信号が比
較的高い第1のサンプリング周波数でA/D変換され、
このデジタルデータが、前記第1のサンプリング周波数
でサンプリングされる帯域の略1/2の第2の帯域周波
数成分で低域データと高域データに分割され、高域デー
タが可逆方式で圧縮され、低域データと圧縮された高域
データをデコードするデコード装置であって、前記圧縮
された高域データを伸長する伸長手段と、前記低域デー
タと前記伸長手段により伸長された高域データに基づい
て、前記第1のサンプリング周波数のデジタルデータを
復元する復元手段と、前記復元手段により復元されたデ
ジタルデータを前記第1のサンプリング周波数でアナロ
グ信号に変換するD/A変換手段と、前記D/A変換手
段により変換されたアナログ信号を出力するアナログ出
力端子と、著作権の識別のための情報を出力する出力手
段とを備え、前記復元手段により復元されたデジタルデ
ータをデジタルデータの状態で出力しないように構成し
た符号情報のデコード装置が提供される。
較的高い第1のサンプリング周波数でA/D変換され、
このデジタルデータが、前記第1のサンプリング周波数
でサンプリングされる帯域の略1/2の第2の帯域周波
数成分で低域データと高域データに分割され、高域デー
タが可逆方式で圧縮され、低域データと圧縮された高域
データをデコードするデコード装置であって、前記圧縮
された高域データを伸長する伸長手段と、前記低域デー
タと前記伸長手段により伸長された高域データに基づい
て、前記第1のサンプリング周波数のデジタルデータを
復元する復元手段と、前記復元手段により復元されたデ
ジタルデータを前記第1のサンプリング周波数でアナロ
グ信号に変換するD/A変換手段と、前記D/A変換手
段により変換されたアナログ信号を出力するアナログ出
力端子と、著作権の識別のための情報を出力する出力手
段とを備え、前記復元手段により復元されたデジタルデ
ータをデジタルデータの状態で出力しないように構成し
た符号情報のデコード装置が提供される。
【0016】また、本発明によれば、アナログ信号を第
1のデジタルデータにA/D変換するステップと、前記
デジタルデータに関する著作権データを変調するステッ
プと、前記第1のデジタルデータに前記変調された著作
権データを付加して第2のデジタルデータを生成するス
テップと、前記第2のデジタルデータを媒体を介して伝
送するステップと、アナログ信号については前記第2の
デジタルデータのみをD/A変換して出力するステップ
とを、有する符号情報のコピー防止方法が提供される。
1のデジタルデータにA/D変換するステップと、前記
デジタルデータに関する著作権データを変調するステッ
プと、前記第1のデジタルデータに前記変調された著作
権データを付加して第2のデジタルデータを生成するス
テップと、前記第2のデジタルデータを媒体を介して伝
送するステップと、アナログ信号については前記第2の
デジタルデータのみをD/A変換して出力するステップ
とを、有する符号情報のコピー防止方法が提供される。
【0017】また、本発明によれば、アナログ信号を第
1のデジタルデータにA/D変換するA/D変換手段
と、前記デジタルデータに関する著作権データを変調す
る変調手段と、前記第1のデジタルデータに前記変調さ
れた著作権データを付加して第2のデジタルデータを生
成して媒体を介して伝送する伝送手段とを、有する符号
情報のエンコード装置が提供される。
1のデジタルデータにA/D変換するA/D変換手段
と、前記デジタルデータに関する著作権データを変調す
る変調手段と、前記第1のデジタルデータに前記変調さ
れた著作権データを付加して第2のデジタルデータを生
成して媒体を介して伝送する伝送手段とを、有する符号
情報のエンコード装置が提供される。
【0018】また、本発明によれば、アナログ信号が第
1のデジタルデータにA/D変換されるとともに前記デ
ジタルデータに関する著作権データが変調され、前記第
1のデジタルデータに前記変調された著作権データが付
加されて記録された符号情報の記録媒体が提供される。
1のデジタルデータにA/D変換されるとともに前記デ
ジタルデータに関する著作権データが変調され、前記第
1のデジタルデータに前記変調された著作権データが付
加されて記録された符号情報の記録媒体が提供される。
【0019】また、本発明によれば、アナログ信号が第
1のデジタルデータにA/D変換されるとともに前記デ
ジタルデータに関する著作権データが変調され、前記第
1のデジタルデータに前記変調された著作権データが付
加された第2のデジタルデータをデコードする符号情報
のデコード装置であって、前記第2のデジタルデータを
D/A変換するD/A変換手段と、前記D/A変換手段
により変換されたアナログ信号を出力するアナログ出力
端子とを備え、前記変調された著作権データが付加され
ていない第1のデジタルデータについてはD/A変換し
て出力しないように構成した符号情報のデコード装置が
提供される。
1のデジタルデータにA/D変換されるとともに前記デ
ジタルデータに関する著作権データが変調され、前記第
1のデジタルデータに前記変調された著作権データが付
加された第2のデジタルデータをデコードする符号情報
のデコード装置であって、前記第2のデジタルデータを
D/A変換するD/A変換手段と、前記D/A変換手段
により変換されたアナログ信号を出力するアナログ出力
端子とを備え、前記変調された著作権データが付加され
ていない第1のデジタルデータについてはD/A変換し
て出力しないように構成した符号情報のデコード装置が
提供される。
【0020】また、本発明によれば、アナログ信号を第
1のデジタルデータにA/D変換するステップと、前記
第1のデジタルデータにそのデータに関する著作権デー
タを付加して媒体を介して伝送するステップと、前記著
作権データを変調するステップと、前記第1のデジタル
データに前記変調された著作権データを付加して第2の
デジタルデータを生成するステップと、アナログ信号に
ついては前記第2のデジタルデータのみをD/A変換し
て出力するステップとを、有する符号情報のコピー防止
方法が提供される。
1のデジタルデータにA/D変換するステップと、前記
第1のデジタルデータにそのデータに関する著作権デー
タを付加して媒体を介して伝送するステップと、前記著
作権データを変調するステップと、前記第1のデジタル
データに前記変調された著作権データを付加して第2の
デジタルデータを生成するステップと、アナログ信号に
ついては前記第2のデジタルデータのみをD/A変換し
て出力するステップとを、有する符号情報のコピー防止
方法が提供される。
【0021】また、本発明によれば、アナログ信号を第
1のデジタルデータにA/D変換するステップと、前記
第1のデジタルデータにそのデータに関する著作権デー
タを付加して媒体を介して伝送するステップと、前記著
作権データを変調するステップと、前記第1のデジタル
データに前記変調された著作権データを付加して第2の
デジタルデータを生成するステップと、前記著作権デー
タがコピー回数制限を伴わないときは、アナログ信号に
ついては前記第2のデジタルデータのみをD/A変換し
て出力するステップと、前記著作権データがコピー回数
制限を伴うときは、前記第2のデジタルデータの出力は
許容するものの、アナログ信号については前記第2のデ
ジタルデータをD/A変換しないか、又はD/A変換後
出力しないよう制御するステップとを、有する符号情報
のコピー防止方法が提供される。
1のデジタルデータにA/D変換するステップと、前記
第1のデジタルデータにそのデータに関する著作権デー
タを付加して媒体を介して伝送するステップと、前記著
作権データを変調するステップと、前記第1のデジタル
データに前記変調された著作権データを付加して第2の
デジタルデータを生成するステップと、前記著作権デー
タがコピー回数制限を伴わないときは、アナログ信号に
ついては前記第2のデジタルデータのみをD/A変換し
て出力するステップと、前記著作権データがコピー回数
制限を伴うときは、前記第2のデジタルデータの出力は
許容するものの、アナログ信号については前記第2のデ
ジタルデータをD/A変換しないか、又はD/A変換後
出力しないよう制御するステップとを、有する符号情報
のコピー防止方法が提供される。
【0022】また、本発明によれば、アナログ信号をデ
ジタルデータにA/D変換するA/D変換手段と、前記
デジタルデータにそのデータに関する著作権データを付
加して媒体を介して伝送する伝送手段とを、有する符号
情報のエンコード装置が提供される。
ジタルデータにA/D変換するA/D変換手段と、前記
デジタルデータにそのデータに関する著作権データを付
加して媒体を介して伝送する伝送手段とを、有する符号
情報のエンコード装置が提供される。
【0023】また、本発明によれば、アナログ信号がデ
ジタルデータにA/D変換され、前記デジタルデータに
そのデータに関する著作権データが付加されて記録され
た符号情報の記録媒体が提供される。
ジタルデータにA/D変換され、前記デジタルデータに
そのデータに関する著作権データが付加されて記録され
た符号情報の記録媒体が提供される。
【0024】また、本発明によれば、アナログ信号が第
1のデジタルデータにA/D変換され、前記第1のデジ
タルデータにそのデータに関する著作権データが付加さ
れたデータをデコードする符号情報のデコード装置であ
って、前記著作権データを変調する変調手段と、前記第
1のデジタルデータに前記変調された著作権データを付
加して第2のデジタルデータを生成する生成手段と、前
記第2のデジタルデータをD/A変換するD/A変換手
段と、前記D/A変換手段により変換されたアナログ信
号を出力するアナログ出力端子とを備え、前記変調され
た著作権データが付加されていない第1のデジタルデー
タについてはD/A変換して出力しないように構成した
符号情報のデコード装置が提供される。
1のデジタルデータにA/D変換され、前記第1のデジ
タルデータにそのデータに関する著作権データが付加さ
れたデータをデコードする符号情報のデコード装置であ
って、前記著作権データを変調する変調手段と、前記第
1のデジタルデータに前記変調された著作権データを付
加して第2のデジタルデータを生成する生成手段と、前
記第2のデジタルデータをD/A変換するD/A変換手
段と、前記D/A変換手段により変換されたアナログ信
号を出力するアナログ出力端子とを備え、前記変調され
た著作権データが付加されていない第1のデジタルデー
タについてはD/A変換して出力しないように構成した
符号情報のデコード装置が提供される。
【0025】また、本発明によれば、アナログ信号が第
1のデジタルデータにA/D変換され、前記第1のデジ
タルデータにそのデータに関する著作権データが付加さ
れたデータをデコードする符号情報のデコード装置であ
って、前記著作権データを変調する変調手段と、前記第
1のデジタルデータに前記変調された著作権データを付
加して第2のデジタルデータを生成する生成手段と、前
記第2のデジタルデータを出力するデジタル出力端子
と、前記第2のデジタルデータをD/A変換するD/A
変換手段と、前記D/A変換手段により変換されて得ら
れたアナログ信号を出力するアナログ出力端子と、前記
著作権データがコピー回数制限を伴わないときは、アナ
ログ信号については前記第2のデジタルデータのみをD
/A変換して出力し、一方、前記著作権データがコピー
回数制限を伴うときは、前記第2のデジタルデータの出
力は許容するものの、アナログ信号については前記第2
のデジタルデータをD/A変換しないか、又はD/A変
換後出力しないよう制御する制御手段とを、有する符号
情報のデコード装置が提供される。
1のデジタルデータにA/D変換され、前記第1のデジ
タルデータにそのデータに関する著作権データが付加さ
れたデータをデコードする符号情報のデコード装置であ
って、前記著作権データを変調する変調手段と、前記第
1のデジタルデータに前記変調された著作権データを付
加して第2のデジタルデータを生成する生成手段と、前
記第2のデジタルデータを出力するデジタル出力端子
と、前記第2のデジタルデータをD/A変換するD/A
変換手段と、前記D/A変換手段により変換されて得ら
れたアナログ信号を出力するアナログ出力端子と、前記
著作権データがコピー回数制限を伴わないときは、アナ
ログ信号については前記第2のデジタルデータのみをD
/A変換して出力し、一方、前記著作権データがコピー
回数制限を伴うときは、前記第2のデジタルデータの出
力は許容するものの、アナログ信号については前記第2
のデジタルデータをD/A変換しないか、又はD/A変
換後出力しないよう制御する制御手段とを、有する符号
情報のデコード装置が提供される。
【0026】また、本発明は、コピー許容条件が提示さ
れた場合に、前記復元手段により復元されたデジタルデ
ータをデジタルデータの状態で出力可能に構成する。更
に、高域データを予測残差に圧縮し、また、予測残差は
異なる次数で計算する。また、変調ステップは著作権デ
ータをスペクトラム拡散する。
れた場合に、前記復元手段により復元されたデジタルデ
ータをデジタルデータの状態で出力可能に構成する。更
に、高域データを予測残差に圧縮し、また、予測残差は
異なる次数で計算する。また、変調ステップは著作権デ
ータをスペクトラム拡散する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明に係る符号情
報のコピー防止方法の一実施形態を実現するエンコード
装置を示すブロック図、図2は図1の信号処理回路2を
詳細に示すブロック図、図3は図2のQMF分割フィル
タ6により分割された低域信号及び高域信号の周波数特
性を示す説明図、図4は図1のエンコード装置によりパ
ッキングされたデータフォーマットの一例を示す説明
図、図5は本発明に係る符号情報のコピー防止方法の一
実施形態を実現するデコード装置を示すブロック図、図
6は図5の信号処理回路13を詳細に示すブロック図で
ある。
施の形態について説明する。図1は本発明に係る符号情
報のコピー防止方法の一実施形態を実現するエンコード
装置を示すブロック図、図2は図1の信号処理回路2を
詳細に示すブロック図、図3は図2のQMF分割フィル
タ6により分割された低域信号及び高域信号の周波数特
性を示す説明図、図4は図1のエンコード装置によりパ
ッキングされたデータフォーマットの一例を示す説明
図、図5は本発明に係る符号情報のコピー防止方法の一
実施形態を実現するデコード装置を示すブロック図、図
6は図5の信号処理回路13を詳細に示すブロック図で
ある。
【0028】図1に示す入力端子INには例えば音声信
号のようなアナログ信号が入力され、この入力信号はA
/Dコンバータ1により十分高いサンプリング周波数、
例えば192kHzでハイサンプリングされて例えば2
4ビットの高分解能のPCM信号に変換される。このデ
ジタル信号は図2に詳しく示す信号処理回路2及びメモ
リ3によりエンコードされ、次いでDVD符号化回路4
によりパッキングされる。このパッキングデータは出力
端子OUT1に出力されるか、又は媒体に応じた変調方
式で変調回路5により変調されて出力端子OUT2に出
力される。なお、この出力端子OUT2の出力信号に基
づいてマスタの記録媒体を作成し、このマスタの記録媒
体から市販用の記録媒体(例えばDVD−オーディオ、
DVD−RAMなど)にコピーすることができる。ま
た、必要に応じて著作権の識別のための情報である著作
権の識別信号を著作権の識別信号生成回路40で生成し
て、メモリ3、信号処理回路2、DVD符号化回路4を
経由して出力端子OUT3から出力することができる。
号のようなアナログ信号が入力され、この入力信号はA
/Dコンバータ1により十分高いサンプリング周波数、
例えば192kHzでハイサンプリングされて例えば2
4ビットの高分解能のPCM信号に変換される。このデ
ジタル信号は図2に詳しく示す信号処理回路2及びメモ
リ3によりエンコードされ、次いでDVD符号化回路4
によりパッキングされる。このパッキングデータは出力
端子OUT1に出力されるか、又は媒体に応じた変調方
式で変調回路5により変調されて出力端子OUT2に出
力される。なお、この出力端子OUT2の出力信号に基
づいてマスタの記録媒体を作成し、このマスタの記録媒
体から市販用の記録媒体(例えばDVD−オーディオ、
DVD−RAMなど)にコピーすることができる。ま
た、必要に応じて著作権の識別のための情報である著作
権の識別信号を著作権の識別信号生成回路40で生成し
て、メモリ3、信号処理回路2、DVD符号化回路4を
経由して出力端子OUT3から出力することができる。
【0029】図2を参照して信号処理回路2の構成を詳
しく説明する。先ず、A/Dコンバータ1によりA/D
変換されたデジタルデータは、QMF(Quadrature Mir
rorFilter)分析フィルタ6に印加される。QMF分析
フィルタ6はデジタルフィルタで構成され、図2はその
構成を模式的に示している。
しく説明する。先ず、A/Dコンバータ1によりA/D
変換されたデジタルデータは、QMF(Quadrature Mir
rorFilter)分析フィルタ6に印加される。QMF分析
フィルタ6はデジタルフィルタで構成され、図2はその
構成を模式的に示している。
【0030】すなわち、上段に示す「H0(z)」8a
はロ−パスフィルタ(LPF)であって低域成分のみを
通過させ、次段の「↓2」8bはこの低域成分のサンプ
リング周波数を1/2(96kHz)にダウンサンプリ
ングさせることを示している。また、下段に示す「H1
(z)」9aはハイパスフィルタ(HPF)であって高
域成分のみを通過させ、次段の「↓2」9bはこの高域
成分のサンプリング周波数を1/2(96kHz)にダ
ウンサンプリングさせることを示している。
はロ−パスフィルタ(LPF)であって低域成分のみを
通過させ、次段の「↓2」8bはこの低域成分のサンプ
リング周波数を1/2(96kHz)にダウンサンプリ
ングさせることを示している。また、下段に示す「H1
(z)」9aはハイパスフィルタ(HPF)であって高
域成分のみを通過させ、次段の「↓2」9bはこの高域
成分のサンプリング周波数を1/2(96kHz)にダ
ウンサンプリングさせることを示している。
【0031】したがって、A/Dコンバータ1によりA
/D変換されたデジタルデータはQMF分析フィルタ6
により、A/Dコンバータ1のサンプリング周波数の1
/2の帯域周波数成分(48kHz)で図3(a)に示
すように右下がり特性の低域成分x0(n)と図3
(b)に示すように右上がり特性の高域成分x1(n)
に分割される。次いでこの低域成分x0(n)と高域成
分x1(n)は、本実施形態では圧縮されることなくそ
のままの状態でアロケーション回路10に印加される。
/D変換されたデジタルデータはQMF分析フィルタ6
により、A/Dコンバータ1のサンプリング周波数の1
/2の帯域周波数成分(48kHz)で図3(a)に示
すように右下がり特性の低域成分x0(n)と図3
(b)に示すように右上がり特性の高域成分x1(n)
に分割される。次いでこの低域成分x0(n)と高域成
分x1(n)は、本実施形態では圧縮されることなくそ
のままの状態でアロケーション回路10に印加される。
【0032】アロケーション回路10はこれらの低域成
分x0(n)と高域成分x1(n)の各デジタルデータを
異なるチャネルに所定の配列でパッキングし、DVD符
号化回路4に出力する。例えばDVDのようにユーザデ
ータ(パケット)が2034バイトの場合には低域成分
x0(n)と高域成分x1(n)の各デジタルデータは共
に334個であり(1データが24ビットの場合)、サ
ブヘッダは30バイトである。サブヘッダには、一例と
して、著作権の識別のため、複製状態を管理するための
情報が以下に示す括弧内のバイト数記録される。すなわ
ち、複製状態を管理するための情報としてディスクのシ
リアルナンバー(16)、プレーヤー識別子コード
(4)、録音日(3)、録音数(3)、及び複製された
数(4)、著作権状態を管理するための情報として複製
可能数(3)を記録する。これらの、著作権の識別信号
としての著作権データは著作権の識別信号生成回路40
よりメモリ3を介して供給される。DVD符号化回路4
は図4に示すように、この2034バイトのパケットに
対して14バイトのパックヘッダを付加する。なお、パ
ックヘッダは4バイトのパックスタートフィールドと、
6バイトのSCRフィールドと、3バイトのMux rateフ
ィールドと、1バイトのスタッフィングフィールドによ
り構成されている。
分x0(n)と高域成分x1(n)の各デジタルデータを
異なるチャネルに所定の配列でパッキングし、DVD符
号化回路4に出力する。例えばDVDのようにユーザデ
ータ(パケット)が2034バイトの場合には低域成分
x0(n)と高域成分x1(n)の各デジタルデータは共
に334個であり(1データが24ビットの場合)、サ
ブヘッダは30バイトである。サブヘッダには、一例と
して、著作権の識別のため、複製状態を管理するための
情報が以下に示す括弧内のバイト数記録される。すなわ
ち、複製状態を管理するための情報としてディスクのシ
リアルナンバー(16)、プレーヤー識別子コード
(4)、録音日(3)、録音数(3)、及び複製された
数(4)、著作権状態を管理するための情報として複製
可能数(3)を記録する。これらの、著作権の識別信号
としての著作権データは著作権の識別信号生成回路40
よりメモリ3を介して供給される。DVD符号化回路4
は図4に示すように、この2034バイトのパケットに
対して14バイトのパックヘッダを付加する。なお、パ
ックヘッダは4バイトのパックスタートフィールドと、
6バイトのSCRフィールドと、3バイトのMux rateフ
ィールドと、1バイトのスタッフィングフィールドによ
り構成されている。
【0033】次に、図5及び図6を参照してデコーダに
ついて説明する。入力信号は先ず、エンコーダ側の変調
回路5の変調方式に応じて復調回路11により復調さ
れ、次いでDVD復号回路12によりアンパッキングさ
れてユーザデータ(パケット)が復元される。このユー
ザデータはビットストリームの状態でスイッチ21を介
してデジタル出力端子22に出力されるとともに、図6
に詳しく示す信号処理回路13(及びメモリ14)に印
加される。
ついて説明する。入力信号は先ず、エンコーダ側の変調
回路5の変調方式に応じて復調回路11により復調さ
れ、次いでDVD復号回路12によりアンパッキングさ
れてユーザデータ(パケット)が復元される。このユー
ザデータはビットストリームの状態でスイッチ21を介
してデジタル出力端子22に出力されるとともに、図6
に詳しく示す信号処理回路13(及びメモリ14)に印
加される。
【0034】信号処理回路13ではユーザデータのビッ
トストリームが低域成分y0(n)と高域成分y1(n)
に分離された後、図6に示すようにQMF分析フィルタ
17により低域成分y0(n)と高域成分y1(n)の各
デジタルデータが元の192kHzでハイサンプリング
されたデジタルデータに復元される。QMF分析フィル
タ17も同様にデジタルフィルタで構成され、図6はそ
の構成を模式的に示している。すなわち、上段に示す
「↑2」18aは、エンコーダ側でダウンサンプリング
された低域成分x0(n)のサンプリング周波数を2
倍、すなわち元のハイサンプリング周波数の低域成分y
0(n)に復元し、次段の「F0(x)」18bはこの低
域成分y0(n)のみを通過させる。また、下段に示す
「↑2」19aはエンコーダ側でダウンサンプリングさ
れた高域成分x1(n)を元のハイサンプリング周波数
の高域成分y1(n)に復元し、次段の「F1(x)」1
9bはこの高域成分y1(n)のみを通過させる。
トストリームが低域成分y0(n)と高域成分y1(n)
に分離された後、図6に示すようにQMF分析フィルタ
17により低域成分y0(n)と高域成分y1(n)の各
デジタルデータが元の192kHzでハイサンプリング
されたデジタルデータに復元される。QMF分析フィル
タ17も同様にデジタルフィルタで構成され、図6はそ
の構成を模式的に示している。すなわち、上段に示す
「↑2」18aは、エンコーダ側でダウンサンプリング
された低域成分x0(n)のサンプリング周波数を2
倍、すなわち元のハイサンプリング周波数の低域成分y
0(n)に復元し、次段の「F0(x)」18bはこの低
域成分y0(n)のみを通過させる。また、下段に示す
「↑2」19aはエンコーダ側でダウンサンプリングさ
れた高域成分x1(n)を元のハイサンプリング周波数
の高域成分y1(n)に復元し、次段の「F1(x)」1
9bはこの高域成分y1(n)のみを通過させる。
【0035】そして、加算器20により低域成分y0
(n)と高域成分y1(n)が加算されて元の192k
Hz帯域のデジタルデータにほぼ近いデータx’(n)
に復元される。このデジタルデータx’(n)はD/A
コンバータ15により192kHzでD/A変換され、
アナログ出力端子24を介して出力される。また、低域
成分y0(n)のデジタルデータはそのままの状態でデ
ジタル出力端子23を介して出力される。
(n)と高域成分y1(n)が加算されて元の192k
Hz帯域のデジタルデータにほぼ近いデータx’(n)
に復元される。このデジタルデータx’(n)はD/A
コンバータ15により192kHzでD/A変換され、
アナログ出力端子24を介して出力される。また、低域
成分y0(n)のデジタルデータはそのままの状態でデ
ジタル出力端子23を介して出力される。
【0036】したがって、上記実施形態によれば、19
2kHzでハイサンプリングされてA/D変換されて記
録媒体に記録されているデジタルデータは、比較的低品
質の低域成分y0(n)のみがデジタルデータとしてデ
ジタル出力端子23を介して出力されるのでコピーは可
能であるが、低域成分y0(n)と高域成分y1(n)よ
り成る比較的高品質のデジタルデータはそのままで出力
されないのでコピーを防止することができる。また、1
92kHzでハイサンプリングされた原信号がアナログ
状態でコピーされる場合は、著作権の識別のための信号
である、複製状態を管理するための記録媒体(ディスク
など)のシリアルナンバー(16)、プレーヤー識別子
コード(4)、録音日(3)、録音数(3)、及び複製
された数(4)、著作権状態を管理するための情報とし
て複製可能数(3)が繰り返しパケットに同期して出力
端子28から出力され、この著作権の識別信号とともに
コピーされる。このようにコピーのために著作権の識別
信号が不可欠となることによって、コピー機での無断複
製を制限することができる。
2kHzでハイサンプリングされてA/D変換されて記
録媒体に記録されているデジタルデータは、比較的低品
質の低域成分y0(n)のみがデジタルデータとしてデ
ジタル出力端子23を介して出力されるのでコピーは可
能であるが、低域成分y0(n)と高域成分y1(n)よ
り成る比較的高品質のデジタルデータはそのままで出力
されないのでコピーを防止することができる。また、1
92kHzでハイサンプリングされた原信号がアナログ
状態でコピーされる場合は、著作権の識別のための信号
である、複製状態を管理するための記録媒体(ディスク
など)のシリアルナンバー(16)、プレーヤー識別子
コード(4)、録音日(3)、録音数(3)、及び複製
された数(4)、著作権状態を管理するための情報とし
て複製可能数(3)が繰り返しパケットに同期して出力
端子28から出力され、この著作権の識別信号とともに
コピーされる。このようにコピーのために著作権の識別
信号が不可欠となることによって、コピー機での無断複
製を制限することができる。
【0037】また、この実施形態では、DVD復号回路
12の出力がスイッチ21を介してデジタル出力端子2
2に接続され、また、暗証番号を入力するための端子2
5と、この端子25を介して入力した暗証番号を解読し
た場合にスイッチ21をオンにする暗号解読部26が設
けられている。したがって、特定者のみが低域成分y0
(n)と高域成分y1(n)を含むビットストリームを
コピーすることができる。この場合、サブヘッダの内容
を損ったり、制限したり、妨害することなく、記録媒体
に固定される録音内容を完全に再生してコピーするよう
にする。また、DVD復号回路12により復号されたサ
ブヘッダに記録されている著作権の識別のための情報の
一例である記録媒体(例えばDVDなど)のシリアルナ
ンバー、プレーヤー識別子コード、録音日、録音数、及
び複製された数、複製可能数が入力端子27を介して外
部より検索指示信号が供給されることにより、出力端子
29から読み出される。
12の出力がスイッチ21を介してデジタル出力端子2
2に接続され、また、暗証番号を入力するための端子2
5と、この端子25を介して入力した暗証番号を解読し
た場合にスイッチ21をオンにする暗号解読部26が設
けられている。したがって、特定者のみが低域成分y0
(n)と高域成分y1(n)を含むビットストリームを
コピーすることができる。この場合、サブヘッダの内容
を損ったり、制限したり、妨害することなく、記録媒体
に固定される録音内容を完全に再生してコピーするよう
にする。また、DVD復号回路12により復号されたサ
ブヘッダに記録されている著作権の識別のための情報の
一例である記録媒体(例えばDVDなど)のシリアルナ
ンバー、プレーヤー識別子コード、録音日、録音数、及
び複製された数、複製可能数が入力端子27を介して外
部より検索指示信号が供給されることにより、出力端子
29から読み出される。
【0038】次に、図7〜図13を参照して第2の実施
形態について説明する。図7は第2の実施形態のエンコ
ーダの信号処理部を示すブロック図、図8は第2の実施
形態のデコーダの信号処理部を示すブロック図、図9は
図8の圧縮回路の具体的な構成を示すブロック図、図1
0は図9の時間領域ロスレス・エンコーダを詳細に示す
ブロック図、図11は図10の予測器の処理を示す説明
図、図12及び図13は可変転送レートでパッキングす
る例を示す説明図である。
形態について説明する。図7は第2の実施形態のエンコ
ーダの信号処理部を示すブロック図、図8は第2の実施
形態のデコーダの信号処理部を示すブロック図、図9は
図8の圧縮回路の具体的な構成を示すブロック図、図1
0は図9の時間領域ロスレス・エンコーダを詳細に示す
ブロック図、図11は図10の予測器の処理を示す説明
図、図12及び図13は可変転送レートでパッキングす
る例を示す説明図である。
【0039】図7に示す信号処理部は図2に詳しく示す
信号処理回路2に対応しており、QMF分析フィルタ6
により分離された高域成分x1(n)を圧縮してアロケ
ーション回路10に印加する圧縮回路7が追加されてい
る。また、図8に示す信号処理部は図6に詳しく示す信
号処理回路13に対応しており、圧縮回路7により圧縮
された高域成分x1(n)を伸長してQMF分析フィル
タ17に印加する伸長回路16が追加されている。した
がって、この第2の実施形態によれば、低域成分x0
(n)は圧縮、伸長されず、デジタルコピーが許容され
るが、高域成分x1(n)は圧縮、伸長されてデジタル
コピーが禁止される。
信号処理回路2に対応しており、QMF分析フィルタ6
により分離された高域成分x1(n)を圧縮してアロケ
ーション回路10に印加する圧縮回路7が追加されてい
る。また、図8に示す信号処理部は図6に詳しく示す信
号処理回路13に対応しており、圧縮回路7により圧縮
された高域成分x1(n)を伸長してQMF分析フィル
タ17に印加する伸長回路16が追加されている。した
がって、この第2の実施形態によれば、低域成分x0
(n)は圧縮、伸長されず、デジタルコピーが許容され
るが、高域成分x1(n)は圧縮、伸長されてデジタル
コピーが禁止される。
【0040】次に、図9を参照して圧縮回路7について
詳しく説明する。先ず、図1に示すA/Dコンバータ1
により192kHzの周波数でサンプリングされてA/
D変換されたPCMデータ信号は、QMFバンク121
により共に96kHzのサンプリング周波数の低域サブ
バンド信号と高域サブバンド信号に分割される。低域サ
ブバンド信号はアロケーション回路123により5パッ
ク(=1パケット)の内、3つのパック〔A−Pack
(L)〕に収納され、また、高域サブバンド信号は図1
0に詳しく示す時間領域ロスレス・エンコーダ122に
より低域:高域=3:2のように固定の圧縮率で2/3
以下に圧縮されてアロケーション回路123により残り
の2つのパック〔A−Pack(U)〕に収納される。
詳しく説明する。先ず、図1に示すA/Dコンバータ1
により192kHzの周波数でサンプリングされてA/
D変換されたPCMデータ信号は、QMFバンク121
により共に96kHzのサンプリング周波数の低域サブ
バンド信号と高域サブバンド信号に分割される。低域サ
ブバンド信号はアロケーション回路123により5パッ
ク(=1パケット)の内、3つのパック〔A−Pack
(L)〕に収納され、また、高域サブバンド信号は図1
0に詳しく示す時間領域ロスレス・エンコーダ122に
より低域:高域=3:2のように固定の圧縮率で2/3
以下に圧縮されてアロケーション回路123により残り
の2つのパック〔A−Pack(U)〕に収納される。
【0041】図10を参照して時間領域ロスレス・エン
コーダ122について説明する。先ず、高域サブバンド
のPCMデータ信号は、3パック分のサンプルを1フレ
ームとして1フレームバッファ31に格納され、1次予
測器32、2次予測器33、3次予測器34によりそれ
ぞれ1次、2次、3次の予測誤差が算出される。この場
合、予測誤差は20サンプル程度を1セグメントとして
各セグメント毎に算出される。
コーダ122について説明する。先ず、高域サブバンド
のPCMデータ信号は、3パック分のサンプルを1フレ
ームとして1フレームバッファ31に格納され、1次予
測器32、2次予測器33、3次予測器34によりそれ
ぞれ1次、2次、3次の予測誤差が算出される。この場
合、予測誤差は20サンプル程度を1セグメントとして
各セグメント毎に算出される。
【0042】ここで、高域側サブバンド信号の周波数特
性は図3(b)に示すように「右肩上がり」であるの
で、「右肩下がり」のための「微分系」の予測器ではな
く「積分系」の予測器を用い、図11に示すように当該
サンプルSi に対する予測残差をDi とすると、 0次:Di =Si 1次:Di =Si+Si-1 2次:Di =Si+2*Si-1+Si-2 3次:Di =Si+3*Si-1+3*Si-2+Si-3 のように、当該サンプルSi と先行サンプルSi-1 、S
i-2 、Si-3 を用いて予測残差Di を求める。
性は図3(b)に示すように「右肩上がり」であるの
で、「右肩下がり」のための「微分系」の予測器ではな
く「積分系」の予測器を用い、図11に示すように当該
サンプルSi に対する予測残差をDi とすると、 0次:Di =Si 1次:Di =Si+Si-1 2次:Di =Si+2*Si-1+Si-2 3次:Di =Si+3*Si-1+3*Si-2+Si-3 のように、当該サンプルSi と先行サンプルSi-1 、S
i-2 、Si-3 を用いて予測残差Di を求める。
【0043】続くセレクタ35は0次、1次、2次、3
次の予測誤差の内、最も予測誤差が少ないものを各セグ
メント毎に選択し、その情報を2ビットで出力する。ス
ケール部36は各セグメントの予測誤差を2〜24ビッ
トに正規化し、続くパッキング部37はデコーダ側が伸
長可能なようにヘッダ、フラグ(選択した次数)、スケ
ールファクタ、コード、ゼロパッドを付加し、これを2
パック分のデータ量にパッキングする。例えばDVDの
ようにユーザデータ(パケット)が2034バイトの場
合には、1パケットが5チャネルに分割され、固定転送
レートで低域サブバンド信号が3チャネルに、高域サブ
バンド信号の予測誤差が2チャネルに記録される。
次の予測誤差の内、最も予測誤差が少ないものを各セグ
メント毎に選択し、その情報を2ビットで出力する。ス
ケール部36は各セグメントの予測誤差を2〜24ビッ
トに正規化し、続くパッキング部37はデコーダ側が伸
長可能なようにヘッダ、フラグ(選択した次数)、スケ
ールファクタ、コード、ゼロパッドを付加し、これを2
パック分のデータ量にパッキングする。例えばDVDの
ようにユーザデータ(パケット)が2034バイトの場
合には、1パケットが5チャネルに分割され、固定転送
レートで低域サブバンド信号が3チャネルに、高域サブ
バンド信号の予測誤差が2チャネルに記録される。
【0044】また、固定転送レートの代わりに、低域:
高域=3:2で2/3以下に圧縮したり、低域:高域=
2:1で1/2以下に圧縮したり、又は低域:高域=
4:3で3/4以下に圧縮するようにして可変転送レー
トで転送するようにしてもよい。この可変転送レートで
パケットに収納する場合には、例えば図12に示すよう
に1パケットを8チャネルに分割して5チャネルを1セ
ットとし、1セット内の各チャネルに低域データと高域
データを任意に割り当てるようにしてもよく、また、図
13(a)、(b)にそれぞれ示すように1パケットを
5チャネルや3チャネルのように任意のチャネル数に分
割し、各チャネルに低域データと高域データを任意に割
り当てるようにしてもよい。なお、原信号がステレオ音
声信号(L+R)の場合にはL信号とR信号は同一チャ
ネルに記録される。
高域=3:2で2/3以下に圧縮したり、低域:高域=
2:1で1/2以下に圧縮したり、又は低域:高域=
4:3で3/4以下に圧縮するようにして可変転送レー
トで転送するようにしてもよい。この可変転送レートで
パケットに収納する場合には、例えば図12に示すよう
に1パケットを8チャネルに分割して5チャネルを1セ
ットとし、1セット内の各チャネルに低域データと高域
データを任意に割り当てるようにしてもよく、また、図
13(a)、(b)にそれぞれ示すように1パケットを
5チャネルや3チャネルのように任意のチャネル数に分
割し、各チャネルに低域データと高域データを任意に割
り当てるようにしてもよい。なお、原信号がステレオ音
声信号(L+R)の場合にはL信号とR信号は同一チャ
ネルに記録される。
【0045】次に図14を参照して第3の実施形態につ
いて説明する。ところで、前述した第1、第2の実施形
態では図5、図6、図8に示すように、アナログ出力端
子24を介して出力される高品質のアナログのハイファ
イ信号には著作権データ(著作権識別信号)が付加され
ていない。そこで、この第3の実施形態では、このアナ
ログ信号のコピーも著作権者が管理することができるよ
うに、高品質のアナログのハイファイ信号そのものに著
作権データを付加してアナログ出力端子24を介して出
力するようにしている。
いて説明する。ところで、前述した第1、第2の実施形
態では図5、図6、図8に示すように、アナログ出力端
子24を介して出力される高品質のアナログのハイファ
イ信号には著作権データ(著作権識別信号)が付加され
ていない。そこで、この第3の実施形態では、このアナ
ログ信号のコピーも著作権者が管理することができるよ
うに、高品質のアナログのハイファイ信号そのものに著
作権データを付加してアナログ出力端子24を介して出
力するようにしている。
【0046】図14は第3の実施形態を実現するエンコ
ーダの信号処理回路を詳細に示し、第1、第2の実施形
態においてサブヘッダに記録される著作権データは、こ
の第3の実施形態においては更にFM変調器114に印
加される。そして、この著作権データは発振器113か
らの例えば5kHzの周波数でFM変調器114により
変調され、次いでこの変調された信号は拡散変調器11
6により拡散符号115を用いて、その周波数スペクト
ラムが広く拡散されて低レベルにされる。さらにΔ変調
器117により1ビット(192kHz)に変換されて
加算器118に印加される。なお、点線で示した圧縮回
路7は必要に応じて用いられる。
ーダの信号処理回路を詳細に示し、第1、第2の実施形
態においてサブヘッダに記録される著作権データは、こ
の第3の実施形態においては更にFM変調器114に印
加される。そして、この著作権データは発振器113か
らの例えば5kHzの周波数でFM変調器114により
変調され、次いでこの変調された信号は拡散変調器11
6により拡散符号115を用いて、その周波数スペクト
ラムが広く拡散されて低レベルにされる。さらにΔ変調
器117により1ビット(192kHz)に変換されて
加算器118に印加される。なお、点線で示した圧縮回
路7は必要に応じて用いられる。
【0047】加算器118では、図1に示すA/Dコン
バータ1により十分高いサンプリング周波数、例えば1
92kHzでハイサンプリングされてA/D変換された
例えば24ビットの高分解能のPCM信号のLSBに対
して1ビットの著作権データが加算され、このデータが
QMF分析フィルタ6によりエンコードされる。エンコ
ーダの他の構成とデコーダは第1、第2の実施形態と同
一であり、したがって、図5〜図7に示すデコーダのア
ナログ出力端子24を介して出力されるアナログ信号に
も著作権データが含まれているので、その状態で媒体に
コピーされる。そして、この著作権データはスペクトラ
ム変調されているので、媒体から再生してD/A変換し
た後に抽出し、拡散復調することによりコピー状態を管
理することができ、その結果、無制限なコピーを防止す
ることができる。また、この第3の実施形態では、デジ
タル信号出力端子23から出力される比較的低品質の低
域成分y0(n)のみのデジタルデータにも同様に著作
権データが含まれているので、コピーされてもコピー状
態を管理することができ、その結果、無制限なコピーを
防止することができる。
バータ1により十分高いサンプリング周波数、例えば1
92kHzでハイサンプリングされてA/D変換された
例えば24ビットの高分解能のPCM信号のLSBに対
して1ビットの著作権データが加算され、このデータが
QMF分析フィルタ6によりエンコードされる。エンコ
ーダの他の構成とデコーダは第1、第2の実施形態と同
一であり、したがって、図5〜図7に示すデコーダのア
ナログ出力端子24を介して出力されるアナログ信号に
も著作権データが含まれているので、その状態で媒体に
コピーされる。そして、この著作権データはスペクトラ
ム変調されているので、媒体から再生してD/A変換し
た後に抽出し、拡散復調することによりコピー状態を管
理することができ、その結果、無制限なコピーを防止す
ることができる。また、この第3の実施形態では、デジ
タル信号出力端子23から出力される比較的低品質の低
域成分y0(n)のみのデジタルデータにも同様に著作
権データが含まれているので、コピーされてもコピー状
態を管理することができ、その結果、無制限なコピーを
防止することができる。
【0048】図15は第4の実施形態を実現するデコー
ダの要部を示し、第3の実施形態の変形例である。すな
わち、発振器113、FM変調器114、拡散変調器1
16及びΔ変調器117はエンコーダ側ではなく、デコ
ーダ側に設けられている。エンコーダとデコーダの他の
構成は第1、第2の実施形態と同一であり、したがっ
て、著作権データは第1、第2の実施形態において示し
たエンコーダによりサブヘッダに記録されており、図1
5に示すデコーダではこのサブヘッダから再生された著
作権データが変調部113〜117により変調されて1
ビットで加算器20に印加される。そして、加算器20
では元の192kHz帯域のデジタルデータにほぼ近い
データx’(n)のLSBに1ビットの著作権データが
付加され、次いでD/Aコンバータ15、アナログ出力
端子24を介して出力される。なお、点線で示した伸長
回路16は必要に応じて用いられる。また、1ビットの
著作権データは比較的低品質の低域成分y0(n)のみ
のデジタルデータに付加してデジタル信号出力端子23
から出力するようにしてもよい。なお、他の実施形態も
考えられる。第4の実施形態のデコーダで著作権データ
を変調するようにしているが、あらかじめエンコーダに
おいて変調したものを変調著作権データとして伝送する
構成とした場合(例えば、図14においてΔ変調器11
7の出力は加算器118に供給されずにアロケーション
回路10に供給される構成とした場合がこれに相当す
る)には、デコーダで著作権データを変調しないで再生
された変調著作権データを加算器20に直接印加するよ
うにすることができる。
ダの要部を示し、第3の実施形態の変形例である。すな
わち、発振器113、FM変調器114、拡散変調器1
16及びΔ変調器117はエンコーダ側ではなく、デコ
ーダ側に設けられている。エンコーダとデコーダの他の
構成は第1、第2の実施形態と同一であり、したがっ
て、著作権データは第1、第2の実施形態において示し
たエンコーダによりサブヘッダに記録されており、図1
5に示すデコーダではこのサブヘッダから再生された著
作権データが変調部113〜117により変調されて1
ビットで加算器20に印加される。そして、加算器20
では元の192kHz帯域のデジタルデータにほぼ近い
データx’(n)のLSBに1ビットの著作権データが
付加され、次いでD/Aコンバータ15、アナログ出力
端子24を介して出力される。なお、点線で示した伸長
回路16は必要に応じて用いられる。また、1ビットの
著作権データは比較的低品質の低域成分y0(n)のみ
のデジタルデータに付加してデジタル信号出力端子23
から出力するようにしてもよい。なお、他の実施形態も
考えられる。第4の実施形態のデコーダで著作権データ
を変調するようにしているが、あらかじめエンコーダに
おいて変調したものを変調著作権データとして伝送する
構成とした場合(例えば、図14においてΔ変調器11
7の出力は加算器118に供給されずにアロケーション
回路10に供給される構成とした場合がこれに相当す
る)には、デコーダで著作権データを変調しないで再生
された変調著作権データを加算器20に直接印加するよ
うにすることができる。
【0049】次に、図16と共に第5の実施の形態につ
いて説明する。第5の実施の形態は図5に示した第1の
実施の形態のデコーダの変形であり、暗号解読部26か
ら出力されるコピー回数制限情報に応答する制御部12
6を設け、コピー回数制限情報が存在するときはデジタ
ル信号出力端子22からはデジタル信号を出力するもの
の、D/Aコンバータ15をディセエイブルとし、アナ
ログ信号をアナログ信号出力端子24から出力させない
よう制御している。これにより、著作権データを含まな
いアナログデータが無制限にコピーされることが防止さ
れる。
いて説明する。第5の実施の形態は図5に示した第1の
実施の形態のデコーダの変形であり、暗号解読部26か
ら出力されるコピー回数制限情報に応答する制御部12
6を設け、コピー回数制限情報が存在するときはデジタ
ル信号出力端子22からはデジタル信号を出力するもの
の、D/Aコンバータ15をディセエイブルとし、アナ
ログ信号をアナログ信号出力端子24から出力させない
よう制御している。これにより、著作権データを含まな
いアナログデータが無制限にコピーされることが防止さ
れる。
【0050】図17は第6の実施の形態を示すブロック
図であり、図15の第4の実施形態のデコーダの変形で
ある。著作権データに応答する制御部128は上記第5
の実施の形態における制御部126と同様に、コピー回
数制限情報が存在するときはD/Aコンバータ15をデ
ィセイブルとし、アナログ信号をアナログ信号出力端子
132から出力させないよう制御している。その代わ
り、加算器20の出力信号を提供するデジタル信号出力
端子130が設けられ、著作権データが付加されたデジ
タル信号を出力するようにしている。これにより、著作
権データを含まないアナログデータが無制限にコピーさ
れることが防止される。なお、上記第5の実施の形態及
び第6の実施の形態では、コピー回数制限情報が存在す
るときはD/Aコンバータ15の動作を停止させている
が、これに限らず、D/Aコンバータ15の前後にスイ
ッチを設け、アナログ信号出力端子からアナログ信号が
出力されないよう構成することができる。
図であり、図15の第4の実施形態のデコーダの変形で
ある。著作権データに応答する制御部128は上記第5
の実施の形態における制御部126と同様に、コピー回
数制限情報が存在するときはD/Aコンバータ15をデ
ィセイブルとし、アナログ信号をアナログ信号出力端子
132から出力させないよう制御している。その代わ
り、加算器20の出力信号を提供するデジタル信号出力
端子130が設けられ、著作権データが付加されたデジ
タル信号を出力するようにしている。これにより、著作
権データを含まないアナログデータが無制限にコピーさ
れることが防止される。なお、上記第5の実施の形態及
び第6の実施の形態では、コピー回数制限情報が存在す
るときはD/Aコンバータ15の動作を停止させている
が、これに限らず、D/Aコンバータ15の前後にスイ
ッチを設け、アナログ信号出力端子からアナログ信号が
出力されないよう構成することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
ナログ信号を比較的高いサンプリング周波数でA/D変
換したデジタルデータに対し、低域成分のみを有する比
較的低品質のデジタルデータについてはデジタル状態の
ままでコピーを許容し、低域成分と高域成分を有する比
較的高品質のデジタルデータについてはコピーを禁止す
るようにしたので、ユーザの利便性と著作権保護を両立
させることができる。また、アナログ信号と共に著作権
の識別情報を出力するようにした場合には、コピーする
場合に著作権の識別情報を不可欠とすることにより、比
較的高品質のアナログデータについてコピーされた符号
情報の出所などの確認ができるので、不法なコピーを制
限でき、よって著作権保護が可能である。さらに、高品
質のデジタルデータに対してそのデータに関する著作権
データを付加し、そのデータをD/A変換して出力する
ようにし、著作権データが付加されていない高品質のア
ナログ信号は出力しないようにしたので、高品質のアナ
ログ信号のコピー状態を管理することができ、その結
果、ユーザの利便性と著作権保護を両立させることがで
きる。さらに、デジタル信号に対してコピー回数の制限
が設けられている場合は、デジタル信号としてのみ出力
を許容し、アナログ信号の出力を行わないようにするこ
とにより、アナログ信号としての無制限なコピーを有効
に防止することができる。
ナログ信号を比較的高いサンプリング周波数でA/D変
換したデジタルデータに対し、低域成分のみを有する比
較的低品質のデジタルデータについてはデジタル状態の
ままでコピーを許容し、低域成分と高域成分を有する比
較的高品質のデジタルデータについてはコピーを禁止す
るようにしたので、ユーザの利便性と著作権保護を両立
させることができる。また、アナログ信号と共に著作権
の識別情報を出力するようにした場合には、コピーする
場合に著作権の識別情報を不可欠とすることにより、比
較的高品質のアナログデータについてコピーされた符号
情報の出所などの確認ができるので、不法なコピーを制
限でき、よって著作権保護が可能である。さらに、高品
質のデジタルデータに対してそのデータに関する著作権
データを付加し、そのデータをD/A変換して出力する
ようにし、著作権データが付加されていない高品質のア
ナログ信号は出力しないようにしたので、高品質のアナ
ログ信号のコピー状態を管理することができ、その結
果、ユーザの利便性と著作権保護を両立させることがで
きる。さらに、デジタル信号に対してコピー回数の制限
が設けられている場合は、デジタル信号としてのみ出力
を許容し、アナログ信号の出力を行わないようにするこ
とにより、アナログ信号としての無制限なコピーを有効
に防止することができる。
【図1】本発明に係る符号情報のコピー防止方法の一実
施形態を実現するエンコード装置を示すブロック図であ
る。
施形態を実現するエンコード装置を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の信号処理回路を詳細に示すブロック図で
ある。
ある。
【図3】図2のQMF分割フィルタにより分割された低
域信号及び高域信号の周波数特性を示す説明図である。
域信号及び高域信号の周波数特性を示す説明図である。
【図4】図1のエンコード装置によりパッキングされた
データフォーマットの一例を示す説明図である。
データフォーマットの一例を示す説明図である。
【図5】本発明に係る符号情報のコピー防止方法の一実
施形態を実現するデコード装置を示すブロック図であ
る。
施形態を実現するデコード装置を示すブロック図であ
る。
【図6】図5の信号処理回路を詳細に示すブロック図で
ある。
ある。
【図7】第2の実施形態のエンコーダの信号処理部を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図8】第2の実施形態のデコーダの信号処理部を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図9】図8の圧縮回路の具体的な構成を示すブロック
図である。
図である。
【図10】図9の時間領域ロスレス・エンコーダを詳細
に示すブロック図である。
に示すブロック図である。
【図11】図10の予測器の処理を示す説明図である。
【図12】可変転送レートでパッキングする例を示す説
明図である。
明図である。
【図13】可変転送レートでパッキングする例を示す説
明図である。
明図である。
【図14】第3の実施形態の符号情報のコピー防止方法
を実現するエンコード装置の信号処理部を示すブロック
図である。
を実現するエンコード装置の信号処理部を示すブロック
図である。
【図15】第4の実施形態の符号情報のコピー防止方法
を実現するデコード装置の信号処理部を示すブロック図
である。
を実現するデコード装置の信号処理部を示すブロック図
である。
【図16】第5の実施形態の符号情報のコピー防止方法
を実現するデコード装置を示すブロック図である。
を実現するデコード装置を示すブロック図である。
【図17】第6の実施形態の符号情報のコピー防止方法
を実現するデコード装置の信号処理部を示すブロック図
である。
を実現するデコード装置の信号処理部を示すブロック図
である。
1 A/Dコンバータ(A/D変換手段) 2 信号処理回路 3、14 メモリ 4 DVD符号化回路 5 変調回路 6 QMF分析フィルタ 7 圧縮回路 8a ローパスフィルタ(LPF) 9a ハイパスフィルタ(HPF) 10、123 アロケーション回路(伝送手段) 11 復調回路 12 DVD復号回路 13 信号処理回路 15 D/Aコンバータ(D/A変換手段) 16 伸長回路(伸長手段) 17 QMF分析フィルタ(復元手段) 20 加算器(生成手段) 21 スイッチ 22、23、130 デジタル出力端子 24、132 アナログ出力端子 25 暗証番号を入力するための端子 26 暗号解読部 27 入力端子 28、29 出力端子 31 1フレームバッファ 32〜34 予測器 35 セレクタ 36 スケール部 37 パッキング部 40 著作権の識別信号生成回路 113 発振器(FM変調器114、拡散符号115、
拡散変調器116、Δ変調器117と共に変調手段を構
成する) 114 FM変調器 115 拡散符号 116 拡散変調器 117 Δ変調器 118 加算器 121 QMFバンク 122 時間領域ロスレス・エンコーダ 126、128 制御部(制御手段)
拡散変調器116、Δ変調器117と共に変調手段を構
成する) 114 FM変調器 115 拡散符号 116 拡散変調器 117 Δ変調器 118 加算器 121 QMFバンク 122 時間領域ロスレス・エンコーダ 126、128 制御部(制御手段)
Claims (23)
- 【請求項1】 アナログ信号を比較的高い第1のサンプ
リング周波数でデジタルデータにA/D変換するステッ
プと、 前記デジタルデータを前記第1のサンプリング周波数で
サンプリングされる帯域の略1/2の第2の帯域周波数
成分で低域データと高域データに分割するステップと、 前記低域データと高域データを媒体を介して伝送するス
テップと、 前記低域データと高域データに基づいて前記第1のサン
プリング周波数のデジタルデータを復元するステップ
と、 前記第1のサンプリング周波数のデジタルデータをD/
A変換してアナログ信号で出力するとともに、前記低域
データのみをデジタルデータの状態で出力するステップ
とを、 有する符号情報のコピー防止方法。 - 【請求項2】 アナログ信号を比較的高い第1のサンプ
リング周波数でデジタルデータにA/D変換するステッ
プと、 前記デジタルデータを前記第1のサンプリング周波数で
サンプリングされる帯域の略1/2の第2の帯域周波数
成分で低域データと高域データに分割するステップと、 前記高域データを可逆方式で圧縮するステップと、 前記低域データと前記圧縮された高域データを媒体を介
して伝送するステップと、 前記圧縮された高域データを可逆方式で伸長するステッ
プと、 前記低域データと前記伸長された高域データに基づいて
前記第1のサンプリング周波数のデジタルデータを復元
するステップと、 前記第1のサンプリング周波数のデジタルデータをD/
A変換してアナログ信号で出力するとともに、前記低域
データのみをデジタルデータの状態で出力するステップ
とを、 有する符号情報のコピー防止方法。 - 【請求項3】 アナログ信号が比較的高い第1のサンプ
リング周波数でA/D変換され、このデジタルデータ
が、前記第1のサンプリング周波数でサンプリングされ
る帯域の略1/2の第2の帯域周波数成分で低域データ
と高域データに分割されたデータをデコードするデコー
ド装置であって、 前記低域データと高域データに基づいて、前記第1のサ
ンプリング周波数のデジタルデータを復元する復元手段
と、 前記復元手段により復元されたデジタルデータを前記第
1のサンプリング周波数でアナログ信号に変換するD/
A変換手段と、 前記D/A変換手段により変換されたアナログ信号を出
力するアナログ出力端子と、 前記低域データをデジタルデータの状態で出力するデジ
タル出力端子とを備え、 前記復元手段により復元されたデジタルデータをデジタ
ルデータの状態で出力しないように構成した符号情報の
デコード装置。 - 【請求項4】 アナログ信号が比較的高い第1のサンプ
リング周波数でA/D変換され、このデジタルデータ
が、前記第1のサンプリング周波数でサンプリングされ
る帯域の略1/2の第2の帯域周波数成分で低域データ
と高域データに分割され、高域データが可逆方式で圧縮
され、低域データと圧縮された高域データをデコードす
るデコード装置であって、 前記圧縮された高域データを伸長する伸長手段と、 前記低域データと前記伸長手段により伸長された高域デ
ータに基づいて、前記第1のサンプリング周波数のデジ
タルデータを復元する復元手段と、 前記復元手段により復元されたデジタルデータを前記第
1のサンプリング周波数でアナログ信号に変換するD/
A変換手段と、 前記D/A変換手段により変換されたアナログ信号を出
力するアナログ出力端子と、 前記低域データをデジタルデータの状態で出力するデジ
タル出力端子とを備え、 前記復元手段により復元されたデジタルデータをデジタ
ルデータの状態で出力しないように構成した符号情報の
デコード装置。 - 【請求項5】 アナログ信号を比較的高い第1のサンプ
リング周波数でデジタルデータにA/D変換するステッ
プと、 前記デジタルデータを前記第1のサンプリング周波数で
サンプリングされる帯域の略1/2の第2の帯域周波数
成分で低域データと高域データに分割するステップと、 前記低域データと高域データを媒体を介して伝送するス
テップと、 前記低域データと高域データに基づいて前記第1のサン
プリング周波数のデジタルデータを復元するステップ
と、 前記第1のサンプリング周波数のデジタルデータをD/
A変換してアナログ信号で出力するとともに、著作権の
識別のための情報を出力するステップとを、 有する符号情報のコピー防止方法。 - 【請求項6】 アナログ信号を比較的高い第1のサンプ
リング周波数でデジタルデータにA/D変換するステッ
プと、 前記デジタルデータを前記第1のサンプリング周波数で
サンプリングされる帯域の略1/2の第2の帯域周波数
成分で低域データと高域データに分割するステップと、 前記高域データを可逆方式で圧縮するステップと、 前記低域データと前記圧縮された高域データを媒体を介
して伝送するステップと、 前記圧縮された高域データを可逆方式で伸長するステッ
プと、 前記低域データと前記伸長された高域データに基づいて
前記第1のサンプリング周波数のデジタルデータを復元
するステップと、 前記第1のサンプリング周波数のデジタルデータをD/
A変換してアナログ信号で出力するとともに、著作権の
識別のための情報を出力するステップとを、 有する符号情報のコピー防止方法。 - 【請求項7】 アナログ信号が比較的高い第1のサンプ
リング周波数でA/D変換され、このデジタルデータ
が、前記第1のサンプリング周波数でサンプリングされ
る帯域の略1/2の第2の帯域周波数成分で低域データ
と高域データに分割されたデータをデコードするデコー
ド装置であって、 前記低域データと高域データに基づいて、前記第1のサ
ンプリング周波数のデジタルデータを復元する復元手段
と、 前記復元手段により復元されたデジタルデータを前記第
1のサンプリング周波数でアナログ信号に変換するD/
A変換手段と、 前記D/A変換手段により変換されたアナログ信号を出
力するアナログ出力端子と、 著作権の識別のための情報を出力する出力手段とを備
え、 前記復元手段により復元されたデジタルデータをデジタ
ルデータの状態で出力しないように構成した符号情報の
デコード装置。 - 【請求項8】 アナログ信号が比較的高い第1のサンプ
リング周波数でA/D変換され、このデジタルデータ
が、前記第1のサンプリング周波数でサンプリングされ
る帯域の略1/2の第2の帯域周波数成分で低域データ
と高域データに分割され、高域データが可逆方式で圧縮
され、低域データと圧縮された高域データをデコードす
るデコード装置であって、 前記圧縮された高域データを伸長する伸長手段と、 前記低域データと前記伸長手段により伸長された高域デ
ータに基づいて、前記第1のサンプリング周波数のデジ
タルデータを復元する復元手段と、 前記復元手段により復元されたデジタルデータを前記第
1のサンプリング周波数でアナログ信号に変換するD/
A変換手段と、 前記D/A変換手段により変換されたアナログ信号を出
力するアナログ出力端子と、 著作権の識別のための情報を出力する出力手段とを備
え、 前記復元手段により復元されたデジタルデータをデジタ
ルデータの状態で出力しないように構成した符号情報の
デコード装置。 - 【請求項9】 アナログ信号を第1のデジタルデータに
A/D変換するステップと、 前記デジタルデータに関する著作権データを変調するス
テップと、 前記第1のデジタルデータに前記変調された著作権デー
タを付加して第2のデジタルデータを生成するステップ
と、 前記第2のデジタルデータを媒体を介して伝送するステ
ップと、 アナログ信号については前記第2のデジタルデータのみ
をD/A変換して出力するステップとを、 有する符号情報のコピー防止方法。 - 【請求項10】 アナログ信号を第1のデジタルデータ
にA/D変換するA/D変換手段と、 前記デジタルデータに関する著作権データを変調する変
調手段と、 前記第1のデジタルデータに前記変調された著作権デー
タを付加して第2のデジタルデータを生成して媒体を介
して伝送する伝送手段とを、 有する符号情報のエンコード装置。 - 【請求項11】 アナログ信号が第1のデジタルデータ
にA/D変換されるとともに前記デジタルデータに関す
る著作権データが変調され、前記第1のデジタルデータ
に前記変調された著作権データが付加されて記録された
符号情報の記録媒体。 - 【請求項12】 アナログ信号が第1のデジタルデータ
にA/D変換されるとともに前記デジタルデータに関す
る著作権データが変調され、前記第1のデジタルデータ
に前記変調された著作権データが付加された第2のデジ
タルデータをデコードする符号情報のデコード装置であ
って、 前記第2のデジタルデータをD/A変換するD/A変換
手段と、 前記D/A変換手段により変換されたアナログ信号を出
力するアナログ出力端子とを備え、 前記変調された著作権データが付加されていない第1の
デジタルデータについてはD/A変換して出力しないよ
うに構成した符号情報のデコード装置。 - 【請求項13】 アナログ信号を第1のデジタルデータ
にA/D変換するステップと、 前記第1のデジタルデータにそのデータに関する著作権
データを付加して媒体を介して伝送するステップと、 前記著作権データを変調するステップと、 前記第1のデジタルデータに前記変調された著作権デー
タを付加して第2のデジタルデータを生成するステップ
と、 アナログ信号については前記第2のデジタルデータのみ
をD/A変換して出力するステップとを、 有する符号情報のコピー防止方法。 - 【請求項14】 アナログ信号を第1のデジタルデータ
にA/D変換するステップと、 前記第1のデジタルデータにそのデータに関する著作権
データを付加して媒体を介して伝送するステップと、 前記著作権データを変調するステップと、 前記第1のデジタルデータに前記変調された著作権デー
タを付加して第2のデジタルデータを生成するステップ
と、 前記著作権データがコピー回数制限を伴わないときは、
アナログ信号については前記第2のデジタルデータのみ
をD/A変換して出力するステップと、 前記著作権データがコピー回数制限を伴うときは、前記
第2のデジタルデータの出力は許容するものの、アナロ
グ信号については前記第2のデジタルデータをD/A変
換しないか、又はD/A変換後出力しないよう制御する
ステップとを、有する符号情報のコピー防止方法。 - 【請求項15】 アナログ信号をデジタルデータにA/
D変換するA/D変換手段と、 前記デジタルデータにそのデータに関する著作権データ
を付加して媒体を介して伝送する伝送手段とを、 有する符号情報のエンコード装置。 - 【請求項16】 アナログ信号がデジタルデータにA/
D変換され、前記デジタルデータにそのデータに関する
著作権データが付加されて記録された符号情報の記録媒
体。 - 【請求項17】 アナログ信号が第1のデジタルデータ
にA/D変換され、前記第1のデジタルデータにそのデ
ータに関する著作権データが付加されたデータをデコー
ドする符号情報のデコード装置であって、 前記著作権データを変調する変調手段と、 前記第1のデジタルデータに前記変調された著作権デー
タを付加して第2のデジタルデータを生成する生成手段
と、 前記第2のデジタルデータをD/A変換するD/A変換
手段と、 前記D/A変換手段により変換されたアナログ信号を出
力するアナログ出力端子とを備え、 前記変調された著作権データが付加されていない第1の
デジタルデータについてはD/A変換して出力しないよ
うに構成した符号情報のデコード装置。 - 【請求項18】 アナログ信号が第1のデジタルデータ
にA/D変換され、前記第1のデジタルデータにそのデ
ータに関する著作権データが付加されたデータをデコー
ドする符号情報のデコード装置であって、 前記著作権データを変調する変調手段と、 前記第1のデジタルデータに前記変調された著作権デー
タを付加して第2のデジタルデータを生成する生成手段
と、 前記第2のデジタルデータを出力するデジタル出力端子
と、 前記第2のデジタルデータをD/A変換するD/A変換
手段と、 前記D/A変換手段により変換されて得られたアナログ
信号を出力するアナログ出力端子と、 前記著作権データがコピー回数制限を伴わないときは、
アナログ信号については前記第2のデジタルデータのみ
をD/A変換して出力し、一方、前記著作権データがコ
ピー回数制限を伴うときは、前記第2のデジタルデータ
の出力は許容するものの、アナログ信号については前記
第2のデジタルデータをD/A変換しないか、又はD/
A変換後出力しないよう制御する制御手段とを、 有する符号情報のデコード装置。 - 【請求項19】 コピー許容条件が提示された場合に、
前記復元手段により復元されたデジタルデータをデジタ
ルデータの状態で出力可能である請求項3、4、7、
8、12、17、18のいずれか1つに記載の符号情報
のデコード装置。 - 【請求項20】 高域データを予測残差に圧縮すること
を特徴とする請求項2、6、9、13、14のいずれか
1つに記載の符号情報のコピー防止方法。 - 【請求項21】 前記予測残差は、異なる次数で計算さ
れることを特徴とする請求項20記載の符号情報のコピ
ー防止方法。 - 【請求項22】 高域データの予測残差を伸長すること
を特徴とする請求項3、4、7、8、12、17、18
のいずれか1つに記載のデコード装置。 - 【請求項23】 前記変調ステップは、著作権データを
スペクトラム拡散することを特徴とする請求項9、1
3、14のいずれか1つに記載の符号情報のコピー防止
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35925696A JPH1069721A (ja) | 1996-05-09 | 1996-12-27 | 符号情報のコピー防止方法、エンコード装置及びデコード装置並びに記録媒体 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14083896 | 1996-05-09 | ||
JP18009096 | 1996-06-20 | ||
JP8-140838 | 1996-06-20 | ||
JP8-180090 | 1996-06-20 | ||
JP35925696A JPH1069721A (ja) | 1996-05-09 | 1996-12-27 | 符号情報のコピー防止方法、エンコード装置及びデコード装置並びに記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1069721A true JPH1069721A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=27318139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35925696A Withdrawn JPH1069721A (ja) | 1996-05-09 | 1996-12-27 | 符号情報のコピー防止方法、エンコード装置及びデコード装置並びに記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1069721A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101298658B1 (ko) * | 2007-03-16 | 2013-08-21 | 삼성전자주식회사 | 재생속도 조절기능을 구비한 오디오 재생장치 및 그 방법 |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP35925696A patent/JPH1069721A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101298658B1 (ko) * | 2007-03-16 | 2013-08-21 | 삼성전자주식회사 | 재생속도 조절기능을 구비한 오디오 재생장치 및 그 방법 |
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