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JP3363235B2 - 画像形成装置の光ビームずれ検出装置 - Google Patents

画像形成装置の光ビームずれ検出装置

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JP3363235B2
JP3363235B2 JP01971094A JP1971094A JP3363235B2 JP 3363235 B2 JP3363235 B2 JP 3363235B2 JP 01971094 A JP01971094 A JP 01971094A JP 1971094 A JP1971094 A JP 1971094A JP 3363235 B2 JP3363235 B2 JP 3363235B2
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Japan
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light beam
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sensor
laser beam
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JP01971094A
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English (en)
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JPH07228000A (ja
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俊博 本井
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=12006851&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3363235(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
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Priority to US08/387,113 priority patent/US5539719A/en
Priority to EP95102086A priority patent/EP0668522B1/en
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/12Scanning systems using multifaceted mirrors
    • G02B26/123Multibeam scanners, e.g. using multiple light sources or beam splitters

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置の光ビーム
ずれ検出装置に関し、詳しくは、複数の光ビームにより
記録媒体上を同時に主走査方向に平行に走査させて複数
ラインを同時に記録させる画像形成装置において、前記
複数の光ビームの副走査方向における走査位置のずれを
検出する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】画像信号に基づいて変調されたレーザビ
ーム(光ビーム)を回転多面鏡などにより偏向して記録
媒体上に走査させることにより画像情報の記録を行わせ
る画像形成装置において、画像記録の高速化を図るに
は、複数のレーザビームを用いて複数ラインを同時に記
録させる構成とすれば良いことが知られている(特開平
2−188713号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように、複数のレーザビームを同時に走査させる場合に
は、複数のレーザビームそれぞれの走査位置が副走査方
向にずれて、画像記録のライン間隔が変動し、画像形成
の忠実性が損なわれることがあった。このため、各レー
ザビームの副走査方向における間隔の所期値に対するず
れ量を簡易に検出できる装置の提供によって、レーザビ
ーム間隔の自動調整作業を可能にし、環境条件の変化や
経時劣化等があっても、各レーザビームの間隔を所期値
に維持できるようにすることが望まれる。
【0004】
【0005】また、前記副走査方向におけるビーム間隔
のずれ量検出においては、所期の分解能でずれ量を検出
し、以て、レーザビーム走査位置の調整により要求され
る画像記録精度を維持できるようにすることが要求され
る一方、過剰なずれ量検出精度の設定は、センサコスト
のアップなどを招くという問題があり、必要最低限の分
解能の確保が要求されるという問題もあった。
【0006】本発明は上記実情に鑑みなされたものであ
り、副走査方向における光ビーム間隔のずれ量検出にお
いて、画像形成の要求精度上から必要とされる必要最低
限の分解能を確保できるようにすることを目的とする。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1の発明
にかかる光ビームずれ検出装置は、複数の光ビームによ
り記録媒体上を同時に主走査方向に平行に走査させて複
数ラインを同時に記録する画像形成装置において、前記
主走査方向に直交する副走査方向において前記複数の光
ビームの走査ラインを包含する光ビーム検知領域を有
し、かつ、それぞれの光ビーム検知領域の主走査方向始
端側の端縁が相互に非平行である少なくとも2つの光ビ
ーム検知手段を前記主走査方向に並べて配設すると共
に、各光ビーム毎に前記光ビーム検知手段それぞれで検
知される時間間隔を計測し、該計測結果に基づいて前記
複数の光ビーム相互の前記副走査方向における間隔のず
れ量を算出する副走査方向ずれ量算出手段を含んで構成
される一方、前記光ビーム検知手段において相互に非平
行である光ビーム検知領域の主走査方向始端側の端縁が
なす挟角をθ、画素クロックの分解能をCB、前記副走
査方向ずれ量算出手段における1画素幅における要求分
解能をKとしたときに、前記挟角θが、 θ≧2・tan -1{K/(2・CB)} なる関係を満たすように前記光ビーム検知手段を配設し
た。
【0011】ここで、請求項の発明にかかる光ビーム
ずれ検出装置では、前記要求分解能Kを、前記画素クロ
ックの分解能CBの1乃至4倍とした。また、請求項
の発明にかかる装置では、前記光ビーム検知手段それぞ
れが前記記録媒体の結像面と等価な受光面を有するよう
構成した。更に、請求項の発明にかかる装置では、前
記各光ビーム検知手段が一体的に構成されるようにし
た。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【作用】請求項1の発明にかかる画像形成装置の光ビー
ムずれ検出装置では、副走査方向において複数の光ビー
ムの走査ラインを包含する光ビーム検知領域を有し、か
つ、それぞれの光ビーム検知領域の主走査方向始端側の
端縁が相互に非平行である少なくとも2つの光ビーム検
知手段を備え、これらの検知手段によって各光ビームが
検知される時間間隔の偏差によって光ビーム相互の間隔
のずれ量を算出する構成において、前記光ビーム検知手
段において相互に非平行である光ビーム検知領域の主走
査方向始端側の端縁がなす挟角θを以下のように特定す
ることで、要求される分解能でずれ量を算出できるよう
にした。
【0019】 θ≧2・tan -1{K/(2・CB)} ここで、CBは画素クロックの分解能、Kは前記副走査
方向ずれ量算出手段における1画素幅における要求分解
能である。また、請求項の発明にかかる装置では、前
記要求分解能Kを、前記画素クロックの分解能CBの1
乃至4倍とし、画素クロックの分解能に対する適切な要
求分解能Kを設定する。
【0020】更に、請求項の発明にかかる装置では、
前記光ビーム検知手段それぞれが前記記録媒体の結像面
と等価な受光面を有することとし、記録面上における走
査位置のずれを精度良く捉えられるようにした。また、
請求項の発明にかかる装置では、各光ビーム検知手段
を一体的に構成し、前記挟角θの誤差の発生を回避でき
るようにした。
【0021】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明にかかる画像形成装置の一実施例としてレーザプ
リンタの像露光系を示す図であり、本実施例のレーザプ
リンタは、画像データに応じて内部変調された2つのレ
ーザビーム(光ビーム)L1,L2を主走査方向に平行
に走査させ、2ラインを同時に記録させるタイプのもの
である。
【0022】図1において、光源ユニット1は、前記2
つの半導体レーザ1a,1bを1列に配置してなり、該
光源ユニット1から発せられる2つの発散光は、集光レ
ンズ2によって平行な2つのレーザビームL1,L2に
なる。前記2つのレーザビームL1,L2はポリゴンミ
ラー3に照射され、該ポリゴンミラー3によって偏向さ
れる2つのレーザビームL1,L2は、fθレンズ4を
介して感光ドラム(記録媒体)5上に走査される。
【0023】前記感光ドラム5は、レーザビームL1,
L2の主走査に同期して回転駆動され、これにより、レ
ーザビームL1,L2と感光ドラム5とが相対的に副走
査方向(主走査方向に直交する方向)に移動して2次元
の画像記録が行われる。上記のようにして画像データに
対応した露光が2ライン同時に行われて静電潜像が感光
ドラム5(記録媒体)上に形成される。そして、この静
電潜像に対して逆極性に帯電したトナーが付着されて現
像が行われ、その後記録紙がトナー像に重ねられ、記録
紙の裏側からコロナ帯電器でコロナ帯電極性とは逆極性
の電荷が記録紙に与えられることにより、トナー像が記
録紙に転写される。
【0024】前記ポリゴンミラー3によって偏向された
レーザビームL1,L2の走査開始点は、走査領域の先
端側に配設されたインデックスセンサ6によって検出さ
れる。反射鏡7は、走査ラインの先端にレーザビームL
1,L2が照射されたときに、該レーザビームL1,L
2を前記インデックスセンサ6に導くためのものであ
る。
【0025】前記インデックスセンサ6は、図2に示す
ように、それぞれ個別に検知信号を出力する5つのセン
サA〜E(A〜D:光ビーム検知手段を、E:基準光ビ
ーム検知手段)を1チップセンサとして一体に備えて構
成される。各センサA〜Eは主走査方向に並べて配設さ
れ、A→B→D→C(→E)の順にレーザビームL1,
L2が走査されるようにしてある。
【0026】各センサA〜Dの光ビーム検知領域(受光
領域)は、2つのレーザビームL1,L2の走査ライン
を余裕を以て包含する副走査方向(図2で上下方向)高
さを有する直角三角形に形成されている。そして、セン
サAは、直角三角形の検知領域の直角挟角を構成する2
辺のうちの長辺が、主走査方向始端側(図2で左側)の
端縁となり、然も、前記長辺が主走査方向に直交する
(副走査方向に平行する)ように配置される。また、セ
ンサBは、直角三角形の検知領域の斜辺が主走査方向始
端側の端縁となり、然も、該斜辺が前記長辺と斜辺とが
なす角度で主走査方向に斜めに交差するように配置され
る。また、センサDは、副走査方向を上下としたとき
に、センサAの検知領域の配置状態を上下反転させたよ
うに配置される。更に、センサCは、センサAと副走査
方向に沿った軸に対してその検知領域が軸対称となるよ
うに配置される。
【0027】尚、図2に示すセンサA,Cは、直角挟角
を構成する2辺のうちの長辺が、主走査方向に直交する
ように配置されるが、該長辺が主走査方向と平行になる
ように配置する構成であっても良い。上記センサA〜D
の配列によって、各センサA〜Dの主走査方向始端側の
端縁は、センサA,Dが相互に副走査方向に沿って平行
で、また、センサB,Cは、相互に非平行であり、然
も、主走査方向に対する傾きの方向が逆になっている。
即ち、センサB,Cにおいては、光ビーム検知領域の主
走査方向始端側の端縁相互の間隔は、図2で下方にレー
ザビームL1,L2の走査位置がずれるほど大きくな
る。
【0028】尚、図2では、センサAによるレーザビー
ムL1の検知始端位置(ビーム検知信号が立ち上がる位
置)をa1として示し、レーザビームL2の検知始端位
置をa2として示してあり、以下同様に、センサB〜D
によるレーザビームL1,L2の検知始端位置をb1,
b2,c1,c2,d1,d2として示してある。そし
て、センサA〜Dによるレーザビームの検知間隔とは、
前記検知始端位置でレーザビームが検知されるタイミン
グの間隔、換言すれば、センサA〜Dのビーム検知信号
の立ち上がり間隔を示すものとする。
【0029】また、前記センサE(基準光ビーム検知手
段)は、2つのレーザビームL1,2のうちの基準光ビ
ームであるレーザビームL1が、副走査方向における所
期走査位置を通過したか否かを判別するためのセンサで
あり、前記所期走査位置を中心として配設されると共
に、レーザビームL1の副走査方向への走査位置ずれの
許容範囲内でのみ検知信号を出力するようにしてある。
ここで、センサEが前記許容範囲内でのみ検知信号を出
力するように、その光ビーム検知領域の副走査方向の高
さを走査位置ずれの許容範囲に対応して設定するか、或
いは、前記許容範囲に対応する幅のスリットが形成され
た遮光部材をセンサEの受光面に介装させるようにす
る。
【0030】本実施例では、上記構成のセンサA〜Dを
用いて、前記レーザビームL1,L2の副走査方向にお
ける間隔のずれ量を、図3のフローチャートに示すよう
にして計測する。図3のフローチャートに示すプログラ
ム(副走査方向ずれ量算出手段)は、レーザプリンタに
電源が投入される毎に実行されるものであり、まず、レ
ーザビームL1のみを点灯させ、通常の画像記録時と同
様に走査させる(S1)。
【0031】そして、レーザビームL1が前記センサA
〜D上を走査したときに、センサBのビーム検知の立ち
上がり(b1)から、センサCのビーム検知の立ち上が
り(c1)までの時間(検知時間差)T1(図4参照)
を計測する(S2)。次いで、レーザビームL1に代え
てレーザビームL2のみを点灯させ、通常の画像記録時
と同様に走査させる(S3)。
【0032】そして、同様に、かかるレーザビームL2
が前記センサA〜D上を走査したときに、センサBのビ
ーム検知の立ち上がり(b2)から、センサCのビーム
検知の立ち上がり(c2)までの時間T2(図4参照)
を計測する(S4)。上記の時間T1,T2の計測を終
了すると、前記時間T1と時間T2の偏差の絶対値T3
を演算する。
【0033】更に、レーザビームL1,L2の副走査方
向における間隔が正規の状態であるときに対応する前記
偏差T3の基準値と、上記処理で実際に求められた偏差
T3との差を、前記間隔のずれ量に相当する値として求
める(S5)。尚、前記基準値は、レーザプリンタの操
作部を介して任意に変更設定できるようにすると良い。
【0034】即ち、レーザビームL1がセンサB,Cで
検知される副走査方向における位置b1,c1を基準位
置として想定したときに、例えばレーザビームL2の走
査位置が副走査方向に図4で下側にずれたとする。この
場合、レーザビームL2がセンサB,Cで検知される副
走査方向における位置b2,c2は、センサB,Cの検
知始端側端縁の間隔が、図4において下方に行くに従っ
て主走査方向の両側に広がるよう構成されていることに
よって、位置b2は走査の始端側にずれ、逆に、位置c
2は走査の終端側にずれることになり、以て、時間T2
が長くなり、時間T3が基準に対してより長くなる。
【0035】従って、時間T3と基準値との偏差を求め
れば、走査速度と前記センサB,Cにおける斜辺の角度
との情報に基づいて、レーザビームL1,L2の間隔の
ずれ量を算出することができるものである。ここで、例
えばレーザビームL1(基準光ビーム)の走査位置を固
定として、特開昭63−50809号公報に開示される
ように副走査方向における走査位置を調整し得る機構
(副走査方向ずれ調整手段)をレーザビームL2側に備
える場合には、前記算出されたずれ量の情報に基づいて
レーザビームL2の副走査方向における走査位置を、レ
ーザビームL1の走査位置を固定として調整すること
で、レーザビームL1,L2の副走査方向における間隔
を所期値に修正することが可能となる。
【0036】前記特開昭63−50809号公報に開示
される装置では、レーザビームを通過させるプリズムを
保持する保持板をプリズム面に平行な軸回りに回動可能
に支持し、かかる保持板の回動先端部に当接し保持板の
角度を決定する調整ねじの進退によってプリズム角度を
調整し、以て、副走査方向のピッチ(間隔)を調整する
構成である。
【0037】上記のようにしてレーザビームL1,L2
の副走査方向における間隔ずれを検出させる場合には、
センサB,Cそれぞれの主走査方向始端側の検知領域端
縁がなす角度(挟角)θ(図5参照)によって、ずれに
よって生じる時間差が変動し、角度θが大きい方が単位
ずれ量に対する時間差の発生量を大きくすることができ
るが、他方で、前記角度θを大きくすることはセンサA
〜センサDが一体形成されるセンサチップの大型化を招
くなどの不具合が発生する。
【0038】従って、前記角度θは、ずれ量検出の要求
分解能に応じて必要最小限に設定することが望ましく、
以下に、前記角度θの最適値の設定について説明する。
ここで、レーザビームL1,L2の走査速度をv、1画
素幅をd、画素クロック周期をT、画素クロック分解能
をCBとすると、1画素幅だけ副走査方向に走査位置が
ずれたときのセンサB,C間におけるビーム検知間隔の
変動Δtは、前記1画素幅のずれによって生じるセンサ
B,C間の距離(センサBの主走査方向始端からセンサ
Cの主走査方向始端までの距離)の変化をy(図6参
照)とすると、 Δt=y/v となり、また、前記yは、 y=d・tan(θ/2) ・2 として表されるから、 Δt=d・tan(θ/2) ・2/v となる。
【0039】一方、1画素幅での検出要求分解能がK以
上であるとすると、以下の不等式が成り立つことにな
る。 K≦Δt/(T/CB)=Δt・(CB/T) ここで、T=d/vであるから、
【0040】
【数1】
【0041】となり、角度θについて求めると、 θ≧2・tan -1(K/2CB) となる。即ち、前記角度θは、画素クロック分解能をC
B、検出要求分解能Kとしたときに上式を満足する値で
あれば、前記検出要求分解能Kの確保が可能である。
【0042】前記検出要求分解能Kは、一般的には、画
素クロック分解能CBの1乃至4倍が適切であり、この
場合には、1/2≦K/(2CB)≦2となるから、角
度θは、53.13 °≦θ≦126.86°の範囲内とすれば良
い。本実施例では、基準クロックにより複数の遅延クロ
ックを発生させ(図7参照)、センサからの検知信号に
同期したクロックを画素クロックとする構成であり、前
記基準クロックにより発生させた遅延クロックの総数を
画素クロックの分解能CBとして定義する。
【0043】尚、上記のようにして要求分解能を確保で
きる角度θを決定しても、実際の角度θがずれている
と、副走査方向のずれ量と検知時間間隔との相関がず
れ、副走査間隔のずれ量を誤って検出することになって
しまう。そこで、センサA〜D(光ビーム検知手段)に
ついては、個別にセンサを設けるのではなく、センサ
A,Dが一体化された1チップセンサを配設する構成と
し、前記角度θの誤差を極力少なくすることが望まし
い。
【0044】また、本来的には、感光ドラム5(記録媒
体)上におけるレーザビームL1,L2の副走査方向の
間隔を検出したいから、センサA〜Dの受光面を感光ド
ラム5(記録媒体)の結像面と等価な面とし、感光ドラ
ム5上で検知させる場合と同条件でレーザビームL1,
L2が検知されるようにして、センサの受光面の傾きや
位置などに影響されて検出精度が悪化することを防止す
ることが好ましい。
【0045】また、前記時間T1,T2の計測結果や、
最終的に演算されたずれ量などの情報を、レーザプリン
タに設けられた表示部に表示させるようにしても良い。
ところで、前記時間T1,T2の計測は、本実施例で
は、図7に示すようにして行われる。尚、図7では、セ
ンサA,DによってレーザビームL1が検知される時間
差(a1とd1との間の時間)を計測させる場合を示し
てあるが、センサA〜Dの他の組み合わせであっても同
様にして行われる。
【0046】図7において、基準クロックclkを1/
16周期ずつ順次遅らせて16種類のディレイクロックdl0
(基準クロック)〜dl15をディジタルディレイラインを
用いて発生させている。尚、図7においては、クロック
clk,dl1,dl2,dl8,dl12,dl15のみを示し、他
のディレイクロックについては図示を省略してある。そ
して、例えばセンサAの検知信号の立ち上がりa1に同
期したクロック(検知信号の立ち上がり直後に最初に立
ち上がるクロック)がクロックdl8であったとすると、
該同期時の立ち上がりを最初のカウントとし、続いてこ
のクロックdl8の立ち上がりを順次カウントさせる。
【0047】かかるカウント中に、センサDの検知信号
が立ち上がり、この検知信号の立ち上がり(d1)に同
期するクロックがクロックdl12であったとすると、それ
までのクロックdl8の立ち上がりをカウントした数(セ
ンサAの検知信号(a1)に同期したクロックdl8の立
ち上がりを含む)から1を減算した値にクロック周期を
乗算した時間に、クロックdl8とクロックdl12との位相
差(4/16周期であり、ディレイクロック番号=dl4と
して表すことができる。)を加算した値が、前記センサ
A,Dの検知信号の出力時間差(a1とd1との間隔)
になる。
【0048】そして、前述の副走査方向のずれ検出にお
いては、各時間T1,T2を、上記のようにしてクロッ
クカウント数とディレイクロック番号として求める一
方、間隔の規定値に相当する基準時間をやはりクロック
カウント数とディレイクロック番号として与えるように
して、時間差の演算においては、カウント数とディレイ
クロック番号とをそれぞれに演算させるようにすれば良
い。
【0049】この場合、副走査方向におけるずれ量の情
報は、クロックカウント数とディレイクロック番号とし
てレーザビームL2の副走査方向における走査位置を調
整する副走査方向ずれ調整手段(例えばステッピングモ
ータ)に出力されることになる(図8参照)。次に、上
記のようにして時間を計測し、該計測結果に基づいてず
れ検出を行う具体的な回路例(副走査方向ずれ量算出手
段)を図9に従って説明する。
【0050】図9において、センサB,Cの出力は、フ
ェイズ・ディテクター(1) 11とフェイズ・ディテクター
(2)12 とにそれぞれ出力される。一方、ディジタル・デ
ィレイライン13には基準クロックclk が入力され、該デ
ィジタル・ディレイライン13から前記クロックdl0〜dl
15が出力される。そして、前記フェイズ・ディテクター
(1)11,(2)12 では、センサB,Cの検知信号の立ち上が
りと同期するディレイクロックdl0〜dl15をそれぞれに
検出し(図7参照)、該検出結果を位相差演算部14に出
力する。
【0051】該位相差演算部14では、センサBの検知タ
イミング(b1又はb2)に同期するクロックと、セン
サCの検知タイミング(c1又はc2)に同期するクロ
ックの位相差(1/16周期単位)、即ち、センサB,C
の検知間隔のクロック周期内の端数分を求め、その結果
を、センサCの検知信号からワンショット回路31で生成
されるワンショットパルスに応じてラッチ回路18にラッ
チさせる。
【0052】また、前記フェイズ・ディテクター(1)11
の検出結果はクロックセレクタ15にも出力され、該クロ
ックセレクタ15からは、センサBの検知信号に同期する
ディレイクロックを選択的にカウンタ16に出力する。カ
ウンタ16では、センサB,Cの出力の立ち上がりb1
(b2),c1(c2)間隔時間を、前記クロックセレ
クタ15から出力されるクロックをカウントして計測す
る。尚、前記カウンタ16のカウント区間は、センサB,
Cの出力が入力されるフリップ・フロップ17によって制
御されるようになっている。
【0053】前記カウンタ16によるカウント値は、セン
サCの検知信号から生成させたワンショットパルスでラ
ッチ回路18にラッチさせる。このようにして、例えばレ
ーザビームL1のみを点灯させたときのセンサB,Cの
検知間隔である時間T1を計測しラッチ回路18に記憶さ
せ、続いて、同様にしてレーザビームL2のみを点灯さ
せたときの時間T2を計測しラッチ回路18に記憶させ
る。
【0054】クロックカウント数及びクロック位相差と
して前記時間T1,T2が得られると、時間差演算部19
では時間T1,T2の偏差を、カウント数とクロック位
相差とで個別に演算し、その結果を、ラッチ回路20に一
旦記憶させる。そして、ずれ演算部21では、操作部を介
して与えられる基準値と、前記ラッチ回路20に記憶され
たデータとを比較して、レーザビームL1,L2の副走
査方向におけるずれ(間隔の変化量)を演算し、かかる
演算結果を表示部に出力する一方、レーザビームL2の
副走査方向における走査位置を調整する調整機構(副走
査方向ずれ調整手段)に与えて、副走査方向におけるず
れの修正をレーザビームL1の走査位置を基準として行
わせる。
【0055】上記のように、センサB,Cでレーザビー
ムが検知される間隔時間の計測によってレーザビームL
1,L2の副走査方向における間隔のずれ量を算出し、
かかるずれ量に応じてレーザビームL2の走査位置を固
定されたレーザビームL1(基準光ビーム)の走査位置
に対して副走査方向に調整することで、レーザビームL
1,L2の副走査方向における間隔を所期値に調整でき
ることになる。
【0056】しかしながら、走査間隔の基準となるレー
ザビームL1の走査位置が副走査方向にずれていると、
たとえビームの間隔が所期値に調整されているとして
も、走査ライン間隔の変動を招くことになってしまう。
そこで、本実施例では、図10のフローチャートに示すよ
うに前記センサE(基準光ビーム検知手段)を用いてレ
ーザビームL1(基準光ビーム)が副走査方向における
所期の走査位置を走査しているか否かを簡便に判別す
る。
【0057】図10のフローチャート(基準光ビームずれ
検出手段)において、まず、レーザビームL1の走査が
行われているか否かを判別し(S21)、走査中であると
きには、センサEの出力を読み込む(S22)。そして、
センサEでレーザビームL1が検知されなかった場合に
は(S23)、LED(基準光ビームずれ警告手段)の点
灯によってレーザビームL1の走査位置ずれを警告する
(S24)。
【0058】即ち、前記センサEは、レーザビームL1
が所期の走査位置を中心とする副走査方向の許容範囲内
で走査された場合にのみ、レーザビームL1を検知する
ように設定されているから、レーザビームL1の走査中
であるにも関わらず、センサEで検知されなかった場合
には、前記許容範囲を越えて副走査方向にずれているも
のと推定できる。
【0059】ここで、レーザビームL1の副走査方向へ
の位置ずれが検出されたときに、前述のようにLEDを
点灯させる構成とすれば、レーザビームL1の走査位置
の適正を目視で容易に判断することができ、また、ビー
ムの初期調整時には、かかるLED表示を目視しながら
レーザビームL1の位置合わせ作業が容易に行えること
になる。
【0060】上記では、センサEによりレーザビームL
1の走査位置ずれが検出されたときにこれを警告する構
成としたが、前記レーザビームL2の走査位置を調整で
きる機構と同様な調整機構をレーザビームL1側にも設
け、センサEにより検知される位置にレーザビームL1
の走査位置を自動的に調整させた後、ビーム間隔の検出
及び該検出結果に基づくレーザビームL2の走査位置の
調整を行わせるようにしても良い。
【0061】また、上記実施例では、センサEを別途設
けることで、レーザビームL1の走査位置を検知できる
ようにしたが、図11のフローチャート(基準光ビームず
れ検出手段)に示すように、前記センサB,Cによって
レーザビームL1(基準光ビーム)が検知される時間間
隔と所期値とを比較することによっても、レーザビーム
L1の副走査方向における走査位置の検出が行える。か
かる構成の場合、前記センサEは不要となり、センサ構
成が簡略化される。
【0062】即ち、レーザビームL1を走査させたとき
に、センサB,CでレーザビームL1が検知される間隔
は、走査速度とレーザビームL1の副走査方向における
走査位置とで決定されることになる。そこで、レーザビ
ームL1を点灯・走査させ(S31)、このときにレーザ
ビームL1がセンサB,Cそれぞれで検知されることに
よって発生する各センサB,Cの検知信号の立ち上がり
の間隔時間Tφを計測する(S32)。
【0063】一方、レーザビームL1を基準の走査位置
で走査させたときの検知間隔を予め求めておき、かかる
基準検知間隔に基づいて前記間隔時間Tφの許容範囲
(Tφmin ≦Tφ≦Tφmax )を設定しておく。そし
て、実際に計測した間隔時間Tφが、前記許容範囲内で
あるか否かを判別し(S33)、実測値が許容範囲内でな
いときには、レーザビームL1の副走査方向における位
置ずれを判別し、LED点灯(基準光ビームずれ警告手
段)によってかかる位置ずれを警告する(S34)。
【0064】上記のようにして、間隔時間Tφに基づい
てレーザビームL1の位置ずれを検出する構成において
も、前記LEDの点灯に基づいてレーザビームL1の走
査位置の調整作業が容易に行え、また、判別結果に基づ
いてレーザビームL1の走査位置の自動調整も可能であ
る。尚、センサEを用いたレーザビームL1の走査位置
の自動調整においては、センサEで位置ずれが検出され
たときに、まず、副走査方向のいずれか一方にレーザビ
ームL1の走査位置を徐々に変化させていき、所定移動
距離内でセンサEによるビーム検知がなされたときに
は、その位置で固定させるか所定距離だけ逆に戻してそ
の位置を基準位置として固定させる。一方、前記所定移
動距離だけ移動させてもセンサEでビーム検知がなされ
なかったときには逆方向に移動させて、センサEでビー
ム検知される位置を探る。そして、前記所定移動距離だ
け上下に移動させてもセンサEでビームL1が検知され
なかったときには、調整不能であることを警告させるよ
うにすると良い。
【0065】また、前記間隔時間TφでレーザビームL
1の走査位置を判別する構成の場合には、許容範囲に対
していずれの方向に間隔時間Tφがずれているかによっ
て、ずれの方向を判別できるから、判別結果の方向にレ
ーザビームL1の走査位置を調整させるようにすれば良
い。ところで、上記では、センサA〜Dのうちのセンサ
B,Cのみを用いて、レーザビームL1,L2の副走査
方向におけるずれ量を検出し、該ずれを調整する処理を
説明したが、かかる処理に続けてレーザビームL1,L
2の主走査方向における走査位置関係(主走査方向にお
けるずれ)を検出し、該検出結果に基づいて各レーザビ
ームL1,L2による書出し位置を制御することが好ま
しく、そのために、センサA,Dが設けられている。
【0066】前記主走査方向におけるずれを検出するた
めの処理内容を、図3のフローチャートにおいて、副走
査方向のずれ検出に続けて示してある。まず、レーザビ
ームL1のみを点灯させて(S6)、センサAでレーザ
ビームL1が検知される立ち上がり(a1)と、センサ
DでレーザビームL1が検知される立ち上がり(d1)
との時間差T5(図12参照)を測定させる(S7)。
【0067】ここで、センサA,Dの光ビーム検知領域
の主走査方向始端側の端縁が、副走査方向に平行(主走
査方向に直交)であるから、前記時間差T5は、副走査
方向における走査位置に影響されずに、センサA,Dの
主走査方向始端側の端縁の間隔と走査速度とによっての
み決定されることになる。次に、センサAにはレーザビ
ームL1のみが入射し、センサDにはレーザビームL2
のみが入射するように、各レーザビームL1,L2のマ
スク制御を行いながら走査させ(S8)、センサAでレ
ーザビームL1が検知される立ち上がり(a1)と、セ
ンサDでレーザビームL2が検知される立ち上がり(d
2)との時間差T6(図12参照)を測定させる(S
9)。
【0068】前記マスク制御は、各レーザビームL1,
L2の点灯・消灯制御で行っても良いし、また、偏光素
子などの利用によってレーザビームL1,L2が選択的
にセンサA,Dに入射するようにしても良い。ここで、
各レーザビームL1,L2が、主走査方向にずれること
なく走査される場合には、前記時間差T5,T6は同一
時間となるはずであり、例えばレーザビームL1の走査
に遅れてレーザビームL2が走査される場合には、その
遅れが、T6−T5(=T7)として求められることに
なる(S10:図12参照)。
【0069】従って、上記の場合、レーザビームL1に
よる書出しに対してレーザビームL2に書出しを前記時
間T7だけ遅らせれば、主走査方向にずれて走査される
2つのレーザビームL1,L2によって主走査方向にず
れることなく、画像記録が行えることになる。前記書出
し位置の制御は、レーザビームL1に対応する水平同期
信号の発生に対して、レーザビームL2に対応する水平
同期信号の発生を前記時間T7だけ遅らせるようにすれ
ば良い。
【0070】また、前記時間T5,T6が、前記副走査
方向におけるずれ検出で説明したように、ディレイクロ
ックのカウント数及びクロック位相差として求められる
場合には、クロックのカウント数に基づいて水平同期信
号を調整し、クロック位相差として求められるずれ分
は、ディレイクロックdl0〜dl15からの各レーザビーム
L1,L2に対応させるドットクロックの選択によって
調整するようにしても良い。
【0071】ところで、上記の副走査方向及び主走査方
向におけるずれ検出のために用いたセンサA〜Dの各検
知領域の形状や組み合わせは、図2に示したものに限定
されるものではなく、例えば図13〜図16に示すようなセ
ンサA〜Dの構成であっても良い。即ち、副走査方向に
おけるずれを検出するためには、光ビーム検知領域の主
走査方向始端側の端縁が相互に非平行となるセンサの組
み合わせが存在すれば良く、また、主走査方向における
ずれを検出するためには、光ビーム検知領域の主走査方
向始端側の端縁が共に主走査方向に直交して平行である
センサの組み合わせが存在すれば良く、更に、光ビーム
検知領域の主走査方向始端側の端縁が規定されれば、検
知領域の形状は三角であっても四角であっても良い。
【0072】更に、上記では、副走査方向のずれ検出に
用いるセンサ対と、主走査方向のずれ検出に用いるセン
サ対とからなる4つのセンサA〜Dで構成したが、図17
に示すように、3つのセンサA〜Cで同様の機能を果た
すことが可能である。即ち、図17に示す構成では、四角
な光ビーム検知領域に形成された2つのセンサA,B
を、その検知領域の主走査方向始端側の端縁が主走査方
向に直交するように配設する一方、光ビーム検知領域が
三角形に形成されたセンサCをその主走査始端側となる
斜辺が主走査方向に斜めに交差するように配設してあ
る。
【0073】そして、前記図17に示すセンサ構成で、副
走査方向におけるずれを検出させる場合には、例えばセ
ンサBとセンサCとの組み合わせを用いる(図18参
照)。ここで、センサBの検知領域の主走査方向始端側
の端縁が主走査方向に直交するが、センサCの検知領域
の主走査方向始端側の端縁は主走査方向に斜めに交差す
るので、副走査方向におけるずれが発生すれば、それが
各センサB,Cによって検出される時間差の変化として
表れることになり、以て、副走査方向のずれを検出でき
る(図18参照)。
【0074】また、図17に示すようなセンサA〜Cによ
って、主走査方向におけるずれを検出する場合には、図
19に示すように、センサA,Bの組み合わせを用いて前
述と同様にして検出できる。即ち、図17に示すような3
つのセンサA〜Cで構成される場合であっても、光ビー
ム検知領域の主走査方向始端側の端縁が、相互に非平行
となる組み合わせと副走査方向に沿って平行となる組み
合わせとの両方を有すれば、換言すると、副走査方向に
沿って平行なセンサ対と、主走査方向に斜めに交差する
1つのセンサとがあれば、副走査方向及び主走査方向の
ずれを両方検出できることになる。
【0075】従って、3つのセンサA〜Cによる組み合
わせにおいても、図17の構成に限定されるものではな
く、例えば図20〜図23に示すような種々の態様が容易に
想定される。尚、主走査方向におけるずれ検出を行う必
要がない場合には、光ビーム検知領域の主走査方向始端
側の端縁が相互に非平行であるセンサ対のみを備えれば
良いことになる。
【0076】また、3つのレーザビームL1,L2,L
3を用いて3ラインを同時記録させる構成においても、
例えば2つのレーザビームL1,L2について前記同様
に副走査方向のずれ量を一対のセンサを用いて検出し、
更に、2つのレーザビームL1,L3についてずれ量を
検出すれることで、レーザビームL1の走査位置を基準
としたときの各レーザビームL2,L3の副走査方向の
ずれ量を検出できるので、2つのレーザビームL1,L
2を用いる構成に限定されない。
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
かかる装置では、副走査方向における光ビームのずれを
検出させるに当たって、要求される必要最低限の分解能
を確実に得ることができるようになるという効果があ
る。また、請求項の発明にかかる装置では、前記要求
分解能を、画素クロックの分解能を基準として規定する
ことで、要求分解能を適正に設定させることが可能とな
る。
【0081】更に、請求項の発明にかかる装置では、
光ビーム検知手段の受光面を記録媒体の結像面と等価な
面とすることで、光ビーム検知手段によって記録媒体上
における光ビームの副走査方向における走査位置ずれを
精度良く検出することができる。また、請求項の発明
にかかる装置では、各光ビーム検知手段を一体に構成さ
せることで、光ビーム検知手段に要求される検出精度の
確保が容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の像露光系を示す斜視図。
【図2】インデックスセンサの詳細を示す図。
【図3】主,副走査方向における光軸ずれ検出を示すフ
ローチャート。
【図4】副走査方向におけるずれ検出を説明するための
図。
【図5】センサ角度θを示す図。
【図6】センサ角度θと1画素幅dとセンサ間隔yとの
相関を示す図。
【図7】クロックを用いた時間計測を説明するためのタ
イムチャート。
【図8】ずれの検出結果による光軸調整を示すブロック
図。
【図9】副走査方向の光軸ずれ検出を行う回路構成を示
すブロック図。
【図10】センサEを用いたレーザビームL1の走査位置
ずれ検出を示すフローチャート。
【図11】センサB,Cを用いたレーザビームL1の走査
位置ずれ検出を示すフローチャート。
【図12】主走査方向におけるずれ検出の特性を説明する
ための図。
【図13】センサ構成の他の実施例を示す図。
【図14】センサ構成の他の実施例を示す図。
【図15】センサ構成の他の実施例を示す図。
【図16】センサ構成の他の実施例を示す図。
【図17】3つのセンサによるセンサを構成を示す図。
【図18】3つのセンサによる副走査方向におけるずれ検
出を示す図。
【図19】3つのセンサによる主走査方向におけるずれ検
出を示す図。
【図20】センサ構成の他の実施例を示す図。
【図21】センサ構成の他の実施例を示す図。
【図22】センサ構成の他の実施例を示す図。
【図23】センサ構成の他の実施例を示す図。
【符号の説明】
1 光源ユニット 1a,1b 半導体レーザ 2 集光レンズ 3 ポリゴンミラー 4 fθレンズ 5 感光ドラム 6 インデックスセンサ 7 反射鏡 11,12 フェイズ・ディテクター 13 ディジタル・ディレイライン 14 位相差演算部 15 クロックセレクタ 16 カウンタ 18,20 ラッチ回路 19 時間差演算部 20 ずれ演算部 31 ワンショット回路 A〜E センサ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/44 G02B 26/10 H04N 1/113

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の光ビームにより記録媒体上を同時に
    主走査方向に平行に走査させて複数ラインを同時に記録
    する画像形成装置において、 前記主走査方向に直交する副走査方向において前記複数
    の光ビームの走査ラインを包含する光ビーム検知領域を
    有し、かつ、それぞれの光ビーム検知領域の主走査方向
    始端側の端縁が相互に非平行である少なくとも2つの光
    ビーム検知手段を前記主走査方向に並べて配設すると共
    に、 各光ビーム毎に前記光ビーム検知手段それぞれで検知さ
    れる時間間隔を計測し、該計測結果に基づいて前記複数
    の光ビーム相互の前記副走査方向における間隔のずれ量
    を算出する副走査方向ずれ量算出手段を含んで構成され
    る一方、 前記光ビーム検知手段において相互に非平行である光ビ
    ーム検知領域の主走査方向始端側の端縁がなす挟角を
    θ、画素クロックの分解能をCB、前記副走査方向ずれ
    量算出手段における1画素幅における要求分解能をKと
    したときに、前記挟角θが、 θ≧2・tan -1 {K/(2・CB)} なる関係を満たすように前記光ビーム検知手段を配設し
    ことを特徴とする画像形成装置の光ビームずれ検出装
    置。
  2. 【請求項2】前記要求分解能Kが、前記画素クロックの
    分解能CBの1乃至4倍であることを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置の光ビームずれ検出装置。
  3. 【請求項3】前記光ビーム検知手段それぞれが前記記録
    媒体の結像面と等価な受光面を有することを特徴とする
    請求項1又は2のいずれかに記載の画像形成装置の光ビ
    ームずれ検出装置。
  4. 【請求項4】前記各光ビーム検知手段が一体的に構成さ
    れることを特徴とする請求項1,2又は3のいずれかに
    記載の画像形成装置の光ビームずれ検出装置。
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