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JP3319163B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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Publication number
JP3319163B2
JP3319163B2 JP17824794A JP17824794A JP3319163B2 JP 3319163 B2 JP3319163 B2 JP 3319163B2 JP 17824794 A JP17824794 A JP 17824794A JP 17824794 A JP17824794 A JP 17824794A JP 3319163 B2 JP3319163 B2 JP 3319163B2
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JP
Japan
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air
temperature
outlet
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solar radiation
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JP17824794A
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克彦 寒川
祐次 本田
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
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Priority to US08/508,825 priority patent/US5676204A/en
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用空調装置に関し、
特には車室内暖房時における日射補正制御に関する。
【0002】
【従来の技術】フット吹出口から温風を吹き出すフット
モードで車室内暖房を行っているときでも、車室内に日
射が照射されたら、フット吹出口から温風を吹き出すと
ともにフェイス吹出口から冷風を吹き出すバイレベルモ
ードとすることによって、日射による熱負荷増分を打ち
消す偏日射制御を行う車両用空調装置が従来から知られ
ている。
【0003】これによると、車室内が充分温まっている
ときであれば、日射が照射されることによって乗員は暑
く感じるので、上記偏日射制御が有効となる。しかし、
車室内が充分温まっていないとき(つまり車室内がまだ
寒いとき)に日射が照射されても、乗員はこの日射を必
ずしも暑いと感じるわけではなく、このようなときに上
記偏日射制御によってフェイス吹出口から冷風を吹き出
すと、乗員は寒いと感じるとともに、車室内を温める時
間がかかってしまう。
【0004】そこで上記問題の対応策として特開平5−
131837号公報に記されるものがある。これは、設
定温度と車室内温度との差によって0〜1の重み付け係
数を設定し、この重み付け係数に応じて偏日射制御によ
るフェイス吹出口からの冷風吹出量を調節するようにし
ており、前記差が大きいとき(車室内が充分温まってい
ないとき)に前記重み付け係数を0に設定することによ
って、前記冷風吹出量を0とするようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】確かに上記公報記載の
ものによると、前記差が大きいときには日射が照射され
ても冷風が吹き出されないので、車室内を温める時間が
短くなる。しかし、前記偏日射制御によるフェイス吹出
口からの吹出温度については何ら考慮していないので、
車室内暖房を続けていって前記差が小さくなり、前記重
み付け係数が0よりも大きくなってフェイス吹出口から
の送風が開始されたとき、このフェイス吹出口からの風
はやはり冷風であるため、乗員は寒いと感じてしまう。
【0006】そこで本発明は上記問題に鑑み、車室内が
冷えているときにはこれを早急に温め、車室内が温まっ
たら、乗員に寒さを感じさせることなく日射による熱負
荷増分を打ち消すことのできる車両用空調装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、空気流を発生する送風手
段(7)と、前記送風手段(7)からの空気を車室内に
導く空気通路(11)と、前記空気通路(11)内の空
気の温度を調節する温度調節手段(12〜16,29〜
31)と、前記空気通路(11)のうち前記温度調節手
段(12〜16,29〜31)よりも下流側に形成さ
れ、車室内乗員の上半身に向けて空気を吹き出すための
フェイス吹出口(21)が端部に形成されたフェイスダ
クト(20)と、前記空気通路(11)のうち前記温度
調節手段(12〜16,29〜31)よりも下流側に形
成され、車室内乗員の足元に向けて空気を吹き出すため
のフット吹出口(23)が端部に形成されたフットダク
ト(22)と、車室内温度を設定する温度設定手段(4
6)と、車室内気温度(Tr )を検出する内気温度検出
手段(41)と、外気温度(Tam)を検出する外気温度
検出手段(42)と、前記温度設定手段(46)によっ
て設定された設定温度(Tset )、前記内気温度検出手
段(41)によって検出された内気温度(Tr )、およ
び前記外気温度検出手段(42)によって検出された外
気温度に基づいて、車室内へ吹き出す空気の基本目標吹
出温度(TAOB)を算出する基本目標吹出温度算出手
段(ステップS120)とを備え、前記基本目標吹出温
度(TAOB)に基づいて前記温度調節手段(12〜1
6,29〜31)および送風手段(7)を制御すること
によって、前記フェイス吹出口(21)および前記フッ
ト吹出口(23)からの吹出風温度および吹出風量を制
御する車両用空調装置において、車室内に照射される日
射量を検出する日射量検出手段(43)と、車室内気温
度(Tr )が所定の基準値(Tset )に対して所定の基
準温度(T1)以上低いとき、前記検出日射量を小さく
するように前記検出日射量を補正する日射量補正手段
(ステップS130)と、前記基本目標吹出温度(TA
OB)が所定値(TAOB2)以上のとき、前記補正日
射量(Ts ′)が大きくなる程、前記フェイス吹出口
(21)からの吹出風温度の低下幅(DT)を大きく決
定する吹出風温度低下幅決定手段(ステップS170)
と、前記基本目標吹出温度(TAOB)が前記所定値
(TAOB2)以上のとき、前記補正日射量(Ts ′)
が大きくなる程、前記フェイス吹出口(21)からの吹
出風量の増加幅(DVM)を大きく決定する吹出風量増
加幅決定手段(ステップS150)と、前記フェイス吹
出口(21)からの吹出風温度が前記低下幅(DT)だ
け低下するように前記温度調節手段(12〜16,29
〜31)を制御するとともに、前記フェイス吹出口(2
1)からの吹出風量が前記増加幅(DVM)だけ増加す
るように前記送風手段(7)を制御する制御手段(ステ
ップS180)とを備えることを特徴とする車両用空調
装置。
【0008】また請求項2記載の発明では、請求項1記
載の車両用空調装置において、前記温度調節手段(12
〜16,29〜31)が、前記空気通路(11)内に設
けられ、前記空気通路(11)内の空気を冷却する冷却
手段(12)と、前記空気通路(11)内のうち前記冷
却手段(12)よりも下流側に設けられ、前記空気通路
(11)内の空気を加熱する加熱手段(13)と、前記
空気通路(11)内に形成され、前記空気通路(11)
内の空気が前記加熱手段(13)をバイパスするための
バイパス通路(14)と、前記冷却手段(12)からの
冷風が、前記加熱手段(13)を流れる割合と前記バイ
パス通路(14)を流れる割合とを調節するエアミック
スドア(15)と、前記エアミックスドア(15)を駆
動するエアミックスドア駆動手段(16)と、前記空気
通路(11)から分岐して設けられ、前記冷却手段(1
2)を通過した冷風を前記フェイスダクト(20)に直
接導く冷風バイパス通路(29)と、前記冷風バイパス
通路(29)を開閉する冷風バイパス開閉手段(30)
と、前記冷風バイパス開閉手段(30)を駆動する冷風
バイパス駆動手段(31)とを備え、前記基本目標吹出
温度(TAOB)に基づいて前記エアミックスドア駆動
手段(16)を制御することによって、前記フェイス吹
出口(21)および前記フット吹出口(23)からの吹
出風温度を制御し、前記制御手段(ステップS180)
が、前記フェイス吹出口(21)からの吹出風温度が前
記低下幅(DT)だけ低下するように前記冷風バイパス
駆動手段(31)を制御することを特徴とする。
【0009】また請求項3記載の発明では、請求項1記
載の車両用空調装置において、前記温度調節手段(12
〜16,29〜31)が、前記空気通路(11)内に設
けられ、前記空気通路(11)内の空気を冷却する冷却
手段(12)と、前記空気通路(11)内のうち前記冷
却手段(12)よりも下流側に設けられ、前記空気通路
(11)内の空気を加熱する加熱手段(13)と、前記
空気通路(11)内に形成され、前記空気通路(11)
内の空気が前記加熱手段(13)をバイパスするための
バイパス通路(14)と、前記冷却手段(12)からの
冷風が、前記加熱手段(13)を流れる割合と前記バイ
パス通路(14)を流れる割合とを調節するエアミック
スドア(15)と、前記エアミックスドア(15)を駆
動するエアミックスドア駆動手段(16)と、を備え、
前記フェイスダクト(20)および前記フットダクト
(22)の入口部位に、前記フェイスダクト(20)お
よび前記フットダクト(22)を選択的に開閉する吹出
口開閉手段(26,27)、および前記吹出口開閉手段
を駆動する吹出口開閉駆動手段(28)とが設けられ、
前記基本目標吹出温度(TAOB)に基づいて前記エア
ミックスドア駆動手段(16)を制御することによっ
て、前記フェイス吹出口(21)および前記フット吹出
口(23)からの吹出風温度を制御し、前記制御手段
(ステップS180)が、前記フェイス吹出口(21)
からの吹出風量が前記増加幅(DVM)だけ増加するよ
うに前記送風手段(7)および前記吹出口開閉駆動手段
(28)を制御することを特徴とする。
【0010】また請求項4記載の発明では、請求項1記
載の車両用空調装置において、前記日射量補正手段(ス
テップS130)が、前記車室内気温度(Tr )が前記
所定の基準値(Tset )に対して前記所定基準温度(T
1)以上低いとき、前記内気温度(Tr )が低くなる
程、前記検出日射量を小さくするように前記検出日射量
を補正することを特徴とする。
【0011】また請求項5記載の発明では、請求項4記
載の車両用空調装置において、前記日射量補正手段(ス
テップS130)が、前記車室内気温度(Tr )が前記
所定の基準値(Tset )に対して、前記所定基準温度
(T1)よりも大きい第2の所定基準温度(T1+3)
以上低いとき、前記検出日射量を0とするように前記検
出日射量を補正することを特徴とする。
【0012】また請求項6記載の発明では、請求項4記
載の車両用空調装置において、前記所定の基準値(Tse
t )が、前記温度設定手段(46)によって設定された
設定温度(Tset )であることを特徴とする。また請求
項7記載の発明では、請求項1ないし6記載の車両用空
調装置において、前記外気温度検出手段(42)が検出
する外気温度(Tam)が所定の外気温度(Tam1)より
も低いときに、前記所定基準温度(T1)を小さく補正
する所定基準温度補正手段を備えることを特徴とする。
【0013】また請求項8記載の発明では、請求項7記
載の車両用空調装置において、前記所定基準温度補正手
段が、前記検出外気温度が前記所定の外気温度(Tam
1)よりも低いとき、前記検出外気温度が低くなる程、
前記所定基準温度(T1)を小さく補正することを特徴
とする。
【0014】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施例の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0015】
【発明の作用効果】請求項1ないし8記載の発明によれ
ば、基本目標吹出温度が前記所定値以上のときには、通
常、フット吹出口から温風を吹き出すフットモードとな
っており、このとき日射量検出手段が日射を検出する
と、フット吹出口から温風を吹き出すとともにフェイス
吹出口から冷風を吹き出すバイレベルモードとなる。
【0016】ここで、車室内気温度が所定の基準値に対
して所定基準温度以上低いとき、つまり車室内が冷えて
いるときは、前記検出日射量を小さくするように補正す
る。このように、車室内が冷えているときは上記補正日
射量自体が小さくなるので、吹出風温度低下幅決定手段
および吹出風量増加幅決定手段が決定するフェイス吹出
口からの吹出風の温度低下幅および風量増加幅は小さく
なる。
【0017】従って、上記のように車室内が冷えている
ときには、車室内に日射が照射されてもフェイス吹出口
からの吹出風の温度はそれほど冷たくなく、またそれほ
ど多くないので、フット吹出口から温風を吹き出すこと
による車室内暖房の効果が、フェイス吹出口から吹き出
される冷風によって小さくなることも抑えられる。ま
た、上記のように車室内が冷えているときには、上記フ
ェイス吹出口からの吹出風の温度がそれほど冷たくない
ので、これによって乗員に寒さを与えるといったことも
なくすことができる。
【0018】特に請求項4記載の発明では、車室内気温
度が所定の前記基準値に対して前記所定基準温度以上低
いときに、内気温度が低くなる程、前記補正日射量が小
さくなるので、車室内が冷えている程前記補正日射量が
小さくなる。その結果、車室内が冷えている程、日射熱
負荷を打ち消すためにフェイス吹出口から吹き出される
風の温度低下幅および風量増加幅が小さくなり、車室内
暖房が優先的に行われる。
【0019】また請求項5記載の発明では、車室内気温
度が所定の前記基準値に対して第2の所定基準温度以上
低く、車室内がかなり冷えた状態のときには、前記補正
日射量が0となるので、フェイス吹出口からの吹出風の
前記温度低下幅および風量増加幅が0となる。従って、
このとき車室内に日射が照射されてもフェイス吹出口か
らは風が出ず、車室内暖房が第1優先で行われる。
【0020】そして車室内暖房を行っていって車室内気
温度が上昇していくと、前記補正日射量が0よりも大き
な値となり、フェイス吹出口から送風が開始される。こ
のときの吹出風は、上記のように補正日射量が小さいの
で、ほぼ基本目標吹出温度に基づいた温度および風量と
なる。そして車室内気温度が上昇していくにつれて、乗
員は日射による暑さを感じるようになるが、本発明では
このとき補正日射量が大きくなってフェイス吹出口から
の吹出風の温度が低下し風量が増加していくので、上記
日射熱負荷を乗員の感覚に合わせて良好に打ち消すこと
ができる。
【0021】また請求項7記載の発明のように、検出外
気温度が所定の外気温度よりも低いときに、前記所定基
準温度を小さく補正することによって、車室内気温度が
前記所定の基準値により近づくまで、検出日射量が小さ
く補正される。従って、外気温度が前記所定の外気温度
よりも低いときは、日射熱負荷を打ち消すことよりも車
室内暖房の方が優先される。
【0022】つまり、一般的に乗員は、外気温度が低い
程、車室内が温かくなることを好むため、この乗員の感
覚に合わせて、外気温度が前記所定の外気温度よりも低
いときは車室内暖房を優先させる。また請求項8記載の
発明のように、外気温度が低くなる程、前記所定基準温
度を小さく補正することによって、より乗員の感覚に合
わせることができる。
【0023】
【実施例】次に、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。まず、本実施例の全体構成について図1を用いて説
明する。図1において、1は車両用空調装置の通風系全
体を示し、この通風系1の主体は自動車の車室内計器盤
の下方部に配設されている。
【0024】通風系1の空気上流側には内外気切換箱2
が設けられている。この内外気切換箱2には、内気吸入
口3と外気吸入口4とが形成されており、さらに内気吸
入口3と外気吸入口4とが分かれた部分には、両吸入口
を選択的に開閉する内外気切換ドア5が設けられてい
る。この内外気切換ドア5は、サーボモータのような駆
動手段6によって作動する。
【0025】内外気切換箱2の空気出口側には送風手段
としての遠心式電動送風機7が設けられており、この送
風機7は遠心ファン8とその駆動用のブロワモータ9と
遠心ファン8を収容しているスクロールケーシング10
とから構成されている。この遠心ファン8の回転数はブ
ロワモータ9に印加されるブロワ電圧によって決定さ
れ、このブロワ電圧はブロワコントローラ32によって
決定される。
【0026】11は空調ダクトで、前記スクロールケー
シング10の空気出口側部分に接続されている。このダ
クト11の上流側には、空気冷却手段をなす蒸発器12
とその空気下流側に空気加熱手段としてのヒータコア1
3が配設されている。またダクト11内には、蒸発器1
2で冷却された冷風がヒータコア13をバイパスするバ
イパス通路14が形成されている。
【0027】上記蒸発器12は圧縮機,凝縮器,受液
器,減圧器(いずれも図示しない)とともに配管結合さ
れた周知の冷凍サイクルを構成する熱交換器であり、ダ
クト11内の空気を除湿冷却する。上記圧縮機は自動車
のエンジンに電磁クラッチ(図示しない)を介して連結
されるもので、この電磁クラッチを断続制御することに
よって駆動停止制御される。
【0028】上記ヒータコア13は自動車エンジンの冷
却水を熱源とする熱交換器であり、上記蒸発器12にて
冷却された冷風を再加熱する。ヒータコア13の空気上
流側部位にはエアミックスドア15が設けられている。
このエアミックスドア15は、蒸発器12で冷却された
冷風をヒータコア13へ流す量とバイパス通路14へ流
す量とを、自身の回転位置に応じて調節するものであっ
て、本実施例ではこのエアミックスドア15とバイパス
通路14とで温度調節手段を構成している。またエアミ
ックスドア15にはサ−ボモ−タのような駆動手段16
が連結されており、このサ−ボモ−タ16の駆動によっ
てエアミックスドア15が作動する。
【0029】また、ダクト11の空気下流端には、車室
内への各種吹出口へ空気を導くための各空気取出口1
7,18,19が形成されている。ここで空気取出口1
7はフェイスダクト20を介して、車室内乗員の上半身
に対向した位置に開口したフェイス吹出口21に接続さ
れている。また空気取出口18はフットダクト22を介
して、車室内乗員の足元に対向した位置に開口したフッ
ト吹出口23に接続されている。また空気取出口19は
デフロスタダクト24を介して、車両前席のダッシュボ
ード上に開口したデフロスタ吹出口25に接続されてい
る。そして上記各吹出口から吹き出される空調風は、乗
員の上半身、足元、およびフロントガラスの内面に向か
ってそれぞれ吹き出される。
【0030】上記した各空気取出口17,18,19の
入口部分には吹出口切換ドア26,27が設けられてい
る。このうち吹出口切換ドア26は、空気取出口17と
空気取出口19とを選択的に開閉し、吹出口切換ドア2
7は空気取出口18を開閉する。また吹出口切換ドア2
6,27にはサーボモータのような駆動手段28が接続
されており、このサーボモータ28によって吹出口切換
ドア26,27が駆動される。
【0031】そして上記吹出口切換ドア26,27が空
気取出口17〜19を選択的に開閉することにより、フ
ェイス吹出口21から空調風を吹き出すフェイスモー
ド、フェイス吹出口21とフット吹出口23とから空調
風を吹き出すバイレベルモード、フット吹出口23から
空調風を吹き出すフットモード、およびデフロスタ吹出
口25から空調風を吹き出すデフロスタモードとが選択
的に決定される。
【0032】またダクト11には、蒸発器12で冷却さ
れた冷風をヒータコア13およびバイパス通路14をバ
イパスして直接フェイスダクト20に導くための冷風バ
イパス通路29が形成されている。この冷風バイパス通
路29の入口部位には、この冷風バイパス通路29を開
閉する冷風バイパスドア30が設けられており、この冷
風バイパスドア30はサーボモータのような駆動手段3
1によって駆動される。
【0033】41は車室内気の温度を検出する内気温セ
ンサ、42は外気の温度を検出する外気温センサ、43
は車室内に照射される日射量を検出する日射センサ、4
4は蒸発器12を通過した直後の空気温度を検出する蒸
発器後センサ、および45はヒータコア15内に流入す
るエンジン冷却水の温度を間接的に検出する水温センサ
である。また、46は車室内の希望温度を乗員が手動設
定するための温度設定器であり、車室内のインストルメ
ントパネルに設けられている。
【0034】上記各センサ、設定器からの信号は制御装
置50に入力される。制御装置50はマルチプレクサ、
A/D変換器、マイクロコンピュータ等(それぞれ図示
しない)を備え、上記各センサからの信号はA/D変換
器によってデジタル信号に変換されてからマイクロコン
ピュータに入力される。またこのマイクロコンピュータ
には、空調装置の作動状態を自動制御状態とするための
オートスイッチ(図示しない)からの信号も入力され
る。
【0035】マイクロコンピュータは中央演算処理装置
(CPU)、読出専用メモリ(ROM)、ランダムアク
セスメモリ(RAM)、入出力ポート(I/O)等を持
つそれ自体周知のもので、例えばエンジンのイグニッシ
ョンスイッチがオンされたときに図示しないバッテリー
から電源が供給されて作動状態となる。そして上記各信
号に基づいて後述する各演算を行い、この演算結果に基
づいて上記サーボモータ6,16,28,31、コント
ローラ32、電磁クラッチにそれぞれ制御信号を出力す
る。
【0036】次に、本実施例の作動を図2のフローチャ
ートに基づいて説明する。オートエアコンが選択される
と、はじめにステップS110にて内気温センサ41、
外気温センサ42、日射センサ43、蒸発器後センサ4
4、および水温センサ45の信号をA/D変換器でA/
D変換した値(Tr ,Tam,Ts ,Te ,Tw )を読み
込むとともに、温度設定器46からの信号Tset を読み
込む。
【0037】そして次にステップS120にて、上記R
AMに記憶された各種データと上記ROMに記憶された
下記数式1に基づいて、車室内に吹き出す空気の基本目
標吹出温度(TAOB)を算出する。
【0038】
【数1】TAOB=Kset ×Tset −Kr ×Tr −Kam
×Tam+C (Kset 、Kr 、Kamは各ゲイン、Cは補正用の定数) 次にステップS130では、まずステップS110にて
読み込んだ日射量TsとROMに記憶された図3の特性
とに基づいて基準値T1を求める。そしてこの基準値T
1とROMに記憶された図4の特性とに基づいて変数G
Wを求める。そして求めた変数GWに基づいて、ROM
に記憶された下記数式2より補正日射量Ts ′を求め
る。
【0039】
【数2】Ts ′=GW×Ts 次にステップS140では、まず上記TAOBとROM
に記憶された図5の特性とに基づいて日射重み付け変数
Fs を求める。そして、この日射重み付け変数Fs と上
記TAOBと上記Ts ′とから、ROMに記憶された下
記数式3に基づいて目標吹出温度TAOを算出する。
【0040】
【数3】TAO=TAOB−Fs ×Ks ×Ts ′ (Ks はゲイン) 次にステップS150では、まず上記TAOとROMに
記憶された図6の特性とから基本ブロワ電圧VM1を求
める。また上記TAOとROMに記憶された図7の特性
とから増加風量最大値DVMmax を求め、このDVMma
x とROMに記憶された下記数式4とに基づいて、フェ
イス吹出口21から吹き出す空調風の増加風量DVMを
算出する。
【0041】
【数4】DVM={(1−Fs )×Ts ′/(1−Fs
)×Tsmax}×DVMmax (Tsmaxは定数) そして上記基本ブロワ電圧VM1と上記増加風量DVM
を用いて、ROMに記憶された下記数式5に基づいて目
標ブロワ電圧(総風量)VMを算出する。
【0042】
【数5】VM=VM1+DVM 次にステップS160では、まず上記TAOとROMに
記憶された図8の特性とから、基本吹出モード比(フェ
イス吹出口21とフット吹出口23との風量割合)Pを
求める。そしてこの基本吹出モード比PとROMに記憶
された下記数式6とに基づいて、最終吹出モード比Sを
算出する。ここで、S=0のときフェイスモード、S=
1のときフットモード、0<S<1のときバイレベルモ
ード(リニア)となる。
【0043】
【数6】S=P×VM1/VM 次にステップS170では、まずROMに記憶された下
記数式7に基づいて、エアミックスドア15の目標開度
SWを算出する。
【0044】
【数7】SW={(TAO−Te )/(Tw −Te )}
×100 (%) そしてROMに記憶された図9の特性に基づいて、(1
−Fs )×Ts ′に相当する日射量での、フェイス吹出
口21からの吹出温度低下幅DTを求め、この低下幅D
TとROMに記憶された下記数式8とに基づいて、フェ
イス吹出口21からの目標吹出温度TAVを算出する。
【0045】
【数8】TAV=Tset +DT+α (αは定数) そしてステップS180では、ブロワ電圧、吹出モー
ド、エアミックスドア15の開度、および冷風バイパス
ドア30の開度がそれぞれ上記ステップS150〜ステ
ップS170で算出した値となるように、各アクチュエ
ータへ制御信号を出力する。
【0046】ここで、上記ステップS140で求められ
る日射重み付け変数Fs について説明する。図5からも
分かるように、基本目標吹出温度TAOBがTAOB≦
TAOB1と低い車室内冷房時(このときの吹出モード
はフェイスモード)にはFs =1となり、その結果、補
正日射量Ts ′のすべてが数式3に示されるTAOの中
に導入される。従って、このTAOに基づいて決定され
るエアミックスドア15の開度SWおよび最終吹出モー
ド比Sは、日射センサ43が検出する日射量に応じて変
化する。またFs =1であることから、上記数式4で算
出されるDVMが0になるとともに、図9から求まるD
Tが0になる。
【0047】従って、TAOB≦TAOB1のときに
は、車室内に日射が照射されたら、エアミックスドア1
5の開度を小さくしてフェイス吹出口21からの吹出風
温度を低くするとともに、基本ブロワ電圧VM1を大き
くしてフェイス吹出口21からの吹出風量を多くするこ
とによって、日射による熱負荷を打ち消す。一方、TA
OB≧TAOB2の車室内暖房時(このときの吹出モー
ドはフットモード)にはFs =0.3となり、上記補正
日射量Ts ′の3割がTAOに導入され、このTAOに
よってTs ′の3割分の日射熱負荷を打ち消す。このよ
うに補正日射量Ts ′の3割のみをTAOに導入するよ
うにしたのは、日射量の増加によるエアミックスドア1
5の開度の低下と風量の低下とを抑え、これによって足
元の暖房感を確保するためである。
【0048】残り7割分の日射熱負荷は、フェイス吹出
口21からの吹出風の風量と温度を調節することによっ
て打ち消す。具体的には、上記数式4から増加風量DV
Mを決定し、上記数式5に基づいて総風量VMを求め、
ブロワ電圧がこのVMとなるように制御する。ここで上
記増加風量DVMは補正日射量Ts ′の大きさに応じて
大きくなるので、補正日射量Ts ′が大きくなるに応じ
てブロワ電圧も大きくなる。
【0049】このとき上記数式6から分かるように、最
終吹出モード比Sは0<S<1となってバイレベルモー
ドとなる。さらにこのSは上記増加風量DVMの大きさ
に応じて小さくなるので、その分フェイス吹出口21の
開口面積が大きくなる。従って、上記補正日射量Ts ′
が大きくなるに応じてフェイス吹出口21からの吹出風
量が増加し、日射による熱負荷が打ち消される。
【0050】なお、図5に示す特性は、補正日射量Ts
′の3割分をTAOの中に導入したとき、このTAO
によって決定されるブロワ電圧、吹出モードにおいて残
り7割分の補正日射量Ts ′を打ち消すのに必要な風量
を熱平衡式によって求めた結果をマップ化したものであ
る。また、図9に基づいて吹出温度低下幅DTを求め、
上記数式8から目標吹出温度TAVを決定し、フェイス
吹出口21からの吹出風温度がこのTAVとなるように
冷風バイパスドア30の開度を制御する。ここで、上記
低下幅DTは補正日射量Ts ′が大きくなるに応じて大
きくなるので、補正日射量Ts ′が大きくなるに応じて
フェイス吹出口21からの吹出風温度が低下し、日射に
よる熱負荷が打ち消される。
【0051】また、TAOB1<TAOB<TAOB2
のとき(このときの吹出モードはバイレベルモード)に
は、TAOBが大きくなるに応じてFs は小さくなる。
次に、図4の特性に基づいて変数GWを求めてから、こ
の変数GWに基づいて上記数式2より補正日射量Ts ′
を求めるようにした理由について説明する。まず、Tse
t −Tr が基準値T1に3℃を加えた値以上であるとき
は、車室内がかなり冷えているので、このときに車室内
に日射が照射されても乗員はこの日射を暑いと感じるど
ころか、速く車室内を温めたいと感じる。そこで、Tse
t −Tr ≧T1+3のときには変数GWを0とすること
によって、補正日射量Ts ′を0とする。
【0052】従って、例えばTAOB≧TAOB2で日
射重み付け変数Fs が0.3となり、補正日射量Ts ′
の7割分をフェイス吹出口21からの吹出風温度低下お
よび吹出風量増加によって打ち消すようなときでも、上
記のようにTset −Tr ≧T1+3のときには補正日射
量Ts ′自体が0となるので、上記吹出風温度低下およ
び吹出風量増加は行われない。従ってTAOB≧TAO
B2のときには、TAOBに基づいて決定された温度お
よひ風量の風がフット吹出口23から吹き出され、車室
内暖房がまず第1優先に行われる。
【0053】そしてこのように車室内暖房が優先的に行
われていった結果、T1<Tset −Tr <T1+3とな
ると、Tset −Tr が小さくなるに応じて変数GWが大
きくなり、補正日射量Ts ′が大きくなる。つまり、車
室内が温まっていくに応じて補正日射量Ts ′が大きく
なる。車室内が温まってくる程、車室内に照射される日
射を乗員は暑いと感じるようになる。従って、このよう
な乗員の感覚に合わせるために、車室内が温まっていく
に応じて補正日射量Ts ′を大きくして、フェイス吹出
口21からの吹出風温度低下量および吹出風量増加量を
大きくする。
【0054】そして車室内が充分温まってTset −Tr
≦T1となると、この頃には乗員は日射を暑いと感じる
ので、変数GWを1とすることによって補正日射量Ts
′=検出日射量Ts とする。従って、TAOB≧TA
OB2のとき、上記数式4から求まる増加風量DVMお
よび図9から求まる吹出温度低下幅DTは検出日射量T
s 自体に基づいて決定されるので、日射による熱負荷は
フェイス吹出口21から吹き出される風によって良好に
打ち消される。
【0055】以上、図4の特性に基づいて変数GWを求
めてから、この変数GWに基づいて上記数式2より補正
日射量Ts ′を求めるようにした理由について説明した
が、本実施例では、図4の特性で用いる基準値T1を図
3の特性に基づいて可変するようにしているので、以下
のような効果が現れる。一般的に乗員は、外気温度が低
い程、車室内が温かくなることを好む。そこで図3の特
性のように、外気温度が所定外気温度Tam1以下のとき
に基準値T1を小さくすることによって、外気温度がT
am1以上のときに比べて、Tset −Trが充分小さくな
らないと補正日射量Ts ′が大きくならない。つまり外
気温度がTam1以上のときに比べて車室内暖房が優先さ
れる。これによって、外気温度が低い程車室内が温かく
なることを好むという乗員の感覚に合った制御を行うこ
とができる。
【0056】以上説明した実施例では、フットモードで
車室内暖房を行っているときでも、車室内に日射が照射
されたらバイレベルモードとし、フェイス吹出口21か
ら風を吹き出して日射による熱負荷を打ち消す制御を行
うが、Tset −Tr が基準値T1以上のときには、フェ
イス吹出口21からの吹出風の温度低下幅および風量増
加幅を抑え、さらにTset −Tr がT1+3以上のとき
には前記温度低下幅および風量増加幅を0となってフェ
イス吹出口21からの送風が0となるので、車室内が冷
えているときにはこれを早急に温め、車室内が温まった
後は、乗員に寒さを感じさせることなく日射による熱負
荷増分を打ち消すことができる。
【0057】また、上記基準値T1を外気温度が低くな
るに応じて低くするように補正するので、さらに乗員の
感覚に合った制御が行われる。なお、図2における各ス
テップは、それぞれの機能を実現する手段を構成するも
のである。 (他の実施例)上記実施例では、Tset −Tr に基づい
て変数GWを可変するようにしたが、Tr の絶対値に基
づいて変数GWを可変するようにしても良いし、TAO
Bとエンジン冷却水温Tw とによって変数GWを可変す
るようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全体構成図である。
【図2】上記実施例の制御フローチャートである。
【図3】外気温度(Tam)と基準値(T1)との関係を
示す特性図である。
【図4】設定温度(Tset )と変数(GW)との関係を
示す特性図である。
【図5】基本目標吹出温度(TAOB)と日射重み付け
変数(Fs )との関係を示す特性図である。
【図6】目標吹出温度(TAO)と基本ブロワ電圧(V
M1)との関係を示す特性図である。
【図7】目標吹出温度(TAO)と増加風量最大値(D
VMmax )との関係を示す特性図である。
【図8】目標吹出温度(TAO)と基本吹出モード比
(P)との関係を示す特性図である。
【図9】補正日射量(Ts ′)に(1−Fs )を乗じた
値とフェイス吹出口(21)からの吹出温度低下幅(D
T)との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
7 送風機(送風手段) 11 ダクト(空気通路) 12 蒸発器(温度調節手段,冷却手段) 13 ヒータコア(温度調節手段,加熱手段) 14 バイパス通路(温度調節手段) 15 エアミックスドア(温度調節手段) 16 サーボモータ(エアミックスドア駆動手段) 20 フェイスダクト 21 フェイス吹出口 22 フットダクト 23 フット吹出口 26,27 吹出口切換ドア(吹出口開閉手段) 28 サーボモータ(吹出口開閉駆動手段) 29 冷風バイパス通路 30 冷風バイパスドア 31 サーボモータ(冷風バイパス駆動手段) 41 内気温センサ(内気温度検出手段) 42 外気温センサ(外気温度検出手段) 43 日射センサ(日射量検出手段) 46 温度設定器(温度設定手段) 50 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 - 1/34

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気流を発生する送風手段と、 前記送風手段からの空気を車室内に導く空気通路と、 前記空気通路内の空気の温度を調節する温度調節手段
    と、 前記空気通路のうち前記温度調節手段よりも下流側に形
    成され、車室内乗員の上半身に向けて空気を吹き出すた
    めのフェイス吹出口が端部に形成されたフェイスダクト
    と、 前記空気通路のうち前記温度調節手段よりも下流側に形
    成され、車室内乗員の足元に向けて空気を吹き出すため
    のフット吹出口が端部に形成されたフットダクトと、 車室内温度を設定する温度設定手段と、 車室内気温度を検出する内気温度検出手段と、 外気温度を検出する外気温度検出手段と、 前記温度設定手段によって設定された設定温度、前記内
    気温度検出手段によって検出された内気温度、および前
    記外気温度検出手段によって検出された外気温度に基づ
    いて、車室内へ吹き出す空気の基本目標吹出温度を算出
    する基本目標吹出温度算出手段とを備え、 前記基本目標吹出温度に基づいて前記温度調節手段およ
    び送風手段を制御することによって、前記フェイス吹出
    口および前記フット吹出口からの吹出風温度および吹出
    風量を制御する車両用空調装置において、 車室内に照射される日射量を検出する日射量検出手段
    と、 車室内気温度が所定の基準値に対して所定の基準温度以
    上低いとき、前記検出日射量を小さくするように前記検
    出日射量を補正する日射量補正手段と、 前記基本目標吹出温度が所定値以上のとき、前記補正日
    射量が大きくなる程、前記フェイス吹出口からの吹出風
    温度の低下幅を大きく決定する吹出風温度低下幅決定手
    段と、 前記基本目標吹出温度が前記所定値以上のとき、前記補
    正日射量が大きくなる程、前記フェイス吹出口からの吹
    出風量の増加幅を大きく決定する吹出風量増加幅決定手
    段と、 前記フェイス吹出口からの吹出風温度が前記低下幅だけ
    低下するように前記温度調節手段を制御するとともに、
    前記フェイス吹出口からの吹出風量が前記増加幅だけ増
    加するように前記送風手段を制御する制御手段とを備え
    ることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記温度調節手段が、 前記空気通路内に設けられ、前記空気通路内の空気を冷
    却する冷却手段と、 前記空気通路内のうち前記冷却手段よりも下流側に設け
    られ、前記空気通路内の空気を加熱する加熱手段と、 前記空気通路内に形成され、前記空気通路内の空気が前
    記加熱手段をバイパスするためのバイパス通路と、 前記冷却手段からの冷風が、前記加熱手段を流れる割合
    と前記バイパス通路を流れる割合とを調節するエアミッ
    クスドアと、 前記エアミックスドアを駆動するエアミックスドア駆動
    手段と、 前記空気通路から分岐して設けられ、前記冷却手段を通
    過した冷風を前記フェイスダクトに直接導く冷風バイパ
    ス通路と、 前記冷風バイパス通路を開閉する冷風バイパス開閉手段
    と、 前記冷風バイパス開閉手段を駆動する冷風バイパス駆動
    手段とを備え、 前記基本目標吹出温度に基づいて前記エアミックスドア
    駆動手段を制御することによって、前記フェイス吹出口
    および前記フット吹出口からの吹出風温度を制御し、 前記制御手段が、前記フェイス吹出口からの吹出風温度
    が前記低下幅だけ低下するように前記冷風バイパス駆動
    手段を制御することを特徴とする請求項1記載の車両用
    空調装置。
  3. 【請求項3】 前記温度調節手段が、 前記空気通路内に設けられ、前記空気通路内の空気を冷
    却する冷却手段と、 前記空気通路内のうち前記冷却手段よりも下流側に設け
    られ、前記空気通路内の空気を加熱する加熱手段と、 前記空気通路内に形成され、前記空気通路内の空気が前
    記加熱手段をバイパスするためのバイパス通路と、 前記冷却手段からの冷風が、前記加熱手段を流れる割合
    と前記バイパス通路を流れる割合とを調節するエアミッ
    クスドアと、 前記エアミックスドアを駆動するエアミックスドア駆動
    手段と、を備え、 前記フェイスダクトおよび前記フットダクトの入口部位
    に、前記フェイスダクトおよび前記フットダクトを選択
    的に開閉する吹出口開閉手段、および前記吹出口開閉手
    段を駆動する吹出口開閉駆動手段が設けられ、 前記基本目標吹出温度に基づいて前記エアミックスドア
    駆動手段を制御することによって、前記フェイス吹出口
    および前記フット吹出口からの吹出風温度を制御し、 前記制御手段が、前記フェイス吹出口からの吹出風量が
    前記増加幅だけ増加するように前記送風手段および前記
    吹出口開閉駆動手段を制御することを特徴とする請求項
    1記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記日射量補正手段が、 前記車室内気温度が前記所定の基準値に対して前記所定
    基準温度以上低いとき、前記内気温度が低くなる程、前
    記検出日射量を小さくするように前記検出日射量を補正
    することを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記日射量補正手段が、 前記車室内気温度が前記所定の基準値に対して、前記所
    定基準温度よりも大きい第2の所定基準温度以上低いと
    き、前記検出日射量を0とするように前記検出日射量を
    補正することを特徴とする請求項4記載の車両用空調装
    置。
  6. 【請求項6】 前記所定の基準値が、前記温度設定手段
    によって設定された設定温度であることを特徴とする請
    求項4記載の車両用空調装置。
  7. 【請求項7】 前記外気温度検出手段が検出する外気温
    度が所定の外気温度よりも低いときに、前記所定基準温
    度を小さく補正する所定基準温度補正手段を備えること
    を特徴とする請求項1ないし記載の車両用空調装置。
  8. 【請求項8】 前記所定基準温度補正手段が、 前記検出外気温度が前記所定の外気温度よりも低いと
    き、前記検出外気温度が低くなる程、前記所定基準温度
    を小さく補正することを特徴とする請求項7記載の車両
    用空調装置。
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