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JP3315829B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3315829B2
JP3315829B2 JP28346694A JP28346694A JP3315829B2 JP 3315829 B2 JP3315829 B2 JP 3315829B2 JP 28346694 A JP28346694 A JP 28346694A JP 28346694 A JP28346694 A JP 28346694A JP 3315829 B2 JP3315829 B2 JP 3315829B2
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auxiliary wiring
tft
wiring
thin film
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紀彦 上浦
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  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マトリクスアレイを用
いた液晶表示装置や半導体記憶装置等の半導体装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】スイッチング素子として薄膜トランジス
タ(TFT)を用いたアクティブ型の液晶表示装置は、
薄型・軽量で低電圧駆動が可能であり、さらにカラ―化
も容易である等の特徴も有しているため、近年、パ―ソ
ナルコンピュ―タ、ワ―プロなどの表示装置として利用
されている。
【0003】この種の液晶表示装置は、1対の絶縁性基
坂(TFTアレイ基坂、対向基坂)の間に液晶が封入さ
れた構造になっている。対向基坂上には透明電極(対向
電極)配線が形成されいる。一方、TFTアレイ基坂に
はマトリクス状に配列された画素部(表示部)が形成さ
れている。
【0004】画素部(表示部)は、透明電極からなる画
素電極と、半導体活性層としてSi層を用いたTFTと
から形成され、このTFTのゲートはアドレス配線に、
ドレインはデータ配線に、ソースは画素電極に接続され
ている。
【0005】ところで、TFTはMOSトランジスタと
同様に静電気に弱いため、静電気を逃がすための工夫が
TFTアレイ基板には施されている。例えば、図10に
示すように、短絡用外周配線66を設け、これに静電気
を逃がすようにしている。
【0006】この短絡用外周配線66は工程途中でスク
ライブ等によりTFTアレイ基板から切り離され、これ
により、各配線(アドレス配線62、データ配線63)
が電気的に分離され、IC等が実装され、TFTアレイ
基板に信号が供給される。
【0007】なお、実際のTFTアレイ基板には、アド
レス配線62、データ配線63が数百〜数千本形成され
るが、図面では、簡略化してある。また、図中、64、
65は電気端子を示している。また、アドレス配線62
とデータ配線63との各交点には図示しない画素部が形
成されている。
【0008】しかし、この手法では、短絡用外周配線6
6を工程途中で切り離すので、最終工程まで液晶表示装
置を静電気から保護することができない。そこで、最終
工程まで液晶表示装置を静電気から保護するために、図
11に示すように、アドレス配線62とデータ配線63
と画素部の外周部に形成された補助配線61との間に、
画素部を形成するのと同一プロセスで、インピーダンス
素子を配置する方法が提案されている。
【0009】図11には、インピーダンス素子として、
2個のTFTを並列に接続したものが示されている。す
なわち、ソースとゲートを短絡させたTFT67と、ド
レインとゲートを短絡させたTFT68とが並列に接続
されてなる放電回路としてのインピーダンス素子が示さ
れている。
【0010】このような放電回路によれば、アドレス配
線62、データ配線63および補助配線61のいずれの
配線が高電位になっても、一方のTFTがオン状態にな
るので、静電気を補助配線61に逃がすことができる。
【0011】また、短絡用外周配線の場合とは異なり、
放電回路を工程途中で切り離すこともないので、最終工
程まで液晶表示装置を静電気から保護することができ
る。しかしながら、この種の放電回路を用いても、スイ
ッチング素子であるTFTに不良が生じ、歩留まりを十
分に高めることが困難であるという問題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来のT
FTアレイ基板を用いた液晶表示装置では、最終工程ま
でスイッチング素子であるTFTを静電気から保護する
ために、2個のTFTを並列接続してなる放電回路を用
いていたが、それでもTFTの不良が発生し、歩留まり
を十分に高めることが困難であるという問題があった。
【0013】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、マトリクスアレイのT
FT等のスイッチング素子を静電気から保護し、歩留ま
りの改善を図れるマトリクスアレイを用いた半導体装置
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る半導体装置(請求項1、第1の発
明)は、複数のアドレス配線および複数のデータ配線の
各交点毎にスイッチング素子が形成されてなるマトリク
スアレイを備えており、このマトリクスアレイは、前記
スイッチング素子の形成領域の外周部に形成された補助
配線と、この補助配線と前記複数のアドレス配線との各
配線間、および前記補助配線と前記複数のデータ配線と
の各配線間の少なくとも一方の各配線間に形成された静
電気放電手段とからなる静電気防止手段を有し、この静
電気放電手段は、ソース・ドレインが共通接続されてソ
ース・ドレインを有する第1および第2の薄膜トランジ
スタからなる一対の薄膜トランジスタが複数、直列に接
続されたものであり、かつ前記一対の薄膜トランジスタ
の一方の共通ソース・ドレインが前記第1の薄膜トラン
ジスタのゲートと短絡し、他方の共通ソース・ドレイン
が前記第2の薄膜トランジスタのゲートと短絡している
ことを特徴とする。
【0015】また、本発明に係る他の半導体装置(請求
項2、第2の発明)は、複数のアドレス配線および複数
のデータ配線の各交点毎にスイッチング素子が形成され
てなるマトリクスアレイを備えており、このマトリクス
アレイは、前記スイッチング素子の形成領域の外周部に
形成された補助配線と、この補助配線と前記複数のアド
レス配線との各配線間、および前記補助配線と前記複数
のデータ配線との各配線間の少なくとも一方の各配線間
に形成された静電気放電手段とからなる静電気防止手段
を有し、この静電気放電手段は、逆方向に並列接続され
た第1および第2のダイオードからなる一対のダイオー
ドが複数、直列に接続されたものであることを特徴とす
る。
【0016】本発明の半導体装置(第3の発明)は、複
数のアドレス配線および複数のデータ配線の各交点毎に
スイッチング素子が形成されてなるマトリクスアレイを
備えており、このマトリクスアレイは、前記スイッチン
グ素子の形成領域の外周部に形成された第1の補助配線
と、この第1の補助配線と前記複数のアドレス配線との
各配線間、および前記第1の補助配線と前記複数のデー
タ配線との各配線間の少なくとも一方の各配線間に形成
された第1の静電気放電手段とからなる第1の静電気防
止手段、ならびに前記第1の補助配線の外周部に形成さ
れた第2の補助配線と、この第2の補助配線と前記複数
のアドレス配線との各配線間、および前記第2の補助配
線と前記複数のデータ配線との各配線間の少なくとも一
方の各配線間に形成された第2の静電気放電手段とから
なる第2の静電気防止手段を有し、前記第1の静電気放
電手段は、ソース・ドレインが共通接続されて共通ソー
ス・ドレインを有する第1および第2の薄膜トランジス
タからなる一対の薄膜トランジスタが複数、直列に接続
されたものであり、かつ前記一対の薄膜トランジスタの
一方の共通ソース・ドレインが前記第1の薄膜トランジ
スタのゲートと短絡し、他方の共通ソース・ドレインが
前記第2の薄膜トランジスタのゲートと短絡し、前記第
2の静電気放電手段は、ソース・ドレインが共通接続さ
れた共通ソース・ドレインを有する第3および第4の薄
膜トランジスタからなる一対の薄膜トランジスタであ
り、かつこの一対の薄膜トランジスタの一方の共通ソー
ス・ドレインが前記第3の薄膜トランジスタのゲートと
短絡し、他方の共通ソース・ドレインが前記第4の薄膜
トランジスタのゲートと短絡していることを特徴とす
る。
【0017】また、本発明の他の半導体装置(第4の発
明)は、複数のアドレス配線および複数のデータ配線の
各交点毎にスイッチング素子が形成されてなるマトリク
スアレイを備えており、このマトリクスアレイは、前記
スイッチング素子の形成領域の外周部に形成された第1
の補助配線と、この第1の補助配線と前記複数のアドレ
ス配線との各配線間、および前記第1の補助配線と前記
複数のデータ配線との各配線間の少なくとも一方の各配
線間に形成された第1の静電気放電手段とからなる第1
の静電気防止手段、ならびに前記第1の補助配線の外周
部に形成された第2の補助配線と、この第2の補助配線
と前記複数のアドレス配線との各配線間、および前記第
2の補助配線と前記複数のデータ配線との各配線間の少
なくとも一方の各配線間に形成された第2の静電気放電
手段とからなる第2の静電気防止手段を有し、前記第1
の静電気放電手段は、逆方向接続された第1および第2
のダイオードからなる一対のダイオードが複数、直列に
接続されたものであり、前記第2の静電気放電手段は、
逆方向続された第3および第4のダイオードからなる一
対のダイオードであることを特徴とする。
【0018】なお、上記第3、第4の発明において、前
記マトリクスアレイには対向電極端子が設けられ、この
対向電極端子は前記第1の補助配線と短絡され、かつ前
記対向電極端子は非線形抵抗素子を介して前記第2の補
助配線に接続されていることが望ましい(第5の発
明)。
【0019】
【作用】本願発明者等の鋭意研究の結果、図11に示す
タイプの放電回路には以下のような問題があることが判
明した。すなわち、通常、TFTのゲート絶縁膜の耐圧
は100V程度であるが、静電気はしばしばこの耐圧以
上になることがあり、これにより、耐圧以上の高電位の
静電気が帯電した場合、放電回路を構成するTFTのゲ
ート絶縁膜が破壊され、アドレス配線またはデータ配線
と補助配線とが電気的にショートし、スイッチング素子
が破壊され、線欠陥不良が生じるということが判明した
(第1の問題)。
【0020】また、放電回路を構成するTFTは、TF
Tアレイ基板上に多数(数百個から数千個)形成される
ため、静電気以外のゴミ等のプロセス上の原因で、確率
的にある割合で、ゲート絶縁膜にピンホール等が発生
し、それによるショート不良も発生していた(第2の問
題)。
【0021】さらに、放電回路のTFTは、画素部のT
FTと同一プロセスで形成されるため、TFTのV
th(しきい値電圧)は同程度(通常約5V)である。こ
のため、通常の駆動電圧(5〜25V)では、放電回路
のTFTがオンしやすく、消費電力が増加するという問
題があった(第3の問題)。
【0022】そこで、本発明(請求項1)では、補助配
線に静電気を放電する(逃がす)静電気放電手段とし
て、並列接続された第1および第2の薄膜トランジスタ
からなる一対の薄膜トランジスタを直列に複数個接続し
たものであって、かつ前記一対の薄膜トランジスタの一
方の共通ソース・ドレインを前記第1の薄膜トランジス
タのゲートに短絡し、他方の共通ソース・ドレインを前
記第2の薄膜トランジスタのゲートに短絡したものを用
いている。
【0023】このような直列構造の静電気放電手段に電
圧が印加された場合、一対の薄膜トランジスタに印加さ
れる電圧は、直列接続された一対の薄膜トランジスタの
数(直列数)に対応して分圧された電圧である。
【0024】これにより、静電気放電手段に静電気によ
る電圧(静電気電圧)が印加されても、実際に一対の薄
膜トランジスタに印加される電圧は、静電気電圧/直列
数に低減されるので、薄膜トランジスタの絶縁破壊は起
こり難くなる。
【0025】したがって、高電位の静電気が帯電した場
合、静電気放電手段を構成する薄膜トランジスタのゲー
ト絶縁膜が破壊され、アドレス配線またはデータ配線と
補助配線とが電気的にショートし、スイッチング素子が
破壊され、線欠陥不良が生じるという問題(第1の問
題)を解決できるようになる。
【0026】かくして本発明(第1、第3の発明)によ
れば、マトリクスアレイのTFT等のスイッチング素子
を静電気から保護でき、歩留まりの改善を図れるマトリ
クスアレイを用いた半導体装置を提供できるようにな
る。
【0027】さらに、静電気以外の原因、つまり、パタ
ーン形成時のゴミや成膜不良等のプロセス上の原因で、
薄膜トランジスタのゲート絶縁膜にピンホール等が発生
し、それによるショートにより一対の薄膜トランジスタ
が確率的にある割合で不良になっても、全ての一対の薄
膜トランジスタが不良になる確率は低いので、残った良
好な一対の薄膜トランジスタにより静電気対策を続ける
ことができ、第2の問題を解決できるようになる。
【0028】具体的には、一つの放電用TFTがショー
トしている確率は10000個につき1つ程度(1/1
0000)であるが、本発明の場合は直列であるため、
同一の場所で同時に二つ以上のTFTがショートする確
率は、1/10000×1/10000=1/1000
00000以下になり、実際の不良は激減する。
【0029】同様に、非常に高電位の静電気が印加さ
れ、一対の薄膜トランジスタが確率的にある割合で不良
になっても、全ての一対の薄膜トランジスタが不良にな
る確率は低いので、残った良好な一対の薄膜トランジス
タにより静電気対策を続けることができる。
【0030】さらにまた、静電気放電手段を構成する薄
膜トランジスタのしきい値圧電は、直列数に対応して高
くできるので、通常の駆動電圧における上記薄膜トラン
ジスタのオン電流リークによる消費電力を低減でき、第
3の問題を解決できるようになる。
【0031】なお、本発明の如きの静電気放電手段によ
れば、アドレス配線および補助配線のいずれの配線が高
電位になっても、またはデータ配線および補助配線のい
ずれの配線が高電位になっても、静電気放電手段の電流
・電圧特性は非線形なものとなる。すなわち、電圧の上
昇に伴って、薄膜トランジスタの抵抗が大きく低下し
て、大きな電流が流れるようになる。
【0032】したがって、静電気のような高電圧が印加
された場合には、薄膜トランジスタの抵抗が大きく低下
するので、効果的に静電気を逃がすことができる。さら
に、上述のように一対のTFTがショートしたときで
も、上記電流・電圧特性は双方向で対称性を保ったもの
となるので、静電対策と通常駆動を両立できる。
【0033】一方、上記一対の薄膜トランジスタの代わ
りに、逆方向に接続された一対のダイオードを直列に複
数個接続しても、上述した作用効果が生じる。したがっ
て、本発明の他の半導体装置(第2、第4の発明)で
も、上記発明に係る半導体装置(第1、第3の発明)と
同様な作用効果が得られる。
【0034】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。 (第1の実施例)図1は、本発明の第1の実施例に係わ
る液晶表示装置の概略構成を示す平面図である。
【0035】図中、1はマトリクスアレイとしてのTF
Tアレイ基板を示しており、このTFTアレイ基板1と
対向基板11との間には、液晶層(不図示)が封入され
ている。
【0036】TFTアレイ基板1には複数のアドレス配
線2および複数のデータ配線3が形成されており、これ
ら配線2,3の各交点毎にはスイッチング素子としての
TFT(不図示)が形成されている。
【0037】このTFT(スイッチング用TFT)の一
方のソース・ドレインは画素電極(不図示)に接続さ
れ、この画素電極とスイッチング用TFTとにより画素
6が構成されている。
【0038】スイッチング用TFTは配線2,3の各交
点毎に形成されているので、画素6(画素電極、TF
T)がマトリクス状に配列形成されてなる画素部(表示
部)が形成されていることになる。また、スイッチング
用TFTの他方のソース・ドレインはデータ配線2に接
続され、そして、スイッチング用TFTのゲートはアド
レス配線3に接続されている。
【0039】ここで、ソース・ドレインという言葉を用
いたのは、ソースとして用いられていた主端子が動作に
よってはドレインとして用いられ、同様に、ドレインと
して用いられていた主端子が動作によってはソースとし
て用いられることがあるからである。
【0040】TFTアレイ基板1の周辺部には、アドレ
ス配線2に接続され、外部から電気信号を受けとるため
の電気端子64と、データ配線3に接続され、外部から
電気信号を受けとるための電気端子65が設けられてい
る。
【0041】TFTアレイ基板1の画素部(表示部)の
外周、換言すれば、スイッチング素子(TFT)の形成
領域の外周部には、静電気を放電するための補助配線1
0が設けられており、この補助配線10とアドレス配線
2との間には放電回路12が設けられ、また、補助配線
10とデータ配線3との間に放電回路13が設けられて
いる。
【0042】放電回路12,13はどちらも同じ構成で
あり、例えば、放電回路12は図2に示すように4個の
放電用TFT21〜24で構成されている。すなわち、
補助配線10とアドレス配線2との間には、並列接続さ
れた二つの放電用TFT21,22からなる一対の放電
用TFTと、並列接続された二つの放電用TFT23,
24からなる一対の放電用TFTとが直列に接続されて
なる放電回路12が設けられている。
【0043】また、上記並列接続された二つの放電用T
FT21,22からなる一対の放電用TFTの一方の共
通ソース・ドレインは放電用TFT21のゲートと短絡
され、他の共通ソース・ドレインは放電用TFT22の
ゲートに短絡されている。
【0044】同様に、上記並列接続された二つの放電用
TFT23,24からなる一対の放電用TFTの一方の
共通ソース・ドレインは放電用TFT23のゲートと短
絡され、他の共通ソース・ドレインは放電用TFT24
のゲートに短絡されている。
【0045】ここで、放電用TFT21〜24はいずれ
も同じチャネル長とチャネル幅を有したものである。ま
た、図2において、21a,21bは放電用TFT21
のチャネル容量、22a,22bは放電用TFT22の
チャネル容量、23a,23bは放電用TFT23のチ
ャネル容量、24a,24bは放電用TFT24のチャ
ネル容量を示している。
【0046】このように構成された放電回路12によれ
ば、アドレス配線2に正の静電気が帯電し、アドレス配
線2の電位が補助配線10の電位よりも高くなると、放
電用TFT21,23がオン状態となる。
【0047】したがって、アドレス配線に帯電した電荷
は放電用TFT21,23を通して補助配線10に放電
されるので、図11の放電回路と同様に、スイッチング
用TFTを静電気から保護することができる。
【0048】さらに、このように構成された放電回路1
2によれば、補助配線10とアドレス配線2に印加され
た静電気の電圧(静電気電圧)は、放電用TFT21の
チャネル容量21bと放電用22TFTのチャネル容量
22a,および放電用TFT23のチャネル容量23b
と放電用TFT24のチャネル容量24aに加わる。
【0049】これにより、放電用TFT21〜24のゲ
ート(ゲート絶縁膜)に実際に印加される電圧は、静電
気電圧の半分程度になるので、放電用TFT21〜24
の絶縁破壊は起こり難くなる。
【0050】したがって、高電位の静電気が帯電して
も、放電用TFT21〜24が絶縁破壊され、アドレス
配線2と補助配線10とが電気的にショートし、スイッ
チング用TFTが破壊されたり、ドライバICの出力信
号を正常に印加できなくなるという問題は生じない。
【0051】さらに、上述したように、放電回路12は
ゲート(ゲート絶縁膜)の印加電圧を約半分にできると
いう利点の他、その作成のプロセスが図11の従来の放
電回路のそれと基本的に変わらないので、プロセス的に
も優れているという利点も有している。
【0052】かくして本実施例によれば、TFTアレイ
基板1のスイッチング素子用TFTを従来より確実に静
電気から保護でき、もって歩留まりの改善を図れる液晶
表示装置を提供できるようになる。
【0053】さらに、静電気以外の原因、つまり、パタ
ーン形成時のゴミや成膜不良等のプロセス上の原因で、
放電用TFTのゲート絶縁膜にピンホール等が発生し、
それによるショートにより、一方の並列接続された二つ
の放電用TFTからなる一対の放電用TFTが確率的に
ある割合で不良になっても、二つの一対の放電用TFT
ランジスタが同時に不良になる確率は低いので、残った
良好な一対の放電用TFTにより静電気対策を続けるこ
とができる。
【0054】また、例えば、静電気の電位が非常に高
く、放電用TFT21のチャネル容量21bが破壊され
てショートしたとする。この場合、アドレス配線2の電
位は放電用TFT23のゲートに直接印加され、放電用
TFT23がオン状態となるので、たとえ放電用TFT
21が破壊されても、帯電した電荷を補助配線10に放
電できる。
【0055】放電用TFT23のチャネル容量23bが
破壊されてショートしたときは、アドレス配線2の電位
は放電用TFT21のゲートに直接印加され、放電用T
FT21がオン状態となる。
【0056】したがって、この場合も、アドレス配線2
に帯電した静電気を補助配線10に放電できるので、放
電用TFT23が破壊されても静電対策を続けることが
できる。
【0057】さらに、放電用TFT全体のしきい値電圧
は、並列接続された二つの放電用TFTからなる一対の
放電用TFTの直列数に対応して高くできるので、通常
の駆動電圧における放電用TFTのオン電流リークによ
る消費電力を低減できるようになる。
【0058】図5に、放電回路12の電流・電圧特性を
示す。図5から放電回路12の電流・電圧特性は非線形
であることが分かる。すなわち、電圧Vがしきい値電圧
th以上になると、放電用TFTの抵抗が大きく低下
し、大きな電流Iが流れることが分かる。
【0059】したがって、静電気のような高電圧が印加
された場合には、放電用TFTの抵抗が大きく低下し、
静電気を効果的に逃がすことができる。さらに、上記電
流・電圧特性は双方向で対称性を保ったものとなるの
で、静電対策と通常駆動を両立できる。
【0060】上述した放電回路12に関する作用効果
は、データ配線3と補助配線10との間に設けられた放
電回路13にも生じる。かくして本実施例によれば、放
電回路として、並列接続された放電用TFTからなる一
対の放電用TFTを直列に2個接続したものを用いてい
るので、アドレス配線および補助配線のいずれの配線が
高電位になっても、またはデータ配線および補助配線の
いずれの配線が高電位になっても、放電用TFTがオン
状態となり、スイッチング用のTFTの破壊を未然に防
止することができ、もって歩留まりを従来よりも高くで
きるようになる。
【0061】(第2の実施例)図3は、本発明の第2の
実施例に係わるTFTアレイ基板の要部(放電回路)の
構成を示す回路図である。なお、図2と同一部分には同
一符号を付してあり、その詳細な説明は省略する。
【0062】本実施例の放電回路が第1の実施例のそれ
と異なる点は、6個の放電用TFTで構成されているこ
とにある。すなわち、アドレス配線2と補助配線10と
の間には、一対の並列接続された放電用TFT21,2
2と、一対の並列接続された放電用TFT23,24
と、一対の並列接続された放電用TFT25,26とを
直列接続してなる放電回路が設けられている。
【0063】放電用TFT21のゲートは一方の共通ソ
ース・ドレインと短絡され、放電用TFT22のゲート
は他方の共通ソース・ドレインと短絡されている。同様
に、放電用TFT23のゲートは一方の共通ソース・ド
レインと短絡され、放電用TFT24のゲートは他方の
共通ソース・ドレインと短絡されている。放電用TFT
25のゲートは一方の共通ソース・ドレインと短絡さ
れ、放電用TFT26のゲートは他方の共通ソース・ド
レインと短絡されている。
【0064】なお、図3において、25a,25bは放
電用TFT25のチャネル容量、26a,26bは放電
用TFT26のチャネル容量を示している。このように
構成された放電回路によれば、例えば、アドレス配線2
に正の静電気により高電位が発生したとすると、三つの
放電用TFT21,23,25がオン状態となり、補助
配線10に静電気が放電される。
【0065】また、アドレス配線10に負の静電気によ
る高電位が発生したとすると、三つの放電用TFT2
2,24,26がオン状態となり、補助配線10に静電
気が放電される。
【0066】本実施例の放電回路でも先の実施例と同様
な効果が得られるのはもちろんのこと、本実施例の場
合、各ゲート絶縁膜に加わる静電気による電圧は静電気
電圧の1/3に低減される。
【0067】したがって、先の実施例よりも、各ゲート
絶縁膜に印加される実際の電圧はより小さくなり、放電
用TFTはより破壊される難くなる。また、1個の一対
の並列接続された放電用TFTが破壊されても、他の2
個の一対の並列接続された放電用TFTが残るため、そ
れ以後の製造工程中での更なる静電気の発生に対して
も、先の実施例と同様の放電効果を維持できる。
【0068】さらに、2個の一対の並列接続された放電
用TFTが同時にショートして不良になっても、放電回
路全体としては不良にならないので、さらなる歩留まり
の向上を図ることができる。
【0069】(第3の実施例)図4は、本発明の第3の
実施例に係わるTFTアレイ基板の要部(放電回路)の
構成を示す回路図である。なお、図2と同一部分には同
一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
【0070】本実施例の放電回路は、放電用TFT2
1,22,23,24からなる第1の放電回路と、放電
用TFT31,32,33,34からなる第2の放電回
路とを並列に接続した構成になっている。
【0071】すなわち、本実施例の放電回路は、図2の
第1の実施例の放電回路を並列に接続した構成になって
おり、オープン不良に対して冗長性を持った回路構成に
なっている。
【0072】図2の放電回路の場合、例えば、パターン
形成時等のプロセス時に、並列接続された放電用TFT
21,22と並列接続された放電用TFT23,24と
を結合する配線にオープン不良が生じると、アドレス配
線2と補助配線10との間に帯電電荷(静電気)が逃げ
る経路がなくなるので、TFTアレイ基板1の静電気に
対する耐性が低くなる。
【0073】しかし、本実施例の放電回路は、オープン
不良に対して冗長性を持っており、第1の放電回路また
は第2の放電回路のいずれか一方がオープン不良になっ
た場合でも、もう一方の放電回路により静電気を放電で
きる。
【0074】(第4の実施例)図6は、本発明の第4の
実施例に係わるTFTアレイ基板の要部(放電回路)の
構成を示す回路図である。図2と同一部分には同一符号
を付してあり、その詳細な説明は省略する。
【0075】本実施例の放電回路が、図2の第1の実施
例のそれと異なる点は、TFTの代わりにダイオードが
用いられていることになる。すなわち、本実施例の放電
回路は、一対の逆方向に並列接続された放電用ダイオー
ド41,42と、一対の逆方向に並列接続された放電用
ダイオード43,44を直列に接続した構成になってい
る。
【0076】放電用ダイオードとしては、例えば、スイ
ッチング用TFTの一方のソース・ドレイン電極と半導
体活性層(真性半導体(i))との間に設けたn型半導
体層を用いたn−i構造のダイオードを用いる。
【0077】具体的には、金属−絶縁体−真性半導体
(i)−n型半導体−金属構造のダイオードまたは金属
−真性半導体(i)−n型半導体−金属構造のダイオー
ドを用いる。このようなダイオードはスイッチング用T
FTと同一プロセスで形成することができる。
【0078】ここで、n型半導体は、例えば、Siにn
型不純物としてP(リン)を添加したものである。ま
た、n型不純物濃度は、1×1020〜1×1023-3
度とする。
【0079】このようなn型半導体を用いた放電用ダイ
オードから構成された放電回路にしきい値電圧以上の電
圧が印加されると、印加電圧に対して放電用ダイオード
の抵抗が非線形に低下し、大きな電流が流れるので、高
電位の静電気を効果的に逃がすことができる。
【0080】また、上記ダイオードの代わりに、1×1
20〜1×1023-3程度のB(ボロン)を含んだp型
半導体と上記n型半導体とからなるp−n構造のダイオ
ードを用いても良い。
【0081】具体的には、金属−絶縁体−p型性半導体
−n型半導体−金属構造のダイオードまたは金属−p型
半導体−n型半導体−金属構造のダイオードを用い、こ
れはスイッチング用TFTと同一プロセスで形成するこ
とができる。
【0082】さらに、上記ダイオードの代わりに、Si
等の半導体を用いない金属−絶縁体−金属(MIM)ダ
イオードを用いてもよい。この場合、放電用ダイオード
の構成が簡単に済むという利点がある。
【0083】放電用ダイオードとして上述したいずれの
ダイオードを用いた放電回路でも、一対の逆方向に並列
接続された放電用ダイオードが、図2の一対の配列接続
された放電用TFTと同様な機能を果たすので、第1の
実施例と同様な効果が得られる。
【0084】例えば、一方の一対の並列接続された放電
用ダイオードがショートしても、二つの一対の並列接続
された放電用ダイオードが同時に不良になる確率は低い
ので、残った良好な一対の放電用ダイオードにより静電
気対策を続けることができる。
【0085】また、放電用ダイオードとして、MIMダ
イオードを用いた場合には、TFT以外のスイッチング
素子を用いたマトリクスアレイの放電回路に対しても容
易に適用できる。
【0086】(第5の実施例)図7は、本発明の第5の
実施例に係わる液晶表示装置の概略構成を示す平面図で
ある。なお、図2と同一部分には同一符号を付してあ
り、その詳細な説明は省略する。図中、白丸印(12,
13)は、図8に示すような二つの放電用TFT57
1 ,572 を並列接続してなる一対の放電用TFTを直
列に二つ接続した放電回路を示している。
【0087】本実施例の液晶表示装置が、第1の実施例
のそれと異なる点は、補助配線10の外周部に別の補助
配線20を設け、さらに、この補助配線20とアドレス
配線2との間、補助配線20とデータ配線3との間に、
それぞれ、放電回路12,13とは別の放電回路14,
15を設けたことにある。
【0088】放電回路14,15は、図9に示すような
二つの放電用TFT573 ,574を並列接続した一対
の放電用TFTから構成されている。このように構成さ
れた液晶表示装置でも、第1の実施例のそれと同様な効
果が得られるのはもちろんのこと、さらに本実施例によ
れば、放電回路14,15を設けたことにより以下のよ
うな効果が得られる。
【0089】放電回路14,15は、並列接続された二
つの放電用TFTからなる一対の放電用TFTのみから
構成されているので、並列接続された二つの放電用TF
Tが二つ直列に接続された構成の放電回路12,13に
比べて抵抗が低くなる。
【0090】したがって、放電回路14,15の放電能
力は放電回路12,13のそれよりも高いものとなるの
で、放電回路12,13だけの場合に比べて、静電気を
より能率よく放電することができる。
【0091】また、対向基板11とTFTアレイ基板1
との張り合わせ工程における対向基板11とTFTアレ
イ基板1との間の静電気放電を防止する必要がある。こ
こで、対向基板11には、通常、TFTアレイ基板1よ
りも高電位の静電気が帯電しているので、この高電位の
静電気をすみやかにTFTアレイ基板1に分散させる必
要がある。
【0092】そこで、本実施例のTFTアレイ基板1
は、高電圧に強い直列構造の放電回路12,13が設け
られている補助配線10が直接電極端子4と短絡し、放
電能力の高い放電回路14,15が設けられた補助配線
20が非線形素子16を介して対向電極端子4に接続し
ている構成になっている。対向電極端子は対向基板にあ
る透明電極に電気を供給する端子である。
【0093】非線形素子16は大きな電圧が印加される
と急激に抵抗が低くなり、大電流が流れるので、高電位
の静電気をすみやかにTFTアレイ基板1に分散させる
ことができる。したがって、静電気破壊を発生させず、
かつ効果的に静電気を逃がすことができる。
【0094】なお、本実施例では、直列構造の放電回路
として第1の実施例の放電回路を用いたが、その代わり
に他の実施例の放電回路を用いてもよい。また、放電回
路14,16の代わりに、一対の逆方向に並列接続され
た放電用ダイオードからなるものを用いてもよい。
【0095】また、放電回路14,15をTFTアレイ
基板1の外側に形成し、最終的に放電回路14,15を
TFTアレイ基板1から分離できるようにしてもよい。
なお、本実施例に係る発明の基本的な技術思想を上位概
念で述べると以下の通りである。すなわち、本実施例に
係る発明は、複数のアドレス配線および複数のデータ配
線の各交点毎にスイッチング素子が形成されてなるマト
リクスアレイを備えており、このマトリクスアレイは、
前記スイッチング素子の形成領域の外周部に形成された
第1の補助配線と、この第1の補助配線と前記複数のア
ドレス配線との各配線間、および前記第1の補助配線と
前記複数のデータ配線との各配線間の少なくとも一方の
各配線間に形成された第1の静電気放電手段とからなる
第1の静電気防止手段、ならびに前記第1の補助配線の
外周部に形成された第2の補助配線と、この第2の補助
配線と前記複数のアドレス配線との各配線間、および前
記第2の補助配線と前記複数のデータ配線との各配線間
の少なくとも一方の各配線間に形成された第2の静電気
放電手段とからなる第2の静電気防止手段を有し、前記
第1の静電気放電手段は、ソース・ドレインが共通接続
されて共通ソース・ドレインを有する第1および第2の
薄膜トランジスタからなる一対の薄膜トランジスタが複
数、直列に接続されたものであり、かつ前記一対の薄膜
トランジスタの一方の共通ソース・ドレインが前記第1
の薄膜トランジスタのゲートと短絡し、他方の共通ソー
ス・ドレインが前記第2の薄膜トランジスタのゲートと
短絡し、前記第2の静電気放電手段は、ソース・ドレイ
ンが共通接続された共通ソース・ドレインを有する第3
および第4の薄膜トランジスタからなる一対の薄膜トラ
ンジスタであり、かつこの一対の薄膜トランジスタの一
方の共通ソース・ドレインが前記第3の薄膜トランジス
タのゲートと短絡し、他方の共通ソース・ドレインが前
記第4の薄膜トランジスタのゲートと短絡していること
を特徴とする。
【0096】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。例えば、上記実施例では、マトリクス
アレイを備えた半導体装置として液晶表示装置の場合に
ついて説明したが、本発明は、他のマトリクスアレイを
備えた半導体装置、例えば、TFTメモリアレイを備え
て半導体記憶装置にも適用できる。
【0097】また、上記実施例では、マトリクスアレイ
に設けられたスイッチング素子としてTFTを用いた場
合について説明したが、TFTの代わりに、MIMダイ
オード等の他のスイッチング素子を用いても良い。
【0098】また、上記実施例では、補助配線とデータ
配線との配線間および補助配線とアドレス配線との配線
間の両方に放電回路を設ける場合について説明したが、
どちらか一方の配線間に放電回路を設けてもよい。その
他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実
施することができる。
【0099】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、T
FT等のスイッチング素子を静電気から十分に守れない
原因が従来の放電回路にあることを独自に解明し、その
問題を解決できる構成の静電気放電手段をマトリクスア
レイに採用することにより、TFT等のスイッチング素
子を従来よりも確実に静電気から保護でき、もって歩留
まりの改善を図れるマトリクスアレイを用いた半導体装
置を提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる液晶表示装置の
概略構成を示す平面図
【図2】図1の液晶表示装置の放電回路を示す図
【図3】本発明の第2の実施例に係わるTFTアレイ基
板の要部(放電回路)の構成を示す回路図
【図4】本発明の第3の実施例に係わるTFTアレイ基
板の要部(放電回路)の構成を示す回路図
【図5】放電回路の電流・電圧特性を示す特性図
【図6】本発明の第4の実施例に係わるTFTアレイ基
板の要部(放電回路)の構成を示す回路図
【図7】本発明の第5の実施例に係わる液晶表示装置の
概略構成を示す平面図
【図8】図7の液晶表示装置の放電回路を示す図
【図9】図7の液晶表示装置の他の放電回路を示す図
【図10】従来の液晶表示装置の静電気対策法を説明す
るための図
【図11】従来の液晶表示装置の他の静電気対策法を説
明するための図
【符号の説明】
1…TFTアレイ基板 2…アドレス配線 3…データ配線 4…対向電極端子 6…画素 10…補助配線(第1の補助配線) 11…対向基板 12…放電回路(第1の静電気放電手段) 13…放電回路(第1の静電気放電手段) 14…放電回路(第2の静電気放電手段) 15…放電回路(第2の静電気放電手段) 16…非線形抵抗素子 20…補助配線(第2の補助配線) 21…放電用TFT(第1の薄膜トランジスタ) 22…放電用TFT(第2の薄膜トランジスタ) 23…放電用TFT(第1の薄膜トランジスタ) 24…放電用TFT(第2の薄膜トランジスタ) 25…放電用TFT(第1の薄膜トランジスタ) 26…放電用TFT(第2の薄膜トランジスタ) 31…放電用TFT(第1の薄膜トランジスタ) 32…放電用TFT(第2の薄膜トランジスタ) 33…放電用TFT(第1の薄膜トランジスタ) 34…放電用TFT(第2の薄膜トランジスタ) 41…放電用ダイオード(第1のダイオード) 42…放電用ダイオード(第2のダイオード) 43…放電用ダイオード(第1のダイオード) 44…放電用ダイオード(第2のダイオード) 571 …放電用TFT(第1の薄膜トランジスタ) 572 …放電用TFT(第2の薄膜トランジスタ) 573 …放電用TFT(第3の薄膜トランジスタ) 574 …放電用TFT(第4の薄膜トランジスタ) 64…電気端子 65…電気端子
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−27263(JP,A) 特開 昭63−10558(JP,A) 特開 昭63−106788(JP,A) 実開 平3−92629(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/136 G02F 1/133

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスイッチング素子のマトリクスア
    レイと、前記複数のスイッチング素子に接続される複数
    の主配線と、前記複数のスイッチング素子を静電気から
    保護する静電気防止手段とを備え、前記静電気防止手段
    は前記マトリクスアレイの周囲に形成される補助配線、
    並びに前記補助配線と前記複数の主配線との間に配置さ
    れる1つ以上の静電気放電手段を含み、各静電気放電手
    段は前記補助配線と前記複数の主配線のうちの1本との
    間において互いに直列に接続される複数の放電回路を含
    み、各放電回路は互いに並列に接続された一対の順方向
    放電用素子および逆方向放電用素子を含むことを特徴と
    する半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記一対の順方向放電用素子および逆方
    向放電用素子は前記主配線を境界として両側に位置する
    2つの隣接領域の一方に形成されることを特徴とする請
    求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の主配線は前記複数のスイッチ
    ング素子の行に沿って形成される複数のアドレス配線お
    よび前記複数のスイッチング素子の列に沿って形成され
    る複数のデータ配線を含み、前記1つ以上の静電気放電
    手段は前記複数のアドレス配線および前記複数のデータ
    配線のうちの少なくとも一方に対してそれぞれ割り当て
    られることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチング素子は液晶層を挟んで
    互いに対向する画素電極および対向電極のうちの前記画
    素電極に接続され、前記補助配線は非線形素子を介して
    前記対向電極に接続されることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記静電気防止手段は前記補助配線と前
    記複数の主配線との間に配置される1つ以上の第2静電
    気放電手段を含み、各第2静電気放電手段は前記補助配
    線と前記複数の主配線のうちの1本との間において互い
    に直列に接続される複数の第2放電回路を含み、各第2
    放電回路は互いに並列に接続された一対の順方向放電用
    素子および逆方向放電用素子を含むことを特徴とする請
    求項1に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記静電気防止手段はさらに前記補助配
    線の外側に形成される第2補助配線、並びに前記第2補
    助配線と前記複数の主配線との間に配置される1つ以上
    の第2静電気放電手段を含み、各第2静電気放電手段は
    前記第2補助配線と前記複数の主配線のうちの1本との
    間において互いに直列に接続される複数の第2放電回路
    を含み、各第2放電回路は互いに並列に接続された一対
    の順方向放電用素子および逆方向放電用素子を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記一対の順方向放電用素子および逆方
    向放電用素子は第1および第2薄膜トランジスタからな
    り、前記第1薄膜トランジスタのゲートが前記第1およ
    び第2薄膜トランジスタのソースに接続され、前記第2
    薄膜トランジスタのゲートが前記第1および第2薄膜ト
    ランジスタのドレインに接続されることを特徴とする請
    求項1に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記一対の順方向放電用素子および逆方
    向放電用素子は互いに逆方向に並列接続された第1およ
    び第2ダイオードからなることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体装置。
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