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JP3301001B2 - 列車速度検出装置,列車加速度検出装置,踏切遮断桿制御装置 - Google Patents

列車速度検出装置,列車加速度検出装置,踏切遮断桿制御装置

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Publication number
JP3301001B2
JP3301001B2 JP14325794A JP14325794A JP3301001B2 JP 3301001 B2 JP3301001 B2 JP 3301001B2 JP 14325794 A JP14325794 A JP 14325794A JP 14325794 A JP14325794 A JP 14325794A JP 3301001 B2 JP3301001 B2 JP 3301001B2
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Japan
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train
light
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train speed
speed
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久 黒埼
弘一 蓬原
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Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
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Publication date
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  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動列車制御装置,踏
切遮断桿制御装置等に用いる列車速度検出装置,列車加
速度検出装置、およびこの列車速度検出装置を用いた踏
切遮断桿制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の踏切遮断桿制御装置では、踏切か
ら一定距離たとえば900mに列車が到達したとき、遮
断桿の下降を開始するようにしている。しかしこの手法
では、安全確保のため最高速度の列車に合わせて遮断桿
の下降を開始しており、低速の列車が接近する場合、無
駄な待時間が生じる。
【0003】これに対し、たとえば特開昭60−486
5号公報記載の発明では、線路に沿って特開昭55−9
3077号公報に示すような車軸検知器を複数配置し
て、列車の速度や加速度を検出し、この速度または加速
度により踏切遮断機の閉鎖開始時刻を決めることが提案
されている。
【0004】図9,図10はこの従来例の説明図であ
る。図9(従来例1)において、列車51は、その矢印
の向きに走行し、線路に沿って配置された車軸検知子5
2,53近傍を通過する。列車51が車軸検知子52,
53間の距離L1を走行するのに要する時間は、車軸検
知回路54,55で車軸を検知した時刻の差t1であ
り、列車51の速度Vは、V=L1/t1となる。
【0005】図10(従来例2)において、列車61
は、その矢印の向きに走行し、線路に沿って配置された
車軸検知子62〜65近傍を通過する。列車61が車軸
検知子62,63間の距離L1を走行するときの速度
は、前述のようにして求められ、これをV1とする。同
様にして列車61が車軸検知子64,65間の距離L1
を走行するときの速度をV2とする。ここで車軸検知子
64,65による車軸検知の時刻の差がt2であれば、
列車加速度αは、α=(V2−V1)/t2となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来例1,従来
例2では、夫々の車軸検知子と、速度,加速度を演算す
る演算装置との間に、検知信号を伝送する複数の信号伝
送線を設ける必要がある。
【0007】この信号伝送線は、特に車軸検知子が広範
囲にわたって多数設けられるときは、その設置場所の確
保および設置作業が困難となり、設置後においても多数
の車軸検知子とその伝送線のメンテナンスを行っていく
作業が必要となるという問題がある。
【0008】本発明は、このような状況のもとでなされ
たもので、列車検知器と演算装置との間に信号伝送線を
設置する必要のない、列車速度検出装置,列車加速度検
出装置、およびこの列車速度検出装置を用いた踏切遮断
桿制御装置を提供することを目的とするものである。踏
切遮断桿制御装置についてはフェイルセーフを考慮した
装置とすることも目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、線路に沿って複数の発光源を配置し、
この発光源を光センサで監視するようにする。
【0010】詳しくは、本発明は、列車速度検出装置を
次の(1)のとおりに、列車加速度検出装置を次の
(2)のとおりに、また踏切遮断桿制御装置を次の
(3),(4)のとおりに、またこれらの装置を(5)
のとおりに構成する。
【0011】(1)線路に沿って所定の間隔で配置した
複数の発光源と、この複数の発光源を監視する光センサ
と、この光センサで検出した発光源の数変化を検出する
発光源数変化検出手段と、この発光源数変化検出手段の
発光源の数変化検出のタイミングにもとづいて列車速度
を算出する列車速度算出手段とを備えた列車速度検出装
置。
【0012】(2)前記(1)記載の列車速度検出装置
と、この列車速度検出装置における発光源数変化検出の
タイミングと同装置で検出した複数の列車速度にもとづ
いて列車加速度を算出する列車加速度算出手段とを備え
た列車加速度検出装置。
【0013】(3)前記(1)記載の列車速度検出装置
と、この列車速度検出装置で検出した列車速度が小さく
なるにしたがい、踏切遮断桿の下降タイミングを最高の
列車速度の際の下降タイミングより、より遅らせるよう
に制御する制御手段とを備えた踏切遮断桿制御装置。
【0014】(4)列車速度の検出にエラーが発生した
とき、制御手段は遮断桿の下降タイミングを最高の列車
速度の際の下降タイミングとする前記(3)記載の踏切
遮断桿制御装置。
【0015】(5)列車が複数の発光源に接近したこと
を検知する列車接近検知手段と、列車が前記複数の発光
源を通過したことを検知する列車通過検知手段と、前記
列車接近検知手段で列車接近を検知したとき前記複数の
発光源を点灯し、前記列車通過検知手段で列車通過を検
知したとき前記複数の発光源を消灯する発光源点滅手段
とを備えた前記(1)ないし(4)のいずれかに記載の
装置。
【0016】
【作用】前記(1)の構成により、光センサで発光源を
監視し、検出した発光源の数変化のタイミングにもとづ
いて列車速度を算出する。
【0017】前記(2)の構成では、検出された複数の
列車速度と発光源数変化のタイミングにもとづいて列車
加速度が算出される。前記(3)の構成では、遮断桿の
下降タイミングが列車速度に応じて最高の列車速度の際
の下降タイミングより遅れるように制御され、(4)の
構成では、列車速度の検出にエラーが発生したとき、遮
断桿の下降タイミングは最高の列車速度の際の下降タイ
ミングになるように制御される。(5)の構成では列車
速度,加速度の算出を必要とするときのみ発光源が発光
する。
【0018】
【実施例】以下本発明を実施例により詳しく説明する。
【0019】(実施例1)図1は実施例1である“列車
速度,加速度検出装置”の説明図である。図において、
1は速度,加速度の検出対象の列車であり、その矢印の
向きに走行し、ある時間後には一点鎖線2に示す位置に
到達する。3−1〜3−5は線路に沿って距離Lの間隔
で配置されている発光源である。4は、発光源3−1〜
3−5を監視するための光学系,光センサおよびこの光
センサの出力により列車速度,列車加速度を算出する算
出部を備える主装置である。
【0020】図2は本実施例の動作を示すフローチャー
トである。このフローチャートを参照しながら、列車速
度,列車加速度の算出の動作について説明する。なお、
同図でS1〜S13は算出過程の段階(ステップ)を示
す番号である。
【0021】フローチャートにおける動作のスタートは
主装置の電源投入あるいは列車接近に伴って発生する計
測の指令に基づく。
【0022】スタートすると、ステップ1(S1)で、
タイマT,カウンタCをリセットする。S2で光センサ
に投影されている発光源の数H0 を検出する。今、列車
1が図1の実線の位置をその矢印の向きに走行中である
とする。このとき、主装置4の光センサには、発光源3
−1〜3−5が全て投影されており、発光源数H0 =5
となる。
【0023】S3で再度発光源数Hi を検出するが、列
車1の先端が発光源3−1の位置に達していなければ、
発光源数Hi =5であり、S4で前回検出の発光源数H
i-1=H0 =5なので、Hi =Hi-1 となりS3へ戻
り、再度発光源数Hi の検出が行われる。このS3,S
4の動作は、列車1の先端が発光源3−1の位置に達す
るまで繰り返される。
【0024】列車1の先端が発光源3−1の位置に達
し、主装置4側から見て、発光源3−1が列車1の先端
で覆われた状態になると、S3で検出の発光源数Hi
4となる。このとき、S4でHi =4,Hi-1 =5なの
でHi ≠Hi-1 となり、S5に移りタイマTがスタート
する。S6で再度発光源数Hj を検出する。このとき、
まだ列車1の先端が発光源3−2の位置に達していない
ので、Hj =4であり、前回検出の発光源数Hj-1 =H
i =4なので、S7ではHj =Hj-1 であり、S6へ戻
り、再度発光源数Hj の検出を行う。このS6,S7の
動作は、列車1の先端が発光源3−2の位置に達するま
で繰り返される。
【0025】列車1の先端が発光源3−2の位置に達
し、主装置4側から見て発光源3−2が列車1の先端で
覆われた状態になると、S6で検出される発光源数Hj
は3となる。
【0026】今回検出の発光源数Hj は3、前回検出の
発光源数Hj-1 は4であるから、S7でHj ≠Hj-1
なり、S8に移りタイマ値(発光源数変化検出のタイミ
ング)Tj を検出する。今回検出のタイマ値がTj で、
前回のタイマ値は0であるから、S9で列車速度Spj
は、Spj =K/(Tj −0)で求まる。Kは距離Lで
決まる定数である。
【0027】S10で列車加速度Acj の算出に入る
が、ここでは、今回の速度は前述のとおりSpj で算出
されているが、前回の速度Spj-1 が算出されていない
ので、算出不能である。
【0028】S11に移り、カウンタ値を0から1にア
ップし、1とする。S12で検出のカウンタ値Ci は1
なのでS13でCi ≠4であり、S6に戻る。
【0029】S6で再度発光源数Hj を検出するが、列
車1の先端が発光源3−3の位置に達していないので、
j =3であり、S7でHj =Hj-1 なのでS6へ戻
る。このS6,S7の動作は、列車1の先端が発光源3
−3の位置にかかるまで繰り返される。
【0030】列車1の先端が発光源3−3の位置に達す
ると、S6でHj =2となり、S7でHj ≠Hj-1 とな
り、S8でそのときのタイマ値Tj を検出する。S9で
今回のタイマ値Tj と、前回のタイマ値Tj-1 にもとづ
いて列車速度Spj が算出される。なお前回のタイマ値
j-1 は、列車1の先端が発光源3−2の位置に達した
ときの値である。
【0031】S10で、今回検出の速度Spj ,タイマ
値Tj と前回検出の速度Spj-1 ,タイマ値Tj-1 にも
とづいて列車加速度Acj は、Acj =(Spj −Sp
j-1 )/(Tj −Tj-1 )で求まる。
【0032】S11でカウンタCが1アップし2とな
り、S13ではC≠4で再びS6へ戻る。このS6〜S
13の動作は、カウンタCの値Ci が4となるまで繰り
返される。このようにして、発光源3−2,3−3,3
−4,3−5の位置近傍における列車速度Spj および
発光源3−3,3−4,3−5の位置近傍における列車
加速度Acj を検出することができる。
【0033】カウンタ値Ci が4となると、S13でC
i =4となりS1に戻り、タイマT,カウンタCがリセ
ットされる。S2で発光源数H0 を検出するが、ここで
は全ての発光源3−1〜3−5が列車1で覆われてお
り、H0 =0となる。
【0034】S3で再び発光源数Hi を検出する。ここ
ではまだ全ての発光源3−1〜3−5は列車1で覆われ
ているのでHi =0であり、S4で今回検出の発生源数
=0と前回検出の発光源数Hi−1 =H0 =0と
比較すると、Hi =Hi-1 なのでS3に戻る。このS
3,S4の動作は列車1の後端が発光源3−1の位置に
達するまで繰り返される。
【0035】列車1の後端が発光源3−1の位置を通過
し、主装置4側から発光源3−1が見えるようになる
と、S3でHi =1となり、S4でHi ≠Hi-1 なので
S5に移る。S5で再びタイマTがスタートする。S6
で発光源数Hj を検出し、S7で今回検出の発光源数H
j と前回検出の発光源数Hj-1 の比較を行う。
【0036】列車1の後端が発光源3−2の位置を通過
すると、S6でHj =2となり、S7でHj ≠Hj-1
S8に移り、タイマ値Tj を検出する。S9で前述と同
様にして列車速度Spj を算出する。S10では前回の
速度Spj-1 が算出されていないので、列車加速度Ac
j は算出不能である。
【0037】S11でカウンタCの値Ci を1アップ
し、S12でCi =1を検出し、S13でCi ≠4でS
6へ戻る。
【0038】S6,S7の動作を繰り返している間に、
列車1の後端が発光源3−3の位置を通過すると、S6
でHj =3となり、S7でHj ≠Hj-1 でS8に移り、
タイマ値Tj を検出し、S9で列車速度Spj を算出す
る。S10では今回検出の列車速度Spj ,タイマ値T
j と前回検出の列車速度Spj-1 ,タイマ値Tj-1 によ
り列車加速度Acj が算出される。S11でカウンタ値
i が1アップし、S12でCi =2を検出し、S13
でCi ≠4でS6へ戻る。
【0039】カウンタ値Ci が4になるまでS6〜S1
3の動作が繰り返され、前述のようにして発光源3−
4,3−5近傍での列車速度Spj および列車加速度A
j が算出される。S12でCi =4を検出すると、S
13でCi =4なのでS1へ戻り、タイマT,カウンタ
Cをリセットする。S2では既に列車1は発光源3−1
〜3−5を覆う位置にいないので、H0 =5となる。次
の列車が来るまでS3,S4の動作が繰り返され、次の
列車の先端が発光源3−1の位置を通過すると、S3で
i =4となり、以下前述の列車1の速度,加速度検出
と同様の動作が行われる。
【0040】このようにして、各列車について、列車速
度が8回、列車加速度が6回算出される。
【0041】本実施例では夫々の発光源3−1〜3−5
と主装置4との間に、信号伝達線を設ける必要がないの
で、設置が容易であり、保安上も有利である。また列車
速度,列車加速度が多数回検出できるので、高い信頼性
を確保することができる。
【0042】また本実施例では、大きさ,色,形状等が
多様でかつ高速で移動する列車そのものを監視するので
はなく、大きさ,色,形状が一定で、静止している発光
源を監視しているので、信号の処理が容易で、正確に列
車速度,列車加速度を検出することができる。
【0043】(実施例2)図3は実施例2である“踏切
遮断桿制御装置”の概略的ブロック図である。図3にお
いて、21,22−1部は、実施例1(図1)における
主装置に相当し、不図示の線路に沿って配置した複数の
発光源を監視し、その数の変化のタイミングにもとづい
て列車速度を検出する部分である。列車速度の検出の仕
方は実施例1と同様であり、ここでの説明は省略する。
【0044】22−2は、列車速度計測部22−1で計
測した列車速度にもとづいて、踏切遮断桿の下降,上昇
のタイミングを制御する遮断桿制御部であり、23は遮
断桿制御部22−2からの信号により不図示の踏切遮断
桿を駆動する踏切制御機である。
【0045】遮断桿制御部22−2は、列車速度計測部
22−1から列車速度の信号を受け、この列車速度が小
さくなるにしたがい、踏切遮断桿の下降タイミングを最
高の列車速度の際の下降タイミングより、より遅らせた
信号を踏切制御機23へ送る。
【0046】これにより、列車速度が小さくなるにした
がい踏切遮断桿の下降タイミングの遅れ、無駄な待ち時
間を無くすことができる。
【0047】遮断桿制御部22−2は、列車速度計測部
22−1で、たとえば所定回数の列車速度の計測ができ
ないなどのエラーが発生したときは、最高の列車速度の
際の遮断桿の下降タイミングを踏切制御機23へ送っ
て、フェイルセーフ動作を行うように構成されている。
【0048】なお、踏切遮断桿上昇のタイミングは従来
通りであり、説明を省略する。
【0049】(変形)図4は2次元光センサであるビデ
オカメラの配置の説明図である。実施例1では図4のカ
メラ1の位置に主装置を配置している。この場合、線路
が直線状で発光源が直線上に配置されておれば、カメラ
の光センサへの投影画像は図5の(a)のようになる。
カメラ2の位置に主装置を配置する形で実施することも
でき、このときのカメラの光センサへの投影画像は図5
の(b)のようになっている。このように発光源投影像
は直線上にあるので、光センサとして1次元のラインセ
ンサを用いることができる。
【0050】ビデオカメラを用いるときは、図5の
(c)に示すように画像の幾何変換を行うと、発光源数
の検出が容易となる。すなわち、図(c)において、各
発光源は水平方向で同じ位置にあるので、各発光源に当
る水平走査線の走査の際、水平方向で同じタイミングで
輝度信号をラッチして発光源の有無を容易にかつ正確に
検出できる。
【0051】ラインセンサを用いるときも、発光源が投
影される位置は予め決まっているから、ラインセンサの
出力のうち、前記位置の信号をラッチすることにより発
光源の有無を容易にかつ正確に検出することができる。
【0052】このように、発光源の位置の信号のみをラ
ッチして発光源の有無を検出するようにして、発光源の
位置以外の位置にあるノイズの影響を避けることができ
る。
【0053】ノイズを避ける手法としては、他に、発光
源を一定周波数の交流或は変調波で付勢し、光センサの
出力からこの一定周波数或は変調波の信号のみを取り出
して発光源数を検出するようにしてもよい。
【0054】発光源の設置形態としては、図4に示す線
路わきの他に、図6で示すように、枕木に発光源を埋込
む形としてもよい。この場合、空港誘導路の中心線灯の
ようにハロゲン灯器を枕木に埋込むか、カメラと発光器
が近い場合、レーザ光やLED発光素子をレンズを介し
て発光させてもよい。
【0055】図7のように、踏切遮断桿制御装置を構成
して自己診断機能を持たせることができる。すなわち、
各発光源を互に異なるコード信号で駆動し、これをカメ
ラで受けて、診断部で各発光源のコードが受信できてい
るかどうか判定し、受信できていないときは、エラー発
生の警報を出力するものである。
【0056】発光源にレーザ光を用いてこれをカメラか
ら遠方にセットする場合、レーザ光は強力な発光出力と
なるので、保線のメンテナンス要員がこれをのぞくと危
険である。
【0057】図8は列車の接近条件(たとえば図9で示
すような車軸検知子を用いることができる)で発光源の
発光を開始し、所定距離列車が通過したとき(たとえば
踏切道を列車が通過したことを示す踏切終止点検知条件
で)この発光を停止させるようにしている。このように
すれば普段は発光素子が利用されないので、素子の寿命
が延長されると共に、作業者に与える危険も少なくする
ことができる。また、列車接近時、故障で発光素子が点
灯しない場合、遮断桿の下降は最大速度相当で行うよう
にすればよい。
【0058】なお、前述の列車接近検知は、各実施例の
“複数の発光源”より遠方に常時点灯の発光源を配置
し、この発光源を主装置で監視する形で行うこともでき
る。
【0059】各実施例は、発光源数の減少および増加を
検出しているが、発光源数の減少のみ、または増加のみ
を検出する形で実施することができる。
【0060】発光源としては、可視光に限らず、赤外光
を用いる形で実施することができ、このときは、列車の
運転者への影響を無くすることができる。
【0061】なお、各実施例では、列車速度,列車加速
度を演算により求めているが、本発明はこれに限らず、
テーブル検索により求める形で実施することもできる。
【0062】請求項の“算出”の用語は、このテーブル
検索法を含む意味で用いている。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
列車検知器と演算装置の間に信号伝送線を設置する必要
がなく、この信号伝送線の設置場所の確保,設置作業,
保安等の問題が解消する。
【0064】請求項3,請求項4記載の発明では、更に
フェイルセーフ動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の説明図
【図2】 実施例1の動作を示すフローチャート
【図3】 実施例2の構成を示すブロック図
【図4】 光センサの配置の説明図
【図5】 画像の幾何変換の説明図
【図6】 発光源の設置例を示す図
【図7】 自己診断機構の説明図
【図8】 実施例2の変形のブロック図
【図9】 従来例1の説明図
【図10】 従来例2の説明図
【符号の説明】
1 列車 3−1〜3−5 発光源 4 主装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 3/68 G01P 3/36 B61L 1/02 B61L 29/22 G01P 15/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線路に沿って所定の間隔で配置した複数
    の発光源と、この複数の発光源を監視する光センサと、
    この光センサで検出した発光源の数変化を検出する発光
    源数変化検出手段と、この発光源数変化検出手段の発光
    源の数変化検出のタイミングにもとづいて列車速度を算
    出する列車速度算出手段とを備えたことを特徴とする列
    車速度検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の列車速度検出装置と、こ
    の列車速度検出装置における発光源数変化検出のタイミ
    ングと同装置で検出した複数の列車速度にもとづいて列
    車加速度を算出する列車加速度算出手段とを備えたこと
    を特徴とする列車加速度検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の列車速度検出装置と、こ
    の列車速度検出装置で検出した列車速度が小さくなるに
    したがい、踏切遮断桿の下降タイミングを最高の列車速
    度の際の下降タイミングより、より遅らせるように制御
    する制御手段とを備えたことを特徴とする踏切遮断桿制
    御装置。
  4. 【請求項4】 列車速度の検出にエラーが発生したと
    き、制御手段は遮断桿の下降タイミングを最高の列車速
    度の際の下降タイミングとすることを特徴とする請求項
    3記載の踏切遮断桿制御装置。
  5. 【請求項5】 列車が複数の発光源に接近したことを検
    知する列車接近検知手段と、列車が前記複数の発光源を
    通過したことを検知する列車通過検知手段と、前記列車
    接近検知手段で列車接近を検知したとき前記複数の発光
    源を点灯し、前記列車通過検知手段で列車通過を検知し
    たとき前記複数の発光源を消灯する発光源点滅手段とを
    備えた前記請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の
    装置。
JP14325794A 1994-06-24 1994-06-24 列車速度検出装置,列車加速度検出装置,踏切遮断桿制御装置 Expired - Fee Related JP3301001B2 (ja)

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JP14325794A JP3301001B2 (ja) 1994-06-24 1994-06-24 列車速度検出装置,列車加速度検出装置,踏切遮断桿制御装置

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JPH0815292A JPH0815292A (ja) 1996-01-19
JP3301001B2 true JP3301001B2 (ja) 2002-07-15

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