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JP3298900B2 - 画像処理装置およびその方法 - Google Patents

画像処理装置およびその方法

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JP3298900B2
JP3298900B2 JP06690391A JP6690391A JP3298900B2 JP 3298900 B2 JP3298900 B2 JP 3298900B2 JP 06690391 A JP06690391 A JP 06690391A JP 6690391 A JP6690391 A JP 6690391A JP 3298900 B2 JP3298900 B2 JP 3298900B2
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JP
Japan
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JP06690391A
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由夫 小巻
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication date
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Priority to EP92302753A priority patent/EP0506479B1/en
Priority to DE69217403T priority patent/DE69217403T2/de
Priority to CA002064260A priority patent/CA2064260C/en
Publication of JPH04302267A publication Critical patent/JPH04302267A/ja
Priority to US08/209,373 priority patent/US5621503A/en
Priority to US08/780,358 priority patent/US5790932A/en
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像に、人間の
眼では識別し難いように、所定の識別情報を付加する画
像処理装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CCD等を用いたカラー画像形成
装置と、レーザビームプリンタやインクジエツトプリン
タ等のデジタルカラー複写装置が開発されたために、多
色のカラー原稿を色階調等を含めて忠実に再生できるよ
うになつていきている。このため、紙幣等の複製禁止対
象の紙葉や書類が容易に偽造される恐れがでている。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、紙幣等の複製を考慮した手段は付加され
ておらず、紙幣等の特定原稿が複製された場合に重大な
被害が予想される。
【0004】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
ので、不正に複製された紙幣など、不正に形成される画
像に、特定の者が解読可能な識別情報を付加すること
で、不正な画像形成を抑止することを目的とする。ま
た、付加される識別情報が極力目立たないようにするこ
とを他の目的とする。さらに、上記の目的を、本来、画
像形成(画像の可視化)に使用すべき汎用の色材を用い
て達成することを他の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成する一手段として、以下の構成を備える。本発明に
かかる画像処理装置は、画像データのイエロー、マゼン
タ、シアンおよびブラックの各色成分を、スライスレベ
ルとの比較により二値化して、各色成分が二値のカラー
画像データを発生する第一の発生手段と、装置固有の識
別情報を発生する第二の発生手段と、前記第一の発生手
段により発生される前記各色成分が二値のカラー画像デ
ータが表すカラー画像を、イエロー、マゼンタ、シアン
およびブラックの色材を用いて記録媒体上に形成する形
成手段と、前記第二の発生手段により発生される識別情
報を、前記第一の発生手段により発生される前記各色成
分が二値のカラー画像データに合成する合成手段とを有
し、前記識別情報は、前記形成手段によって形成される
カラー画像に前記イエローの色材を用いて表現されるよ
うに合成されることを特徴とする。
【0006】本発明にかかる画像処理方法は、画像デー
タのイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色
成分を、スライスレベルとの比較により二値化して、各
色成分が二値のカラー画像データを発生し、装置固有の
識別情報を発生し、発生された識別情報を前記各色成分
が二値のカラー画像データに合成し、前記識別情報が合
成された二値のカラー画像データが表すカラー画像を、
イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの色材を用
いて記録媒体上に形成する各ステップを有し、前記識別
情報は、前記形成されるカラー画像に前記イエローの色
材を用いて表現されるように合成されることを特徴とす
る。
【0007】
【実施例】以下に、添付図面を参照して本発明に係る好
適な実施例を詳細に説明する。
【0008】<第1の実施例>図1は本発明の第1の実
施例によるデジタルカラー複写機の外観形状を示す外観
図である。このデジタルカラー複写機(以下「複写機」
という)10は、大別して2つの要素から構成されてい
る。すなわち、第1の大別要素として、上方に位置する
原稿画像をカラーで読み取り、複数の色成分信号の各々
について多値のデータで構成されるデジタルカラー画像
データを出力するカラーイメージスキヤナ部(以下、
「リーダ部」と略す)12を備える。なお、このリーダ
部12内には、デジタルカラー画像データの2値化をは
じめとする各種の画像処理を行うと共に、外部装置との
インターフエース等の処理機能を有するコントローラ部
14が内蔵されている。
【0009】また、第2の大別要素として、リーダ部1
2の下方に位置し、該リーダ部12のコントローラ部1
4より出力されるY(イエロー),M(マゼンタ),C
(シアン),K(ブラック)の各色2値のカラーデジタ
ル画像信号を記録紙に記録するためのプリンタ部20を
備えている。
【0010】リーダ部12は、原稿押さ板16の下の図
示しない原稿台上に下向きに置かれた、立体状又はシー
ト状若しくは大判サイズのシート状原稿等の各種形状、
サイズの原稿より画像情報を読み取るための機構も内蔵
している。
【0011】また、リーダ部12の上面の一側には、コ
ントローラ部14に接続された操作部18が設けられて
いる。この操作部18は、複写機としての各種情報や動
作指示等を入力するためのものである。
【0012】更に、コントローラ部14は、操作部18
を介して入力された情報に応じて、リーダ部12やプリ
ンタ部20に対する動作指示を行うよう構成されてい
る。そして、複雑な編集処理等を行う必要のある場合に
は、原稿押え板16に替えて、デジタイザ等を取り付
け、これをコントローラ部14に接続することができ、
これにより、より高度な画像処理が可能になる。
【0013】一方、本実施例のプリンタ部20において
は、特開昭54-59936号公報に記載された如きバブルジェ
ット記録方式の記録ヘッドを使用したフルカラーのイン
クジェットプリンタが用いられる。ここで、バフルジェ
ット記録方式とは、熱エネルギによる膜沸騰を利用して
液滴を吐出させるタイプの記録ヘッドを用いるインクジ
ェット記録方式である。
【0014】上述した2つの大別要素は、互いに分離可
能であり、接続ケーブルを延長することによつて互いに
離れた場所に設置することも可能に設定されている。
【0015】以下、以上の大別要素を詳細に説明する。
【0016】図2は図1に示した複写機10の内部構成
を横から見た状態で概略的に示す断面図である。
【0017】(リーダ部12)まず、複写機10のリー
ダ部12の構成を説明する。
【0018】リーダ部12においては、露光ランプ2
2、レンズ24、及びフルカラーでラインイメージの読
み取りが可能なイメージセンサ26(本実施例ではCC
Dセンサを採用)によつて原稿台ガラス28上に置かれ
た原稿の画像、プロジエクタによる投影像、又は、シー
ト送り機構30によるシート状原稿の画像が読み取られ
る。
【0019】次に、このようにしてリーダ部12で読み
取られた画像情報に対する各種の画像処理を、該リーダ
部12及びコントローラ部14で行い、この後、読み取
り、画像処理された情報はプリンタ部20に送られ、こ
こで記録紙に記録されることになる。
【0020】(プリンタ部20)次に、プリンタ部20
において、記録紙は小型定形サイズ(本実施例ではA4
〜A3サイズまで)のカツト紙を収納する給紙カセツト
32と、大型サイズ(本実施例ではA2〜A1サイズま
で)の記録を行うためのロール紙34より選択的に供給
される。
【0021】また、給紙はコントローラ部14のプリント
開始指示により開始され、記録紙は以下の経路でまず給
紙第1ローラ44の位置まで搬送される。なお、本実施例
においては、給紙部カバー38に沿って、手差し口36より
記録紙を一枚ずつ手で供給する手差し給紙(装置外部よ
りの給紙)も可能である。
【0022】プリンタ部20に装着された給紙カセツト
32よりの記録紙給紙の場合には、給紙カセツト32の
記録紙セツト面給紙端部上面には、給紙カセツト32よ
りカツト紙を1枚ずつ取り出すためのピツクアツプロー
ラ40が配設されている。このため、ピツクアツプロー
ラ40を駆動することにより給紙カセツト32にセツト
された最上部の記録紙が取り出され、カツト紙送りロー
ラ42に送られ、更に、そのローラ42により給紙第1
ローラ44まで搬送される。
【0023】一方、ロール紙34の場合には、ロール紙
給紙ローラ46により連続して送り出され、カツタ48
により定形長にカツトされ、上述した給紙第1ローラ4
4位置まで搬送される。
【0024】同様に、給紙が手差し口36よりの手差し
給紙である場合には、手差しされた記録紙は手差しロー
ラ50によつて給紙第1ローラ44まで搬送される。
【0025】ここで、ピツクアツプローラ40、カツト
紙送りローラ42、ロール紙給紙ローラ46、給紙第1
ローラ44、手差しローラ50は、付図紙の給紙モータ
(本実施例ではDCサーボモータを使用している)によ
り駆動され、各々のローラに付帯した電磁クラツチによ
り随時回転駆動のオンオフ制御が行えるように構成され
ている。
【0026】このようにして上述の給紙経路のいずれか
より選択給紙された記録紙は、給紙第1ローラ44まで
搬送される。なお、記録紙の斜行(スキュー)を取り除
くため、この給紙に際しては、記録紙に所定量の紙ルー
プを形成した後、給紙第1ローラ44をオンして回転駆
動し、次に給紙第2ローラ52の記録紙が搬送されるこ
とになる。
【0027】また、給紙第1ローラ44と給紙第2ロー
ラ52との間には、記録ヘツド56の上側に配設された
紙送りローラ64と、下側に配設された給紙第2ローラ
52との間で正確な紙送り動作を行うために記録紙に所
定量たるませてバツフアを作るように構成されている。
そして、このバツフアには、記録紙のたるみ量としての
バツフア量を検出するためのバツフア量検知センサ54
が配設されている。このように記録紙にバツフアを紙搬
送中において、常に作ることにより、特に大判サイズの
記録紙を搬送する場合の紙送りローラ64及び給紙第2
ローラ52にかかる負荷を低減することができ、正確な
紙送り動作が可能になる。
【0028】以上のように記録紙の搬送システムが構成
されたプリンタ部20において、記録ヘツド56による
プリントの際には、記録ヘツド56が装着されている走
査キヤリツジ58がキヤリツジレール60上を走査モー
タ62により図面の表裏方向に往復動して、記録紙の主
走査方向への走査が行われるように構成されている。そ
して、往路の走査では、記録ヘツド56により記録紙上
に画像がプリントされ、復路の走査では、紙送りローラ
64により記録紙を所定量だけ送る副走査方向の送り動
作が行われる。
【0029】ここで、この副走査方向に沿う送り量は、
後述する定移動量として定義されており、ここでは、記
録ヘツド56の副走査方向に沿う幅に相当する長さ、す
なわち図示していないが、プラテン74の記録ヘツド5
6に対向する面部分に渡つて形成されて吸引孔の配設幅
に相当する長さに設定されている。この吸引孔は、記録
紙をプラテン74に密着させた状態にするためのもので
ある。
【0030】また、この復路の走査時における紙送りモ
ータ68による記録紙駆動制御においては、バッファ量検
知センサ54を介してバッファ量を検知しながら、常に所
定のバッファ量となるように制御されている。
【0031】そして、プリントされた記録紙は、排紙ト
レイ66に排出され、上述した一連のプリント動作を完
了する。
【0032】(走査キヤリツジ系の構成)次に、図3を
参照して走査キヤリツジ58まわりの構成の詳細な説明
を行う。図3において、68は記録紙を副走査方向に沿
って間欠送りするための駆動限としての紙送りモータで
ある。この紙送りモータ68は、その回転量を任意に設
定変更できるものであり、紙送りローラ64、及び給紙
第2ローラ用クラツチ70を介して給紙第2ローラ52
を駆動するよう構成されている。
【0033】また、前述した走査モータ62は、走査キ
ヤリツジ58を走査ベルト72を介して矢印のA,Bで
示す主走査方向に沿って往復走査させるための駆動源と
して設けられている。なお、本実施例では、任意の送り
量での正確な紙送り制御が必要なことから、紙送りモー
タ68と走査モータ62にパルスモータが使用されてい
る。
【0034】本実施例においては、プラテン74の下端に
対向した位置に不図示の紙押え部材が配設されていて、
走査キャリッジ58の走査中に、この紙押え部材が記録紙
をプラテン74に固定することにより記録紙の移動などが
発生しないように制御されている。ここで、記録紙が給
紙第2ローラ52に到達すると、給紙第2ローラ52用のクラ
ッチ70および紙送りモータ68がそれぞれオンされ、記録
紙の先端は一対の紙送りローラ64に挟持されるまで、プ
ラテン74上を搬送される。そして、プラテン74を通過し
て搬送される記録紙は、プラテン74上に設けられ紙検知
センサ76によって検知され、紙検知センサ76の出力情報
は位置制御やジャム制御などに利用される。
【0035】記録紙の先端が紙送りローラ64に到達す
ると、給紙第2ローラ用クラツチ70、紙送りモータ6
8が夫々オフされ、次に、プラテン74の内側空間は、
不図示の吸引モータの起動により負圧となされ、吸引動
作が開始される。このような吸引動作により、記録紙は
プラテン74上に密着させられることになる。この時、
同時に上述した紙押え部材も記録紙をプラテンに固定す
る。
【0036】ここで、記録紙への画像プリント動作に先
立つて、走査キヤリツジ58はホームポジシヨンセンサ
78が配設された位置まで移動され、次に矢印Aの方向
に沿って往路走査が行われる。この往路走査において、
所定の位置よりシアン“C”,マゼンタ“M”,イエロ
ー“Y”,ブラツク“Bk”の夫々のインクを適宜記録
ヘツド56より吐出して、画像の記録(プリント)が行
われる。そして、主走査方向に沿う所定の長さ分の画像
記録動作を終えたら、走査モータ62の駆動方向を逆転
し、走査キヤリツジ58を逆に、すなわち、矢印Bで示
す方向に移動させて復路走査を開始する。走査モータ6
2は、走査キヤリツジ58がホームポジシヨンセンサ7
8の配設位置に戻るまで逆転駆動される。
【0037】また、この復路走査の間、紙送りモータ68
を起動させて紙送りローラ64を回転駆動することによ
り、矢印Cで示す副走査方向の記録ヘッド56で記録した
長さ分(記録ヘッド56の幅分)だけの紙送り動作が行わ
れる。なお、本実施例においては、この紙送り量、すな
わち副走査方向の移動量は、上述した記録ヘッド56の幅
分の定移動量のみが設定されるわけではなく、最終ライ
ン幅により規定される片移動量に設定される場合があ
る。
【0038】本実施例では、記録ヘツド56はインクジ
エツトノズルであり、合計256本のノズルがY,M,
C,Bkの各色についてアセンブリされている。
【0039】一方、走査キヤリツジ58がホームポジシ
ヨンセンサ78で規定されるホームポジシヨンに停止す
ると、記録ヘツド56の回復動作が行われる。この回復
動作は、安定した記録動作を行うための処理であり、記
録ヘツド56のノズル内に残留しているインクの粘度変
化等から生じる吐出開始時のムラを防止するための処理
である。この処理では、給紙時間、装置内温度、吐出時
間等の予めプログラムされた条件に従つて、記録ヘツド
56の各ノズルの加圧動作を行い、各のノズルからイン
クの空吐出動作を行う。
【0040】以上説明の動作を繰り返すことにより、記
録紙上の全面に渡り所望の画像記録が行われることにな
る。
【0041】(システム構成)次に、本実施例の複写機
10における制御システムの画像信号の処理及び制御に
ついて図4を参照して説明する。
【0042】図4において、100は装置全体の制御を司る
メインCPUである。メインCPU100には、プリンタの動作
を制御するプリンタ制御CPU102、読取り動作を制御する
リーダ制御CPU104、画像処理を行うメイン画像処理部10
6、操作者による入力を受け付ける操作部108、原稿中の
紙幣画像の有無を検知する紙幣検知部120、および、本
装置の製造番号の画像信号を発生するパターンジェネレ
ータ122が接続されている。さらに、メインCPU100に
は、メインCPU100により実行される図5のフローチャー
トに従うプログラムなどが格納されたROM100aと、メイ
ンCPU100が各種プログラムを実行する際のワークエリア
として用いられるRAM100bとが接続されている。
【0043】ここで、プリンタ制御CPU102とリー
ダ制御CPU104は、それぞれプリンタ部、リーダ部
の動作制御を行うもので、メインCPU100とはマス
タとスレーブの関係に設定されている。
【0044】上述したメイン画像処理部106は、エッジ
強調、スムージング、マスキング、黒抽出、トリミング
などの処理を行い、さらに、スライスレベルと比較して
画像信号を2値化する。また、プリンタ制御CPU102とメ
イン画像処理部106との間には、画像合成部124および同
期メモリ110が接続されている。この同期メモリ110は、
入力動作の時間ばらつきの吸収および前述した記録ヘッ
ド56の機構上の並びによる遅延補正を行うためのもので
ある。そして、この同期メモリ110の出力は記録ヘッド5
6に接続されている。
【0045】プリンタ制御CPU102はプリンタ部の
入力駆動の制御を行うプリンタ部駆動系114に接続さ
れている。
【0046】また、リーダ制御CPU104はシェーディング
補正、色補正、およびγ補正などの読み取り系で必要な
補正処理を行う入力系画像処理部116と、リーダ部12の
入力駆動の制御を行うリーダ部駆動系118に接続されて
いる。
【0047】さらに、入力系画像処理部116にはCC
Dラインセンサ26が接続されており、この入力系画像
処理部116はメイン画像処理部106に接続されてい
る。紙幣検知部120は、CCDラインセンサ26、メ
インCPU100と接続されており、CCDラインセン
サ26からの各色について多値の画像信号により、原稿
中に紙幣等が含まれているかの判断を行う。紙幣検知部
120により原稿中に紙幣が含まれていると判断される
と、製造番号記録ルーチンが起動されパターンジエネレ
ータ122が起動される。
【0048】パターンジェネレータ122は、メインCPU10
2および画像合成部124に接続されていて、メインCPU102
の命令によりROM上に記録された装置の製造番号に対応
するパターンを生成し画像合成部124に出力する。画像
合成部124は、メイン画像処理部106、パターンジェネレ
ータ122および同期メモリ110に接続されていて、メイン
画像処理部106から入力される2値化された画像信号と、
パターンジェネレータ122から入力される信号とを合成
して同期メモリ110に出力する。
【0049】ここで、リーダ部12は、メインCPU1
00、リーダ制御CPU104、メイン画像処理部10
6、操作部108、入力系画像処理部116、紙幣検知
部120、パターンジエネレータ122、リーダ部駆動
系118、並びにイメージセンサとしてのCCDライン
センサ26とから構成されている。
【0050】また、プリンタ部20は、プリンタ制御C
PU102、同期メモリ110、記録ヘツド56、並び
にプリンタ部駆動系114とから構成されている。
【0051】次に、本実施例において、紙幣検知時に起
動され、メインCPU100により実行される製造番号
記録ルーチンの詳細を、図5に示すフローチヤートを参
照して以下に説明する。
【0052】紙幣検知部120によりCCD26から出力された
画像信号に紙幣などの画像が含まれている、あるいは、
本装置で記録した製造番号の画像が含まれていると判断
された場合、製造番号記録ルーチンが起動され、メイン
CPU100は図5のステップS51へ処理を進める。
【0053】ステップS51では、1スキャン分の製造番号
を表す画像信号をパターンジェネレータ122に発生さ
せ、2値信号と合成させる。
【0054】次のステップS52では、コピー動作が終了
したかどうかを判断し、コピー動作が実行中であればス
テップS51へ処理を進める。コピー動作が終了すれば、
製造番号記録ルーチンを終了する。
【0055】図6は第1の実施例による製造番号記録の
一例を示す図である。同図には、“3851314”を
製造番号として記録した一例を示しており、特定原稿で
ある紙幣の短辺の長さは、製造番号を記録するときの主
走査方向或は副走査方向の余白の距離J,K,Lのいず
れの長さよりも大きいことを前提とする。このことによ
り、記録紙中にどのように紙幣が画像形成された場合で
も、形成された紙幣の画像から製造番号を判読すること
が可能である。
【0056】製造番号記録は本実施例では、視認されに
くいイエローで印字を行う。もちろん、いかなる色でも
さしつかえなく、中間色、多色印刷なども可能である。
【0057】以上、本実施例で述べた如く、紙幣検知部
からの信号により、パターンジエネレータで製造番号信
号を発生し、該製造番号画像信号と2値化された画像信
号とを画像信号合成部により合成し、合成された画像信
号を用いて画像形成を行うことにより、紙幣画像の形成
された記録紙より、紙幣の複製に使用された装置を特定
することができ、紙幣偽造の予防、被害の拡大防止が期
待できる。
【0058】
【第2の実施例】次に、本発明にかかる第2の実施例を
以下で説明する。前述した第1の実施例では、一度、紙
幣などの画像が検出されるとコピー動作が終了するま
で、パターンジェネレータ122は製造番号を表す画像信
号を発生し続けるが、本発明はこのような形態に限定さ
れるものではない。例えば、第1の実施例において、紙
幣検知部120により紙幣などの画像と判断される場合の
み、パターンジェネレータ122を起動して、2値化された
画像信号に製造番号を表す画像信号を合成し、紙幣など
の画像ではにと判断される場合はパターンジェネレータ
122を停止させることも可能である。この場合の印刷例
を図7に示す。ここでは記録紙302内に紙幣画像300が図
に示すように配置されている。ここで符号Aは、一走査
により形成される画像の副走査方向の長さを示す。
【0059】この場合の製造番号記録ルーチンを図8に
示す。
【0060】なお、第2の実施例において、構成は図1
と同様のため、説明を省略し、動作説明で構成を示す場
合には、図1で使用した参照番号にダツシユを付加す
る。
【0061】前述した第1の実施例において、紙幣検知
部120'によりCCD26'から出力された画像信号に紙幣など
の画像が含まれていると判断された場合、製造番号記録
ルーチンが起動され、メインCPU100'は図8のステップS8
1へ処理を進める。
【0062】ステップS81では、画像処理部116'と106'
とのタイミングをとるため一定時間待つ。次のステップ
S82では、一組の製造番号を表す画像信号をパターンジ
ェネレータ122'に発生させ、2値信号と合成させる。
【0063】続くステップS83では、紙幣などの画像が
検出されているかどうかを確認し、検出されていればス
テップS82へ処理を進める。検出されていなければ製造
番号記録ルーチンを種る要する。
【0064】さて、前述した第1,第2の実施例は、イ
ンクジエツト方式による複写機におけるものであつた
が、電子写真方式、感熱方式、写真方式などのその他の
方式による複写機にも利用可能である。
【0065】また、本発明は、カラー複写機に限定され
るものではなく、画像信号の2値信号化を行うモノクロ
デジタル複写機にも同様に利用可能である。
【0066】また、前述した複写機のように入力もスキ
ヤナからに限定されず、外部機器からI/Fを介して入
力された画像を処理して印字するシステム、通信装置か
らの画像を処理して印字するシステムにも応用できる。
【0067】また、パターンジエネレータにより生成さ
れるデータは、複写された紙幣から装置を特定できれ
ば、製造番号に限定されるものではなく、バーコードな
どあらゆるコードの利用が可能である。さらに、装置識
別用の符号に限定されるものではなく装置の設置場所、
日時、所有者や使用者の名前等あらゆる符号が可能であ
る。
【0068】また、製造番号等の識別用符号の記録に用
いる色は、あらゆる色が利用可能である。
【0069】また、本発明は、特定原稿を紙幣に限定せ
ず、有価証券、重要書類等、複写禁止対象の書類すべて
に適用できる。
【0070】さらに、複写禁止書類に限らず、あらゆる
紙葉、書類に応用可能である。
【0071】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによつて達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
不正に複製される紙幣など、不正に形成される画像に対
して、特定の者が解読可能な識別情報を付加すること
で、不正な画像形成を抑止することができる。さらに、
付加される識別情報が極力目立たないようにすることが
できる。とくに、識別情報の付加は、特殊な色材(例え
ば磁気インクや赤外線反射/吸収インク)を使用するこ
となく、本来、画像形成(画像の可視化)に使用すべき
汎用の色材(イエロー)を用いて容易に実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるデジタルカラー複
写機の外観形状を示す外観図である。
【図2】図1に示した複写機10の内部構成を横から見
た状態で概略的に示す断面図である。
【図3】第1の実施例による走査キヤリツジ58まわり
の構成を示す図である。
【図4】第1の実施例による複写機10における制御シ
ステムの構成を示すブロツク図である。
【図5】第1の実施例によるメインCPU100により
実行される製造番号記録ルーチンの一例を説明するフロ
ーチヤートである。
【図6】第1の実施例による製造番号記録の一例を示す
図である。
【図7】第2の実施例によるメインCPU100’によ
り実行される製造番号記録ルーチンの一例を説明するフ
ローチヤートである。
【図8】第2の実施例による製造番号記録の一例を示す
図である。
【符号の説明】
10 複写機 12 リーダ部 14 コントロ−ラ部 16 原稿押え板 18 操作部 20 プリンタ部 22 露光ランプ 24 レンズ 26 イメージセンサ 28 原稿台ガラス 30 シート送り機構 32 給紙カセツト 34,36 手差し口 38 給紙部カバー 40 ピツクアツプローラ 42 カツト紙送りローラ 44 給紙第1ローラ 46 ロール紙給紙ローラ 48 カツタ 50 手差しローラ 52 給紙第2ローラ 54 バツフア量検知センサ 56 記録ヘツド 58 走査キヤリツジ 60 キヤリツジレール 62 走査モータ 66 排紙トレイ 68 紙送りモータ 72 走査ベルト 74 プラテン 78 ホームポジシヨンセンサ 100 メインCPU 100a ROM 100b RAM 102 プリンタ制御CPU 104 リーダ制御CPU 106 メイン画像処理部 108 操作部 110 同期メモリ 114 プリンタ部駆動系 116 入力系画像処理部 118 リーダ部駆動系 120 紙幣検知部 122 パターンジエネレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 H04N 1/46 - 1/64

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データのイエロー、マゼンタ、シア
    ンおよびブラックの各色成分を、スライスレベルとの比
    較により二値化して、各色成分が二値のカラー画像デー
    タを発生する第一の発生手段と、 装置固有の識別情報を発生する第二の発生手段と、 前記第一の発生手段により発生される前記各色成分が
    カラー画像データが表すカラー画像を、イエロー、
    マゼンタ、シアンおよびブラックの色材を用いて記録媒
    体上に形成する形成手段と、 前記第二の発生手段により発生される識別情報を、前記
    第一の発生手段により発生される前記各色成分が二値
    カラー画像データに合成する合成手段とを有し、 前記識別情報は、前記形成手段によって形成されるカラ
    ー画像に前記イエローの色材を用いて表現されるように
    合成されることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記識別情報は前記画像処理装置の製造
    番号であることを特徴とする請求項1に記載された画像
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記識別情報は日時を示すことを特徴と
    する請求項1に記載された画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記識別情報は、前記カラー画像中の特
    定画像領域に合成されることを特徴とする請求項1から
    請求項3の何れかに記載された画像処理装置。
  5. 【請求項5】 画像データのイエロー、マゼンタ、シア
    ンおよびブラックの各色成分を、スライスレベルとの比
    較により二値化して、各色成分が二値のカラー画像デー
    タを発生し、 装置固有の識別情報を発生し、 発生された識別情報を前記各色成分が二値カラー画像
    データに合成し、 前記識別情報が合成された二値カラー画像データが表
    すカラー画像を、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブ
    ラックの色材を用いて記録媒体上に形成する各ステップ
    を有し、 前記識別情報は、前記形成されるカラー画像に前記イエ
    ローの色材を用いて表現されるように合成されることを
    特徴とする画像処理方法。
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