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JP3290362B2 - 軟質金属材用タッピンねじ - Google Patents

軟質金属材用タッピンねじ

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Publication number
JP3290362B2
JP3290362B2 JP29431196A JP29431196A JP3290362B2 JP 3290362 B2 JP3290362 B2 JP 3290362B2 JP 29431196 A JP29431196 A JP 29431196A JP 29431196 A JP29431196 A JP 29431196A JP 3290362 B2 JP3290362 B2 JP 3290362B2
Authority
JP
Japan
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thread
screw
leg
diameter
tapping screw
Prior art date
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Application number
JP29431196A
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JPH10103321A (ja
Inventor
裕行 阪本
正徳 阿部
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Nitto Seiko Co Ltd
Original Assignee
Nitto Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nitto Seiko Co Ltd filed Critical Nitto Seiko Co Ltd
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Publication of JPH10103321A publication Critical patent/JPH10103321A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はあらかじめワークに
あけられたねじ穴内に雌ねじを成形しながらねじ込まれ
るタッピンねじで、特に、ワークの材質が比較的軟質な
金属材料に好適なタッピンねじに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から比較的軟質な金属材料からなる
ワーク、特に、アルミダイキャスト、亜鉛ダイキャスト
からなるワークにねじをねじ込む場合、このねじとして
使用されているものにタッピンねじがある。これは、図
13に示すようなもので、互いに軟質な金属材料のワー
ク140を重ね、これにタッピンねじ101をねじ込ん
で互いのワーク140を締結するようになっている。こ
のタッピンねじ101はこれでワーク140のねじ穴1
41に雌ねじ142を形成しながらねじ込まれるため、
ねじ101の脚部103の先端部は比較的ねじ山が低
く、徐々にねじ山を大きくしたテーパ形状とし、最終的
にはねじ穴141に所望寸法のねじ山が形成されるよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな形状のタッピンねじを比較的硬質な金属材料からな
るワークに対して使用した場合は、何らの障害もなくね
じ込み作業ができるが、軟質な金属材料のワークのねじ
穴へねじ込んだ場合、最初はねじ穴に雌ねじを成形しな
がらタッピンねじがねじ込まれるが、このタッピンねじ
のねじ山のフランク面に常時雌ねじが接触するため、こ
の間に熱が発生し、タッピンねじのねじ込み途中におい
てワークとの間で凝着し、締付けトルクが増大して、タ
ッピンねじが完全にねじ込まれず、頭部座面がワークに
着座しない所謂、ねじ浮き状態が生じてワークが完全に
固定されないでガタ付いている。また、この状態のタッ
ピンねじを取り外して再度ねじ込み作業を行うようにし
ても、このタッピンねじを抜き取ることができず、頭部
が破壊する等しており、このため製品不良を発生する等
の課題がある。
【0004】本発明の第1の目的は、このような課題を
解決するとともに軟質な金属材料からなるワークのねじ
穴にタッピンねじを凝着させることなく低締付けトルク
で円滑にねじ込み可能にし、且つ緩み止め効果も合わせ
て発揮させることであり、本発明の第2の目的は、より
低トルクでのねじ込みを可能にすることであり、本発明
の第3の目的は、ねじ穴へのタッピンねじのねじ込みを
確実にすることであり、本発明の第4の目的は、軟質な
金属材料からなるワークに対して確実な緩み止めトルク
を得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この本発明の目的は、ね
じ山を形成した脚部3とこの脚部3の一端に脚部径より
大きい直径で一体に成形された頭部2とからなるタッピ
ンねじにおいて、頭部2から連続する脚部3の外周にね
じ山頂角が50°のねじ山胴部10を形成し、この脚部
3の先端にねじ山胴部10のねじ山頂部を連続的に結ぶ
直線に平行で前記ねじ山胴部10のねじ山外径Dより小
径なねじ山外径dを有し且つねじ山頂角が60°のねじ
山案内部20を形成し、このねじ山胴部10とねじ山案
内部20との間にこれらを接続するとともにそのねじ山
頂角がねじ山胴部10のねじ山頂角より大きく且つ半周
以内のねじ山接続部30を形成し、更に、ねじ山胴部1
0とねじ山接続部30とねじ山案内部20のねじ山を全
て同一ピッチで構成し、しかも、少なくともねじ山胴部
10にリードに沿いねじ山の上側が除かれた平坦な逃げ
溝4を削設した軟質金属材用タッピンねじを得ることで
達成される。また、この他に、ねじ山を形成した脚部3
とこの脚部3の一端に脚部径より大きい直径で一体に成
形された頭部2とからなるタッピンねじにおいて、頭部
2から連続する脚部3の外周にねじ山頂角が50°のね
じ山胴部10を形成し、この脚部3の先端にねじ山胴部
10のねじ山頂部を連続的に結ぶ直線に平行で前記ねじ
山胴部10のねじ山外径Dより小径なねじ山外径dを有
し且つねじ山頂角が60°のねじ山案内部20を形成
し、このねじ山胴部10とねじ山案内部20との間にこ
れらを接続するとともにそのねじ山頂角がねじ山胴部1
0のねじ山頂角より大きく且つ軸心を挟んで対向する側
あるいは円周上を等分された位置に夫々ねじ山胴部10
より一部外径の大きい突出縁部31が形成されたねじ山
接続部30を形成し、更に、ねじ山胴部10とねじ山接
続部30とねじ山案内部20のねじ山を全て同一ピッチ
で構成し、しかも、少なくともねじ山胴部10にリード
に沿いねじ山の上側が除かれた平坦な逃げ溝4を削設し
た軟質金属材用タッピンねじを得ることでも達成され
る。更に、これらの構成に加えて、ねじ山案内部はその
ねじ山直径がねじ山胴部10のねじ山高さの半分だけ半
径方向において小さく形成されているとともに脚部3の
先端から二山以内に形成されている軟質金属材用タッピ
ンねじを得ることにより達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1乃至
図12に基づき説明する。図1及び図2において、1は
頭部2と脚部3とからなるタッピンねじであり、脚部3
の一端にはこの脚部径より大きい直径の頭部2が一体成
形されている。脚部3の頭部側にはねじ山頂角が50゜
のねじ山胴部10が形成してあり、このねじ山胴部10
の先端には1山〜2山程度のねじ山頂角が60゜のねじ
山案内部20が形成されている。このねじ山案内部20
のねじ山外径dはねじ山胴部10のねじ山頂部を連続的
に結ぶ直線に平行で且つ前記ねじ山胴部10のねじ山外
径Dよりこのねじ山胴部10のねじ山高さの約半分だけ
小径に形成されている。このねじ山案内部20とねじ山
胴部10との間にはこれらねじ山を接続するねじ山接続
部30が設けてあり、このねじ山接続部30のねじ山頂
角は60゜で少なくともねじ山胴部10と同じ山の高さ
に形成されている。このねじ山接続部30は多くても脚
部3の半周程度であり、この部分でワーク40のねじ穴
41の雌ねじ42が形成されるようになっている。これ
らねじ山胴部10とねじ山接続部30とねじ山案内部2
0のねじ山は全て同一ピッチとなっており、しかも、一
条あるいは二条のねじ山であってもよい。
【0007】また、これらねじ山胴部10とねじ山接続
部30には脚部3の軸線に沿い逃げ溝4が形成してあ
り、この逃げ溝4は多くてもその深さがねじ山の稜線か
らねじ山の谷までの高さの半分程度でねじ山のリードに
沿う平坦な形状になっている。この逃げ溝4のねじ山に
沿う両端はその端面の延長線が脚部3の中心と交叉する
線上にあり、この逃げ溝4は一条でもよいが、図3、図
4及び図5に示すように、通常は二条〜四条となってお
り、これらは円周方向に等間隔をおいて形成されてい
る。尚、この逃げ溝4は軸線に沿い平行に形成されてい
るが、この逃げ溝4はねじ山のリード角に対して垂直方
向に形成することも可能であるとともにこの逃げ溝4を
ねじ山胴部10にのみ形成してもよい。更に、この逃げ
溝4のねじ込み時における進み側の面は緩やかな斜面即
ち、この斜面の延長線が脚部3の中心に交叉しない線上
にあってもよく、これによりねじ込み時の抵抗が減り、
締付けトルクは低減される。
【0008】更に、図6及び図7は、前記と同様に二条
の逃げ溝4を形成したものであり、ねじ山接続部30は
互いに脚部3の中心線を挟んで対向してねじ山胴部10
の高さよりねじ山稜線が部分的に高くなって僅か外方へ
突出した突出縁部31となっている。このため、この突
出縁部31においては、ねじ山頂角の角度は50゜〜6
0゜の間となっており、この突出縁部31はねじ込み時
において脚部3におけるねじ込み力の加わり方が偏らな
いよう均等に加わるべく対向して設けられているが、こ
れは円周上の一方だけでもよく、また、三等分あるいは
四等分された位置にあってもワーク40のねじ穴41の
雌ねじ成形作用においては、同様の作用が得られる。
【0009】このようにして得られたタッピンねじ1を
使用し、図8に示すように、軟質な金属材料からなるワ
ーク40にあらかじめ開けられたねじ穴41に対してこ
のタッピンねじ1をねじ込むと、ねじ込み初期において
は、ねじ山案内部20によりねじは案内されてねじ穴4
1に入る。この時、ねじ穴41はねじ山案内部20のね
じ山直径より僅か小さい穴径となっているので、このね
じ山案内部20で雌ねじ42が筋状に形成されることに
なる。この後、続いてこの筋状の雌ねじ42にねじ山接
続部30がねじ込まれ、頂角が60゜のねじ山による雌
ねじ42が形成される。
【0010】これにより形成された雌ねじ42には、タ
ッピンねじ1のねじ山胴部10が連続してねじ込まれる
ことになるが、このねじ山胴部10のねじ山頂角は50
゜であるので、このねじ山胴部10のねじ山のフランク
面11には前記ねじ山接続部30で形成された雌ねじ4
2が殆ど接触しないので、接触抵抗が減少し、タッピン
ねじ1のねじ山とねじ穴41の雌ねじ42との間に凝着
が生じない。一方、前記ねじ山接続部30によりねじ穴
41に雌ねじ42が形成されるため、ねじ込み時にはこ
の部分に最も大きい抵抗が加わることになる。
【0011】また、この実施例は、ねじ山接続部30が
60゜のねじ山についてその作用を説明したが、図10
に示すように、ねじ山接続部30の直径が僅か大きくな
るよう突出縁部31を形成した場合においては、雌ねじ
42は全体に谷が深くなる。このため、前記実施例と同
様にタッピンねじ1のねじ山胴部10のねじ山にこの雌
ねじ42は接触せず、同様の作用となる。
【0012】このようにタッピンねじ1はワーク40の
ねじ穴41に雌ねじ42を形成しながらねじ込まれるこ
とになり、低締付けトルクでのねじ込み作用が得られ
る。一方、タッピンねじ1がねじ込まれると、ねじの軸
力によりねじ1の頭部2の座面はワーク40の表面に着
座することになり、タッピンねじ1はワーク40の雌ね
じ42に対して頭部2側へ移動することになる。これに
よりタッピンねじ1のねじ山の上部フランク面11に対
して雌ねじ42のフランク面43が当接するから、図9
及び図11に示すように、所定の締付けトルクに達する
と、これと同時に雌ねじ42のフランク面43はタッピ
ンねじ1の逃げ溝4内にその肉が嵌り込む。このため、
ワーク40が振動してタッピンねじ1に緩み作用が働い
ても、この逃げ溝4とこれに嵌り込んだ肉との間で緩み
止め作用が生じる。
【0013】次の表1は、この緩み止め作用を示すため
に、ねじ込まれているタッピンねじを緩めるための戻し
トルクを示す実験データ及び締付けトルクに対する戻し
トルクの割合所謂、緩み率(%)を示している。
【0014】
【表1】
【0015】また、図12には本件のタッピンねじと従
来のタッピンねじの締付けトルク(TS)と雌ねじ破壊
トルク(TM)のトルク曲線が示してあり、その実験条
件は、表1と同様にねじの呼び寸法:4mm、ねじ穴の
径:3.8mm、ワーク:アルミ板で実験を行ったもの
で、締付けトルク(Ts)は従来は変動が大きく、高い
値(平均21.50Kgfcm)を示しているが、本件
では締付けトルク(TS)は変動の少ない低い値(平均
7.65Kgfcm)となっている。しかも、雌ねじ破
壊トルク(T)は従来は低い値(平均43.45Kg
fcm)であるが、本件ではこの雌ねじ破壊トルク(T
)は高い値(平均76.35Kgfcm)となってい
る。このことはねじ込み作業性が安定していることを証
明するとともに通常の締付けトルクの範囲内においてね
じ山の破壊も生じない等、機能的に優れていることが実
証されている。
【0016】更に、前記表1において、従来のタッピン
ねじは、締付けトルクが40Kgfcmとなると、ワー
クのねじ穴の雌ねじが破壊される限界近くとなってお
り、戻しトルクは締付けトルクの半分となっている。ま
た、本件のタッピンねじは、締付けトルクを三通り変え
てワークのねじ穴にねじ込んでもねじ穴の雌ねじを破壊
することがないとともに、従来に比べて戻しトルクの変
動が少なく、締付けトルクが高くなる程この戻しトルク
は高い値を示しており、このように締付けトルクに応じ
た戻しトルクが常時得られることとなり、緩み止め効果
が高いことを示している。
【0017】
【発明の効果】以上説明しましたように、本発明は、頭
部2から連続する脚部3の外周にねじ山頂角が50°の
ねじ山胴部10を形成し、この脚部3の先端にねじ山胴
部10のねじ山頂部を連続的に結ぶ直線に平行で前記ね
じ山胴部10のねじ山外径Dより小径なねじ山外径dを
有し且つねじ山頂角が60°のねじ山案内部20を形成
し、このねじ山胴部10とねじ山案内部20との間にこ
れらを接続するとともにそのねじ山頂角がねじ山胴部1
0のねじ山頂角より大きく且つ半周以内のねじ山接続部
30あるいは軸心をはさんで対向する側にねじ山胴部1
0より一部大径の突出縁部31を形成したねじ山接続部
30を形成し、更に、ねじ山胴部10とねじ山接続部3
0とねじ山案内部20のねじ山を全て同一ピッチで構成
し、しかも、少なくともねじ山胴部10にリードに沿い
ねじ山の上側が除かれた平坦な逃げ溝4を削設した軟質
金属材用タッピンねじである。
【0018】このため、比較的軟質な金属材料のワーク
のねじ穴へねじ込んだ場合、ねじ込み中にタッピンねじ
ねじ山胴部のねじ山頂部を除く全体に雌ねじが接触
ずに、ねじ山頂角が60°で半周以内のねじ山胴部と同
径のねじ山接続部で雌ねじを形成しているので、接触抵
が軽減でき、締付けトルクが低くなる。また、タッピ
ンねじのねじ山と雌ねじとの間に摩擦熱の発生が少なく
なり、雌ねじとの間でねじ面が凝着することがない。こ
のため、締付けトルクがねじ込み途中で増大して、タッ
ピンねじが完全にねじ込まれず、頭部座面がワークに着
座しないでねじ浮き状態が生じ、ワークが完全に固定さ
れずガタ付くといったことが皆無になる。一方、ねじ山
胴部より一部突出した突出縁部のねじ山接続部で雌ねじ
を形成した場合においては、これで形成される雌ねじの
谷が全て深くなるので、ねじ山胴部のねじ山がねじ込み
時にこの雌ねじに接触せず、締付けトルクは一層低減さ
れる。更に、これらねじ山接続部を有するタッピンねじ
何らかの原因で締付け不良が発生してもタッピンねじ
を取り外して再度ねじ込み作業を行うことができるの
で、製品不良が多く発生することがない。しかも、ねじ
がねじ込まれて軸力が加わると、脚部の平坦な形状の
げ溝に雌ねじの根元側に位置している圧力側フランク面
の肉が僅かではあるが嵌まり込むので、絶えず振動を受
けるワークに対してねじが緩むことがなく、製品の信頼
性が向上する。また、脚部の先端にねじ山胴部の直径よ
り小径なねじ山が形成されているので、ワークのねじ穴
にタッピンねじが傾斜することなく正確にねじ込まれ易
く、確実なねじ込み作業を提供できる等の特有の効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図2】図1の要部拡大正面図である。
【図3】図1の拡大底面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す要部拡大正面図
である。
【図5】図4の底面図である。
【図6】本発明のもう一つ他の実施の形態を示す要部拡
大正面図である。
【図7】図6の底面図である。
【図8】ワークへねじ込んだ状態を示す図2の要部拡大
断面図である。
【図9】図8のねじ締め完了状態を示す要部断面図であ
る。
【図10】ワークへねじ込んだ状態を示す図6の要部拡
大断面図である。
【図11】図10のねじ締め完了状態を示す要部断面図
である。
【図12】本件と従来のタッピンねじの締付けトルク及
び雌ねじ破壊トルクを示すトルク曲線図である。
【図13】本発明の従来例を示す要部断面正面図であ
る。
【符号の説明】
1 タッピンねじ 2 頭部 3 脚部 4 逃げ溝 10 ねじ山胴部 11 フランク面 20 ねじ山案内部 30 ねじ山接続部 31 突出部 40 ワーク 41 ねじ穴 42 雌ねじ 43 フランク面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−35567(JP,A) 特開 平3−103607(JP,A) 実開 昭50−13069(JP,U) 実開 平4−133013(JP,U) 実開 昭62−2819(JP,U) 実開 昭60−169415(JP,U) 実開 昭58−178514(JP,U) 実開 平1−80811(JP,U) 特公 昭50−21123(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 25/00 - 25/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ山を形成した脚部3とこの脚部3の
    一端に脚部径より大きい直径で一体に成形された頭部2
    とからなるタッピンねじにおいて、 頭部2から連続する脚部3の外周にねじ山頂角が50°
    のねじ山胴部10を形成し、この脚部3の先端にねじ山
    胴部10のねじ山頂部を連続的に結ぶ直線に平行で前記
    ねじ山胴部10のねじ山外径Dより小径なねじ山外径d
    を有し且つねじ山頂角が60°のねじ山案内部20を形
    成し、このねじ山胴部10とねじ山案内部20との間に
    これらを接続するとともにそのねじ山頂角がねじ山胴部
    10のねじ山頂角より大きく且つ半周以内のねじ山接続
    部30を形成し、更に、ねじ山胴部10とねじ山接続部
    30とねじ山案内部20のねじ山を全て同一ピッチで構
    成し、しかも、少なくともねじ山胴部10にリードに沿
    いねじ山の上側が除かれた平坦な逃げ溝4を削設したこ
    とを特徴とする軟質金属材用タッピンねじ。
  2. 【請求項2】 ねじ山を形成した脚部3とこの脚部3の
    一端に脚部径より大きい直径で一体に成形された頭部2
    とからなるタッピンねじにおいて、 頭部2から連続する脚部3の外周にねじ山頂角が50°
    のねじ山胴部10を形成し、この脚部3の先端にねじ山
    胴部10のねじ山頂部を連続的に結ぶ直線に平行で前記
    ねじ山胴部10のねじ山外径Dより小径なねじ山外径d
    を有し且つねじ山頂角が60°のねじ山案内部20を形
    成し、このねじ山胴部10とねじ山案内部20との間に
    これらを接続するとともにそのねじ山頂角がねじ山胴部
    10のねじ山頂角より大きく且つ軸心を挟んで対向する
    側にあるいは円周上を等分された位置に夫々ねじ山胴部
    10より一部外径の大きい突出縁部31が形成されたね
    じ山接続部30を形成し、更に、ねじ山胴部10とねじ
    山接続部30とねじ山案内部20のねじ山を全て同一ピ
    ッチで構成し、しかも、少なくともねじ山胴部10にリ
    ードに沿いねじ山の上側が除かれた平坦な逃げ溝4を削
    設したことを特徴とする 軟質金属材用タッピンねじ。
  3. 【請求項3】 ねじ山案内部はそのねじ山直径がねじ山
    胴部10のねじ山高さの半分だけ半径方向において小さ
    く形成されているとともに脚部3の先端から二山以内に
    形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の軟質金属材用タッピンねじ。
JP29431196A 1996-09-30 1996-09-30 軟質金属材用タッピンねじ Expired - Lifetime JP3290362B2 (ja)

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