JP3282886B2 - 中間転写方式を用いた画像形成装置 - Google Patents
中間転写方式を用いた画像形成装置Info
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Description
ァクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関
し、詳しくは中間転写ベルト等の中間転写体を介在させ
て1,2次転写工程を伴う中間転写方式を用いた画像形
成装置に関する。
術を利用して行われる。即ち、像露光により感光体上に
静電潜像を形成し、これをトナーで現像した後、コロナ
チャージャやバイアスローラ等により静電気力をトナー
に作用させて、紙などの転写材に転写し、定着すること
により得るようにしている。
写像に濃度ムラやトナー飛散が生じ、解像力やドット再
現性が劣化するという問題がある。これは、紙の表面の
凹凸のために紙と感光体とが完全には密着しないため、
不均一なギャップが出現し、電界が乱れたりトナー同士
のクーロン反発力を招くことになり、トナーに対して不
均一な力が作用するためであると考えられる。よって、
特にカラー記録の場合には問題となる。
直接トナー像の転写を行わず、中間転写ベルト等の無端
状の中間転写体を用いてコロナ方式により重ね転写を実
現したものが、特開平1−166070号公報、特開平
1−293380号公報、特開平2−18591号公報
等に示されている。これらの公報によれば、中間転写ベ
ルトを用いたカラー画像形成装置に関し、感光体からこ
の中間転写ベルトへトナー画像を繰返し重ね転写した後
(1次転写)、これを転写材に一括転写(2次転写)す
る一連の動作が示されている。
式を用いた画像形成装置において、無端状の中間転写ベ
ルト上に1次転写されたトナーの帯電量(Q/M)が低
い場合、転写材に画像を形成する2次転写の際に、給紙
コロ跡、トナー散り、ハニカム等の異常画像が発生する
ため、最適2次転写バイアス域が極端に狭められたり、
又は、全く最適域が存在しなくなってしまう、という第
1の課題がある。この現象は、特に、1色のみの画像形
成時に顕著となっている。これは、2〜4色トナーの重
ね画像の場合には、1次転写も2〜4回行われことにな
り、中間転写ベルト上のトナーのQ/Mが1色トナーの
みの場合に比して高くなるため、異常画像に対する余裕
度が増すためであると考えられる。
が使用環境によって変動してしまう点がある。
れる最適電圧又は電流は、転写材の種類が一定(材質及
び厚さ)の場合においても、環境によって変動してしま
う点がある。
は、像担持体上のトナー像を無端状の中間転写体に1次
転写する工程を複数回繰返して重ね転写画像を形成し、
この中間転写体上の重ね転写画像を一括して転写材上に
2次転写するようにした中間転写方式を用いた画像形成
装置において、装置本体の設置環境における絶対湿度を
検知する検知手段を設け、1色モード時にのみこの検知
手段により検知された環境絶対湿度に基づき1次転写用
電界形成手段に対して電圧又は電流を供給する電源の出
力を制御して前記転写材上に2次転写される前記中間転
写体上のトナー帯電量を12μC/gr以上とする帯電
量制御手段を設けた。
ナー像を無端状の中間転写体に1次転写する工程を複数
回繰返して重ね転写画像を形成し、この中間転写体上の
重ね転写画像を一括して転写材上に2次転写するように
した中間転写方式を用いた画像形成装置において、装置
本体の設置環境における絶対湿度を検知する検知手段を
設け、1色モード時にのみこの検知手段により検知され
た環境絶対湿度に基づき中間転写体近傍に対向配置させ
たコロナ放電手段に対して電圧又は電流を供給する電源
の出力を制御して前記転写材上に2次転写される前記中
間転写体上のトナー帯電量を12μC/gr以上とする
帯電量制御手段を設けた。
に、1色のみの画像形成時)に関しては、中間転写体上
のトナー帯電量が12μC/gr以上あれば、何ら異常
画像の発生もなく、かつ、十分に実用化可能と判断され
る最適2次転写バイアス域が得られることが判明したも
のである。よって、請求項1及び2記載の発明において
は、帯電量制御手段によりトナー帯電量を12μC/g
r以上とさせるので、中間転写方式における異常画像の
発生が抑制される。
量のバラツキや、第3の課題である最適2次転写バイア
ス又は電流のバラツキは、装置本体が設置された環境の
絶対湿度に依存して変動していることが判明したもので
ある。特に、低湿環境では顕著である。よって、請求項
1及び2記載の発明のように、装置本体の設置環境にお
ける環境絶対湿度を検知し、1色モード時にのみこれに
基づき1次転写用電界形成手段又はコロナ放電手段に供
給する電圧又は電流を決定制御することにより、トナー
帯電量を所定値以上に維持できるものとなり、中間転写
方式における異常画像の発生が防止される。
る。本実施例は、像担持体としてドラム状の感光体、無
端状の中間転写体として中間転写ベルトを用いたカラー
複写装置の例を示し、図2にその全体の概略構成図を示
し、図1にその感光体・中間転写ベルト周りの拡大図を
示す。
別すると、カラー画像読取装置(以下、カラースキャナ
と称す)1と、カラー画像記録装置(以下、カラープリ
ンタと称す)2とにより構成されている。
を照明ランプ4、ミラー群5(5a〜5c)及びレンズ
6を介してカラーセンサ7上に結像して、原稿のカラー
画像情報を、例えばBlue,Green,Red の色分解光毎
に読取り電気的な画像信号に変換する。そして、このカ
ラースキャナ1で得たB,G,Rの色分解画像信号強度
レベルを基にして、画像処理部で色変換処理を行ない、
Black(以下、Bkと記す),Cyan (同、C),Mag
enta(同、M),Yellow(同、Y) のカラー画像デー
タを得る。これを、カラープリンタ2によって、Bk,
C,M,Yの顕像化を行ない、これを重ね合わせて4色
フルカラー画像を形成する。
る。書込み光学ユニット8は、前記カラースキャナ1か
らのカラー画像データを光信号に変換して、原稿画像に
対応した光書込みを行ない、感光体9に静電潜像を形成
する。即ち、レーザダイオード8a、ボリゴンミラー8
b、ポリゴンモータ8c、結像レンズ8d、反射ミラー
8e等により構成されている。
るが、その周りにはクリーニングユニット(クリーニン
グ前除電器10a、クリーニングローラ10b、クリー
ニングブレード10cを含む)10、除電ランプ11、
帯電器12、電位センサ13、Bk現像器14、C現像
器15、M現像器16、Y現像器17、現像濃度パター
ン検知器18、中間転写ベルト19などが配置されてい
る。各現像器14〜17は、静電潜像を現像するために
現像剤を感光体9に対向させるよう回転する現像スリー
ブ(14a,15a,16a,17a)と、現像剤を汲
上げ・攪拌するために回転する現像パドル及び現像剤の
トナー濃度検知センサなどで構成されている。ここで
は、現像動作の順序(カラー画像形成順序)を、Bk,
C,M,Yとした例で以下に動作を説明する(ただし、
画像形成順序はこれに限定されるものではない)。
ナ1で所定のタイミングからBk画像データの読取りが
スタートし、この画像データに基づきレーザ光による光
書込み・潜像形成が始まる(以下、Bk画像データによ
る静電潜像をBk潜像と称す。C,M,Yについても同
様とする)。このBk潜像の先端部から現像可能とすべ
く、Bk現像器14の現像位置に潜像先端部が到達する
前に現像スリーブ14aを回転開始してBk潜像をBk
トナーで現像する。その後、Bk潜像領域の現像動作を
続けるが、Bk潜像後端部がBk現像位置を通過した時
点で現像不作動状態にする。これは少なくとも、次のC
画像データによるC潜像先端部が到達する前に完了させ
る。
像を、感光体9と等速駆動されている中間転写ベルト1
9の表面に転写する(以下、感光体9から中間転写ベル
ト19へのトナー像転写を「1次転写」と称する)。1
次転写は、感光体9と中間転写ベルト19とが接触した
状態において、転写バイアスローラ(1次転写用電界形
成手段)20に後述する電源により所定のバイアス電圧
を印加することで行う。なお、中間転写ベルト19には
感光体9に順次形成するBk,C,M,Yのトナー像を
同一面に順次位置合せして4色重ねの1次転写画像を形
成し、その後転写紙に一括転写(2次転写)を行う。こ
の中間転写ベルト19のユニット構成及び動作について
は後述する。
工程に進むが、所定のタイミングからカラースキャナ1
によるC画像データ読取りが始まり、その画像データに
よるレーザ光書込みでC潜像形成を行う。
のBk潜像後端部が通過した後で、かつ、C潜像の先端
が到達する前に現像スリーブ15aを回転開始してC潜
像をCトナーで現像する。その後、C潜像領域の現像を
続けるが、潜像後端部が通過した時点で、先のBk現像
器の場合と同様に現像不作動状態にする。これもやはり
次のM潜像先端部が到達する前に完了させる。
画像データ読取り・潜像形成・現像の動作が上述のB
k,Cの工程と同様であるので説明は省略する。
説明する。前記中間転写ベルト19は、駆動ローラ2
1、転写バイアスローラ20及び従動ローラ群に張架さ
れており、後述する駆動モータにより駆動制御される。
シローラ22a、ゴムブレード22b及びベルトからの
接離機構22cなどにより構成されている。このクリー
ニングユニット22の接離動作タイミングは、プリント
スタートからY(最終色の4色目)画像後端部の1次転
写が終了するまでは中間転写ベルト19面から離反させ
ておき、その後の所定タイミングで、接離機構22cに
よってベルト19面に接触させてクリーニングを行う。
ーラ(2次転写用電界形成手段)23a、ローラクリー
ニングブレード23b及び中間転写ベルト19からの接
離機構23cなどで構成されている。このバイアスロー
ラ23aは、通常は中間転写ベルト19面から離反して
いるが、中間転写ベルト19面に形成された4色の重ね
画像を転写紙(転写材)24に一括転写する時にタイミ
ングを取って接離機構23cで押圧され、前記ローラ2
3aに後述する電源によって所定のバイアス電圧を印加
して転写紙24への転写を行う。
ストローラ26によって、中間転写ベルト19面の4色
重ね画像の先端部が紙転写位置に到達するタイミングに
合わせて給紙される。
重ねトナー像が一括転写された転写紙24は、紙搬送ユ
ニット27で定着器28に搬送され、所定温度にコント
ロールされた定着ローラ28aと加圧ローラ28bでト
ナー像を溶融定着してコピートレイ29に搬出されフル
カラーコピーを得る。
リーニングユニット10でクリーニングされ、さらに、
除電ランプ11で均一に除電される。
は、前述したように、最終色のY画像ベルト転写終了後
の所定タイミングで、クリーニングユニット22を接離
機構22cでベルト19面に押圧して行う。
目の4色重ね画像の転写紙への一括転写工程に引続き、
表面をクリーニングユニット22でクリーニングされた
領域に、2枚目のBkトナー像がベルト転写されるよう
にする。その後は、1枚目と同様な動作になる。
サイズの転写紙が収納されており、操作パネルで指定さ
れたサイズ紙の収納カセットからタイミングを取ってレ
ジストローラ26方向に給紙、搬送される。34はOH
P用紙や厚紙などの手差し給紙トレイである。
の例で説明したが、3色コピーモード、2色コピーモー
ドの場合は指定された色と必要回数分について、上記同
様の動作を行うことになる。また、単色コピーモードの
場合は、所定枚数が終了するまでの間、その色の現像器
のみを現像作動状態にして、中間転写ベルト19を感光
体9面に接触させたまま往動方向に一定速駆動し、さら
にブレード22bも中間転写ベルト19に接触させたま
まの状態でコピー動作を行う。
構成を図3に示す。複写装置全体の制御は、帯電量制御
手段となるCPU35、RAM36、ROM37、PW
M(パルス幅モジュレータ)38等を内蔵した制御部3
9により行われる。この制御部39には感光体9を回転
駆動させるためのモータ40や中間転写ベルト19を駆
動させるためのモータ41に対するモータ制御部42,
43、転写バイアスローラ20に対する電源44、紙転
写バイアスローラ23aに対する電源45といった各種
負荷や、電位センサ13、その他の各種センサ類等が接
続されている。
成ないしは動作を前提として、本実施例では、前述した
課題を解決するために、以下のように構成されている。
まず、本実施例で用いられる中間転写ベルト19は、そ
の表面抵抗率が1×107 〜1×1012Ω/cm2 なる中
抵抗値に設定されている。これに対応して、中間転写ベ
ルト19に対する駆動ローラ21や従動ローラ群はアー
スされている。また、本実施例では、装置本体の設置環
境における環境絶対湿度を重要視しており、設置環境に
おける温度を検知する温度センサ46と湿度センサ47
とが機内に設置されている。これらの温度センサ46と
湿度センサ47との設置個所は、適宜でよいが、本実施
例では装置本体内において機内の熱的影響等が比較的少
なく極力外部環境に近い条件を満たす個所として、給紙
カセット32,33等を内蔵した給紙台48内とされて
いる。これらの温度センサ46と湿度センサ47とは検
知情報をCPU35内に取込み得るように接続されてお
り、後述するような環境絶対湿度の算出に供される。
個所にて中間転写ベルト19に対向させたコロナ放電器
(PTC=コロナ放電手段)49が設けられ、電源50
を介して制御部39内のPWM38に接続されている。
9上に存在するトナーのQ/Mを所定値以上にアップさ
せる手法として、電源44を制御して転写バイアスロー
ラ20の1次転写バイアス又は電流によりトナーQ/M
をアップさせる手法、2次転写前に電源50を制御して
PTC49によるコロナ放電によりトナーQ/Mをアッ
プさせる手法、又は、これらの併用法とされる。
の検知出力に基づき、バイアスローラ20,23aによ
る1,2次転写バイアスを制御する訳であるが、絶対湿
度とトナーQ/Mのアップ量との関係、絶対湿度、転写
材種類及び最適2次転写バイアスの関係、温度センサ4
6と湿度センサ47からの温湿度出力から環境絶対湿度
を推定するための変換テーブルを予め用意しておく必要
がある。
見出したこれらの各関係について、順に説明する。
との関係について説明する。任意の絶対湿度下において
トナーQ/Mを12μC/gr以上とさせるためにはど
れだけの電荷量が必要であるかということを意味する
が、実際には、トナーQ/Mをアップさせる手段(転写
バイアスローラ20又はPTC23a)においてどれだ
けの電圧又は電流値が必要であるかということに他なら
ない。
イアス又は電流によりQ/Mアップを図る場合であれ
ば、推定絶対湿度と1次転写バイアスとの値を表1に示
すような関係とすればよい。
る場合であれば、推定絶対湿度とPTCバイアス又は電
流値とを関係を表2に示すような関係に決定すればよ
い。ただし、2色〜4色コピーなるモード2C〜4Cの
場合には、PTC電流値はゼロとされ、このPTC49
によるQ/Mアップは行わないように設定されている。
また、PTC49によるQ/Mアップを図る場合の1次
転写バイアスは絶対湿度に拘らず表3に示すような値に
固定されている。
と2次転写バイアスとの関係について説明する。これ
は、普通紙、OHP、厚紙の各々について、モードと推
定絶対湿度とから、表4に示すような関係に決定され
る。
からの温湿度出力から環境絶対湿度を推定するための変
換テーブルについて説明する。本実施例にあっては、R
OM37中に図4に示すような変換テーブル51が用意
されている。即ち、本発明者らは、種々の実験結果に基
づき、温度センサ46からの出力Tv と湿度センサ47
からの出力Rhvとから、設置環境の絶対湿度を推定する
に当たり、絶対湿度Dを、D=α・Rhvで求めるものと
したものである。ここに、αは任意のTv ,Rhvと、そ
の時の環境絶対湿度との関係から求めたTv ,Rhvの2
元表よりなる係数であり、係数αの具体的数値を示した
のが、図4に示した変換テーブル51である。
は、温度センサ46と湿度センサ47とから得られる出
力Tv ,RhvをCPU35が定期的に受取って、ROM
37に格納されている変換テーブル51と前述した絶対
湿度Dの計算式により、各時点の推定絶対湿度を環境絶
対湿度として求める。図4はこのような絶対湿度を算出
するためのフローチャートを示す。この処理は、例えば
6秒毎に定期的に行われる。まず、湿度センサ47をサ
ンプリングし、その時の出力値Rhvを得る。また、温度
センサ46をサンプリングし、その時の出力値Tv を得
る。これらの値と変換テーブル51中の係数αとを用い
て、D=α・Rhvなる計算式により絶対湿度を算出す
る。ここに、算出した絶対湿度をRAM36内に設けた
現在の絶対湿度用メモリに格納する。同様に、3分前、
7分前の絶対湿度を各々3分前、7分前の絶対湿度用メ
モリに格納する。さらに、湿度センサ47の出力の上限
値、下限値を各々Rhv Max ,Rhv Min 、温度センサ4
6の出力の上限値、下限値を各々Tv Max,Tv Minとし
た時、これらの値と出力値Rhv,Tv とを各々大小比較
し、上限値〜下限値の範囲内に収まっていれば、温湿度
センサ異常フラグをリセットするが、収まっていなけれ
ば温湿度センサ異常フラグをセットする。
えば、その推定絶対湿度に対応する1,2次転写バイア
スが各々の電源44,45より出力されるように制御部
35中のPWM38が信号を出力する。図6はこのよう
な1,2次転写バイアス値を決定するためのフローチャ
ートを示す。この処理は、コピー開始時及び1分毎に定
期的に行われる。まず、温湿度センサ異常フラグがセッ
トされているか否かをチェックし、セットされている場
合には、異常であるので、湿度別転写出力切換スイッチ
(図示せず)により、マニュアルで、1,2次転写出力
切換えを決定する。一方、このフラグがセットされてい
ない正常時には、現在、3分前及び7分前の各々の絶対
湿度から、今回制御に用いるべく絶対湿度DT を決定す
る。ここに、切換え絶対湿度の下限値をDL 、上限値を
DH とした時、絶対湿度DT との大小比較を行い、DT
<DL の場合であれば、転写出力切換えを低レベル(V
B1)に決定する。また、DT >DH であれば、転写出
力切換えを高レベル(VB2)に決定する。さらに、D
L ≦DT ≦DH であれば、転写出力切換えを常レベル
(VB0)に決定する。
モード(1C〜4C)と転写紙の紙種(普通紙/OHP
/厚紙)と上記の転写出力切換えレベルとに基づき、図
7ないし図11に示すようなROM37内の各テーブル
52〜56から1,2次転写用の転写バイアス演算係数
a,bと転写バイアスデフォルト値c,dと補正用の転
写バイアス比率Eとを求める。そして、1次転写バイア
ス値を、a・c・Eにより算出し、2次転写バイアス値
をb・d・Eにより算出する。この後、算出された1次
転写バイアス値をPWM38からのPWM信号のデュー
ティ比(図12参照)に変換し、PWM出力用メモリに
格納する。同様に、算出された2次転写バイアス値をP
WM38からのPWM信号のデューティ比(図12参
照)に変換し、PWM出力用メモリに格納する。このよ
うな結果に基づいて、電源44,45を制御し、バイア
スローラ20,23aによる1,2次転写バイアスを制
御することで、中間転写ベルト19上のトナーのQ/M
が所定値以上に維持されるものとなる。
る場合も同様に同様に処理されて電源50に対するPW
M信号のデューティ比が決定される。
間転写方式を用いた画像形成装置において、転写材上に
2次転写される中間転写体上のトナー帯電量を帯電量制
御手段によって12μC/gr以上とするようにしたの
で、何ら異常画像の発生もなく、かつ、十分に実用化可
能と判断される最適2次転写バイアス域を得ることがで
き、よって、中間転写方式における異常画像の発生を抑
制できるものとなる。
が設置された環境の絶対湿度に依存して変動している点
に着目し、請求項1及び2記載の発明によれば、装置本
体の設置環境における環境絶対湿度を検知し、1色モー
ド時にのみこれに基づき1次転写用電界形成手段又はコ
ロナ放電手段に供給する電圧又は電流を決定制御するよ
うにしたので、トナー帯電量を所定値以上に維持できる
ものとなり、中間転写方式における異常画像の発生を防
止できる。
ルト周りを抽出拡大して示す概略正面図である。
ある。
る。
である。
示す説明図である。
示す説明図である。
ルを示す説明図である。
ブルを示す説明図である。
明図である。
は電圧との関係を示す出力特性図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 像担持体上のトナー像を無端状の中間転
写体に1次転写する工程を複数回繰返して重ね転写画像
を形成し、この中間転写体上の重ね転写画像を一括して
転写材上に2次転写するようにした中間転写方式を用い
た画像形成装置において、 装置本体の設置環境における絶対湿度を検知する検知手
段を設け、1色モード時にのみこの検知手段により検知
された環境絶対湿度に基づき1次転写用電界形成手段に
対して電圧又は電流を供給する電源の出力を制御して前
記転写材上に2次転写される前記中間転写体上のトナー
帯電量を12μC/gr以上とする帯電量制御手段を設
けたことを特徴とする中間転写方式を用いた画像形成装
置。 - 【請求項2】 像担持体上のトナー像を無端状の中間転
写体に1次転写する工程を複数回繰返して重ね転写画像
を形成し、この中間転写体上の重ね転写画像を一括して
転写材上に2次転写するようにした中間転写方式を用い
た画像形成装置において、 装置本体の設置環境における絶対湿度を検知する検知手
段を設け、1色モード時にのみこの検知手段により検知
された環境絶対湿度に基づき中間転写体近傍に対向配置
させたコロナ放電手段に対して電圧又は電流を供給する
電源の出力を制御して前記転写材上に2次転写される前
記中間転写体上のトナー帯電量を12μC/gr以上と
する帯電量制御手段を設けたことを特徴とする中間転写
方式を用いた画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15755493A JP3282886B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 中間転写方式を用いた画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15755493A JP3282886B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 中間転写方式を用いた画像形成装置 |
Publications (2)
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JPH0713401A (ja) | 1995-01-17 |
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