JP3282427B2 - 永久磁石モータ - Google Patents
永久磁石モータInfo
- Publication number
- JP3282427B2 JP3282427B2 JP01461495A JP1461495A JP3282427B2 JP 3282427 B2 JP3282427 B2 JP 3282427B2 JP 01461495 A JP01461495 A JP 01461495A JP 1461495 A JP1461495 A JP 1461495A JP 3282427 B2 JP3282427 B2 JP 3282427B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- permanent magnet
- permanent magnets
- magnet motor
- permanent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 3
- 239000004575 stone Substances 0.000 claims 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 25
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000003313 weakening effect Effects 0.000 description 7
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 4
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K1/00—Details of the magnetic circuit
- H02K1/06—Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
- H02K1/22—Rotating parts of the magnetic circuit
- H02K1/27—Rotor cores with permanent magnets
- H02K1/2706—Inner rotors
- H02K1/272—Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis
- H02K1/274—Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets
- H02K1/2753—Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets the rotor consisting of magnets or groups of magnets arranged with alternating polarity
- H02K1/278—Surface mounted magnets; Inset magnets
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K21/00—Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
- H02K21/12—Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets
- H02K21/14—Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets with magnets rotating within the armatures
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータに複数の永久磁
石を配置し、この永久磁石と交互に配置される突極を有
する形式の永久磁石モータに関し、特に前記永久磁石と
突極の配置とこれらの寸法に関する。
石を配置し、この永久磁石と交互に配置される突極を有
する形式の永久磁石モータに関し、特に前記永久磁石と
突極の配置とこれらの寸法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ロータに永久磁石を備え、ステー
タにより発生した回転磁界により前記のロータを回転さ
せる永久磁石モータが多方面にわたり使用されている。
この永久磁石モータは、ロータに巻線を有する誘導モー
タなどに比して、単位体積当たりの磁束密度を大きくす
ることができ、よって、モータの外形を小型にすること
ができるという特徴がある。
タにより発生した回転磁界により前記のロータを回転さ
せる永久磁石モータが多方面にわたり使用されている。
この永久磁石モータは、ロータに巻線を有する誘導モー
タなどに比して、単位体積当たりの磁束密度を大きくす
ることができ、よって、モータの外形を小型にすること
ができるという特徴がある。
【0003】しかし、永久磁石に用いられる硬磁性材料
は一般に高価であり、この使用量を減少させたいという
要望がある。そこで、図9に示す断面を有するロータ1
が用いられることがある。ロータ1には、軟磁性材料よ
りなるロータ本体2の外周に4つの永久磁石3が設けら
れている。また、これらの永久磁石3の間には、ロータ
本体2と一体となった突極4が設けられている。これら
突極4は、ロータと同一の軟磁性材料よりなる。永久磁
石3と突極4の半径方向の厚さは等しく、ロータ1の円
周方向に交互に配置され、よってロータ1の外形は円筒
状となっている。
は一般に高価であり、この使用量を減少させたいという
要望がある。そこで、図9に示す断面を有するロータ1
が用いられることがある。ロータ1には、軟磁性材料よ
りなるロータ本体2の外周に4つの永久磁石3が設けら
れている。また、これらの永久磁石3の間には、ロータ
本体2と一体となった突極4が設けられている。これら
突極4は、ロータと同一の軟磁性材料よりなる。永久磁
石3と突極4の半径方向の厚さは等しく、ロータ1の円
周方向に交互に配置され、よってロータ1の外形は円筒
状となっている。
【0004】このようなロータ1を有するモータは、永
久磁石3がステータの発生する回転磁界に引かれること
によるトルクと、突極4が前記の回転磁界に引かれるト
ルクの双方が発生する。したがって、突極を設けず、円
筒形のロータの外周に永久磁石を配置したロータに比し
てより大きなトルクを発生することができる。
久磁石3がステータの発生する回転磁界に引かれること
によるトルクと、突極4が前記の回転磁界に引かれるト
ルクの双方が発生する。したがって、突極を設けず、円
筒形のロータの外周に永久磁石を配置したロータに比し
てより大きなトルクを発生することができる。
【0005】一方、永久磁石モータは、永久磁石が回転
することによってステータのコイル内に逆起電力が生じ
る。これは、図9のように突極4を有するモータでも、
突極がないモータでも現れる現象である。この逆起電力
はモータの回転数の上昇に伴って増大する。そして、こ
の逆起電力が電源電圧に等しくなると、これ以上回転を
上昇させることができなくなる。そこで、永久磁石モー
タでこれ以上の高回転を得るために、ステータに前記永
久磁石の磁界を打ち消す磁界を発生させる制御が行われ
ている。この制御は一般的に弱め界磁制御と呼ばれてい
る。
することによってステータのコイル内に逆起電力が生じ
る。これは、図9のように突極4を有するモータでも、
突極がないモータでも現れる現象である。この逆起電力
はモータの回転数の上昇に伴って増大する。そして、こ
の逆起電力が電源電圧に等しくなると、これ以上回転を
上昇させることができなくなる。そこで、永久磁石モー
タでこれ以上の高回転を得るために、ステータに前記永
久磁石の磁界を打ち消す磁界を発生させる制御が行われ
ている。この制御は一般的に弱め界磁制御と呼ばれてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の永久磁石におい
て、その回転トルクを増加させるには、永久磁石の使用
量を増やして磁束を強める方法が考えられる。しかしな
がら、前述のように永久磁石の材料となる硬磁性材料
は、一般的に高価であり、この使用量を増加させるとモ
ータのコストが上昇するという問題があった。また、磁
束を強くすると前述の逆起電力の電圧が増加し、弱め界
磁制御を行わない場合の回転数の上限が低下してしまう
という問題がある。また、弱め界磁制御を行った場合に
は、この制御範囲が広くなり、消費される電力が増大す
るという問題があった。さらに、弱め界磁制御中に制御
回路に異常が生じ界磁制御が中断した場合、逆起電力の
電圧が電源回路の耐電圧を越えて、回路を損傷する場合
があるという問題があった。一般的な1極当たり3スロ
ットを有する3相モータの場合、永久磁石と突極の円周
方向の円弧長は、それぞれステータのスロットのピッチ
のほぼ2倍と1倍に対応する長さとなっている。
て、その回転トルクを増加させるには、永久磁石の使用
量を増やして磁束を強める方法が考えられる。しかしな
がら、前述のように永久磁石の材料となる硬磁性材料
は、一般的に高価であり、この使用量を増加させるとモ
ータのコストが上昇するという問題があった。また、磁
束を強くすると前述の逆起電力の電圧が増加し、弱め界
磁制御を行わない場合の回転数の上限が低下してしまう
という問題がある。また、弱め界磁制御を行った場合に
は、この制御範囲が広くなり、消費される電力が増大す
るという問題があった。さらに、弱め界磁制御中に制御
回路に異常が生じ界磁制御が中断した場合、逆起電力の
電圧が電源回路の耐電圧を越えて、回路を損傷する場合
があるという問題があった。一般的な1極当たり3スロ
ットを有する3相モータの場合、永久磁石と突極の円周
方向の円弧長は、それぞれステータのスロットのピッチ
のほぼ2倍と1倍に対応する長さとなっている。
【0007】本発明は前述の問題点を解決するためにな
されたものであり、ロータの永久磁石の使用量を抑え、
弱め界磁制御を行わない場合の上限回転数を高くするこ
とができる永久磁石モータを提供することを目的とす
る。
されたものであり、ロータの永久磁石の使用量を抑え、
弱め界磁制御を行わない場合の上限回転数を高くするこ
とができる永久磁石モータを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明にかかる永久磁石モータは、当該モータに
備えられた複数の永久磁石が、前記ロータ円周方向に永
久磁石の円弧長と等しい円弧長の間隔をもって配列さ
れ、前記永久磁石の間の少なくとも一部に、軟磁性材料
からなり、前記永久磁石の径方向の厚さと実質的に等し
い径方向の厚さを有する突極を有している。
めに、本発明にかかる永久磁石モータは、当該モータに
備えられた複数の永久磁石が、前記ロータ円周方向に永
久磁石の円弧長と等しい円弧長の間隔をもって配列さ
れ、前記永久磁石の間の少なくとも一部に、軟磁性材料
からなり、前記永久磁石の径方向の厚さと実質的に等し
い径方向の厚さを有する突極を有している。
【0009】また、本発明にかかる他の永久磁石モータ
は、ロータ円周方向に永久磁石と交互に配置され、永久
磁石の円周方向の円弧長である電気角π/2と実質的に
等しい円周方向の円弧長を有する軟磁性材料からなる突
極を有している。
は、ロータ円周方向に永久磁石と交互に配置され、永久
磁石の円周方向の円弧長である電気角π/2と実質的に
等しい円周方向の円弧長を有する軟磁性材料からなる突
極を有している。
【0010】また、本発明にかかるさらに他の永久磁石
モータは、ロータ円周方向に前記永久磁石と交互に配置
された軟磁性材料からなる突極を有し、これらの永久磁
石および突極の円周方向の円弧長がステータのスロット
ピッチの3の整数倍のスロット数に実質的に対応する長
さのものである。
モータは、ロータ円周方向に前記永久磁石と交互に配置
された軟磁性材料からなる突極を有し、これらの永久磁
石および突極の円周方向の円弧長がステータのスロット
ピッチの3の整数倍のスロット数に実質的に対応する長
さのものである。
【0011】また、本発明にかかるさらに他の永久磁石
モータは、前記ロータ円周方向に永久磁石の円弧長と実
質的に等しい円弧長の間隔をもって配列された複数の永
久磁石と、前記永久磁石の間のロータ回転方向の後方
に、前方の前記永久磁石と所定の間隙をもって配置さ
れ、前記永久磁石の径方向の厚さと実質的に等しい径方
向の厚さを有し、軟磁性材料からなる突極と有してい
る。
モータは、前記ロータ円周方向に永久磁石の円弧長と実
質的に等しい円弧長の間隔をもって配列された複数の永
久磁石と、前記永久磁石の間のロータ回転方向の後方
に、前方の前記永久磁石と所定の間隙をもって配置さ
れ、前記永久磁石の径方向の厚さと実質的に等しい径方
向の厚さを有し、軟磁性材料からなる突極と有してい
る。
【0012】
【作用】本発明は以上のような構成を有しており、永久
磁石の円弧長と永久磁石の間隔の円弧長を等しくし、永
久磁石の間隙の少なくとも一部に突極を設けたことによ
って、発生トルクを確保しつつ、永久磁石の使用量を減
少させることができ、また逆起電力も低減させることが
できる。
磁石の円弧長と永久磁石の間隔の円弧長を等しくし、永
久磁石の間隙の少なくとも一部に突極を設けたことによ
って、発生トルクを確保しつつ、永久磁石の使用量を減
少させることができ、また逆起電力も低減させることが
できる。
【0013】また、永久磁石と突極の円周方向の長さを
等しくすることにより、発生するトルクに対する永久磁
石によるトルクの割合を減じることができる。即ち、永
久磁石の使用量を減少させ、また発生する逆起電力も低
減させることができる。
等しくすることにより、発生するトルクに対する永久磁
石によるトルクの割合を減じることができる。即ち、永
久磁石の使用量を減少させ、また発生する逆起電力も低
減させることができる。
【0014】また、永久磁石と突極の円弧長をステータ
のスロットピッチの3の整数倍に対応する長さとするこ
とで、永久磁石の円周方向の両端部とステータのスロッ
トの端部をほぼ対向する位置に配置できるので、永久磁
石の端部がスロットの端部付近を通過する際に生じる回
転トルクの変動を減少させることができる。
のスロットピッチの3の整数倍に対応する長さとするこ
とで、永久磁石の円周方向の両端部とステータのスロッ
トの端部をほぼ対向する位置に配置できるので、永久磁
石の端部がスロットの端部付近を通過する際に生じる回
転トルクの変動を減少させることができる。
【0015】さらに、永久磁石の間のロータ回転方向前
方を避けて、後方に突極を設けることによって、突極内
の磁束変動を減少させることができ、トルクリップルの
低減、および永久磁石の温度上昇を抑えることができ
る。
方を避けて、後方に突極を設けることによって、突極内
の磁束変動を減少させることができ、トルクリップルの
低減、および永久磁石の温度上昇を抑えることができ
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の好適の実施例を図面にしたが
って説明する。
って説明する。
【0017】図1には、本発明の原理の説明図が示され
ている。図1は、モータ断面の上部が示されており、ロ
ータ10は図1に示したロータと同様の構成を有してい
る。すなわち、ロータ10はロータ本体12とその周上
に交互に配置された永久磁石14と突極16を含んでい
る。ロータ10全体としては円筒形状を呈し、側面はほ
ぼ面一となっており段差はない。ロータ10の周上に円
弧状に配置された永久磁石14がロータの回転中心Oを
見込む角度はα0 であり、またこの永久磁石14のロー
タ半径方向厚さはtm である。また、突極16がロータ
中心Oを見込む角度はβ0 である。
ている。図1は、モータ断面の上部が示されており、ロ
ータ10は図1に示したロータと同様の構成を有してい
る。すなわち、ロータ10はロータ本体12とその周上
に交互に配置された永久磁石14と突極16を含んでい
る。ロータ10全体としては円筒形状を呈し、側面はほ
ぼ面一となっており段差はない。ロータ10の周上に円
弧状に配置された永久磁石14がロータの回転中心Oを
見込む角度はα0 であり、またこの永久磁石14のロー
タ半径方向厚さはtm である。また、突極16がロータ
中心Oを見込む角度はβ0 である。
【0018】ロータ10の周囲には、複数のスロット1
8を有するステータ20が配置されている。このスロッ
ト18の先端とロータ10の間隙はtg である。また、
図中には永久磁石の中心を貫く仮想軸であるd軸、およ
び突極の中心を貫く仮想軸であるq軸が示されている。
8を有するステータ20が配置されている。このスロッ
ト18の先端とロータ10の間隙はtg である。また、
図中には永久磁石の中心を貫く仮想軸であるd軸、およ
び突極の中心を貫く仮想軸であるq軸が示されている。
【0019】このようなモータに発生するモータトルク
Tは次式で表される。
Tは次式で表される。
【0020】
【数1】 式(1)の第1項は永久磁石が回転磁界と作用して発生
するトルクであり、第2項が突極部分と永久磁石部分の
インダクタンスの差により生じるリラクタンストルクで
ある。電流量を一定とした場合にモータトルクTを増加
させるためには、ロータ全体の磁石磁束(pΦm )を増
加させれば良いことが分かるが、これを行えば前述のよ
うに逆起電力が増加して、弱め界磁制御が必要となる回
転数が低下するなどの問題が生じる。また、磁石磁束Φ
m を増加させるためには磁石を大きくすることや、より
強い磁性を示す硬磁性体材料を選定することになるが、
これはコスト増をまねく。したがって、第2項のリラク
タンストルクを増加することが必要となる。
するトルクであり、第2項が突極部分と永久磁石部分の
インダクタンスの差により生じるリラクタンストルクで
ある。電流量を一定とした場合にモータトルクTを増加
させるためには、ロータ全体の磁石磁束(pΦm )を増
加させれば良いことが分かるが、これを行えば前述のよ
うに逆起電力が増加して、弱め界磁制御が必要となる回
転数が低下するなどの問題が生じる。また、磁石磁束Φ
m を増加させるためには磁石を大きくすることや、より
強い磁性を示す硬磁性体材料を選定することになるが、
これはコスト増をまねく。したがって、第2項のリラク
タンストルクを増加することが必要となる。
【0021】リラクタンストルクを増加するためには
(Lq −Ld )を増加させる必要がある。インダクタン
スはステータとロータの軟磁性材のギャップに反比例す
る。すなわち、d軸のインダクタンスLd は永久磁石の
厚さとロータとステータの間隙の和(tm +tg )に反
比例し、またq軸のインダクタンスLq は間隙tg に反
比例する。したがって、永久磁石の厚さtm の増加によ
り(Lq −Ld )が増加することが分かるが、これも永
久磁石材料の増加をまねきコスト増につながる。
(Lq −Ld )を増加させる必要がある。インダクタン
スはステータとロータの軟磁性材のギャップに反比例す
る。すなわち、d軸のインダクタンスLd は永久磁石の
厚さとロータとステータの間隙の和(tm +tg )に反
比例し、またq軸のインダクタンスLq は間隙tg に反
比例する。したがって、永久磁石の厚さtm の増加によ
り(Lq −Ld )が増加することが分かるが、これも永
久磁石材料の増加をまねきコスト増につながる。
【0022】そこで、永久磁石14部分(d軸)で生じ
る磁束Φd と突極16部分(q軸)とで生じる磁束Φq
の差に着目する。すなわち、この磁束Φd ,Φq は各々
インダクタンスLd ,Lq に比例するから、これらの磁
束の差(Φq −Φd )が大きいほど(Lq −Ld )も大
きくなることに着目する。以下、これを詳細に説明す
る。
る磁束Φd と突極16部分(q軸)とで生じる磁束Φq
の差に着目する。すなわち、この磁束Φd ,Φq は各々
インダクタンスLd ,Lq に比例するから、これらの磁
束の差(Φq −Φd )が大きいほど(Lq −Ld )も大
きくなることに着目する。以下、これを詳細に説明す
る。
【0023】図2には、図1に示されたロータ10の展
開図が示され、電気角で幅αの永久磁石14と、電気角
で幅βの突極16が設けられている。ここでα+β=π
である。ステータ20に位相がπ/2ずれたd軸電流I
d とq軸電流Iq を流したときに生じる起磁力が各々d
軸起磁力Fd とq軸起磁力Fq である。この起磁力によ
って発生する磁束が前述の磁束Φd ,Φq に相当する。
リアクタンスは電流を流したときの磁束の発生し易さを
示す係数であり、式で示すと(2)式になる。
開図が示され、電気角で幅αの永久磁石14と、電気角
で幅βの突極16が設けられている。ここでα+β=π
である。ステータ20に位相がπ/2ずれたd軸電流I
d とq軸電流Iq を流したときに生じる起磁力が各々d
軸起磁力Fd とq軸起磁力Fq である。この起磁力によ
って発生する磁束が前述の磁束Φd ,Φq に相当する。
リアクタンスは電流を流したときの磁束の発生し易さを
示す係数であり、式で示すと(2)式になる。
【数2】 ここでd軸電流Id とq軸電流Iq の振幅が等しけれ
ば、磁束の差(Φq −Φd)が大きいほど(Lq −
Ld )も大きくなる。ここで、電気角θの微小部分dθ
の起磁力をFd (θ),Fq (θ)とし、磁石部分の磁
気抵抗をRmd、突極部分の磁気抵抗をRmqとすれば、式
(3),(4)となる。
ば、磁束の差(Φq −Φd)が大きいほど(Lq −
Ld )も大きくなる。ここで、電気角θの微小部分dθ
の起磁力をFd (θ),Fq (θ)とし、磁石部分の磁
気抵抗をRmd、突極部分の磁気抵抗をRmqとすれば、式
(3),(4)となる。
【0024】
【数3】 起磁力Fd ,Fq を
【数4】 として、式(3),(4)を解くと式(5),(6)と
なる。
なる。
【0025】
【数5】 そして、磁束の差(Φq −Φd )は式(7)となる。
【0026】
【数6】 この式(7)を最大にするαはπ/2である。したがっ
て、βもπ/2であり、永久磁石の幅と突極の幅は等し
くすることにより、最大のリラクタンストルクを得るこ
とができる。
て、βもπ/2であり、永久磁石の幅と突極の幅は等し
くすることにより、最大のリラクタンストルクを得るこ
とができる。
【0027】ところで、永久磁石モータは回転時の磁極
と永久磁石との位置関係により、コイル電流とは無関係
に出力トルクが変動し、いわゆるコギングトルクが発生
する。このコギングトルクを減少させる方法として、特
開平2−202329号公報には、永久磁石の円弧長を
ステータのスロットのピッチのほぼ整数倍の長さにする
モータが示されている。具体的には、ステータを1磁極
当たり3スロットの構成とし、永久磁石の円弧長をほぼ
2スロット、突極部分をほぼ1スロットとすることで、
スロット長の整数倍の円弧長にするという条件を満足し
ている。
と永久磁石との位置関係により、コイル電流とは無関係
に出力トルクが変動し、いわゆるコギングトルクが発生
する。このコギングトルクを減少させる方法として、特
開平2−202329号公報には、永久磁石の円弧長を
ステータのスロットのピッチのほぼ整数倍の長さにする
モータが示されている。具体的には、ステータを1磁極
当たり3スロットの構成とし、永久磁石の円弧長をほぼ
2スロット、突極部分をほぼ1スロットとすることで、
スロット長の整数倍の円弧長にするという条件を満足し
ている。
【0028】しかしながら、前述のように、リラクタン
ストルクを最大とするためには、永久磁石と突極の円弧
長の比を1:1にすることが望ましい。このために、図
3に示す本実施例においては、1磁極当たりのスロット
数を6スロットし、永久磁石および突極の円弧長を各々
3スロットとしている。図3に示される本実施例は4極
モータが示されており、永久磁石14と突極16が交互
に4個ずつ配置されている。各々の永久磁石14と突極
16は、ロータ10の円周の1/8の円弧長を有してい
る。ステータ20にはスロット18が24個設けられて
おり、1磁極当たりのスロット数は6個となっている。
よって、3スロットピッチが、前記永久磁石の円弧長お
よび突極16の円弧長に相当する。以上、図3に示すモ
ータの構成によれば、永久磁石14と突極16のの各々
の円弧長さを等しくして、かつスロットピッチのほぼ整
数倍とすることができる。したがって、式(1)の第2
項のリラクタンストルクを最大にすることができ、相対
的に第1項の磁石によるトルクの割合を減少させること
ができる。
ストルクを最大とするためには、永久磁石と突極の円弧
長の比を1:1にすることが望ましい。このために、図
3に示す本実施例においては、1磁極当たりのスロット
数を6スロットし、永久磁石および突極の円弧長を各々
3スロットとしている。図3に示される本実施例は4極
モータが示されており、永久磁石14と突極16が交互
に4個ずつ配置されている。各々の永久磁石14と突極
16は、ロータ10の円周の1/8の円弧長を有してい
る。ステータ20にはスロット18が24個設けられて
おり、1磁極当たりのスロット数は6個となっている。
よって、3スロットピッチが、前記永久磁石の円弧長お
よび突極16の円弧長に相当する。以上、図3に示すモ
ータの構成によれば、永久磁石14と突極16のの各々
の円弧長さを等しくして、かつスロットピッチのほぼ整
数倍とすることができる。したがって、式(1)の第2
項のリラクタンストルクを最大にすることができ、相対
的に第1項の磁石によるトルクの割合を減少させること
ができる。
【0029】したがって、逆起電力を相対的に減少させ
ることができ、よって弱め界磁制御の必要な回転数を引
き上げることができる。また、弱め界磁制御中に制御回
路に異常を来たした場合にも、逆起電力が小さいため
に、制御回路に加わる電圧を減少させることができる。
ることができ、よって弱め界磁制御の必要な回転数を引
き上げることができる。また、弱め界磁制御中に制御回
路に異常を来たした場合にも、逆起電力が小さいため
に、制御回路に加わる電圧を減少させることができる。
【0030】以上、1磁極が6スロットにより構成さ
れ、永久磁石および突極の円弧長がほぼ3スロットピッ
チの場合を記したが、この整数倍のスロット数、すなわ
ち1磁極当たり6nスロット、永久磁石および突極の円
弧長が3nスロットピッチである場合も同様の効果を奏
する。
れ、永久磁石および突極の円弧長がほぼ3スロットピッ
チの場合を記したが、この整数倍のスロット数、すなわ
ち1磁極当たり6nスロット、永久磁石および突極の円
弧長が3nスロットピッチである場合も同様の効果を奏
する。
【0031】図4は、前述の図3に示される実施例の突
極16内部の各所における磁束密度の変動のシュミレー
ション結果を示すグラフである。グラフから、突極16
の回転方向前方にて磁束密度の変動が大きくなっている
ことが読み取れる。したがって、この突極16の前方部
分においてヒステリシス損失が大きく、これによって発
熱も大きくなる。この発熱は突極前方の永久磁石14に
近いところで発生するため、永久磁石14の温度が上昇
する。一般的に、永久磁石は温度が上昇すると、その磁
性を失う傾向があり、高温になることによって一度磁力
が低下すると、通常温度に戻しても、磁力が元に戻らな
い。したがって、永久磁石の近傍で発熱が起こること
は、避けることが望ましい。また、磁束密度の変動が大
きいことによって、トルクリップルが発生し、発生する
トルクが十分に平滑なものとならない場合もある。
極16内部の各所における磁束密度の変動のシュミレー
ション結果を示すグラフである。グラフから、突極16
の回転方向前方にて磁束密度の変動が大きくなっている
ことが読み取れる。したがって、この突極16の前方部
分においてヒステリシス損失が大きく、これによって発
熱も大きくなる。この発熱は突極前方の永久磁石14に
近いところで発生するため、永久磁石14の温度が上昇
する。一般的に、永久磁石は温度が上昇すると、その磁
性を失う傾向があり、高温になることによって一度磁力
が低下すると、通常温度に戻しても、磁力が元に戻らな
い。したがって、永久磁石の近傍で発熱が起こること
は、避けることが望ましい。また、磁束密度の変動が大
きいことによって、トルクリップルが発生し、発生する
トルクが十分に平滑なものとならない場合もある。
【0032】図5および図6に示す実施例は、前述の磁
束密度変動に考慮し、突極の磁束密度変動の大きい部
分、すなわちロータ回転方向の前方部分には突極を設け
ず、後方部分に突極を設けたものである。図3に示す実
施例と同様の構成については同一の符号を付し、説明は
省略する。
束密度変動に考慮し、突極の磁束密度変動の大きい部
分、すなわちロータ回転方向の前方部分には突極を設け
ず、後方部分に突極を設けたものである。図3に示す実
施例と同様の構成については同一の符号を付し、説明は
省略する。
【0033】図5は、ロータ回転方向後方に永久磁石1
4と等しい厚さの部分22aを有する突極22を有する
永久磁石モータが示されている。前方部分においては、
断面略三角形の斜面部分22bが設けられ、部分22a
の突出面と前方の永久磁石の底面部分を滑らかに繋いで
いる。この場合、永久磁石14の位置決めは、部分22
aと斜面部分22bに挟持されることによってなされる
ので、確実に行われる。
4と等しい厚さの部分22aを有する突極22を有する
永久磁石モータが示されている。前方部分においては、
断面略三角形の斜面部分22bが設けられ、部分22a
の突出面と前方の永久磁石の底面部分を滑らかに繋いで
いる。この場合、永久磁石14の位置決めは、部分22
aと斜面部分22bに挟持されることによってなされる
ので、確実に行われる。
【0034】図6は、ロータ回転方向後方に永久磁石1
4と等しい厚さの突極24を有し、前方部分は永久磁石
14と等しい厚さの空隙26が設けられている永久磁石
モータが示されている。
4と等しい厚さの突極24を有し、前方部分は永久磁石
14と等しい厚さの空隙26が設けられている永久磁石
モータが示されている。
【0035】図5および図6に示される実施例は、図3
に示す実施例に対して磁束密度の変動の大きな部分が削
除された形状となっている。したがって、発熱量および
トルクリップルを減少させることが可能となっている。
また、本出願人による特願平5−307312号によれ
ば、突極はロータ回転方向後方部分がより発生トルクに
寄与することが示されており、図5および図6に示され
る実施例においても、後方部分に突極を配置しているの
で、突極によるトルク増加の効果を大きく損なうことが
ない。
に示す実施例に対して磁束密度の変動の大きな部分が削
除された形状となっている。したがって、発熱量および
トルクリップルを減少させることが可能となっている。
また、本出願人による特願平5−307312号によれ
ば、突極はロータ回転方向後方部分がより発生トルクに
寄与することが示されており、図5および図6に示され
る実施例においても、後方部分に突極を配置しているの
で、突極によるトルク増加の効果を大きく損なうことが
ない。
【0036】図7には、図6に示された実施例におい
て、突極26を永久磁石14の間の後方半分に配置した
場合の突極26の形状と、突極26内部の磁束密度変動
のシュミレーションの結果のグラフが示されている。こ
の結果によれば、突極各部の磁束密度変動の総和が図4
に示すグラフに対して減少していることから、全体の発
熱量が減少していることが分かる。さらに、磁束密度変
動が最も大きい部分が永久磁石14から離れることによ
っても、永久磁石14の温度上昇を抑えることが可能で
ある。
て、突極26を永久磁石14の間の後方半分に配置した
場合の突極26の形状と、突極26内部の磁束密度変動
のシュミレーションの結果のグラフが示されている。こ
の結果によれば、突極各部の磁束密度変動の総和が図4
に示すグラフに対して減少していることから、全体の発
熱量が減少していることが分かる。さらに、磁束密度変
動が最も大きい部分が永久磁石14から離れることによ
っても、永久磁石14の温度上昇を抑えることが可能で
ある。
【0037】また、図8には、図3に示す実施例と図6
に示す実施例の場合の発生トルクのグラフがそれぞれ曲
線A、曲線Bによって示されている。図3の実施例のト
ルク曲線Aに対して、図6の実施例のトルク曲線Bはト
ルクの変動幅(トルクリップる)が小さいことが分か
る。
に示す実施例の場合の発生トルクのグラフがそれぞれ曲
線A、曲線Bによって示されている。図3の実施例のト
ルク曲線Aに対して、図6の実施例のトルク曲線Bはト
ルクの変動幅(トルクリップる)が小さいことが分か
る。
【0038】以上のように、永久磁石14の間の全てに
わたって突極を設けるのではなく一部に設けることによ
って、発熱を少なくし、トルクリップルを小さくするこ
とができる。特に、ロータ回転方向の後方に突極を設け
た場合、突極を設けたことによるトルク増加を大きく損
なうことなく、前記の効果を得ることができる。
わたって突極を設けるのではなく一部に設けることによ
って、発熱を少なくし、トルクリップルを小さくするこ
とができる。特に、ロータ回転方向の後方に突極を設け
た場合、突極を設けたことによるトルク増加を大きく損
なうことなく、前記の効果を得ることができる。
【0039】以上の実施例の説明においては、突極を後
方半分に設けた場合について主に説明したが、突極の大
きさ形状については、実際に必要なモータの性能、すな
わち発生トルクや、発生トルクの平滑性、さらにはモー
タの冷却性能から要求される発熱量の限界などから個々
の場合に応じて検討される必要がある。たとえば、十分
な冷却が可能で、トルクの平滑性に関してはさほど厳し
い要求がない場合には、図3に示す実施例のように大き
く採ることも可能である。また、モータの発熱量が大き
く、設置場所が高温になり、十分な冷却性能が期待でき
ない場合は、突極を小さく、しかも後方に寄せて配置す
ることが好ましい。
方半分に設けた場合について主に説明したが、突極の大
きさ形状については、実際に必要なモータの性能、すな
わち発生トルクや、発生トルクの平滑性、さらにはモー
タの冷却性能から要求される発熱量の限界などから個々
の場合に応じて検討される必要がある。たとえば、十分
な冷却が可能で、トルクの平滑性に関してはさほど厳し
い要求がない場合には、図3に示す実施例のように大き
く採ることも可能である。また、モータの発熱量が大き
く、設置場所が高温になり、十分な冷却性能が期待でき
ない場合は、突極を小さく、しかも後方に寄せて配置す
ることが好ましい。
【0040】
【発明の効果】以上、本発明によれば、永久磁石と突極
の円周方向の長さを等しくすることにより、さらに、永
久磁石と突極の円弧長をステータのスロットの3の整数
倍のピッチにほぼ対応する長さとすることで、回転トル
クの変動を減少させることができる。
の円周方向の長さを等しくすることにより、さらに、永
久磁石と突極の円弧長をステータのスロットの3の整数
倍のピッチにほぼ対応する長さとすることで、回転トル
クの変動を減少させることができる。
【0041】以上、本発明によれば、永久磁石の円弧長
と永久磁石の間隔の円弧長を等しくし、永久磁石の間隙
の少なくとも一部に突極を設けたことによって、発生ト
ルクを確保しつつ、永久磁石の使用量を減少させること
ができ、また逆起電力も低減させることができる。
と永久磁石の間隔の円弧長を等しくし、永久磁石の間隙
の少なくとも一部に突極を設けたことによって、発生ト
ルクを確保しつつ、永久磁石の使用量を減少させること
ができ、また逆起電力も低減させることができる。
【0042】また、永久磁石と突極の円周方向の長さを
等しくすることにより、突極部分で発生するトルク(リ
ラクタンストルク)を増加させ、発生する全トルクに対
する磁石によるトルクの割合を減じることができる。し
たがって、永久磁石の使用量を減少させ、また発生する
逆起電力も低減させることができる。
等しくすることにより、突極部分で発生するトルク(リ
ラクタンストルク)を増加させ、発生する全トルクに対
する磁石によるトルクの割合を減じることができる。し
たがって、永久磁石の使用量を減少させ、また発生する
逆起電力も低減させることができる。
【0043】また、永久磁石と突極の円弧長をステータ
のスロットピッチの3の整数倍にほぼ対応する長さとす
ることで、永久磁石の端部がスロットの端部付近を通過
する際に生じる回転トルクの変動を減少させることがで
きる。
のスロットピッチの3の整数倍にほぼ対応する長さとす
ることで、永久磁石の端部がスロットの端部付近を通過
する際に生じる回転トルクの変動を減少させることがで
きる。
【0044】さらに、永久磁石の間のロータ回転方向前
方を避けて、後方に突極を設けることによって、突極内
の磁束変動を減少させることができ、トルクリップルの
低減、および永久磁石の温度上昇を抑えることができ
る。
方を避けて、後方に突極を設けることによって、突極内
の磁束変動を減少させることができ、トルクリップルの
低減、および永久磁石の温度上昇を抑えることができ
る。
【図1】 本発明の原理を説明するための図であり、特
にモータの断面図である。
にモータの断面図である。
【図2】 本発明の原理を説明するための図であり、特
にロータを展開し、界磁と併記した図である。
にロータを展開し、界磁と併記した図である。
【図3】 本実施例の永久磁石モータの断面図である。
【図4】 図3に示す実施例の突極の各部における磁束
密度変動を示す図である。
密度変動を示す図である。
【図5】 本発明にかかる他の実施例を示す図である。
【図6】 本発明にかかるさらに他の実施例を示す図で
ある。
ある。
【図7】 図6に示す実施例の突極の各部における磁束
密度変動を示す図である。
密度変動を示す図である。
【図8】 図3および図6に示す実施例の各々のトルク
変動を示す図である。
変動を示す図である。
【図9】 永久磁石モータのロータの断面図であって、
特に突極を有するロータの断面を示す図である。
特に突極を有するロータの断面を示す図である。
10 ロータ、14 永久磁石、16,22,24 突
極、18 スロット、20 ステータ。
極、18 スロット、20 ステータ。
Claims (4)
- 【請求項1】 ロータに複数の永久磁石を配置し、前記
ロータ周囲に所定の間隙を持って配置されたステータに
より回転磁界を発生させ、前記ロータを回転させる永久
磁石モータであって、 前記複数の永久磁石は、前記ロータ円周方向に永久磁石
の円弧長と実質的に等しい円弧長の間隔をもって配列さ
れ、前記永久磁石の間の少なくとも一部に、軟磁性材料
からなり、前記永久磁石の径方向の厚さと実質的に等し
い径方向の厚さを有する突極を有することを特徴とする
永久磁石モータ。 - 【請求項2】 ロータに複数の永久磁石を配置し、前記
ロータ周囲に所定の間隙を持って配置されたステータに
より回転磁界を発生させ、前記ロータを回転させる永久
磁石モータであって、 前記ロータは、ロータ円周方向に前記永久磁石と交互に
配置された軟磁性材料からなる突極を有し、前記永久磁
石と前記突極のそれぞれの円周方向の円弧長は、実質的
に電気角でπ/2であることを特徴とする永久磁石モー
タ。 - 【請求項3】 ロータに複数の永久磁石を配置し、前記
ロータ周囲に所定の間隙を持って配置されたステータに
より回転磁界を発生させ、前記ロータを回転させる永久
磁石モータであって、 前記ロータは、ロータ円周方向に前記永久磁石と交互に
配置された軟磁性材料からなる突極を有し、前記永久磁
石と前記突極のそれぞれの円周方向の円弧長を前記ステ
ータのスロットピッチの3の整数倍のスロット数に実質
的に対応する長さとしたことを特徴とする永久磁石モー
タ。 - 【請求項4】 ロータに複数の永久磁石を配置し、前記
ロータ周囲に所定の間隙を持って配置されたステータに
より回転磁界を発生させ、前記ロータを回転させる永久
磁石モータであって、 前記複数の永久磁石は、前記ロータ円周方向に永久磁石
の円弧長と実質的に等しい円弧長の間隔をもって配列さ
れ、 前記永久磁石の間のロータ回転方向の後方に、前方の前
記永久磁石と所定の間隙をもって配置され、前記永久磁
石の径方向の厚さと実質的に等しい径方向の厚さを有
し、軟磁性材料からなる突極、 を有することを特徴とする永久磁石モータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01461495A JP3282427B2 (ja) | 1994-04-13 | 1995-01-31 | 永久磁石モータ |
US08/409,597 US5631512A (en) | 1994-04-13 | 1995-03-24 | Synchronous motor having magnetic poles of permanent magnet and magnetic poles of a soft magnetic material |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7512194 | 1994-04-13 | ||
JP6-75121 | 1994-04-13 | ||
JP01461495A JP3282427B2 (ja) | 1994-04-13 | 1995-01-31 | 永久磁石モータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07336919A JPH07336919A (ja) | 1995-12-22 |
JP3282427B2 true JP3282427B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=26350591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01461495A Expired - Fee Related JP3282427B2 (ja) | 1994-04-13 | 1995-01-31 | 永久磁石モータ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5631512A (ja) |
JP (1) | JP3282427B2 (ja) |
Families Citing this family (60)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3500822B2 (ja) * | 1995-12-26 | 2004-02-23 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 永久磁石式同期電動機 |
US5973431A (en) * | 1996-06-10 | 1999-10-26 | Emerson Electric Co. | Reluctance machine with permanent magnet rotor excitations |
JP3282521B2 (ja) * | 1996-07-08 | 2002-05-13 | トヨタ自動車株式会社 | リラクタンスモータ |
US6133662A (en) * | 1996-09-13 | 2000-10-17 | Hitachi, Ltd. | Permanent magnet dynamoelectric rotating machine and electric vehicle equipped with the same |
SE511896C2 (sv) * | 1996-12-04 | 1999-12-13 | Vilmos Toeroek | Elektrisk rotationsmotor med utpräglade poler |
JP3865332B2 (ja) * | 1997-02-20 | 2007-01-10 | 株式会社東芝 | 永久磁石形モータ |
JP3509508B2 (ja) * | 1997-02-21 | 2004-03-22 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 永久磁石式同期モータ |
US6087751A (en) * | 1997-07-01 | 2000-07-11 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Reluctance type rotating machine with permanent magnets |
JPH11308792A (ja) * | 1998-04-22 | 1999-11-05 | Toshiba Corp | 永久磁石式リラクタンス型回転電機 |
FR2787645B1 (fr) * | 1998-12-18 | 2001-03-09 | Valeo Equip Electr Moteur | Machine electrique tournante a aimants permanents et a reluctance possedant des capacites de defluxage ameliorees |
US6531799B1 (en) * | 1999-12-20 | 2003-03-11 | Ford Global Technologies, Inc. | Hybrid electric machine with two rotors, permanent magnet poles and controllable field current |
DE10041329A1 (de) * | 2000-08-23 | 2002-03-14 | Siemens Ag | Permanentmagneterregter Läufer für einen permanentmagneterregten elektrischen Antrieb, insbesondere für AC-Hauptantriebe |
US20020135253A1 (en) * | 2001-03-22 | 2002-09-26 | Tomy Sebastian | Rotor assembly for variable torque constant brushless motors |
JP4680442B2 (ja) * | 2001-08-10 | 2011-05-11 | ヤマハ発動機株式会社 | モータの回転子 |
EP1311054A1 (fr) * | 2001-11-13 | 2003-05-14 | Eta SA Fabriques d'Ebauches | Transducteur électromécanique à aimants permanents bipolaires |
JP2004032947A (ja) * | 2002-06-27 | 2004-01-29 | Aisin Aw Co Ltd | モータ |
US6984908B2 (en) * | 2003-08-26 | 2006-01-10 | Deere & Company | Permanent magnet motor |
JP4404670B2 (ja) * | 2004-03-31 | 2010-01-27 | 三洋電機株式会社 | 永久磁石式モータ |
DE102004017507A1 (de) * | 2004-04-08 | 2005-10-27 | Minebea Co., Ltd. | Rotoranordnung für eine elektrische Maschine |
EP1638192A2 (en) | 2004-09-15 | 2006-03-22 | Nissan Motor Co., Ltd. | Magnetic circuit structure for rotary electric machine |
DE102005019370A1 (de) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Siemens Ag | Rotor mit Permanentmagneten sowie elektrische Maschine mit einem derartigen Rotor |
CN100468923C (zh) * | 2006-03-30 | 2009-03-11 | 山东大学 | 一种交直流永磁同步发电机 |
US7821217B2 (en) * | 2006-05-22 | 2010-10-26 | Black & Decker Inc. | Electronically commutated motor and control system employing phase angle control of phase current |
JP5085071B2 (ja) | 2006-08-11 | 2012-11-28 | 株式会社東芝 | 永久磁石式回転電機の回転子 |
CN101507084B (zh) | 2006-08-23 | 2012-07-18 | 株式会社东芝 | 永久磁铁式旋转电机 |
US20080169140A1 (en) * | 2007-01-16 | 2008-07-17 | Charles Hampton Perry | Machine for augmentation, storage, and conservation of vehicle motive energy |
WO2008109834A1 (en) * | 2007-03-07 | 2008-09-12 | Qm Power, Inc. | Hybrid permanent magnet motor |
JP5134846B2 (ja) | 2007-03-26 | 2013-01-30 | 株式会社東芝 | 永久磁石電動機ドライブシステム |
US20080272664A1 (en) * | 2007-03-27 | 2008-11-06 | Flynn Charles J | Permanent magnet electro-mechanical device providing motor/generator functions |
JP2009201259A (ja) | 2008-02-21 | 2009-09-03 | Toshiba Corp | 永久磁石式回転電機、永久磁石式回転電機の組立方法、永久磁石式回転電機の分解方法及び永久磁石電動機ドライブシステム |
JP5161612B2 (ja) | 2008-02-22 | 2013-03-13 | 株式会社東芝 | 永久磁石式回転電機、永久磁石式回転電機の組立方法及び永久磁石式回転電機の分解方法 |
JP4708448B2 (ja) * | 2008-03-04 | 2011-06-22 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 回転電機および電気自動車 |
JP5265962B2 (ja) * | 2008-05-09 | 2013-08-14 | 東芝機械株式会社 | サーボモータにおける電流制御方法、電流制御プログラム、記録媒体、サーボモータおよび射出成形機 |
EP2324563B1 (en) * | 2008-08-29 | 2014-04-16 | Moog Inc. | Permanent magnet-type stepping motors |
US20100301695A1 (en) * | 2009-04-03 | 2010-12-02 | Asmo Co., Ltd. | Rotor and Motor |
JP2010268579A (ja) * | 2009-05-13 | 2010-11-25 | E I M Control Systems Co Ltd | 永久磁石同期電動機システム及びその界磁制御方法 |
US8242654B2 (en) * | 2009-05-20 | 2012-08-14 | Asmo Co., Ltd. | Rotor and motor |
US8970083B2 (en) * | 2009-09-08 | 2015-03-03 | Moog Inc. | Stepping motors with small step intervals |
JP5513059B2 (ja) * | 2009-10-07 | 2014-06-04 | アスモ株式会社 | ロータ及びモータ |
CN102035277B (zh) * | 2009-10-07 | 2014-08-20 | 阿斯莫有限公司 | 电动机 |
JP2011120328A (ja) * | 2009-12-01 | 2011-06-16 | Yaskawa Electric Corp | 永久磁石形モータ用のロータ、永久磁石形モータ及びこれらの製造方法 |
JP5482423B2 (ja) * | 2010-05-11 | 2014-05-07 | 株式会社デンソー | 電動機 |
WO2012071569A2 (en) * | 2010-11-23 | 2012-05-31 | Moog Inc. | Virtual pole electric motor |
DE102012011445A1 (de) * | 2011-06-21 | 2012-12-27 | Asmo, Ltd. | Motor mit einem Rotor und Verfahren zur Herstellung des Rotors |
JP5605721B2 (ja) * | 2012-06-29 | 2014-10-15 | 株式会社デンソー | 回転電機 |
CA2822158A1 (en) | 2012-08-17 | 2014-02-17 | Envision Energy (Denmark) Aps | Electrical machine with magnetic flux intensifier |
JP5787190B2 (ja) * | 2012-12-10 | 2015-09-30 | 株式会社デンソー | 回転子、および、これを用いた回転電機 |
JP6217319B2 (ja) * | 2013-10-31 | 2017-10-25 | 株式会社ジェイテクト | 回転機用ロータ |
CN103580426A (zh) * | 2013-10-31 | 2014-02-12 | 苏州市双马机电有限公司 | 具有复励特性的凸极式永磁发电机 |
KR101522507B1 (ko) * | 2014-10-22 | 2015-05-22 | 한양대학교 에리카산학협력단 | 영구자석 전동기 |
EP3271995B1 (en) * | 2015-03-17 | 2023-10-04 | DANA TM4 Inc. | External rotor electric machine with smc blocks interposed between permanent magnets |
US20170005555A1 (en) * | 2015-07-02 | 2017-01-05 | Purdue Research Foundation | Asymmetric salient permanent magnet synchronous machine |
IT201700032845A1 (it) * | 2017-03-24 | 2018-09-24 | Phase Motion Control S P A | Motore elettrico ibrido a magneti permanenti e riluttanza |
CN109560630B (zh) * | 2017-09-27 | 2021-01-12 | 杭州三花研究院有限公司 | 转子组件以及电机和电动泵 |
JP6486585B1 (ja) * | 2018-06-06 | 2019-03-20 | 三菱電機株式会社 | ロータ及びモータ |
US11171553B2 (en) * | 2019-07-22 | 2021-11-09 | Honeywell International Inc. | High detent torque permanent magnet stepper motor |
US20220376569A1 (en) * | 2020-02-12 | 2022-11-24 | Mitsubishi Electric Corporation | Rotor, motor, fan, and air conditioner |
EP4082095A4 (en) | 2020-04-25 | 2023-06-21 | 121352 Canada Inc. | ELECTRONIC MOTORS AND METHODS OF CONTROL THEREOF |
KR102497574B1 (ko) * | 2020-12-31 | 2023-02-07 | 한양대학교 에리카산학협력단 | 영구자석 동기기 |
CN113783391B (zh) * | 2021-08-20 | 2023-07-25 | 上海交通大学 | 不对称型变磁通记忆电机 |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2060260A (en) * | 1935-06-20 | 1936-11-10 | Bendix Aviat Corp | Magneto generator |
GB1164138A (en) * | 1966-12-14 | 1969-09-17 | William George Bird | Improvements in or relating to Electrical Machines |
US4354126A (en) * | 1980-09-12 | 1982-10-12 | Westinghouse Electric Corp. | Dynamoelectric machine with a permanent magnet rotor having laminated poles |
US4471252A (en) * | 1981-11-27 | 1984-09-11 | Lucas Industries Limited Company | Rotary dynamo electric machine with protection against demagnetization of low flux portion of permanent magnet poles |
JPS59117451A (ja) * | 1982-12-24 | 1984-07-06 | Fanuc Ltd | 同期電機 |
JPS60121949A (ja) * | 1983-12-05 | 1985-06-29 | Fanuc Ltd | 永久磁石型同期電動機の回転子 |
US4709179A (en) * | 1984-01-17 | 1987-11-24 | Regie Nationale Des Usines Renault | Permanent-magnet six-pole synchronous electrodynamic machine |
JPS61116954A (ja) * | 1984-11-09 | 1986-06-04 | Sawafuji Electric Co Ltd | 発電機 |
US4700096A (en) * | 1985-02-28 | 1987-10-13 | Auxilec | High speed synchronous machine having a rotor provided with magnets arranged for orthoradial magnetic induction |
US4691132A (en) * | 1985-05-24 | 1987-09-01 | U.S. Philips Corporation | Synchronous motor with two-pole permanent-magnet soft-magnetic-core rotor |
US4631435A (en) * | 1985-12-18 | 1986-12-23 | The Garrett Corporation | Consequent pole permanent magnet rotor |
SE459833B (sv) * | 1987-12-09 | 1989-08-07 | Astra Tech Ab | Roterande elektrisk maskin |
JPH0755037B2 (ja) * | 1988-05-13 | 1995-06-07 | 株式会社日立製作所 | 永久磁石式同期電動機 |
WO1990002434A1 (en) * | 1988-08-19 | 1990-03-08 | Nauchno-Proizvodstvennoe Obiedinenie 'magneton' | Multipole rotor of electric machine |
JP2649403B2 (ja) * | 1989-01-27 | 1997-09-03 | トヨタ自動車株式会社 | 交流モータ |
JPH04185248A (ja) * | 1990-11-20 | 1992-07-02 | Seiko Epson Corp | 永久磁石回転子 |
JPH05307312A (ja) * | 1992-04-30 | 1993-11-19 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置の高圧電源接続機構 |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP01461495A patent/JP3282427B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1995-03-24 US US08/409,597 patent/US5631512A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5631512A (en) | 1997-05-20 |
JPH07336919A (ja) | 1995-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3282427B2 (ja) | 永久磁石モータ | |
JP3983423B2 (ja) | 電動機 | |
EP2304863B1 (en) | Interior permanent magnet motor including rotor with unequal poles | |
US5886440A (en) | Electric motor with plural rotor portions having pole members of different widths | |
JP3748387B2 (ja) | 永久磁石式回転電機及びそれを用いた発電システムと駆動システム | |
US20060131986A1 (en) | Axial gap permanent magnet reluctance motor and method | |
JP2008104323A (ja) | 永久磁石式リラクタンス型回転電機 | |
JPH1198791A (ja) | ブラシレスdcモータ | |
JP3286542B2 (ja) | リラクタンスモータ及びそれを用いた電動車両 | |
JP4480720B2 (ja) | 永久磁石励磁同期電動機 | |
US20170018981A1 (en) | Ac excitation synchronous rotating electric machine | |
JP2000295805A (ja) | 永久磁石回転電機 | |
JP3442636B2 (ja) | 永久磁石電動機 | |
JPH10210721A (ja) | リラクタンスモータ | |
JP2912277B2 (ja) | 永久磁石を有し広い速度範囲に亘って一定電力で作動するようにされた同期電気機械 | |
JP3703907B2 (ja) | ブラシレスdcモータ | |
JP3117164B2 (ja) | 永久磁石回転電機とその制御方法及び制御装置並びにそれを使用した電気自動車 | |
WO2021084788A1 (ja) | 回転子及び電動機 | |
JP2003333813A (ja) | シンクロナスリラクタンスモータのロータ | |
JP3601322B2 (ja) | 永久磁石埋め込みモータ | |
JP2000253608A (ja) | ブラシレスモータ | |
JP4654819B2 (ja) | モータ | |
JP2000166135A (ja) | ブラシレスモータ | |
JPH1198721A (ja) | 永久磁石電動機 | |
JPH10146031A (ja) | 永久磁石回転電機およびそれを用いた電動車両 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090301 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100301 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |