JP3281094B2 - 人造大理石用不飽和ポリエステルモールディングコンパウンド及び人造大理石 - Google Patents
人造大理石用不飽和ポリエステルモールディングコンパウンド及び人造大理石Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人造大理石用不飽和ポ
リエステルモールディングコンパウンドおよびそれを加
熱圧縮成形してなる人造大理石に関する。このコンパウ
ンドを成形して得られる製品は、均一な石目調で、石目
柄に深みがあり(以下、ラメ調と略する)、主に洗面化
粧台,バスタブ,キッチンカウンター等に用いられる。
リエステルモールディングコンパウンドおよびそれを加
熱圧縮成形してなる人造大理石に関する。このコンパウ
ンドを成形して得られる製品は、均一な石目調で、石目
柄に深みがあり(以下、ラメ調と略する)、主に洗面化
粧台,バスタブ,キッチンカウンター等に用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来、ラメ調を有する人造大理石を製造
する方法としては、寒水石粗砕物,着色成形材料,アル
ミフレーク等を用いて注型法やハンドレイアップ法で生
産されている(特開昭61−148049号)。上記の
方法では生産性がよくないため、量産可能な加熱圧縮成
形用コンパウンドが望まれていた。従来の石入りコンパ
ウンドを加熱成形した場合、型内で材料を流動させるた
め、石が均一に流れない欠点があった。
する方法としては、寒水石粗砕物,着色成形材料,アル
ミフレーク等を用いて注型法やハンドレイアップ法で生
産されている(特開昭61−148049号)。上記の
方法では生産性がよくないため、量産可能な加熱圧縮成
形用コンパウンドが望まれていた。従来の石入りコンパ
ウンドを加熱成形した場合、型内で材料を流動させるた
め、石が均一に流れない欠点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は前述のような従
来技術の欠点を解決するため、鋭意検討した結果、シリ
カ粉末および繊維補強材としてのガラス繊維を含有する
不飽和ポリエステルモールディングコンパウンドを用い
ることによって、前述のような欠点のない成形品の量産
が可能であることを知見し、これらの知見にもとづき本
発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、(1)寒水石粗砕物、熱可塑性樹脂粗砕物、熱硬化性樹
脂もしくは/および雲母粗砕物、平均粒径3〜60nmの
シリカ粉末、繊維補強材としてのガラス繊維を含有して
なる石目柄を有する加熱圧縮成形人造大理石用不飽和ポ
リエステルモールディングコンパウンド、 (2)更に水酸化アルミニウム粉末を含有してなる前記
(1)記載の不飽和ポリエステルモールディングコンパ
ウンド、 (3)更に低収縮化剤を含有してなる前記(1)又は
(2)記載の不飽和ポリエステルモールディングコンパ
ウンド、 (4)前記(1)〜(3)のいずれかに記載の不飽和ポ
リエステルモールディングコンパウンドを加熱圧縮成形
してなる人造大理石、に関する。
来技術の欠点を解決するため、鋭意検討した結果、シリ
カ粉末および繊維補強材としてのガラス繊維を含有する
不飽和ポリエステルモールディングコンパウンドを用い
ることによって、前述のような欠点のない成形品の量産
が可能であることを知見し、これらの知見にもとづき本
発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、(1)寒水石粗砕物、熱可塑性樹脂粗砕物、熱硬化性樹
脂もしくは/および雲母粗砕物、平均粒径3〜60nmの
シリカ粉末、繊維補強材としてのガラス繊維を含有して
なる石目柄を有する加熱圧縮成形人造大理石用不飽和ポ
リエステルモールディングコンパウンド、 (2)更に水酸化アルミニウム粉末を含有してなる前記
(1)記載の不飽和ポリエステルモールディングコンパ
ウンド、 (3)更に低収縮化剤を含有してなる前記(1)又は
(2)記載の不飽和ポリエステルモールディングコンパ
ウンド、 (4)前記(1)〜(3)のいずれかに記載の不飽和ポ
リエステルモールディングコンパウンドを加熱圧縮成形
してなる人造大理石、に関する。
【0004】本発明に用いられるシリカ粉末としては、
たとえばアエロジル(日本アエロジル(株)製)、レオ
ロシール(徳山曹達(株)製)などの商品名で市販され
ているものがあげられ、その平均粒径が約3〜60nm、
好ましくは約5〜20nmのものがあげられる。その量は
不飽和ポリエステルモールディングコンパウンド中の樹
脂分100重量部に対して約0.2〜10重量部、好ま
しくは約1.0〜3.0重量部程度である。本発明に用
いられる繊維補強材としては、ガラス繊維が好ましい。
繊維補強材の繊維長は約0.5〜3mm、特に約1〜2mm
のものが好ましい。その量は全体の約1〜15重量%、
好ましくは約2〜10重量%程度である。前記材料と混
合する樹脂成分としては、不飽和ポリエステルをオレフ
ィン系単量体に溶解した不飽和ポリエステル樹脂があげ
られる。
たとえばアエロジル(日本アエロジル(株)製)、レオ
ロシール(徳山曹達(株)製)などの商品名で市販され
ているものがあげられ、その平均粒径が約3〜60nm、
好ましくは約5〜20nmのものがあげられる。その量は
不飽和ポリエステルモールディングコンパウンド中の樹
脂分100重量部に対して約0.2〜10重量部、好ま
しくは約1.0〜3.0重量部程度である。本発明に用
いられる繊維補強材としては、ガラス繊維が好ましい。
繊維補強材の繊維長は約0.5〜3mm、特に約1〜2mm
のものが好ましい。その量は全体の約1〜15重量%、
好ましくは約2〜10重量%程度である。前記材料と混
合する樹脂成分としては、不飽和ポリエステルをオレフ
ィン系単量体に溶解した不飽和ポリエステル樹脂があげ
られる。
【0005】この不飽和ポリエステルはα,β−オレフ
ィン系不飽和ジカルボン酸と2価のグリコールとの縮合
で合成されるもので、これら2成分のほかに飽和ジカル
ボン酸や芳香族ジカルボン酸あるいはカルボン酸と反応
するジシクロペンタジエンなども併用することができ
る。α,β−不飽和ジカルボン酸の例としては、たとえ
ばマレイン酸,フマル酸,イタコン酸,シトラコン酸及
びこれらジカルボン酸の無水物があげられる。これら
α,β−オレフィン系不飽和ジカルボン酸と併用される
ジカルボン酸の例としては、たとえばアジピン酸,セバ
シン酸,コハク酸,グルコン酸,フタル酸無水物,o−
フタル酸,イソフタル酸,テレフタル酸,テトラヒドロ
フタル酸,テトラクロロフタル酸などがあげられる。2
価のグリコールとしては、たとえばアルカンジオール,
オキサアルカンジオール,ビスフェノールAなどにエチ
レンオキシドやプロピレンオキシドなどのアルキレンオ
キシドを付加したジオール等が用いられる。これに加え
てモノオールや3価のトリオールを用いてもよい。アル
カンジオールの例としては、たとえばエチレングリコー
ル,1,2−プロピレングリコール,1,3−プロピレ
ングリコール,1,3−ブタンジオール,1,4−ブタ
ンジオール,ネオペンチルグリコール,1,5−ペンタ
ンジオール,1,6−ヘキサンジオール,シクロヘキサ
ンジオール等があげられる。オキサアルカンジオールと
しては、たとえばジオキシエチレングリコール,トリオ
キシエチレングリコール等があげられる。これらグリコ
ールと併用される1価または3価のアルコールとして
は、たとえばオクチルアルコール,オレイルアルコー
ル,トリメチロールプロパン等があげられる。
ィン系不飽和ジカルボン酸と2価のグリコールとの縮合
で合成されるもので、これら2成分のほかに飽和ジカル
ボン酸や芳香族ジカルボン酸あるいはカルボン酸と反応
するジシクロペンタジエンなども併用することができ
る。α,β−不飽和ジカルボン酸の例としては、たとえ
ばマレイン酸,フマル酸,イタコン酸,シトラコン酸及
びこれらジカルボン酸の無水物があげられる。これら
α,β−オレフィン系不飽和ジカルボン酸と併用される
ジカルボン酸の例としては、たとえばアジピン酸,セバ
シン酸,コハク酸,グルコン酸,フタル酸無水物,o−
フタル酸,イソフタル酸,テレフタル酸,テトラヒドロ
フタル酸,テトラクロロフタル酸などがあげられる。2
価のグリコールとしては、たとえばアルカンジオール,
オキサアルカンジオール,ビスフェノールAなどにエチ
レンオキシドやプロピレンオキシドなどのアルキレンオ
キシドを付加したジオール等が用いられる。これに加え
てモノオールや3価のトリオールを用いてもよい。アル
カンジオールの例としては、たとえばエチレングリコー
ル,1,2−プロピレングリコール,1,3−プロピレ
ングリコール,1,3−ブタンジオール,1,4−ブタ
ンジオール,ネオペンチルグリコール,1,5−ペンタ
ンジオール,1,6−ヘキサンジオール,シクロヘキサ
ンジオール等があげられる。オキサアルカンジオールと
しては、たとえばジオキシエチレングリコール,トリオ
キシエチレングリコール等があげられる。これらグリコ
ールと併用される1価または3価のアルコールとして
は、たとえばオクチルアルコール,オレイルアルコー
ル,トリメチロールプロパン等があげられる。
【0006】上記不飽和ポリエステルを溶解するために
用いられるオレフィン系不飽和単量体としては、たとえ
ばスチレン,p−クロルスチレン,ビニルトルエン,ジ
ビニルベンゼンなどの芳香族系、アクリル酸又はメタク
リル酸の炭素数1〜18個を有するアルコールとのエス
テル(例えば、メチルメタクリレート,ブチルアクリレ
ート,ヒドロキシプロピルアクリレート,ヒドロキシプ
ロピルメタクリレート,トリメチロールプロパントリメ
タクリレートなど)等があげられる。オレフィン系不飽
和単量体の含量は不飽和ポリエステル100重量部に対
して約10〜400重量部程度である。不飽和ポリエス
テル樹脂は、前記材料のほかに、たとえば寒水石粗砕
物,雲母粗砕物,熱可塑性樹脂粗砕物,熱硬化性樹脂硬
化物の粗砕物,水酸化アルミニウム粉末,ガラス粉末,
低収縮剤などを加えてもよい。寒水石粗砕物としては、
その平均粒径が約0.05〜2mm、好ましくは約0.3
〜0.9mmのものがあげられる。その量は不飽和ポリエ
ステルモールディングコンパウンド中の樹脂分100重
量部に対して約50〜400重量部、好ましくは約10
0〜300重量部程度である。
用いられるオレフィン系不飽和単量体としては、たとえ
ばスチレン,p−クロルスチレン,ビニルトルエン,ジ
ビニルベンゼンなどの芳香族系、アクリル酸又はメタク
リル酸の炭素数1〜18個を有するアルコールとのエス
テル(例えば、メチルメタクリレート,ブチルアクリレ
ート,ヒドロキシプロピルアクリレート,ヒドロキシプ
ロピルメタクリレート,トリメチロールプロパントリメ
タクリレートなど)等があげられる。オレフィン系不飽
和単量体の含量は不飽和ポリエステル100重量部に対
して約10〜400重量部程度である。不飽和ポリエス
テル樹脂は、前記材料のほかに、たとえば寒水石粗砕
物,雲母粗砕物,熱可塑性樹脂粗砕物,熱硬化性樹脂硬
化物の粗砕物,水酸化アルミニウム粉末,ガラス粉末,
低収縮剤などを加えてもよい。寒水石粗砕物としては、
その平均粒径が約0.05〜2mm、好ましくは約0.3
〜0.9mmのものがあげられる。その量は不飽和ポリエ
ステルモールディングコンパウンド中の樹脂分100重
量部に対して約50〜400重量部、好ましくは約10
0〜300重量部程度である。
【0007】雲母粗砕物としては、その平均粒径が約
0.05〜3mm、好ましくは約0.3〜0.8mmのもの
があげられる。その量は不飽和ポリエステルモールディ
ングコンパウンド中の樹脂分100重量部に対して約
0.02〜100重量部、好ましくは約0.1〜50重
量部程度である。熱可塑性樹脂粗砕物としては、その軟
化点が100℃以上で、スチレンに不溶で平均粒径が約
0.05〜3mm、好ましくは約0.2〜0.9mmのもの
があげられる。通常は飽和ポリエステル樹脂を用いるの
が好ましいが、他にメタクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、
ABS樹脂等があげられる。その量は不飽和ポリエステ
ルモールディングコンパウンド中の樹脂分100重量部
に対して約2〜200重量部、好ましくは約20〜50
重量部程度である。熱硬化性樹脂硬化物の粗砕物として
は、その平均粒径が約0.05〜3mm、好ましくは約
0.2〜0.9mmのものがあげられる。通常は不飽和ポ
リエステル樹脂硬化物が用いられるが、他にフェノール
樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ポリウ
レタン樹脂等があげられる。その量は不飽和ポリエステ
ルモールディングコンパウンド中の樹脂分100重量部
に対して約2〜200重量部、好ましくは約20〜50
重量部程度である。
0.05〜3mm、好ましくは約0.3〜0.8mmのもの
があげられる。その量は不飽和ポリエステルモールディ
ングコンパウンド中の樹脂分100重量部に対して約
0.02〜100重量部、好ましくは約0.1〜50重
量部程度である。熱可塑性樹脂粗砕物としては、その軟
化点が100℃以上で、スチレンに不溶で平均粒径が約
0.05〜3mm、好ましくは約0.2〜0.9mmのもの
があげられる。通常は飽和ポリエステル樹脂を用いるの
が好ましいが、他にメタクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、
ABS樹脂等があげられる。その量は不飽和ポリエステ
ルモールディングコンパウンド中の樹脂分100重量部
に対して約2〜200重量部、好ましくは約20〜50
重量部程度である。熱硬化性樹脂硬化物の粗砕物として
は、その平均粒径が約0.05〜3mm、好ましくは約
0.2〜0.9mmのものがあげられる。通常は不飽和ポ
リエステル樹脂硬化物が用いられるが、他にフェノール
樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ポリウ
レタン樹脂等があげられる。その量は不飽和ポリエステ
ルモールディングコンパウンド中の樹脂分100重量部
に対して約2〜200重量部、好ましくは約20〜50
重量部程度である。
【0008】水酸化アルミニウム粉末としては、その平
均粒径が約0.2〜50μ、好ましくは約2〜15μの
ものがあげられる。その量は不飽和ポリエステルモール
ディングコンパウンド中の樹脂分100重量部に対して
約10〜300重量部、好ましくは約50〜200重量
部程度である。水酸化アルミニウム粉末をガラス粉末に
置き換えたり、併用してもよい。ガラス粉末としてはそ
の平均粒径が約1〜200μ、好ましくは約5〜60μ
のものがあげられる。その量は不飽和ポリエステルモー
ルディングコンパウンド中の樹脂分100重量部に対し
て約10〜200重量部、好ましくは約20〜100重
量部程度である。低収縮剤としては、たとえばポリスチ
レン,三次元ポリスチレン(ゲルスチレン),ポリ酢酸
ビニル,アクリル,ポリエチレン,ポリブタジエン,S
BS,飽和ポリエステルなどの熱可塑性樹脂で、 前述の
オレフィン系不飽和単量体に可溶なものがあげられる。
その量は不飽和ポリエステルモールディングコンパウン
ド中の樹脂分100重量部に対してオレフィン系不飽和
単量体30重量%の溶液で約2〜200重量部、好まし
くは約10〜50重量部である。
均粒径が約0.2〜50μ、好ましくは約2〜15μの
ものがあげられる。その量は不飽和ポリエステルモール
ディングコンパウンド中の樹脂分100重量部に対して
約10〜300重量部、好ましくは約50〜200重量
部程度である。水酸化アルミニウム粉末をガラス粉末に
置き換えたり、併用してもよい。ガラス粉末としてはそ
の平均粒径が約1〜200μ、好ましくは約5〜60μ
のものがあげられる。その量は不飽和ポリエステルモー
ルディングコンパウンド中の樹脂分100重量部に対し
て約10〜200重量部、好ましくは約20〜100重
量部程度である。低収縮剤としては、たとえばポリスチ
レン,三次元ポリスチレン(ゲルスチレン),ポリ酢酸
ビニル,アクリル,ポリエチレン,ポリブタジエン,S
BS,飽和ポリエステルなどの熱可塑性樹脂で、 前述の
オレフィン系不飽和単量体に可溶なものがあげられる。
その量は不飽和ポリエステルモールディングコンパウン
ド中の樹脂分100重量部に対してオレフィン系不飽和
単量体30重量%の溶液で約2〜200重量部、好まし
くは約10〜50重量部である。
【0009】前記材料を混合した不飽和ポリエステルモ
ールディングコンパウンドの具体例としては、たとえば
ポリマール マット,ポリマール,プレミグラス,プレ
ミグラス BMC,ポリマール マットHM,ポリマー
ル マットTM,ポリマールマットB,TMC(いずれ
も武田薬品工業(株)製)などがあげられる。この不飽
和ポリエステルモールディングコンパウンドは、上記材
料以外に、たとえばステアリン酸亜鉛,ステアリン酸カ
ルシウムなどの内部離型剤、たとえば過酸化ベンゾイ
ル,パーブチルオクトエートなどの高温分解型の過酸化
物などの硬化触媒、着色剤,安定剤,増粘剤等を含有し
ていてもよい。このようにして得られる不飽和ポリエス
テルモールディングコンパウンドを加熱圧縮する。この
操作は圧縮プレス機などを用いて行なわれるが、温度は
約100〜150℃程度で、圧力は約30〜100kg/
cm2程度である。この操作によりラメ調を有する人造大
理石模様の付いた成形品が得られる。
ールディングコンパウンドの具体例としては、たとえば
ポリマール マット,ポリマール,プレミグラス,プレ
ミグラス BMC,ポリマール マットHM,ポリマー
ル マットTM,ポリマールマットB,TMC(いずれ
も武田薬品工業(株)製)などがあげられる。この不飽
和ポリエステルモールディングコンパウンドは、上記材
料以外に、たとえばステアリン酸亜鉛,ステアリン酸カ
ルシウムなどの内部離型剤、たとえば過酸化ベンゾイ
ル,パーブチルオクトエートなどの高温分解型の過酸化
物などの硬化触媒、着色剤,安定剤,増粘剤等を含有し
ていてもよい。このようにして得られる不飽和ポリエス
テルモールディングコンパウンドを加熱圧縮する。この
操作は圧縮プレス機などを用いて行なわれるが、温度は
約100〜150℃程度で、圧力は約30〜100kg/
cm2程度である。この操作によりラメ調を有する人造大
理石模様の付いた成形品が得られる。
【0010】
【発明の効果】本発明の不飽和ポリエステルモールディ
ングコンパウンドを加熱圧縮すると、その硬化した成形
品は深みのある石目柄が発現され、美しく、しかも均一
な模様を得ることができる。また、本発明のコンパウン
ドは単に加熱圧縮すれば模様出しが可能なため、従来の
成形方法と比べて工程の省力化と量産性の点ですぐれて
いる。つぎに実施例ならびに比較例をあげ、本発明を更
に具体的に説明する。
ングコンパウンドを加熱圧縮すると、その硬化した成形
品は深みのある石目柄が発現され、美しく、しかも均一
な模様を得ることができる。また、本発明のコンパウン
ドは単に加熱圧縮すれば模様出しが可能なため、従来の
成形方法と比べて工程の省力化と量産性の点ですぐれて
いる。つぎに実施例ならびに比較例をあげ、本発明を更
に具体的に説明する。
【0011】実施例 〔表1〕に示した配合よりなるSMC、および〔表2〕
に示した配合よりなるBMCを作成し、金型温度120
℃,成形圧力60kg/cm2,成形時間8分,材料のチャ
ージ率は成形品の投影面積の35%の成形条件により長
さ800mm,巾500mm,厚さ13mmの平板を得た。い
ずれの実施例においても、成形後にラメ調を有する透明
感のある均一な模様が成形品全体に発現できた。比較例
を〔表3〕に示す。成形条件は実施例と同様で行った結
果、シリカ粉末を含まないものは模様の均一性がなく、
ラメ調の発現性に欠けることがわかった。
に示した配合よりなるBMCを作成し、金型温度120
℃,成形圧力60kg/cm2,成形時間8分,材料のチャ
ージ率は成形品の投影面積の35%の成形条件により長
さ800mm,巾500mm,厚さ13mmの平板を得た。い
ずれの実施例においても、成形後にラメ調を有する透明
感のある均一な模様が成形品全体に発現できた。比較例
を〔表3〕に示す。成形条件は実施例と同様で行った結
果、シリカ粉末を含まないものは模様の均一性がなく、
ラメ調の発現性に欠けることがわかった。
【表1】 (1)イソフタル酸系 (6)CW-308(住友化学製) (2)イソネオペンチル系 平均粒径 8μ (3)日本ユニカ製A−174 (7)ガラスパウダー M-10S(日本フェロー製) (4)アエロジル#200 平均粒径12nm 平均粒径 30μ (5)丸尾カルシウム製 平均粒径0.3mm (8)ガラス繊維 繊維長 1.5mm
【0012】
【表2】
【0013】
【表3】 〔表3〕に示すような配合割合のBMCを作成し、同様
の条件で成形をおこなった。その結果、実施例のような
模様発現性は得られなかった。
の条件で成形をおこなった。その結果、実施例のような
模様発現性は得られなかった。
【0014】〔表4〕に示すような配合割合のBMCを
作成し、前記と同様の成形条件で成形をおこなった。
作成し、前記と同様の成形条件で成形をおこなった。
【表4】 飽和ポリエステル樹脂粗砕物:平均粒径0.5mm 不飽和ポリエステル樹脂硬化物粗砕物:平均粒径0.5
mm 模様の均一性、ラメ調の発現性および表面の透明感とも
にすぐれた成形品が得られた。
mm 模様の均一性、ラメ調の発現性および表面の透明感とも
にすぐれた成形品が得られた。
【0015】〔表5〕に示すような配合割合のBMCを
作成し、前記と同様の成形条件で成形をおこなった。
作成し、前記と同様の成形条件で成形をおこなった。
【表5】 飽和ポリエステル樹脂粗砕物:平均粒径0.5mm 不飽和ポリエステル樹脂硬化物粗砕物:平均粒径0.5
mm 雲母粗砕物:平均粒径0.5mm 模様の均一性、ラメ調の発現性および表面の透明感とも
にすぐれた成形品が得られた。
mm 雲母粗砕物:平均粒径0.5mm 模様の均一性、ラメ調の発現性および表面の透明感とも
にすぐれた成形品が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C04B 14:42 C04B 14:42 Z 14:04 14:04 Z 14:20 14:20 A 14:36 14:36 14:38 14:38 Z 16:06 16:06 Z 18:04) 18:04) (72)発明者 押久保 義彦 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 審査官 武重 竜男 (56)参考文献 特開 昭52−109589(JP,A) 特開 昭52−133316(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 2/00 - 32/02 C04B 40/00 - 40/06
Claims (4)
- 【請求項1】 寒水石粗砕物、熱可塑性樹脂粗砕物、熱
硬化性樹脂もしくは/および雲母粗砕物、平均粒径3〜
60nmのシリカ粉末、繊維補強材としてのガラス繊維を
含有してなる石目柄を有する加熱圧縮成形人造大理石用
不飽和ポリエステルモールディングコンパウンド。 - 【請求項2】 更に水酸化アルミニウム粉末を含有して
なる請求項1記載の不飽和ポリエステルモールディング
コンパウンド。 - 【請求項3】 更に低収縮化剤を含有してなる請求項1
又は2記載の不飽和ポリエステルモールディングコンパ
ウンド。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の不飽和
ポリエステルモールディングコンパウンドを加熱圧縮成
形してなる人造大理石。
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JP4346992 | 1992-02-28 | ||
JP3823593A JP3281094B2 (ja) | 1992-02-28 | 1993-02-26 | 人造大理石用不飽和ポリエステルモールディングコンパウンド及び人造大理石 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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CN107922667A (zh) * | 2015-09-04 | 2018-04-17 | 沙特基础工业全球技术有限公司 | 粉末组合物、由粉末组合物制备制品和涂层的方法、以及由其制备的制品 |
US10808081B2 (en) | 2015-09-04 | 2020-10-20 | Sabic Global Technologies B.V. | Powder compositions comprising thermoplastic particles and flow promoter particles, method of preparing articles and coatings from the powder compositions, and articles prepared therefrom |
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