JP3231698U - マスク - Google Patents
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Abstract
【課題】蒸れをより効果的に抑制できるマスクを提供する。【解決手段】マスク10は、マスク本体12と、マスク本体12の下端部12aに形成された筒状部18と、筒状部18の内部に配置された第1ガイド部材14および第2ガイド部材16とを備えている。第1ガイド部材14および第2ガイド部材16の一方端部14a、16aは、マスク本体12の左右方向の中央部に固定されており、他方端部14b、16bは、マスク本体12の左端部12bおよび右端部12cにおいて筒状部18から引き出されている。マスク本体12は、使用者の口および鼻との間に呼吸をするための呼吸空間を構成するように立体的に形成されている。マスク本体12の下端部12aを第1ガイド部材14および第2ガイド部材16に沿って左右方向へ広げたり絞ったりすることによって、呼吸空間を下方へ向けて開放したり閉じたりすることができる。【選択図】図3
Description
本考案は、使用者の口および鼻を覆うマスク本体を備える衛生用品としてのマスクに関する。
近年では、ウイルス、花粉および微小粒子状物質(PM2.5)などの異物を捕捉するマスクの重要性が高まっているが、使用者の顔とマスクとの間の空間が蒸れると、不快なだけでなく、熱中症を発症するリスクが高くなる。そこで、従来から蒸れを抑制できる様々な種類のマスクが開発されており、その一例が下記特許文献1に記載されている。特許文献1のマスクは、中心パネルと、中心パネルの上部に接合された第1パネルと、中心パネルの下部に接合された第2パネルとを備えている。使用者がマスクを着用すると、中心パネル、第1パネルおよび第2パネルによって顔とマスクとの間に広大な空間が構成される。
特許文献1のマスクでは、顔とマスクとの間に広大な空間を確保できるので、当該空間の蒸れを抑制して快適性を高めることができる。しかしながら、当該空間は、一般的なマスクと同様に常に密閉されるため、蒸れを抑制する効果は限定的であり、気温が高い屋外での使用や、ランニングなどの運動時の使用では、快適な使用感を得ることができず、また、熱中症を発症するリスクを十分に抑えることができなかった。
本考案は上記問題に対処するためになされたものであり、蒸れをより効果的に抑制できる、マスクを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案に係るマスクの特徴は、柔軟性を有する材料で形成され、使用者の口および鼻を覆うマスク本体と、前記マスク本体の下端部に使用者から見て左右方向へ延びて形成された筒状部と、前記筒状部の内部に配置され、その一方端部が前記マスク本体に固定され、その他方端部が前記マスク本体の左端部において前記筒状部から引き出された第1ガイド部材と、前記筒状部の内部に配置され、その一方端部が前記マスク本体に固定され、その他方端部が前記マスク本体の右端部において前記筒状部から引き出された第2ガイド部材とを備え、前記マスク本体は、使用者の口および鼻との間に呼吸をするための呼吸空間を構成するように立体的に形成されており、前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材は、容易に変形可能な材料によって細長い形状に形成されており、前記マスク本体の下端部を前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材に沿って左右方向へ広げたとき、前記マスク本体の下端部が使用者の顔から離間して、前記呼吸空間が下方へ向けて開放され、前記マスク本体の下端部を前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材に沿って左右方向の中央部へ向けて絞ったとき、前記マスク本体の下端部が使用者の顔に接触して、前記呼吸空間が閉じられることにある。
この構成では、マスク本体の下端部を第1ガイド部材および第2ガイド部材に沿って左右方向へ広げたり絞ったりするだけで、呼吸空間を下方へ向けて開放したり閉じたりすることができる。
マスク本体の下端部を第1ガイド部材および第2ガイド部材に沿って左右方向へ広げたときには、呼吸空間が下方へ向けて開放される。したがって、呼吸空間に湿気や熱が溜まることを防止でき、呼吸空間の蒸れを効果的に抑制できる。これにより、気温が高い屋外での使用や、ランニングなどの運動時の使用でも、快適な使用感を得ることができるとともに、熱中症を発症するリスクを十分に抑えることができる。
マスク本体の下端部を第1ガイド部材および第2ガイド部材に沿って左右方向の中央部へ向けて絞ったときには、呼吸空間が閉じられるので、異物の捕捉性を高めることができる。つまり、一般的なマスクと同様に、呼吸空間に異物が侵入したり、呼吸空間から飛沫が拡散したりすることを抑制できる。第1ガイド部材および第2ガイド部材は、容易に変形可能な材料によって細長い形状に形成されているので、マスク本体の下端部の形状が変形されるときには、それに追従するように、第1ガイド部材および第2ガイド部材の形状が変形される。したがって、マスク本体の下端部の形状を使用者の顔の形状に合わせて変形させ易い。
本考案に係るマスクの他の特徴は、前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材は、扁平形状に形成されており、前記筒状部が前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材に接触したときに生じる摩擦力によって、前記マスク本体の下端部が前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材に対して左右方向へ移動することが抑制される。
この構成では、扁平形状の第1ガイド部材および第2ガイド部材に筒状部を接触させることによって、大きな摩擦力を生じさせることができる。したがって、マスク本体の下端部を絞ったときの絞り状態を当該摩擦力によって安定して保持することが可能であり、絞り状態が緩んで異物の捕捉性が低下することを抑制できる。また、第1ガイド部材、第2ガイド部材、表部分および裏部分の全てが扁平形状(帯状)に形成されているため、これらの重なった部分の厚さを薄くすることが可能であり、これらを目立ち難くすることができる。
本考案に係るマスクの他の特徴は、前記マスク本体は、その表面を構成するシート状の表生地と、その裏面を構成するシート状の裏生地とを有しており、前記筒状部は、前記表生地の下端部で構成された帯状の表部分と、前記裏生地の下端部で構成された帯状の裏部分とを有しており、前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材は、前記表部分と前記裏部分との間に配置されていることにある。
この構成では、筒状部の表部分および裏部分が表生地および裏生地と一体であるため、これらが独立している場合に比べて、部品点数を少なくすることができる。
本考案に係るマスクの他の特徴は、前記表生地および前記裏生地の少なくとも一方の下端部は、前記表生地と前記裏生地との間に折り返されて二重に構成されており、その折り返された折返し部が前記筒状部の内部で前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材に接触されていることにある。
この構成では、表生地と裏生地との間に折り返された折返し部が、折れたり捻れたりしながら第1ガイド部材および第2ガイド部材に接触して摩擦力を生じさせるので、マスク本体の下端部を絞ったときの絞り状態を、当該摩擦力によって安定して保持できる。
本考案に係るマスクの他の特徴は、前記表生地は、主として天然材料で形成されており、前記裏生地は、前記表生地の材料に比べて耐摩耗性に優れた材料で形成されており、前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材は、前記裏生地の前記折返し部に接触されていることにある。
この構成では、表生地が主として天然材料で形成されているので、自然な風合いを得ることができる。裏生地は、表生地の材料に比べて耐摩耗性に優れた材料で形成されているので、第1ガイド部材および第2ガイド部材に接触された裏生地の折返し部が摩擦力で摩耗することを抑制でき、マスクの寿命を延ばすことができる。
本考案に係るマスクの他の特徴は、前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材は、前記裏生地の下端部の二重に構成された部分で挟まれていることにある。
この構成では、第1ガイド部材および第2ガイド部材が裏生地の下端部の二重に構成された部分で挟まれているので、天然材料で形成された表生地が第1ガイド部材および第2ガイド部材から受ける摩擦力などで摩耗することを抑制できる。
本考案に係るマスクの他の特徴は、使用者の耳に掛けられる左右一対の左耳掛け紐および右耳掛け紐をさらに備えており、前記左耳掛け紐の一方端部は、前記マスク本体の左端部の上部に接合されており、前記左耳掛け紐の他方端部は、前記マスク本体の左端部の下部における前記筒状部よりも上方の部分に接合されており、前記右耳掛け紐の一方端部は、前記マスク本体の右端部の上部に接合されており、前記右耳掛け紐の他方端部は、前記マスク本体の右端部の下部における前記筒状部よりも上方の部分に接合されていることにある。
この構成では、左耳掛け紐の他方端部は、マスク本体の左端部の下部における筒状部よりも上方の部分に接合されており、右耳掛け紐の他方端部は、マスク本体の右端部の下部における筒状部よりも上方の部分に接合されている。したがって、使用者がマスクを着用した状態において、筒状部から引き出された第1ガイド部材および第2ガイド部材を手で掴み易く、マスク本体の下端部を絞る作業を簡単に行うことができる。
以下、本考案に係るマスクの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態に係るマスクの構成)
図1は、第1実施形態に係るマスク10の使用状態を示す図であり、図1(A)は開放状態の斜視図、図1(B)は開放状態の左側面図である。図2は、第1実施形態に係るマスク10の使用状態を示す図であり、図2(A)は絞り状態の斜視図、図2(B)は絞り状態の左側面図である。なお、以下の説明で用いる前後、左右および上下の各方向は、使用者Xから見た方向であり、図中に矢印で示す各方向と一致する。また、表裏の方向は、マスク本体12に対する方向であり、前後の方向と一致する。
図1は、第1実施形態に係るマスク10の使用状態を示す図であり、図1(A)は開放状態の斜視図、図1(B)は開放状態の左側面図である。図2は、第1実施形態に係るマスク10の使用状態を示す図であり、図2(A)は絞り状態の斜視図、図2(B)は絞り状態の左側面図である。なお、以下の説明で用いる前後、左右および上下の各方向は、使用者Xから見た方向であり、図中に矢印で示す各方向と一致する。また、表裏の方向は、マスク本体12に対する方向であり、前後の方向と一致する。
図1(A),(B)および図2(A),(B)に示すマスク10は、ウイルス感染症、花粉症および大気汚染による健康障害などを防止するために、使用者Xが着用する衛生用品である。マスク10は、柔軟性を有する材料で形成され、使用者Xの口Mおよび鼻Nを覆うマスク本体12と、第1ガイド部材14と、第2ガイド部材16(図3)と、マスク本体12の下端部12aに左右方向へ延びて形成された筒状部18と、左耳掛け紐20と、右耳掛け紐22(図3)とを備えている。なお、図1(A),(B)および図2(A),(B)では、第2ガイド部材16および右耳掛け紐22は隠れて見えない。マスク10は、マスク本体12の下端部12aを広げたり絞ったりすることによって、図1(A),(B)に示す第1態様と、図2(A),(B)に示す第2態様とを選択的にとることができるように構成されている。
図1(A),(B)に示す第1態様は、湿気や熱の放散性を高めるときの態様であり、気温が高い屋外での使用や、ランニングなどの運動時の使用に適した態様である。第1態様では、マスク本体12の下端部12aが左右方向へ広げられており、当該下端部12aが使用者Xの顔から離間している。これにより、マスク本体12と使用者Xの口Mおよび鼻Nとの間に構成された呼吸空間S(後述)が、下方へ向けて開放されている。使用者Xの顔は、平面視で湾曲しているため、図1(A),(B)に示すマスク本体12の下端部12aは、平面視で左右方向中央部から左後方へ向かって広げられており、かつ、左右方向中央部から右後方へ向かって広げられている。したがって、マスク本体12の下端部12aが広げられる上記左右方向は、厳密には、図3中に矢印で示す左右方向である。第1態様におけるマスク本体12の下端部12aの状態が「開放状態」である。
図2(A),(B)に示す第2態様は、ウイルス、花粉および微小粒子状物質(PM2.5)などの異物を捕捉する捕捉性を高めるときの態様であり、通常の日常生活での使用に適した態様である。第2態様では、マスク本体12の下端部12aが左右方向の中央部へ向けて絞られており、当該下端部12aが使用者Xの顔に接触している。これにより、マスク本体12と使用者Xの口Mおよび鼻Nとの間に構成された呼吸空間S(後述)が閉じられている。第2態様におけるマスク本体12の下端部12aの状態が「絞り状態」である。
以下では、マスク10の構成について、図1(A),(B)に示す第1態様(開放状態)に基づいて説明する。図3は、マスク10(開放状態)の構成を示すマスク本体12を開いたときの正面図である。図4は、マスク10(開放状態)の構成を示すマスク本体12を畳んだときの左側面図である。図5は、マスク10(開放状態)の構成を示す図3におけるV−V線断面図である。図6は、マスク本体12の構成を示す分解斜視図である。図7は、マスク10(絞り状態)の構成を示すマスク本体12を畳んだときの左側面図である。上述した通り、マスク10は、マスク本体12と、第1ガイド部材14と、第2ガイド部材16と、筒状部18と、左耳掛け紐20と、右耳掛け紐22とを備えている。
図3に示すように、マスク本体12は、左右対称に構成されたシート状の左側部分26および右側部分28を有している。図1(A),(B)に示すように、左側部分26は、使用者Xの顔の中央部から左側の頬の後部までを覆うシート状に形成されている。左側部分26の右端縁26aは、使用者Xの口Mおよび鼻Nに沿って湾曲した円弧状に形成されており、左側部分26の左端縁26bは、上下方向へ延びる直線状に形成されている。また、図4に示すように、左側部分26の下端縁26cは、直線状に形成されており、左側部分26の上端縁26dは、右端縁26aから左端縁26bへ向かうにつれて徐々に高さが低くなるように湾曲して形成されている。
図3に示すように、右側部分28は、使用者Xの顔の中央部から右側の頬の後部までを覆うシート状に形成されている。右側部分28の左端縁28aは、使用者Xの口Mおよび鼻Nに沿って湾曲した円弧状に形成されており、右側部分28の右端縁28bは、上下方向へ延びる直線状に形成されている。また、右側部分28の下端縁28cは、直線状に形成されており、右側部分28の上端縁28dは、左端縁28aから右端縁28bへ向かうにつれて徐々に高さが低くなるように湾曲して形成されている。
図4に示すように、左側部分26と右側部分28とは、左右対称のシート状に形成されていることから、互いに重ね合わせることが可能である。左側部分26と右側部分28とが重ね合わされた状態において、左側部分26の湾曲した右端縁26aと右側部分28の湾曲した左端縁28aとは繋がっている。そのため、図3に示すように、マスク本体12を広げた状態では、湾曲した右端縁26aおよび左端縁28aが前方へ膨らんだ立体形状となる。つまり、広げた状態のマスク本体12は、空間を構成するように立体的に形成されている。したがって、図1(A),(B)に示すように、使用者Xがマスク10を着用した状態では、マスク本体12と使用者Xの口Mおよび鼻Nとの間に呼吸をするための呼吸空間Sが構成される。
図6に示すように、上記基本構成を備えるマスク本体12は、具体的には、マスク本体12の表面(前面)36を構成するシート状の表生地30と、マスク本体12の裏面(後面)38を構成するシート状の裏生地32と、表生地30の裏面に取り付けられたシート状の中生地34とを有している。表生地30、裏生地32および中生地34は、左側部分26および右側部分28に対応するように、左右に分割して形成されている。つまり、表生地30は、左側表生地片30aと右側表生地片30bとに分割されており、裏生地32は、左側裏生地片32aと右側裏生地片32bとに分割されている。また、中生地34は、左側中生地片34aと右側中生地片34bとに分割されている。表生地30および裏生地32は、同じ形状で同じ大きさに形成されており、中生地34は、これらよりも小さく形成されている。
表生地30は、主として天然材料で形成されており、裏生地32は、表生地30の材料に比べて耐摩耗性に優れた材料で形成されている。表生地30の材料としては、例えば、綿、麻および羊毛などの天然繊維を主成分とする織物(布帛)や編物(ニット)を用いることができる。裏生地32の材料としては、例えば、ポリエステル、ナイロンおよびアクリルなどの化学繊維や、化学繊維と天然繊維との混合繊維を主成分とする織物(布帛)や編物(ニット)を用いることができる。中生地34は、表生地30および裏生地32よりも異物の捕捉性に優れた材料で形成されている。中生地34の材料としては、例えば、ポリプロピレンなどの化学繊維を主成分とする不織布や、発泡ポリウレタンを主成分とする多孔質のシートを用いることができる。
図3に示すマスク本体12を製造する際には、図6に示す左側表生地片30aおよび右側表生地片30bの裏面(後面)に、左側中生地片34aおよび右側中生地片34bが縫合される。続いて、左側表生地片30aと右側表生地片30bとが縫合されて表生地30が構成される。また、図6に示す左側裏生地片32aと右側裏生地片32bとが縫合されて裏生地32が構成される。そして、表生地30の外周部と裏生地32の外周部とが縫合されることによってマスク本体12が構成される。なお、図3および図6に示した一点鎖線は、縫合の際に折られる折り線Qであり、表生地30および裏生地32は、折り線Qに沿って折られて、折り線Qの近傍部分で縫合される。なお、図3および図4では、縫合のためのステッチ(縫い目)Rを破線で示している。
図6に示す中生地34は、表生地30および裏生地32よりも小さく形成されており、少なくとも呼吸空間S(図1(A),(B))を覆うことができるようにマスク本体12の中央部に設けられている。したがって、マスク本体12においては、呼吸空間Sを覆う中央部の異物の捕捉性が左右方向の両端部の異物の捕捉性に比べて高められており、左右方向の両端部の通気性が中央部の通気性に比べて高められている。つまり、通気性が損なわれることを抑制しつつ、異物の捕捉性が効果的に高められている。
図3に示す第1ガイド部材14および第2ガイド部材16は、表生地30と同じ生地を用いて連続する1本の紐状に形成されている。つまり、第1ガイド部材14および第2ガイド部材16は、外力を受けたときに容易に変形可能な材料によって、扁平形状の細長い紐状に形成されている。図5に示すように、本実施形態では、第1ガイド部材14および第2ガイド部材16を構成する帯状の生地40が、その幅方向両端部において同じ側へ二つ折りにされており、二つ折りにされた部分を内側にして、さらに二つ折りにされている。そして、四重に重ねられた生地40の開いた側の側端部40aが長さ方向の全長にわたって縫合されている。
図3に示すように、筒状部18は、第1ガイド部材14および第2ガイド部材16が挿通される筒状の部分であり、マスク本体12の下端部12aに、下端部12aの全長にわたって左右方向へ延びて形成されている。図5に示すように、筒状部18は、マスク本体12の下端部12aの表面36を構成する帯状の表部分42と、マスク本体12の下端部12aの裏面38を構成する帯状の裏部分44とを有している。本実施形態では、表部分42が、表生地30の下端部で構成されており、裏部分44が、裏生地32の下端部で構成されている。表部分42と裏部分44とは、これらの下端部42a,44aにおいて互いに縫合されており、かつ、これらの上端部42b,44bにおいて互いに縫合されている。第1ガイド部材14および第2ガイド部材16が筒状部18に挿通されていない状態(図示省略)において、表部分42および裏部分44は、互いに近接して平行に配置されている。
図5に示すように、本実施形態では、マスク本体12を構成する表生地30の下端部が、表生地30と裏生地32との間に折り返されて二重に構成されており、その折り返された第1折返し部46が筒状部18の内部に配置されている。また、マスク本体12を構成する裏生地32の下端部が、表生地30と裏生地32との間に折り返されて二重に構成されており、その折り返された第2折返し部48が筒状部18の内部に配置されている。
図5に示すように、表部分42の下端部42aと裏部分44の下端部44aとは、第1折返し部46および第2折返し部48の基端部どうしを縫合することによって互いに接合されている。また、表部分42の上端部42bと裏部分44の上端部44bとは、第1折返し部46および第2折返し部48の上端縁46a,48aよりも上方に位置する部分どうしを縫合することによって互いに接合されている。したがって、第1折返し部46および第2折返し部48の先端部は固定されておらず、筒状部18の内部における第1折返し部46および第2折返し部48の動きが許容されている。
図3に示すように、第1ガイド部材14と第2ガイド部材16とが連続することによって構成された扁平形状の紐部材50は、筒状部18を貫通した状態で表部分42と裏部分44との間に配置されている。そして、紐部材50の長さ方向中央部50aは、マスク本体12の左右方向の中央部に固定されている。本実施形態では、紐部材50の長さ方向中央部50aが、上下方向へ延びるステッチ(縫い目)Tにおいて、表生地30および裏生地32に対して縫合されている。これにより、第1ガイド部材14および第2ガイド部材16のそれぞれの一方端部14a,16aがマスク本体12の左右方向の中央部に固定されている。
図3に示すように、第1ガイド部材14および第2ガイド部材16のそれぞれの他方端部14b,16bは、マスク本体12の左端部12bおよび右端部12cにおいて筒状部18から引き出されている。なお、他方端部14b,16bが筒状部18から引き出される位置は、マスク本体12の左端縁および右端縁であってもよいし(図3)、左端縁および右端縁から中央側へずれた位置(図示省略)であってもよい。
図5に示すように、本実施形態では、紐部材50(第1ガイド部材14および第2ガイド部材16)が、筒状部18の内部において、裏部分44と第2折返し部48との間に配置されている。裏部分44および第2折返し部48は、裏生地32で構成された部分であり、表生地30の材料に比べて耐摩耗性に優れた材料で形成されている。したがって、裏部分44および第2折返し部48は、第1ガイド部材および第2ガイド部材から摩擦力を受けても摩耗し難い。
図3に示すように、左耳掛け紐20は、紐本体52と、左耳掛け紐20の全体長さを調整するための長さ調整部54とを有している。紐本体52は、使用者Xの左耳に掛けられる帯状の部材であり、第1ガイド部材14および第2ガイド部材16と同様に、表生地30と同じ生地を用いて帯状に構成されている。長さ調整部54は、紐本体52と同様の紐状の部材を用いて環状に構成された繋ぎ部56と、繋ぎ部56に取り付けられた2つのリング部58a,58bとを有している。図4に示すように、紐本体52の一方端部52aは、2つのリング部58a,58bに挿通されて、長さ調整可能に固定されている。
図3に示すように、左耳掛け紐20の一方端部を構成する紐本体52の他方端部52bは、マスク本体12の左端部12bの上部、すなわち左側部分26の左端縁26bの上部に接合されている。左耳掛け紐20の他方端部を構成する繋ぎ部56は、マスク本体12の左端部12bの下部、すなわち左側部分26の左端縁26bの下部における筒状部18よりも上方の部分に接合されている。本実施形態では、紐本体52の他方端部52bおよび繋ぎ部56が、表生地30と裏生地32の間に挟み込まれて、これらに対して縫合されている。
図3に示すように、右耳掛け紐22は、左耳掛け紐20と同様に構成されているので、左耳掛け紐20の各部分と対応する各部分には、同じ符号を付して、その重複する説明を省略する。
(第1実施形態に係るマスクの効果)
本実施形態によれば、上記構成により以下の各効果を奏することができる。すなわち、図3に示すマスク本体12の下端部12aを第1ガイド部材14および第2ガイド部材16に沿って左右方向へ広げたり絞ったりするだけで、図1(A),(B)に示す第1態様と図2(A),(B)に示す第2態様とを適宜切り替えることができる。
本実施形態によれば、上記構成により以下の各効果を奏することができる。すなわち、図3に示すマスク本体12の下端部12aを第1ガイド部材14および第2ガイド部材16に沿って左右方向へ広げたり絞ったりするだけで、図1(A),(B)に示す第1態様と図2(A),(B)に示す第2態様とを適宜切り替えることができる。
図1(A),(B)に示すように、マスク本体12は、使用者Xの口Mおよび鼻Nとの間に呼吸をするための呼吸空間Sを構成するように立体的に形成されている。マスク本体12の下端部12aを左右方向へ広げた第1態様では、呼吸空間Sが下方へ向けて開放される。したがって、呼吸空間Sに湿気や熱が溜まることを防止でき、呼吸空間Sの蒸れを効果的に抑制できる。これにより、気温が高い屋外での使用や、ランニングなどの運動時の使用でも、快適な使用感を得ることができるとともに、熱中症を発症するリスクを十分に抑えることができる。
図2(A),(B)に示すように、マスク本体12の下端部12aを第1ガイド部材14および第2ガイド部材16(図3)に沿って左右方向の中央部へ向けて絞った第2態様では、マスク本体12と使用者Xの口Mおよび鼻Nとの間の呼吸空間Sが閉じられるので、異物の捕捉性を高めることができる。つまり、一般的なマスクと同様に、呼吸空間Sに異物が侵入したり、呼吸空間Sから飛沫が拡散したりすることを抑制できる。
図3に示す第1ガイド部材14および第2ガイド部材16は、容易に変形可能な材料によって細長い紐状に形成されているので、第1ガイド部材14および第2ガイド部材16の形状をマスク本体12の下端部12aの形状に合わせて変形させることが可能であり、マスク本体12の下端部12aの形状を使用者Xの顔の形状に合わせて変形させ易い。
図3に示すように、第1ガイド部材14および第2ガイド部材16のそれぞれの一方端部14a,16aは、マスク本体12の左右方向の中央部に固定されているので、使用者Xは、マスク本体12の左右方向の中央部を挟んだ両側の部分を、ほぼ同じ感覚で広げたり絞ったりすることができる。
図3に示すように、第1ガイド部材14と第2ガイド部材16とは、分断されることなく連続して形成されているので、これらが別々に形成される場合に比べて、部品点数を少なくすることができる。また、連続する1本の紐部材50の長さ方向中央部50aをマスク本体12に固定するだけで、第1ガイド部材14および第2ガイド部材16のそれぞれをマスク本体12に簡単に固定することができる。
図5に示すように、筒状部18を構成する表部分42および裏部分44を扁平形状の第1ガイド部材14および第2ガイド部材16に接触させることによって、大きな摩擦力を生じさせることができる。したがって、図7に示すマスク本体12の下端部12aを絞ったときの絞り状態を当該摩擦力によって安定して保持することが可能であり、絞り状態が緩んで異物の捕捉性が低下することを抑制できる。また、第1ガイド部材14、第2ガイド部材16、表部分42および裏部分44の全てが帯状(扁平形状)に形成されているため、これらの重なった部分の厚さを薄くすることが可能であり、これらを目立ち難くすることができる。
図5に示すように、表部分42は、表生地30の下端部で構成されており、裏部分44は、裏生地32の下端部で構成されているので、表部分42および裏部分44が表生地30および裏生地32から独立した部分として構成される場合に比べて、部品点数を少なくすることができる。
図5に示すように、表生地30の第1折返し部46および裏生地32の第2折返し部48を表部分42と紐部材50(第1ガイド部材14および第2ガイド部材16)との間に緩衝材として配置できるので、表部分42が紐部材50(第1ガイド部材14および第2ガイド部材16)から受ける摩擦力などで摩耗することを抑制できる。また、第1折返し部46および第2折返し部48が、折れたり捻れたりしながら紐部材50(第1ガイド部材14および第2ガイド部材16)に接触して摩擦力を生じさせるので、マスク本体12の下端部12aを絞ったときの絞り状態を、当該摩擦力によって安定して保持できる。
図5に示す表生地30が主として天然材料で形成されているので、自然な風合いを得ることができる。裏生地32は、表生地30の材料に比べて耐摩耗性に優れた材料で形成されているので、紐部材50(第1ガイド部材14および第2ガイド部材16)に接触された裏生地32の第2折返し部48が摩擦力で摩耗することを抑制でき、マスク10の寿命を延ばすことができる。
図5に示すように、紐部材50(第1ガイド部材14および第2ガイド部材16)が裏生地32の下端部の二重に構成された部分で挟まれているので、天然材料で形成された表生地30が紐部材50から受ける摩擦力などで摩耗することを抑制できる。
図3に示すように、左耳掛け紐20の他方端部を構成する繋ぎ部56は、マスク本体12の左端部12bの下部における筒状部18よりも上方の部分に接合されており、右耳掛け紐22の他方端部を構成する繋ぎ部56は、マスク本体12の右端部12cの下部における筒状部18よりも上方の部分に接合されている。したがって、使用者Xがマスク10を着用した状態において、筒状部18から引き出された第1ガイド部材14および第2ガイド部材16を手で掴み易く、マスク本体12の下端部12aを絞る作業を簡単に行うことができる。
(変更例)
なお、本考案の実施にあたっては、上記実施形態に限定されず、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。すなわち、上記実施形態では、図3に示す第1ガイド部材14および第2ガイド部材16が表生地30と同じ生地で帯状(扁平形状)に構成されているが、これらは、表生地30とは異なる材料で構成されてもよいし、帯状(扁平形状)とは異なる形状に形成されてもよい。つまり、第1ガイド部材14および第2ガイド部材16は、外力を受けたときに容易に変形可能な材料によって細長い形状に形成されていればよい。例えば、第1ガイド部材14および第2ガイド部材16は、合成樹脂、紙、革および針金などの材料で構成されてもよいし、円形、矩形および異形などの断面を有する線状または棒状に形成されてもよい。また、第1ガイド部材14および第2ガイド部材16は、必ずしも布帛のような柔軟性を有する必要はなく、使用者Xの顔の形状に応じて変形する程度の可撓性または弾性を有していてもよい。
なお、本考案の実施にあたっては、上記実施形態に限定されず、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。すなわち、上記実施形態では、図3に示す第1ガイド部材14および第2ガイド部材16が表生地30と同じ生地で帯状(扁平形状)に構成されているが、これらは、表生地30とは異なる材料で構成されてもよいし、帯状(扁平形状)とは異なる形状に形成されてもよい。つまり、第1ガイド部材14および第2ガイド部材16は、外力を受けたときに容易に変形可能な材料によって細長い形状に形成されていればよい。例えば、第1ガイド部材14および第2ガイド部材16は、合成樹脂、紙、革および針金などの材料で構成されてもよいし、円形、矩形および異形などの断面を有する線状または棒状に形成されてもよい。また、第1ガイド部材14および第2ガイド部材16は、必ずしも布帛のような柔軟性を有する必要はなく、使用者Xの顔の形状に応じて変形する程度の可撓性または弾性を有していてもよい。
また、図3に示す第1ガイド部材14および第2ガイド部材16のそれぞれの数は、1本に限定されるものではなく、2本以上が平行に配置されてもよいし、2本以上が撚り合わされた状態で配置されてもよい。
図5に示す裏生地32は、表生地30の材料に比べて耐摩耗性に優れた材料で形成されているが、表生地30および裏生地32のそれぞれの材料の耐摩耗性は、同程度であってもよいし、表生地30の材料の方が優れていてもよい。
上記実施形態では、図3に示す筒状部18がマスク本体12の下端部12aの長さ方向の全長にわたって形成されているが、筒状部18は、マスク本体12の下端部12aの長さ方向において間欠的に形成されてもよいし、マスク本体12の左右方向両端縁の近傍では省略されてもよい。
上記実施形態では、図3に示す左耳掛け紐20および右耳掛け紐22が長さ調整部54を有しているが、長さ調整部54は省略されてもよい。この場合、紐本体52は、伸縮性(ゴム弾性)を有する材料で形成されてもよい。また、長さ調整部54としては、2つのリング部58a,58bに代えて、既存の他の長さ調整具が用いられてもよい。
上記実施形態では、図5に示す筒状部18の表部分42および裏部分44が、表生地30および裏生地32の一部で構成されているが、表部分42および裏部分44は、表生地30および裏生地32から独立した部分として、これらとは異なる材料で構成されてもよい。
図8は、第2実施形態に係るマスク60の構成を示す断面図である。図9は、第3実施形態に係るマスク70の構成を示す断面図である。図10は、第4実施形態に係るマスク80(開放状態)の構成を示すマスク本体12を開いたときの正面図である。
上記実施形態では、紐部材50(第1ガイド部材14および第2ガイド部材16)が、裏部分44と第2折返し部48との間に配置されているが、図8に示す第2実施形態に係るマスク60のように、紐部材50(第1ガイド部材14および第2ガイド部材16)は、第1折返し部46と第2折返し部48との間に配置されてもよい。この場合には、第1折返し部46および第2折返し部48が緩衝材となるため、表部分42および裏部分44が紐部材50(第1ガイド部材14および第2ガイド部材16)から受ける摩擦力で摩耗することを抑制でき、マスク10の寿命を延ばすことができる。
図9に示す第3実施形態に係るマスク70のように、紐部材50(第1ガイド部材14および第2ガイド部材16)は、表部分42と第1折返し部46との間に配置されてもよい。この場合には、第1折返し部46が緩衝材となるため、裏部分44が紐部材50(第1ガイド部材14および第2ガイド部材16)から受ける摩擦力で摩耗することを抑制でき、マスク10の寿命を延ばすことができる。また、図9に示すように、中生地34は、裏生地32の前面に縫合されてもよいし、省略(図示省略)されてもよい。さらに、表生地30および裏生地32のいずれか一方(図9では表生地30)の下端部だけが、表生地30と裏生地32との間に折り返されて二重に構成されてもよい。
図10に示す第4実施形態に係るマスク80のように、第1ガイド部材14および第2ガイド部材16は、互いに独立して別々に形成されてもよい。この場合には、第1ガイド部材14および第2ガイド部材16の一方端部14a,16aが上下方向へ延びる2つのステッチ(縫い目)Tにおいて、表生地30および裏生地32に対して縫合されてもよい。また、一方端部14a,16aどうしを重ね合わせて、1つのステッチ(縫い目)Tにおいて、表生地30および裏生地32に対して縫合されてもよい。
S…呼吸空間、X…使用者、10…マスク、12…マスク本体、12a…下端部、14…第1ガイド部材、16…第2ガイド部材、18…筒状部、20…左耳掛け紐、22…右耳掛け紐、30…表生地、32…裏生地、34…中生地、36…表面、38…裏面、42…表部分、44…裏部分、46…第1折返し部、48…第2折返し部。
Claims (7)
- 柔軟性を有する材料で形成され、使用者の口および鼻を覆うマスク本体と、
前記マスク本体の下端部に使用者から見て左右方向へ延びて形成された筒状部と、
前記筒状部の内部に配置され、その一方端部が前記マスク本体に固定され、その他方端部が前記マスク本体の左端部において前記筒状部から引き出された第1ガイド部材と、
前記筒状部の内部に配置され、その一方端部が前記マスク本体に固定され、その他方端部が前記マスク本体の右端部において前記筒状部から引き出された第2ガイド部材とを備え、
前記マスク本体は、使用者の口および鼻との間に呼吸をするための呼吸空間を構成するように立体的に形成されており、
前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材は、容易に変形可能な材料によって細長い形状に形成されており、
前記マスク本体の下端部を前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材に沿って左右方向へ広げたとき、前記マスク本体の下端部が使用者の顔から離間して、前記呼吸空間が下方へ向けて開放され、
前記マスク本体の下端部を前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材に沿って左右方向の中央部へ向けて絞ったとき、前記マスク本体の下端部が使用者の顔に接触して、前記呼吸空間が閉じられる、マスク。 - 前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材は、扁平形状に形成されており、
前記筒状部が前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材に接触したときに生じる摩擦力によって、前記マスク本体の下端部が前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材に対して左右方向へ移動することが抑制される、請求項1に記載のマスク。 - 前記マスク本体は、その表面を構成するシート状の表生地と、その裏面を構成するシート状の裏生地とを有しており、
前記筒状部は、前記表生地の下端部で構成された帯状の表部分と、前記裏生地の下端部で構成された帯状の裏部分とを有しており、
前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材は、前記表部分と前記裏部分との間に配置されている、請求項2に記載のマスク。 - 前記表生地および前記裏生地の少なくとも一方の下端部は、前記表生地と前記裏生地との間に折り返されて二重に構成されており、その折り返された折返し部が前記筒状部の内部で前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材に接触されている、請求項3に記載のマスク。
- 前記表生地は、主として天然材料で形成されており、
前記裏生地は、前記表生地の材料に比べて耐摩耗性に優れた材料で形成されており、
前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材は、前記裏生地の前記折返し部に接触されている、請求項4に記載のマスク。 - 前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材は、前記裏生地の下端部の二重に構成された部分で挟まれている、請求項5に記載のマスク。
- 使用者の耳に掛けられる左右一対の左耳掛け紐および右耳掛け紐をさらに備えており、
前記左耳掛け紐の一方端部は、前記マスク本体の左端部の上部に接合されており、
前記左耳掛け紐の他方端部は、前記マスク本体の左端部の下部における前記筒状部よりも上方の部分に接合されており、
前記右耳掛け紐の一方端部は、前記マスク本体の右端部の上部に接合されており、
前記右耳掛け紐の他方端部は、前記マスク本体の右端部の下部における前記筒状部よりも上方の部分に接合されている、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のマスク。
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JP2020133782 | 2020-08-06 | ||
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JP2023079080A (ja) * | 2021-11-26 | 2023-06-07 | 株式会社ファーストリテイリング | マスク |
-
2021
- 2021-01-17 JP JP2021000141U patent/JP3231698U/ja active Active
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JP2023079080A (ja) * | 2021-11-26 | 2023-06-07 | 株式会社ファーストリテイリング | マスク |
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