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JP3222339B2 - 包装原紙掛替え装置 - Google Patents

包装原紙掛替え装置

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JP3222339B2
JP3222339B2 JP32102194A JP32102194A JP3222339B2 JP 3222339 B2 JP3222339 B2 JP 3222339B2 JP 32102194 A JP32102194 A JP 32102194A JP 32102194 A JP32102194 A JP 32102194A JP 3222339 B2 JP3222339 B2 JP 3222339B2
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packaging
arm
packaging base
paper
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JP32102194A
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茂樹 谷口
真 江原
博 根本
健二 岩野
正雄 岩田
勇 石井
政道 杉
孝 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Shinwa Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Shinwa Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば鋼帯等の金属
帯を円筒状に巻いた金属帯コイルの外周面を包装する包
装紙をシャフトに巻いた円筒状の包装紙(以下、包装原
紙又は単に原紙という)の掛替え装置に係り、特に、金
属帯コイルの自動包装における包装原紙供給設備の使用
済包装原紙を新品包装原紙に掛替える包装原紙掛替え装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、金属帯コイルの幅は用途に応じ
て千差万別である。したがって、その包装に使用する包
装原紙は多種類のサイズのものを準備しておき、必要と
される紙幅に応じて適宜に選択して用いるか、或いはス
リッタ等で包装紙端を耳切りして金属帯コイルの幅に合
わせたものを用いている。
【0003】多種類の包装原紙から適宜に選択して金属
帯コイルの自動包装装置に供給するには原紙自動供給装
置が用いられており、従来の原紙自動供給装置としては
例えば特開昭60−148431号公報に開示されたタ
ーレット式原紙供給設備がある。図9に示すように、こ
の原紙自動供給設備1は、垂直面内で回転可能に支持さ
れた円環体2の内部に、その円周に沿って多数の包装原
紙A(A1 〜A8 )がターレット状に配置されるととも
に、一定位置に包装紙排出位置Bが設けられている。そ
して、任意に選定した包装原紙A1 〜A8 を円環体2の
回転により包装紙排出位置Bに一致させて、その包装原
紙(例えばA1 )から繰り出した原紙ウエブPを自動的
に排出するようにしている。
【0004】円環体2の内部にはターレット内部足場5
が設けられ、これに続くデッキ6に梯子7が設けられて
いる。包装紙排出位置Bにおいて使用が完了した包装原
紙(使用済包装原紙)は、円環体2の回動により原紙掛
替え位置Y3 へ移動され、ホイストや天井クレーンを利
用して作業員の手で一本づつ原紙供給設備1の外へ取り
出される。その後、新品の包装原紙が、同じくホイスト
や天井クレーンを利用して作業員の手で運びこみ、原紙
の掛替えを行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一本の包装原紙で多数
の金属帯コイルに対して包装紙を供給できるから、包装
原紙の掛替え作業の頻度はさほどに多くはなく、従来の
掛替え作業は一般に人の手作業で行われている。しかし
ながら、特に図9に示すようなターレット式原紙供給設
備にあっては、包装原紙の掛替えの際に、大型で重量が
ある包装原紙をホイストやクレーンで所定の位置に正確
に位置決めして吊り降ろすには、どうしても吊ったまま
手で触れて包装原紙の位置や姿勢を微調整しなければな
らず、安全上問題がある。
【0006】また、掛替え作業に時間がかかり過ぎて自
動梱包ラインの梱包能力を低下させかねないという問題
もある。更にまた、ホイストを利用した場合は、一人が
ホイストを運転し別の一人が包装原紙の位置や姿勢を微
調整するというように二人作業で行うこともあり、作業
要員の点でも問題がある。
【0007】そこで、この発明は、このような従来の問
題点に着目してなされたもので、その目的とするところ
は、ターレット式原紙供給設備であっても、その包装原
紙の掛替え作業を、一人作業で、安全に、短時間
で、行うことができる包装原紙掛替え装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、包装原紙供
給設備の使用済包装原紙を新品包装原紙に掛替える装置
であって、包装原紙供給設備の近傍に配した原紙仮置き
スタンドと、この原紙仮置きスタンドと前記包装原紙供
給設備内の原紙掛替え位置との間を往復して使用済包装
原紙の取り出しと新品包装原紙の供給を行う原紙取出・
供給装置と、前記原紙仮置きスタンドと前記包装原紙供
給設備内の原紙掛替え位置との間に配置され使用済包装
原紙を一時的に退避させる原紙昇降装置とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0009】ここで、前記原紙仮置きスタンドは、新品
包装原紙を載置する載置ステーションと、新品包装原紙
を原紙取出・供給装置に受け渡す受け渡しステーション
と、それら両ステーションの間に傾動可能に掛け渡され
た原紙転送装置と、この転送装置で転送された原紙を受
け渡しステーションにおいて停止させるストッパ装置と
を備えているものとすることができる。
【0010】上記原紙転送装置は、前記載置ステーショ
ンから前記受け渡しステーションに及ぶ長さの中間位置
において軸支され載置ステーション側の上端部に固定ス
トッパを有する傾動アームと、この傾動アームの載置ス
テーション側の端部に係合した昇降アクチュエータとを
備えているものとすることができる。上記ストッパ装置
は、前記傾動アームの受け渡しステーション側の端部位
置とその下方の待機位置との間で揺動可能に軸支された
揺動アームと、この揺動アームの下端部に係合した揺動
アクチュエータとを備えているものとすることができ
る。
【0011】また、原紙取出・供給装置は、前記原紙仮
置きスタンドと前記包装原紙供給設備内の原紙掛替え位
置との間を旋回移動可能に軸支されると共に上端に原紙
シャフト支持用半溝を有する旋回アームと、原紙シャフ
ト支持用半溝を有してその旋回アームの上端に回動可能
に軸支された原紙シャフト支持部材と、その原紙シャフ
ト支持部材の回動アクチュエータと、前記旋回アームの
下端に係合したアーム旋回駆動装置とを備えているもの
とすることができる。
【0012】また、前記原紙昇降装置は、縦フレームに
沿って案内される昇降フックと、この昇降フックにエン
ドレスに係止させたチェーンを有するチェーン伝動装置
と、このチェーン伝動装置の駆動装置とを備えているも
のとすることができる。
【0013】
【作用】この発明の包装原紙掛替え装置は、自動包装装
置へ包装原紙を供給する原紙供給設備の原紙掛替え位置
の近傍に設置されて、当該原紙供給設備に搭載されてい
る多数の包装原紙のうち使用済みになったものを自動的
に新品包装原紙に取替える。
【0014】供給すべき新品包装原紙は、余裕時間等を
利用して予め原紙仮置きスタンドに載置しておく。包装
原紙供給設備内の包装原紙は、使用済になると包装原紙
供給設備内の原紙掛替え位置に転移させる。同時に、包
装原紙掛替え装置の原紙取出・供給装置を作動して、待
機位置から包装原紙供給設備内の原紙掛替え位置まで旋
回移動させる。原紙掛替え位置に達すると、包装原紙供
給設備内の所定位置に転移されている使用済包装原紙は
自動的に原紙取出・供給装置に受け渡される。
【0015】使用済包装原紙を受け取った原紙取出・供
給装置は、今度は反対向きに作動して引き返す途中、原
紙昇降装置のところで一旦停止する。次に、原紙昇降装
置を上昇作動させる。途中で原紙取出・供給装置に保持
されている使用済包装原紙Aを受け止めて上昇を続け、
上方に一時的に退避させる。原紙取出・供給装置は再作
動して、空の状態のまま元の待機位置へ戻す。
【0016】続いて、原紙仮置きスタンドの載置ステー
ション上に仮置きしてある新品包装原紙を載置ステーシ
ョンから隣接の受け渡しステーションに移す。この移動
は、両ステーション間に設けられている原紙転送装置に
より下り勾配を形成して、その下り面を転動させつつ新
品包装原紙を移動させることにより行う。次に、原紙取
出・供給装置を再び作動させて新品包装原紙を包装原紙
供給設備に搬送する作業が行われる。
【0017】すなわち、先に待機位置に戻してあった原
紙取出・供給装置を作動させて受け渡しステーションへ
旋回移動させ、そこで一旦停止して新品包装原紙を受け
取り、更に旋回移動して包装原紙供給設備内に搬入す
る。そして、新品包装原紙を包装原紙供給設備の側に移
す。上記の包装原紙の掛替え作業が終わると、包装原紙
供給設備は使用可能になり、被包装体の自動包装装置へ
の所要の包装原紙の自動供給が開始される。
【0018】こうして、原紙掛替え装置の新品包装原紙
の受け渡しが終わる。受渡しが終わって空になった原紙
取出・供給装置は、その後、原紙昇降装置の方へ移動さ
せて、そこで停止する。包装原紙供給設備1に対する包
装原紙の掛替え作業が終わると包装原紙供給設備1は使
用可能になり、金属帯コイルの自動包装装置への所要の
包装原紙Aの自動供給が開始される。
【0019】一方、包装原紙掛替え装置の方では、先に
原紙昇降装置により上方に退避させてある使用済包装原
紙の排出作業が行われる。すなわち、使用済包装原紙を
保持している原紙昇降装置を下降させる。その下降途中
に空の状態で停止している原紙取出・供給装置に使用済
包装原紙が受け渡される。空になった原紙昇降装置はそ
のまま下降を続けて、下方の待機位置に至り停止する。
【0020】原紙取出・供給装置は使用済包装原紙を原
紙昇降装置から受け取った後、原紙仮置きスタンドの方
へ旋回し、その旋回の途中で受け渡しステーションを通
過する際に、保持していた使用済原紙を受け渡しステー
ション上に受け渡す。空になった原紙取出・供給装置は
そのまま旋回を続けて待機位置に至り停止する。原紙取
出・供給装置から受け渡しステーションに移された使用
済原紙は、オペレータの手で天井クレーン等により吊り
出し、所定の使用済原紙置場に搬出される。この使用済
原紙搬出作業は、オペレータ及びクレーンの余裕時間を
利用して行えば良い。
【0021】使用済包装原紙の排出作業が終わり原紙仮
置きスタンドが空になった後に、余裕時間を利用して次
に必要となる新品包装原紙をオペレータが載置ステーシ
ョンに運び込んでおけばよい。
【0022】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1にこの実施例の包装原紙掛替え装置の全体
構成の側面図を示す。この実施例では、ターレット式原
紙供給設備1の包装原紙の掛替えに適用した場合を例に
取って説明する。
【0023】包装原紙掛替え装置10は、包装原紙供給
設備1の原紙掛替え位置Y3 の近傍に配設されている。
その包装原紙掛替え装置10は、大別すると三つの主要
単位部分、すなわち原紙仮置きスタンド11と、包装原
紙供給設備1内の原紙掛替え位置Y3 との間を往復して
使用済包装原紙の取り出しと新品包装原紙の供給を行う
原紙取出・供給装置31と、前記原紙仮置きスタンド1
1と包装原紙供給設備1内の原紙掛替え位置Y3 との間
に配置され使用済包装原紙を一時的に退避させる原紙昇
降装置51とから構成されている。
【0024】まず、原紙仮置きスタンド11について説
明すると、この原紙仮置きスタンド11は、新品包装原
紙100を載置する載置ステーション12と、その新品
包装原紙100を原紙取出・供給装置31に受け渡す受
け渡しステーション13と、それら両ステーション1
2,13の間に掛け渡した傾動可能な原紙転送装置14
と、この転送装置14で転送された新品包装原紙100
を受け止めて保持する揺動式のストッパ装置15とを備
えている。
【0025】図2ないし図4により、この原紙仮置きス
タンド11の詳細をより具体的に説明する。載置ステー
ション12は、天井クレーン等で搬送した新品包装原紙
100がステーションセンタライン上の原紙仮置き位置
1 に合わせて載置される載置台17を備えている。こ
の載置台17は、上部に、図4に示すような鼓形ローラ
18が新品包装原紙100の幅方向に複数個(図では四
個)配設されている。それらの鼓形ローラ18は、ロー
ラ面18aが包装原紙100外周の円筒形状にほぼ合わ
せた彎曲凹面とされ、軸受18bを介して回転自在に載
置台17に軸支されている。
【0026】また、載置台17の上端部には、鼓形ロー
ラ18に載置された新品包装原紙100を幅方向に移動
させて位置合わせするための位置調整装置19が設置さ
れている。この位置調整装置19は、新品包装原紙10
0の側面に当てる当て部材19aを割ナット19bに固
定し、このナット19bを摺動自在にシャフト19cに
挿通してある。オペレータの手で当て部材19aを移動
させた後、ハンドル19dで割ナット19bを締めつけ
て所定位置に固定できるようにしてあり、その移動範囲
は取り扱う新品包装原紙100の最大原紙幅と最小原紙
幅との差に対応させて設定してある。
【0027】受け渡しステーション13には、受け台2
1の上部に原紙転送装置14の傾動支点22が設けら
れ、この傾動支点22に傾動アーム23が軸支されてい
る。傾動アーム23は、長さ方向の中間部を支点22で
軸支されて載置ステーション12と受け渡しステーショ
ン13との間に懸け渡されており、後端(載置ステーシ
ョン12側の端部)には上部に新品包装原紙100のシ
ャフトSを受けるフック形状のシャフト受け部24が設
けられ、下部は載置台17に取り付けた傾動アクチュエ
ータとしての流体シリンダ25のロッド25aに連結さ
れている。一方、傾動アーム23の先端(受け渡しステ
ーション13側の端部)には、原紙シャフトSを位置決
めする比較的浅い原紙シャフト受け溝26が設けられて
いる。
【0028】更に、受け渡しステーション13の受け台
21の上部には、ストッパ装置15の揺動支点27が設
けられ、この揺動支点27に揺動アーム28がほぼ垂直
位置から斜め前方にかけて揺動可能に軸支されている。
この揺動アーム28は上端に新品包装原紙100の原紙
シャフトSが係止するストッパローラ28aを有し、下
端は受け台21に取り付けた揺動アクチュエータとして
の流体シリンダ29のロッド29aに連結されている。
【0029】次に、原紙取出・供給装置31について説
明すると、この原紙取出・供給装置31は、前記原紙仮
置きスタンド11と前記包装原紙供給設備1内の原紙掛
替え位置Y3 との間を旋回移動する旋回アーム32と、
その旋回アーム32の上端に回動可能に軸支された原紙
シャフト支持部材33とを備えている。図5,図6によ
り、この原紙取出・供給装置31の詳細を具体的に説明
する。装置基台35は、前記原紙仮置きスタンド11と
包装原紙供給設備1との間に左右一対に設置されてい
る。その各基台の上面に軸受36が取り付けられて、そ
れら軸受36により旋回軸37が回転自在に支持されて
いる。その旋回軸37の両端部近くに、左右一対の旋回
アーム32が新品包装原紙100の幅より幾らか大きい
間隔を隔て対向して取り付けられている。その旋回アー
ム32は上下端がそれぞれ対向方向に折れ曲がったほぼ
コ字形を有し、アーム上端に原紙シャフトSが係合する
シャフト支持用溝(1/4円程度)38aが形成されて
いる。そして、そのシャフト支持用溝38aと相対する
略同大のシャフト支持用溝38bを有する原紙シャフト
支持部材40が、回動軸41により上下回動自在に軸支
されている。これらの両溝38a,38bが共同して略
半円状のシャフト受け溝38が旋回アーム32の先端部
に形成されるようになっている。
【0030】その原紙シャフト支持部材40の下端部
は、旋回アーム32の上部に取り付けられたシャフト支
持部材回動アクチュエータとしての流体シリンダ42の
ロッド42aに連結されている。一方、旋回アーム32
の他端(下端)は、装置基台35上に取り付けられたア
ーム旋回駆動装置としてのモートルシリンダ43の出力
ロッド43aに連結されている。このモートルシリンダ
43の駆動により、旋回アーム32は旋回軸37を中心
として、受け渡しステーション13の原紙受渡し位置X
2 のやや後方の待機位置Y1 から原紙受渡し位置X2
経て原紙掛替え位置Y3 に至る範囲内を旋回可能であ
る。その旋回に際して、旋回アーム32の位置検出を行
うための例えば光電スイッチ等の位置検出器44が旋回
軸37の下方の装置基台35側面に配設されており、図
示の場合、44aは原紙掛替え位置検出器、44bは垂
直位置検出器、44cは受け渡しステーション13から
の原紙取出し位置検出器である。これらの検出器44か
らの検出信号に従い、モートルシリンダ43のオン・オ
フのタイミングが判断されるようになっている。
【0031】続いて、原紙昇降装置51について説明す
る。この原紙昇降装置51は、受け渡しステーション1
3と包装原紙供給設備1内の原紙掛替え位置Y3 との間
に設けた使用済原紙Aと新品包装原紙100との交換作
業の中継位置Y2 に配設されている。左右一対に対向さ
せて基台52上に立設された縦フレーム53,53の上
部を横フレーム54で連結してなる全体が門型のフレー
ムを有し、前記原紙取出・供給装置31の外側に配置さ
れている。
【0032】図7,図8により、この原紙昇降装置51
の詳細を具体的に説明する。各縦フレーム53の上半部
には、その裏面側にリニアガイド装置(直線案内装置)
55が垂直に取り付けられており、そのリニアガイドナ
ット56に昇降フック57が一体的に移動可能に固定し
て取り付けられている。昇降フック57はほぼL字型を
有し、その凹部には原紙シャフトSが嵌合する溝57a
が形成されていて、その溝57aの部分で原紙シャフト
Sを支持して包装原紙を持ち上げるようになっている。
また、昇降フック57の上下部にはチェーン係合部材5
7bが設けてある。
【0033】また、各縦フレーム53には上下にチェー
ンホイール58が上下に振り分けてそれぞれに取り付け
られており、上下のチェーンホイール58同士の間にチ
ェーン59が懸け渡され、チェーン59の両端はそれぞ
れ昇降フック57のチェーン係合部材57bに係止され
ている。左右の縦フレーム53の上側のチェーンホイー
ル58は連結軸60により一体回転可能に連結されてい
る。また、一方の縦フレーム53の下側のチェーンホイ
ール58の軸には、更に他のチェーンホイール61が一
体回転可能に固定して取り付けられると共に、このチェ
ーンホイール61はチェーン62でチェーンホイール6
3に連結されている。
【0034】このように、チェーンホイール58,6
1,63とチェーン59,62と連結軸60とを組み合
わせたチェーン伝動装置のチェーンホイール63は、基
台52にブラケット64を介して取り付けられた減速機
付の昇降駆動モータ65の出力軸65aに取り付けられ
ている。これにより、昇降駆動モータ65を駆動装置と
して、左右の昇降フック57,57を同調して昇降させ
られるようになっている。
【0035】なお、図7中のZ1 は昇降フック57の待
機位置を表し、Z2 は使用済原紙を保持した昇降フック
57の上方退避位置を表している。次に、以上のように
構成した包装原紙掛替え装置10の作用を説明する。初
め、準備作業として、原紙仮置きスタンド11の載置ス
テーション12に所定の新品包装原紙100をセットし
ておく。
【0036】すなわち、オペレータの手で、新品包装原
紙100の収納場所から例えば天井クレーンを用いて新
品包装原紙100を吊り上げ、載置ステーション12の
直上に搬送する。そして、載置台17に設けられている
鼓形ローラ18上に吊り降ろす。この吊り降ろしに際し
て、新品包装原紙100の精密な位置決めは必要ない。
おおよその見当で載置台17の上に降ろせば、鼓形ロー
ラ18の彎曲した凹状のローラ面18aで案内されて自
ずから位置決めされる。包装原紙の幅方向のずれ(図3
で左右のずれ)は、鼓形ローラ18上に載置した後に新
品包装原紙100を手で軽く押して修正する。鼓形ロー
ラ18は軸受18bで支承されているため非常に回転が
軽く、包装原紙を容易に所定の幅方向へ移動させ得る。
【0037】なお、この載置ステーション12へ仮置き
する新品包装原紙100の幅は種々あるから、例えば幅
の狭い包装原紙を仮置きする場合は、位置調整装置19
(図4参照)のハンドル19dを回転させて割ナット1
9bによるシャフト19cの締め付け緩めた後、当て部
材19aを手で押して移動させることにより位置を調整
し、ハンドル19dを締めてその位置に当て部材19a
を固定すれば良い。
【0038】載置ステーション12に所定の新品包装原
紙100をセットする以上の準備作業は、金属帯コイル
の梱包ラインのオペレータの手があいた時とか、天井ク
レーンが空いた時などの空き時間を利用して行うことが
できる。上記の準備作業により、包装原紙掛替え装置1
0への新品包装原紙100の仮置きが終わった状態で、
原紙転送装置14の傾動アーム23と、ストッパ装置1
5の揺動アーム28及び原紙シャフト支持部材40と、
原紙取出・供給装置31の旋回アーム32と、原紙昇降
装置51の昇降フック57とは、いずれも待機位置にあ
る。
【0039】いま、包装原紙供給設備1から金属帯コイ
ルの自動包装装置への原紙自動供給が行われた結果、包
装原紙供給設備1内の包装原紙Aの一つが使用済になり
新品包装原紙100との交換が必要になったとする。先
ず、ターレット式包装原紙供給設備1の円環体2を回転
させて、交換すべき使用済包装原紙Aを原紙掛替え位置
3 に位置決めする。
【0040】次に、包装原紙掛替え装置10の原紙取出
・供給装置31のモートルシリンダ43を作動させ、旋
回アーム32を待機位置Y1 から包装原紙供給設備1に
おける原紙掛替え位置Y3 まで旋回移動させる(図1,
図5,図6の各図参照)。原紙掛替え位置Y3 におい
て、旋回アーム32の先端のシャフト支持用半溝38が
包装原紙供給設備1内で支持されている使用済包装原紙
Aの原紙シャフトSに当接する。このときの旋回アーム
32の位置は位置検出器44aにより検出され、その検
出信号に基づいてモートルシリンダ43が停止する。
【0041】続いて、旋回アーム32の先端にある流体
シリンダ42を作動させ、そのロッド42aを押し出し
つつ原紙シャフト支持部材40を回動軸41の回りに回
転させて、原紙シャフトSに当接させる。これにより、
使用済包装原紙Aの原紙シャフトSは旋回アーム32の
先端と原紙シャフト支持部材40の先端とで挟まれて保
持される。
【0042】次に、モートルシリンダ43を前記とは反
対方向に逆作動させ、旋回アーム32を原紙掛替え位置
3 から原紙交換中継位置Y2 まで後退方向に旋回移動
させて停止する。このときの旋回アーム32の位置は位
置検出器44bにより検出され、その検出信号に基づい
てモートルシリンダ43が停止する。これにより、使用
済包装原紙Aは包装原紙供給設備1の外に運び出され
て、包装原紙供給設備1における原紙掛替え位置Y3
空になる。
【0043】次に、原紙昇降装置51の昇降駆動モータ
65を作動させ、昇降フック57を待機位置Z1 から上
昇させる(図1,図7,図8の各図参照)。昇降フック
57は、リニアガイド装置55に案内されつつ真上に上
昇する途中で、原紙交換中継位置Y2 において原紙取出
・供給装置31の旋回アーム32に保持されたままにな
っている使用済包装原紙Aの原紙シャフトSに突き当た
り、これを受け止めたまま上昇を続ける。そして上限の
上方退避位置Z2 に達したら昇降駆動モータ65を停止
する。なお、昇降フック57が原紙シャフトSに突き当
たるとき、旋回アーム32の先端にある流体シリンダ4
2のロッド42aは伸ばしたままでよい。旋回アーム3
2の先端で原紙シャフト支持部材40との共同で形成さ
れている略半円状のシャフト受け溝38は、原紙交換中
継位置Y2 において上向きに開口しており、原紙シャフ
トSは上方には容易に離脱できるからである。
【0044】これにより、使用済包装原紙Aは、原紙取
出・供給装置31のアーム旋回範囲の外に移されて上方
退避位置Z2 に保持されたままとなる。次に、原紙取出
・供給装置31のモートルシリンダ43を再起動して、
旋回アーム32を空の状態のまま原紙交換中継位置Y2
から元の待機位置Y1 へ戻す。続いて、原紙仮置きスタ
ンド11の載置ステーション12にある流体シリンダ2
5(傾動アクチュエータ)を作動させ、そのロッド25
aを伸ばして、傾動アーム23を傾動支点22を軸に図
2で時計回りに回転させる。この回転につれて傾動アー
ム23の後端側にある原紙シャフト受け部24は上昇す
る。その上昇の途中、原紙シャフト受け部24は載置ス
テーション12上の原紙仮置き位置X1に仮置きされて
いた新品包装原紙100のシャフトSに当接し、以後こ
れを保持したまま上昇することにより新品包装原紙10
0を原紙仮置き位置X1 から持ち上げていく。
【0045】一方、受け渡しステーション13にあるス
トッパ装置15の流体シリンダ29(揺動アクチュエー
タ)も作動させ、そのロッド29aを伸ばして、揺動ア
ーム28を揺動支点27を軸に図2で反時計回りに回転
させ頂部のストッパローラ28aを揺動支点27のほぼ
真上の位置に移動させる。上記傾動アーム23の傾斜が
ある程度の下り勾配に達すると、アーム後端側の原紙シ
ャフト受け部24に係合していた原紙シャフトSは傾動
アーム23の上面で形成される下り坂を自然に転動し始
める。こうして新品包装原紙100が傾動アーム23上
を自転しながら受け渡しステーション13の方へ移動す
る。そして、原紙シャフトSは傾動アーム23の先端ま
で転動するとシャフト受け溝26に嵌まり込むと同時に
ストッパ装置15のストッパローラ28aに当接して転
動を停止する。
【0046】これにより、原紙仮置きスタンド11にお
ける原紙仮置き位置X1 から原紙受渡し位置X2 への新
品包装原紙100の移動が終了する。次に、原紙取出・
供給装置31を再び作動させて新品包装原紙100を包
装原紙掛替え装置1内の原紙掛替え位置Y3 に搬送する
作業が行われる。すなわち、モートルシリンダ43を作
動させ、先に待機位置Y1 に戻してあった旋回アーム3
2を待機位置Y1 から原紙受渡し位置X2 へ旋回移動さ
せて、そこで一旦停止する。
【0047】続いて、旋回アーム32の先端の流体シリ
ンダ42(シャフト支持部材回動アクチュエータ)を作
動させ、そのロッド42aを押し出して原紙シャフト支
持部材40を回動軸41の回りに回転させることによ
り、新品包装原紙100の原紙シャフトSを旋回アーム
32の先端と原紙シャフト支持部材40の先端とで挟ん
で保持する。
【0048】その後、ストッパ装置15の流体シリンダ
29を逆作動させ、そのロッド29aを縮めて、揺動ア
ーム28を図2で時計回りに回転させてストッパローラ
28aを待機位置に戻し原紙シャフトSの保持を解除す
る。こうして、受け渡しステーション13における新品
包装原紙100の原紙シャフトSの保持が、傾動アーム
23側から旋回アーム32側へ切り替えられる。
【0049】この切り替えが完了したら、原紙取出・供
給装置31のモートルシリンダ43を再び作動させ、今
度は新品包装原紙100を保持している旋回アーム32
を、原紙受渡し位置X2 から包装原紙掛替え装置1内の
原紙掛替え位置Y3 に旋回移動させる。旋回アーム32
が原紙掛替え位置Y3 に達したら、アーム先端にシャフ
ト支持部材40の回動アクチュエータである流体シリン
ダ42を逆作動させて原紙シャフト支持部材40を待機
位置に一旦戻し、新品包装原紙100の原紙シャフトS
の保持を解除して、新品包装原紙100の原紙シャフト
Sを包装原紙掛替え装置1の図示されない原紙シャフト
保持装置の側に移す。その後、原紙シャフト支持部材4
0は待機位置からまた回動させてシャフト受け溝38を
形成し、次に備える。
【0050】こうして、原紙掛替え位置Y3 での新品包
装原紙100の受け渡しが終わる。その後、原紙取出・
供給装置31のモートルシリンダ43を作動させ、受渡
しが終わって空になった旋回アーム32を、原紙掛替え
位置Y3 から原紙交換中継位置Y2 へ旋回移動させて、
そこで一旦停止する。以上のような手順で、包装原紙供
給設備1に対する包装原紙の掛替え作業が終わると包装
原紙供給設備1は使用可能になり、金属帯コイルの自動
包装装置への所要の包装原紙Aの自動供給が開始され
る。
【0051】一方、包装原紙掛替え装置10の方では、
先に原紙昇降装置51により上方退避位置Z2 に退避さ
せてある使用済包装原紙Aの排出作業が次の手順で行わ
れる。すなわち、原紙昇降装置51の昇降駆動モータ6
5を作動させ、使用済包装原紙Aを保持している昇降フ
ック57を、上方退避位置Z2 から下降させる。
【0052】昇降フック57が原紙交換中継位置Y2
通過する際に、シャフト57に保持されている使用済包
装原紙AのシャフトSが、そこに一旦停止している空の
旋回アーム32の先端のシャフト受け溝38の方に受け
渡される。空になった昇降フック57はそのまま下降を
続けて下方の待機位置Z1 に至り停止する。旋回アーム
32が使用済包装原紙Aを昇降フック57から受け取っ
たら、モートルシリンダ43を作動して旋回アーム32
を原紙仮置きスタンド11側に旋回させる。その旋回の
途中で原紙受け渡し位置X2 を通過する際に、旋回アー
ム32の先端のシャフト受け溝38により保持されてい
た使用済原紙Aは、受け渡しステーション13の受け台
21の上面に受け渡される。空になった旋回アーム32
はそのまま旋回を続けて待機位置Y1 に至り停止する。
【0053】旋回アーム32から受け渡しステーション
13の原紙受け渡し位置X2 に移された使用済原紙A
は、オペレータの手で天井クレーンを操作して吊り出
し、所定の使用済原紙置場に搬出される。この使用済原
紙搬出作業は、オペレータ及びクレーンの余裕時間を使
用して行えば良い。こうして使用済包装原紙Aの排出作
業が終わり、原紙仮置きスタンド11が空になった後
に、先に述べたように、次に必要となる新品包装原紙1
00をオペレータがクレーンを操作して載置ステーショ
ン12に運び込み、原紙仮置き位置X 1 上に載置してお
けばよい。
【0054】この実施例によれば、大型で重量がある新
品包装原紙100をホイストやクレーンで吊ってオペレ
ータが載置ステーション12の原紙仮置き位置X1 に運
び込むときだけ人手を用いるが、その場合も、吊った状
態の包装原紙に手で触れて位置や姿勢を微調整しながら
正確に位置決めして吊り降ろすという必要はなく、先ず
載置台17の鼓形ローラ18上に吊り降ろした後に、位
置調整すればよいから極めて安全に作業でき且つ一人作
業で十分である。
【0055】しかも、その新品包装原紙100の仮置き
作業を余裕時間を使用して行っておけば、その後の包装
原紙供給設備1の使用済原紙と新品包装原紙100と掛
替え作業は全て自動操作で行われ、掛替え作業は短時間
で終了する。したがって自動梱包ラインの梱包能力をフ
ルに生かすことが可能になり生産能率が顕著に向上し
た。
【0056】なお、上記実施例では、原紙転送装置14
における傾動アクチュエータ、ストッパ装置における揺
動アクチュエータ、原紙取出・供給装置31におけるシ
ャフト支持部材40の回動アクチュエータ等の各アクチ
ュエータとして流体シリンダ25,29,42を用いた
ものを示したが、これに限らず、モータ,ねじなどその
他公知のアクチュエータを利用しても良い。
【0057】また、ストッパ装置は揺動方式のものを示
したが、その他進退可能な直線移動方式の構成としても
良い。また、旋回アームの旋回駆動方式としては、ギヤ
駆動方式としても良い。また、原紙昇降装置はチェーン
駆動方式の代わりに、ワイヤ駆動或いはナットとねじ軸
を組み合わせた駆動方式更には流体シリンダを使用した
方式等であっても良い。
【0058】また、上記実施例では包装原紙供給設備と
してターレット式ものを示したが、本発明の包装原紙掛
替え装置はその他のタイプの包装原紙供給設備に対して
も好適に適用可能である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、包装原紙供給設備の近傍に原紙仮置きスタンドを配
設すると共に、その原紙仮置きスタンドと包装原紙供給
設備内の原紙掛替え位置との間を往復して使用済包装原
紙の取り出しと新品包装原紙の供給を行う原紙取出・供
給装置、原紙仮置きスタンドと包装原紙供給設備内の原
紙掛替え位置との間に配置され使用済包装原紙を一時的
に退避させる原紙昇降装置とを備えたものとし、スタン
ドに適宜に新品包装原紙を仮置きしておいて、先ず使用
済包装原紙を原紙取出・供給装置により包装原紙供給設
備から取り出した後、原紙昇降装置に移して一時退避さ
せておき、次いで仮置きしておいた新品包装原紙を原紙
取出・供給装置で包装原紙供給設備の使用済包装原紙を
取り出したあとに運んで取り付け、その後原紙取出・供
給装置を戻す途中で一時退避させておいた使用済包装原
紙を原紙昇降装置から原紙取出・供給装置に移し替えて
原紙仮置きスタンドに戻し、そこから外部に運び出すよ
うにした。
【0060】そのため、包装原紙供給設備の包装原紙の
掛替え作業を、一人作業で、包装原紙に手を触れず
に安全に、かつ短時間で、行うことがきるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の全体構成を示す側面図で
ある。
【図2】図1の原紙仮置きスタンドの側面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図3のIV矢視で示す断面図である。
【図5】図1の原紙取出・供給装置の正面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】図1の原紙昇降装置の側面図である。
【図8】図7の正面図である。
【図9】ターレット式包装原紙供給装置の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 包装原紙供給設備 10 包装原紙掛替え装置 11 原紙仮置きスタンド 12 載置ステーション 13 受け渡しステーション 14 原紙転送装置 15 ストッパ装置 23 傾動アーム 31 原紙取出・供給装置 32 旋回アーム 51 原紙昇降装置 57 昇降フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 茂樹 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 江原 真 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 根本 博 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 岩野 健二 千葉県千葉市中央区今井2−18−6 株 式会社シンワコーポレーション内 (72)発明者 岩田 正雄 千葉県千葉市中央区今井2−18−6 株 式会社シンワコーポレーション内 (72)発明者 石井 勇 愛媛県川之江市川之江町1514 川之江造 機株式会社内 (72)発明者 杉 政道 愛媛県川之江市川之江町1514 川之江造 機株式会社内 (72)発明者 鈴木 孝 愛媛県川之江市川之江町1514 川之江造 機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−148431(JP,A) 特開 平1−261150(JP,A) 特開 平1−285549(JP,A) 特開 平5−97124(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 41/12 B65H 19/00 - 19/30

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装原紙供給設備の使用済包装原紙を新
    品包装原紙に掛替える装置であって、前記包装原紙供給
    設備の近傍に配した原紙仮置きスタンドと、該原紙仮置
    きスタンドと前記包装原紙供給設備内の原紙掛替え位置
    との間を往復して使用済包装原紙の取り出しと新品包装
    原紙の供給を行う原紙取出・供給装置と、前記原紙仮置
    きスタンドと前記包装原紙供給設備内の原紙掛替え位置
    との間に配置され使用済包装原紙を一時的に退避させる
    原紙昇降装置とを備えたことを特徴とする包装原紙掛替
    え装置。
  2. 【請求項2】 前記原紙仮置きスタンドは、新品包装原
    紙を載置する載置ステーションと、新品包装原紙を原紙
    取出・供給装置に受け渡す受け渡しステーションと、そ
    れら両ステーションの間に傾動可能に掛け渡された原紙
    転送装置と、該転送装置で転送された原紙を受け渡しス
    テーションにおいて停止させるストッパ装置とを備えて
    いる請求項1記載の包装原紙掛替え装置。
  3. 【請求項3】 原紙転送装置は、前記載置ステーション
    から前記受け渡しステーションに及ぶ長さの中間位置に
    おいて軸支され載置ステーション側の上端部に原紙シャ
    フト受けを有する傾動アームと、該傾動アームの載置ス
    テーション側の端部に係合してこれを昇降させる傾動ア
    クチュエータとを備えている請求項2記載の包装原紙掛
    替え装置。
  4. 【請求項4】 ストッパ装置は、前記傾動アームの受け
    渡しステーション側の端部位置とその下方の待機位置と
    の間で揺動可能に軸支された揺動アームと、該揺動アー
    ムの下端部に係合した揺動アクチュエータを備えている
    請求項2記載の包装原紙掛替え装置。
  5. 【請求項5】 前記原紙取出・供給装置は、前記原紙仮
    置きスタンドと前記包装原紙供給設備内の原紙掛替え位
    置との間を旋回移動可能に軸支されると共に上端に原紙
    シャフト支持用半溝を有する旋回アームと、原紙シャフ
    ト支持用半溝を有してその旋回アームの上端に回動可能
    に軸支された原紙シャフト支持部材と、その原紙シャフ
    ト支持部材の回動アクチュエータと、前記旋回アームの
    下端に係合したアーム旋回駆動装置とを備えている請求
    項1ないし4のいずれかに記載の包装原紙掛替え装置。
  6. 【請求項6】 前記原紙昇降装置は、縦フレームに沿っ
    て案内される昇降フックと、この昇降フックにエンドレ
    スに係止させたチェーンを有するチェーン伝動装置と、
    このチェーン伝動装置の駆動装置を備えている請求項1
    ないし5のいずれかに記載の包装原紙掛替え装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6531343B1 (en) 1997-12-30 2003-03-11 International Business Machines Corporation Method of encapsulating a circuit assembly
CN100492631C (zh) * 2006-04-26 2009-05-27 胜华科技股份有限公司 光学显示器构装结构及其方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6531343B1 (en) 1997-12-30 2003-03-11 International Business Machines Corporation Method of encapsulating a circuit assembly
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