JP3197363B2 - 角膜レ−ザ手術装置 - Google Patents
角膜レ−ザ手術装置Info
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Description
とにより屈折異常を矯正する角膜レ−ザ手術装置に係わ
り、特に乱視のある近視眼の矯正に好適な装置に関す
る。
その曲率を変化させ屈折異常を矯正しようとする方法
(Photorefractive Keratect
omy(PRK))が行われるようになってきた。この
方法では近視矯正のときには円形の可変アパ−チャを小
から大又は大から小へとその開口径を徐々に変えること
により角膜を図1のように凸レンズ状に切除し、乱視矯
正のときには可変スリットの幅を小から大又は大から小
へと徐々に変えることにより角膜を図2のようにシリン
ドリカルレンズ状に切除し、屈折異常を矯正するもので
ある。
な従来の方法では、照射領域の規制を近視矯正では円形
の可変アパ−チャで、乱視矯正では可変スリットで行な
うことが必要であり、装置の構成も複雑となるほか極め
て繁雑な操作が必要となる。乱視を含んだ近視の矯正を
行おうとすると、まず近視矯正を行った後に乱視矯正を
行なう(又は乱視矯正を行った後に近視矯正)といった
具合にアパ−チャを取り替えて2度の矯正手術をしなけ
ればならないという欠点があった。本発明の目的は、上
記欠点に鑑み案出されたもので、照射領域の規制を近視
と乱視とがある場合にも、2度の手術をすることなく1
度で両方の矯正を行うことができる装置を提供すること
にある。
成するために、以下のような特徴を有する。 (1) レ−ザ光を照射して角膜を切除しその曲率を変
化させることにより屈折異常を矯正する角膜レ−ザ手術
装置において、円形の開口を持ち開口径が可変なアパ−
チャと、レ−ザ光を照射する光学系の光軸に対して該ア
パ−チャを傾動させる傾動手段と、傾動するアパ−チャ
の開口を角膜に投影するときの開口像の主径線方向を回
転させる回転手段と、該回転手段の回転角と前記傾動手
段の傾動角と前記アパ−チャの開口径を制御することに
より所期する近視性乱視を同時に矯正する制御手段と、
を有することを特徴とする。
いて説明する。図3は実施例の装置の光学系の配置図で
ある。1はエキシマレ−ザ光源で、2,3,6はレ−ザ
ビ−ムを90度偏向するためのミラ−であり、レ−ザ光
源1より水平方向に出射されたレ−ザビ−ムは平面ミラ
−2により上方へ90度偏向され、平面ミラ−3で再び
水平方向に偏向される。平面ミラ−3は図の矢印方向に
平行移動できるようになっており、これにより光強度の
不均一なエキシマレ−ザ光によるアブレ−ション面が均
一になるように工夫がなされている(アブレ−ション面
の均一化については特願平2−416767号「レ−ザ
ビ−ムによるアブレ−ション装置」参照)。なお、ビ−
ムの光強度を均一にする特殊な機構をもつ装置において
は、ビ−ムのスキャンは特に必要ではない。4はアブレ
−ション領域を限定するアパ−チャであり、その開口径
Dを変えることができる。また、アパ−チャ4は、図4
に示すように光軸(Z軸)回りに回転すると共に、Xa
軸を中心として光軸に対する角度を変えることができ
る。Xa軸を中心としてアパ−チャ4を傾けた時の角度
をθとすると、アパ−チャ4を通過するレ−ザビ−ムの
大きさはXa軸方向では図5に示すように傾き角θに拘
らず一定であり、Ya軸方向では図6に示すように傾き
角θが大きくなるに従って減少する。5はアパ−チャ4
を眼球角膜7の上に投影する投影レンズである。投影レ
ンズ5に対してアパ−チャ4と眼球角膜7は共役な位置
関係になっており、投影レンズ5によりアパ−チャ4で
限定した領域が眼球角膜7の上に結像し、アブレ−ショ
ン領域を限定する。投影レンズ5を通ったレ−ザビ−ム
は平面ミラ−6で下方に偏向されて眼球角膜7へ到達す
る。なお、眼球角膜7は装置に対して所定の位置関係に
くるように位置決めされる(位置決め手段については図
示せず)。
8に基づいて説明する。図7はアパ−チャ部を示す正面
図であり、図8は図7の断面図である。パルスモ−タ4
1の回転はギヤ42に伝えられ、このギヤ42がアパ−
チャ4を保持する円筒部43の外周に形成されたギヤ部
44と噛み合っているので、パルスモ−タ41の回転に
よりアパ−チャ4は光軸回りに回転する。また、アパ−
チャ4は光軸に対する角度を次の機構により変える。パ
ルスモ−タ45の回転はギヤ46に伝えられ、ギヤ46
はギヤ47を介してギヤ48を回転させる。ギヤ48は
円筒部43の外周を回転するギヤ49と噛み合い、ギヤ
49は軸50を持つギヤ51を介して、軸50と一体と
なったアパ−チャ4を保持する小円筒部52を傾動させ
る。さらに、アパ−チャ4は以下により、その開口径を
変更する。パルスモ−タ53は軸54を介してギヤ55
を駆動し、ギヤ55の回転は円筒部43の外周を回転す
るギヤ56を介してギヤ57に伝えられ、ギヤ57は軸
58を介してギヤ59に回転を伝える。ギヤ59はアパ
−チャ駆動板60を回転させ、これにより開口径が変わ
る。このアパ−チャ駆動板60の回転により開口径を変
える絞り機構は周知のカメラ等のそれと同様な構成を持
つものであるから、その説明は省略する。
き近視眼の矯正手術時の動作について説明する。いま、
屈折矯正を行おうとする近視眼に図9のように乱視(正
乱視)があり、その弱主経線方向をX0 軸、強主経線方
向をY0 軸とする。パルスモ−タ41により、傾斜回転
軸(Xa軸)を眼球の弱主経線方向(X0 軸)と合致さ
せるようにアパ−チャ4を光軸の回りに回転させ、眼球
の強主経線方向(Y0 軸)をアパ−チャ4のYa軸と一
致させる。アパ−チャ4の開口径Dの制御は次のように
する。眼球の弱主経線方向(X0軸方向)の近視を矯正
するように、そのビ−ム幅をDx(1),Dx(2),
Dx(3),・・・,Dx(n)と変えるべく(図10
参照)、アパ−チャ4の開口径Dを制御する。この結
果、角膜表面はX0 軸方向の角膜曲率が所望の曲率半径
になるようにアブレ−ションされる。アパ−チャ4の開
口径Dの制御と同期して、手術眼の乱視度に応じてアパ
−チャ4のXa軸を中心とする傾動が制御される。アパ
−チャ4の傾動により、Xa軸方向の幅Wxは図5のよ
うに変わらないが、Ya軸方向の幅Wyは図6のように
変化するため、図11のように、ビ−ム幅をDy
(1),Dy(2),Dy(3),・・・,Dy(n)
と変えて、Y0 軸方向の角膜曲率が所望の曲率半径にな
るようにアパ−チャ4の傾き角θをコントロ−ルする。
された切除デ−タに従って、装置のマイクロコンピュ−
タ(図示せず)を使用して行なう。このように、パルス
モ−タ45及びパルスモ−タ53によりアパ−チャ4の
傾き角θと開口径Dを制御しながら角膜表面にレ−ザ照
射して、図12のように眼球の強主経線方向と弱主経線
方向が所望の曲率になるよう楕円状にアブレ−ションす
れば、乱視のある近視眼を矯正することができる。な
お、本実施例の説明の中でアパ−チャの開口径Dの制御
を大きいほうから小さいほうへ減少させる方向で述べて
いるが、この逆の小さいほうから大きいほうへ変えてい
っても良い。また、アパ−チャ4の光軸回りの回転に代
えて、イメ−ジロ−テ−タを使い光学的に回転するもの
でも良い。このように、本実施例は種々の変形が可能で
あり、それらも技術思想を同一にする範囲内で本発明に
含まれるものである。
開口径を変えることにより角膜から切除する部分の形状
をコントロ−ルするアパ−チャをレ−ザビ−ムに対して
傾けることにより角膜をト−リックレンズ状に切除し、
近視矯正と同時に乱視も矯正できるため乱視を含んだ近
視眼の矯正に効果がある。
ある。
ある。
る。
ラフである。
ラフである。
である。
る。
る。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 レ−ザ光を照射して角膜を切除しその曲
率を変化させることにより屈折異常を矯正する角膜レ−
ザ手術装置において、円形の開口を持ち開口径が可変な
アパ−チャと、レ−ザ光を照射する光学系の光軸に対し
て該アパ−チャを傾動させる傾動手段と、傾動するアパ
−チャの開口を角膜に投影するときの開口像の主径線方
向を回転させる回転手段と、該回転手段の回転角と前記
傾動手段の傾動角と前記アパ−チャの開口径を制御する
ことにより所期する近視性乱視を同時に矯正する制御手
段と、を有することを特徴とする角膜レ−ザ手術装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28699892A JP3197363B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 角膜レ−ザ手術装置 |
US08/219,412 US5637109A (en) | 1992-02-14 | 1994-03-29 | Apparatus for operation on a cornea using laser-beam |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28699892A JP3197363B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 角膜レ−ザ手術装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06114082A JPH06114082A (ja) | 1994-04-26 |
JP3197363B2 true JP3197363B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=17711701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28699892A Expired - Fee Related JP3197363B2 (ja) | 1992-02-14 | 1992-09-30 | 角膜レ−ザ手術装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3197363B2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP28699892A patent/JP3197363B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06114082A (ja) | 1994-04-26 |
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