JP3166853U - ディスプレイ用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用時には、使用現場で容易に組み立てて、複数の商品を載置した形態で展示することが可能であると共に、保管時や運搬時にはコンパクトな扁平状に折り畳むことが可能であり、さらに、展示した状態の商品がみだりに移動しないように配置可能なディスプレイ用具を提供する。【解決手段】底板12とこの底板12に対して折り曲げ自在に連結された傾斜板11とから基板を構成して、傾斜板11に商品収容部13と掛止溝18を形成し、背板を掛止溝18に挿入する上部背板22と該上部背板22より幅広な部分を形成した基部背板21とから形成した。ディスプレイ用具は、背板の上部背板を傾斜板の掛止溝に挿入して組み立てる。【選択図】図1
Description
本考案は、各種商品を直立させた状態で収納して販売することができるディスプレイ用具に関し、特に、保管時や運搬時には、コンパクトな扁平状に折り畳むことができ、また、使用時には、所定形状に組み立てて店頭の棚などに平置きした形態で使用できるようにしたディスプレイ用具に関する。
従来から、各種の商品を直立させた状態で収容して店頭などに設置できるディスプレイ用具として、非使用時には扁平状に折り畳むことができると共に、使用時には、適宜組み立てて、店頭の棚などの上に平置きした形態で使用できるディスプレイ用具が開発され、実用化されている。
この種のディスプレイ用具として、特許文献1には、一枚の平板を、折り目を介して前板部と背底部に区画して折り曲げ自在とし、前板部の中央部分に切れ目と折り目を設けて壁片を形成し、また、背底部に、衝立片と補強片を折り曲げ自在に連設し、衝立片に設けた係合片を壁片に設けた係合孔に嵌合して、前板部を傾斜させた形態に組立自在とした陳列台が開示されている。そして、特許文献1の陳列台は、壁片を折り曲げて形成した前板部の空間部に、複数の商品を直立させた状態で挿入して展示するようにしている。
特許文献1の陳列台は、一枚の平板から前板部と背底部とを折り曲げ自在に構成して、衝立片に設けた係合片を壁片に設けた係合孔に嵌合して、前板部を傾斜させた形態に組み立てて、前板部の空間部に複数の商品を直立させて挿入して、展示できるように構成されているが、前板部と背底部を連結する衝立片や補強片を必要とするため、展開、組立が煩雑になってしまう。また、前板部の空間部に複数の商品を直立させて挿入するように構成されているが、展示状態の各商品は、前後方向に拘束されていないので、前後方向に自由に移動して、商品配置が乱れてしまうおそれがある。
本考案は、上述したような従来の事情に鑑みてなされたものであり、使用時には、使用現場で容易に組み立てて、複数の商品を載置した形態で展示することが可能であると共に、保管時や運搬時にはコンパクトな扁平状に折り畳むことが可能であり、さらに、展示した状態の商品がみだりに移動しないように配置可能なディスプレイ用具を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、請求項1に記載のディスプレイ用具に係る考案は、基板と該基板に連結された背板とから構成されるディスプレイ用具であって、前記基板は、底板と該底板に対して折り曲げ自在に連接された傾斜板とから構成され、該傾斜板は商品収容部と掛止溝を備えており、前記背板は、前記掛止溝に挿入される上部背板と該上部背板より幅広な部分で前記傾斜板を掛止する基部背板を備えることを特徴とする。
また、上記課題を達成するために、請求項2に記載のディスプレイ用具に係る考案は、請求項1に記載の考案において、前記商品収容部は、前記傾斜板を枠形状に切り抜いた長方形状の開口部から形成されており、前記開口部は、短手側の対向する二辺が略平行な直線状に形成され、長手側の対向する二辺が線対称の蛇行曲線状に形成されており、前記傾斜板に前記背板を掛止するための傾斜板掛止突部を有することを特徴とする。
さらに、上記課題を達成するために、請求項3に記載のディスプレイ用具に係る考案は、請求項2に記載の考案において、前記長手側の対向する二辺は、前記傾斜板の長手方向に延在する左右の側片から形成されており、前記左右の側片の対向する部位に、商品保持部が形成されていることを特徴とする。
さらにまた、上記課題を達成するために、請求項4に記載のディスプレイ用具に係る考案は、請求項3に記載の考案において、前記短手側の対向する二辺は、前記傾斜板の短手方向に延在する基片と先端片から形成されており、前記掛止溝は、前記先端片と前記左右の側片との連接部に設けられていることを特徴とする。
さらにまた、上記課題を解決するために、請求項5に記載のディスプレイ用具に係る考案は、請求項1から4のいずれかに記載の考案において、前記背板の上下方向の中間部に前記傾斜板を掛止するための背板掛止突部を有することを特徴とする。
さらにまた、上記課題を達成するために、請求項6に記載のディスプレイ用具に係る考案は、請求項1から5のいずれかに記載の考案において、前記背板掛止突部を前記掛止溝に掛止させた状態で、前記背板は垂直方向に保持され、また、前記傾斜板は所定の傾斜角度で保持されることを特徴とする。
さらにまた、上記課題を達成するために、請求項7に記載のディスプレイ用具に係る考案は、請求項1から6のいずれかに記載の考案において、前記底板と前記背板との連結部に、前記底板と段差を形成するように棚板を備えることを特徴とする。
さらにまた、上記課題を達成するために、請求項8に記載のディスプレイ用具に係る考案は、請求項1から7のいずれかに記載の考案において、前記基板と前記背板は別々のブランク材から構成されることを特徴とする。
さらにまた、上記課題を達成するために、請求項9に記載のディスプレイ用具に係る考案は、請求項1から7のいずれかに記載の考案において、前記基板と前記背板は1枚のブランク材から構成されることを特徴とする。
請求項1に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、基板を、底板とこの底板に対して折り曲げ自在に連接された傾斜板とから構成して、商品収容部と掛止溝を傾斜板に形成し、また、掛止溝に挿入される上部背板と該上部背板より幅広な部分で前記傾斜板を掛止する基部背板とから背板に形成したので、使用現場でディスプレイ用具を組み立てる際に、背板の上部背板を傾斜板の掛止溝に掛止するだけで、簡単に組み立てることができる。また、ディスプレイ用具を運搬する場合や保管する場合には、背板の上部背板を傾斜板の掛止溝から取り外すだけで、扁平状に折り畳むことができる。
また、組み立てた状態のディスプレイ用具は、傾斜板が筋交いの役目を果たすので、別途補強材を必要とすることなく、組立状態のディスプレイ用具を簡単に補強することができる。
また、組み立てた状態のディスプレイ用具は、傾斜板が筋交いの役目を果たすので、別途補強材を必要とすることなく、組立状態のディスプレイ用具を簡単に補強することができる。
請求項2に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、請求項1の考案の効果に加えて、商品収容部は、傾斜板を枠形状に切り抜いた長方形状の開口部から形成されており、この開口部は、短手側の対向する二辺が略平行な直線状に形成され、長手側の対向する二辺が線対称の蛇行曲線状に形成されているので、特に、蛇行曲線状に形成された対向する二辺を利用して商品収容部を簡単に形成することができる。また、傾斜板は、背板を掛止するための傾斜板掛止突部を有するため、ディスプレイ用具を組み立てた際に、背板の上部背板を傾斜板掛止突部に掛止するだけで、簡単に組み立てることができる。
請求項3に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、請求項2の考案の効果に加えて、長手側の対向する二辺は、傾斜板の長手方向に延在する左右の側片から形成されており、左右の側片の対向する部位に商品保持部を形成したので、長手方向に延在する左右の側片に形成した商品保持部を利用して、特に、パウチ製品の商品を前後方向に整列させて展示することができる。
請求項4に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、請求項3の考案の効果に加えて、傾斜板の短手方向に延在する基片と先端片から短手側の対向する二辺を形成すると共に、先端片と左右の側片との連接部に掛止溝を設けたので、傾斜板の開口部の形状を利用して、掛止溝を簡単に形成することができる。
請求項5に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、請求項1から4のいずれかの考案の効果に加えて、背板の上下方向の中間部に傾斜板を掛止するための背板掛止突部を有するので、背板の背板掛止突部を傾斜板の掛止溝に掛止させて、ディスプレイ用具を簡単に組み立てることができる。
請求項6に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、請求項1から5のいずれかの考案の効果に加えて、背板掛止突部を掛止溝に掛止させるだけで、背板を垂直方向に保持すると共に傾斜板を所定の傾斜角度に保持するようにディスプレイ用具を組み立てることができる。
請求項7に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、請求項1から6のいずれかの考案の効果に加えて、底板と背板との連結部に底板と段差を形成するように棚板を備えるので、前後方向に配置される商品を見栄えよく展示することができる。
請求項8に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、請求項1から7のいずれかの考案の効果に加えて、基板と背板を別々のブランク材から構成したので、ディスプレイ用具を構成する本体部を簡単に形成することができる。
請求項9に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、請求項1から7のいずれかの考案の効果に加えて、基板と背板を1枚のブランク材から構成したので、ディスプレイ用具を構成する本体部をより簡単に形成することができる。
本考案の実施の形態に係るディスプレイ用具を図1〜図8に基づいて説明する。
本考案の実施の形態に係るディスプレイ用具は、図1に示すように組み立てた状態で店頭の棚の上などに載置して使用できるようにしたものである。具体的には、図7に示すように、複数の商品(パウチ製品)40を底板12および棚板30の上面板31の上面に直立させた状態で展示することができ、また、図8に示すように、背の高い商品(パウチ製品)40を棚板30の上面板31の上面に、背の低い商品(缶製品)41を底板12の上面に、それぞれ直立させた状態で展示することができるようにしたものである。
また、本考案の実施の形態に係るディスプレイ用具は、保管時や運搬時には、背板20の背板掛止凹部27と傾斜板11の傾斜板掛止突部19との係合を開口部13の向きに解除して、背板20の背板掛止凹部27を開口部13の側縁に沿ってスライドさせると、図6に示すように、背板20を傾斜板11の上面に重ねて、コンパクトな扁平状に折り畳むことができる。
なお、保管時や運搬時のスペースを考慮した場合、傾斜板11の掛止溝18から背板20の上部背板22を引き抜いて、傾斜板11、底板12及び背板20を扁平にした状態にすることもできる。
そして、本考案の実施の形態に係るディスプレイ用具は、背板20、傾斜板11の基片14と側片16、棚板30の上面板31と正面板32に、例えば、商品名、商品の効能、価格などの情報を表示して、商品の宣伝効果をさらに高めることができる。
また、本考案の実施の形態に係るディスプレイ用具は、基本的には、基板10と背板20を別々のブランク材から構成しているが、基板10と背板20を1枚のブランク材から一体に構成することもできる。
そして、基板10と背板20を1枚のブランク材から一体に構成する場合には、底板12の自由端部と背板20の基部背板21の下端部とを、基部背板21の下端部に一体に連接した背板貼付片23を介して連接するように、1枚のブランク材から一体に構成することになる。この場合、背板貼付片23と底板12との間の連接部に折曲線が形成される。
本考案の実施の形態に係るディスプレイ用具は、図1に示すように組み立てた状態で店頭の棚の上などに載置して使用できるようにしたものである。具体的には、図7に示すように、複数の商品(パウチ製品)40を底板12および棚板30の上面板31の上面に直立させた状態で展示することができ、また、図8に示すように、背の高い商品(パウチ製品)40を棚板30の上面板31の上面に、背の低い商品(缶製品)41を底板12の上面に、それぞれ直立させた状態で展示することができるようにしたものである。
また、本考案の実施の形態に係るディスプレイ用具は、保管時や運搬時には、背板20の背板掛止凹部27と傾斜板11の傾斜板掛止突部19との係合を開口部13の向きに解除して、背板20の背板掛止凹部27を開口部13の側縁に沿ってスライドさせると、図6に示すように、背板20を傾斜板11の上面に重ねて、コンパクトな扁平状に折り畳むことができる。
なお、保管時や運搬時のスペースを考慮した場合、傾斜板11の掛止溝18から背板20の上部背板22を引き抜いて、傾斜板11、底板12及び背板20を扁平にした状態にすることもできる。
そして、本考案の実施の形態に係るディスプレイ用具は、背板20、傾斜板11の基片14と側片16、棚板30の上面板31と正面板32に、例えば、商品名、商品の効能、価格などの情報を表示して、商品の宣伝効果をさらに高めることができる。
また、本考案の実施の形態に係るディスプレイ用具は、基本的には、基板10と背板20を別々のブランク材から構成しているが、基板10と背板20を1枚のブランク材から一体に構成することもできる。
そして、基板10と背板20を1枚のブランク材から一体に構成する場合には、底板12の自由端部と背板20の基部背板21の下端部とを、基部背板21の下端部に一体に連接した背板貼付片23を介して連接するように、1枚のブランク材から一体に構成することになる。この場合、背板貼付片23と底板12との間の連接部に折曲線が形成される。
以下、本考案の実施の形態に係るディスプレイ用具を詳細に説明する。
図2に示すように、ディスプレイ用具の基板10は、厚紙などのブランク材から構成されており、傾斜板11と、この傾斜板11に傾斜板折曲線26を介して連接した底板12とから構成されている。ここで、傾斜板11と底板12は、左右方向の幅(図2における左右方向)が同一の幅寸法に形成されている。
傾斜板11は、長方形状の開口部13を形成するように切り抜かれて、この開口部13が、後述する商品収容部として機能する。そして、傾斜板11に開口部13を形成することにより、傾斜板11の外周部が枠形状に残される。この傾斜板11の枠形状に残された部位は、基片14、先端片15及び左右の側片16,16を構成する。そして、基片14は、底板12と傾斜板折曲線26を介して連接した部位に形成され、基片14の左右に、それぞれ左右の側片16,16の各一端が連接され、さらに、左右の側片16,16の各他端が、先端片15の左右にそれぞれ連接される。
また、底板12は、この底板12の一端部が傾斜板折曲線26を介して傾斜板11に連接されており、図1に示すように、底板12の他端部(自由端部)に、後述する背板20の背板貼付片23が貼り付けられて、基板10と背板20が一体に連結して構成される。
図2に示すように、ディスプレイ用具の基板10は、厚紙などのブランク材から構成されており、傾斜板11と、この傾斜板11に傾斜板折曲線26を介して連接した底板12とから構成されている。ここで、傾斜板11と底板12は、左右方向の幅(図2における左右方向)が同一の幅寸法に形成されている。
傾斜板11は、長方形状の開口部13を形成するように切り抜かれて、この開口部13が、後述する商品収容部として機能する。そして、傾斜板11に開口部13を形成することにより、傾斜板11の外周部が枠形状に残される。この傾斜板11の枠形状に残された部位は、基片14、先端片15及び左右の側片16,16を構成する。そして、基片14は、底板12と傾斜板折曲線26を介して連接した部位に形成され、基片14の左右に、それぞれ左右の側片16,16の各一端が連接され、さらに、左右の側片16,16の各他端が、先端片15の左右にそれぞれ連接される。
また、底板12は、この底板12の一端部が傾斜板折曲線26を介して傾斜板11に連接されており、図1に示すように、底板12の他端部(自由端部)に、後述する背板20の背板貼付片23が貼り付けられて、基板10と背板20が一体に連結して構成される。
図2に示すように、傾斜板11の開口部13は、短手側の対向する二辺、すなわち、基片14及び先端片15の開口部13側は、略平行な直線状に形成されている。さらに、先端片15と左右の側片16,16との連接部に、それぞれ掛止溝18,18が凹設されており、これらの掛止溝18,18は、左右方向の幅がb’に設定されており、各掛止溝18,18には、後述する背板20の左右の背板掛止突部25,25が掛止される。また、各掛止溝18と左右の側片16,16との連接部には、各側片16,16から開口部13側に対向するように突出する一対の傾斜板掛止突部19,19が形成されている。そして、図2に示すように、対向する傾斜板掛止突部19、19の間の間隔はa”に設定されている。この傾斜板掛止突部19、19の間の間隔a”は、後述する線対称の蛇行曲線状に形成した開口部13の対向する突部となる部分を結んだ線(図2に破線で示す)の間の間隔(傾斜板11の開口部13の幅寸法)a’よりも小さい間隔に設定されている。このように、掛止溝18,18の幅b’、傾斜板掛止突部19、19の間の間隔a”及び開口部13の対向する突部となる部分を結んだ線の間の間隔(傾斜板11の開口部13の幅寸法)a’は、a”<a’<b’の関係に設定されている。
また、傾斜板11の開口部13の長手側の対向する二辺、すなわち、左右の側片16,16の開口部13側は線対称の蛇行曲線状に形成されている。このように、左右の側片16,16は、各側片16,16の対向する部位がそれぞれ線対称の蛇行曲線状に形成されているため、開口部13に対して凹部となる部位が商品保持部17として機能する。そして、例えば、図7及び図8に示すように、パウチ製品である商品40は、その左右が商品保持部17,17に保持された状態で底板12または棚板30の上面板31の上面に配置される。この場合、傾斜板11は筋交いとして機能して、ディスプレイ用具を効果的に補強する役割を果たすため、さらなる補強材は不要である。
また、傾斜板11の開口部13の長手側の対向する二辺、すなわち、左右の側片16,16の開口部13側は線対称の蛇行曲線状に形成されている。このように、左右の側片16,16は、各側片16,16の対向する部位がそれぞれ線対称の蛇行曲線状に形成されているため、開口部13に対して凹部となる部位が商品保持部17として機能する。そして、例えば、図7及び図8に示すように、パウチ製品である商品40は、その左右が商品保持部17,17に保持された状態で底板12または棚板30の上面板31の上面に配置される。この場合、傾斜板11は筋交いとして機能して、ディスプレイ用具を効果的に補強する役割を果たすため、さらなる補強材は不要である。
図3に示すように、ディスプレイ用具の背板20は、上述した基板10と同様に、厚紙などのブランク材から構成されており、基部背板21、上部背板22及び背板貼付片23から構成されている。ここで、基部背板21の幅寸法(図3における上下方向)は、基板10の底板12の幅寸法と同じ寸法に形成されており、図1に示すように、基部背板21は底板12の自由端部に位置合わせされて貼り付けられる。基部背板21は傾斜板11を掛止することができる幅寸法を有する形態であればよく、前記のように底板12の幅寸法と同じ寸法に形成する必要はなく、上部背板22よりも幅広な部分を備えていれば形も幅寸法(図3における上下方向)も一定でなくてもよい。
また、上部背板22は、図1に示すように、ディスプレイ用具として組み立てる際に、傾斜板11の掛止溝18に挿入できる幅寸法、すなわち、左右の掛止溝18,18間の幅寸法b’よりも幅狭な寸法bに形成されている。上部背板22は、傾斜板11の掛止溝18に挿入できる形態であればよいので、寸法bは上部背板22の幅寸法で一定である必要はなく、上方向に向かって幅狭になる等の種々のデザイン形態を採用することができる。
そして、図3に示すように、基部背板21と上部背板22とは、左右両側にそれぞれ段差を形成するように連接されており、基部背板21と上部背板22との間の左右の段差部に、背板掛止凹部27,27と上部背板22からそれぞれ左右に突出するように一対の背板掛止突部25,25が一体に形成されている。これらの背板掛止突部25,25は、上述した傾斜板11の開口部13に一体に形成した一対の掛止溝18,18にそれぞれ掛止される。また、背板掛止凹部27,27の底辺を結ぶ幅寸法aは傾斜板11の開口部の幅寸法a’より小さく、かつ、傾斜板掛止突部19,19の間の間隔a”よりも大きい幅寸法に形成されており、背板掛止凹部27,27は傾斜板掛止突部19,19によりそれぞれ掛止される。この実施の形態では、傾斜板11が上部背板22の上方向へ抜けるのを防ぐために上部背板22からそれぞれ左右に突出するように一対の背板掛止突部25,25を形成しているが、これらの背板掛止突部25,25は形成しなくてもよい。
また、この実施の形態では、幅の異なる上部背板21と基部背板22とを連接して、上部背板21と基部背板22との連接部に段差を形成しているが、この段差は、上部背板21と基部背板22との連接部のみに形成することもできる。この場合、連接部から下方の基部背板21の幅は、後述する棚板30の幅寸法とほぼ同じ幅寸法に設定することができる。
さらに、基部背板21の下端に、背板貼付片折曲線24を介して背板貼付片23が連接されている。この背板貼付片23は、上述したように、基板10の底板12の自由端部に貼り付けられる。
また、上部背板22は、図1に示すように、ディスプレイ用具として組み立てる際に、傾斜板11の掛止溝18に挿入できる幅寸法、すなわち、左右の掛止溝18,18間の幅寸法b’よりも幅狭な寸法bに形成されている。上部背板22は、傾斜板11の掛止溝18に挿入できる形態であればよいので、寸法bは上部背板22の幅寸法で一定である必要はなく、上方向に向かって幅狭になる等の種々のデザイン形態を採用することができる。
そして、図3に示すように、基部背板21と上部背板22とは、左右両側にそれぞれ段差を形成するように連接されており、基部背板21と上部背板22との間の左右の段差部に、背板掛止凹部27,27と上部背板22からそれぞれ左右に突出するように一対の背板掛止突部25,25が一体に形成されている。これらの背板掛止突部25,25は、上述した傾斜板11の開口部13に一体に形成した一対の掛止溝18,18にそれぞれ掛止される。また、背板掛止凹部27,27の底辺を結ぶ幅寸法aは傾斜板11の開口部の幅寸法a’より小さく、かつ、傾斜板掛止突部19,19の間の間隔a”よりも大きい幅寸法に形成されており、背板掛止凹部27,27は傾斜板掛止突部19,19によりそれぞれ掛止される。この実施の形態では、傾斜板11が上部背板22の上方向へ抜けるのを防ぐために上部背板22からそれぞれ左右に突出するように一対の背板掛止突部25,25を形成しているが、これらの背板掛止突部25,25は形成しなくてもよい。
また、この実施の形態では、幅の異なる上部背板21と基部背板22とを連接して、上部背板21と基部背板22との連接部に段差を形成しているが、この段差は、上部背板21と基部背板22との連接部のみに形成することもできる。この場合、連接部から下方の基部背板21の幅は、後述する棚板30の幅寸法とほぼ同じ幅寸法に設定することができる。
さらに、基部背板21の下端に、背板貼付片折曲線24を介して背板貼付片23が連接されている。この背板貼付片23は、上述したように、基板10の底板12の自由端部に貼り付けられる。
図4に示すように、棚板30は、上述した基板10及び背板20と同様に厚紙などのブランク材から構成されており、上面板31、正面板32、棚板背板33及び棚板貼付片34から構成されている。棚板30は、図1に示すように、基板10の底板12と背板20の基部背板21に貼り付けられた状態で、基板10の底板12及び背板20の基部背板21の幅寸法よりも幅狭の寸法に形成されている。
また、棚板30は、商品の載置面となる上面板31の一端に、正面板折曲線37を介して正面板32が連接されており、この正面板32には、棚板貼付片折曲線39を介して棚板貼付片34が連接されている。さらに、上面板31の他端には、棚板背板折曲線38を介して棚板背板33が連接されている。
ここで、図1に示すように、棚板貼付片34は、基板10の底板12の上面に貼り付けられると共に、棚板背板33は、背板20の基部背板21の前面に貼り付けられるが、棚板背板33の高さ寸法は、正面板32の高さ寸法に棚板貼付片34の厚さ寸法を加えた寸法とほぼ同じ寸法に設定されている。
さらに、正面板32の上端には、起立片35が一体に形成されており、この起立片35は、上面板31の一端側を切り抜くように形成された起立片切抜線36に沿って形成されており、図1に示すように、ディスプレイ用具として組み立てた際に、上面板31の上面から上方に突出して、上面板31の上面に載置した商品40,41の前後方向の移動を阻止するように機能する。
また、棚板30は、商品の載置面となる上面板31の一端に、正面板折曲線37を介して正面板32が連接されており、この正面板32には、棚板貼付片折曲線39を介して棚板貼付片34が連接されている。さらに、上面板31の他端には、棚板背板折曲線38を介して棚板背板33が連接されている。
ここで、図1に示すように、棚板貼付片34は、基板10の底板12の上面に貼り付けられると共に、棚板背板33は、背板20の基部背板21の前面に貼り付けられるが、棚板背板33の高さ寸法は、正面板32の高さ寸法に棚板貼付片34の厚さ寸法を加えた寸法とほぼ同じ寸法に設定されている。
さらに、正面板32の上端には、起立片35が一体に形成されており、この起立片35は、上面板31の一端側を切り抜くように形成された起立片切抜線36に沿って形成されており、図1に示すように、ディスプレイ用具として組み立てた際に、上面板31の上面から上方に突出して、上面板31の上面に載置した商品40,41の前後方向の移動を阻止するように機能する。
次に、図2から図4に示す基板10、背板20及び棚板30を、図1に示すディスプレイ用具に組み立てる順番を、図2から図4と共に、図5及び図6を参照して説明する。
まず、基板10と背板20を準備して、背板20の背板貼付片23を基板10の底板12の自由端部(傾斜板11とは反対側)に位置合わせして、適宜の貼付剤で貼り付ける。この際、背板貼付片23は、基部背板21に対して、背板貼付片折曲線24に沿って折り曲げた状態で貼り付けてもよいし、または、背板貼付片23を背板貼付片折曲線24に沿って折り曲げていない状態で貼り付けてもよい。
次に、基板10に背板20を連結した本体部を、基部背板21を背板貼付片折曲線24に沿って折り曲げて、背板20と基板10を同一平面となるように展開する。この場合、図5の破線で示すように、背板20の上部背板22が傾斜板11の開口部13の掛止溝18から引き抜かれている。
まず、基板10と背板20を準備して、背板20の背板貼付片23を基板10の底板12の自由端部(傾斜板11とは反対側)に位置合わせして、適宜の貼付剤で貼り付ける。この際、背板貼付片23は、基部背板21に対して、背板貼付片折曲線24に沿って折り曲げた状態で貼り付けてもよいし、または、背板貼付片23を背板貼付片折曲線24に沿って折り曲げていない状態で貼り付けてもよい。
次に、基板10に背板20を連結した本体部を、基部背板21を背板貼付片折曲線24に沿って折り曲げて、背板20と基板10を同一平面となるように展開する。この場合、図5の破線で示すように、背板20の上部背板22が傾斜板11の開口部13の掛止溝18から引き抜かれている。
続いて、平坦な状態に展開した基板10と背板20とを連結した本体部に、棚板30を貼り付ける手順を説明する。
まず、棚板30の棚板背板33の端部を、基部背板21の折り曲げ部、すなわち、背板貼付片折曲線24に位置合わせして、棚板背板33を基部背板21に貼り付ける。この場合、基部背板21の幅方向の中央位置に基部背板33を位置合わせする。
次に、棚板貼付片34を棚板貼付片折曲線39に沿って折り曲げた状態で、上面板31を棚板背板33に対して棚板背板折曲線38に沿って折り曲げて、上面板31と正面板32を底板12に重ねるように位置させる。
最後に、棚板貼付片34を底板12の上面に貼り付けて、ディスプレイ用具の組立作業が完了する。
まず、棚板30の棚板背板33の端部を、基部背板21の折り曲げ部、すなわち、背板貼付片折曲線24に位置合わせして、棚板背板33を基部背板21に貼り付ける。この場合、基部背板21の幅方向の中央位置に基部背板33を位置合わせする。
次に、棚板貼付片34を棚板貼付片折曲線39に沿って折り曲げた状態で、上面板31を棚板背板33に対して棚板背板折曲線38に沿って折り曲げて、上面板31と正面板32を底板12に重ねるように位置させる。
最後に、棚板貼付片34を底板12の上面に貼り付けて、ディスプレイ用具の組立作業が完了する。
以上のように組み立てたディスプレイ用具は、図5に示すように、破線で示す傾斜板11の掛止溝18に上部背板22の先端部を挿入して、上部背板22を掛止溝18に沿ってスライドさせて、上部背板22の掛止突部25を傾斜板11の掛止溝18に掛止させると共に、背板20の背板掛止凹部27を傾斜板11の傾斜板掛止突部19に掛止させると図1に示すような組立状態となる。また、ディスプレイ用具の組立状態から、背板20の背板掛止凹部27と傾斜板掛止突部19の係合を開口部13の向きに解除して、背板20の背板掛止凹部27を開口部13の側縁に沿ってスライドさせると、図6に示すように、コンパクトな扁平状に折り畳まれる。
なお、傾斜板11の掛止溝18から上部背板22を引き抜いて、平坦な状態に展開した基板10と背板20との本体部に棚板30を貼り付けた状態で運搬や保管をしてもよい。
なお、傾斜板11の掛止溝18から上部背板22を引き抜いて、平坦な状態に展開した基板10と背板20との本体部に棚板30を貼り付けた状態で運搬や保管をしてもよい。
次に、本考案の実施の形態に係るディスプレイ用具の使用法について説明する。
本考案の実施の形態に係るディスプレイ用具は、店頭の棚などに平置きした状態で商品を展示する場合には、図1に示すように組み立てて使用し、また、保管や運搬時には、図6に示すように扁平に折り畳むことができるように構成されている。
まず、ディスプレイ用具を利用して商品を展示する場合には、図6に示すように扁平に折り畳まれたディスプレイ用具を準備する。
そして、片方の手で傾斜板11の基片14を把持した状態で、他方の手で上部背板22の背板掛止突部25の近辺を把持して、上部背板22を傾斜板11の開口部13の側縁に沿ってスライドさせる。この際に、上部背板22と基部背板21との間に段差部が形成されているため、傾斜板11の開口部13の両側片16,16は、基部背板21の上端部に当接した状態でスライドする。
その後、上部背板21の裏面が開口部13の先端片15に当接するまで、上部背板22を傾斜板11の開口部13の側縁に沿ってスライドさせた後、傾斜板11の先端片15と左右の側片16,16との間に形成された左右の傾斜板掛止突部19,19を、上部背板22と基部背板21の連接部に形成された左右の背板掛止凹部27,27に、それぞれ掛止すると共に、上部背板22の左右の掛止突部25,25を傾斜板11の左右の掛止溝18,18に掛止する。この場合、各側片16,16から開口部13側に対向するように突出する一対の傾斜板掛止突部19,19の間の間隔a”が背板掛止凹部27,27の底辺を結ぶ幅aよりも幅狭に設定されているため、上部背板22は、左右の背板掛止突部25,25が掛止溝18に掛止されると共に、上部背板22の前面が一対の傾斜板掛止突部19,19にも掛止される。
このようにして、図1に示すように、商品を収容できる状態のディスプレイ用具が完成する。
本考案の実施の形態に係るディスプレイ用具は、店頭の棚などに平置きした状態で商品を展示する場合には、図1に示すように組み立てて使用し、また、保管や運搬時には、図6に示すように扁平に折り畳むことができるように構成されている。
まず、ディスプレイ用具を利用して商品を展示する場合には、図6に示すように扁平に折り畳まれたディスプレイ用具を準備する。
そして、片方の手で傾斜板11の基片14を把持した状態で、他方の手で上部背板22の背板掛止突部25の近辺を把持して、上部背板22を傾斜板11の開口部13の側縁に沿ってスライドさせる。この際に、上部背板22と基部背板21との間に段差部が形成されているため、傾斜板11の開口部13の両側片16,16は、基部背板21の上端部に当接した状態でスライドする。
その後、上部背板21の裏面が開口部13の先端片15に当接するまで、上部背板22を傾斜板11の開口部13の側縁に沿ってスライドさせた後、傾斜板11の先端片15と左右の側片16,16との間に形成された左右の傾斜板掛止突部19,19を、上部背板22と基部背板21の連接部に形成された左右の背板掛止凹部27,27に、それぞれ掛止すると共に、上部背板22の左右の掛止突部25,25を傾斜板11の左右の掛止溝18,18に掛止する。この場合、各側片16,16から開口部13側に対向するように突出する一対の傾斜板掛止突部19,19の間の間隔a”が背板掛止凹部27,27の底辺を結ぶ幅aよりも幅狭に設定されているため、上部背板22は、左右の背板掛止突部25,25が掛止溝18に掛止されると共に、上部背板22の前面が一対の傾斜板掛止突部19,19にも掛止される。
このようにして、図1に示すように、商品を収容できる状態のディスプレイ用具が完成する。
そして、図1に示すように組み立てたディスプレイ用具に、例えば、図7に示すように、商品(パウチ製品)40を前後方向に整列させて展示する。この場合、商品40は、扁平状の包装形態であるため、各商品40の両側が開口部13の両側に形成した商品保持部17,17に保持された状態で展示することができる。
また、図8に示すように、商品(缶製品)41を前側に、商品(パウチ製品)40を商品41の後ろ側に配置して展示することができる。この場合でも、商品40は、その両側が開口部13の商品保持部17,17に保持された状態で展示される。
なお、図7及び図8に示すように、棚板30の上面板31に商品40を載置する場合には、商品40は、その前部が起立片35の裏面に当接されて、安定した状態で展示することができる。
また、図8に示すように、商品(缶製品)41を前側に、商品(パウチ製品)40を商品41の後ろ側に配置して展示することができる。この場合でも、商品40は、その両側が開口部13の商品保持部17,17に保持された状態で展示される。
なお、図7及び図8に示すように、棚板30の上面板31に商品40を載置する場合には、商品40は、その前部が起立片35の裏面に当接されて、安定した状態で展示することができる。
次に、ディスプレイ用具を扁平に折り畳む場合には、図1に示す状態から、傾斜板11の先端片15と左右の側片16,16との間に形成された左右の傾斜板掛止突部19,19と、上部背板22と基部背板22の連接部に形成された左右の背板掛止凹部27,27による係合を開口部13の向きに解除して背板20を開口部13へ移動させる。その後、片方の手で傾斜板11の基片14を把持した状態で、他方の手で上部背板22の基部、すなわち、背板掛止突部25の近傍を把持して、上部背板22を傾斜板11の開口部13の側縁に沿ってスライドさせる。
そして、上部背板22が傾斜板11の基片14の上面に当接するまで、上部背板22を傾斜板11の開口部13に沿ってスライドさせると、図6に示すように、ディスプレイ用具を扁平に折り畳んだ状態にすることができる。
以上説明したように、本考案の実施の形態に係るディスプレイ用具は、片方の手で傾斜板11の基片14を把持し、また、他方の手で上部背板22の基部を把持して、上部背板22を傾斜板11の開口部13に沿って移動させるだけで、ディスプレイ用具の組立と折畳をすることができるため、ディスプレイ用具の組立、折畳作業が至極簡単となる。
そして、上部背板22が傾斜板11の基片14の上面に当接するまで、上部背板22を傾斜板11の開口部13に沿ってスライドさせると、図6に示すように、ディスプレイ用具を扁平に折り畳んだ状態にすることができる。
以上説明したように、本考案の実施の形態に係るディスプレイ用具は、片方の手で傾斜板11の基片14を把持し、また、他方の手で上部背板22の基部を把持して、上部背板22を傾斜板11の開口部13に沿って移動させるだけで、ディスプレイ用具の組立と折畳をすることができるため、ディスプレイ用具の組立、折畳作業が至極簡単となる。
以上、本考案の実施の形態として、上部背板22から左右に突出する背板掛止突部25,25を備えたディスプレイ用具の形態について説明したが、上述したように、本考案は、上部背板22に背板掛止突部25,25を形成しない形態でも実施することができる。
この場合、図2及び図3に示すように、上部背板21と基部背板22との連接部に形成した背板掛止凹部27,27の底辺を結ぶ幅aは、傾斜板11の開口部13の幅寸法a’よりも幅狭に設定され、かつ、各側片16,16から開口部13側に対向するように突出する一対の傾斜板掛止突部19,19の間の間隔a”よりも幅広に設定されているため、上部背板22を左右の掛止溝18,18に掛止させると、上部背板22は、この上部背板22の前面が一対の傾斜板掛止突部19,19に掛止された状態で、左右の掛止溝18,18に掛止されることになる。
この場合、図2及び図3に示すように、上部背板21と基部背板22との連接部に形成した背板掛止凹部27,27の底辺を結ぶ幅aは、傾斜板11の開口部13の幅寸法a’よりも幅狭に設定され、かつ、各側片16,16から開口部13側に対向するように突出する一対の傾斜板掛止突部19,19の間の間隔a”よりも幅広に設定されているため、上部背板22を左右の掛止溝18,18に掛止させると、上部背板22は、この上部背板22の前面が一対の傾斜板掛止突部19,19に掛止された状態で、左右の掛止溝18,18に掛止されることになる。
10 基板
11 傾斜板
12 底板
13 開口部(商品収容部)
14 基片
15 先端片
16 側片
17 商品保持部
18 掛止溝
19 傾斜板掛止突部
20 背板
21 基部背板
22 上部背板
23 背板貼付片
24 背板貼付片折曲線
25 背板掛止突部
26 傾斜板折曲線
27 背板掛止凹部
30 棚板
31 上面板
32 正面板
33 棚板背板
34 棚板貼付片
35 起立片
36 起立片切抜線
37 正面板折曲線
38 棚板背板折曲線
39 棚板貼付片折曲線
40 商品(パウチ製品)
41 商品(缶製品)
11 傾斜板
12 底板
13 開口部(商品収容部)
14 基片
15 先端片
16 側片
17 商品保持部
18 掛止溝
19 傾斜板掛止突部
20 背板
21 基部背板
22 上部背板
23 背板貼付片
24 背板貼付片折曲線
25 背板掛止突部
26 傾斜板折曲線
27 背板掛止凹部
30 棚板
31 上面板
32 正面板
33 棚板背板
34 棚板貼付片
35 起立片
36 起立片切抜線
37 正面板折曲線
38 棚板背板折曲線
39 棚板貼付片折曲線
40 商品(パウチ製品)
41 商品(缶製品)
Claims (9)
- 基板と該基板に連結された背板とから構成されるディスプレイ用具であって、前記基板は、底板と該底板に対して折り曲げ自在に連接された傾斜板とから構成され、該傾斜板は商品収容部と掛止溝を備えており、前記背板は、前記掛止溝に挿入される上部背板と該上部背板より幅広な部分で前記傾斜板を掛止する基部背板を備えることを特徴とするディスプレイ用具。
- 前記商品収容部は、前記傾斜板を枠形状に切り抜いた長方形状の開口部から形成されており、前記開口部は、短手側の対向する二辺が略平行な直線状に形成され、長手側の対向する二辺が線対称の蛇行曲線状に形成されており、前記傾斜板に前記背板を掛止するための傾斜板掛止突部を有することを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ用具。
- 前記長手側の対向する二辺は、前記傾斜板の長手方向に延在する左右の側片から形成されており、前記左右の側片の対向する部位に、商品保持部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のディスプレイ用具。
- 前記短手側の対向する二辺は、前記傾斜板の短手方向に延在する基片と先端片から形成されており、前記掛止溝は、前記先端片と前記左右の側片との連接部に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のディスプレイ用具。
- 前記背板の上下方向の中間部に前記傾斜板を掛止するための背板掛止突部を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のディスプレイ用具。
- 前記背板掛止突部を前記掛止溝に掛止させた状態で、前記背板は垂直方向に保持され、また、前記傾斜板は所定の傾斜角度で保持されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のディスプレイ用具。
- 前記底板と前記背板との連結部に、前記底板と段差を形成するように棚板を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のディスプレイ用具。
- 前記基板と前記背板は別々のブランク材から構成されることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のディスプレイ用具。
- 前記基板と前記背板は1枚のブランク材から構成されることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のディスプレイ用具。
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0529920U (ja) * | 1991-04-17 | 1993-04-20 | 凸版印刷株式会社 | 展示具 |
JP2003205934A (ja) * | 2002-01-17 | 2003-07-22 | Toppan Printing Co Ltd | うちわ形状物を自立固定する展示箱 |
JP2010099170A (ja) * | 2008-10-22 | 2010-05-06 | Rengo Co Ltd | ディスプレイ台 |
-
2011
- 2011-01-13 JP JP2011000133U patent/JP3166853U/ja not_active Expired - Fee Related
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