JP3156390B2 - 乗員拘束装置の制御装置 - Google Patents
乗員拘束装置の制御装置Info
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Description
保護する乗員拘束装置の制御装置に関し、特に作動の要
否を判断するものである。
などの乗員拘束装置の作動を制御する制御装置が知られ
ている(例えば、特開昭63−503531号公報参
照)。この制御装置は、減速度センサーにより車両の減
速度を検出し、減速度が積分しきい値を超えたらその超
過分を積分し、積分値が所定値に達したら乗員拘束装置
を作動させるものである。なお、種々の衝突形態に対し
て乗員拘束装置を確実に作動させるために、積分しきい
値を積分値に応じて変化させている。
御装置では、積分しきい値を種々の衝突形態に応じてき
め細かく調整しなければならず、調整が煩雑で時間がか
かるという問題がある。
の衝突に対しても乗員拘束装置の作動の要否を正確に決
定できる乗員拘束装置の制御装置を提供することにあ
る。
1に対応づけて本発明を説明すると、請求項1の発明
は、車両の減速度を検出する減速度検出手段100と、
この減速度検出手段100で繰り返し検出された減速度
とそれらの平均値との偏差の二乗の平均値を減速度の分
散として演算する演算手段101と、この演算手段10
1で演算された分散がしきい値を超えたら乗員拘束装置
102の作動を決定し、分散がしきい値以下であれば不
作動を決定する作動の要否決定手段103と、この作動
の要否決定手段103によって作動が決定されると乗員
拘束装置102を作動させる駆動制御手段104とを備
える。これにより、上記目的を達成する。請求項2の発
明は、車両の減速度を検出する減速度検出手段200
と、この減速度検出手段200の検出により得られた時
間的に変化する減速度と、この減速度の所定時間内の平
均値との偏差の二乗の積分値を演算する演算手段201
と、この演算手段201で演算された積分値がしきい値
を超えたら乗員拘束装置202の作動を決定し、積分値
がしきい値以下であれば不作動を決定する作動の要否決
定手段203と、この作動の要否決定手段203によっ
て作動が決定されると乗員拘束装置202を作動させる
駆動制御手段204とを備える。これにより、上記目的
を達成する。請求項3の発明は、車両の減速度を検出す
る減速度検出手段200と、この減速度検出手段200
の検出により得られた時間的に変化する減速度と、この
減速度の所定時間内の平均値との偏差の二乗の積分値を
演算する演算手段201と、この演算手段201で演算
された積分値を積分する積分手段205と、この積分手
段205で積分された積分値がしきい値を超えたら乗員
拘束装置202の作動を決定し、積分値がしきい値以下
であれば不作動を決定する作動の要否決定手段203A
と、この作動の要否決定手段203Aによって作動が決
定されると乗員拘束装置202を作動させる駆動制御手
段204とを備える。
度の分散に基づいて乗員拘束装置102の作動の要否を
決定する。また、請求項2の乗員拘束装置の制御装置で
は、減速度検出手段200の検出により得られた時間的
に変化する減速度と、この減速度の所定時間内の平均値
との偏差の二乗の積分値に基づいて、乗員拘束装置20
2の作動の要否を決定する。さらに、請求項3の乗員拘
束装置の制御装置では、演算手段201の積分値を積分
し、この積分値に基づいて乗員拘束装置202の作動の
要否を決定する。さらにまた、請求項4の乗員拘束装置
の制御装置では、乗員拘束装置102,202の作動が
決定されると、車両の減速度に基づいて決定された作動
時点で乗員拘束装置102,202を作動させる。
の実施例の構成を示す。図において、減速度センサー1
は車室内のフロアトンネル部に設けられ、車両の減速度
gを検出して制御回路2へ出力する。制御回路2はマイ
クロコンピュータおよびその周辺部品から構成され、後
述する制御プログラムを実行して乗員拘束装置の作動を
制御する。この制御回路2は、乗員拘束装置の作動の要
否を決定する要否決定部2aと、作動タイミングを決定
する作動タイミング決定部2bと、作動の要否決定部2
aから作動指令信号が供給され、且つ作動タイミング決
定部2bから作動タイミング信号が供給されると、駆動
回路3へ作動信号を出力するAND回路2cとを備え
る。駆動回路3は、制御回路2の作動信号に従って電源
4からエアーバックモジュール5の電気着火装置5a
(以下、スクイブと呼ぶ)に通電し、エアーバックモジ
ュール5の膨張展開装置(以下、インフレータと呼ぶ)
を作動させる。このエアーバックモジュール5は不図示
のステアリングホイールのセンターパッド内に納めら
れ、衝突時に膨張展開して運転席乗員を保護する。
運転席乗員を保護するエアーバックを例に上げて説明す
るが、助手席または後部座席の乗員を保護するエアーバ
ックまたはシートベルトなどの乗員拘束装置に対しても
本発明を応用することができる。
て説明する。一般に、エアーバックなどの乗員拘束装置
には、作動させてから実際にその動作が完了するまでの
装置固有の作動遅延時間がある。衝突時にエアーバック
を膨張展開させて乗員を最も効果的に保護するために
は、エアーバックが完全に膨張展開した直後に、衝突に
よって前のめりになり車両の前方に移動してきた乗員が
エアーバックと接するように、スクイブ5aの着火タイ
ミング、すなわちエアーバックモジュール5の作動タイ
ミングを決定すればよい。
エアーバックとの距離および上述したエアーバックの作
動遅延時間を考慮して決定される。例えば、エアーバッ
クの作動遅延時間を30msとし、着座している運転席
乗員と完全に膨張展開したエアーバックとの距離を4イ
ンチとすると、衝突によって乗員が4インチ移動する3
0ms前のタイミングでエアーバックモジュール5を作
動させればよい。
乗員は車両と同じ速度で移動しており、両者の間の相対
速度は0である。車両が障害物に衝突すると、車両の速
度は急激に低下するが、乗員の速度はほぼ衝突前の速度
のままであり、この結果、車両と乗員との間に相対速度
が発生する。上述した衝突後の乗員の移動距離は、この
衝突後の車両と乗員との間の相対速度を積分したもので
ある。車両が高速で衝突した場合には相対速度が大きく
なり、乗員は短時間で4インチ移動する。反対に、低速
で衝突した場合には相対速度が小さくなり、乗員は比較
的ゆっくりと移動する。
両と乗員との相対速度に基づいて決定することができ
る。具体的には、相対速度vが予め設定された値v1を
超えるタイミングでエアーバックモジュール5を作動さ
せる。車両が高速で衝突した場合には、車両の減速度g
が大きいので相対速度vが早く増加し、相対速度vがす
ぐに設定値v1を超える。低速で衝突した場合には、減
速度gが小さいので相対速度vが比較的ゆっくりと増加
し、設定値v1を超えるのに時間がかかる。
法について説明する。図3は3つの代表的な衝突形態に
おける車両の減速度gの変化を示す。1つは軽微な衝突
であり、衝突後の減速度gは曲線に示すようなピーク
値が低いサイン波形に近い特性を示す。このような衝突
に対しては乗員拘束装置を作動させる必要がなく、以下
ではこのような形態の衝突を非作動衝突と呼ぶ。他の1
つは大きな衝突である。この大きな衝突時の減速度g
は、曲線に示すようにピーク値が高いサイン波形に近
い特性を示し、乗員拘束装置を確実に作動させて乗員を
保護しなければならない。以下では、このような衝突を
高速衝突と呼ぶ。
に衝突直後は比較的小さく、振動的であるが、その後、
減速度gが急激に増加するような衝突である。このよう
な衝突の場合にも乗員拘束装置を作動させて乗員を保護
しなければならない。以下では、このような形態の衝突
を低速衝突と呼ぶ。
は、衝突後のしばらくの間、減速度gが共に低い値を示
すので、減速度gに基づいて両者を正確に区別すること
は困難である。そこで、次式によって各衝突形態におけ
る車両の減速状況を示す減速度gの分散Buを算出す
る。 Bu=Σ(gI−L) 2 /T ・・・(1) ここで、gI(I=1〜T)は繰り返し検出される減速
度であり、Tは検出された減速度gのサンプル数、Σは
I=1〜Tにおける総和、LはgIの平均値を示す。
散Buを示す。低速衝突では、図3に示すように衝突
の初期の減速度gの変動が大きいので分散が大きくな
る。また非作動衝突では、減速度gの変動が小さいの
で分散は小さくなる。さらに高速衝突では、減速度g
が他の2つの衝突形態に比べて大きいので分散が大きく
なる。図4から明らかなように、減速度gの分散Buに
基づいて乗員拘束装置の作動の要否を決定すれば、乗員
拘束装置を作動させる必要がない非作動衝突と、乗員
拘束装置を作動させなければならない低速衝突および
高速衝突とを明確に区別できる。すなわち、両者を正
確に判別する分散Buのしきい値THLを設け、分散B
uがしきい値THLを超えたら乗員拘束装置の作動を決
定する。
プログラムを示すフローチャートである。このフローチ
ャートにより、第1の実施例の動作を説明する。制御回
路2は所定の時間間隔でこの制御プログラムを実行す
る。まずステップS1において、減速度センサー1によ
り検出された車両の減速度gを読み込み、続くステップ
S2で、図6に示す衝突検知サブルーチンを実行し、検
出された減速度gに基づいて車両の衝突を検知する。
度gが予め設定された値G1よりも大きいか否かを判別
し、減速度gが設定値G1よりも大きければ衝突と判断
してステップS12へ進み、衝突検知フラグFcをセッ
トする。減速度gが設定値G1以下であればステップS
13へ進み、フラグFcをクリヤする。その後、図5に
示すプログラムへリターンする。なお、衝突の検知方法
はこの実施例に限定されず、所定の減速度を超えると信
号を出力するGスイッチを用いて検知したり、車両の各
部に圧電センサーを設置して衝突による部材の歪みを測
定して検知するなど、他のいろいろな衝突検知方法を利
用することができる。
ラグFcがセットされているか否かを判別し、セットさ
れていればステップS4以降へ進んで衝突時の種々の処
理を行い、セットされていなければステップS8へ進ん
でカウンタTをクリヤしてプログラムの実行を終了す
る。ここで、カウンタTは後述する車両の減速状況Bu
の演算に用いた減速度gのサンプル数をカウントする。
ステップS4で、カウンタTをインクリメントしてステ
ップS5へ進み、図7に示すサブルーチンを実行して車
両の減速状況Buを演算する。なお、この第1の実施例
では車両の減速状況Buとして(1)式により算出され
る減速度gの分散を用いる。
されたすべての減速度gの合計値L1を次式により算出
する。 L1=L×(N−1)+g ・・・(2) ここで、Nは今回までの減速度gのサンプル数、Lは前
回までの減速度gの平均値である。次にステップS22
で、今回までに検出された減速度gの平均値Lを次式に
より算出する。 L=L1/N ・・・(3) なお、上記(2),(3)式では平均値Lを求める所定
時間のとり方として、衝突検知から最新までの減速度g
を使い加重平均を用いたが、最新の一定期間内の減速度
gを使って移動平均を用いてもよい。ステップS23に
おいて、今回までに検出された各減速度gと平均値Lと
の偏差(L−g)の二乗の積分値に相当する合計値Sを
次式により算出する。 S=S+(L−g)2 ・・・(4) 続くステップS24で減速度gの分散Buを次式により
算出する。 Bu=S/T ・・・(5) 分散Buを算出したら図5に示すプログラムへリターン
する。なお、ステップS23,S24は演算手段に相当
する。
の減速状況、すなわち減速度gの分散Buがしきい値T
HLよりも大きいか否かを判別し、大きければステップ
S7へ進んでAND回路2cへ作動指令信号を出力し、
しきい値THL以下であればプログラムの実行を終了す
る。
た結果、エアーバックモジュール5を作動させる必要が
あると判断すると、作動の要否決定部2aからAND回
路2cへ作動指令信号を出力する。このとき、作動タイ
ミング決定部2bからAND回路2cへ作動タイミング
信号が出力されると、AND回路2cは駆動回路3へエ
アーバックモジュール5の作動信号を出力する。作動信
号を受信した駆動回路3はエアーバックモジュール5の
スクイブ5aに通電し、インフレータに着火してエアー
バックを膨張展開させる。これによって、エアーバック
が膨張展開を完了した直後に、衝突にともなって車両の
前方へ移動してきた乗員がエアーバックに接触し、乗員
が衝突の衝撃から確実に保護される。
し、この分散Buが、乗員拘束装置を作動させる必要が
ない衝突と、作動させなければならない衝突とを正確に
判別するためのしきい値THLを超えたら乗員拘束装置
の作動を決定するようにしたので、簡単な調整でどのよ
うな形態の衝突に対しても作動の要否を正確に決定で
き、さらに、最適なタイミングで乗員拘束装置を作動さ
せることができる。
減速度gの分散を算出し、この分散に基づいて乗員拘束
装置の作動の要否を決定したが、車両の減速状況Buに
(4)式に示す減速度gと平均値Lとの偏差(L−g)
の二乗の合計値S(積分値に相当する)を用い、この合
計値Sに基づいて作動の要否を決定する第2の実施例を
説明する。なお、この第2の実施例の構成は図2に示す
第1の実施例の構成と同様であり、説明を省略する。こ
の第2の実施例の車両の減速状況をBu1とすると、上
記(4)式は次のように表せる。 Bu1=Bu1+(L−g) 2 ・・・(4)’
衝突形態の減速状況Bu1を算出した結果を示す。この
図から明らかなように、乗員拘束装置を作動させる必要
がない非作動衝突と、乗員拘束装置を作動させなけれ
ばならない低速衝突および高速衝突とを明確に区別
することができる。すなわち、両者を明確に判別する減
速状況Bu1のしきい値THL1を設け、減速状況Bu
1がしきい値THL1を超えたら乗員拘束装置の作動を
決定する。
示すフローチャートである。このフローチャートによ
り、第2の実施例の動作を説明する。制御回路2は、所
定の時間間隔でこの制御プログラムを実行する。ステッ
プS31において、減速度センサー1で検出された車両
の減速度gを読み込み、続くステップS32で図10に
示すサブルーチンを実行し、車両の減速状況Bu1を演
算する。
り今回までに検出されたすべての減速度gの合計値L1
を算出し、さらにステップS42で、(3)式により今
回までに検出された減速度gの平均値Lを算出する。次
にステップS43(演算手段に相当)で、上記(4)’
式により車両の減速状況Bu1を算出し、図9に示すプ
ログラムへリターンする。
の減速状況Bu1がしきい値THL1よりも大きいか否
かを判別し、減速状況Bu1がしきい値THL1よりも
大きければステップS34へ進んで作動指令信号を出力
し、しきい値THL1以下であればプログラムの実行を
終了する。
ックモジュール5の作動が決定されると、作動の要否決
定部2aからAND回路2cへ作動指令信号が出力され
る。この状態で、作動タイミング決定部2bからAND
回路2cへ作動タイミング信号が出力されると、AND
回路2cから駆動回路3へ作動信号が出力され、駆動回
路3はエアーバックモジュール5を作動させる。
の平均値Lと各減速度gとの偏差の二乗の積分値に相当
する減速状況Bu1を演算し、この減速状況Bu1が、
乗員拘束装置を作動させる必要がない衝突と、作動させ
なければならない衝突とを正確に判別するためのしきい
値THL1を超えたら乗員拘束装置の作動を決定するよ
うにしたので、簡単な調整で様々な形態の衝突に対して
作動の要否を正確に決定でき、さらに、最適なタイミン
グで乗員拘束装置を作動させることができる。
いて、乗員拘束装置の作動の要否を決定する第3の実施
例を説明する。なお、この第3の実施例の構成は図2に
示す第1の実施例の構成と同様であり、説明を省略す
る。この第3の実施例では、上述した(4)式に示す減
速度gと平均値Lとの偏差の二乗の積分値に相当する合
計値Sを積分し、車両の減速状況Bu2を算出する(積
分手段に相当)。 Bu2=Bu2+S ・・・(6) 図11は、(6)式によって図3に示す各衝突形態の減
速状況Bu2を算出した結果を示す。この図から明らか
なように、乗員拘束装置を作動させる必要がない非作動
衝突と、乗員拘束装置を作動させなければならない低
速衝突および高速衝突とを明確に区別することがで
きる。すなわち、両者を明確に判別する減速状況Bu2
のしきい値THL2を設け、車両の減速状況Bu2がし
きい値THL2を超えたら乗員拘束装置の作動を決定す
る。なお、しきい値THL2は時間tの一次関数として
設定する。
を示すフローチャートである。このフローチャートによ
り、第3の実施例の動作を説明する。制御回路2は、第
1および第2の実施例と同様に所定の時間間隔でこの制
御プログラムを実行する。ステップS51で、減速度セ
ンサー1により検出された車両の減速度gを読み込み、
続くステップS52で、上述した図6に示す衝突検知サ
ブルーチンを実行して衝突か否かを検知する。ステップ
S53で車両の衝突を示す衝突検知フラグFcがセット
されていればステップS54へ進み、そうでなければス
テップS59へ進む。ステップS59では上述したカウ
ンタTをクリヤしてプログラムの実行を終了する。一
方、衝突検知フラグFcがセットされているときは、ス
テップS54で図13に示すサブルーチンを実行して車
両の減速状況Bu2を演算する。
り今回までに検出されたすべての減速度gの合計値L1
を算出し、続くステップS62で、(3)式により今回
までに検出された減速度gの平均値Lを算出する。さら
にステップS63(演算手段に相当)で、(4)式によ
り減速度gと平均値Lとの偏差の二乗の合計値Sを演算
し、ステップS64(積分手段に相当)で、合計値Sを
上記(6)式により積分して車両の減速状況Bu2を求
め、図12に示すプログラムへリターンする。リターン
後の図12のステップS55で、カウンタTをインクリ
メントしてステップS56へ進み、しきい値THL2を
次式により求める。 THL2=a×T+b ・・・(7) ここで、a,bはしきい値THL2をカウンタTのカウ
ント値の一次関数として設定する場合の定数である。ス
テップS57では、先に算出された車両の減速状況Bu
2がしきい値THL2よりも大きいか否かを判別し、減
速状況Bu2がしきい値THL2より大きければステッ
プS58へ進んで作動指令信号を出力し、しきい値TH
L2以下であればプログラムの実行を終了する。
ックモジュール5の作動が決定されると、作動の要否決
定部2aからAND回路2cへ作動指令信号が出力され
る。この状態で、作動タイミング決定部2bからAND
回路2cへ作動タイミング信号が出力されると、AND
回路2cから駆動回路3へ作動信号が出力され、駆動回
路3はエアーバックモジュール5を作動させる。
の平均値Lと各減速度gとの偏差の二乗の合計値(積分
値)を積分し、この積分値が、乗員拘束装置を作動させ
る必要がない衝突と、作動させなければならない衝突と
を正確に判別するためのしきい値THL2を超えたら乗
員拘束装置の作動を決定するようにしたので、簡単な調
整で様々な形態の衝突に対して作動の要否を正確に決定
でき、さらに、最適なタイミングで乗員拘束装置を作動
させることができる。
サー1が減速度検出手段を、制御回路2の作動の要否決
定部2aが演算手段、作動の要否決定手段および積分手
段を、制御回路2のAND回路2cおよび駆動回路3が
駆動制御手段を、エアーバックモジュール5が乗員拘束
装置をそれぞれ構成する。
れば、繰り返し検出された減速度とそれらの平均値との
偏差の二乗の平均値を減速度の分散として演算し、減速
度の分散がしきい値を超えたら乗員拘束装置の作動を決
定し、減速度の分散がしきい値以下であれば乗員拘束装
置の不作動を決定するようにしたので、簡単な調整でど
のような形態の衝突に対しても乗員拘束装置の作動の要
否を正確に決定できる。また、請求項2の発明によれ
ば、減速度検出手段により得られた時間的に変化する減
速度と、この減速度の所定時間内の平均値との偏差の二
乗の積分値がしきい値を超えたら乗員拘束装置の作動を
決定し、前記積分値がしきい値以下であれば乗員拘束装
置の不作動を決定するようにしたので、請求項1の発明
と同様な効果が得られる。さらに、請求項3の発明によ
れば、減速度検出手段により得られた時間的に変化する
減速度と、この減速度の所定時間内の平均値との偏差の
二乗の積分値をさらに積分し、その積分値がしきい値を
超えたら乗員拘束装置の作動を決定し、前記積分値がし
きい値以下であれば乗員拘束装置の不作動を決定するよ
うにしたので、請求項1の発明と同様な効果が得られ
る。
示す図。
示す図。
チャート。
すフローチャート。
車両の減速状況を示す図。
チャート。
チンを示すフローチャート。
の車両の減速状況を示す図。
ーチャート。
チンを示すフローチャート。
Claims (3)
- 【請求項1】車両の減速度を検出する減速度検出手段
と、 この減速度検出手段で繰り返し検出された減速度とそれ
らの平均値との偏差の二乗の平均値を減速度の分散とし
て演算する演算手段と、 この演算手段で演算された前記分散がしきい値を超えた
ら乗員拘束装置の作動を決定し、前記分散が前記しきい
値以下であれば不作動を決定する作動の要否決定手段
と、 この作動の要否決定手段によって作動が決定されると前
記乗員拘束装置を作動させる駆動制御手段とを備えるこ
とを特徴とする乗員拘束装置の制御装置。 - 【請求項2】車両の減速度を検出する減速度検出手段
と、 この減速度検出手段の検出により得られた時間的に変化
する減速度と、この減速度の所定時間内の平均値との偏
差の二乗の積分値を演算する演算手段と、 この演算手段で演算された前記積分値がしきい値を超え
たら乗員拘束装置の作動を決定し、前記積分値が前記し
きい値以下であれば不作動を決定する作動の要否決定手
段と、 この作動の要否決定手段によって作動が決定されると前
記乗員拘束装置を作動させる駆動制御手段とを備えるこ
とを特徴とする乗員拘束装置の制御装置。 - 【請求項3】車両の減速度を検出する減速度検出手段
と、 この減速度検出手段の検出により得られた時間的に変化
する減速度と、この減速度の所定時間内の平均値との偏
差の二乗の積分値を演算する演算手段と、 この演算手段で演算された前記積分値を積分する積分手
段と、 この積分手段で積分された前記積分値がしきい値を超え
たら乗員拘束装置の作動を決定し、前記積分値が前記し
きい値以下であれば不作動を決定する作動の要否決定手
段と、 この作動の要否決定手段によって作動が決定されると前
記乗員拘束装置を作動させる駆動制御手段とを備えるこ
とを特徴とする乗員拘束装置の制御装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP25845692A JP3156390B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | 乗員拘束装置の制御装置 |
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