JP3119955U - ドリルヘッドの切削構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のドリルヘッドが加工物件を切削する際の作業がスムーズに行なえない、切りくずが排出されにくいといった欠点を改善しているドリルヘッドの切削構造を提供する。
【解決手段】本考案のドリルヘッドの切削構造は、ドリルヘッドがドリル刃先とドリルシャッフルからなり、そのドリルシャッフルはそれから伸びた固定部分と少なくとも二つの反対方向にある螺旋くぼみ槽からなる。本考案のドリルヘッドの領域においてこれまでにない、ドリル刃先の切削部分がより尖ったドリル刃先で、正面が尖った錐状、側面が楔型の錐状で対面していて、対称面の先端外側がやや大きく、ドリル面の後部が縮小していて、ドリル刃先がドリルポイントを形成している等の構造により、さらに、ドリル穴の位置が安定して、加工物件を穿つ力や切りくずを排出する能力も優れている。
【選択図】 図3
【解決手段】本考案のドリルヘッドの切削構造は、ドリルヘッドがドリル刃先とドリルシャッフルからなり、そのドリルシャッフルはそれから伸びた固定部分と少なくとも二つの反対方向にある螺旋くぼみ槽からなる。本考案のドリルヘッドの領域においてこれまでにない、ドリル刃先の切削部分がより尖ったドリル刃先で、正面が尖った錐状、側面が楔型の錐状で対面していて、対称面の先端外側がやや大きく、ドリル面の後部が縮小していて、ドリル刃先がドリルポイントを形成している等の構造により、さらに、ドリル穴の位置が安定して、加工物件を穿つ力や切りくずを排出する能力も優れている。
【選択図】 図3
Description
本考案はドリルヘッドの切削構造の改良に関する。本考案のドリルヘッドの切削構造は、先をより鋭くし、ドリルポイントが一点(一線ではない)になった刃先を持つことにより、ドリルヘッドの穴に対する安定性、切削力、切りくずの排出力等の性能が向上させるという特長を持つ。
従来のドリル作業に用いるドリルは、図1、図2に示すように、そのドリルヘッド10aは円柱形の切削部分20aとドリルシャッフル30aからなり、ドリルシャッフル30aは一対の螺旋くぼみ槽40a及び固定部分50aからなる。この固定部分50aはドリル工具の固定金具に固定するのに用いる。ドリルヘッド10aの切削部分20aは、一般に円錐形をしていて、先端が稜線21aを形成している。そして、ここから一対の刃先22aが逆の方向に伸びている。この刃先22aの伸びた部分は螺旋くぼみ槽40aに連なっている。
上述の一般的なドリルヘッド10aはその切削部分20aが円錐形をしていて、さらに、ドリル先端の角度が90度より大きいため、加工物件を穿つ際に大きな抵抗を受けることになり、ドリル効果がよくない。さらに、切りくずを排出するための設計も理想的ではないため、ドリルの切削部分20aが切り出した切りくずが効果的に排出されず、ドリル穴の中に残って邪魔になり、ドリル作業の妨げとなる。また、従来のドリルヘッドの刃先は稜線21aを形成するため、稜線21aが加工物件に接触する時、そのドリル穴の位置の安定性が悪く、精度に影響して、ドリル穴の位置に誤差が生じることも考えられる。
本考案のドリルヘッドの切削構造は、ドリルヘッドがドリル刃先とドリルシャッフルからなり、そのドリルシャッフルはそれから伸びた固定部分と少なくとも二つの反対方向にある螺旋くぼみ槽からなる。本考案のドリルヘッドの領域においてこれまでにない、ドリル刃先の切削部分がより尖ったドリル刃先で、正面が尖った錐状、側面が楔型の錐状で対面していて、対称面の先端外側がやや大きく、ドリル面の後部が縮小していて、ドリル刃先がドリルポイントを形成している等の構造により、さらに、ドリル穴の位置が安定して、加工物件を穿つ力や切りくずを排出する能力も優れているので、従来のドリルヘッドが加工物件を切削する際の作業がスムーズに行なえない、切りくずが排出されにくいといった欠点を改善している。
本考案のドリルヘッドの切削構造は、その切削部分の側面が楔形の錐型のドリルポイントになっていて、切削部分と加工物件の摩擦力を小さくし、ドリル面の穿つ力を増すことにより、ドリル面のブレード面が加工物件の切りくずを効果的取り除き、ドリル面横の切りくず排出斜面によって切りくずを穴の外に出して、ポイント状のドリル先端が加工物件に対して正確に位置を安定させるという効果がある。
図3、図4、図5及び図6を参照いただきたい。ドリルヘッド10はドリル刃先21とドリルシャッフル22からなり、そのドリルシャッフル22はそれから伸びた固定部分50と少なくとも二つの反対方向にある螺旋くぼみ槽40からなる。固定部分50は適度な長さがあり、ドリル刃先21の切削部分20は、少なくとも二個の90度の正面が尖った円錐形があって、側面は楔形の錐状の対称面になっている。二つの対称面をなすドリル刃先21の中心はドリルポイント22で、この対称面の一つは切削面ではない錐状の面を持ち、もう一つはらせん状の面で一辺が先端外側231がドリルシャッフル30のドリル面23より大きい。さらに、そのドリル面外側にはブレード面24があって、そのドリル面23底部とドリルシャッフル30の末端が鉤状になっていて、ドリル面23とドリル刃先21の間には一本の切りくず排出斜面25がドリル刃先21から切削部分20底部に伸びている。
図7を参照いただきたい。上述の構造により、本考案のドリルヘッド10で加工物件60を切削する時、ドリルヘッド10の切削部分20のドリル刃先21がドリルポイント22を形成していることにより、加工物件60のドリル穴61の位置が正確に把握できる。さらに、このドリル刃先21の切削部分20の楔形の錐状の側面及びドリル面23の先端外側231は、ドリルシャッフル30より大きい構造になっている。したがって、正面のドリル面23の穿つ力がより大きくなり、さらに、ドリル面23の外縁にあるブレード面24が効果的に切削できる。また、ドリル面23が加工物件60を切削した時に発生した切りくず62はドリル面23横の切りくず排出斜面25によって切削部分20後部に送られて切削部分20から離脱し、さらに、ドリルシャッフル30の螺旋くぼみ槽40によって加工物件60表面に排出する。
上述のように、本考案のドリルヘッドの切削構造は、ドリルヘッド10の領域においてこれまでにないドリル刃先21の切削部分20がより尖ったドリル刃先21で、正面が尖った錐状、側面が楔型の錐状で対面していて、対称面の先端外側231がやや大きく、ドリル面23の後部が縮小していて、ドリル刃先21がドリルポイント22を形成している等の構造により、さらに、ドリル穴61の位置が安定して、加工物件を穿つ力や切りくずを排出する能力も優れているので、従来のドリルヘッドが加工物件を切削する際の作業がスムーズに行なえない、切りくずが排出されにくいといった欠点を改善している。上述の内容は本考案の一実施例に過ぎず、本考案の実施範囲を限定するものではない。
(従来)
10a ドリルヘッド
20a 切削部分
21a 稜線
22a 刃先
30a ドリルシャンク
40a 螺旋くぼみ槽
50a 固定部分
(本考案)
10 ドリルヘッド
20 切削部分
21 ドリル刃先
22 ドリルポイント
23 ドリル面
231 先端外側
24 ブレード面
25 切りくず排出斜面
30 ドリルシャッフル
40 螺旋くぼみ槽
50 固定部分
51 滑り止め部分
60 加工物件
61 ドリル穴
62 切りくず
10a ドリルヘッド
20a 切削部分
21a 稜線
22a 刃先
30a ドリルシャンク
40a 螺旋くぼみ槽
50a 固定部分
(本考案)
10 ドリルヘッド
20 切削部分
21 ドリル刃先
22 ドリルポイント
23 ドリル面
231 先端外側
24 ブレード面
25 切りくず排出斜面
30 ドリルシャッフル
40 螺旋くぼみ槽
50 固定部分
51 滑り止め部分
60 加工物件
61 ドリル穴
62 切りくず
Claims (3)
- 切削部分がドリル刃先と少なくとも二つの反対方向にある螺旋くぼみ槽を持つドリルシャッフルからなり、そのドリルシャッフルはそれから伸びた固定部分があって、そのドリル刃先の切削部分には、少なくとも二個の90度の正面が尖った円錐形があって、側面は楔形の錐状の対称面になっていて、二つの対称面をなすドリル刃先の中心はドリルポイントで、この対称面の一つは切削面ではない錐状の面を持ち、もう一つは螺旋状の面で一辺が先端外側がドリルシャッフルのドリル面より大きく、さらに、そのドリル面外側にはブレード面があって、そのドリル面底部とドリルシャッフルの末端が鉤状になっていて、ドリル面とドリル刃先の間には一本の切りくず排出斜面がドリル刃先から切削部分底部に伸びているという特長を持つ、ドリルヘッドの切削構造の改良。
- ドリルシャッフルの固定部分が非円形の断面を持つ、請求項1に記載のドリルヘッドの切削構造の改良。
- ドリルシャッフルの固定部分に滑り止め部分がある、請求項1に記載のドリルヘッドの切削構造の改良。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005003062U JP3119955U (ja) | 2005-05-10 | 2005-05-10 | ドリルヘッドの切削構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005003062U JP3119955U (ja) | 2005-05-10 | 2005-05-10 | ドリルヘッドの切削構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3119955U true JP3119955U (ja) | 2006-03-23 |
Family
ID=43470149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005003062U Expired - Fee Related JP3119955U (ja) | 2005-05-10 | 2005-05-10 | ドリルヘッドの切削構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3119955U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220170438A (ko) * | 2021-06-23 | 2022-12-30 | 이재화 | 대칭형 건드릴 |
-
2005
- 2005-05-10 JP JP2005003062U patent/JP3119955U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20220170438A (ko) * | 2021-06-23 | 2022-12-30 | 이재화 | 대칭형 건드릴 |
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Legal Events
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