JP3114318B2 - 配管接続構造 - Google Patents
配管接続構造Info
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- JP3114318B2 JP3114318B2 JP04006682A JP668292A JP3114318B2 JP 3114318 B2 JP3114318 B2 JP 3114318B2 JP 04006682 A JP04006682 A JP 04006682A JP 668292 A JP668292 A JP 668292A JP 3114318 B2 JP3114318 B2 JP 3114318B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載した空調装
置の冷凍サイクルその他各種装置に採用される各一対の
配管を相互に接続するに適した配管接続構造に関する。
置の冷凍サイクルその他各種装置に採用される各一対の
配管を相互に接続するに適した配管接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、車両用空調装置の冷凍サ
イクルの配管接続構造においては、ユニオンを、その環
状基部にて、一方の配管の先端部に外方からロー付け
し、かつ同環状基部から延出する円筒部にて、他方の配
管の先端部に外方からOリングを介して嵌装し、また、
ナットを、その環状当接部にて、他方の配管の先端部に
外方へ環状に突出形成したビード部に、一方の配管とは
反対側から当接させ、同環状当接部から延出するナット
部にて、ユニオンの円筒部に外方から着脱可能に螺着し
て両配管を同軸的に接続するようにしたものがある。
イクルの配管接続構造においては、ユニオンを、その環
状基部にて、一方の配管の先端部に外方からロー付け
し、かつ同環状基部から延出する円筒部にて、他方の配
管の先端部に外方からOリングを介して嵌装し、また、
ナットを、その環状当接部にて、他方の配管の先端部に
外方へ環状に突出形成したビード部に、一方の配管とは
反対側から当接させ、同環状当接部から延出するナット
部にて、ユニオンの円筒部に外方から着脱可能に螺着し
て両配管を同軸的に接続するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成においては、ユニオンとナットとの螺着の度合いによ
っては、ユニオンの先端と他方の配管のビード部とが互
いに強く当たり過ぎてしまい、その結果、他方の配管の
先端やビード部が変形してしまい両配管の同軸的な接続
を適正に実現できないばかりか、両配管の相互の分離が
困難となるという不具合がある。これに対しては、他方
の配管を、一方の配管やユニオンの形成材料よりも機械
的強度の高い材料でもって形成することも考えられる
が、両配管に加工の容易性が必要であることから、配管
材料の選択に制限がある。
成においては、ユニオンとナットとの螺着の度合いによ
っては、ユニオンの先端と他方の配管のビード部とが互
いに強く当たり過ぎてしまい、その結果、他方の配管の
先端やビード部が変形してしまい両配管の同軸的な接続
を適正に実現できないばかりか、両配管の相互の分離が
困難となるという不具合がある。これに対しては、他方
の配管を、一方の配管やユニオンの形成材料よりも機械
的強度の高い材料でもって形成することも考えられる
が、両配管に加工の容易性が必要であることから、配管
材料の選択に制限がある。
【0004】そこで、本発明は、このようなことに対処
すべく、配管接続構造において、配管材料の如何にかか
わらず、両配管をユニオンとナットにより適正にかつ着
脱可能に接続するようにしようとするものである。
すべく、配管接続構造において、配管材料の如何にかか
わらず、両配管をユニオンとナットにより適正にかつ着
脱可能に接続するようにしようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決に当た
り、本発明の構成上の特徴は、互いに対向して同軸的に
配設される第1配管(10)および第2配管(20)
と、前記第1配管(10)の先端部(11)に嵌装さ
れ、前記第1配管(10)から同軸的に延出する円筒部
(33,34)を有するユニオン(30,30A)とを
備え、前記第2配管(20)の先端部(21)を前記円
筒部(33,34)の内側に同軸的に配置するととも
に、前記第2配管(20)の先端部(21)に外方へ環
状に突出するビード部(22)を形成し、前記ビード部
(22)を前記円筒部(33,34)の先端に対向さ
せ、 前記ビード部(22)のうち、前記第1配管(1
0)とは反対側から前記第2配管(20)上にナット
(50)を同軸的に嵌装し、前記円筒部(33,34)
と前記第2配管(20)の先端部(21)との間に環状
シール材(40)を嵌装し、前記ナット(50)に前記
ビード部(22)に当接する環状当接部(51)と前記
環状当接部(51)から同軸的に延出して前記円筒部
(33,34)に着脱可能に螺着されるナット部(5
2)とを設ける配管接続構造において、前記ナット(5
0)の環状当接部(51)と前記円筒部(33,34)
の先端との間に補強部材(70、70A)を配置し、前
記補強部材(70、70A)に、前記ビード部(22)
の外周縁を覆蓋する環状覆蓋部(73)および前記ビー
ド部(22)と前記円筒部(33,34)の先端との間
に挟持される環状壁部(72)を一体的に形成し、前記
補強部材(70、70A)を前記第1配管(10)や前
記ユニオン(30,30A)より機械的強度の高い材料
により形成するとともに、前記環状覆蓋部(73)の軸
方向寸法を前記ビード部(22)の軸方向寸法より大と
し、前記ナット(50)のナット部(52)を前記円筒
部(33,34)に螺着するときに、前記補強部材(7
0、70A)の軸方向の一端側が前記環状当接部(5
1)に当接し、前記補強部材(70、70A)の軸方向
の他端側が前記円筒部 (33,34)の先端に当接する
ようにしたことにある。なお、上記各手段の括弧内の符
号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関
係を示すものである。
り、本発明の構成上の特徴は、互いに対向して同軸的に
配設される第1配管(10)および第2配管(20)
と、前記第1配管(10)の先端部(11)に嵌装さ
れ、前記第1配管(10)から同軸的に延出する円筒部
(33,34)を有するユニオン(30,30A)とを
備え、前記第2配管(20)の先端部(21)を前記円
筒部(33,34)の内側に同軸的に配置するととも
に、前記第2配管(20)の先端部(21)に外方へ環
状に突出するビード部(22)を形成し、前記ビード部
(22)を前記円筒部(33,34)の先端に対向さ
せ、 前記ビード部(22)のうち、前記第1配管(1
0)とは反対側から前記第2配管(20)上にナット
(50)を同軸的に嵌装し、前記円筒部(33,34)
と前記第2配管(20)の先端部(21)との間に環状
シール材(40)を嵌装し、前記ナット(50)に前記
ビード部(22)に当接する環状当接部(51)と前記
環状当接部(51)から同軸的に延出して前記円筒部
(33,34)に着脱可能に螺着されるナット部(5
2)とを設ける配管接続構造において、前記ナット(5
0)の環状当接部(51)と前記円筒部(33,34)
の先端との間に補強部材(70、70A)を配置し、前
記補強部材(70、70A)に、前記ビード部(22)
の外周縁を覆蓋する環状覆蓋部(73)および前記ビー
ド部(22)と前記円筒部(33,34)の先端との間
に挟持される環状壁部(72)を一体的に形成し、前記
補強部材(70、70A)を前記第1配管(10)や前
記ユニオン(30,30A)より機械的強度の高い材料
により形成するとともに、前記環状覆蓋部(73)の軸
方向寸法を前記ビード部(22)の軸方向寸法より大と
し、前記ナット(50)のナット部(52)を前記円筒
部(33,34)に螺着するときに、前記補強部材(7
0、70A)の軸方向の一端側が前記環状当接部(5
1)に当接し、前記補強部材(70、70A)の軸方向
の他端側が前記円筒部 (33,34)の先端に当接する
ようにしたことにある。なお、上記各手段の括弧内の符
号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関
係を示すものである。
【0006】このように構成した本発明においては、補
強部材(70、70A)の環状壁部(72)が第2配管
(20)の先端部(21)に嵌装されてビード部(2
2)と前記円筒部(33,34)の先端との間に挟持さ
れるとともに、補強部材(70、70A)の環状覆蓋部
(73)がビード部(22)の外周縁を覆蓋しつつナッ
ト(50)の環状当接部(51)に当接する。この場合
に、環状覆蓋部(73)の軸方向寸法をビード部(2
2)の軸方向寸法より大としているから、第1、第2配
管(10、20)の接続に際して、ナット(50)をユ
ニオン(30,30A)の円筒部(33,34)に螺着
するときに、上記軸方向寸法の設定により、ナット(5
0)の締め付け力が補強部材(70、70A)に加わる
だけで、ビード部(22)にはナット締め付け力が直接
加わることがない。しかも、補強部材(70、70A)
は予め機械的強度の高い材料により配管(10、20)
とは別体で形成してあるため、ナット(50)の締め付
け力を補強部材(70、70A)にて十分受け止めるこ
とができ、補強部材(70、70A)の変形が生じな
い。このため、ビード部(22)の正常な形状を維持し
たまま、ナット(50)とユニオン(30,30A)に
よる両配管(10、20)の同軸的な接続を適正に行う
ことができる。その結果、ナット(50)の締め付け力
によりビード部(22)が変形して、両配管(10、2
0)間の分離が困難になる等の不具合を防止できる。さ
らに、補強部材(70、70A)は両配管(10、2
0)と別体であるから、補強部材(70、70A)を機
械的強度の高い材料により形成しても、両配管(10、
20)はアルミニュウム等の加工性の良い材料を選択で
きるので、両配管の加工性悪化の問題が生じない。
強部材(70、70A)の環状壁部(72)が第2配管
(20)の先端部(21)に嵌装されてビード部(2
2)と前記円筒部(33,34)の先端との間に挟持さ
れるとともに、補強部材(70、70A)の環状覆蓋部
(73)がビード部(22)の外周縁を覆蓋しつつナッ
ト(50)の環状当接部(51)に当接する。この場合
に、環状覆蓋部(73)の軸方向寸法をビード部(2
2)の軸方向寸法より大としているから、第1、第2配
管(10、20)の接続に際して、ナット(50)をユ
ニオン(30,30A)の円筒部(33,34)に螺着
するときに、上記軸方向寸法の設定により、ナット(5
0)の締め付け力が補強部材(70、70A)に加わる
だけで、ビード部(22)にはナット締め付け力が直接
加わることがない。しかも、補強部材(70、70A)
は予め機械的強度の高い材料により配管(10、20)
とは別体で形成してあるため、ナット(50)の締め付
け力を補強部材(70、70A)にて十分受け止めるこ
とができ、補強部材(70、70A)の変形が生じな
い。このため、ビード部(22)の正常な形状を維持し
たまま、ナット(50)とユニオン(30,30A)に
よる両配管(10、20)の同軸的な接続を適正に行う
ことができる。その結果、ナット(50)の締め付け力
によりビード部(22)が変形して、両配管(10、2
0)間の分離が困難になる等の不具合を防止できる。さ
らに、補強部材(70、70A)は両配管(10、2
0)と別体であるから、補強部材(70、70A)を機
械的強度の高い材料により形成しても、両配管(10、
20)はアルミニュウム等の加工性の良い材料を選択で
きるので、両配管の加工性悪化の問題が生じない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
ると、図1(A)は、車両用空調装置の冷凍サイクルに
おける両配管10、20の同軸的な接続にあたり、本発
明が適用された例を示している。両配管10、20はプ
レス加工等の容易な配管材料により形成されており、配
管10の先端部11には、ユニオン30が、その環状基
部31にてロー付け32により同軸的に外方から嵌着さ
れている。また、ユニオン30は、環状基部31から配
管20の先端部21に向け同軸的に延出する円筒部33
を有しており、この円筒部33は、先端部21にOリン
グ40を介し同軸的に外方から嵌装されている。
ると、図1(A)は、車両用空調装置の冷凍サイクルに
おける両配管10、20の同軸的な接続にあたり、本発
明が適用された例を示している。両配管10、20はプ
レス加工等の容易な配管材料により形成されており、配
管10の先端部11には、ユニオン30が、その環状基
部31にてロー付け32により同軸的に外方から嵌着さ
れている。また、ユニオン30は、環状基部31から配
管20の先端部21に向け同軸的に延出する円筒部33
を有しており、この円筒部33は、先端部21にOリン
グ40を介し同軸的に外方から嵌装されている。
【0008】配管20の先端部21には、環状のビード
部22が、ユニオン30の円筒部33の先端近傍にてこ
の先端に対向するようにバルジ加工により外方へ半径方
向に突出形成されている。ナット50は、配管20にそ
のビード部22の図1(A)にて図示左側から同軸的に
遊嵌されているもので、このナット50の環状当接部5
1は、その内周縁部にて、ビード部22の外周部分に当
接している。また、このナット50は、環状当接部51
から配管10の先端部に向け同軸的に延出するナット部
52を有しており、このナット部52は、ユニオン30
の円筒部33の外周面に形成した雄ネジ部33aに同軸
的にかつ着脱可能に螺着されている。
部22が、ユニオン30の円筒部33の先端近傍にてこ
の先端に対向するようにバルジ加工により外方へ半径方
向に突出形成されている。ナット50は、配管20にそ
のビード部22の図1(A)にて図示左側から同軸的に
遊嵌されているもので、このナット50の環状当接部5
1は、その内周縁部にて、ビード部22の外周部分に当
接している。また、このナット50は、環状当接部51
から配管10の先端部に向け同軸的に延出するナット部
52を有しており、このナット部52は、ユニオン30
の円筒部33の外周面に形成した雄ネジ部33aに同軸
的にかつ着脱可能に螺着されている。
【0009】補強部材60は、配管10やユニオン30
の形成材料よりも機械的な強度及び硬度の高い材料によ
り、図1(A)(C)にて示すごとく、円筒状に形成さ
れており、この補強部材60は、Oリング40の図1
(A)にて図示右側にて、配管20の先端部21に同軸
的に嵌着されている。かかる場合、補強部材60の外周
面とユニオン30の円筒部33の内周面との間には空隙
が付与されるように補強部材60の外径が定められてい
る。また、補強部材70は、補強部材60の形成材料と
同一の材料により、図1(A)(B)に示すように、段
付き円筒状に形成されており、この補強部材70は、そ
の小径の環状軸部71にて、ビード部22とOリング4
0との間において配管20の先端部21に外方から同軸
的に嵌装されている。
の形成材料よりも機械的な強度及び硬度の高い材料によ
り、図1(A)(C)にて示すごとく、円筒状に形成さ
れており、この補強部材60は、Oリング40の図1
(A)にて図示右側にて、配管20の先端部21に同軸
的に嵌着されている。かかる場合、補強部材60の外周
面とユニオン30の円筒部33の内周面との間には空隙
が付与されるように補強部材60の外径が定められてい
る。また、補強部材70は、補強部材60の形成材料と
同一の材料により、図1(A)(B)に示すように、段
付き円筒状に形成されており、この補強部材70は、そ
の小径の環状軸部71にて、ビード部22とOリング4
0との間において配管20の先端部21に外方から同軸
的に嵌装されている。
【0010】また、補強部材70は、環状軸部71の図
1(A)(B)の各図示左端から半径方向に外方に向け
延出する環状壁部72を有しており、この環状壁部72
は、配管20のビード部22とユニオン30の円筒部3
3の先端との間に挟持されている。さらに、この補強部
材70は、環状壁部72の外周縁から図1(A)(B)
の各図示左方に向けビード部22の外周縁を覆蓋するよ
うに延出する環状覆蓋部73を有しており、この環状覆
蓋部73は、その先端にて、ナット50の環状当接部5
1の内周面に当接している。かかる場合、環状壁部72
の図1(A)(B)の各図示左側表面からの環状覆蓋部
73の延出長さは、ビード部22の軸方向厚さよりも幾
分長くしてある。
1(A)(B)の各図示左端から半径方向に外方に向け
延出する環状壁部72を有しており、この環状壁部72
は、配管20のビード部22とユニオン30の円筒部3
3の先端との間に挟持されている。さらに、この補強部
材70は、環状壁部72の外周縁から図1(A)(B)
の各図示左方に向けビード部22の外周縁を覆蓋するよ
うに延出する環状覆蓋部73を有しており、この環状覆
蓋部73は、その先端にて、ナット50の環状当接部5
1の内周面に当接している。かかる場合、環状壁部72
の図1(A)(B)の各図示左側表面からの環状覆蓋部
73の延出長さは、ビード部22の軸方向厚さよりも幾
分長くしてある。
【0011】このように構成した本実施例においては、
両配管10、20を同軸的に接続するにあたっては、ま
ず、補強部材70の環状軸部71を、配管20の先端部
21にビード部22の図1(A)にて図示右側から同軸
的に嵌装しつつ、補強部材70の環状壁部72をビード
部22に当接させるようにして補強部材70の環状覆蓋
部73によりビード部22の外周縁を同軸的に覆蓋す
る。ついで、Oリング40を配管20の先端部21に外
方から嵌装した後、補強部材60を同先端部21に同軸
的に嵌着する。
両配管10、20を同軸的に接続するにあたっては、ま
ず、補強部材70の環状軸部71を、配管20の先端部
21にビード部22の図1(A)にて図示右側から同軸
的に嵌装しつつ、補強部材70の環状壁部72をビード
部22に当接させるようにして補強部材70の環状覆蓋
部73によりビード部22の外周縁を同軸的に覆蓋す
る。ついで、Oリング40を配管20の先端部21に外
方から嵌装した後、補強部材60を同先端部21に同軸
的に嵌着する。
【0012】然る後、ナット50を配管20にそのビー
ド部22の図1(A)にて図示左側から同軸的に遊嵌す
る。そして、同ナット50の環状当接部51をビード部
22に当接させつつ、ナット部52を、配管10の先端
部11にロー付けしたユニオン30の円筒部33に、そ
の雄ネジ部33aにて同軸的に螺着する。このとき、同
螺着動作は、ユニオン30の円筒部33を、Oリング4
0を介し配管20の先端部21に同軸的に遊嵌した後、
ナット50の環状当接部51の内周面に当接させるまで
行われる。これにより、両配管10、20が、ユニオン
30とナット50によって、同軸的に接続される。
ド部22の図1(A)にて図示左側から同軸的に遊嵌す
る。そして、同ナット50の環状当接部51をビード部
22に当接させつつ、ナット部52を、配管10の先端
部11にロー付けしたユニオン30の円筒部33に、そ
の雄ネジ部33aにて同軸的に螺着する。このとき、同
螺着動作は、ユニオン30の円筒部33を、Oリング4
0を介し配管20の先端部21に同軸的に遊嵌した後、
ナット50の環状当接部51の内周面に当接させるまで
行われる。これにより、両配管10、20が、ユニオン
30とナット50によって、同軸的に接続される。
【0013】かかる場合、両補強部材60、70が配管
10やユニオン30よりも機械的な強度及び硬度の高い
材料から形成されているため、ナット50とユニオン3
0との螺着が強すぎても、両補強部材60、70が変形
することはなく、従って、配管20の先端部21やビー
ド部22が変形することもない。その結果、ユニオン3
0とナット50の螺着による両配管10、20の同軸的
な接続が適正になし得るとともに、ユニオン30とナッ
ト50の螺着の解除による両配管10、20の分離も容
易になし得る。また、以上のような効果は、両補強部材
60、70を採用するのみで達成し得るので、両配管1
0、20の配管材料としては従来通り加工容易性の高い
材料を使用できる。
10やユニオン30よりも機械的な強度及び硬度の高い
材料から形成されているため、ナット50とユニオン3
0との螺着が強すぎても、両補強部材60、70が変形
することはなく、従って、配管20の先端部21やビー
ド部22が変形することもない。その結果、ユニオン3
0とナット50の螺着による両配管10、20の同軸的
な接続が適正になし得るとともに、ユニオン30とナッ
ト50の螺着の解除による両配管10、20の分離も容
易になし得る。また、以上のような効果は、両補強部材
60、70を採用するのみで達成し得るので、両配管1
0、20の配管材料としては従来通り加工容易性の高い
材料を使用できる。
【0014】次に、前記実施例の変形例を図2を参照し
て説明すると、この変形例においては、前記実施例にて
述べたユニオン30及び補強部材70に代えて、ユニオ
ン30A及び補強部材70Aをそれぞれ採用し、かつ、
前記実施例にて述べた補強部材60を省略するようにし
たことにその構成上の特徴がある。ユニオン30Aは、
ユニオン30において、円筒部33に代えて、円筒部3
4を環状基部31から同軸的に延出させるようにした点
を除き、ユニオン30と同様の構成を有する。かかる場
合、円筒部34の先端内周面には環状凹所34aが形成
されており、同円筒部34の外周面には、雄ネジ部34
bが形成されている。補強部材70Aは、補強部材70
から環状軸部71を省略した点を除き、同補強部材70
と同様の構成を有する。なお、Oリング40は、円筒部
34の凹所34aにより配管20の先端部21の外周面
に押圧されている。その他の構成は前記実施例と同様で
ある。
て説明すると、この変形例においては、前記実施例にて
述べたユニオン30及び補強部材70に代えて、ユニオ
ン30A及び補強部材70Aをそれぞれ採用し、かつ、
前記実施例にて述べた補強部材60を省略するようにし
たことにその構成上の特徴がある。ユニオン30Aは、
ユニオン30において、円筒部33に代えて、円筒部3
4を環状基部31から同軸的に延出させるようにした点
を除き、ユニオン30と同様の構成を有する。かかる場
合、円筒部34の先端内周面には環状凹所34aが形成
されており、同円筒部34の外周面には、雄ネジ部34
bが形成されている。補強部材70Aは、補強部材70
から環状軸部71を省略した点を除き、同補強部材70
と同様の構成を有する。なお、Oリング40は、円筒部
34の凹所34aにより配管20の先端部21の外周面
に押圧されている。その他の構成は前記実施例と同様で
ある。
【0015】このように構成した本変形例においては、
両配管10、20を同軸的に接続するにあたっては、ま
ず、補強部材70Aの環状壁部72を、配管20の先端
部21にビード部22の図2にて図示右側から同軸的に
嵌装するとともにビード部22に当接させるようにして
補強部材70Aの環状覆蓋部73によりビード部22の
外周縁を同軸的に覆蓋する。ついで、Oリング40を配
管20の先端部21に外方から嵌装する。然る後、ナッ
ト50を配管20にそのビード部22の図2にて図示左
側から同軸的に遊嵌する。そして、同ナット50の環状
当接部51をビード部22に当接させつつ、ナット部5
2を、配管10の先端部11にロー付けしたユニオン3
0Aの円筒部34に、その雄ネジ部34bにて同軸的に
螺着する。このとき、同螺着動作は、ユニオン30Aの
円筒部34を、Oリング40を介し配管20の先端部2
1に同軸的に遊嵌した後、ナット50の環状当接部51
の内周面に当接させるまで行われる。これにより、両配
管10、20が、ユニオン30Aとナット50によっ
て、同軸的に接続される。
両配管10、20を同軸的に接続するにあたっては、ま
ず、補強部材70Aの環状壁部72を、配管20の先端
部21にビード部22の図2にて図示右側から同軸的に
嵌装するとともにビード部22に当接させるようにして
補強部材70Aの環状覆蓋部73によりビード部22の
外周縁を同軸的に覆蓋する。ついで、Oリング40を配
管20の先端部21に外方から嵌装する。然る後、ナッ
ト50を配管20にそのビード部22の図2にて図示左
側から同軸的に遊嵌する。そして、同ナット50の環状
当接部51をビード部22に当接させつつ、ナット部5
2を、配管10の先端部11にロー付けしたユニオン3
0Aの円筒部34に、その雄ネジ部34bにて同軸的に
螺着する。このとき、同螺着動作は、ユニオン30Aの
円筒部34を、Oリング40を介し配管20の先端部2
1に同軸的に遊嵌した後、ナット50の環状当接部51
の内周面に当接させるまで行われる。これにより、両配
管10、20が、ユニオン30Aとナット50によっ
て、同軸的に接続される。
【0016】かかる場合、補強部材70Aが、前記実施
例と同様に、配管10やユニオン30Aよりも機械的な
強度及び硬度の高い材料から形成されているため、ナッ
ト50とユニオン30Aとの螺着が強すぎても、補強部
材70Aが変形することはなく、従って、配管20の先
端部21やビード部22が変形することもない。その結
果、ユニオン30Aとナット50の螺着による両配管1
0、20の同軸的な接続が適正になし得るとともに、ユ
ニオン30Aとナット50の螺着の解除による両配管1
0、20の分離も容易になし得る。また、以上のような
効果は、補強部材70Aを採用するのみで達成し得るの
で、両配管10、20の配管材料としては従来通り加工
容易性の高い材料を使用できる。
例と同様に、配管10やユニオン30Aよりも機械的な
強度及び硬度の高い材料から形成されているため、ナッ
ト50とユニオン30Aとの螺着が強すぎても、補強部
材70Aが変形することはなく、従って、配管20の先
端部21やビード部22が変形することもない。その結
果、ユニオン30Aとナット50の螺着による両配管1
0、20の同軸的な接続が適正になし得るとともに、ユ
ニオン30Aとナット50の螺着の解除による両配管1
0、20の分離も容易になし得る。また、以上のような
効果は、補強部材70Aを採用するのみで達成し得るの
で、両配管10、20の配管材料としては従来通り加工
容易性の高い材料を使用できる。
【0017】なお、本発明の実施にあたっては、前記実
施例における補強部材60を省略して実施してもよい。
施例における補強部材60を省略して実施してもよい。
【0018】また、本発明の実施にあたっては、車両用
空調装置の冷凍サイクルにおける配管接続に限ることな
く、他の各種装置に採用される配管接続にも本発明を適
用して実施してもよい。
空調装置の冷凍サイクルにおける配管接続に限ることな
く、他の各種装置に採用される配管接続にも本発明を適
用して実施してもよい。
【図1】本発明の一実施例を示す配管接続構造断面図及
び両補強部材の断面図である。
び両補強部材の断面図である。
【図2】前記実施例の変形例を示す配管接続構造断面図
である。
である。
10、20…配管、21…先端部、22…ビード部、3
0、30A…ユニオン、33、34…円筒部、33a、
34b…雄ネジ部、40…Oリング、50…ナット、5
1…環状当接部、52…ナット部、70、70A…補強
部材、72…環状壁部、73…環状覆蓋部。
0、30A…ユニオン、33、34…円筒部、33a、
34b…雄ネジ部、40…Oリング、50…ナット、5
1…環状当接部、52…ナット部、70、70A…補強
部材、72…環状壁部、73…環状覆蓋部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 19/06 F16L 19/03
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに対向して同軸的に配設される第1
配管(10)および第2配管(20)と、前記第1配管(10)の先端部(11)に嵌装され、前
記第1配管(10)から同軸的に延出する円筒部(3
3,34)を有するユニオン(30,30A)とを備
え、 前記第2配管(20)の先端部(21)を前記円筒部
(33,34)の内側に同軸的に配置するとともに、前
記第2配管(20)の先端部(21)に外方へ環状に突
出するビード部(22)を形成し、前記ビード部(2
2)を前記円筒部(33,34)の先端に対向させ、 前記ビード部(22)のうち、前記第1配管(10)と
は反対側から前記第2配管(20)上にナット(50)
を同軸的に嵌装し、 前記円筒部(33,34)と前記第2配管(20)の先
端部(21)との間に環状シール材(40)を嵌装し、 前記ナット(50)に前記ビード部(22)に当接する
環状当接部(51)と前記環状当接部(51)から同軸
的に延出して前記円筒部(33,34)に着脱可能に螺
着されるナット部(52)とを設ける配管接続構造にお
いて、 前記ナット(50)の環状当接部(51)と前記円筒部
(33,34)の先端との間に補強部材(70、70
A)を配置し、前記補強部材(70、70A)に、前記
ビード部(22)の外周縁を覆蓋する環状覆蓋部(7
3)および前記ビード部(22)と前記円筒部(33,
34)の先端との間に挟持される環状壁部(72)を一
体的に形成し、 前記補強部材(70、70A)を前記第1配管(10)
や前記ユニオン(30,30A)より機械的強度の高い
材料により形成するとともに、前記環状覆蓋部(73)
の軸方向寸法を前記ビード部(22)の軸方向寸法より
大とし、 前記ナット(50)のナット部(52)を前記円筒部
(33,34)に螺着するときに、前記補強部材(7
0、70A)の軸方向の一端側が前記環状当接部(5
1)に当接し、前記補強部材(70、70A)の軸方向
の他端側が前記円筒部(33,34)の先端に当接する
ようにしたことを特徴とする配管接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04006682A JP3114318B2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 配管接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04006682A JP3114318B2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 配管接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05196179A JPH05196179A (ja) | 1993-08-06 |
JP3114318B2 true JP3114318B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=11645136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04006682A Expired - Fee Related JP3114318B2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 配管接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3114318B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-17 JP JP04006682A patent/JP3114318B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05196179A (ja) | 1993-08-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |