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JP3107590B2 - 電流極性変換回路 - Google Patents

電流極性変換回路

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Publication number
JP3107590B2
JP3107590B2 JP03130019A JP13001991A JP3107590B2 JP 3107590 B2 JP3107590 B2 JP 3107590B2 JP 03130019 A JP03130019 A JP 03130019A JP 13001991 A JP13001991 A JP 13001991A JP 3107590 B2 JP3107590 B2 JP 3107590B2
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JP
Japan
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current
transistor
input terminal
circuit
collector
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JP03130019A
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JPH04354408A (ja
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尚 坂口
智賢 中川原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH04354408A publication Critical patent/JPH04354408A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子回路における電流
極性変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器においては、電流極性変換回路
がしばしば用いられる。
【0003】図3は、電流極性変換回路の従来例を示し
ている。電流入力端子31は、npnトランジスタQ1
のエミッタとpnpトランジスタQ2のエミッタの接続
点に接続されている。トランジスタQ1のベースは、n
pnトランジスタQ3のベースおよびコレクタに接続さ
れ、トランジスタQ2のベースはpnpトランジスタQ
4のベースおよびコレクタに接続されている。トランジ
スタQ3、Q4のエミッタには共通にバイアス電源VBB
が接続され、トランジスタQ3のコレクタは電流源I1
を介して電源Vccラインに接続され、トランジスタQ4
のコレクタは電流源I2を介して接地電位GNDライン
に接続されている。
【0004】トランジスタQ1のコレクタは、電源VBB
ラインに接続されたカレントミラー回路32の電流入力
端子に接続され、トランジスタQ2のコレクタは、接地
電位GNDラインに接続されたカレントミラー回路33
の電流入力端子に接続されている。そしてカレントミラ
ー回路32と33の電流出力端子は、共通に電流出力端
子34に接続されている。
【0005】今、2つのカレントミラー回路32と33
の入出力電流比を1:1とし、また2つの電流源I1、
I2の電流をIとし、電流入力端子31に+iの電流を
流し込むとする。すると、トランジスタQ1〜Q4のダ
イオ−ド特性により、Q1のコレクタ電流は、I、Q2
のコレクタ電流はI+iとなり、出力端子34では、i
の電流が引き込まれることになる。逆に、入力端子33
に−iの電流を流すと、出力端子34では+iの電流が
流出することになる。つまり上記の回路は、電流の極性
を反転して出力している。
【0006】この主の電流極性変換回路は、例えば、図
4に示すようにテレビジョンシステムの輝度・色差信号
を原色信号に変換する抵抗マトリックス回路等に用いら
れる。図4において、VY は輝度信号、VR-Y 、VB-Y
はそれぞれ色差信号である。これらの信号は直流バイア
ス電圧VBBに重畳されて、抵抗R1〜R9からなるマト
リックス回路に入力される。抵抗R1からは、R信号に
対応する電流出力IRが得られ、抵抗R5からはG信号
に対応する電流出力IG が得られ、抵抗R9からはB信
号に対応する電流出力IB が得られる。これらの出力電
流は、それぞれ電流極性変換回路41、42、43に入
力されて極性を変換されて出力され、受像管の所定の電
極に供給される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図3に示した回路にお
いて、入力インピーダンスは、トランジスタQ1のエミ
ッタインピーダンスとQ2のエミッタイピーダンスの並
列インピーダンスとなる。このインピーダンスをZiと
する。この回路の入力側に対してインピーダンスZで出
力電圧Viの回路を接続するとすると、入力電流は、V
i/(Z+Zi)となる。例えば図4に示すような回路
接続である。
【0008】ここで、ZがZiに対して十分大きい場合
は、電流極性変換回路の入力インピーダンスを無視でき
るので問題はないが、Zが小さい場合は電流極性変換回
路の入力インピーダンスは無視できないために、所望の
入力電流を設定出来ないという問題がある。ここで入力
インピーダンスを例を上げて求めてみる。先ずトランジ
スタQ1、Q2のエミッタインピーダンスは、K・T/
(q・I)である。Kはボルツマン定数、Tは絶対温
度、qは電子の電荷である。
【0009】今、I=0.1mAとすると、トランジス
タQ1〜Q4のダイオ−ド特性からQ1〜Q4には0.
1mAの電流が流れるから、それぞれ常温で約260オ
ームのインピーダンスを持つことなり、電流極性変換回
路の入力インピーダンスは約130オームとなる。よっ
て、130オームの入力インピーダンスを無視できない
場合には、所望の出力電流が得られないということにな
る。また、この入力インピーダンスにより、入力端子の
電位が変動するという欠点もある。
【0010】さらに、トランジスタQ3とQ4のエミッ
タの接続点は、図3では接地されているが、実際にはあ
る電位にバイアスしたい場合が多い。この場合には、ト
ランジスタQ3とQ4のエミッタインピーダンスよりさ
らにインピーダンスの低い回路または素子でバイアスし
なければならず、ダイオ−ド特性によりQ3とQ4に流
れる電流が変化し、入力端子の電位がさらに変動しやく
すなり、所望の出力電流をますます得られなくなるとい
う問題がある。
【0011】そこでこの発明は、入力端に帰還をかける
ことにより、入力インピーダンスを低くし、入力端に接
続される回路のインピーダンスに影響されず、かつ入力
電流が供給されるトランジスタの接続点をインピーダン
スの高い回路または素子でバイアスしても入力端の電位
変動が極めて少なく安定している電流極性変換回路を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1の極性
の第1のトランジスタのエミッタと、第2の極性の第2
のトランジスタのエミッタとが入力端子に接続され、前
記第1のトランジスタのコレクタが第1の極性のカレン
トミラー回路の電流入力端に接続され、前記第2のトラ
ンジスタのコレクタが第2の極性のカレントミラー回路
の電流入力端に接続され、前記第1および第2の極性の
カレントミラー回路の電流出力端は、共通に出力端子に
接続された電流極性変換回路において、
【0013】前記第1のトランジスタのベースにベース
が接続されコレクタが直接または回路を介して第1の電
源にされた第3のトランジスタと、前記第2のトランジ
スタのベースにベースおよびコレクタが接続されエミッ
タが前記第3のトランジスタのエミッタに接続され、コ
レクタが直接または電流源を介して第2の電源に接続さ
れた第4のトランジスタと、前記入力端子に反転入力端
が接続され、バイアス源に正相入力端が接続され、前記
第1および第3のトランジスタのベースに出力端が接続
された高利得回路とを備える。
【0014】
【作用】上記の手段により、電流極性変換回路の入力端
子には、高利得回路による負帰還がかかり、入力インピ
ーダンスを低し、かつ入力端子の電位を安定化すること
になる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0016】図1はこの発明の一実施例である。電流入
力端子11は、極性の異なるトランジスタQ1、Q2の
エミッタ接続点Aに接続されている。トランジスタQ1
のコレクタは、第1の電源Vccラインに接続されている
カレントミラー回路12の電流入力端に接続され、トラ
ンジスタQ2のコレクタは第2の電源GNDライン(接
地ライン)に接続されている第2のカレントミラー回路
13の電流入力端に接続されている。第1および第2の
カレントミラー回路12、13の電流出力端は、共通に
電流出力端子15に接続されている。
【0017】またトランジスタQ1のベースはトランジ
スタQ3のベースに接続され、トランジスタQ2のベー
スはトランジスタQ4のベースおよびコレクタに接続さ
れている。トランジスタQ3のコレクタは第1の電源V
ccラインに接続され、トランジスタQ4のコレクタは、
電流源I1を介して第2の電源GNDラインに接続され
ている。
【0018】さらに前記接続点Aには、トランジスタQ
5のベースが接続されている。トランジスタQ5とQ6
とは差動対をなし、エミッタは共通に電流源I2を介し
て第2の電源GNDラインに接続されている。そしてト
ランジスタQ6のベースには一定のバイアスVB が与え
られ、コレクタは第3の電源Vccラインに接続された第
3のカレントミラー回路14の電流入力端に接続されて
いる。このカレントミラー回路14の電流出力端にはト
ランジスタQ5のコレクタが接続されている。またトラ
ンジスタQ5のコレクタは、トランジスタQ1、Q3の
ベースに接続されている。
【0019】今、3つのカレントミラー回路12、1
3、14の入力出力電流比を1:1とし、入力端11に
+iの電流が供給されたとする。すると、トランジスタ
Q1〜Q4のダイオ−ド特性によりQ1のコレクタ電流
はI、Q2のコレクタ電流はI+iとなり、出力端子1
5ではiの電流が引き込まれることになる。逆に、入力
端11に−iの電流が供給されると、出力端子15から
は+iの電流が出力されることになる。つまり、電流極
性が変換されて出力される。
【0020】上記の回路において、トランジスタQ5、
Q6による差動対、第3のカレントミラー回路14、お
よびトランジスタQ1の構成要素に着目すると、これら
による回路は、トランジスタQ5のベースを入力部、ト
ランジスタQ1のエミッタを出力部とする高利得増幅器
である。この増幅器においてトランジスタQ5のベース
がマイナス入力、トランジスタQ6のベースがプラス入
力である。ここでトランジスタQ5のベースとトランジ
スタQ1のエミッタは接続点Aで接続されているので、
マイナス入力と、出力が接続されたボルテージフォロア
とみることができる。
【0021】よって、トランジスタQ5のベース電位
は、トランジスタQ6のベースに与えられた電位と等し
くなるように、負帰還がかかる。これにより、入力イン
ピーダンスは低くなる。これにより、入力側に接続され
る回路のインピーダンスに出力電流が影響されることな
く正確な電流極性変換を得る。
【0022】またこの負帰還の動作により、入力端子の
電位はほとんど変化せず、低インピーダンスを保つこと
になる。さらにまた、トランジスタQ6のベースは高入
力インピーダンスになっているために、トランジスタQ
6にバイアスを与える回路のインピーダンスとしては、
低インピーダンスのものを厳選する必要はない。抵抗の
みによる簡単なバイアス回路でも実現できる。これによ
り、入力端の電位を安定化させ、かつ所望の電位に設定
することができ、電流極性変換性能を安定して維持させ
ることができる。
【0023】図2はこの発明の他の実施例であり、図1
と共通する部分には同一符号を付している。入力端子1
1には高利得増幅器16の反転入力端が接続されてい
る。高利得増幅器16の正相入力端は、バイアス電源V
B に接続されている。また高利得増幅器16の出力端は
トランジスタQ1、Q3のベースに接続されている。こ
の実施例においても、図1の回路と同じ動作および効果
を得ることができる。
【0024】なお上記の実施例では、トランジスタQ3
のコレクタは第1の電源に直接接続されたが、電流源等
の回路を介在して接続されてもよい。またトランジスタ
Q4のコレクタは電流源を介して第2の電源に接続され
たが、直接接続されてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の回路によ
れば、入力端に帰還をかけることにより、入力インピー
ダンスを低くし、入力端に接続される回路のインピーダ
ンスに影響されず、かつ入力電流が供給されるトランジ
スタの接続点をインピーダンスの高い回路または素子で
バイアスしても入力端の電位変動が極めて少なく安定し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回路図。
【図2】この発明の他の実施例を示す回路図。
【図3】従来の電流極性変換回路の例を示す図。
【図4】電流極性変換回路の使用例を示す図。
【符号の説明】
Q1〜Q6…トランジスタ、11…入力端子、12〜1
4…カレントミラー回路、15…出力端子、16…高利
得増幅器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 1/56 H03F 3/45

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の極性の第1のトランジスタのエミッ
    タと、第2の極性の第2のトランジスタのエミッタとが
    入力端子に接続され、前記第1のトランジスタのコレク
    タが第1の極性のカレントミラー回路の電流入力端に接
    続され、前記第2のトランジスタのコレクタが第2の極
    性のカレントミラー回路の電流入力端に接続され、前記
    第1および第2の極性のカレントミラー回路の電流出力
    端は、共通に出力端子に接続された電流極性変換回路に
    おいて、 前記第1のトランジスタのベースにベースが接続されコ
    レクタが電流源を介さずに第1の電源に接続された第3
    のトランジスタと、 前記第2のトランジスタのベースにベースおよびコレク
    タが接続されエミッタが前記第3のトランジスタのエミ
    ッタに接続され、コレクタが電流源を介して第2の電源
    に接続された第4のトランジスタと、 前記入力端子に反転入力端が接続され、バイアス源に正
    相入力端が接続され、前記第1および第3のトランジス
    タのベースに出力端が接続された高利得回路とを具備し
    たことを特徴とする電流極性変換回路。
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