JP3102011U - 電動納豆攪拌機 - Google Patents
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Abstract
【目的】 納豆を簡易迅速かつ良好に攪拌できるとともに、使用後の洗浄が容易な電動納豆攪拌機を提供する。
【構成】 電動機を備えた駆動部2と上記電動機によって回転駆動する攪拌部3とを有し、該攪拌部3には、攪拌部の回転軸からずれた位置にて回転面に交差する攪拌棒部4a・4bが設けられるとともに、該攪拌棒部4a・4bの先端が丸みを帯びながら上記回転軸側に膨らんでいる構成である。
【選択図】 図1
【構成】 電動機を備えた駆動部2と上記電動機によって回転駆動する攪拌部3とを有し、該攪拌部3には、攪拌部の回転軸からずれた位置にて回転面に交差する攪拌棒部4a・4bが設けられるとともに、該攪拌棒部4a・4bの先端が丸みを帯びながら上記回転軸側に膨らんでいる構成である。
【選択図】 図1
Description
本考案は、例えば、卓上にて納豆等の食品を電動で攪拌する食品攪拌装置に関するものである。
血液の粘性低下、脳の活性化等の効果を有し、健康食として注目されている納豆は、従来より箸等を用いて手で攪拌するのが一般的である。一方、納豆は400回程度攪拌することで美味しくなると言われている。しかしながら、手で400回も納豆を攪拌するには大きな労力を要する。
特許文献1、2には、納豆を効率よく攪拌するための納豆攪拌具が開示されている。これらを図8(a)・(b)に示す。
図8(a)に示されるように、特許文献1記載の納豆攪拌具101は、棒状の握持部110と、間隙112をおいて並列した2つの軸113a・bからなる撹拌部113とを有し、該撹拌部113の表面に多数の小突起114が形成されている構成である。
上記の納豆攪拌具101を使用して納豆を撹拌すると、二軸面(2つの軸113a・b及び間隙112を含む面)で納豆を押し分けると同時に、多数の小突起114と2つの軸113a・b表面との間並びに二軸間(2つの軸113aと113bとの間)の間隙112によって撹拌された納豆内に多量の空気が混入する。この結果、良好な攪拌効果を得ることができる。
また、図8(b)に示されるように、特許文献2記載の納豆攪拌具121は、基端部123から分岐した各柄杆124a・bの先端部に備えられた掬い部125a・bと、この掬い部125a・bの内側縁部に備えられた掴み部126とを有し、上記掬い部125と柄杆124の一部とにかけて多数の小突起127が形成されているとともに、この小突起127およびその周囲の凹部にわたりしぼが形成されている構成である。
上記の納豆攪拌具121を使用して納豆を撹拌すると、納豆は、上記掬い部125と上記柄杆124の一部とに設けられた多数の小突起127およびしぼから刺激を受け、また、掬い部125に巻かれて容器体内を回転することになり、良好な攪拌効果を得ることができる。
特開2002−291602号公報(公開日:2002年10月8日)
特開2003−304963号公報(公開日:2003年10月28日)
しかしながら、上記の納豆攪拌具101・121はいずれも、その攪拌動作が手によって行われるものであるため、箸等で攪拌する場合に比較して良好な攪拌効果を期待できるものの、依然として大きな労力が要求される。加えて、上記の納豆攪拌具101・121には小突起(納豆攪拌具101における114・納豆攪拌具121における127)が多数形成されているが、この各小突起(114・127)間の凹部に納豆の糸が粘性体となって溜まり、洗浄がしにくいという問題もある。
また、一般的な電動ハンドミキサーを納豆の攪拌に用いることも考えられる。この一般的なハンドミキサーの攪拌体を図9に示す。
しかしながら、同図に示されるような攪拌体130を有するハンドミキサーで納豆の攪拌を行った場合、攪拌体130の回転が速すぎて納豆が潰されたり、適正な回転であっても攪拌体130に納豆がまとわりついてその内部で塊状となり、良好な攪拌を行うことができないという問題がある。加えて、上記の納豆攪拌具101・121と同様、一般的なハンドミキサーでは、その攪拌体130に糸を引いた納豆の粒が絡みつき、洗浄が困難であるという問題もある。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、納豆を簡易迅速かつ良好に攪拌できるとともに、使用後の洗浄が容易な電動納豆攪拌機を提供する点にある。
本考案は、電動機を備えた駆動部と上記電動機によって回転駆動する攪拌部とを有し、該攪拌部には、攪拌部の回転軸からずれた位置にて回転面に交差する攪拌棒部が設けられるとともに、該攪拌棒部の先端が丸みを帯びつつ少なくとも上記回転軸側に膨らんでいることを特徴としている。
まず、上記回転面とは、攪拌部の回転に伴って形成される、攪拌部の回転軸に垂直な平面をいう。
上記電動納豆攪拌機は、納豆の中に挿入した攪拌棒部を、電動機によって回転させるものである。上記攪拌棒部は、攪拌部の回転軸からずれた位置にて回転面に交差するように設けられている。よって、この攪拌棒部が回転すると、該攪拌棒部と納豆との摩擦により、該納豆に所定半径(上記回転軸と攪拌棒部との距離)の円に沿うような回転力が加わる。これにより、該納豆(納豆の塊)が、例えば容器等の中を回転する。
ここで、上記構成によれば、攪拌棒部の先端部は、内側(回転軸側)に膨んでいるため、上記納豆(納豆の塊)は、上記先端部によってかきあげられながら容器内を回転させられることになる。
これにより、豆同士の摩擦回数が増大するとともに、納豆の塊の内部(豆同士の間)に多量の空気が混入し、高い攪拌効果(糸引き効果)を得ることができる。すなわち、多量の糸(主成分はポリペプチド)が発生した、食味的にも健康的にも良好な納豆を作ることができる。なお、上記ポリペプチドには血液の粘性を低下させたり、脳の活性を高める働きがあるといわれ、また、これに含まれるポリグルタミン酸はいわゆるうま味成分の一種である。
また、電動納豆攪拌機のユーザーは、攪拌の間、電動納豆攪拌機を保持しておくだけで済むため、攪拌に多大の労力を要することがない。また、人によっても異なるが、上記攪拌部は人の手による場合より高速で回転するため、攪拌時間を減縮できる。すなわち、納豆の攪拌を簡易かつ迅速に行うことができる。
また、上記攪拌部は、その先端部が膨らんだ攪拌棒部を有するだけの簡易な構造である。よって、使用後の洗浄が極めて容易である。
さらに、上記攪拌棒部の先端部は丸みを帯びているため、攪拌中に該攪拌棒部の先端が容器の底に接触しても、該容器(特に、市販のパック容器)の底を傷つけたり破損したりするおそれも少ないといえる。
また、本考案においては、上記攪拌棒部の側面には、その延伸方向に沿うような複数の凸状畝部あるいは凹状溝部が形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、上記攪拌棒部の側面に複数の凹状溝部あるいは凸状畝部が形成されているため、納豆と攪拌棒部との摩擦力が一層高まり、攪拌棒部は空転することなく確実に納豆を容器内で回転させることができる。この結果、電動納豆攪拌機の攪拌効果を一層高めることができる。
また、本考案においては、上記駆動部は、上記攪拌部を、1分あたり90〜300回転させるように構成されていることが好ましい。
上記構成によれば、納豆の形状や食味等を損なうことなく、また、攪拌時に納豆を飛び散らせることなく、迅速かつ効率的に納豆の攪拌を行うことができる。
また、本考案においては、上記駆動部に、上記攪拌部の回転数を調整する制御手段が備えられていることが好ましい。
上記構成によれば、上記制御手段により、例えば、納豆の粒の大きさや形状あるいはその量に応じて、上記記攪拌部の回転数を調整することが可能となる。この結果、より簡易かつ迅速(効率的)に納豆を攪拌することができる。
また、本考案においては、上記駆動部における攪拌部が備えられている側の反対側の端部に、平底状の支持部が設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、上記電動納豆攪拌機を、上記支持部を下に(テーブル等に接するように)、上記攪拌部を上に向けた状態で自立させる(置いておく)ことが可能となる。これにより、攪拌部に付着した納豆の糸等がテーブル等に付着することを防止できる。
以上のように、本考案の電動納豆攪拌機によれば、食味的にも健康的にも良好な納豆を簡易かつ迅速に作ることができる。
本考案の一実施形態を図1〜図6を用いて説明すれば以下のとおりである。ここで、図1は本実施の形態に係る電動納豆攪拌機の正面図であり、図2は図1における攪拌部を説明する斜視図であり、図3は図1における駆動部を説明するブロック図である。
図1に示されるように、電動納豆攪拌機1は、支持部7と、握持部5および連結器6を有する駆動部2と、基端部9および攪拌棒部4(4a・4b)を有する攪拌部3とを備えている。
まず、駆動部2および支持部7について説明する。
上記のとおり、駆動部2は握持部5および連結器6を有している。握持部5は、円筒状の外形(ユーザが手にする部分となる円筒状の筐体)を有しており、その一方の底面部に支持部7が備えられ、もう一方の底面部に連結器6が備えられている。
図3に示されるように、握持部5の内部(上記筐体内部)には、電源11と電源スイッチ12と電動機13と切替スイッチ16と変速機14(制御手段)とが備えられている。
電源11は、電動機13に給電するためのものであり、乾電池10(例えば、単1の乾電池2本直列に接続したもの)を用いる。この電源11には、乾電池10のほか蓄電池等の直流電源を用いても良いし、また、家庭用電源による交流電源を用いても構わない。電源スイッチ12は、電源11のON・OFF(攪拌部3の回転駆動のスタート・ストップ)を行うものである。
電動機13は電源11からの給電によって回転駆動を発生させるものである。この電動機13には、例えば、コイルおよび駆動軸に連結する磁性体を備え、コイルが形成する磁界によって磁性体および駆動軸を回転させる一般的なモーター(図示せず)が用いられる。ただし、このようなモーターでなくても、駆動軸に回転駆動を発生させうる電動機であれば本実施の形態に適用可能である。
変速機14は、複数のギアを備えており、攪拌対象である納豆のサイズに応じて電動機13の回転駆動を減速(回転数を調整)しつつ、これを連結器6に伝達するものである。変速機14は、例えば、歯数が最も多いギア大(図示せず)、ギア大より歯数の少ないギア中(図示せず)、ギア中より歯数の少ないギア小(図示せず)の、3種類のギアを備えており、切替スイッチ16によって、例えば、大粒納豆の場合には高回転数となるようにギア小が選択され、小粒納豆の場合には低回転数となるようにギア中が選択され、挽き割り納豆の場合にはより低回転となるようにギア大が選択されるように構成される。
これにより、納豆のサイズ(大粒・小粒・挽き割り)によって攪拌部3の回転数を変化させることができる。ここで、納豆のサイズに応じた好ましい回転数(1分間あたりの回転数)を表1に示す。なお、攪拌部3の回転数が少なすぎると糸引(粘り)が発生しにくく、また、多すぎると納豆の粒が飛び散ってしまう。
上記表1に示されるように、いずれのサイズ(形状)の納豆においても、90〜300回転であれば、良好に攪拌することができる。
切替スイッチ16は、上述のように、攪拌対象である納豆のサイズに応じて、変速機14のギアを適切なものに切り替える(選択する)ものである。なお、この切替スイッチ16と電源スイッチ12とを連動させるような構成であっても構わない。
連結器6は、握持部5と攪拌部3とを連結し(図1参照)、変速機14で制御された回転駆動を攪拌部3に伝達するものである。この連結器6は、例えば、使用後の攪拌部3の洗浄を容易にするため、攪拌部3が握持部5から着脱可能(自在)となるように構成される。なお、この連結器6を設けず、攪拌部3と握持部5とを直接連結する構成(例えば、攪拌部3の回転軸を直接変速機14のギアにかみ合わせる構成)でも構わない。ただ、このような場合には、攪拌部3の洗浄の際に、握持部5内部に洗浄水等が入り込まないように、握持部5(特に、攪拌部3と変速機14との連結部分)を防水構造にすることが好ましい。
また、支持部7は、円筒形状の握持部5の口径より大きな口径を有する円盤状(平底状)の外形を有している。すなわち、この支持部7を下にして、電動納豆攪拌機1を卓上等に上向きに立てて置く(自立させる)ことができる。また、なお、この支持部7を、電源11における乾電池収容部の蓋を兼ねるように構成しても構わない。
次に、攪拌部3について説明する。
図1に示されるように、攪拌部3は基端部9および攪拌棒部4(4a・4b)を備え、連結器6にて駆動部2に連結されている。また、図2に示されるように、攪拌部3は、連結器6および基端部9を通る回転軸Pの周りを回転させられる。ここで、上記回転によって形成される回転面群のうち、攪拌棒部4a・4bの先端部を含む回転面を回転面S、その中心を回転中心Xとする。
同図に示されるように、攪拌部3は、基端部9および該基端部9から、回転軸Pについて対称にU字状に分岐した2本の攪拌棒部4a・4bを有している。すなわち、攪拌棒部4a及び回転軸P間の距離と、攪拌棒部4b及び回転軸P間の距離とが略等しい。なお、該攪拌棒部4a・4bは、回転軸Pについて非対称(攪拌棒部4a及び回転軸P間の距離と、攪拌棒部4b及び回転軸P間の距離とが異なる構成)でも構わない。また、攪拌棒部4a・4bは円筒形状(棒状)であり、共に回転中心Xからずれた位置にて、上記回転面Sに交差している。さらに、各攪拌棒部4a・4bの先端部は、丸みを帯びながら回転軸P側に膨らんでいる。
さらに、各攪拌棒部4a・4bの側面には、複数の凹状溝部17が、攪拌棒部4a・4bの延伸方向(回転面Sに直交する方向)に沿って形成されている。この凹状溝部17は攪拌棒部4a・4bの先端部以外の部分だけに形成されていても良いし、また先端部を含め、全側面に形成されていても良い。なお、攪拌棒部4a・4bの先端部は丸みを帯びながら膨らんでいるため、凹状溝部17を先端部にも形成する場合には、この部分の凹状溝部17も、上記先端部の丸みあるいは膨らみに沿って湾曲した形状となる。
なお、上記2本の攪拌棒部4a・4b間の距離は、例えば、3.0cmとする。また、各攪拌棒部4a・4bの先端部の外形は、例えば、納豆1粒の外形と同じ程度とする。また、攪拌棒部4a・4bの材料は、化学的耐性(錆にくい性質)を考慮して、ステンレスが好ましい。ただし、アルミ等の金属にステンレスメッキを施してもよい。
上記のとおり、本実施の形態では、攪拌部3に、U字状の2本の円筒状(棒状)攪拌棒部4a・4bを設けているが、このような構成に限定されない。図4(a)(b)は、攪拌部3の他の構成を示す断面図である。
例えば、同図(a)(b)に示されるように、攪拌部3に、1本の攪拌棒部4cを、回転面Sにおける回転中心Xからずれた位置にて、該回転面Sに交差するように形成しても構わない。
すなわち、攪拌棒部4cを、回転軸Pに沿って配置された基端部9から、回転面Sに平行な向きに延伸させ、その中途から回転軸Pに沿う向きに直角に曲げるように構成しても構わない(図4(a)参照)。なお、この構成においても、攪拌棒部4cの先端は、丸みを帯びながら攪拌部3の回転軸P側に膨らんでいる。
また、攪拌棒部4cを、回転軸Pを含むように配置された基端部9から、外側へ(回転軸P側の反対の側へ、回転軸Pから離れるように)湾曲させつつ延伸させ、回転軸中心Xからずれた位置にて、該回転面Sに交差するように形成しても構わない。(図4(b)参照)。なお、この構成においても、攪拌棒部4cの先端は、丸みを帯びながら攪拌部3の回転軸P側に膨らんでいる。
さらに、図示しないが、攪拌部3を3本の攪拌棒部4で構成することも可能である。この場合、3本の攪拌棒部4それぞれを、攪拌部3の回転面Sにおける回転中心Xからずれた位置にて、該回転面Sに交差するように構成する。この場合、各攪拌棒部4と回転面Sとの各交差点の位置が、回転中心Xを基準として非対称となる(すなわち、各攪拌棒部4に対応する上記各交差点と回転中心Xとの距離が、互いに異なる)ように攪拌棒部4を構成することがより好ましい。
また、図5(a)・(b)および図6(a)・(b)に、攪拌棒部4の断面図を示す。本実施の形態では攪拌棒部4(4a・4b)は円筒状であり、その断面は円形である。また、その側面には上述したように凹状溝部17が形成されている(図5(a)参照)。しかしこれに限定されない。例えば、図6(a)のように、攪拌棒部4(4a・4b)の側面に凸状畝部18を形成しても構わない。また、攪拌棒部4(4a・4b)を角柱状(箸状)とし(断面は多角形)、その側面に凹状溝部17(図6(a)参照)あるいは凸状畝部18(図6(b)参照)を形成しても構わない。
次に、上記電動納豆攪拌機1の攪拌作用を説明する。図7は、市販のパック入り納豆を電動納豆攪拌機1にて攪拌する場合の説明図(平面図)である。
ユーザーは、まず、電動納豆攪拌機1の握持部5を握り、攪拌対象となる納豆の大きさに応じて切替スイッチ16を調整(回転数を調整)する。ついで、容器に収納された納豆の塊の中程(図7の配置位置)にて攪拌棒部4a・4bを任意の深さまで挿入し、電源スイッチ12をONにする。これにより、攪拌棒部4a・4bが納豆の塊の中で回転する(なお、攪拌開始時は低回転数にしてトルクを大きくし、所定時間攪拌した後に高回転数に切り替えてもよい)。このとき、攪拌棒部4a・4bは、その先端部の膨らみにより、納豆の塊をかきあげ(すくいあげ)ながら容器内を回転させる。ここで、上記攪拌棒部4a・4bの側面には複数の凹状溝部17(あるいは凸状畝部18)が形成されているため、納豆と攪拌棒部4a・4b間の摩擦力が高まり、該攪拌棒部4a・4bは、空転することなく確実に納豆を容器内で回転させる。
これにより、各納豆間の摩擦回数が増大するとともに、納豆の塊の内部に多量の空気が混入し、高い攪拌効果(糸引き効果)を得ることができる。すなわち、多量のポリペプチドを含む、食味的にも健康的にも良好な納豆を作ることができる(ポリペプチドには血液の粘性を低下させたり、脳の活性を高める働きがあるといわれ、また、これに含まれるポリグルタミン酸は所謂うま味の元である)。
また、ユーザーは、納豆の攪拌の間、電動納豆攪拌機1を保持しておくだけで済むため、攪拌に多大を労力を要することもない。また、攪拌部3(攪拌棒部4a・4b)は、箸等を用いて人の手で攪拌する場合より高速に回転(攪拌)するため、攪拌時間を大幅に減縮できる。すなわち、納豆の攪拌を簡易かつ迅速に行うことができる。
また、上記電動納豆攪拌機1の攪拌部3は、その先端部が膨らんだ攪拌棒部4a・4bを有するだけの簡易な構造である。よって、使用後の洗浄が極めて容易である。なお、上記のように、攪拌部3が着脱可能に構成されている場合にはその洗浄が一層容易なものとなる。
さらに、上記攪拌棒部4a・4bの先端部は丸みを帯びているため、攪拌中に該攪拌棒部4a・4bの先端が容器の底に接触しても、該容器(特に、市販のパック容器)の底を傷つけたり破損したりすることがない。
本考案は、納豆のような粘性を有する物質を簡易・迅速に攪拌できるため、粘性物質の攪拌装置(家庭用のみならず業務用攪拌装置)に適用することが可能である。
(b)は、従来の納豆攪拌具を説明する斜視図である。
従来のハンドミキサーの攪拌体を説明する斜視図である。
1 電動納豆攪拌機
2 駆動部
3 攪拌部
4 (4a・4b・4c) 攪拌棒部
5 握持部
6 連結器
7 支持部
9 基端部
13 電動機
14 変速機(制御手段)
17 凹状溝部
18 凸状畝部
2 駆動部
3 攪拌部
4 (4a・4b・4c) 攪拌棒部
5 握持部
6 連結器
7 支持部
9 基端部
13 電動機
14 変速機(制御手段)
17 凹状溝部
18 凸状畝部
Claims (5)
- 電動機を備えた駆動部と上記電動機によって回転駆動する攪拌部とを有し、該攪拌部には、攪拌部の回転軸からずれた位置にて回転面に交差する攪拌棒部が設けられるとともに、該攪拌棒部の先端が丸みを帯びつつ少なくとも上記回転軸側に膨らんでいることを特徴とする電動納豆攪拌機。
- 上記攪拌棒部の側面には、その延伸方向に沿うような複数の凸状畝部あるいは凹状溝部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の電動納豆攪拌機。
- 上記駆動部は、上記攪拌部を、1分あたり90〜300回転させるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の電動納豆攪拌機。
- 上記駆動部には、上記攪拌部の回転数を調整する制御手段が備えられていることを特徴とする請求項1記載の電動納豆攪拌機。
- 上記駆動部には、攪拌部が備えられている側の反対側の端部に、平底状の支持部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の電動納豆攪拌機。
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2003
- 2003-12-01 JP JP2003272815U patent/JP3102011U/ja not_active Expired - Fee Related
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