JP3069808B2 - 電動二輪車 - Google Patents
電動二輪車Info
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- JP3069808B2 JP3069808B2 JP3297795A JP29779591A JP3069808B2 JP 3069808 B2 JP3069808 B2 JP 3069808B2 JP 3297795 A JP3297795 A JP 3297795A JP 29779591 A JP29779591 A JP 29779591A JP 3069808 B2 JP3069808 B2 JP 3069808B2
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- pipe
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/70—Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機を駆動源として
走行する電動二輪車に関するものである。
走行する電動二輪車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動二輪車としては電動機によっ
て後輪を駆動する構造のものが注目されるようになって
きた。この種の電動二輪車は、エンジンの代わりに電動
機が取付けられ、その電動機に給電するバッテリーが車
体に複数個搭載されていた。
て後輪を駆動する構造のものが注目されるようになって
きた。この種の電動二輪車は、エンジンの代わりに電動
機が取付けられ、その電動機に給電するバッテリーが車
体に複数個搭載されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の電動
二輪車では、長時間走行を可能とするために比較的重量
の大きいバッテリーを複数個搭載しなければならず、そ
のバッテリーの搭載位置が問題であった。
二輪車では、長時間走行を可能とするために比較的重量
の大きいバッテリーを複数個搭載しなければならず、そ
のバッテリーの搭載位置が問題であった。
【0004】すなわち、バッテリーの配置位置如何によ
っては前後輪での重量配分が片寄りやすい。そのような
不具合を解消するには、例えば、スクータ型自動二輪車
においては足乗せ位置にバッテリーを配置することが考
えられる。ところが、その位置にバッテリーを配置した
のではバッテリーの上に乗員の足を乗せなければならな
いために、シート高を高くせざるを得ない。
っては前後輪での重量配分が片寄りやすい。そのような
不具合を解消するには、例えば、スクータ型自動二輪車
においては足乗せ位置にバッテリーを配置することが考
えられる。ところが、その位置にバッテリーを配置した
のではバッテリーの上に乗員の足を乗せなければならな
いために、シート高を高くせざるを得ない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電動二輪車
は、ヘッドパイプとシートとの間で下方へ屈曲されたフ
レームを有し、前記屈曲部分の底部に低床な足乗せ部を
設けると共に、前記フレームおよびヘッドパイプの後方
にレッグシールドを備え、電動機と後輪駆動用動力伝達
装置と後輪とを備えた動力ユニットをシート下方で前記
フレームに枢支させて取付けた電動二輪車において、前
記フレームにおけるヘッドパイプから後下がりに延びる
部分を車幅方向中央1本の前部パイプで形成し、前記電
動機に給電するバッテリーを前記レッグシールドの前方
であって前記前部パイプの両側に側面視において前部パ
イプと重なるように並べて複数装着し、このバッテリー
を後方から着脱する構造とし、前記フレームにおける足
乗せ部と対応する部分の上に、前記バッテリーを出し入
れする切欠きと、前記足乗せ部に沿って延びる略水平な
床と、車体の側方に向けて開口して蓋部材によって開閉
される出し入れ口とを有し、前記レッグシールドからシ
ートの前端部まで前後方向に延在する収納ボックスを設
けたものである。
は、ヘッドパイプとシートとの間で下方へ屈曲されたフ
レームを有し、前記屈曲部分の底部に低床な足乗せ部を
設けると共に、前記フレームおよびヘッドパイプの後方
にレッグシールドを備え、電動機と後輪駆動用動力伝達
装置と後輪とを備えた動力ユニットをシート下方で前記
フレームに枢支させて取付けた電動二輪車において、前
記フレームにおけるヘッドパイプから後下がりに延びる
部分を車幅方向中央1本の前部パイプで形成し、前記電
動機に給電するバッテリーを前記レッグシールドの前方
であって前記前部パイプの両側に側面視において前部パ
イプと重なるように並べて複数装着し、このバッテリー
を後方から着脱する構造とし、前記フレームにおける足
乗せ部と対応する部分の上に、前記バッテリーを出し入
れする切欠きと、前記足乗せ部に沿って延びる略水平な
床と、車体の側方に向けて開口して蓋部材によって開閉
される出し入れ口とを有し、前記レッグシールドからシ
ートの前端部まで前後方向に延在する収納ボックスを設
けたものである。
【0006】
【作用】車体の前後方向中心より前輪側に重量物である
バッテリーが位置づけられると共に、後輪側に動力ユニ
ットが位置づけられ、しかも、車体の前後方向の略中央
部に収納ボックスが位置づけられるから、前輪と後輪と
に車体重量が略均等に分配される。また、足乗せ部分以
外の部位にバッテリーが搭載されることになり、しかも
側面視においてフレームにおける前部パイプと重なって
車体前後方向にコ ンパクトに装着される。また、レッグ
シールドとシート前端との間の空間に上下、前後方向に
大型の収納ボックスが形成される。さらに、バッテリー
の着脱作業を行うときに、収納ボックスの床を作業台と
して使用することができる。
バッテリーが位置づけられると共に、後輪側に動力ユニ
ットが位置づけられ、しかも、車体の前後方向の略中央
部に収納ボックスが位置づけられるから、前輪と後輪と
に車体重量が略均等に分配される。また、足乗せ部分以
外の部位にバッテリーが搭載されることになり、しかも
側面視においてフレームにおける前部パイプと重なって
車体前後方向にコ ンパクトに装着される。また、レッグ
シールドとシート前端との間の空間に上下、前後方向に
大型の収納ボックスが形成される。さらに、バッテリー
の着脱作業を行うときに、収納ボックスの床を作業台と
して使用することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図6に
よって詳細に説明する。図1は本発明に係る電動二輪車
の側面図、図2は同じく平面図、図3は図1におけるII
I−III線断面図、図4は図1におけるIV−IV線断面図、
図5は図1におけるシート部分のV−V線断面図、図6は
収納ボックスの斜視図である。
よって詳細に説明する。図1は本発明に係る電動二輪車
の側面図、図2は同じく平面図、図3は図1におけるII
I−III線断面図、図4は図1におけるIV−IV線断面図、
図5は図1におけるシート部分のV−V線断面図、図6は
収納ボックスの斜視図である。
【0008】これらの図において、1はスクータ型自動
二輪車用のフレームで、このフレーム1は、前輪2およ
びハンドル3を有するフロントフォーク4を操舵自在に
支持するヘッドパイプ5と、このヘッドパイプ5から後
下がりに延設された車幅方向中央の1本の管材からなる
前部パイプ6と、この前部パイプ6に連結された左右一
対の後部パイプ7,7等とから構成されている。
二輪車用のフレームで、このフレーム1は、前輪2およ
びハンドル3を有するフロントフォーク4を操舵自在に
支持するヘッドパイプ5と、このヘッドパイプ5から後
下がりに延設された車幅方向中央の1本の管材からなる
前部パイプ6と、この前部パイプ6に連結された左右一
対の後部パイプ7,7等とから構成されている。
【0009】前記前部パイプ6は、後下がりに傾斜した
部分の下端部が略水平に屈曲されており、その水平部分
に後部パイプ7が溶接されている。
部分の下端部が略水平に屈曲されており、その水平部分
に後部パイプ7が溶接されている。
【0010】前記後部パイプ7は前部パイプ6に溶接さ
れる水平部分と、その水平部分の後部で屈曲されて後上
がりに延びる傾斜部分とからなり、屈曲部分に、後述す
るユニットスイング式原動機としての電動機内蔵型の動
力ユニット8が支軸9を介して揺動自在に支持されてい
る。なお、支軸9は軸線方向を車幅方向へ向けて配設さ
れている。
れる水平部分と、その水平部分の後部で屈曲されて後上
がりに延びる傾斜部分とからなり、屈曲部分に、後述す
るユニットスイング式原動機としての電動機内蔵型の動
力ユニット8が支軸9を介して揺動自在に支持されてい
る。なお、支軸9は軸線方向を車幅方向へ向けて配設さ
れている。
【0011】本実施例の電動二輪車は、前記前後パイプ
6,7の水平部分と対応する部分に車体カバー34のフ
ートボード34bによって低床な足乗せ部が構成されて
いる。車体カバー34は、図4に示すように、車体の前
部から後部にわたって上半部を覆う構造のトップカバー
34aと、このトップカバー34aの左右側板部分の下
側に連結された左右のフートボード34bと、これらの
左右のフートボード34b,34bの間であって収納ボ
ックス31の下方に位置するインナーフェンダー34c
等とから構成されている。
6,7の水平部分と対応する部分に車体カバー34のフ
ートボード34bによって低床な足乗せ部が構成されて
いる。車体カバー34は、図4に示すように、車体の前
部から後部にわたって上半部を覆う構造のトップカバー
34aと、このトップカバー34aの左右側板部分の下
側に連結された左右のフートボード34bと、これらの
左右のフートボード34b,34bの間であって収納ボ
ックス31の下方に位置するインナーフェンダー34c
等とから構成されている。
【0012】なお、前記トップカバー34aは、図1に
おいて前記前部パイプ6の後下がりに延びる部分と対応
する部分が後部より(左右側板部分より)側方へ膨出す
るように形成されており、その部分がレッグシールドを
構成している。その膨出部分を図4において符号34d
で示す。前記レッグシールドの前方となる部位には、バ
ッテリー15を搭載するためのバッテリーボックス16
が収納されている。
おいて前記前部パイプ6の後下がりに延びる部分と対応
する部分が後部より(左右側板部分より)側方へ膨出す
るように形成されており、その部分がレッグシールドを
構成している。その膨出部分を図4において符号34d
で示す。前記レッグシールドの前方となる部位には、バ
ッテリー15を搭載するためのバッテリーボックス16
が収納されている。
【0013】また、後部パイプ7の傾斜部分には、ブラ
ケット17,18を介してシート19が支持されると共
に、動力ユニット制御用のコントローラ20が支持固定
されている。
ケット17,18を介してシート19が支持されると共
に、動力ユニット制御用のコントローラ20が支持固定
されている。
【0014】前記動力ユニット8は、従来の自動二輪車
に用いられたユニットスイング式エンジンに対してエン
ジンと電動機との構成の違いを除いては殆ど同等の構造
とされ、後輪21を回転自在に支持する伝動ケース8a
と、この伝動ケース8a内に装着された電動機8bおよ
びVベルト式自動変速機8c等とから構成されている。
に用いられたユニットスイング式エンジンに対してエン
ジンと電動機との構成の違いを除いては殆ど同等の構造
とされ、後輪21を回転自在に支持する伝動ケース8a
と、この伝動ケース8a内に装着された電動機8bおよ
びVベルト式自動変速機8c等とから構成されている。
【0015】なお、電動機8bは、車幅方向略中央部に
位置づけられており、その回転子を支持する回転軸は車
幅方向を指向しているいわゆる横置き式である。また、
この電動機8bの固定子であるコイルは、前記コントロ
ーラ20を介してバッテリー15に接続されている。コ
ントローラ20は、バッテリー15から電動機8bへ供
給される電流量を、ハンドル3のスロットルグリップ3
aでの操作量に応じて制御するように構成されている。
すなわち、スロットルグリップ3aを操作することによ
って、電動機8bの回転数が変化することになる。
位置づけられており、その回転子を支持する回転軸は車
幅方向を指向しているいわゆる横置き式である。また、
この電動機8bの固定子であるコイルは、前記コントロ
ーラ20を介してバッテリー15に接続されている。コ
ントローラ20は、バッテリー15から電動機8bへ供
給される電流量を、ハンドル3のスロットルグリップ3
aでの操作量に応じて制御するように構成されている。
すなわち、スロットルグリップ3aを操作することによ
って、電動機8bの回転数が変化することになる。
【0016】そして、前記伝動ケース8aの前部が前記
支軸9によってフレーム1に枢支され、伝動ケース8a
における電動機8bの車体後側となる部分と後部パイプ
7との間には、車幅方向中央部に1本のリヤクッション
ユニット22が介装されている。
支軸9によってフレーム1に枢支され、伝動ケース8a
における電動機8bの車体後側となる部分と後部パイプ
7との間には、車幅方向中央部に1本のリヤクッション
ユニット22が介装されている。
【0017】前記バッテリーボックス16は合成樹脂に
よって一体に形成され、図3に示すように、一方に開口
する箱状に形成された左右一対のバッテリー収納部16
aどうしを板状連結部16bを介して連結した構造とさ
れている。また、左右のバッテリー収納部16a内は、
上下のバッテリー15どうしを接続するバッテリーケー
ブル(図示せず)を通すための切欠きが形成された仕切
板によってそれぞれ2室に仕切られている。
よって一体に形成され、図3に示すように、一方に開口
する箱状に形成された左右一対のバッテリー収納部16
aどうしを板状連結部16bを介して連結した構造とさ
れている。また、左右のバッテリー収納部16a内は、
上下のバッテリー15どうしを接続するバッテリーケー
ブル(図示せず)を通すための切欠きが形成された仕切
板によってそれぞれ2室に仕切られている。
【0018】そして、このバッテリーボックス16は、
図3に示すように左右のバッテリー収納部16aの間に
前部パイプ6を前方から(バッテリー収納部16aの底
部側から)臨ませて前部フレーム6に固定されている。
図3に示すように左右のバッテリー収納部16aの間に
前部パイプ6を前方から(バッテリー収納部16aの底
部側から)臨ませて前部フレーム6に固定されている。
【0019】バッテリーボックス16の固定構造は、図
3に示すように、板状連結部16bを貫通する取付けボ
ルト16eによって板状連結部16bを前部パイプ6に
ボルト止めすると共に、前部パイプ6に溶接されたバッ
テリーボックス用ブラケット6aに、バッテリー収納部
16aの底部をボルト止めする構造とされている。 この
バッテリーボックス16を使用すると、バッテリー15
が前部パイプ6の片側に上下に2個,左右合わせて4個
搭載できる。すなわち、バッテリー15は、前記前部パ
イプ6の両側に図1に示す側面視において前部パイプ6
と重なるように並べて複数装着されている。
3に示すように、板状連結部16bを貫通する取付けボ
ルト16eによって板状連結部16bを前部パイプ6に
ボルト止めすると共に、前部パイプ6に溶接されたバッ
テリーボックス用ブラケット6aに、バッテリー収納部
16aの底部をボルト止めする構造とされている。 この
バッテリーボックス16を使用すると、バッテリー15
が前部パイプ6の片側に上下に2個,左右合わせて4個
搭載できる。すなわち、バッテリー15は、前記前部パ
イプ6の両側に図1に示す側面視において前部パイプ6
と重なるように並べて複数装着されている。
【0020】なお、図3中に符号23で示す部材は、バ
ッテリー15がバッテリー収納部16aから逸脱するの
を防ぐためのバッテリーバンドである。このバッテリー
バンド23は、バッテリー収納部16aの開口部に上下
に架け渡され、バッテリー収納部16aの上下両側部に
形成されたブラケット(図示せず)にねじ止めされてい
る。
ッテリー15がバッテリー収納部16aから逸脱するの
を防ぐためのバッテリーバンドである。このバッテリー
バンド23は、バッテリー収納部16aの開口部に上下
に架け渡され、バッテリー収納部16aの上下両側部に
形成されたブラケット(図示せず)にねじ止めされてい
る。
【0021】前記シート19は、後部パイプ7にブラケ
ット17,18およびシート下収納ボックス40を介し
て支持され、後部がシート下収納ボックス40に枢支さ
れてシート下収納ボックス40を開閉するように構成さ
れている。そして、このシート下収納ボックス40の後
方に充電器24が搭載されている。この充電器24の充
電口24aはシート19の下方に位置づけられている。
なお、41はシート用ロック装置を示す。
ット17,18およびシート下収納ボックス40を介し
て支持され、後部がシート下収納ボックス40に枢支さ
れてシート下収納ボックス40を開閉するように構成さ
れている。そして、このシート下収納ボックス40の後
方に充電器24が搭載されている。この充電器24の充
電口24aはシート19の下方に位置づけられている。
なお、41はシート用ロック装置を示す。
【0022】前記充電器24は交流100V電源を直流
12Vに変えてバッテリー15を充電するように構成さ
れ、図示していないブラケットを介して後部パイプ7に
支持固定されている。
12Vに変えてバッテリー15を充電するように構成さ
れ、図示していないブラケットを介して後部パイプ7に
支持固定されている。
【0023】また、充電器24の入力部としての充電口
24aには、充電用コード(図示せず)と接続される充
電ソケットが設けられている。充電用コードとしては、
一端に前記充電ソケットと接続されるプラグが設けら
れ、他端に家庭用コンセント等に接続されるプラグが設
けられたものが使用される。なお、充電口24aに充電
用コードを接続するには、シート19を図1中に二点鎖
線で示すように起立させてシート下方の空間を開き、そ
の空間へ充電用コードを導入して行なう。図5において
19aはシート19の裏面に固定された荷重受けで、こ
の荷重受け19aはゴムによって形成している。
24aには、充電用コード(図示せず)と接続される充
電ソケットが設けられている。充電用コードとしては、
一端に前記充電ソケットと接続されるプラグが設けら
れ、他端に家庭用コンセント等に接続されるプラグが設
けられたものが使用される。なお、充電口24aに充電
用コードを接続するには、シート19を図1中に二点鎖
線で示すように起立させてシート下方の空間を開き、そ
の空間へ充電用コードを導入して行なう。図5において
19aはシート19の裏面に固定された荷重受けで、こ
の荷重受け19aはゴムによって形成している。
【0024】図1〜図4および図6において、符号31
で示すものは荷物用収納ボックスで、この収納ボックス
31は、前部パイプ6と後部パイプ7の水平部分上に載
置固定されている。また、この収納ボックス31は、図
6に示すように、車体左側に開口する箱状に合成樹脂に
よって一体に形成されており、バッテリーボックス16
と対向する前部には、バッテリー15を後方から着脱す
るための切欠き31aが形成されている。なお、図中3
2は収納ボックス31に収納されたヘルメットを示す。
で示すものは荷物用収納ボックスで、この収納ボックス
31は、前部パイプ6と後部パイプ7の水平部分上に載
置固定されている。また、この収納ボックス31は、図
6に示すように、車体左側に開口する箱状に合成樹脂に
よって一体に形成されており、バッテリーボックス16
と対向する前部には、バッテリー15を後方から着脱す
るための切欠き31aが形成されている。なお、図中3
2は収納ボックス31に収納されたヘルメットを示す。
【0025】そして、この収納ボックス31は、図4に
示すように、底面に突設された支持板31bと、ゴムブ
ッシュ33とを介して前部パイプ6および後部パイプ7
に支承されており、前部および後部に突設されたブラケ
ット31cをフレーム1の収納ボックス用ブラケット1
a,1bにボルト止めすることによって、フレーム1に
固定されている。
示すように、底面に突設された支持板31bと、ゴムブ
ッシュ33とを介して前部パイプ6および後部パイプ7
に支承されており、前部および後部に突設されたブラケ
ット31cをフレーム1の収納ボックス用ブラケット1
a,1bにボルト止めすることによって、フレーム1に
固定されている。
【0026】さらに、前記収納ボックス31の左側開口
部は、車体を覆う車体カバー34の一部を構成するリッ
ド35によって閉塞されるように構成されている。この
リッド35が本発明に係る蓋部材を構成している。
部は、車体を覆う車体カバー34の一部を構成するリッ
ド35によって閉塞されるように構成されている。この
リッド35が本発明に係る蓋部材を構成している。
【0027】そして、前記リッド35は、トップカバー
34aにおける収納ボックス31の開口部と対応する部
位に配置され、下縁部を中心として上部を車体に対して
接離させることによって開閉できるように構成されてい
る。なお、リッド35の上部には、収納ボックス31に
ロックレバー36が係合する構造のロック装置37が装
着されている。また、トップカバー34aと収納ボック
ス31の開口縁との間には、雨水等が浸入するのを防ぐ
ためにシール部材37が介装されている。
34aにおける収納ボックス31の開口部と対応する部
位に配置され、下縁部を中心として上部を車体に対して
接離させることによって開閉できるように構成されてい
る。なお、リッド35の上部には、収納ボックス31に
ロックレバー36が係合する構造のロック装置37が装
着されている。また、トップカバー34aと収納ボック
ス31の開口縁との間には、雨水等が浸入するのを防ぐ
ためにシール部材37が介装されている。
【0028】車体カバー34の前記フートボード34b
は後部パイプ7に取付けブラケット38を介して固定さ
れており、トップカバー34aの左右側板部分より側方
へ突出する略水平な足乗せ部分が形成されている。な
お、図2において二点鎖線Aで示す部分は、乗員の足を
示す。
は後部パイプ7に取付けブラケット38を介して固定さ
れており、トップカバー34aの左右側板部分より側方
へ突出する略水平な足乗せ部分が形成されている。な
お、図2において二点鎖線Aで示す部分は、乗員の足を
示す。
【0029】前記インナーフェンダー34cは、図4に
示すように、前部パイプ6および後部パイプ7の水平部
分と対向する部分が左右両側部より上方へ湾曲されてい
る。このようにインナーフェンダー34cを構成する
と、動力ユニット8に走行風を導く走行風通路39がフ
レーム1の下方に形成されることになる。なお、走行風
を図1中矢印Bで示す。
示すように、前部パイプ6および後部パイプ7の水平部
分と対向する部分が左右両側部より上方へ湾曲されてい
る。このようにインナーフェンダー34cを構成する
と、動力ユニット8に走行風を導く走行風通路39がフ
レーム1の下方に形成されることになる。なお、走行風
を図1中矢印Bで示す。
【0030】上述したように構成された電動二輪車で
は、スロットルグリップ3aを操作して電動機8bの回
転軸が回転すると、その回転力がVベルト式自動変速機
8cを介して後輪21に伝えられて走行するようにな
る。
は、スロットルグリップ3aを操作して電動機8bの回
転軸が回転すると、その回転力がVベルト式自動変速機
8cを介して後輪21に伝えられて走行するようにな
る。
【0031】また、バッテリー15の充電作業は、シー
ト19を起立させてシート下の空間を開き、その状態で
充電用コードを充電口24aから充電ソケットに接続し
て行なう。
ト19を起立させてシート下の空間を開き、その状態で
充電用コードを充電口24aから充電ソケットに接続し
て行なう。
【0032】さらに、バッテリー15を着脱するには、
リッド35を開き、バッテリーバンド23を外した状態
で行なう。例えばバッテリー15を取り外すときには、
先ず、リッド35を開き、収納ボックス31の荷物収納
部を開口させる。次に、バッテリーバンド23を取り外
してバッテリー15を収納ボックス31の前側の切欠き
31aを通して一旦収納ボックス31内へ引き出す。そ
して、収納ボックス31の車体左側の開口部から取り出
す。
リッド35を開き、バッテリーバンド23を外した状態
で行なう。例えばバッテリー15を取り外すときには、
先ず、リッド35を開き、収納ボックス31の荷物収納
部を開口させる。次に、バッテリーバンド23を取り外
してバッテリー15を収納ボックス31の前側の切欠き
31aを通して一旦収納ボックス31内へ引き出す。そ
して、収納ボックス31の車体左側の開口部から取り出
す。
【0033】したがって、上述したように構成された電
動二輪車では、車体の前後方向中心より前輪2側に重量
物であるバッテリー15が位置づけられると共に、後輪
21側に動力ユニット8が位置づけられ、しかも、車体
の前後方向の略中央部に収納ボックス31が位置づけら
れるから、前輪2と後輪21とに車体重量が略均等に分
配される。また、バッテリー15は、足乗せ部分以外の
部位に搭載されることになり、しかも、側面視において
フレームにおける前部パイプと重なって車体前後方向に
コンパクトに装着される。また、レッグシールドとシー
ト前端との間の空間に上下、前後方向に大型の収納ボッ
クスが形成される。 さらに、バッテリー15の着脱作業
を行うときにバッテリー15を収納ボックス31の床に
一旦載置することができ、この床を作業台として使用す
ることができる。
動二輪車では、車体の前後方向中心より前輪2側に重量
物であるバッテリー15が位置づけられると共に、後輪
21側に動力ユニット8が位置づけられ、しかも、車体
の前後方向の略中央部に収納ボックス31が位置づけら
れるから、前輪2と後輪21とに車体重量が略均等に分
配される。また、バッテリー15は、足乗せ部分以外の
部位に搭載されることになり、しかも、側面視において
フレームにおける前部パイプと重なって車体前後方向に
コンパクトに装着される。また、レッグシールドとシー
ト前端との間の空間に上下、前後方向に大型の収納ボッ
クスが形成される。 さらに、バッテリー15の着脱作業
を行うときにバッテリー15を収納ボックス31の床に
一旦載置することができ、この床を作業台として使用す
ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電動二
輪車は、ヘッドパイプとシートとの間で下方へ屈曲され
たフレームを有し、前記屈曲部分の底部に低床な足乗せ
部を設けると共に、前記フレームおよびヘッドパイプの
後方にレッグシールドを備え、電動機と後輪駆動用動力
伝達装置と後輪とを備えた動力ユニットをシート下方で
前記フレームに枢支させて取付けた電動二輪車におい
て、前記フレームにおけるヘッドパイプから後下がりに
延びる部分を車幅方向中央1本の前部パイプで形成し、
前記電動機に給電するバッテリーを前記レッグシールド
の前方であって前記前部パイプの両側に側面視において
前部パイプと重なるように並べて複数装着し、このバッ
テリーを後方から着脱する構造とし、前記フレームにお
ける足乗せ部と対応する部分の上に、前記バッテリーを
出し入れする切欠きと、前記足乗せ部に沿って延びる略
水平な床と、車体の側方に向けて開口して蓋部材によっ
て開閉される出し入れ口とを有し、前記レッグシールド
からシートの前端部まで前後方向に延在する収納ボック
スを設けたため、車体の前後方向中心より前輪側に重量
物であるバッテリーが位置づけられると共に、後輪側に
ユニットスイング式電動機が位置づけられ、しかも、車
体の前後方向の略中央部に収納ボックスが位置づけられ
るから、前輪と後輪とに車体重量が略均等に分配され
る。また、足乗せ部分以外の部位にバッテリーが搭載さ
れることになり、しかも、側面視においてフレームにお
ける前部パイプと重なって車体前後方向にコンパクトに
装着される。
輪車は、ヘッドパイプとシートとの間で下方へ屈曲され
たフレームを有し、前記屈曲部分の底部に低床な足乗せ
部を設けると共に、前記フレームおよびヘッドパイプの
後方にレッグシールドを備え、電動機と後輪駆動用動力
伝達装置と後輪とを備えた動力ユニットをシート下方で
前記フレームに枢支させて取付けた電動二輪車におい
て、前記フレームにおけるヘッドパイプから後下がりに
延びる部分を車幅方向中央1本の前部パイプで形成し、
前記電動機に給電するバッテリーを前記レッグシールド
の前方であって前記前部パイプの両側に側面視において
前部パイプと重なるように並べて複数装着し、このバッ
テリーを後方から着脱する構造とし、前記フレームにお
ける足乗せ部と対応する部分の上に、前記バッテリーを
出し入れする切欠きと、前記足乗せ部に沿って延びる略
水平な床と、車体の側方に向けて開口して蓋部材によっ
て開閉される出し入れ口とを有し、前記レッグシールド
からシートの前端部まで前後方向に延在する収納ボック
スを設けたため、車体の前後方向中心より前輪側に重量
物であるバッテリーが位置づけられると共に、後輪側に
ユニットスイング式電動機が位置づけられ、しかも、車
体の前後方向の略中央部に収納ボックスが位置づけられ
るから、前輪と後輪とに車体重量が略均等に分配され
る。また、足乗せ部分以外の部位にバッテリーが搭載さ
れることになり、しかも、側面視においてフレームにお
ける前部パイプと重なって車体前後方向にコンパクトに
装着される。
【0035】したがって、前後輪での重量配分に片寄り
が生じるのを防ぎつつ、足乗せ部分を低位置に位置づけ
ることができ、しかもレッグシールドとシートとの間の
空間に大きな収納空間を確保できる。また、バッテリー
の着脱作業を行うときに収納ボックスの床を利用するこ
とができるから、作業者の負担を軽減することができ
る。
が生じるのを防ぎつつ、足乗せ部分を低位置に位置づけ
ることができ、しかもレッグシールドとシートとの間の
空間に大きな収納空間を確保できる。また、バッテリー
の着脱作業を行うときに収納ボックスの床を利用するこ
とができるから、作業者の負担を軽減することができ
る。
【図1】 本発明に係る電動二輪車の側面図である。
【図2】 本発明に係る電動二輪車の平面図である。
【図3】 図1におけるIII−III線断面図である。
【図4】 図1におけるIV−IV線断面図である。
【図5】 図1におけるシート部分のV−V線断面図であ
る。
る。
【図6】 収納ボックスの斜視図である。
【符号の説明】1…フレーム、5…ヘッドパイプ、6…前部パイプ、8
…動力ユニット、9…支軸、15…バッテリー、16…
バッテリーボックス、19…シート、31…収納ボック
ス、31a…切欠き、35…リッド。
…動力ユニット、9…支軸、15…バッテリー、16…
バッテリーボックス、19…シート、31…収納ボック
ス、31a…切欠き、35…リッド。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−164682(JP,A) 特開 平1−103589(JP,A) 特開 平3−217384(JP,A) 実開 平3−63064(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 9/00 B60L 11/18
Claims (1)
- 【請求項1】 ヘッドパイプとシートとの間で下方へ屈
曲されたフレームを有し、前記屈曲部分の底部に低床な
足乗せ部を設けると共に、前記フレームおよびヘッドパ
イプの後方にレッグシールドを備え、電動機と後輪駆動
用動力伝達装置と後輪とを備えた動力ユニットをシート
下方で前記フレームに枢支させて取付けた電動二輪車に
おいて、前記フレームにおけるヘッドパイプから後下が
りに延びる部分を車幅方向中央1本の前部パイプで形成
し、前記電動機に給電するバッテリーを前記レッグシー
ルドの前方であって前記前部パイプの両側に側面視にお
いて前部パイプと重なるように並べて複数装着し、この
バッテリーを後方から着脱する構造とし、前記フレーム
における足乗せ部と対応する部分の上に、前記バッテリ
ーを出し入れする切欠きと、前記足乗せ部に沿って延び
る略水平な床と、車体の側方に向けて開口して蓋部材に
よって開閉される出し入れ口とを有し、前記レッグシー
ルドからシートの前端部まで前後方向に延在する収納ボ
ックスを設けたことを特徴とする電動二輪車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3297795A JP3069808B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 電動二輪車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3297795A JP3069808B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 電動二輪車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05105142A JPH05105142A (ja) | 1993-04-27 |
JP3069808B2 true JP3069808B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=17851270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3297795A Expired - Fee Related JP3069808B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 電動二輪車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3069808B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11323435B2 (en) | 2019-05-08 | 2022-05-03 | The Boeing Company | Method and apparatus for advanced security systems over a power line connection |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3674689B2 (ja) * | 2000-09-22 | 2005-07-20 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車 |
JP3652625B2 (ja) * | 2001-06-18 | 2005-05-25 | 本田技研工業株式会社 | スクータ型車両 |
JP4278158B2 (ja) * | 2004-05-18 | 2009-06-10 | 本田技研工業株式会社 | 電動車両のバッテリ搭載構造 |
JP5001047B2 (ja) * | 2007-03-30 | 2012-08-15 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車のバッテリ配置構造 |
JP5600669B2 (ja) * | 2011-12-28 | 2014-10-01 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型電動車両の車体構造 |
JP5995895B2 (ja) * | 2014-03-19 | 2016-09-21 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車 |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP3297795A patent/JP3069808B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11323435B2 (en) | 2019-05-08 | 2022-05-03 | The Boeing Company | Method and apparatus for advanced security systems over a power line connection |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05105142A (ja) | 1993-04-27 |
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