JP3067547B2 - シールドコネクタ - Google Patents
シールドコネクタInfo
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- JP3067547B2 JP3067547B2 JP6247242A JP24724294A JP3067547B2 JP 3067547 B2 JP3067547 B2 JP 3067547B2 JP 6247242 A JP6247242 A JP 6247242A JP 24724294 A JP24724294 A JP 24724294A JP 3067547 B2 JP3067547 B2 JP 3067547B2
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- shield electrode
- wire
- shield
- ring member
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールドコネクタおよ
び端子金具の接続方法に関する。
び端子金具の接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシールドコネクタとし
て、図13に示す実開平4−23081号公報に開示さ
れたものが知られている。図13において、シールド電
極となるカバー1は一枚の金属板材を屈曲して概ね筒状
に形成されており、円筒状とした円筒部2と、この円筒
部2における一方の開口端に接続されるとともに同円筒
部2の軸線方向に沿って開口するようにU字形に屈曲さ
れたクランプ部3とから構成されている。ボディ4は肉
抜きした樹脂性の円筒体として形成され、中心部に軸方
向の貫通孔4aを有している。また、カバー1における
クランプ部3が接続されていない側の開口から挿入可能
な外径に形成されるとともに、同カバー1の半分程度の
長さに形成されている。
て、図13に示す実開平4−23081号公報に開示さ
れたものが知られている。図13において、シールド電
極となるカバー1は一枚の金属板材を屈曲して概ね筒状
に形成されており、円筒状とした円筒部2と、この円筒
部2における一方の開口端に接続されるとともに同円筒
部2の軸線方向に沿って開口するようにU字形に屈曲さ
れたクランプ部3とから構成されている。ボディ4は肉
抜きした樹脂性の円筒体として形成され、中心部に軸方
向の貫通孔4aを有している。また、カバー1における
クランプ部3が接続されていない側の開口から挿入可能
な外径に形成されるとともに、同カバー1の半分程度の
長さに形成されている。
【0003】全体的にピン状に形成されるとともに一端
に平板を略U字形に屈曲した圧着部5aを有するピン5
は、上記ボディ4の貫通孔4aに挿入して貫通可能とな
っている。樹脂製の筒状としたキャップ(ケーシング)
6は、一端に上記カバー1を挿入可能な大径の開口6a
を有するとともに、他端にケーブル(シールド電線)7
を挿入可能な小径の開口6bを有している。同ケーブル
7は、同軸状に積層して構成され、、中心に導体7aを
備えるとともに、その周りを内線被覆7bにて被覆し、
その周りを編組線7cにて被覆し、そして外周を絶縁外
皮7dにて被覆して構成されている。
に平板を略U字形に屈曲した圧着部5aを有するピン5
は、上記ボディ4の貫通孔4aに挿入して貫通可能とな
っている。樹脂製の筒状としたキャップ(ケーシング)
6は、一端に上記カバー1を挿入可能な大径の開口6a
を有するとともに、他端にケーブル(シールド電線)7
を挿入可能な小径の開口6bを有している。同ケーブル
7は、同軸状に積層して構成され、、中心に導体7aを
備えるとともに、その周りを内線被覆7bにて被覆し、
その周りを編組線7cにて被覆し、そして外周を絶縁外
皮7dにて被覆して構成されている。
【0004】かかるシールドコネクタを組み付けるには
次のようにする。ケーブル7の先端を段階的に皮剥き
し、キャップ6の開口6bから先通しして先端の導体7
aをピン5の圧着部5aにて圧着接続する。カバー1の
円筒部2に対してボディ4を奥まで挿入しておき、ピン
5をクランプ部3の側から同ボディ4の貫通孔4aに挿
入する。このとき、ケーブル7における編組線7cの部
分がクランプ部3に入るように皮剥きの長さを調整して
おく。ケーブル7を巻き込むようにクランプ部3をプレ
スすると、ケーブル7の先端に上記カバー1が固定さ
れ、キャップ6を把持してケーブル7を引っ張ると当該
カバー1部分がキャップ6内に引き込まれて組付が完了
する。
次のようにする。ケーブル7の先端を段階的に皮剥き
し、キャップ6の開口6bから先通しして先端の導体7
aをピン5の圧着部5aにて圧着接続する。カバー1の
円筒部2に対してボディ4を奥まで挿入しておき、ピン
5をクランプ部3の側から同ボディ4の貫通孔4aに挿
入する。このとき、ケーブル7における編組線7cの部
分がクランプ部3に入るように皮剥きの長さを調整して
おく。ケーブル7を巻き込むようにクランプ部3をプレ
スすると、ケーブル7の先端に上記カバー1が固定さ
れ、キャップ6を把持してケーブル7を引っ張ると当該
カバー1部分がキャップ6内に引き込まれて組付が完了
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のシール
ドコネクタにおいては、カバー1のクランプ部3が直に
ケーブル7を巻き込んで接続するため、一端は大径とな
るとともに、他端は小径となっている。これを収容する
キャップ6は一端が大径となるとともに他端が小径とな
り、小径のケーブル7を小径の側から先通ししておい
て、引き戻さざるをえない。すなわち、先通ししておい
てから引き戻すので作業が非効率であるという課題があ
った。本発明は、上記課題にかんがみてなされたもの
で、組付の作業性を改善することが可能なシールドコネ
クタの提供を目的とする。
ドコネクタにおいては、カバー1のクランプ部3が直に
ケーブル7を巻き込んで接続するため、一端は大径とな
るとともに、他端は小径となっている。これを収容する
キャップ6は一端が大径となるとともに他端が小径とな
り、小径のケーブル7を小径の側から先通ししておい
て、引き戻さざるをえない。すなわち、先通ししておい
てから引き戻すので作業が非効率であるという課題があ
った。本発明は、上記課題にかんがみてなされたもの
で、組付の作業性を改善することが可能なシールドコネ
クタの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、内部に収容された端子金
具の周囲をシールド電極にて覆い、絶縁被覆された内線
の外周を編組線にて被覆してその外周を絶縁被覆したシ
ールド電線における同内線を上記端子金具に接続すると
ともに同編組線を同シールド電極に接続したシールドコ
ネクタにおいて、導電性部材にて筒体状に形成されて内
部に上記シールド電線を挿通可能であるとともに、当該
シールド電線を挿入する側の開口端周壁には他端に向け
て切り欠きを形成して複数の帯板片を形成したシールド
電極と、上記シールド電極を保持するとともにその内部
に上記端子金具を保持する筒状のケーシングと、上記シ
ールド電線にて貫通される筒体状に形成されるとともに
端子金具の側の開口縁には上記シールド電極における帯
板片に対応する位置に反対側の開口に向かって開口径が
小さくなるテーパー状の押さえ面を形成し、上記シール
ド電極の外周に被せたときに同押さえ面にて同帯板片を
上記シールド電線に向けて強制的に湾曲させてその外周
面に当接させるリング部材とを備え、前記ケーシング
は、内部に上記シールド電極を保持する筒状の開口を有
しているとともに、上記リング部材は、当該開口から挿
入可能に形成され、当該リング部材を当該開口から挿入
していくと上記シールド電極の開口端が当該リング部材
の開口端内に挿入されるように誘導される構成としてあ
る。
め、請求項1にかかる発明は、内部に収容された端子金
具の周囲をシールド電極にて覆い、絶縁被覆された内線
の外周を編組線にて被覆してその外周を絶縁被覆したシ
ールド電線における同内線を上記端子金具に接続すると
ともに同編組線を同シールド電極に接続したシールドコ
ネクタにおいて、導電性部材にて筒体状に形成されて内
部に上記シールド電線を挿通可能であるとともに、当該
シールド電線を挿入する側の開口端周壁には他端に向け
て切り欠きを形成して複数の帯板片を形成したシールド
電極と、上記シールド電極を保持するとともにその内部
に上記端子金具を保持する筒状のケーシングと、上記シ
ールド電線にて貫通される筒体状に形成されるとともに
端子金具の側の開口縁には上記シールド電極における帯
板片に対応する位置に反対側の開口に向かって開口径が
小さくなるテーパー状の押さえ面を形成し、上記シール
ド電極の外周に被せたときに同押さえ面にて同帯板片を
上記シールド電線に向けて強制的に湾曲させてその外周
面に当接させるリング部材とを備え、前記ケーシング
は、内部に上記シールド電極を保持する筒状の開口を有
しているとともに、上記リング部材は、当該開口から挿
入可能に形成され、当該リング部材を当該開口から挿入
していくと上記シールド電極の開口端が当該リング部材
の開口端内に挿入されるように誘導される構成としてあ
る。
【0007】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
に記載のシールドコネクタにおいて、上記リング部材
は、一端において上記ケーシングの端部を覆蓋可能な内
径とするとともにその内周面には同ケーシングの外周面
に対して水密に密着可能なシール部材を配設し、他端に
おいてはその内周面に上記シールド電線の外周面に対し
て水密に密着可能なシール部材を配設した構成としてあ
る。
に記載のシールドコネクタにおいて、上記リング部材
は、一端において上記ケーシングの端部を覆蓋可能な内
径とするとともにその内周面には同ケーシングの外周面
に対して水密に密着可能なシール部材を配設し、他端に
おいてはその内周面に上記シールド電線の外周面に対し
て水密に密着可能なシール部材を配設した構成としてあ
る。
【0008】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる発明に
おいては、シールド電極におけるシールド電線を挿入す
る側の開口端周壁には他端に向けて切り欠きを形成して
複数の帯板片を形成してあり、予めリング部材を貫通さ
せておいてからシールド電線を挿入する。リング部材を
シールド電極の側に近接させていくと、リング部材の端
部がシールド電極の端部外周に被さり、さらにテーパー
状の押さえ面が上記帯板片の外側から当接する。押さえ
面は当該リング部材の反対側の開口に向かうにつれて開
口径が小さくなっているので、帯板片は押さえ面に押し
込まれて内側に湾曲される。シールド電線の編組線を露
出させておくと、内側に湾曲していく帯板片の先端は当
該編組線に近接していって当接し、導通する。この場
合、ケーシングの開口にリング部材を挿入していけば、
シールド電極の開口端は自然にリング部材の開口端内に
挿入されていく。
おいては、シールド電極におけるシールド電線を挿入す
る側の開口端周壁には他端に向けて切り欠きを形成して
複数の帯板片を形成してあり、予めリング部材を貫通さ
せておいてからシールド電線を挿入する。リング部材を
シールド電極の側に近接させていくと、リング部材の端
部がシールド電極の端部外周に被さり、さらにテーパー
状の押さえ面が上記帯板片の外側から当接する。押さえ
面は当該リング部材の反対側の開口に向かうにつれて開
口径が小さくなっているので、帯板片は押さえ面に押し
込まれて内側に湾曲される。シールド電線の編組線を露
出させておくと、内側に湾曲していく帯板片の先端は当
該編組線に近接していって当接し、導通する。この場
合、ケーシングの開口にリング部材を挿入していけば、
シールド電極の開口端は自然にリング部材の開口端内に
挿入されていく。
【0009】さらに、上記のように構成した請求項2に
かかる発明においては、ケーシングの開口端をリング部
材で覆蓋するとともに、シール部材にて水密に密着する
ので、外部からの水の進入を防止する。
かかる発明においては、ケーシングの開口端をリング部
材で覆蓋するとともに、シール部材にて水密に密着する
ので、外部からの水の進入を防止する。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、シールド
電極とシールド電線とを別個に組み付ける構成となって
いるため、従来のようにケーシングに先通ししてからシ
ールド電極とシールド電線とを組み付け、最後に引き戻
すといったような煩雑な手によらずに組み付けることが
できる。特に、リング部材を押し込んでいくときにバネ
板片を湾曲させるようになっているため、当初はシール
ド電極の内側に突出するものがなく、端子金具を接続し
たシールド電線を容易に挿入することができる。しか
も、ケーシングによってリング部材の挿入を誘導するた
め、位置決めが容易で作業が容易になる。
電極とシールド電線とを別個に組み付ける構成となって
いるため、従来のようにケーシングに先通ししてからシ
ールド電極とシールド電線とを組み付け、最後に引き戻
すといったような煩雑な手によらずに組み付けることが
できる。特に、リング部材を押し込んでいくときにバネ
板片を湾曲させるようになっているため、当初はシール
ド電極の内側に突出するものがなく、端子金具を接続し
たシールド電線を容易に挿入することができる。しか
も、ケーシングによってリング部材の挿入を誘導するた
め、位置決めが容易で作業が容易になる。
【0011】さらに、請求項2にかかる発明によれば、
防水性を容易に実現できる。
防水性を容易に実現できる。
【0012】
【実施例】以下、図面にもとづいて本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例にかかるシールドコ
ネクタを分解斜視図により示している。本実施例のシー
ルドコネクタは、概ね筒状のハウジング(ケーシング)
10に対し、一方の開口からシールド電極20とキャッ
プ30とゴムシール40とを装着し、他方の開口から端
子金具50とともにゴム栓60とリング部材70とを備
えたシールド電線80を挿入して構成されている。
明する。図1は、本発明の一実施例にかかるシールドコ
ネクタを分解斜視図により示している。本実施例のシー
ルドコネクタは、概ね筒状のハウジング(ケーシング)
10に対し、一方の開口からシールド電極20とキャッ
プ30とゴムシール40とを装着し、他方の開口から端
子金具50とともにゴム栓60とリング部材70とを備
えたシールド電線80を挿入して構成されている。
【0013】図2及び図3に示すように、ハウジング
(ケーシング)10は軸方向に貫通され、前方部分は中
心部の内筒部11をフード部12にて覆った二重構造に
なっている。内筒部11は内部に雌型の端子金具50を
挿入可能な端子収容室13を有しており、当該端子収容
室13の前面には雄型の端子金具を挿入可能な相手側端
子金具挿入口13aを形成しているとともに、底面には
片持ちのアーム状とするとともに当該端子収容室13の
内部に向けて突出するくさび状の突起14aを備えたラ
ンス14が形成されている。ランス14の下方にあたる
位置には当該内筒部11の前面から奥に向かって切り込
んで形成された切り込み部15が備えられおり、ランス
14が下方に向かって撓むときに当該切り込み部15内
に進入する。
(ケーシング)10は軸方向に貫通され、前方部分は中
心部の内筒部11をフード部12にて覆った二重構造に
なっている。内筒部11は内部に雌型の端子金具50を
挿入可能な端子収容室13を有しており、当該端子収容
室13の前面には雄型の端子金具を挿入可能な相手側端
子金具挿入口13aを形成しているとともに、底面には
片持ちのアーム状とするとともに当該端子収容室13の
内部に向けて突出するくさび状の突起14aを備えたラ
ンス14が形成されている。ランス14の下方にあたる
位置には当該内筒部11の前面から奥に向かって切り込
んで形成された切り込み部15が備えられおり、ランス
14が下方に向かって撓むときに当該切り込み部15内
に進入する。
【0014】ハウジング10の後端は大きく開口した端
子金具挿入部16となっており、当該端子金具挿入部1
6の前端部分の内面に上記内筒部11の後端部分が宙吊
り状に保持されるように当間隔の連通壁17a〜17d
が形成されている。これにより、内筒部11の外周面か
ら端子金具挿入部16の内周面へと連続するシールド電
極挿通孔18a〜18dが形成されている。なお、四つ
のシールド電極挿通孔18a〜18dにて全体として上
記内筒部11の外周に沿った円形の貫通孔を形成してい
る。なお、内筒部11の奥側端部には当該内筒部11が
端子金具挿入部16にて宙吊り状態となる部分を覆うよ
うにフード部12の奥壁から筒状の防水シール壁19a
を形成してあり、また、当該フード部の上面には相手側
コネクタとの嵌合接続時に同コネクタと係合して保持す
る可撓性を有するロックアーム19bが備えられてい
る。
子金具挿入部16となっており、当該端子金具挿入部1
6の前端部分の内面に上記内筒部11の後端部分が宙吊
り状に保持されるように当間隔の連通壁17a〜17d
が形成されている。これにより、内筒部11の外周面か
ら端子金具挿入部16の内周面へと連続するシールド電
極挿通孔18a〜18dが形成されている。なお、四つ
のシールド電極挿通孔18a〜18dにて全体として上
記内筒部11の外周に沿った円形の貫通孔を形成してい
る。なお、内筒部11の奥側端部には当該内筒部11が
端子金具挿入部16にて宙吊り状態となる部分を覆うよ
うにフード部12の奥壁から筒状の防水シール壁19a
を形成してあり、また、当該フード部の上面には相手側
コネクタとの嵌合接続時に同コネクタと係合して保持す
る可撓性を有するロックアーム19bが備えられてい
る。
【0015】シールド電極(シェル)20は、金属板を
屈曲して上記内筒部11の外径に一致する内径とした円
筒状をなし、図4に示すように後端側から前端側に向け
て四本の切り込み21を形成して四つの周壁20aに分
割している。各周壁20aには、この切り込み21の他
にさらに先端を三分割する切り込み23が形成されてお
り、幅方向の中央に細い帯板片24を形成している。切
り込み21は上記連通壁17a〜17dの幅及び間隔と
一致するように形成してあり、後端側から内筒部11の
先端を挿入していくと、連通壁17a〜17dは切り込
み21内に入り込む。連通壁17a〜17dが切り込み
21の先端まで到達するまで挿入すると、当該シールド
電極20の後端は端子金具挿入部16に入り込んだ状態
となる。なお、各切り込み21における奥近辺には切り
込み内に向かって突出するくさび状の係止爪22を形成
してあり、上述したようにしてシールド電極20を奥ま
で挿入すると、当該係止爪22が連通壁17a〜17d
に食い込み、シールド電極20の抜け止めを図る。ま
た、シールド電極20は、内筒部11の周囲においてそ
の外周面に概ね沿って配置され、端子金具挿入部16内
では当該端子金具挿入部16の内周面に沿って配置され
る。
屈曲して上記内筒部11の外径に一致する内径とした円
筒状をなし、図4に示すように後端側から前端側に向け
て四本の切り込み21を形成して四つの周壁20aに分
割している。各周壁20aには、この切り込み21の他
にさらに先端を三分割する切り込み23が形成されてお
り、幅方向の中央に細い帯板片24を形成している。切
り込み21は上記連通壁17a〜17dの幅及び間隔と
一致するように形成してあり、後端側から内筒部11の
先端を挿入していくと、連通壁17a〜17dは切り込
み21内に入り込む。連通壁17a〜17dが切り込み
21の先端まで到達するまで挿入すると、当該シールド
電極20の後端は端子金具挿入部16に入り込んだ状態
となる。なお、各切り込み21における奥近辺には切り
込み内に向かって突出するくさび状の係止爪22を形成
してあり、上述したようにしてシールド電極20を奥ま
で挿入すると、当該係止爪22が連通壁17a〜17d
に食い込み、シールド電極20の抜け止めを図る。ま
た、シールド電極20は、内筒部11の周囲においてそ
の外周面に概ね沿って配置され、端子金具挿入部16内
では当該端子金具挿入部16の内周面に沿って配置され
る。
【0016】本実施例においては、シールド電極20の
後端を四片に分割し、これに合わせて四つの連通壁17
a〜17dを形成しているが、その数は必要に応じて増
減することができる。また、これに対応して帯板片24
の幅も適宜変更することができる。シールド電極20は
必ずしも一体である必要はなく、各周壁20aごとに円
筒を分割して形成してもよい。キャップ30は内筒部1
1の先端を覆蓋可能な概ねキャップ形状をなしている。
キャップ30の内底面であって装着時に上記切り込み部
15に対面する部分には板片状の二重係止片31を突出
して形成してあり、同二重係止片31には上記切り込み
部15の上壁面と係合可能な係止突起を形成してある。
キャップ30はシールド電極20の外径に一致する内径
としてあり、シールド電極20を装着した内筒部11の
先端部分に対して装着可能となっている。また、側面に
は当間隔に四つの窓33a〜33dを形成してあり、当
該窓33a〜33dを介して内筒部11を覆うシールド
電極20が外部に露出するようになる。なお、窓33a
〜33dの前端は当該キャップ30の前面に連通してお
り、シールド電極20は前端から側面にかけて露出する
ことになる。また、キャップ30の開口端は径方向に拡
径されたフランジ34を形成してあり、このフランジ3
4は防水シール壁19aの端部よりもわずかに大径とな
っている。当該フランジ34は防水シール壁19aに図
6に示すリング状のゴムシール40を装着したときにそ
の前端を押さえ込み、同ゴムシール40の抜け止めを図
る。なお、キャップ30の前面にも雄型の端子金具を挿
入可能な相手側端子金具挿入口35を形成している一
方、シールド電線80は内部導体である芯線を樹脂製の
絶縁体で被覆した内線81の周囲を外部導体である編組
線(シールド線)82にて被覆するとともに最外周を外
皮83にて樹脂被覆して構成されており、先端に端子金
具50を圧着接続している。
後端を四片に分割し、これに合わせて四つの連通壁17
a〜17dを形成しているが、その数は必要に応じて増
減することができる。また、これに対応して帯板片24
の幅も適宜変更することができる。シールド電極20は
必ずしも一体である必要はなく、各周壁20aごとに円
筒を分割して形成してもよい。キャップ30は内筒部1
1の先端を覆蓋可能な概ねキャップ形状をなしている。
キャップ30の内底面であって装着時に上記切り込み部
15に対面する部分には板片状の二重係止片31を突出
して形成してあり、同二重係止片31には上記切り込み
部15の上壁面と係合可能な係止突起を形成してある。
キャップ30はシールド電極20の外径に一致する内径
としてあり、シールド電極20を装着した内筒部11の
先端部分に対して装着可能となっている。また、側面に
は当間隔に四つの窓33a〜33dを形成してあり、当
該窓33a〜33dを介して内筒部11を覆うシールド
電極20が外部に露出するようになる。なお、窓33a
〜33dの前端は当該キャップ30の前面に連通してお
り、シールド電極20は前端から側面にかけて露出する
ことになる。また、キャップ30の開口端は径方向に拡
径されたフランジ34を形成してあり、このフランジ3
4は防水シール壁19aの端部よりもわずかに大径とな
っている。当該フランジ34は防水シール壁19aに図
6に示すリング状のゴムシール40を装着したときにそ
の前端を押さえ込み、同ゴムシール40の抜け止めを図
る。なお、キャップ30の前面にも雄型の端子金具を挿
入可能な相手側端子金具挿入口35を形成している一
方、シールド電線80は内部導体である芯線を樹脂製の
絶縁体で被覆した内線81の周囲を外部導体である編組
線(シールド線)82にて被覆するとともに最外周を外
皮83にて樹脂被覆して構成されており、先端に端子金
具50を圧着接続している。
【0017】図5に示すリング部材70は、内部にシー
ルド電線80を挿入可能であるとともに、端子金具挿入
部16に挿入可能な外径の筒状に形成されている。リン
グ部材70の内周面には均等に間隔を空けて四つの畦状
の突壁71を形成してあり、各突壁71における開口端
部は徐々に外周方向に向かって近接するように傾斜した
押さえ面71aとなっている。すなわち、押さえ面71
aは反対側の開口に向かって徐々に内側に突出する突壁
71の前面に形成した傾斜面であり、奥側に向かって開
口径が小さくなるようにしている。また、各突壁71の
幅は上記シールド電極20における周壁20aに形成し
た帯板片24よりもわずかに幅狭となるように形成して
ある。
ルド電線80を挿入可能であるとともに、端子金具挿入
部16に挿入可能な外径の筒状に形成されている。リン
グ部材70の内周面には均等に間隔を空けて四つの畦状
の突壁71を形成してあり、各突壁71における開口端
部は徐々に外周方向に向かって近接するように傾斜した
押さえ面71aとなっている。すなわち、押さえ面71
aは反対側の開口に向かって徐々に内側に突出する突壁
71の前面に形成した傾斜面であり、奥側に向かって開
口径が小さくなるようにしている。また、各突壁71の
幅は上記シールド電極20における周壁20aに形成し
た帯板片24よりもわずかに幅狭となるように形成して
ある。
【0018】以下、図面にもとづいて本発明の実施例を
説明する。ハウジング10の側では、フード部12の内
部の防水シール壁19aにゴムシール40を装着し、シ
ールド電極20を切り込み21の側から内筒部11の外
周に被せていく。連通壁17a〜17dと切り込み21
との位置を合わせてシールド電極20を押し込んでい
き、同連通壁17a〜17dが切り込み21の最深部に
至るまで押し込む。この位置では、シールド電極20の
前端は内筒部11の前端と概ね面一の状態となり、ま
た、係止爪22が同連通壁17a〜17dの側面に食い
込みシールド電極20の抜け止めを図っている。本実施
例では、連通壁17a〜17dの側面に係止爪22を食
い込ませて固定しているが、シールド電極20の内面に
向かって起き上がるランス状の爪を形成し、同爪がシー
ルド電極挿通孔18a〜18dを通過して端子金具挿入
部16に入ったときに係止するようにしてもよい。
説明する。ハウジング10の側では、フード部12の内
部の防水シール壁19aにゴムシール40を装着し、シ
ールド電極20を切り込み21の側から内筒部11の外
周に被せていく。連通壁17a〜17dと切り込み21
との位置を合わせてシールド電極20を押し込んでい
き、同連通壁17a〜17dが切り込み21の最深部に
至るまで押し込む。この位置では、シールド電極20の
前端は内筒部11の前端と概ね面一の状態となり、ま
た、係止爪22が同連通壁17a〜17dの側面に食い
込みシールド電極20の抜け止めを図っている。本実施
例では、連通壁17a〜17dの側面に係止爪22を食
い込ませて固定しているが、シールド電極20の内面に
向かって起き上がるランス状の爪を形成し、同爪がシー
ルド電極挿通孔18a〜18dを通過して端子金具挿入
部16に入ったときに係止するようにしてもよい。
【0019】次に、キャップ30を内筒部11とシール
ド電極20の先端に装着する。同キャップ30の開口面
を内筒部11の側に向け、シールド電極20が当該キャ
ップ30の内側に入り込むようにして挿入していく。シ
ールド電極20を被せていくと、二重係止片31は内筒
部11の先端の切り込み部15内に進入していき、ラン
ス14の下方に至る前の位置で仮係止させておく。この
位置においては、二重係止片31はランス14の下面ま
で挿入されておらず、同ランス14は下方に撓むことが
できる。この状態を図6に示している。一方、シールド
電線80は、ゴム栓60とリング部材70とに先通しし
ておき、先端側から、内線81の芯線が露出し、同内線
81の被覆部分が露出し、次に編組線82が露出するよ
うに段階的に皮剥きして、内線81の先端に端子金具5
0を圧着接続する。そして、この端子金具50をハウジ
ング10における端子金具挿入部16の側から挿入す
る。端子金具50は端子収容室13に挿入されていくと
きに、前端の角部がランス14の突起14aを押し下
げ、最深部まで挿入されたときに端子金具50の下面に
形成した図示しない開口が同突起14aに対面してラン
ス14は復帰する。ランス14はこのようにして押し下
げられてから復帰するまで一時的に切り込み部15内に
進入する。
ド電極20の先端に装着する。同キャップ30の開口面
を内筒部11の側に向け、シールド電極20が当該キャ
ップ30の内側に入り込むようにして挿入していく。シ
ールド電極20を被せていくと、二重係止片31は内筒
部11の先端の切り込み部15内に進入していき、ラン
ス14の下方に至る前の位置で仮係止させておく。この
位置においては、二重係止片31はランス14の下面ま
で挿入されておらず、同ランス14は下方に撓むことが
できる。この状態を図6に示している。一方、シールド
電線80は、ゴム栓60とリング部材70とに先通しし
ておき、先端側から、内線81の芯線が露出し、同内線
81の被覆部分が露出し、次に編組線82が露出するよ
うに段階的に皮剥きして、内線81の先端に端子金具5
0を圧着接続する。そして、この端子金具50をハウジ
ング10における端子金具挿入部16の側から挿入す
る。端子金具50は端子収容室13に挿入されていくと
きに、前端の角部がランス14の突起14aを押し下
げ、最深部まで挿入されたときに端子金具50の下面に
形成した図示しない開口が同突起14aに対面してラン
ス14は復帰する。ランス14はこのようにして押し下
げられてから復帰するまで一時的に切り込み部15内に
進入する。
【0020】次に、リング部材70をシールド電線80
に沿ってずらしていって、図7に示すように、端子金具
挿入部16に挿入する。図8に拡大して示すように、シ
ールド電極20の周壁20aに形成した帯板片24に対
応してリング部材70の内周壁面には突壁71を形成し
てあり、この突壁71の押さえ面71aの先端が帯板片
24の外側に被さるようにして挿入されていく。この結
果、リング部材70が押し込まれるにつれて帯板片24
の先端は押さえ面71aに沿って内側に湾曲され、先端
がシールド電線80の外周面に近接していく。上述した
ように、シールド電線80においては編組線82が露出
するように皮剥きしてあり、図9に示すように、リング
部材70を完全に押し込まれたときには帯板片24の先
端がこの編組線82に当接して電気的に導通する。
に沿ってずらしていって、図7に示すように、端子金具
挿入部16に挿入する。図8に拡大して示すように、シ
ールド電極20の周壁20aに形成した帯板片24に対
応してリング部材70の内周壁面には突壁71を形成し
てあり、この突壁71の押さえ面71aの先端が帯板片
24の外側に被さるようにして挿入されていく。この結
果、リング部材70が押し込まれるにつれて帯板片24
の先端は押さえ面71aに沿って内側に湾曲され、先端
がシールド電線80の外周面に近接していく。上述した
ように、シールド電線80においては編組線82が露出
するように皮剥きしてあり、図9に示すように、リング
部材70を完全に押し込まれたときには帯板片24の先
端がこの編組線82に当接して電気的に導通する。
【0021】このように、筒状のシールド電極20の先
端に切り込み23を形成して帯板片24を形成してお
き、当該シールド電極20をハウジング10の一方の側
から挿入するとともにシールド電線80をハウジング1
0の他方の側から挿入し、さらにシールド電線80を挿
通せしめておいたリング部材70を上記帯板片24に被
せていくと、テーパー状とした当接面71aが細長い帯
板片24を内側に湾曲せしめ、シールド電線80の外周
に露出している編組線82に当接させて電気的に接続さ
せる。この後、図10に示すようにキャップ30を奥ま
で挿入する。すると、二重係止片31は切り込み部15
内の奥まで進み、係止突起にて切り込み部15における
上壁面の溝に係合するので、当該キャップ30の抜け止
めを図る。キャップ30はシールド電極20の先端を覆
うことが可能な程度の大径となっているので、このよう
にしてキャップ30の抜け止めを図ることにより、シー
ルド電極20の抜けも防止される。
端に切り込み23を形成して帯板片24を形成してお
き、当該シールド電極20をハウジング10の一方の側
から挿入するとともにシールド電線80をハウジング1
0の他方の側から挿入し、さらにシールド電線80を挿
通せしめておいたリング部材70を上記帯板片24に被
せていくと、テーパー状とした当接面71aが細長い帯
板片24を内側に湾曲せしめ、シールド電線80の外周
に露出している編組線82に当接させて電気的に接続さ
せる。この後、図10に示すようにキャップ30を奥ま
で挿入する。すると、二重係止片31は切り込み部15
内の奥まで進み、係止突起にて切り込み部15における
上壁面の溝に係合するので、当該キャップ30の抜け止
めを図る。キャップ30はシールド電極20の先端を覆
うことが可能な程度の大径となっているので、このよう
にしてキャップ30の抜け止めを図ることにより、シー
ルド電極20の抜けも防止される。
【0022】二重係止片31が切り込み部15内に進入
すると、ランス14が下方に撓むことができなくなる。
端子金具50が外れるためには、一度ランス14が下方
に撓んで突起14aが退避しないかぎり、不可能であ
る。従って、このようにして二重係止片31が切り込み
部15内でかんぬきのようにランス14を支持すること
により、端子金具50が抜けてしまうことを確実に防止
することができる。また、キャップ30が固定されるこ
とにより、そのフランジ34は防水シール壁19aの端
部で固定されるので、ゴムシール40が抜け出ようとす
るときに当接し、抜け止めを図ることができる。
すると、ランス14が下方に撓むことができなくなる。
端子金具50が外れるためには、一度ランス14が下方
に撓んで突起14aが退避しないかぎり、不可能であ
る。従って、このようにして二重係止片31が切り込み
部15内でかんぬきのようにランス14を支持すること
により、端子金具50が抜けてしまうことを確実に防止
することができる。また、キャップ30が固定されるこ
とにより、そのフランジ34は防水シール壁19aの端
部で固定されるので、ゴムシール40が抜け出ようとす
るときに当接し、抜け止めを図ることができる。
【0023】かかる構成からなるシールドコネクタに
は、先端を上記窓33a〜33dに対応して四分割した
筒状のシールド電極と、このシールド電極内に保持され
た雄側の端子金具を備えたシールドコネクタを接続す
る。同シールド電極は窓33a〜33dを介して露出し
ている上記シールド電極20に接続し、雄側の端子金具
は端子収容室13に保持されている雌側の端子金具50
と接続する。なお、上述した実施例においては、シール
ド電極20とシールド電線80の挿入方向を異なるもの
としているが、同一の方向から挿入した場合において
も、別々に行なうことによって組付の自由度が向上す
る。
は、先端を上記窓33a〜33dに対応して四分割した
筒状のシールド電極と、このシールド電極内に保持され
た雄側の端子金具を備えたシールドコネクタを接続す
る。同シールド電極は窓33a〜33dを介して露出し
ている上記シールド電極20に接続し、雄側の端子金具
は端子収容室13に保持されている雌側の端子金具50
と接続する。なお、上述した実施例においては、シール
ド電極20とシールド電線80の挿入方向を異なるもの
としているが、同一の方向から挿入した場合において
も、別々に行なうことによって組付の自由度が向上す
る。
【0024】図11及び図12は、本発明の他の実施例
を示している。上述した実施例においては、リング部材
70をハウジング10における端子金具挿入部16に挿
入しているが、本実施例においては、ハウジング110
の端部をリング部材170に挿入するようにしている。
ハウジング110における端子金具挿入部16の端部に
は、シールド電極120における各帯板片124に対応
する位置に溝110aを形成してあり、当該帯板片12
4がハウジング110の外部に対面している。リング部
材170の一端は、当該ハウジング110の端部を挿入
可能な口径としてあり、端面には当該リング部材170
の内周面と同ハウジング110の外周面に対して密着す
るOリング173aを保持している。また、他端はシー
ルド電線180がおおむね貫通できる程度の口径とする
とともに、同様にシールド電線180の外周面と当該リ
ング部材170の内周面に対して密着するOリング17
3bを保持している。
を示している。上述した実施例においては、リング部材
70をハウジング10における端子金具挿入部16に挿
入しているが、本実施例においては、ハウジング110
の端部をリング部材170に挿入するようにしている。
ハウジング110における端子金具挿入部16の端部に
は、シールド電極120における各帯板片124に対応
する位置に溝110aを形成してあり、当該帯板片12
4がハウジング110の外部に対面している。リング部
材170の一端は、当該ハウジング110の端部を挿入
可能な口径としてあり、端面には当該リング部材170
の内周面と同ハウジング110の外周面に対して密着す
るOリング173aを保持している。また、他端はシー
ルド電線180がおおむね貫通できる程度の口径とする
とともに、同様にシールド電線180の外周面と当該リ
ング部材170の内周面に対して密着するOリング17
3bを保持している。
【0025】上記構成において、シールド電線180を
リング部材170に先通ししておき、先端を段階的に皮
剥きするとともに内線181に端子金具150を圧着接
続する。この時点でOリング173bはシールド電線1
80の外周面に対して水密に密着している。端子金具1
50を端子金具挿入部116から端子収容室113に挿
入していき所定位置に係合させたらリング部材170を
シールド電線180に対してずらしながらハウジング1
10の側に移動させる。ハウジング110の端部をリン
グ部材170の開口に挿入していくと、各突壁171が
各溝110aに入り込み、前端の押さえ面171aが各
帯板片124をシールド電線180の側に湾曲させて編
組線182に当接せしめる。このとき、リング部材17
0における前端側のOリング173aは内周面側がハウ
ジング110の外周面に密着する。従って、リング部材
170における両側の開口において防水し、端子金具挿
入部116内に浸水するのを防止する。
リング部材170に先通ししておき、先端を段階的に皮
剥きするとともに内線181に端子金具150を圧着接
続する。この時点でOリング173bはシールド電線1
80の外周面に対して水密に密着している。端子金具1
50を端子金具挿入部116から端子収容室113に挿
入していき所定位置に係合させたらリング部材170を
シールド電線180に対してずらしながらハウジング1
10の側に移動させる。ハウジング110の端部をリン
グ部材170の開口に挿入していくと、各突壁171が
各溝110aに入り込み、前端の押さえ面171aが各
帯板片124をシールド電線180の側に湾曲させて編
組線182に当接せしめる。このとき、リング部材17
0における前端側のOリング173aは内周面側がハウ
ジング110の外周面に密着する。従って、リング部材
170における両側の開口において防水し、端子金具挿
入部116内に浸水するのを防止する。
【図1】本発明の一実施例にかかるシールドコネクタの
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図2】シールドコネクタにおけるハウジングの断面図
である。
である。
【図3】シールドコネクタにおけるハウジングの正面図
である。
である。
【図4】シールド電極の断面図である。
【図5】リング部材の断面図である。
【図6】シールドコネクタの断面図である。
【図7】リング部材の挿入過程におけるシールドコネク
タの部分断面図である。
タの部分断面図である。
【図8】シールド電極とリング部材の一部破断斜視図で
ある。
ある。
【図9】リング部材の挿入状態におけるシールドコネク
タの部分断面図である。
タの部分断面図である。
【図10】シールドコネクタの断面図である。
【図11】他の実施例にかかるシールドコネクタの組付
過程における断面図である。
過程における断面図である。
【図12】他の実施例にかかるシールドコネクタの断面
図である。
図である。
【図13】従来のシールドコネクタの分解斜視図であ
る。
る。
10…ハウジング 20…シールド電極 20a…周壁 21…切り込み 22…係止爪 23…切り込み 24…帯板片 50…端子金具 70…リング部材 71…突壁 71a…押さえ面 80…シールド電線 81…内線 82…編組線 83…外皮 110…ハウジング 120…シールド電極 124…帯板片 150…端子金具 170…リング部材 171…突壁 171a…押さえ面 173a…Oリング 173b…Oリング 180…シールド電線 181…内線 182…編組線 183…外皮
Claims (2)
- 【請求項1】 内部に収容された端子金具の周囲をシー
ルド電極にて覆い、絶縁被覆された内線の外周を編組線
にて被覆してその外周を絶縁被覆したシールド電線にお
ける同内線を上記端子金具に接続するとともに同編組線
を同シールド電極に接続したシールドコネクタにおい
て、 導電性部材にて筒体状に形成されて内部に上記シールド
電線を挿通可能であるとともに、当該シールド電線を挿
入する側の開口端周壁には他端に向けて切り欠きを形成
して複数の帯板片を形成したシールド電極と、上記シー
ルド電極を保持するとともにその内部に上記端子金具を
保持する筒状のケーシングと、上記シールド電線にて貫
通される筒体状に形成されるとともに端子金具の側の開
口縁には上記シールド電極における帯板片に対応する位
置に反対側の開口に向かって開口径が小さくなるテーパ
ー状の押さえ面を形成し、上記シールド電極の外周に被
せたときに同押さえ面にて同帯板片を上記シールド電線
に向けて強制的に湾曲させてその外周面に当接させるリ
ング部材とを具備し、前記ケーシングは、内部に上記シールド電極を保持する
筒状の開口を有しているとともに、上記リング部材は、
当該開口から挿入可能に形成され、当該リング部材を当
該開口から挿入していくと上記シールド電極の開口端が
当該リング部材の開口端内に挿入されるように誘導され
ることを 特徴とするシールドコネクタ。 - 【請求項2】 上記請求項1に記載のシールド記コネク
タにおいて、上記リング部材は、一端において上記ケー
シングの端部を覆蓋可能な内径とするとともにその内周
面には同ケーシングの外周面に対して水密に密着可能な
シール部材を配設し、他端においてはその内周面に上記
シールド電線の外周面に対して水密に密着可能なシール
部材を配設したことを特徴とするシールドコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6247242A JP3067547B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | シールドコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6247242A JP3067547B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | シールドコネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0888051A JPH0888051A (ja) | 1996-04-02 |
JP3067547B2 true JP3067547B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=17160573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6247242A Expired - Fee Related JP3067547B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | シールドコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3067547B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-14 JP JP6247242A patent/JP3067547B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0888051A (ja) | 1996-04-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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