JP3064284B1 - 光ケ―ブル - Google Patents
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Abstract
の光ファイバに光損失増加が生じることなく、中間後分
岐性の優れた低コストな光ケーブルを得る。 【解決手段】 複数本の光ファイバを直線状に配列し一
括被覆した光ファイバテープを1枚もしくは複数枚積層
し、その周囲に緩衝材を配して構成した光ケーブルコア
の外周に外被を施した光ケーブルにおいて、前記外被内
に2本の抗張力体が光ケーブル中心に対して互いに対称
の位置になるように縦添えして埋め込まれ、かつ、2本
の切り裂き紐が光ケーブル中心に対して互いに対称の位
置になるように前記外被の内側近傍に縦添えして埋め込
まれ、この切り裂き紐の埋め込み部の外被の厚さは、切
り裂き紐の埋め込み部以外の部分の外被の厚さよりも厚
くしてある。
Description
構成する際に用いる光ケーブルに関するものである。
ービスを低廉かつ高品質に提供するため、通信網に低損
失・広帯域という特徴を持つ光ファイバの導入が進めら
れている。特に、電話局とお客様を結ぶアクセス網を低
コスト・効率的に構築する必要がある。これを実現する
1つの技術として、光ケーブル中間部で外被を取り除
き、光ファイバを取り出し、所望の光ファイバを接続す
る中間後分岐ができることが重要となる。
ルとして、特願平11−39245号明細書において、
図10に示す構造の光ケーブルが提案されている。これ
は、チューブ5-1内に積層、集合した光ファイバテー
プ2-1を配置し、帯状材料を筒に成形したチューブ5-
1の外側に外被6-1を施した構造である。チューブ5-
1の合わせ目には、接着テープ7-1が貼付されてい
る。外被中には、抗張力体3-1と切り裂き紐4-1が埋
め込まれている。外被6-1の厚さは常に1.0mm〜
2.5mm程度である。この抗張力体3-1の材料として
は、鋼線やFRPが使用され、切り裂き紐4-1として
は、プラスチック材が一般的に用いられている。
において、チューブ5-1を成形する工程、その内部に
光ファイバテープ2-1を収容する工程、外被6-1を一
括被覆化する工程を連続して行うことができるため、低
コストな光ケーブルを実現することができる。
チューブ5-1を取り出す場合には、まず、外被6-1に
カッタ等を用いて数cmの切れ目を入れて切り裂き紐4
-1を取り出し、この切り裂き紐4-1によって外被を長
手方向に切り裂き外被に切れ目を入れる。図11に切り
裂き紐4-1によって外被に切れ目を入れた状態を示
す。さらに、この外被切れ目8-1をもとに外被を引き
裂くことで光ファイバテープを収容したチューブ5-2
を取り出すことができる。このチューブ5-2の接着テ
ープ7-2を剥がしてチューブ5-2を解体して光ファイ
バテープを取り出す。
ケーブルにおいては、中間後分岐性または側圧特性が悪
くなるという問題がある。すなわち、切り裂き紐に太い
紐(太さ:0.5mm〜2.0mm程度)を用いる場合、
中間後分岐時の切り裂き紐を取り出す際にカッタ等を用
いて外被に浅く切れ目を入れるのみで切り裂き紐を容易
に取り出すことができる。このため、光ケーブル内の光
ファイバに損傷を与えることなく容易に中間後分岐がで
きる。しかし、切り裂き紐を埋め込んだ部分の厚さが他
の部分に比べて非常に薄くなるため、光ケーブルに外
力、特に側圧が加わった場合、小さい力でも光ケーブル
に大きな変形が生じ、光ケーブル内の光ファイバに力が
加わるため光損失増加が生じるという問題がある。
はなくなるが、光ケーブルの重量が重くなり、使用する
材料も多くなるので光ケーブルコストも上昇するという
問題が新たに生じる。なお、抗張力体を埋め込んだ部分
の外被の厚さも同様に薄くなるが、一般にこの抗張力体
としては鋼線等が用いられ、これは十分な強度をもち、
外力に対して強いため、この抗張力体によって側圧等が
光ケーブルに加わっても大きな変形が生じず問題はな
い。
mm以下程度)を用いる場合、切り裂き紐を埋め込んだ
部分の厚さが他の部分に比べてあまり薄くならないた
め、光ケーブルに外力が加わっても光ケーブルはあまり
変形しないため、光ケーブル内の光ファイバに光損失増
加が生じるという問題は回避される。しかし、中間後分
岐時に作業性が悪い。すなわち、外被内の切り裂き紐の
埋め込み位置により光ファイバテープの取り出しが難し
くなる。切り裂き紐を外被内の内側近傍に配置すると、
外被を引き裂く時に外被に深い切れ目が形成されるた
め、外被の切り裂きが容易になるが、外被から切り裂き
を取り出すことが困難になる。また、切り裂き紐が細い
ため切り裂き紐によって外被を長手方向に切り裂き所定
の長さ外被に切れ目を入れるときに切り裂き紐が切れて
しまうという問題も生じる。
切れ目が深くなりすぎて中の光ファイバに損傷を与えて
しまうことも生じる。反対に、切り裂き紐を外被の外側
近くに配すると、切り裂き紐の取り出しは容易になる
が、切り裂き紐で浅い切れ目しか形成されないため、そ
の後の外被の切り裂きが困難になってしまうという問題
が生じる。
っても光ケーブル内の光ファイバに光損失増加が生じる
ことなく、中間後分岐性の優れた低コストな光ケーブル
を提供することにある。
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にする。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
し一括被覆した光ファイバテープを1枚もしくは複数枚
積層し、その周囲に緩衝材を配して構成した光ケーブル
コアの外周に外被を施した光ケーブルであって、前記外
被内に2本の抗張力体が光ケーブル中心に対して互いに
対称の位置になるように縦添えして埋め込まれ、かつ、
2本の切り裂き紐が光ケーブル中心に対して互いに対称
の位置になるように前記外被の内側近傍に縦添えして埋
め込まれ、この切り裂き紐の埋め込み部の外被の厚さ
は、切り裂き紐の埋め込み部以外の部分の外被の厚さよ
りも厚いものである。
し一括被覆した光ファイバテープを1枚もしくは複数枚
積層し、その周囲に緩衝材を配して構成した光ケーブル
コアの外周に外被を施した光ケーブル部を支持線と一体
にした光ケーブルであって、前記外被内に2本の抗張力
体が光ケーブル中心に対して互いに対称の位置になるよ
うに縦添えして埋め込まれ、かつ、2本の切り裂き紐が
光ケーブル中心に対して互いに対称の位置になるように
前記外被の内側近傍に縦添えして埋め込まれ、この切り
裂き紐の埋め込み部の外被の厚さは、切り裂き紐の埋め
込み部以外の部分の外被の厚さよりも厚いものである。
ブルにおいて、前記切り裂き紐が前記外被の内側に接す
るように配置されている。
し一括被覆した光ファイバテープを1枚もしくは複数枚
積層し、その周囲に緩衝材を配して構成した光ケーブル
コアの外周に外被を施した光ケーブルであって、前記外
被内に2本の切り裂き紐を兼ねた抗張力体が光ケーブル
中心に対して互いに対称の位置になるように前記外被の
内側近傍に縦添えして埋め込まれ、この切り裂き紐兼用
抗張力体の埋め込み部の外被の厚さは、切り裂き紐兼用
抗張力体の埋め込み部以外の部分の外被の厚さよりも厚
いものである。
し一括被覆した光ファイバテープを1枚もしくは複数枚
積層し、その周囲に緩衝材を配して構成した光ケーブル
コアの外周に外被を施した光ケーブル部を支持線と一体
にした光ケーブルであって、前記外被内に2本の切り裂
き紐を兼ねた抗張力体が光ケーブル中心に対して互いに
対称の位置になるように前記外被の内側近傍に縦添えし
て埋め込まれ、この切り裂き紐兼用抗張力体の埋め込み
部の外被の厚さは、切り裂き紐兼用抗張力体の埋め込み
部以外の部分の外被の厚さよりも厚いものである。
ブルにおいて、前記切り裂き紐を兼ねた抗張力体は外被
の内側に接するように配置されている。
バテープを1枚もしくは複数枚を集合・積層し、その周
囲に緩衝材を配して構成した光ケーブルコアの外周に外
被を施した光ケーブルの外被内に2本の切り裂き紐が光
ケーブル中心に対して互いに対称の位置になるように縦
添えして埋め込まれ、この切り裂き紐の埋め込み部の外
被の厚さは、切り裂き紐の埋め込み部以外の部分の外被
の厚さよりも厚くなっている。
り裂き紐を埋め込んでも、切り裂き紐を埋め込んだ部分
の厚さが他の部分に比べてあまり薄くならないため、光
ケーブルに外力が加わっても光ケーブルはあまり変形せ
ず、光ケーブル内の光ファイバに光損失増加が生じると
いう問題は回避される。また、外部より切り裂き紐の配
置された位置が分かるため、正確な位置にカッタ等の刃
を入れて外被を除去することができる。
しても、まず厚くなった部分を除去し、次にカッタ等で
浅い切れ目が形成するだけで、切り裂き紐を容易に取り
出し、外被が引き裂けるため、中間後分岐性にも優れて
いる。
るため、切り裂き紐によって外被の長手方向に切り裂い
たときに切り裂き紐が切れてしまうという問題もなくな
る。
って外被の内側まで切れ目を入れる必要がないため、ケ
ーブル内の光ファイバに損傷を与えることもない。この
ように、カッタ等を用いて外被中の切り裂き紐を容易に
取り出し、外被除去を可能であるため、中間後分岐性に
も優れている。また、切り裂き紐と抗張力体の機能を兼
用にした構造でも同じ特性を得ることができる。
ープの周辺に緩衝層を成形する工程と、外被を抗張力体
及び切り裂き紐とともに一括被覆化する工程を連続して
行うことができる。
に外力が加わっても光ケーブル内の光ファイバに光損失
増加が生じることなく、かつ、カッタのみを用いて外被
中の切り裂き紐を容易に取り出し、外被除去を可能であ
るため、中間後分岐性に優れている。また、ケーブル化
が1工程でできるため、低コストな光ケーブルが実現で
きる。
施の形態(実施例)とともに詳細に説明する。
よる実施形態1の実施例1の光ケーブルの概略構成を示
す断面図、図2は、本実施例2の光ケーブルの概略構成
を示す断面図、図3は、本実施例3の光ケーブルの概略
構成を示す断面図である。
A、10Bは光ケーブル、1-3、1-4、1-5は光フ
ァイバ外周に同心円状に被覆を施した光ファイバ素線、
2-3、2-4、2-5は光ファイバテープ、3-3、3-
4、3-5は外被中に埋め込まれた抗張力体、4-2、4
-3、4-4は外被中に埋め込まれた切り裂き紐、6-
3、6-4、6-5は外被、9-1、9-2、9-3は光フ
ァイバの周囲の緩衝層、10-1、10-2、10-3は
外被を厚くした部分である。
枚集合し積層した例である。この光ファイバテープの積
層部は、光ケーブル長手方向に対してストレート(直線
状配列)に収容されても、一定のピッチでより合わせて
あってもよい。また、この光ケーブルも前記図10に示
す光ケーブル同様、ケーブル化工程が1工程ででき、低
コストな光ケーブルが実現できる。
ブル10は、複数本の光ファイバ素線1-3を一直線状
に配列し一括被覆した光ファイバテープ2-3を1枚も
しくは複数枚積層し、その周囲に緩衝層9-1を配し光
ケーブルコアを構成し、この光ケーブルコアの外周に外
被6-3を施した光ケーブルである。緩衝層の材料とし
ては、ヤーンや樹脂等が用いられる。
光ケーブル中心に対して互いに対称の位置になるように
縦添えして埋め込まれ、かつ、2本の切り裂き紐4-2
が光ケーブル中心に対して互いに対称の位置になるよう
に外被6-3の内側近傍に縦添えして埋め込まれてい
る。この切り裂き紐4-2の埋め込み部の外被6-3の厚
さは、切り裂き紐4-2の埋め込み部以外の部分の外被
6-3の厚さよりも厚くなっている(外被6-3を厚くし
た部分10-1)。このような構造とすることで、太い
切り裂き紐4-2を用いることができる。さらに、厚く
なっているため外部より切り裂き紐4-2の位置がわか
り、正確なカッタ等を用いて外被6-3を除去すること
ができる。また、厚くなった部分を除去し、次に、浅い
切れ目が形成するだけで、切り裂き紐4-2を容易に取
り出し、外被6-3の引き裂けるため、中間後分岐性に
も優れている。
評価試験を行った。この結果、光ケーブル10に外力を
加えたときの光損失は認められなかった。また、切り裂
き紐4-2の取り出し、切り裂き紐4-2を用いた外被6
-3の除去、緩衝層9-1からの光ファイバテープ2-3
の取り出しの一連の中間後分岐作業を行ったが平均3分
程度ででき、中間後分岐性に優れていることを確認し
た。
接するように配置された光ケーブルの断面図であり、図
3は、切り裂き紐が外被内側から出るように配置された
光ケーブルの断面図である。
0Aもしくは10Bは、切り裂き紐4-3もしくは4-4
を外被6-4もしくは6-5の内側に接するように又は内
側から出るように配置することにより、2本の切り裂き
紐4-3もしくは4-4を用いて外被6-4もしくは6-5
を長手方向に切り裂くだけで外被6-4もしくは6-5は
2つに割れるため、さらに中間後分岐の作業性が向上す
る。
は、例えば、次のようにして製造される。図4は本発明
の光ケーブル10の製造方法の一実施例を説明するため
の模式図であり、ヤーンを緩衝層として用いた場合の製
造方法の一実施例を示す。図4において、1は光ファイ
バテープ、2は切り裂き紐、3は光ファイバテープ集合
用口金、4はヤーン、5は外被、6は抗張力体、7は光
ファイバテープ繰出ボビン、8は光ファイバテープ集合
体、9はケーブルコア、10は光ケーブル、11はヤー
ン集合用口金、12は押出成形機である。
バテープ1は口金3を通して集合して積層される。そし
て、この周囲にヤーン4が配置される。ヤーン4は光フ
ァイバテープの周囲に縦添えされる場合と一定のピッチ
で巻き付けられる場合があるがいづれの場合にも図4に
示すように口金11を通して光ファイバテープ周囲にヤ
ーンは配置される。
配置されたケーブルコア9に2本の切り裂き紐2,2
と、2本の抗張力体6,6を沿わせた状態で、これらを
押出成形機12に導く。そして、押出成形機12を通過
させることによって、ケーブルコア周囲に切り裂き紐
2,2、抗張力体6,6に外被用樹脂を一括被覆して外
被5を形成し、光ケーブル10を得る。
形態2の光ケーブルに支持線を付けた構造の光ケーブル
の概略構成を示す断面図である。図5において、1-6
は光ファイバ外周に同心円状に被覆を施した光ファイバ
素線、2-6は光ファイバテープ、3-6は外被中に埋め
込まれた抗張力体、4-5は外被中に埋め込まれた切り
裂き紐、6-6は外被、9-4は光ファイバの周囲の緩衝
層、10-4は外被を厚くした部分、11-1は光ケーブ
ル支持線、12-1は光ケーブル首部、13-1は光ケー
ブル支持線の外周に施した被覆部である。
ブルは、図1に示す光ケーブル10に支持線を付けた構
造の光ケーブルであり、主に電柱間を架渉する光ケーブ
ルである。これも図1に示す光ケーブル10と同様、中
間後分岐性に優れ、光ケーブル10に外力が加わっても
光損失増加が生じることなく安定した特性を有するとい
う特徴をもっている。
化が1工程でできるため、低コスト化は可能である。ま
た、図2又は図3に示す光ケーブル10A又は10Bに
支持線を付けて図5の光ケーブル10にすることも可能
で、この場合、図2又は図3の光ケーブル10A又は1
0Bと同様に中間後分岐の作業性はさらに向上する。
形態3の実施例1の光ケーブルの概略構成を示す断面
図、図7は、本実施例2の光ケーブルの概略構成を示す
断面図、図8は、本実施例3の光ケーブルの概略構成を
示す断面図である。図6〜図8において、10C、10
D、10Eは光ケーブル、1-7、1-8は光ファイバ外
周に同心円状に被覆を施した光ファイバ素線、2-7、
2-8は光ファイバテープ、6-7、6-8は外被、9-
5、9-6は光ファイバの周囲の緩衝層、10-5、10
-6は外被を厚くした部分、14-1、14-2は外被中
に埋め込まれた切り裂き紐を兼ねた抗張力体である。
1の光ケーブル10Cは、複数本の光ファイバ素線1-
7を一直線状に配列し一括被覆した光ファイバテープ2
-7を1枚もしくは複数枚積層し、その周囲に緩衝層9-
7を配して構成した光ケーブルコアの外周に外被6-7
を施した光ケーブルであって、前記外被内に2本の切り
裂き紐を兼ねた抗張力体14-1が光ケーブル中心に対
して互いに対称の位置になるように前記外被6-7の内
側近傍に縦添えして埋め込まれ、この切り裂き紐兼用抗
張力体14-1の埋め込み部の外被の厚さ(10-5)
は、切り裂き紐兼用抗張力体の埋め込み部以外の部分の
外被6-7の厚さよりも厚く構成されている。
り裂き紐を兼用する抗張力体14−1を用いて構造を簡
単にすると共に、光ケーブル外被6−7を長手方向に切
り裂くだけでケーブル外被6-7を2つに割ることがで
きるので、さらに中間後分岐の作業性が向上することが
できる。
ケーブル10Dは、切り裂き紐を兼用する抗張力体14
-2が光ケーブル外被6-8の内側に接するように配置さ
れた光ケーブルの断面構造である。また、図8に示すよ
うに、本実施例3の光ケーブル10Eは、切り裂き紐が
光ケーブル外被6-9の内側から出るように配置された
光ケーブルの断面構造である。
兼用した抗張力体14-2を光ケーブル外被6-8の内側
に接するように、又は抗張力体14-3を光ケーブル外
被6-9の内側から出るように配置することにより、2
本の切り裂き紐を兼用する抗張力体14-2又は14-3
を用いて構造を簡単にすると共に、光ケーブル外被6-
8又は6-9を長手方向に切り裂くだけでケーブル外被
6-8又は6-9を2つに割ることができるので、さらに
中間後分岐の作業性を向上することができる。
形態4の光ケーブルに支持線を付けた構造の光ケーブル
の概略構成を示す断面図である。図9において、1-1
0は光ファイバ外周に同心円状に被覆を施した光ファイ
バ素線、6-10は外被、9-8は光ファイバの周囲の緩
衝層、10-8は外被を厚くした部分、11-2は光ケー
ブル支持線、12-2は光ケーブル首部、13-2は光ケ
ーブル支持線の外周に施した被覆部、14-1は切り裂
き紐兼用抗張力体である。
た構造の光ケーブルは、図9に示すように、前記図6に
示す光ケーブル10Cに支持線11-2を付けた構造の
光ケーブルであり、主に電柱間を架渉する光ケーブルで
ある。これは前記実施形態3と同様に切り裂き紐と抗張
力体の機能を兼用した構造である。これも前記図6に示
す光ケーブル10Cと同様、中間後分岐性に優れ、光ケ
ーブルに外力が加わっても光損失増加が生じることなく
安定した特性を有している。さらに、図9に示す光ケー
ブル10Cもケーブル化が1工程でできるため、低コス
ト化は可能である。また、図7又は図8に示す光ケーブ
ルに支持線を付けて図9の光ケーブル10Cにすること
も可能で、この場合、図7又は図8の光ケーブル同様に
中間後分岐の作業性はさらに向上する。
説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変
更し得ることは勿論である。
光ケーブル外被中の切り裂き紐を容易に取り出し、光ケ
ーブル外被除去が可能であるため、中間後分岐性に優れ
ているという効果を有している。
が他の部分に比べてあまり薄くならないため、光ケーブ
ルに外力が加わっても光ケーブルは大きく変形せず、光
ケーブル内の光ファイバに光損失増加が生じることはな
く安定した特性である。
低コストな光ケーブルが実現できる。
ルの概略構成を示す断面図である。
成を示す断面図である。
成を示す断面図である。
明するための模式図である。
を付けた構造の光ケーブルの概略構成を示す断面図であ
る。
ルの概略構成を示す断面図である。
成を示す断面図である。
成を示す断面図である。
を付けた構造の光ケーブルの概略構成を示す断面図であ
る。
面図である。
断面図である。
ーブル、1-1〜1-10…光ファイバ素線、2-1〜2-
10…光ファイバテープ、3-1〜3-10…抗張力体、
4-1〜4-5…切り裂き紐、5-1,5-2…チューブ、
6-1〜6-10…外被、7-1,7-2…接着テープ、8
-1…外被切れ目、9-1〜9-8…緩衝層、10-1〜1
0-8…外被を厚くした部分、11-1,11-2…光ケ
ーブル支持線、12-1,12-2…光ケーブル首部、1
3-1,13-2…光ケーブル支持線の外周に施した被覆
部、14-1〜14-4…切り裂き紐を兼ねた抗張力体、
1…光ファイバテープ、2…切り裂き紐、3…光ファイ
バテープ集合用口金、4…ヤーン、5は外被、6…抗張
力体、7…光ファイバテープ繰出ボビン、8…光ファイ
バテープ集合体、9…ケーブルコア、10…光ケーブ
ル、11…ヤーン集合用口金、12…押出成形機
Claims (6)
- 【請求項1】 複数本の光ファイバを直線状に配列し一
括被覆した光ファイバテープを1枚もしくは複数枚積層
し、その周囲に緩衝材を配して構成した光ケーブルコア
の外周に外被を施した光ケーブルであって、前記外被内
に2本の抗張力体が光ケーブル中心に対して互いに対称
の位置になるように縦添えして埋め込まれ、かつ、2本
の切り裂き紐が光ケーブル中心に対して互いに対称の位
置になるように前記外被の内側近傍に縦添えして埋め込
まれ、この切り裂き紐の埋め込み部の外被の厚さは、切
り裂き紐の埋め込み部以外の部分の外被の厚さよりも厚
いことを特徴とする光ケーブル。 - 【請求項2】 複数本の光ファイバを直線状に配列し一
括被覆した光ファイバテープを1枚もしくは複数枚積層
し、その周囲に緩衝材を配して構成した光ケーブルコア
の外周に外被を施した光ケーブル部を支持線と一体にし
た光ケーブルであって、前記外被内に2本の抗張力体が
光ケーブル中心に対して互いに対称の位置になるように
縦添えして埋め込まれ、かつ、2本の切り裂き紐が光ケ
ーブル中心に対して互いに対称の位置になるように前記
外被の内側近傍に縦添えして埋め込まれ、この切り裂き
紐の埋め込み部の外被の厚さは、切り裂き紐の埋め込み
部以外の部分の外被の厚さよりも厚いことを特徴とする
光ケーブル。 - 【請求項3】 前記切り裂き紐は、前記外被の内側に接
するように配置されていることを特徴とする請求項1又
は請求項2に記載の光ケーブル。 - 【請求項4】 複数本の光ファイバを直線状に配列し一
括被覆した光ファイバテープを1枚もしくは複数枚積層
し、その周囲に緩衝材を配して構成した光ケーブルコア
の外周に外被を施した光ケーブルであって、前記外被内
に2本の切り裂き紐を兼ねた抗張力体が光ケーブル中心
に対して互いに対称の位置になるように前記外被の内側
近傍に縦添えして埋め込み、この切り裂き紐兼用抗張力
体の埋め込み部の外被の厚さは、切り裂き紐兼用抗張力
体の埋め込み部以外の部分の外被の厚さよりも厚いこと
を特徴とする光ケーブル。 - 【請求項5】 複数本の光ファイバを直線状に配列し一
括被覆した光ファイバテープを1枚もしくは複数枚積層
し、その周囲に緩衝材を配して構成した光ケーブルコア
の外周に外被を施した光ケーブル部を支持線と一体にし
た光ケーブルであって、前記外被内に2本の切り裂き紐
を兼ねた抗張力体が光ケーブル中心に対して互いに対称
の位置になるように前記外被の内側近傍に縦添えして埋
め込まれ、この切り裂き紐兼用抗張力体の埋め込み部の
外被の厚さは、切り裂き紐兼用抗張力体の埋め込み部以
外の部分の外被の厚さよりも厚いことを特徴とする光ケ
ーブル。 - 【請求項6】 前記切り裂き紐を兼ねた抗張力体は、外
被の内側に接するように配置されていることを特徴とす
る請求項4又は請求項5に記載の光ケーブル。
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Country | Link |
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