JP3053352B2 - 破壊靭性、疲労特性および成形性の優れた熱処理型Al合金 - Google Patents
破壊靭性、疲労特性および成形性の優れた熱処理型Al合金Info
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Description
輸送機器および一般機器部品等の用途に適するAl合金
に関するものであり、特に破壊靭性、疲労特性および成
形性に優れた特性を発揮する熱処理型Al合金に関する
ものである。
性が特に高い値が要求される部材部品として、例えばリ
ベット接合を用いた航空機や鉄道車両等に使用されてい
る。特に、商用航空機の機体構造には、外板を縦骨材に
リベットを用いて接合されるモノコック構造が主に採用
されているが、胴体客室内は高高度においても地上に近
い気圧を維持するため、外気に比べて高い圧力に与圧さ
れる。このため、高高度においては、例えば胴体外板断
面には胴体円周方向に引張張力が働き、地上との往復に
より周期的な引張張力が発生する。一般的には、商用航
空機が耐用年数に達するまでに約10万回の周期的な引
張張力が加わるものとされている。また翼面板にも、空
中と地上との往復により周期的な引張張力が発生する。
この周期的な引張張力により、リベット孔を起点とする
疲労亀裂が発生・伝播し、最悪の場合には破断に至るこ
とがある。
は、例えば胴体外板材や翼下面板には熱処理型Al−C
u系Al合金および熱処理型Al−Cu−Mg系Al合
金が、また翼上面板には熱処理型Al−Zn−Mg系A
l合金が、主な材料として夫々用いられている。またブ
ラケット等の部品材料には、熱処理型Al−Mg−Si
系Al合金が主に用いられている。尚上記熱処理型Al
−Cu系Al合金およびAl−Cu−Mg系Al合金
は、粒界に沿う無析出物帯(PFZ)が粒内および粒界
析出物に対して最も卑な電位を示すため、腐食雰囲気中
においてPFZが優先溶解して粒界腐食が生じることに
なる。このため、例えば商用航空機の胴体外板材におい
ては99.3%以上の純Alを皮材として上記合金を心
材とする合わせ材とし、純Alによる犠牲陽極作用によ
って優れた耐食性が得られている。
系Al合金では、一般的にZnを1.0%程度含むAl
合金である7072合金あるいはCuを含まない熱処理
型Al−Zn−Mg系Al合金を皮材とする合わせ材と
して用いられている。また熱処理型Al−Mg−Si系
Al合金では、Cuを積極的に添加することにより強度
向上を図る場合があるが、前記熱処理型Al−Cu系A
l合金と同様に耐食性の劣化をもたらす。このため、C
u添加量によっては純Alを皮材として合わせ材にする
必要がある。
量化や高速化の実現が図られており、Al合金の形材や
板材を溶接で接合した軽量車両が実用化されている。そ
して、更なる軽量化および高速化の要求に対応するた
め、一部の車両では、外板に熱処理型Al−Cu−Mg
系Al合金を用い、商用航空機と同様なモノコック構造
−リベット接合による軽量車両が検討されつつある。
出入りや対向車両とのすれ違い時に大きな圧力差が発生
し、この圧力差の発生・繰り返し数は最終的に約100
0万回に達するものとなり、リベット接合を有する車両
では、リベット孔から疲労亀裂が発生・伝播し易いとい
う問題が生じる。
いては、航空会社は他者との競争力を維持するため、航
空機の大型化や就航寿命の延長等により運用コストの低
減を図りつつある。このため、航空会社は今後開発され
る航空機に対して従来機以上に気体構造の耐久性向上を
要望しており、例えば気体胴体外板や翼面材にも今まで
以上に破壊靭性や疲労特性に優れた材料の開発が望まれ
ている。また航空機メーカーにおいても、機体製作コス
トの低減を図っており、材料の成形加工において、例え
ば成形加工後の製品表面研磨工数の低減若しくは省略が
必要とされている。また航空機の材料には、オレンジピ
ール等の肌荒れが少ないこと若しくは無いことが望まし
く、ミクロ組織的には微細結晶粒を有する成形性に優れ
た材料が要望される。
ト接合を有する軽量車両開発に対応するためには、現存
する材料以上に破壊靭性や疲労特性に優れた材料の開発
が急務である。またデザイン上あるいは航空力学的にも
最適な形状を実現するため、昨今の車両は従来車両以上
に複雑な形状を有しているので、成形加工量の大きな部
位では、前記オレンジピール等の成形不良が発生する場
合がある。このため、鉄道車両においても航空機と同様
に、微細結晶粒を有する成形性に優れた材料が必要とさ
れている。
ギヤ材、油圧部品およびハブ等には、2014合金、2
017合金、2024合金等の熱処理型Al−Cu−M
g系Al合金が使用されている。これら一般機械部品に
おいても、破壊靭性や疲労特性の改善による製品の信頼
性向上、更には薄肉軽量化が図られつつあり、また製品
の意匠性向上のため結晶粒微細化による成形性に優れる
材料が求められている。
であって、その目的は、破壊靭性および疲労特性を改善
して更に優れたものとし、しかも成形性をも向上し、航
空機や鉄道車両等の輸送機器および一般機械部品等にお
いて好適に使用することのできるAl合金を提供するこ
とにある。
発明とは、Cu:1〜8%を含むと共に、Mn:0.4
〜0.8%,Cr:0.15〜0.3%,Zr:0.0
5〜0.1%およびMg:0.1〜2.5%よりなる群
から選ばれる1種以上を含み、Fe,Siはいずれも
0.1%以下とし、且つ晶出物間距離が85μm以上で
あると共に、下記(a)〜(c)の少なくともいずれか
を満足するミクロ組織を有することを特徴とする破壊靭
性、疲労特性および成形性に優れる熱処理型Al合金で
ある。 (a)Al−Mn系分散粒子サイズが4000Å以上で
ある (b)Al−Cr系分散粒子サイズが1000Å以上で
ある (c)Al−Zr系分散粒子サイズが300Å以上であ
る
成分組成を有するAl合金であっても、上記晶出物間距
離を85μm以上とし、且つ上記(a)〜(c)の少な
くともいずれかを満足することができ、本発明の目的が
達成される。 (1)Zn:0.1〜10%およびMg:0.1〜3.
5%を含むと共に、Mn:0.4〜0.8%,Cr:
0.15〜0.3%,Zr:0.05〜0.1%および
Cu:0.1〜3%よりなる群から選ばれる1種以上を
含み、Fe,Siはいずれも0.10%以下とした熱処
理型Al合金 (2)Mg:0.2〜2%およびSi:0.1〜1.5
%を含むと共に、Mn:0.4〜0.8%,Cr:0.
15〜0.3%,Zr:0.05〜0.1%およびC
u:0.05〜1.0%よりなる群から選ばれる1種以
上を含み、Feは0.10%以下とした熱処理型Al合
金
するに当たっては、特に、冷間加工(例えば、冷間圧
延)を省略する場合は製造工程中の熱間加工(例えば、
熱間圧延)を410〜210℃の温度範囲で行なうこと
が好ましく、より好ましくは、変形開始温度を410℃
以下とし、且つ変形終了温度を210〜250℃で行な
えば、最終製品での結晶粒をより微細化した熱処理型A
l合金が得られ、破壊靭性、疲労特性および成形性のい
ずれもより優れたものとなる。
くなるにつれ低下するが、ミクロ組織との関係では晶出
物の体積率の増加に伴い破壊靭性は低下することが一般
的な事実として知られている。代表的な晶出物はAl7
Cu2 Fe,Al12(Fe,Mn)3 Cu2 ,(Fe,
Mn)Al5 ,Al2 CuMg,Al2 Cu,Mg2 S
i等であり、合金系によりCr,Zrを含むことも知ら
れている。本発明者がミクロ組織と機械的性質の関係に
つき検討を重ねたところ、破壊靭性は単に晶出物の体積
率のみに影響されるのでは無く、特に破面ディンプル中
心部に観察される数μmサイズの晶出物の粒子間距離の
平方根に比例して改善されることが判明した。また疲労
特性も晶出物間距離を大きくすることにより改善される
こともわかった。
後も、ミクロ組織と機械的性質の関係について更に鋭意
研究を重ねてきた。その結果、所定の化学成分組成を有
する熱処理型Al合金において、晶出物間距離を85μ
m以上にした状態で、Al−Mn系,Al−Cr系およ
びAl−Zr系等の分散粒子の少なくともいずれかのサ
イズが、夫々4000Å以上、1000Å以上、300
Å以上に大きくなる様にすれば、分散粒子が疲労亀裂の
伝播に対して顕著な抵抗となり、疲労亀裂伝播速度を低
減できること、しかも晶出物間距離を85μm以上とす
ることによって破壊靭性も優れたものとなり、更には所
定の条件で熱間加工を施せば、成形性をも優れたものに
することができることを見い出し、本発明を完成した。
尚、Al−Mn系分散粒子ではAl20Cu2 Mn3 が、
Al−Cr系分散粒子ではAl12Mg2 Crが、またA
l−Zr系分散粒子ではAl3 Zrが代表的なものとし
て知られている。
粒子のサイズを上記の如く大きくしても、晶出物そのも
のが疲労亀裂の経路あるいは新たな起点となるので、疲
労亀裂伝播速度の大きな低減は期待できない。
ついて説明する。まず本発明の熱処理型Al合金は、時
効硬化により高い強度を得るという観点から1%以上の
Cuを基本成分として含むもの(請求項1のAl合金、
以下「熱処理型Al−Cu系Al合金」と呼ぶ)、0.
1%以上のZnと0.3%以上のMgを基本成分として
含むもの(請求項2のAl合金、以下「熱処理型Al−
Zn−Mg系Al合金」と呼ぶ)、および0.2%以上
のMgと0.1%以上のSiを基本成分として含むもの
(請求項3のAl合金、以下「熱処理型Al−Mg−S
i系Al合金と呼ぶ)を対象とするものである。
更に時効硬化性を向上させるという観点から熱処理型A
l−Cu系Al合金では0.1%以上のMgが添加され
る。また上記熱処理型Al−Zn−Mg系Al合金で
は、必要により0.1%以上のCuが添加される。更
に、上記熱処理型Al−Mg−Si系Al合金には、必
要により0.05%以上のCuが添加される。
およびSiは、Al7 Cu2 Fe,Al12(Fe,M
n)3 Cu2 ,(Fe,Mn)Al6 ,Al2 CuM
g,Al 2 Cu,Mg2 Si等の晶出物を生成するもの
である。そしてこれらの晶出物は、破壊靭性および疲労
特性に対して有害であるため、これらの添加量は各成分
系に応じて下記の如く規制される。上記晶出物のうち、
Al7 Cu2 Fe,Al12(Fe,Mn)3 Cu2 ,
(Fe,Mn)Al6 等は不溶性の晶出物であり、一度
生成されるとその後の熱処理によっても殆ど母相中に再
固溶されない。また晶出物が多量に生成されると、時効
硬化によって製品強度を増大させる析出物の成分である
Cu,Mg,Si等が、上記晶出物の成分として一部消
費されるため、製品強度を低下させる。本発明では優れ
た破壊靭性および疲労特性さらには高い強度を有するA
l合金を実現するため、Fe添加量はAl−Cu系、A
l−Zn−Mg系およびAl−Mg−Si系のいずれに
おいても0.1%以下に、またSi添加量はAl−Cu
系およびAl−Zn−Mg系において0.1%以下に、
Al−Mg−Si系において1.5%以下に規制され
る。
e,(Fe,Mn)3 Cu2 ,Al2Cu2 Mg,Al2
Cu2 ,Mg2 Si等の晶出物を生成するため規制さ
れる成分であり、添加量上限は晶出物間距離を85μm
以上にする為に、各成分系に応じて下記の如く規定され
る。即ち、本発明のAl合金は、Al−Cu系において
は、Cu:8%以下(必要によってMgを含む場合は、
Mg:2.5%以下)、Al−Zn−Mg系において
は、Mg:3.5%以下(必要によってCuを含む場合
は、Cu:0.3%以下)、およびAl−Mg−Si系
においては、Mg:2%以下(必要によってCuを含む
場合は、Cu:1.0%以下)に夫々規制される。尚A
l−Zn−Mg系においては、Znは耐食性の低下とい
う観点から、10%以下とする。
理時およびその後の熱間圧延時に、分散粒子の生成に関
与する元素である。これらの分散粒子は、再結晶後の粒
界移動を妨げる作用があるので、微細結晶粒の生成にと
って必要である。特に本発明においては、Al−Mn
系,Al−Cr系およびAl−Zr系等の分散粒子の少
なくともいずれかのサイズを、夫々4000Å以上、1
000Å以上、300Å以上に大きくすることによっ
て、分散粒子が疲労亀裂の伝播に対して抵抗として作用
し、疲労亀裂伝播速度を低減させる効果を発揮する。こ
の効果を発揮させる為には、Mn,CrおよびZrの夫
々の添加量は、0.4%以上、0.15%以上および
0.05%以上とすることが必要である。
の過剰な添加は、溶解鋳造時に粗大な不溶性金属間化合
物を生成し易く、成形性を劣化させる原因となる。また
特にZrの過剰添加は、ミクロ組織をファイバー状にし
易くなり、特定方向の破壊靭性および疲労特性、更には
成形性を劣化させる。このため、Mn,Cr,Zrの添
加量は、いずれの成分系においても夫々0.8%以下、
0.3%以下、0.1%以下に規制されることが必要と
なる。
加すれば良いが、分散させる粒子の種類によって、各成
分系に応じてその種類を適切に選ぶ必要がある。例えば
熱処理型Al−Cu系Al合金においてAl12Mg2 C
r粒子を分散させたい場合は、必要により添加されるM
gと共にCrを組み合わせて添加すれば良く、また例え
ばAl−Zn−Mg系Al合金においてAl20Cu2 M
n3 粒子を分散させたい場合は、必要により添加される
Cuと共にMnを組み合わせて添加する様にすれば良
い。要するに、(a)〜(c)の少なくともいずれかを
満足する様に、各成分系に応じてMn,Cr,Zr等の
元素の種類および添加量を適切に選定すれば良い。 (a)Al−Mn系分散粒子サイズが4000Å以上で
ある (b)Al−Cr系分散粒子サイズが1000Å以上で
ある (c)Al−Zr系分散粒子サイズが300Å以上であ
る
成分組成が規定されるが、本発明のAl合金には、その
他必要に応じて、Ti,V,Hf等の元素を含むことが
許容される。これらの元素は、鋳塊組織の微細化という
作用を発揮するものであるが、成形性の劣化という観点
から0.3%以下に規制される。
り鋳塊にした後、均質化熱処理、熱間圧延、更には必要
に応じて冷間圧延を行なった後、溶体化処理水焼入れ、
ロールあるいはストレッチャーによる矯正、時効処理等
を順次行なうことによって製造できる。
造に先立ち脱ガス処理により溶湯中の水素濃度をできる
だけ低減することが望ましい。溶湯中に含まれる水素
は、Al合金中への固溶度が極端に低いため、鋳造時に
ミクロポロシティを形成して最終製品中に小さな空洞と
して残存する。この空洞は破壊の起点となり易く、製品
の破壊靭性および疲労特性を低下させる原因になる。特
に、溶解鋳造後の圧延率や鍛錬度等の加工度が低い製品
においては、ミクロポロシティが破壊されず空洞として
残存し易い。このため溶湯中水素ガス濃度は、0.05
cc/100mlAl以下にすることが好ましく、より
好ましくは0.02cc/100mlAl以下にするこ
とが推奨される。
最大の因子は晶出物であり、本文中に示すように晶出物
間距離を大きくできるならば、脱ガス処理は常法に則り
行なってもよい。更に鋳造法は半連続鋳造法であって
も、また連続鋳造圧延法であってもよい。連続鋳造圧延
法を含む鋳造速度の高速化は晶出物を微細化し、粗大な
晶出物の粒子間距離を大きくする。このため破壊靭性は
格段に向上する。均質化熱処理は、破壊靭性および疲労
特性に有害な晶出物を再固溶させ、晶出物間距離を85
μm以上に大きくする為に行なうものである。特に、溶
解性のあるAl2CuMg,Al2 Cu,Mg2 Si等
の晶出物を積極的に再固溶させるためには、重要な熱処
理工程である。また均質化熱処理は、疲労特性の改善に
有効なAl−Mn系,Al−Cr系およびAl−Zr系
等の分散粒子サイズを夫々4000Å以上、1000Å
以上、300Å以上に大きくするためにも有効である。
最適な条件は下記の如くである。まず熱処理型Al−C
u系Al合金である場合には、鋳塊を望ましくは450
℃以上で4時間以上の熱処理が必要であり、450℃未
満では晶出物を再固溶させ且つ分散粒子サイズを大きく
するには低温すぎる。485℃を超える温度では分散粒
子の一部が再固溶し、疲労特性の改善に必要な分散粒子
サイズを得ることが困難である。Al−Al2 Cu−A
l2 CuMgの共晶温度が508℃であり、この温度を
超えると局部溶融を起こす場合がある。また508℃直
下で均質化熱処理を行なうには、508℃を過熱しない
様に極めて遅い昇温速度で加熱しなければならず、製造
上実用的でない。このため均質化熱処理は450〜48
5℃で4時間以上が望ましい。
である場合には、鋳塊を望ましくは450℃以上で4時
間以上の熱処理が必要であり、450℃未満では晶出物
を再固溶させ且つ分散粒子サイズを大きくするには低温
すぎる。また530℃を超える温度では分散粒子の一部
が再固溶し、疲労特性の改善に必要な分散粒子サイズを
得ることが困難である。このため均質化熱処理は450
〜530℃で4時間以上が望ましい。
金である場合には、鋳塊を望ましくは450℃以上で4
時間以上の熱処理が必要であり、450℃未満では晶出
物を再固溶させ且つ分散粒子サイズを大きくするには低
温すぎる。また560℃を超える温度では分散粒子の一
部が再固溶し、疲労特性の改善に必要な分散粒子サイズ
を得ることが困難である。このため均質化熱処理は45
0〜560℃で4時間以上が望ましい。
たは7072合金を皮材とする合わせ材を製造するとき
には、Cu,Mg,Zn等の心材成分の皮材中への拡散
を低減して耐食性の低下を防止するため、心材および皮
材を別々に均質化熱処理後、心材の両側あるいは片側を
皮材で被覆後次の熱間圧延で圧着して合わせ材とするこ
とが望ましい。
し、且つ伸長粒をできるだけ等軸化するため、熱間圧延
入側と出側温度を共に低温化し、圧延時に導入される加
工硬化量を大きくすることが望ましく、特に熱間圧延後
の冷間圧延を省略する様な製品においては有効である。
結晶粒の微細化によって、破壊靭性、疲労特性および強
度は向上し、更には成形加工時に発生するオレンジピー
ル等の肌荒れを防止できるため成形加工性をも向上でき
る。
炉から取り出し後410℃以下から開始することが好ま
しく、410℃を超える温度から熱間圧延を開始すると
(変形開始温度)、圧延中の回復量が大きくなって加工
硬化量が激減する。また熱間圧延出側温度(変形終了温
度)は、250℃を超えると再結晶が完了してしまい冷
却中に粒成長が生じ易くなり、特に次製造工程において
冷間圧延が省略されて溶体化処理等の熱処理が行なわれ
る製品においては熱処理中にも粒成長が生じ易くなる。
更に、熱間圧延出側温度が210℃未満では、圧延面に
顕著な圧延キズが生じ易くなる。このため、熱間圧延出
側温度は210〜250℃とするのが好ましい。但し、
熱間圧延条件によっては210〜250℃でも再結晶が
終了してしまう場合もあり、要するに熱間圧延終了段階
でもなお加工組織を有することが重要である。
て冷間圧延を行ない、その後溶体化処理および焼入れを
行なう。このとき用いる熱処理炉は、バッチ炉、連続焼
鈍炉または溶融塩浴炉のいずれでも良く、また焼入れは
水浸漬、水噴射または空気噴射のいずれを用いても良
い。溶体化処理および焼入れは、可溶性金属間化合物を
再固溶し且つ冷却中の再析出を十分に抑制するため、常
法に則り行なわれるものであるが、特に航空機材に本発
明材を適用する場合はJIS−W−1103やMIL−
H−6088Fに規定された条件に準拠して行なうこと
が好ましい。
晶粒の粗大化を防止し、破壊靭性および疲労特性に優れ
る微細再結晶粒を得るには、昇温速度は5℃/分以上に
保つことが推奨される。
終製品の耐力値を増大させることを目的として、冷間圧
延機およびストレッチャー等を用いて伸び換算値で最大
10%までの冷間加工が行なわれる。また室温時効や人
工時効によって、製品は強度の増大が達成される。
面から約0.05〜0.1mmまで機械研磨した後、電
解エッチングし光学顕微鏡を用いて観察した。粒径はL
方向でラインインターセプト法にて測定した。1測定ラ
イン長は500μmであり、1視野当たり各5本で計5
視野観察することにより全測定ライン長を500×25
μmとした。合わせ材の場合は心材表面から約0.05
〜0.1mmの位置も観察部位とした。
機械研磨し、SEM(成分分析装置および画像処理装置
付属)にてFe,Si,Cu等を含むサイズ1.8μm
2 以上の晶出物を選択し、ラインインターセプト法(L
−ST面)にて晶出物間距離を測定した。1測定ライン
長はL,ST方向それぞれ220μm,175μmであ
り、1視野当たり各5本で計10視野観察することによ
り全測定ライン長を220×50μm,175×50μ
mとし、L,ST方向の晶出物間距離を平均し本件特許
に定める晶出物間距離とした。合わせ材の場合は心材の
断面にて晶出物間距離を測定した。当然のことである
が、選択する晶出物サイズを1.8μm2未満とすれば
晶出物間距離は小さくなる。
研磨し、板表面から板厚1/4の部位(L−LT面)を
TEM(成分分析装置および画像処理装置付属)を用い
て観察した。観察部位の試料厚さは2000〜3000
Åである。分散粒子サイズは各粒子の最大長の平均と
し、20視野での平均値を本件特許に定める分散粒子サ
イズとした。合わせ材の場合は心材表面から板厚1/4
の部位を観察部位とした。尚、分散粒子の分布状態を各
粒子の最大長ではなく各粒子の面積あるいは粒子間距離
で評価した場合、粒子の粗大化は面積の増大,距離の拡
大として測定されることは当然である。
ASTM−E8に準拠し、常温大気中で、引張方向はL
T,引張速度は5mm/分にて行なった。破壊靭性Kc
はASTM−E561およびB646に、また疲労亀裂
伝播速度はASTM−E647に準拠し測定した。疲労
亀裂伝播速度はΔK=一定にて、亀裂長さ半長10〜2
5mmでの平均速度にて本件特許に定める値とした。Δ
K値および試験方向の詳細は実施例に示す。尚、実施例
中に示される機械的特性値は試験数3回中の最低値を示
す。
よび疲労特性に優れたものとなるが、前記Al合金製造
工程中の熱間加工を好ましくは410〜210℃で、よ
り好ましくは変形開始温度を410℃以下、変形終了温
度を210〜250℃で行なうことによって、最終製品
での結晶粒を微細化することになり、破壊靭性および疲
労特性と共に成形性にも優れたものとなる。尚本発明の
Al合金は、熱処理型Al合金展伸材として適用できる
ものであり、最終製品は板材,形材または鍛造材の如何
を問わないことは勿論である。
説明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のもの
ではなく前・後記の趣旨に徴して設計変更することはい
ずれも本発明の技術的範囲に含まれるものである。
e:0.04%,Si:0.04%を夫々含み、残部が
不純物とAlからなるAl合金を溶解鋳造し、厚さ:4
60mmの鋳塊(以下、「心材」と呼ぶ)とし、これに
均熱処理を施した。
下、「皮材」と呼ぶ)で心材の両面をクラッドし、厚
さ:420mmの合わせ材とした。この合わせ材を、3
80℃まで再加熱後直ちに炉から取り出し、開始温度3
50℃、終了温度220℃にて厚さ:4.0mmまで熱
間圧延を行ない、引き続き厚さ:2.5mmまで冷間圧
延を行なった。得られた冷間圧延材を、494℃で40
分間溶体化処理後直ちに水焼入れし、2%の永久引張変
形を与えた後、3週間の室温時効を行なった。
ミクロ組織およびT3材の機械的特性に及ぼす影響を示
した。尚ミクロ組織は、水焼入れ後の心材を用いて観察
を行なった。表1から明らかな様に、本発明例である
およびは、比較例〜に比べ破壊靭性は高く且つ疲
労亀裂伝播速度は低く、優れた特性値を示していること
がわかる。
e:0.04%,Si:0.04%を夫々含み、残部が
不純物とAlからなるAl合金を、溶湯中水素濃度0.
02cc/100mlAlまで脱ガス後溶解鋳造し、4
00mm厚の鋳塊(以下、「心材」と呼ぶ)とした。
し、心材の両面を面削後AA1050(以下、「皮材」
と呼ぶ)で心材の両面をクラッドし、厚さ:360mm
の合わせ材とした。この合わせ材を、下記表2に示す熱
間圧延開始温度より約20℃高い温度まで再加熱後、直
ちに炉から取り出し、厚さ:2.5mmまで熱間圧延を
行なった。得られた熱間圧延材を494℃で50分間溶
体化処理後直ちに水焼入れし、2%の永久引張変形を与
えた後、3週間の室温時効を行なった。
温度および終了温度)が、熱間圧延材表面キズやミクロ
組織、T3材の表面形状、機械的特性等に及ぼす影響を
示すた。尚ミクロ組織は、水焼入れした状態で観察を行
なった。
によるおよびは、およびに比べ熱延材表面キズ
が無く、また皮材や心材の結晶粒径がともに小さいた
め、オレンジピールの発生も見られない。特に心材の結
晶粒径が小さいため、強度、破壊靭性および疲労亀裂伝
播速度においても、好ましい製造条件によるおよび
は、およびに比べ優れた特性を示すものとなる。
水素濃度0.02cc/100mlAlまで脱ガス後溶
解鋳造し、厚さ:460mmの鋳塊(以下、「心材」と
呼ぶ)とした。 Cu:3.9%,Mg:1.5%,Mn:0.6
%,Fe:0.04%,Si:0.04%を夫々含み、
残部が不純物とAlからなるAl合金 Cu:4.2%,Mg:1.5%,Mn:0.6
%,Fe:0.07%,Si:0.04%を夫々含み、
残部が不純物とAlからなるAl合金 Cu:4.6%,Mg:1.5%,Mn:0.6
%,Fe:0.07%,Si:0.04%を夫々含み、
残部が不純物とAlからなるAl合金 Cu:4.2%,Mg:1.5%,Mn:0.6
%,Fe:0.12%,Si:0.04%を夫々含み、
残部が不純物とAlからなるAl合金 Cu:4.2%,Mg:1.5%,Mn:0.6
%,Fe:0.07%,Si:0.15%を夫々含み、
残部が不純物とAlからなるAl合金
し、心材の両面を面削後AA1050(以下、「皮材」
と呼ぶ)で心材の両面をクラッドし、厚さ:420mm
の合わせ材とした。この合わせ材を、380℃まで再加
熱後直ちに炉から取り出し、開始温度350℃、終了温
度220℃にて厚さ:4.0mmまで熱間圧延を行な
い、引き続き厚さ:2.5mmまで冷間圧延を行なっ
た。得られた冷間圧延材を、494℃で40分間溶体化
処理後直ちに水焼入れし、2%の永久引張変形を与えた
後、3週間の室温時効を行なった。
およびT3材の機械的特性に及ぼす影響を示した。尚ミ
クロ組織は、水焼入れ後の心材を用いて観察を行なっ
た。表3から明らかな様に、本発明例のおよびは、
比較例〜に比べ破壊靭性は高く且つ疲労亀裂伝播速
度は低く、優れた特性値を示していることがわかる。
水素濃度0.02cc/100mlAlまで脱ガス後溶
解鋳造し、厚さ:460mmの鋳塊(以下、「心材」と
呼ぶ)とした。 Cu:3.9%,Mg:1.5%,Mn:0.6
%,Fe:0.04%,Si:0.04%を夫々含み、
残部が不純物とAlからなるAl合金 Cu:3.9%,Mg:1.5%,Mn:0.7
%,Fe:0.04%,Si:0.04%を夫々含み、
残部が不純物とAlからなるAl合金 Cu:3.9%,Mg:1.5%,Mn:0.4
%,Fe:0.04%,Si:0.04%を夫々含み、
残部が不純物とAlからなるAl合金 Cu:4.2%,Mg:1.5%,Mn:0.9
%,Fe:0.12%,Si:0.12%を夫々含み、
残部が不純物とAlからなるAl合金 Cu:4.2%,Mg:1.5%,Mn:0.6
%,Fe:0.12%,Si:0.12%を夫々含み、
残部が不純物とAlからなるAl合金
し、心材の両面を面削後AA1050(以下、「皮材」
と呼ぶ)で心材の両面をクラッドし、厚さ:420mm
の合わせ材とした。この合わせ材を、380℃まで再加
熱後直ちに炉から取り出し、開始温度350℃、終了温
度220℃にて厚さ4.0mmまで熱間圧延を行ない、
引き続き厚さ:2.5mmまで冷間圧延を行なった。得
られた冷間圧延材を、494℃で40分間溶体化処理後
直ちに水焼入れし、2%の永久引張変形を与えた後、3
週間の室温時効を行なった。
およびT3材の機械的特性に及ぼす影響を示した。尚ミ
クロ組織は、水焼入れ後の心材を用いて観察を行なっ
た。表4から明らかな様に、本発明例のおよびは、
比較例〜に比べ破壊靭性は高く且つ疲労亀裂伝播速
度は低く、優れた特性値を示していることがわかる。
水素濃度0.02cc/100mlAlまで脱ガス後、
溶解鋳造し、厚さ:250mmの鋳塊とした。 Zn:5.4%,Mg:2.5%,Cu:1.8%,
Zr:0.09%,Fe:0.05%,Si:0.05
%を夫々含み、残部が不純物とAlからなるAl合金 Zn:5.4%,Mg:2.5%,Cu:1.8%,
Zr:0.03%,Fe:0.05%,Si:0.05
%を夫々含み、残部が不純物とAlからなるAl合金, Zn:5.4%,Mg:2.5%,Cu:1.8%,
Zr:0.09%,Fe:0.25%,Si:0.20
%を夫々含み、残部が不純物とAlからなるAl合金
加熱後、525℃で24時間の加熱を施し、開始温度3
50℃、終了温度220℃にて厚さ:30mmまで熱間
圧延を行なった。得られた冷間圧延材を、480℃で4
0分間溶体化処理後直ちに水焼入れし、2%の永久引張
変形を与えた後120℃で24時間の人工時効処理を行
なった。
T651材の機械的特性に及ぼす影響を示した。尚ミク
ロ組織は、水焼入れ後の心材を用いて観察を行なった。
表5から明らかな様に、本発明例のは、比較例およ
びに比べ破壊靭性は高く且つ疲労亀裂伝播速度は低
く、優れた特性値を示していることがわかる。
水素濃度0.02cc/100mlAlまで脱ガス後溶
解鋳造し、厚さ:400mm厚の鋳塊(以下、「心材」
と呼ぶ)とした。 Mg:1.0%,Si:0.9%,Cr:0.25
%,Cu:0.85%,Fe:0.05%を夫々含み、
残部が不純物とAlから なるAl合金 Mg:1.0%,Si:0.9%,Cr:0.10
%,Cu:0.85%,Fe:0.05%を夫々含み、
残部が不純物とAlから なるAl合金 Mg:1.0%,Si:0.9%,Cr:0.28
%,Cu:0.85%,Fe:0.25%を夫々含み、
残部が不純物とAlから なるAl合金
し、心材の両面を面削後AA1050(以下、「皮材」
と呼ぶ)で心材の両面をクラッドし、厚さ:380mm
の合わせ材とした。この合わせ材を、380℃まで再加
熱後直ちに炉から取り出し、開始温度350℃、終了温
度220℃にて厚さ:2.5mmまで熱間圧延を行な
い、引き続き厚さ:2.5mmまで冷間圧延を行なっ
た。得られた冷間圧延材を、570℃で40分間溶体化
処理後直ちに水焼入れし、2%の永久引張変形を与えた
後190℃で4時間の人工時効処理を行なった。
およびT651材の機械的特性に及ぼす影響を示した。
尚ミクロ組織は、水焼入れ後の心材を用いて観察を行な
った。表6から明らかな様に、本発明例のは、比較例
およびに比べ破壊靭性は高く且つ疲労亀裂伝播速度
は低く、優れた特性値を示していることがわかる。
壊靭性および疲労特性を改善して更に優れたものとし、
しかも成形性をも向上した熱処理型Al合金が実現で
き、この熱処理型Al合金は、航空機や鉄道車両等の輸
送機器および一般機械部品等において好適に使用するこ
とができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 Cu:1〜8%(重量%の意味、以下同
じ)を含むと共に、Mn:0.4〜0.8%,Cr:
0.15〜0.3%,Zr:0.05〜0.1%および
Mg:0.1〜2.5%よりなる群から選ばれる1種以
上を含み、Fe,Siはいずれも0.1%以下とし、且
つ晶出物間距離が85μm以上であると共に、下記
(a)〜(c)の少なくともいずれかを満足するミクロ
組織を有することを特徴とする破壊靭性、疲労特性およ
び成形性の優れた熱処理型Al合金。 (a)Al−Mn系分散粒子サイズが4000Å以上で
ある (b)Al−Cr系分散粒子サイズが1000Å以上で
ある (c)Al−Zr系分散粒子サイズが300Å以上であ
る - 【請求項2】 Zn:0.1〜10%およびMg:0.
1〜3.5%を含むと共に、Mn:0.4〜0.8%,
Cr:0.15〜0.3%,Zr:0.05〜0.1%
およびCu:0.1〜3%よりなる群から選ばれる1種
以上を含み、Fe,Siはいずれも0.1%以下とし、
且つ晶出物間距離が85μm以上であると共に、下記
(a)〜(c)の少なくともいずれかを満足するミクロ
組織を有することを特徴とする破壊靭性、疲労特性およ
び成形性の優れた熱処理型Al合金。 (a)Al−Mn系分散粒子サイズが4000Å以上で
ある (b)Al−Cr系分散粒子サイズが1000Å以上で
ある (c)Al−Zr系分散粒子サイズが300Å以上であ
る - 【請求項3】 Mg:0.2〜2%およびSi:0.1
〜1.5%を含むと共に、Mn:0.4〜0.8%,C
r:0.15〜0.3%,Zr:0.05〜0.1%お
よびCu:0.05〜1.0%よりなる群から選ばれる
1種以上を含み、Feは0.1%以下とし、且つ晶出物
間距離が85μm以上であると共に、下記(a)〜
(c)の少なくともいずれかを満足するミクロ組織を有
することを特徴とする破壊靭性、疲労特性および成形性
の優れた熱処理型Al合金。 (a)Al−Mn系分散粒子サイズが4000Å以上で
ある (b)Al−Cr系分散粒子サイズが1000Å以上で
ある (c)Al−Zr系分散粒子サイズが300Å以上であ
る
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