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JP3053352B2 - 破壊靭性、疲労特性および成形性の優れた熱処理型Al合金 - Google Patents

破壊靭性、疲労特性および成形性の優れた熱処理型Al合金

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JP3053352B2
JP3053352B2 JP7089409A JP8940995A JP3053352B2 JP 3053352 B2 JP3053352 B2 JP 3053352B2 JP 7089409 A JP7089409 A JP 7089409A JP 8940995 A JP8940995 A JP 8940995A JP 3053352 B2 JP3053352 B2 JP 3053352B2
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JP
Japan
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alloy
fracture toughness
heat
particle size
treated
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JP7089409A
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学 中井
武比古 江藤
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
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    • C22F1/04Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of aluminium or alloys based thereon
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  • Heat Treatment Of Steel (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機や鉄道車両等の
輸送機器および一般機器部品等の用途に適するAl合金
に関するものであり、特に破壊靭性、疲労特性および成
形性に優れた特性を発揮する熱処理型Al合金に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】熱処理型Al合金は、破壊靭性や疲労特
性が特に高い値が要求される部材部品として、例えばリ
ベット接合を用いた航空機や鉄道車両等に使用されてい
る。特に、商用航空機の機体構造には、外板を縦骨材に
リベットを用いて接合されるモノコック構造が主に採用
されているが、胴体客室内は高高度においても地上に近
い気圧を維持するため、外気に比べて高い圧力に与圧さ
れる。このため、高高度においては、例えば胴体外板断
面には胴体円周方向に引張張力が働き、地上との往復に
より周期的な引張張力が発生する。一般的には、商用航
空機が耐用年数に達するまでに約10万回の周期的な引
張張力が加わるものとされている。また翼面板にも、空
中と地上との往復により周期的な引張張力が発生する。
この周期的な引張張力により、リベット孔を起点とする
疲労亀裂が発生・伝播し、最悪の場合には破断に至るこ
とがある。
【0003】航空機の材料として使用されるAl合金
は、例えば胴体外板材や翼下面板には熱処理型Al−C
u系Al合金および熱処理型Al−Cu−Mg系Al合
金が、また翼上面板には熱処理型Al−Zn−Mg系A
l合金が、主な材料として夫々用いられている。またブ
ラケット等の部品材料には、熱処理型Al−Mg−Si
系Al合金が主に用いられている。尚上記熱処理型Al
−Cu系Al合金およびAl−Cu−Mg系Al合金
は、粒界に沿う無析出物帯(PFZ)が粒内および粒界
析出物に対して最も卑な電位を示すため、腐食雰囲気中
においてPFZが優先溶解して粒界腐食が生じることに
なる。このため、例えば商用航空機の胴体外板材におい
ては99.3%以上の純Alを皮材として上記合金を心
材とする合わせ材とし、純Alによる犠牲陽極作用によ
って優れた耐食性が得られている。
【0004】上記と同様に、熱処理型Al−Zn−Mg
系Al合金では、一般的にZnを1.0%程度含むAl
合金である7072合金あるいはCuを含まない熱処理
型Al−Zn−Mg系Al合金を皮材とする合わせ材と
して用いられている。また熱処理型Al−Mg−Si系
Al合金では、Cuを積極的に添加することにより強度
向上を図る場合があるが、前記熱処理型Al−Cu系A
l合金と同様に耐食性の劣化をもたらす。このため、C
u添加量によっては純Alを皮材として合わせ材にする
必要がある。
【0005】一方、近年では鉄道旅客車両においても軽
量化や高速化の実現が図られており、Al合金の形材や
板材を溶接で接合した軽量車両が実用化されている。そ
して、更なる軽量化および高速化の要求に対応するた
め、一部の車両では、外板に熱処理型Al−Cu−Mg
系Al合金を用い、商用航空機と同様なモノコック構造
−リベット接合による軽量車両が検討されつつある。
【0006】しかしながら車両においては、トンネルの
出入りや対向車両とのすれ違い時に大きな圧力差が発生
し、この圧力差の発生・繰り返し数は最終的に約100
0万回に達するものとなり、リベット接合を有する車両
では、リベット孔から疲労亀裂が発生・伝播し易いとい
う問題が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】商用航空機の分野にお
いては、航空会社は他者との競争力を維持するため、航
空機の大型化や就航寿命の延長等により運用コストの低
減を図りつつある。このため、航空会社は今後開発され
る航空機に対して従来機以上に気体構造の耐久性向上を
要望しており、例えば気体胴体外板や翼面材にも今まで
以上に破壊靭性や疲労特性に優れた材料の開発が望まれ
ている。また航空機メーカーにおいても、機体製作コス
トの低減を図っており、材料の成形加工において、例え
ば成形加工後の製品表面研磨工数の低減若しくは省略が
必要とされている。また航空機の材料には、オレンジピ
ール等の肌荒れが少ないこと若しくは無いことが望まし
く、ミクロ組織的には微細結晶粒を有する成形性に優れ
た材料が要望される。
【0008】一方、鉄道車両の分野においても、リベッ
ト接合を有する軽量車両開発に対応するためには、現存
する材料以上に破壊靭性や疲労特性に優れた材料の開発
が急務である。またデザイン上あるいは航空力学的にも
最適な形状を実現するため、昨今の車両は従来車両以上
に複雑な形状を有しているので、成形加工量の大きな部
位では、前記オレンジピール等の成形不良が発生する場
合がある。このため、鉄道車両においても航空機と同様
に、微細結晶粒を有する成形性に優れた材料が必要とさ
れている。
【0009】ところで、一般機械部品、例えば自転車用
ギヤ材、油圧部品およびハブ等には、2014合金、2
017合金、2024合金等の熱処理型Al−Cu−M
g系Al合金が使用されている。これら一般機械部品に
おいても、破壊靭性や疲労特性の改善による製品の信頼
性向上、更には薄肉軽量化が図られつつあり、また製品
の意匠性向上のため結晶粒微細化による成形性に優れる
材料が求められている。
【0010】本発明はこうした状況の下になされたもの
であって、その目的は、破壊靭性および疲労特性を改善
して更に優れたものとし、しかも成形性をも向上し、航
空機や鉄道車両等の輸送機器および一般機械部品等にお
いて好適に使用することのできるAl合金を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成し得た本
発明とは、Cu:1〜8%を含むと共に、Mn:0.4
〜0.8%,Cr:0.15〜0.3%,Zr:0.0
5〜0.1%およびMg:0.1〜2.5%よりなる群
から選ばれる1種以上を含み、Fe,Siはいずれも
0.1%以下とし、且つ晶出物間距離が85μm以上で
あると共に、下記(a)〜(c)の少なくともいずれか
を満足するミクロ組織を有することを特徴とする破壊靭
性、疲労特性および成形性に優れる熱処理型Al合金で
ある。 (a)Al−Mn系分散粒子サイズが4000Å以上で
ある (b)Al−Cr系分散粒子サイズが1000Å以上で
ある (c)Al−Zr系分散粒子サイズが300Å以上であ
【0012】また下記(1),(2)のいずれかの化学
成分組成を有するAl合金であっても、上記晶出物間距
離を85μm以上とし、且つ上記(a)〜(c)の少な
くともいずれかを満足することができ、本発明の目的が
達成される。 (1)Zn:0.1〜10%およびMg:0.1〜3.
5%を含むと共に、Mn:0.4〜0.8%,Cr:
0.15〜0.3%,Zr:0.05〜0.1%および
Cu:0.1〜3%よりなる群から選ばれる1種以上を
含み、Fe,Siはいずれも0.10%以下とした熱処
理型Al合金 (2)Mg:0.2〜2%およびSi:0.1〜1.5
%を含むと共に、Mn:0.4〜0.8%,Cr:0.
15〜0.3%,Zr:0.05〜0.1%およびC
u:0.05〜1.0%よりなる群から選ばれる1種以
上を含み、Feは0.10%以下とした熱処理型Al合
【0013】尚本発明の上記各熱処理型Al合金を製造
するに当たっては、特に、冷間加工(例えば、冷間圧
延)を省略する場合は製造工程中の熱間加工(例えば、
熱間圧延)を410〜210℃の温度範囲で行なうこと
が好ましく、より好ましくは、変形開始温度を410℃
以下とし、且つ変形終了温度を210〜250℃で行な
えば、最終製品での結晶粒をより微細化した熱処理型A
l合金が得られ、破壊靭性、疲労特性および成形性のい
ずれもより優れたものとなる。
【0014】
【作用】高力Al合金においては、破壊靭性は強度が高
くなるにつれ低下するが、ミクロ組織との関係では晶出
物の体積率の増加に伴い破壊靭性は低下することが一般
的な事実として知られている。代表的な晶出物はAl7
Cu2 Fe,Al12(Fe,Mn)3 Cu2 ,(Fe,
Mn)Al5 ,Al2 CuMg,Al2 Cu,Mg2
i等であり、合金系によりCr,Zrを含むことも知ら
れている。本発明者がミクロ組織と機械的性質の関係に
つき検討を重ねたところ、破壊靭性は単に晶出物の体積
率のみに影響されるのでは無く、特に破面ディンプル中
心部に観察される数μmサイズの晶出物の粒子間距離の
平方根に比例して改善されることが判明した。また疲労
特性も晶出物間距離を大きくすることにより改善される
こともわかった。
【0015】本発明者らは、上記の様な知見が得られた
後も、ミクロ組織と機械的性質の関係について更に鋭意
研究を重ねてきた。その結果、所定の化学成分組成を有
する熱処理型Al合金において、晶出物間距離を85μ
m以上にした状態で、Al−Mn系,Al−Cr系およ
びAl−Zr系等の分散粒子の少なくともいずれかのサ
イズが、夫々4000Å以上、1000Å以上、300
Å以上に大きくなる様にすれば、分散粒子が疲労亀裂の
伝播に対して顕著な抵抗となり、疲労亀裂伝播速度を低
減できること、しかも晶出物間距離を85μm以上とす
ることによって破壊靭性も優れたものとなり、更には所
定の条件で熱間加工を施せば、成形性をも優れたものに
することができることを見い出し、本発明を完成した。
尚、Al−Mn系分散粒子ではAl20Cu2 Mn3 が、
Al−Cr系分散粒子ではAl12Mg2 Crが、またA
l−Zr系分散粒子ではAl3 Zrが代表的なものとし
て知られている。
【0016】尚晶出物間距離が85μm未満では、分散
粒子のサイズを上記の如く大きくしても、晶出物そのも
のが疲労亀裂の経路あるいは新たな起点となるので、疲
労亀裂伝播速度の大きな低減は期待できない。
【0017】次に、本発明のAl合金の化学成分組成に
ついて説明する。まず本発明の熱処理型Al合金は、時
効硬化により高い強度を得るという観点から1%以上の
Cuを基本成分として含むもの(請求項1のAl合金、
以下「熱処理型Al−Cu系Al合金」と呼ぶ)、0.
1%以上のZnと0.3%以上のMgを基本成分として
含むもの(請求項2のAl合金、以下「熱処理型Al−
Zn−Mg系Al合金」と呼ぶ)、および0.2%以上
のMgと0.1%以上のSiを基本成分として含むもの
(請求項3のAl合金、以下「熱処理型Al−Mg−S
i系Al合金と呼ぶ)を対象とするものである。
【0018】上記熱処理型Al合金には、必要により、
更に時効硬化性を向上させるという観点から熱処理型A
l−Cu系Al合金では0.1%以上のMgが添加され
る。また上記熱処理型Al−Zn−Mg系Al合金で
は、必要により0.1%以上のCuが添加される。更
に、上記熱処理型Al−Mg−Si系Al合金には、必
要により0.05%以上のCuが添加される。
【0019】上記の各成分系のAl合金において、Fe
およびSiは、Al7 Cu2 Fe,Al12(Fe,M
n)3 Cu2 ,(Fe,Mn)Al6 ,Al2 CuM
g,Al 2 Cu,Mg2 Si等の晶出物を生成するもの
である。そしてこれらの晶出物は、破壊靭性および疲労
特性に対して有害であるため、これらの添加量は各成分
系に応じて下記の如く規制される。上記晶出物のうち、
Al7 Cu2 Fe,Al12(Fe,Mn)3 Cu2
(Fe,Mn)Al6 等は不溶性の晶出物であり、一度
生成されるとその後の熱処理によっても殆ど母相中に再
固溶されない。また晶出物が多量に生成されると、時効
硬化によって製品強度を増大させる析出物の成分である
Cu,Mg,Si等が、上記晶出物の成分として一部消
費されるため、製品強度を低下させる。本発明では優れ
た破壊靭性および疲労特性さらには高い強度を有するA
l合金を実現するため、Fe添加量はAl−Cu系、A
l−Zn−Mg系およびAl−Mg−Si系のいずれに
おいても0.1%以下に、またSi添加量はAl−Cu
系およびAl−Zn−Mg系において0.1%以下に、
Al−Mg−Si系において1.5%以下に規制され
る。
【0020】またCuおよびMgも、Al7 Cu2
e,(Fe,Mn)3 Cu2 ,Al2Cu2 Mg,Al2
Cu2 ,Mg2 Si等の晶出物を生成するため規制さ
れる成分であり、添加量上限は晶出物間距離を85μm
以上にする為に、各成分系に応じて下記の如く規定され
る。即ち、本発明のAl合金は、Al−Cu系において
は、Cu:8%以下(必要によってMgを含む場合は、
Mg:2.5%以下)、Al−Zn−Mg系において
は、Mg:3.5%以下(必要によってCuを含む場合
は、Cu:0.3%以下)、およびAl−Mg−Si系
においては、Mg:2%以下(必要によってCuを含む
場合は、Cu:1.0%以下)に夫々規制される。尚A
l−Zn−Mg系においては、Znは耐食性の低下とい
う観点から、10%以下とする。
【0021】一方、Mn,Cr,Zr等は、均質化熱処
理時およびその後の熱間圧延時に、分散粒子の生成に関
与する元素である。これらの分散粒子は、再結晶後の粒
界移動を妨げる作用があるので、微細結晶粒の生成にと
って必要である。特に本発明においては、Al−Mn
系,Al−Cr系およびAl−Zr系等の分散粒子の少
なくともいずれかのサイズを、夫々4000Å以上、1
000Å以上、300Å以上に大きくすることによっ
て、分散粒子が疲労亀裂の伝播に対して抵抗として作用
し、疲労亀裂伝播速度を低減させる効果を発揮する。こ
の効果を発揮させる為には、Mn,CrおよびZrの夫
々の添加量は、0.4%以上、0.15%以上および
0.05%以上とすることが必要である。
【0022】しかしながら、Mn,Cr,Zr等の元素
の過剰な添加は、溶解鋳造時に粗大な不溶性金属間化合
物を生成し易く、成形性を劣化させる原因となる。また
特にZrの過剰添加は、ミクロ組織をファイバー状にし
易くなり、特定方向の破壊靭性および疲労特性、更には
成形性を劣化させる。このため、Mn,Cr,Zrの添
加量は、いずれの成分系においても夫々0.8%以下、
0.3%以下、0.1%以下に規制されることが必要と
なる。
【0023】尚Mn,Cr,Zr等の元素は選択的に添
加すれば良いが、分散させる粒子の種類によって、各成
分系に応じてその種類を適切に選ぶ必要がある。例えば
熱処理型Al−Cu系Al合金においてAl12Mg2
r粒子を分散させたい場合は、必要により添加されるM
gと共にCrを組み合わせて添加すれば良く、また例え
ばAl−Zn−Mg系Al合金においてAl20Cu2
3 粒子を分散させたい場合は、必要により添加される
Cuと共にMnを組み合わせて添加する様にすれば良
い。要するに、(a)〜(c)の少なくともいずれかを
満足する様に、各成分系に応じてMn,Cr,Zr等の
元素の種類および添加量を適切に選定すれば良い。 (a)Al−Mn系分散粒子サイズが4000Å以上で
ある (b)Al−Cr系分散粒子サイズが1000Å以上で
ある (c)Al−Zr系分散粒子サイズが300Å以上であ
【0024】上記の観点から、本発明のAl合金の化学
成分組成が規定されるが、本発明のAl合金には、その
他必要に応じて、Ti,V,Hf等の元素を含むことが
許容される。これらの元素は、鋳塊組織の微細化という
作用を発揮するものであるが、成形性の劣化という観点
から0.3%以下に規制される。
【0025】本発明のAl合金は、例えば溶解鋳造によ
り鋳塊にした後、均質化熱処理、熱間圧延、更には必要
に応じて冷間圧延を行なった後、溶体化処理水焼入れ、
ロールあるいはストレッチャーによる矯正、時効処理等
を順次行なうことによって製造できる。
【0026】上記製造工程中における溶解鋳造では、鋳
造に先立ち脱ガス処理により溶湯中の水素濃度をできる
だけ低減することが望ましい。溶湯中に含まれる水素
は、Al合金中への固溶度が極端に低いため、鋳造時に
ミクロポロシティを形成して最終製品中に小さな空洞と
して残存する。この空洞は破壊の起点となり易く、製品
の破壊靭性および疲労特性を低下させる原因になる。特
に、溶解鋳造後の圧延率や鍛錬度等の加工度が低い製品
においては、ミクロポロシティが破壊されず空洞として
残存し易い。このため溶湯中水素ガス濃度は、0.05
cc/100mlAl以下にすることが好ましく、より
好ましくは0.02cc/100mlAl以下にするこ
とが推奨される。
【0027】尚、破壊靭性および疲労特性を劣化させる
最大の因子は晶出物であり、本文中に示すように晶出物
間距離を大きくできるならば、脱ガス処理は常法に則り
行なってもよい。更に鋳造法は半連続鋳造法であって
も、また連続鋳造圧延法であってもよい。連続鋳造圧延
法を含む鋳造速度の高速化は晶出物を微細化し、粗大な
晶出物の粒子間距離を大きくする。このため破壊靭性は
格段に向上する。均質化熱処理は、破壊靭性および疲労
特性に有害な晶出物を再固溶させ、晶出物間距離を85
μm以上に大きくする為に行なうものである。特に、溶
解性のあるAl2CuMg,Al2 Cu,Mg2 Si等
の晶出物を積極的に再固溶させるためには、重要な熱処
理工程である。また均質化熱処理は、疲労特性の改善に
有効なAl−Mn系,Al−Cr系およびAl−Zr系
等の分散粒子サイズを夫々4000Å以上、1000Å
以上、300Å以上に大きくするためにも有効である。
【0028】均質化熱処理における温度および時間等の
最適な条件は下記の如くである。まず熱処理型Al−C
u系Al合金である場合には、鋳塊を望ましくは450
℃以上で4時間以上の熱処理が必要であり、450℃未
満では晶出物を再固溶させ且つ分散粒子サイズを大きく
するには低温すぎる。485℃を超える温度では分散粒
子の一部が再固溶し、疲労特性の改善に必要な分散粒子
サイズを得ることが困難である。Al−Al2 Cu−A
2 CuMgの共晶温度が508℃であり、この温度を
超えると局部溶融を起こす場合がある。また508℃直
下で均質化熱処理を行なうには、508℃を過熱しない
様に極めて遅い昇温速度で加熱しなければならず、製造
上実用的でない。このため均質化熱処理は450〜48
5℃で4時間以上が望ましい。
【0029】また熱処理型Al−Zn−Mg系Al合金
である場合には、鋳塊を望ましくは450℃以上で4時
間以上の熱処理が必要であり、450℃未満では晶出物
を再固溶させ且つ分散粒子サイズを大きくするには低温
すぎる。また530℃を超える温度では分散粒子の一部
が再固溶し、疲労特性の改善に必要な分散粒子サイズを
得ることが困難である。このため均質化熱処理は450
〜530℃で4時間以上が望ましい。
【0030】更に、熱処理型Al−Mg−Si系Al合
金である場合には、鋳塊を望ましくは450℃以上で4
時間以上の熱処理が必要であり、450℃未満では晶出
物を再固溶させ且つ分散粒子サイズを大きくするには低
温すぎる。また560℃を超える温度では分散粒子の一
部が再固溶し、疲労特性の改善に必要な分散粒子サイズ
を得ることが困難である。このため均質化熱処理は45
0〜560℃で4時間以上が望ましい。
【0031】尚本発明のAl合金を心材とし、純Alま
たは7072合金を皮材とする合わせ材を製造するとき
には、Cu,Mg,Zn等の心材成分の皮材中への拡散
を低減して耐食性の低下を防止するため、心材および皮
材を別々に均質化熱処理後、心材の両側あるいは片側を
皮材で被覆後次の熱間圧延で圧着して合わせ材とするこ
とが望ましい。
【0032】熱間圧延は、最終製品での結晶粒を微細化
し、且つ伸長粒をできるだけ等軸化するため、熱間圧延
入側と出側温度を共に低温化し、圧延時に導入される加
工硬化量を大きくすることが望ましく、特に熱間圧延後
の冷間圧延を省略する様な製品においては有効である。
結晶粒の微細化によって、破壊靭性、疲労特性および強
度は向上し、更には成形加工時に発生するオレンジピー
ル等の肌荒れを防止できるため成形加工性をも向上でき
る。
【0033】熱間圧延は、均質化熱処理終了後、鋳塊を
炉から取り出し後410℃以下から開始することが好ま
しく、410℃を超える温度から熱間圧延を開始すると
(変形開始温度)、圧延中の回復量が大きくなって加工
硬化量が激減する。また熱間圧延出側温度(変形終了温
度)は、250℃を超えると再結晶が完了してしまい冷
却中に粒成長が生じ易くなり、特に次製造工程において
冷間圧延が省略されて溶体化処理等の熱処理が行なわれ
る製品においては熱処理中にも粒成長が生じ易くなる。
更に、熱間圧延出側温度が210℃未満では、圧延面に
顕著な圧延キズが生じ易くなる。このため、熱間圧延出
側温度は210〜250℃とするのが好ましい。但し、
熱間圧延条件によっては210〜250℃でも再結晶が
終了してしまう場合もあり、要するに熱間圧延終了段階
でもなお加工組織を有することが重要である。
【0034】熱間圧延を終了した圧延板は、必要に応じ
て冷間圧延を行ない、その後溶体化処理および焼入れを
行なう。このとき用いる熱処理炉は、バッチ炉、連続焼
鈍炉または溶融塩浴炉のいずれでも良く、また焼入れは
水浸漬、水噴射または空気噴射のいずれを用いても良
い。溶体化処理および焼入れは、可溶性金属間化合物を
再固溶し且つ冷却中の再析出を十分に抑制するため、常
法に則り行なわれるものであるが、特に航空機材に本発
明材を適用する場合はJIS−W−1103やMIL−
H−6088Fに規定された条件に準拠して行なうこと
が好ましい。
【0035】尚溶体化処理温度までの昇温中に生じる結
晶粒の粗大化を防止し、破壊靭性および疲労特性に優れ
る微細再結晶粒を得るには、昇温速度は5℃/分以上に
保つことが推奨される。
【0036】焼入れ材は、焼入れ時の歪み矯正および最
終製品の耐力値を増大させることを目的として、冷間圧
延機およびストレッチャー等を用いて伸び換算値で最大
10%までの冷間加工が行なわれる。また室温時効や人
工時効によって、製品は強度の増大が達成される。
【0037】結晶粒は溶体化処理および焼入れ後、板表
面から約0.05〜0.1mmまで機械研磨した後、電
解エッチングし光学顕微鏡を用いて観察した。粒径はL
方向でラインインターセプト法にて測定した。1測定ラ
イン長は500μmであり、1視野当たり各5本で計5
視野観察することにより全測定ライン長を500×25
μmとした。合わせ材の場合は心材表面から約0.05
〜0.1mmの位置も観察部位とした。
【0038】晶出物間距離は溶体化処理および焼入れ後
機械研磨し、SEM(成分分析装置および画像処理装置
付属)にてFe,Si,Cu等を含むサイズ1.8μm
2 以上の晶出物を選択し、ラインインターセプト法(L
−ST面)にて晶出物間距離を測定した。1測定ライン
長はL,ST方向それぞれ220μm,175μmであ
り、1視野当たり各5本で計10視野観察することによ
り全測定ライン長を220×50μm,175×50μ
mとし、L,ST方向の晶出物間距離を平均し本件特許
に定める晶出物間距離とした。合わせ材の場合は心材の
断面にて晶出物間距離を測定した。当然のことである
が、選択する晶出物サイズを1.8μm2未満とすれば
晶出物間距離は小さくなる。
【0039】分散粒子は溶体化処理および焼入れ後機械
研磨し、板表面から板厚1/4の部位(L−LT面)を
TEM(成分分析装置および画像処理装置付属)を用い
て観察した。観察部位の試料厚さは2000〜3000
Åである。分散粒子サイズは各粒子の最大長の平均と
し、20視野での平均値を本件特許に定める分散粒子サ
イズとした。合わせ材の場合は心材表面から板厚1/4
の部位を観察部位とした。尚、分散粒子の分布状態を各
粒子の最大長ではなく各粒子の面積あるいは粒子間距離
で評価した場合、粒子の粗大化は面積の増大,距離の拡
大として測定されることは当然である。
【0040】引張試験は室温時効あるいは人工時効後、
ASTM−E8に準拠し、常温大気中で、引張方向はL
T,引張速度は5mm/分にて行なった。破壊靭性Kc
はASTM−E561およびB646に、また疲労亀裂
伝播速度はASTM−E647に準拠し測定した。疲労
亀裂伝播速度はΔK=一定にて、亀裂長さ半長10〜2
5mmでの平均速度にて本件特許に定める値とした。Δ
K値および試験方向の詳細は実施例に示す。尚、実施例
中に示される機械的特性値は試験数3回中の最低値を示
す。
【0041】本発明のAl合金は、基本的に破壊靭性お
よび疲労特性に優れたものとなるが、前記Al合金製造
工程中の熱間加工を好ましくは410〜210℃で、よ
り好ましくは変形開始温度を410℃以下、変形終了温
度を210〜250℃で行なうことによって、最終製品
での結晶粒を微細化することになり、破壊靭性および疲
労特性と共に成形性にも優れたものとなる。尚本発明の
Al合金は、熱処理型Al合金展伸材として適用できる
ものであり、最終製品は板材,形材または鍛造材の如何
を問わないことは勿論である。
【0042】以下、本発明を実施例によって更に詳細に
説明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のもの
ではなく前・後記の趣旨に徴して設計変更することはい
ずれも本発明の技術的範囲に含まれるものである。
【0043】
【実施例】
実施例1 Cu:3.9%,Mg:1.5%,Mn:0.6%,F
e:0.04%,Si:0.04%を夫々含み、残部が
不純物とAlからなるAl合金を溶解鋳造し、厚さ:4
60mmの鋳塊(以下、「心材」と呼ぶ)とし、これに
均熱処理を施した。
【0044】上記心材の両面を面削後AA1050(以
下、「皮材」と呼ぶ)で心材の両面をクラッドし、厚
さ:420mmの合わせ材とした。この合わせ材を、3
80℃まで再加熱後直ちに炉から取り出し、開始温度3
50℃、終了温度220℃にて厚さ:4.0mmまで熱
間圧延を行ない、引き続き厚さ:2.5mmまで冷間圧
延を行なった。得られた冷間圧延材を、494℃で40
分間溶体化処理後直ちに水焼入れし、2%の永久引張変
形を与えた後、3週間の室温時効を行なった。
【0045】下記表1に、溶湯中水素濃度や均熱条件が
ミクロ組織およびT3材の機械的特性に及ぼす影響を示
した。尚ミクロ組織は、水焼入れ後の心材を用いて観察
を行なった。表1から明らかな様に、本発明例である
およびは、比較例〜に比べ破壊靭性は高く且つ疲
労亀裂伝播速度は低く、優れた特性値を示していること
がわかる。
【0046】
【表1】
【0047】参考例 Cu:3.9%,Mg:1.5%,Mn:0.6%,F
e:0.04%,Si:0.04%を夫々含み、残部が
不純物とAlからなるAl合金を、溶湯中水素濃度0.
02cc/100mlAlまで脱ガス後溶解鋳造し、4
00mm厚の鋳塊(以下、「心材」と呼ぶ)とした。
【0048】次に、480℃で36時間の均熱処理を施
し、心材の両面を面削後AA1050(以下、「皮材」
と呼ぶ)で心材の両面をクラッドし、厚さ:360mm
の合わせ材とした。この合わせ材を、下記表2に示す熱
間圧延開始温度より約20℃高い温度まで再加熱後、直
ちに炉から取り出し、厚さ:2.5mmまで熱間圧延を
行なった。得られた熱間圧延材を494℃で50分間溶
体化処理後直ちに水焼入れし、2%の永久引張変形を与
えた後、3週間の室温時効を行なった。
【0049】下記表2に、熱間圧延条件(熱間圧延開始
温度および終了温度)が、熱間圧延材表面キズやミクロ
組織、T3材の表面形状、機械的特性等に及ぼす影響を
示すた。尚ミクロ組織は、水焼入れした状態で観察を行
なった。
【0050】表2から明らかな様に、好ましい製造条件
によるおよびは、およびに比べ熱延材表面キズ
が無く、また皮材や心材の結晶粒径がともに小さいた
め、オレンジピールの発生も見られない。特に心材の結
晶粒径が小さいため、強度、破壊靭性および疲労亀裂伝
播速度においても、好ましい製造条件によるおよび
は、およびに比べ優れた特性を示すものとなる。
【0051】
【表2】
【0052】実施例2 下記〜の化学成分組成を有するAl合金を、溶湯中
水素濃度0.02cc/100mlAlまで脱ガス後溶
解鋳造し、厚さ:460mmの鋳塊(以下、「心材」と
呼ぶ)とした。 Cu:3.9%,Mg:1.5%,Mn:0.6
%,Fe:0.04%,Si:0.04%を夫々含み、
残部が不純物とAlからなるAl合金 Cu:4.2%,Mg:1.5%,Mn:0.6
%,Fe:0.07%,Si:0.04%を夫々含み、
残部が不純物とAlからなるAl合金 Cu:4.6%,Mg:1.5%,Mn:0.6
%,Fe:0.07%,Si:0.04%を夫々含み、
残部が不純物とAlからなるAl合金 Cu:4.2%,Mg:1.5%,Mn:0.6
%,Fe:0.12%,Si:0.04%を夫々含み、
残部が不純物とAlからなるAl合金 Cu:4.2%,Mg:1.5%,Mn:0.6
%,Fe:0.07%,Si:0.15%を夫々含み、
残部が不純物とAlからなるAl合金
【0053】次に、480℃で36時間の均熱処理を施
し、心材の両面を面削後AA1050(以下、「皮材」
と呼ぶ)で心材の両面をクラッドし、厚さ:420mm
の合わせ材とした。この合わせ材を、380℃まで再加
熱後直ちに炉から取り出し、開始温度350℃、終了温
度220℃にて厚さ:4.0mmまで熱間圧延を行な
い、引き続き厚さ:2.5mmまで冷間圧延を行なっ
た。得られた冷間圧延材を、494℃で40分間溶体化
処理後直ちに水焼入れし、2%の永久引張変形を与えた
後、3週間の室温時効を行なった。
【0054】下記表3に、心材の化学成分がミクロ組織
およびT3材の機械的特性に及ぼす影響を示した。尚ミ
クロ組織は、水焼入れ後の心材を用いて観察を行なっ
た。表3から明らかな様に、本発明例のおよびは、
比較例〜に比べ破壊靭性は高く且つ疲労亀裂伝播速
度は低く、優れた特性値を示していることがわかる。
【0055】
【表3】
【0056】実施例3 下記〜の化学成分組成を有するAl合金を、溶湯中
水素濃度0.02cc/100mlAlまで脱ガス後溶
解鋳造し、厚さ:460mmの鋳塊(以下、「心材」と
呼ぶ)とした。 Cu:3.9%,Mg:1.5%,Mn:0.6
%,Fe:0.04%,Si:0.04%を夫々含み、
残部が不純物とAlからなるAl合金 Cu:3.9%,Mg:1.5%,Mn:0.7
%,Fe:0.04%,Si:0.04%を夫々含み、
残部が不純物とAlからなるAl合金 Cu:3.9%,Mg:1.5%,Mn:0.4
%,Fe:0.04%,Si:0.04%を夫々含み、
残部が不純物とAlからなるAl合金 Cu:4.2%,Mg:1.5%,Mn:0.9
%,Fe:0.12%,Si:0.12%を夫々含み、
残部が不純物とAlからなるAl合金 Cu:4.2%,Mg:1.5%,Mn:0.6
%,Fe:0.12%,Si:0.12%を夫々含み、
残部が不純物とAlからなるAl合金
【0057】次に、480℃で36時間の均熱処理を施
し、心材の両面を面削後AA1050(以下、「皮材」
と呼ぶ)で心材の両面をクラッドし、厚さ:420mm
の合わせ材とした。この合わせ材を、380℃まで再加
熱後直ちに炉から取り出し、開始温度350℃、終了温
度220℃にて厚さ4.0mmまで熱間圧延を行ない、
引き続き厚さ:2.5mmまで冷間圧延を行なった。得
られた冷間圧延材を、494℃で40分間溶体化処理後
直ちに水焼入れし、2%の永久引張変形を与えた後、3
週間の室温時効を行なった。
【0058】下記表4に、心材の化学成分がミクロ組織
およびT3材の機械的特性に及ぼす影響を示した。尚ミ
クロ組織は、水焼入れ後の心材を用いて観察を行なっ
た。表4から明らかな様に、本発明例のおよびは、
比較例〜に比べ破壊靭性は高く且つ疲労亀裂伝播速
度は低く、優れた特性値を示していることがわかる。
【0059】
【表4】
【0060】実施例4 下記〜の化学成分組成を有するAl合金を、溶湯中
水素濃度0.02cc/100mlAlまで脱ガス後、
溶解鋳造し、厚さ:250mmの鋳塊とした。 Zn:5.4%,Mg:2.5%,Cu:1.8%,
Zr:0.09%,Fe:0.05%,Si:0.05
%を夫々含み、残部が不純物とAlからなるAl合金 Zn:5.4%,Mg:2.5%,Cu:1.8%,
Zr:0.03%,Fe:0.05%,Si:0.05
%を夫々含み、残部が不純物とAlからなるAl合金, Zn:5.4%,Mg:2.5%,Cu:1.8%,
Zr:0.09%,Fe:0.25%,Si:0.20
%を夫々含み、残部が不純物とAlからなるAl合金
【0061】次に、均熱処理として465℃で4時間の
加熱後、525℃で24時間の加熱を施し、開始温度3
50℃、終了温度220℃にて厚さ:30mmまで熱間
圧延を行なった。得られた冷間圧延材を、480℃で4
0分間溶体化処理後直ちに水焼入れし、2%の永久引張
変形を与えた後120℃で24時間の人工時効処理を行
なった。
【0062】下記表5に、化学成分がミクロ組織および
T651材の機械的特性に及ぼす影響を示した。尚ミク
ロ組織は、水焼入れ後の心材を用いて観察を行なった。
表5から明らかな様に、本発明例のは、比較例およ
びに比べ破壊靭性は高く且つ疲労亀裂伝播速度は低
く、優れた特性値を示していることがわかる。
【0063】
【表5】
【0064】実施例5 下記〜の化学成分組成を有するAl合金を、溶湯中
水素濃度0.02cc/100mlAlまで脱ガス後溶
解鋳造し、厚さ:400mm厚の鋳塊(以下、「心材」
と呼ぶ)とした。 Mg:1.0%,Si:0.9%,Cr:0.25
%,Cu:0.85%,Fe:0.05%を夫々含み、
残部が不純物とAlから なるAl合金 Mg:1.0%,Si:0.9%,Cr:0.10
%,Cu:0.85%,Fe:0.05%を夫々含み、
残部が不純物とAlから なるAl合金 Mg:1.0%,Si:0.9%,Cr:0.28
%,Cu:0.85%,Fe:0.25%を夫々含み、
残部が不純物とAlから なるAl合金
【0065】次に、540℃で12時間の均熱処理を施
し、心材の両面を面削後AA1050(以下、「皮材」
と呼ぶ)で心材の両面をクラッドし、厚さ:380mm
の合わせ材とした。この合わせ材を、380℃まで再加
熱後直ちに炉から取り出し、開始温度350℃、終了温
度220℃にて厚さ:2.5mmまで熱間圧延を行な
い、引き続き厚さ:2.5mmまで冷間圧延を行なっ
た。得られた冷間圧延材を、570℃で40分間溶体化
処理後直ちに水焼入れし、2%の永久引張変形を与えた
後190℃で4時間の人工時効処理を行なった。
【0066】下記表6に、心材の化学成分がミクロ組織
およびT651材の機械的特性に及ぼす影響を示した。
尚ミクロ組織は、水焼入れ後の心材を用いて観察を行な
った。表6から明らかな様に、本発明例のは、比較例
およびに比べ破壊靭性は高く且つ疲労亀裂伝播速度
は低く、優れた特性値を示していることがわかる。
【0067】
【表6】
【0068】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されており、破
壊靭性および疲労特性を改善して更に優れたものとし、
しかも成形性をも向上した熱処理型Al合金が実現で
き、この熱処理型Al合金は、航空機や鉄道車両等の輸
送機器および一般機械部品等において好適に使用するこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江藤 武比古 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所 神戸総合技術研 究所内 (56)参考文献 特開 平5−339687(JP,A) 特開 昭56−123347(JP,A) 特開 昭56−87647(JP,A) 特開 昭60−155655(JP,A) 特表 昭55−500767(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Cu:1〜8%(重量%の意味、以下同
    じ)を含むと共に、Mn:0.4〜0.8%,Cr:
    0.15〜0.3%,Zr:0.05〜0.1%および
    Mg:0.1〜2.5%よりなる群から選ばれる1種以
    上を含み、Fe,Siはいずれも0.1%以下とし、且
    つ晶出物間距離が85μm以上であると共に、下記
    (a)〜(c)の少なくともいずれかを満足するミクロ
    組織を有することを特徴とする破壊靭性、疲労特性およ
    び成形性の優れた熱処理型Al合金。 (a)Al−Mn系分散粒子サイズが4000Å以上で
    ある (b)Al−Cr系分散粒子サイズが1000Å以上で
    ある (c)Al−Zr系分散粒子サイズが300Å以上であ
  2. 【請求項2】 Zn:0.1〜10%およびMg:0.
    1〜3.5%を含むと共に、Mn:0.4〜0.8%,
    Cr:0.15〜0.3%,Zr:0.05〜0.1%
    およびCu:0.1〜3%よりなる群から選ばれる1種
    以上を含み、Fe,Siはいずれも0.1%以下とし、
    且つ晶出物間距離が85μm以上であると共に、下記
    (a)〜(c)の少なくともいずれかを満足するミクロ
    組織を有することを特徴とする破壊靭性、疲労特性およ
    び成形性の優れた熱処理型Al合金。 (a)Al−Mn系分散粒子サイズが4000Å以上で
    ある (b)Al−Cr系分散粒子サイズが1000Å以上で
    ある (c)Al−Zr系分散粒子サイズが300Å以上であ
  3. 【請求項3】 Mg:0.2〜2%およびSi:0.1
    〜1.5%を含むと共に、Mn:0.4〜0.8%,C
    r:0.15〜0.3%,Zr:0.05〜0.1%お
    よびCu:0.05〜1.0%よりなる群から選ばれる
    1種以上を含み、Feは0.1%以下とし、且つ晶出物
    間距離が85μm以上であると共に、下記(a)〜
    (c)の少なくともいずれかを満足するミクロ組織を有
    することを特徴とする破壊靭性、疲労特性および成形性
    の優れた熱処理型Al合金。 (a)Al−Mn系分散粒子サイズが4000Å以上で
    ある (b)Al−Cr系分散粒子サイズが1000Å以上で
    ある (c)Al−Zr系分散粒子サイズが300Å以上であ
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