JP3049156B2 - 電源回生装置 - Google Patents
電源回生装置Info
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- JP3049156B2 JP3049156B2 JP4210375A JP21037592A JP3049156B2 JP 3049156 B2 JP3049156 B2 JP 3049156B2 JP 4210375 A JP4210375 A JP 4210375A JP 21037592 A JP21037592 A JP 21037592A JP 3049156 B2 JP3049156 B2 JP 3049156B2
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-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P23/00—Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by a control method other than vector control
- H02P23/06—Controlling the motor in four quadrants
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
- Stopping Of Electric Motors (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Description
にモータの減速時に発生する誘導起電力を電源に回生す
る電源回生装置に関する。
て動作し、回生制動が行われる。一般に、このような回
生制動を制御する方式が電源回生方式として知られてい
る。従来の電源回生方式では、ある相間の回生電流が零
になった後、次の相間に回生電流を流していた。
のオンオフを示すタイムチャートであって、電源電圧の
変化に対応するトランジスタTr1〜Tr6の時間的な
変化を示したものである(コンバータの回路は図11に
示す。)。図において、トランジスタTr1,Tr3,
Tr5は三相(R相,S相,T相)の電源電圧のうち、
最大の電位を示す相をオンにするトランジスタであり、
逆にトランジスタTr2,Tr4,Tr6は三相の電源
電圧のうち、最小の電位を示す相をオンにするトランジ
スタである。
位が最大の場合にオンになり、他の場合ではオフにな
る。同様に、トランジスタTr3,Tr5はそれぞれS
相及びT相の電位が最大の場合にオンになり、他の場合
ではオフになる。また、トランジスタTr2はR相の電
位が最小の場合にオンになり、他の場合ではオフにな
る。同様に、トランジスタTr4,Tr6はそれぞれS
相及びT相の電位が最小の場合にオンになり、他の場合
ではオフになる。
間ではR相が最大電位になり、S相が最小電位になる。
このため、トランジスタTr1,Tr4がオンになり、
他のトランジスタはオフになる。同様に、時間t103
から時間t104の間ではR相が最大電位になり、T相
が最小電位になる。このため、トランジスタTr1,T
r6がオンになり、他のトランジスタはオフになる。
からT相に変わるので、トランジスタTr4がオフにな
るとともに、時間t103から微小時間△tだけ遅れて
トランジスタTr6がオンになる。このようなトランジ
スタの切り換えが時間t101,t102,・・・,t
109の各時に行われる。
示す図であって、図11が相切換前の回生電流の流れ
を、図12が相切換時の回生電流の流れを、図13が相
切換後の回生電流の流れをそれぞれ示す。すなわち、図
11は図10における時間t102から時間t103の
間の回生電流の流れを、図12は図10における時間t
103の回生電流の流れを、図13は図10における時
間t103から時間t104の間の回生電流の流れをそ
れぞれ示す。
の回路構成について説明する。トランジスタTr1とト
ランジスタTr2とは、直列に接続されている。すなわ
ち、トランジスタTr1のエミッタ端子とトランジスタ
Tr2のコレクタ端子が接続されており、この接続点は
インダクタンスを介して電源11のR相に接続されてい
る。同様に、トランジスタTr3のエミッタ端子とトラ
ンジスタTr4のコレクタ端子が接続されており、この
接続点はインダクタンスを介して電源11のS相に接続
されている。トランジスタTr5のエミッタ端子とトラ
ンジスタTr6のコレクタ端子が接続されており、この
接続点はインダクタンスを介して電源11のT相に接続
されている。
1とトランジスタTr2、トランジスタTr3とトラン
ジスタTr4及びトランジスタTr5とトランジスタT
r6は並列に接続されている。すなわち、トランジスタ
Tr1,Tr3,Tr5のコレクタ端子が互いに接続さ
れ、この接続点には回生電流制限抵抗RとダイオードD
が並列に接続されている。同様に、トランジスタTr
2,Tr4,Tr6のエミッタ端子が互いに接続され、
この接続点にはコンデンサCの一端がトランジスタTr
1とトランジスタTr2の場合と同様に並列に接続さ
れ、かつ、コンデンサCの他端は上記回生電流制限抵抗
Rの他端とダイオードDのアノード端子との接続点に接
続されている。
r6にはそれぞれ並列にダイオードが接続されている。
例えば、トランジスタTr1のコレクタ端子にはダイオ
ードD1のアノード端子が接続され、トランジスタTr
1のエミッタ端子にはダイオードD1のカソード端子が
接続されている。同様に、トランジスタTr2にはダイ
オードD2が、トランジスタTr3にはダイオードD3
が、トランジスタTr4にはダイオードD4が、トラン
ジスタTr5にはダイオードD5が、トランジスタTr
6にはダイオードD6がそれぞれ並列に接続されてい
る。
明する。まず、図示されていないモータが減速すること
によって発生した誘導起電力による電流が上記コンデン
サCの両端に流れ込むため、コンデンサCの両端の電位
が上昇する。この際、電源11から供給される三相の電
源電圧のうち最大の電位を示す一相の電位がコンデンサ
Cの一端の電位よりも低くなり三相の電源電圧のうち最
小の電位を示す一相の電位がコンデンサCの他端の電位
よりも高くなる。したがって、供給される三相の電源電
圧とコンデンサCとの間に電位差が生ずるため、トラン
ジスタをONすることによりコンデンサCから電源11
へ流れる回生電流が生ずる。以下、上記の事象によって
生ずる回生電流を「減速時回生電流」と呼ぶ。
流IRとして回生電流制限抵抗R及びトランジスタTr
1を介して電源11に流れる。なお、この際のT相の電
位はVT である。また、減速時回生電流はT相の電位V
T よりもS相の電位VS のほうが低く、かつ、トランジ
スタTr4がオンしているので、相電流ISとしてトラ
ンジスタTr4を介してコンデンサCへ流れる。
ンジスタTr4がオフすることにより、入力部インダク
タンスLに逆起電圧が発生しトランジスタTr1,ダイ
オードD3を介して流れる。
流IRとして回生電流制限抵抗R及びトランジスタTr
1を介して電源11に流れる。また、減速時回生電流は
S相の電位VS よりもT相の電位VT のほうが低く、か
つ、トランジスタTr6がオンしているので、相電流I
SとしてトランジスタTr6を介して図示されていない
モータへ流れる。
流れについて説明する。図14は、従来の相切換時の回
生電流の流れを示す図である。図において、インダクタ
ンスL1は電源のインダクタンスを示し、インダクタン
スL2はコンバータのインダクタンスを示す。また、電
位VR1,VS1,VT1は電源電圧の電位を示し、電
位VR2,VS2,VT2は電源電圧に接続される他の
機器における電位を示す。なお、図12と同一の要素に
は同一番号を付し、説明を省略する。
L2S の逆起電力によるフライホール電流IR,ISと
してダイオードD3を介してトランジスタTr1に流れ
る。
態となり、ほぼ同電位になるので、それぞれ電位VR1
と電位VS1との中間電位になる。その結果、電位VR
2は電位VR1と電位VR に対してインダクタンスL1
R ,L2R で分圧された電位になり電位VS2は電位V
S1と電位VS に対してインダクタンスL1S ,L2S
で分圧された電位になるので、電位VR2及び電位VS
2の相間電圧は本来の電位より低くなるので電源波形が
歪む。
であって、電源電圧の変化に対応する相間電圧及び相電
流IT,IR,ISの時間的な変化を示したものであ
る。図14で示した相間電圧の歪みは、相電流IT,I
R,ISが減少するとき、すなわち時間t151,t1
52,・・・,t159の各時に現れる。また、この相
間電圧の歪みの大きさはインダクタンスL1及びインダ
クタンスL2の 比に応じて変動する。
源回生方式では、上記の回生により歪んだ電源に接続さ
れる三相のタイミングを利用した機器等に障害が生ずる
という問題点があった。また、電源に高調波が発生する
という問題点があった。
のであり、電源に回生する電流の歪みを抑える電源回生
装置を、提供することを目的とする。
決するために、モータの減速時に発生する誘導起電力を
電源に回生する電源回生装置において、電源回生時に、
モータに発生する誘電起電力を直流に変換するインバー
タと、三相の電源電圧のうち他の相と比較し最大の電位
及び最小の電位となる相に対する回生信号について、当
該相の電位が前記最大の電位となる前の時間から当該相
への回生信号の出力を開始して、前記当該相の電位が他
の二相に対して最大の電位を示す期間を経て他の一相の
電位を同電位となり最大を示さなくなる時間まで回生信
号を出力すると共に、当該相の電位が前記最小の電位と
なる前の時間から当該相への回生信号の出力を開始し
て、前記当該相の電位が他の二相に対して最小の電位を
示す期間を経て他の一相の電位と同電位となり最小を示
さなくなる時間まで回生信号を出力するタイミング調整
手段と、電源回生時に、前記回生信号に基づいて変換さ
れた直流を、交流に変換して前記電源に回生するコンバ
ータと、を有することを特徴とする電源回生装置が提供
される。
減速時に発生する誘導起電力を直流に変換する。また、
タイミング調整手段が三相の電源電圧のうち最大の電位
を示す一相の電位が他の一相の電位と同電位となる前に
所定のタイミングで回生信号を出力する。この回生信号
に基づき、コンバータが電源回生時に変換された直流を
交流に変換して電源に回生する。
明する。図1は、本発明の電源回生装置を示す原理説明
図である。本発明の電源回生装置は、コンバータ2、イ
ンバータ3及びタイミング調整手段5から構成される。
コンバータ2及びインバータ3は電源1とモータ4との
間に設置され、かつ直列に接続される。また、タイミン
グ調整手段5は電源1から三相の電源電圧を入力し、所
定のタイミングで回生信号STをコンバータ2に出力す
る。
ータ4の減速時に発生する誘導起電力を直流に変換す
る。また、タイミング調整手段5が三相の電源電圧のう
ち最大の電位を示す一相の電位が他の一相の電位と同電
位となる前に、所定のタイミングで回生信号STを出力
する。この回生信号STに基づいて、コンバータ2が電
源回生時に変換された直流を交流に変換して電源に回生
する。
って、図2はインバータとコンバータの回路例を、図3
はタイミング調整手段の回路例をそれぞれ示す。まず、
図2の回路構成について説明する。図において、電源1
1とモータ41との間には、コンバータ2とインバータ
3とが直列に接続されている。なお、電源11としては
三相の商用電源が使用され、モータ41としてはサーボ
モータが使用される。
る。トランジスタTr1とトランジスタTr2とが直列
に接続されている。すなわち、トランジスタTr1のエ
ミッタ端子とトランジスタTr2のコレクタ端子が接続
されており、この接続点はインダクタンスLを介して電
源11のR相に接続されている。同様に、トランジスタ
Tr3のエミッタ端子とトランジスタTr4のコレクタ
端子が接続されており、この接続点はインダクタンスL
を介して電源11のS相に接続されている。トランジス
タTr5のエミッタ端子とトランジスタTr6のコレク
タ端子が接続されており、この接続点はインダクタンス
Lを介して電源11のT相に接続されている。
1とトランジスタTr2、トランジスタTr3とトラン
ジスタTr4及びトランジスタTr5とトランジスタT
r6は並列に接続されている。すなわち、トランジスタ
Tr1,Tr3,Tr5のコレクタ端子が互いに接続さ
れ、この接続点には回生電流制限抵抗Rの一端とダイオ
ードDのカソード端子が接続されている。同様に、トラ
ンジスタTr2,Tr4,Tr6のエミッタ端子が互い
に接続され、この接続点にはコンデンサCの一端がトラ
ンジスタTr1とトランジスタTr2の場合と同様に並
列に接続され、かつ、コンデンサCの他端は上記回生電
流制限抵抗Rの他端とダイオードDのアノード端子との
接続点に接続されている。ここで、コンデンサCはダイ
オードによって直流に変換された電流の脈動を抑えるた
めの平滑コンデンサである。
r6にはそれぞれ並列にダイオードが接続されている。
例えば、トランジスタTr1のコレクタ端子にはダイオ
ードD1のアノード端子が接続され、トランジスタTr
1のエミッタ端子にはダイオードD1のカソード端子が
接続されている。同様に、トランジスタTr2にはダイ
オードD2が、トランジスタTr3にはダイオードD3
が、トランジスタTr4にはダイオードD4が、トラン
ジスタTr5にはダイオードD5が、トランジスタTr
6にはダイオードD6がそれぞれ並列に接続されてい
る。
明する。トランジスタTr31とトランジスタTr32
とは、直列に接続されている。すなわち、トランジスタ
Tr31のエミッタ端子とトランジスタTr32のコレ
クタ端子が接続されており、この接続点はモータ41に
接続されている。同様に、トランジスタTr33のエミ
ッタ端子とトランジスタTr34のコレクタ端子が接続
されており、この接続点はモータ41に接続されてい
る。トランジスタTr35のエミッタ端子とトランジス
タTr36のコレクタ端子が接続されており、この接続
点はモータ41に接続されている。
31とトランジスタTr32、トランジスタTr33と
トランジスタTr34及びトランジスタTr35とトラ
ンジスタTr36は並列に接続されている。すなわち、
トランジスタTr31,Tr33,Tr35のコレクタ
端子が互いに接続され、この接続点には上記コンデンサ
Cの他端と接続されている。同様に、トランジスタTr
32,Tr34,Tr36のエミッタ端子が互いに接続
され、この接続点には上記コンデンサCの一端と接続さ
れている。
Tr36にはそれぞれ並列にダイオードが接続されてい
る。例えば、トランジスタTr31のコレクタ端子には
ダイオードD31のアノード端子が接続され、トランジ
スタTr31のエミッタ端子にはダイオードD31のカ
ソード端子が接続されている。同様に、トランジスタT
r32にはダイオードD32が、トランジスタTr33
にはダイオードD33が、トランジスタTr34にはダ
イオードD34が、トランジスタTr35にはダイオー
ドD35が、トランジスタTr36にはダイオードD3
6がそれぞれ並列に接続されている。なお、これらのト
ランジスタTr31〜Tr36のベース端子は後述する
タイミング制御回路に接続されている。
図3(A)は発光回路部を、図3(B)は受光回路部を
示す。図3(A)及び図3(B)において、発光ダイオ
ードD51とフォトトランジスタTr51とは、一つの
フォトカプラを構成する。すなわち、発光ダイオードD
51に順方向電流が流れると発光し、発光した光がフォ
トトランジスタTr51に受光されるとフォトトランジ
スタTr51がオンする。同様に、発光ダイオードD5
2〜D56とフォトトランジスタTr52〜Tr55も
それぞれフォトカプラを構成する。
はダイオードD62が直列に接続されている。すなわ
ち、ダイオードD61のカソード端子にはダイオードD
62のアノード端子が接続されている。また、発光ダイ
オードD51と発光ダイオードD52とは逆方向に、か
つ、並列に接続されている。すなわち、発光ダイオード
D51のアノード端子には発光ダイオードD52のカソ
ード端子が接続され、この接続点は上記ダイオードD6
1のカソード端子とダイオードD62のアノード端子と
の接続点に接続されている。
D64が直列に接続され、ダイオードD65にはダイオ
ードD66が直列に接続されている。また、発光ダイオ
ードD53と発光ダイオードD54とは逆方向に並列に
接続され、発光ダイオードD55と発光ダイオードD5
6とは逆方向に並列に接続されている。そして、発光ダ
イオードD53のアノード端子と発光ダイオードD54
のカソード端子との接続点にはダイオードD63のカソ
ード端子とダイオードD64のアノード端子との接続点
に接続され、発光ダイオードD54のアノード端子と発
光ダイオードD55のカソード端子との接続点にはダイ
オードD64のカソード端子とダイオードD65のアノ
ード端子との接続点に接続されている。
5のアノード端子は負荷抵抗Rxの一端に接続され、ダ
イオードD62,D64,D65のカソード端子は負荷
抵抗Rxの他端に接続されている。
Tr51〜Tr56のコレクタ端子は、いずれも定電圧
源VCCに接続されるとともに、タイミング制御回路51
に接続されている。このタイミング制御回路51は後述
する回生電流を監視して回生信号STを出力する回路で
タイミング制御回路51から出力される回生信号STは
端子T1,T2,T3,T4,T5,T6を介して図2
のそれぞれのトランジスタのベース端子に接続されてい
る。
オードD51に順方向電流が流れて発光したとき、フォ
トトランジスタTr51がオンになる。このため、フォ
トトランジスタTr51のコレクタ端子がほぼ0〔V〕
になり、この電位が信号としてタイミング制御回路51
に通知される。こうして、タイミング制御回路51は電
源11から供給される電源電圧のタイミングを判別して
後述する所定のタイミングで回生信号STを出力する。
て説明する。図4は、トランジスタのオンオフを示すタ
イムチャートであって、電源電圧の変化に対応するトラ
ンジスタTr1〜Tr6の時間的な変化を示したもので
ある。
3,Tr5は三相(R相,S相,T相)の電源電圧のう
ち、最大の電位を示す相をオンにするトランジスタであ
り、逆にトランジスタTr2,Tr4,Tr6は三相の
電源電圧のうち、最小の電位を示す相をオンにするトラ
ンジスタである。
位が最大の場合にオンし、他の場合ではオフする。同様
に、トランジスタTr3,Tr5はそれぞれS相及びT
相の電位が最大の場合にオンし、他の場合ではオフす
る。また、トランジスタTr2はR相の電位が最小の場
合にオンし、他の場合ではオフする。同様に、トランジ
スタTr4,Tr6はそれぞれS相及びT相の電位が最
小の場合にオンになり、他の場合ではオフになる。
はR相が最大電位になり、S相が最小電位になる。この
ため、トランジスタTr1,Tr4がオンし、他のトラ
ンジスタはオフする。同様に、時間t46から時間t4
8の間ではR相が最大電位になり、T相が最小電位にな
る。このため、トランジスタTr1,Tr6がオンし、
他のトランジスタはオフする。
らT相に変わるので、時間t45にトランジスタTr6
がオンし、時間t46にトランジスタTr6がオフす
る。同様に、時間t48では最大電位がR相からS相に
変わるので、時間t47にトランジスタTr3がオン
し、時間t48にトランジスタTr1がオフする。この
ようなトランジスタのオン・オフが時間t41,t4
2,・・・,t58の各時に行われる。
時間t43から時間t44の間隔、・・・、時間t57
から時間t58の間隔はいずれも同一の時間間隔であっ
て、電源のインダクタンス及びインダクタンスLに応じ
て変動する。
って、電源及びコンバータにおける回生電流の流れを示
す。図5は相切換前の回生電流の流れを、図6は相切換
時の回生電流の流れを、図7は相切換後の回生電流の流
れをそれぞれ示す。すなわち、図5は図4における時間
t44から時間t45の間の回生電流の流れを、図6は
図4における時間t45から時間t46の間の回生電流
の流れを、図7は図4における時間t46から時間t4
7の間の回生電流の流れをそれぞれ示す。
明する。まず、図示されていないモータが減速すること
によって発生した誘導起電力による電流が上記コンデン
サCの両端に流れ込むため、コンデンサCの両端の電位
が上昇する。この際、電源11から供給される三相の電
源電圧のうち最大の電位を示す一相の電位がコンデンサ
Cの一端の電位よりも低くなり、三相の電源電圧のうち
最小の電位を示す一相の電位がコンデンサCの他端の電
位よりも高くなる。したがって、供給される三相の電源
電圧とコンデンサCとの間に電位差が生ずるため、コン
デンサCから電源11へ流れる回生電流が生ずる。以
下、上記の事象によって生ずる回生電流を「減速時回生
電流」と呼ぶ。
IRとして回生電流制限抵抗R及びトランジスタTr1
を介して電源11に流れる。なお、この際のT相の電位
はVT である。また、減速時回生電流はT相の電位VT
よりもSの電位VS のほうが、低く、かつ、トランジス
タTr4がオンしているので、相電流ISとしてトラン
ジスタTr4を介してコンデンサCへ流れる。
IRとして回生電流制限抵抗R及びトランジスタTr1
を介して電源11に流れる。また、回生電流は相電流I
SとしてTr4を、相電流ITとしてトランジスタTr
6を介してコンデンサC及び図示されていないモータへ
流れる。この回生電流については相切換時の回生電流の
流れとして後に詳細を記述する。
IRとして回生電流制限抵抗R及びトランジスタTr1
を介して電源11に流れる。また、減速時回生電流はS
相の電位VS よりもT相の電位VT のほうが低く、か
つ、トランジスタTr6がオンしているので、相電流I
SとしてトランジスタTr6を介して図示されていない
モータへ流れる。
図である。図において、インダクタンスL1は電源のイ
ンダクタンスを示し、インダクタンスL2はコンバータ
2のインダクタンスを示す。また、電位VR1,VS
1,VT1は電源電圧の電位を示し、電位VR2,VS
2,VT2は電源電圧に接続される他の機器における電
位を示す。なお、図6と同一の要素には同一番号を付
し、説明を省略する。
電流制限抵抗R及びトランジスタTr1を介して電源1
1に流れる。また、減速時回生電流は相電流ISとして
トランジスタTr4を介して図示されていないモータに
流れ、相電流ITとしてトランジスタTr6を介して図
示されていないモータに流れる。すなわち、インダクタ
ンスL1S ,L2S には電流方向に対して逆電圧がかか
るので、相電流ISは減少する。したがって、相電流I
Sが零になるときに、トランジスタTr4をオフするよ
うにタイミング調整手段5から回生信号STを出力すれ
ば、フライホイール電流は流れることはなく、電源に発
生する電圧の歪みを抑えることができる。
て、電源電圧の変化に対応する相間電圧及び相電流I
T,IR,ISの時間的な変化を示したものである。タ
イミング調整手段5から出力する回生信号STのタイミ
ングは次のようになる。すなわち、三相の電源電圧のう
ち最大の電位を示す一相の電位が他の一相の電位と同電
位となるときに、上記最大の電位を示した一相の相電流
が零となるように回生信号STを出力する。
93の間において、三相のうちR相の電圧が最大値を示
す。そして、時間t93ではR相とS相の電位が同一電
位になる。したがって、最大の電位を示した相と同相の
電流である相電流IRが、時間t93で0〔A〕になる
ように回生信号STを出力すればよい。
たが、スピンドルモータ等の他の三相交流モータを使用
することもできる。
ータが電源回生時に、すなわちモータ減速時に発生する
誘導起電力を直流に変換し、タイミング調整手段が所定
のタイミングで回生信号を出力し、コンバータが変換さ
れた直流をフライホイール電流を流さずに交流に変換し
て電源に回生するように構成したので、電源に回生する
電圧の歪みを抑えることができる。このため、電源に高
調波が発生することはない。
る。
路部を、(B)は受光回路部をそれぞれ示す。
である。
を示すタイムチャートである。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 モータの減速時に発生する誘導起電力を
電源に回生する電源回生装置において、 電源回生時に、モータに発生する誘電起電力を直流に変
換するインバータと、 三相の電源電圧のうち他の相と比較し最大の電位及び最
小の電位となる相に対する回生信号について、当該相の
電位が前記最大の電位となる前の時間から当該相への回
生信号の出力を開始して、前記当該相の電位が他の二相
に対して最大の電位を示す期間を経て他の一相の電位を
同電位となり最大を示さなくなる時間まで回生信号を出
力すると共に、当該相の電位が前記最小の電位となる前
の時間から当該相への回生信号の出力を開始して、前記
当該相の電位が他の二相に対して最小の電位を示す期間
を経て他の一相の電位と同電位となり最小を示さなくな
る時間まで回生信号を出力するタイミング調整手段と、電源回生時に、 前記回生信号に基づいて変換された直流
を、交流に変換して前記電源に回生するコンバータと、 を有することを特徴とする電源回生装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4210375A JP3049156B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 電源回生装置 |
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