JPH08294286A - インバータ装置 - Google Patents
インバータ装置Info
- Publication number
- JPH08294286A JPH08294286A JP7096701A JP9670195A JPH08294286A JP H08294286 A JPH08294286 A JP H08294286A JP 7096701 A JP7096701 A JP 7096701A JP 9670195 A JP9670195 A JP 9670195A JP H08294286 A JPH08294286 A JP H08294286A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- power supply
- drive
- zero potential
- potential side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims abstract description 59
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000009413 insulation Methods 0.000 claims description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 6
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 23
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 20
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Power Conversion In General (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スイッチング素子のドライブ用電源の構成を
簡単化して、装置全体の構成の小形化並びに製造コスト
の低減を図る。 【構成】 本発明のインバータ装置は、正側電源線1と
零電位側電源線2との間に、6個のIGBT3〜8を3
相ブリッジ接続してなると共に、制御回路からの制御信
号を各IGBT3〜8のゲートにフォトカプラ25、2
9、32、35〜37を介して与える構成としたものに
おいて、零電位側IGBT4、6、8のゲートドライブ
用の共通の電源となる直流電源回路45を設け、正側I
GBT3、5、7の各ゲートドライブ用電源となるドラ
イブ用コンデンサ50、53、56を設け、そして、零
電位側IGBT4、6、8がオンしたときに直流電源回
路45からドライブ用コンデンサ50、53、56に充
電する充電回路52、55、58を設けたものである。
簡単化して、装置全体の構成の小形化並びに製造コスト
の低減を図る。 【構成】 本発明のインバータ装置は、正側電源線1と
零電位側電源線2との間に、6個のIGBT3〜8を3
相ブリッジ接続してなると共に、制御回路からの制御信
号を各IGBT3〜8のゲートにフォトカプラ25、2
9、32、35〜37を介して与える構成としたものに
おいて、零電位側IGBT4、6、8のゲートドライブ
用の共通の電源となる直流電源回路45を設け、正側I
GBT3、5、7の各ゲートドライブ用電源となるドラ
イブ用コンデンサ50、53、56を設け、そして、零
電位側IGBT4、6、8がオンしたときに直流電源回
路45からドライブ用コンデンサ50、53、56に充
電する充電回路52、55、58を設けたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば3相誘導電動機
や3相ブラシレスモータ等を可変速制御する際に用いる
のに好適するインバータ装置に関する。
や3相ブラシレスモータ等を可変速制御する際に用いる
のに好適するインバータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のインバータ装置として例えば3
相インバータ装置の一例を図6及び図7に示す。まず、
インバータ装置の主回路構成を概略示す図6において、
直流電源から導かれた正側電源線1と零電位側電源線
(負側電源線)2との間には、直列に接続された1対の
スイッチング素子である例えばIGBT3〜8が3対並
列に配設されている。この場合、正側IGBT3、5、
7と零電位側IGBT4、6、8との接続点A、B、C
が、それぞれU、V、W相出力端子となっている。尚、
各IGBT3〜8の両端には、それぞれフリーホイール
ダイオード9〜14が図示する極性で接続されている。
相インバータ装置の一例を図6及び図7に示す。まず、
インバータ装置の主回路構成を概略示す図6において、
直流電源から導かれた正側電源線1と零電位側電源線
(負側電源線)2との間には、直列に接続された1対の
スイッチング素子である例えばIGBT3〜8が3対並
列に配設されている。この場合、正側IGBT3、5、
7と零電位側IGBT4、6、8との接続点A、B、C
が、それぞれU、V、W相出力端子となっている。尚、
各IGBT3〜8の両端には、それぞれフリーホイール
ダイオード9〜14が図示する極性で接続されている。
【0003】また、上記各IGBT3〜8をオンオフ制
御する制御回路は、制御信号を3個の正側IGBT3、
5、7のゲートに対しては正側ドライブ回路15、1
6、17及びゲート抵抗18、19、20を介して与え
るように構成されている。そして、上記制御回路は、制
御信号を3個の零電位側IGBT4、6、8のゲートに
対しては共通の零電位側ドライブ回路21及びゲート抵
抗22、23、24を介して与えるように構成されてい
る。ここで、正側ドライブ回路15、16、17及び零
電位側ドライブ回路21の具体的構成を図7に従って説
明する。
御する制御回路は、制御信号を3個の正側IGBT3、
5、7のゲートに対しては正側ドライブ回路15、1
6、17及びゲート抵抗18、19、20を介して与え
るように構成されている。そして、上記制御回路は、制
御信号を3個の零電位側IGBT4、6、8のゲートに
対しては共通の零電位側ドライブ回路21及びゲート抵
抗22、23、24を介して与えるように構成されてい
る。ここで、正側ドライブ回路15、16、17及び零
電位側ドライブ回路21の具体的構成を図7に従って説
明する。
【0004】この図7に示すように、正側ドライブ回路
15は、光絶縁素子であるフォトカプラ25とこのフォ
トカプラ25の受光素子側回路25aに直流電圧を印加
する直流電源回路26とを有して構成されている。上記
フォトカプラ25の発光素子25bは、制御回路からの
制御信号により発光制御される。即ち、制御回路からの
制御信号は、フォトカプラ25を介してIGBT3のゲ
ートに与えられることにより、IGBT3がオンオフ制
御されるようになっている。上記直流電源回路26は、
IGBT3のドライブ用電源を構成するものであり、電
源トランス27の2次巻線27aと、全波整流平滑回路
28とから構成されている。この全波整流平滑回路28
は、センタータップ方式の2個のダイオード28a、2
8bと2個の平滑コンデンサ28c、28dとから構成
されている。
15は、光絶縁素子であるフォトカプラ25とこのフォ
トカプラ25の受光素子側回路25aに直流電圧を印加
する直流電源回路26とを有して構成されている。上記
フォトカプラ25の発光素子25bは、制御回路からの
制御信号により発光制御される。即ち、制御回路からの
制御信号は、フォトカプラ25を介してIGBT3のゲ
ートに与えられることにより、IGBT3がオンオフ制
御されるようになっている。上記直流電源回路26は、
IGBT3のドライブ用電源を構成するものであり、電
源トランス27の2次巻線27aと、全波整流平滑回路
28とから構成されている。この全波整流平滑回路28
は、センタータップ方式の2個のダイオード28a、2
8bと2個の平滑コンデンサ28c、28dとから構成
されている。
【0005】同様にして、正側ドライブ回路16は、フ
ォトカプラ29と直流電源回路30とを有して構成され
ている。そして、直流電源回路30は、電源トランス2
7の2次巻線27bと、全波整流平滑回路31とから構
成されている。この全波整流平滑回路31は、2個のダ
イオード31a、31bと2個の平滑コンデンサ31
c、31dとから構成されている。そして、正側ドライ
ブ回路17は、フォトカプラ32と直流電源回路33と
を有して構成されている。そして、直流電源回路33
は、電源トランス27の2次巻線27cと、全波整流平
滑回路34とから構成されている。この全波整流平滑回
路34は、2個のダイオード34a、34bと2個の平
滑コンデンサ34c、34dとから構成されている。
ォトカプラ29と直流電源回路30とを有して構成され
ている。そして、直流電源回路30は、電源トランス2
7の2次巻線27bと、全波整流平滑回路31とから構
成されている。この全波整流平滑回路31は、2個のダ
イオード31a、31bと2個の平滑コンデンサ31
c、31dとから構成されている。そして、正側ドライ
ブ回路17は、フォトカプラ32と直流電源回路33と
を有して構成されている。そして、直流電源回路33
は、電源トランス27の2次巻線27cと、全波整流平
滑回路34とから構成されている。この全波整流平滑回
路34は、2個のダイオード34a、34bと2個の平
滑コンデンサ34c、34dとから構成されている。
【0006】また、零電位側ドライブ回路21は、3個
のフォトカプラ35、36、37とこれらフォトカプラ
35、36、37の受光素子側回路35a、36a、3
7aに直流電圧を印加する直流電源回路38とを有して
構成されている。この直流電源回路38は、電源トラン
ス27の2次巻線27dと、全波整流平滑回路39とか
ら構成されている。この全波整流平滑回路39は、2個
のダイオード39a、39bと2個の平滑コンデンサ3
9c、39dとから構成されている。
のフォトカプラ35、36、37とこれらフォトカプラ
35、36、37の受光素子側回路35a、36a、3
7aに直流電圧を印加する直流電源回路38とを有して
構成されている。この直流電源回路38は、電源トラン
ス27の2次巻線27dと、全波整流平滑回路39とか
ら構成されている。この全波整流平滑回路39は、2個
のダイオード39a、39bと2個の平滑コンデンサ3
9c、39dとから構成されている。
【0007】上記構成の場合、正側IGBT3、5、7
の各ドライブ用電源である直流電源回路26、30、3
3は、互いに絶縁されている。更に、零電位側IGBT
4、6、8のドライブ用共通電源である直流電源回路3
8は、上記3個の直流電源回路26、30、33と絶縁
されている。尚、電源トランス27は、上記4個の2次
巻線27a〜27dの他に1次巻線を有しており、この
1次巻線側を何等かの手段で制御することにより2次巻
線27a〜27dの2次電圧を安定化するように構成さ
れている。
の各ドライブ用電源である直流電源回路26、30、3
3は、互いに絶縁されている。更に、零電位側IGBT
4、6、8のドライブ用共通電源である直流電源回路3
8は、上記3個の直流電源回路26、30、33と絶縁
されている。尚、電源トランス27は、上記4個の2次
巻線27a〜27dの他に1次巻線を有しており、この
1次巻線側を何等かの手段で制御することにより2次巻
線27a〜27dの2次電圧を安定化するように構成さ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、正側IGBT3、5、7の各ドライブ用電
源としての3個の直流電源回路26、30、33と、零
電位側IGBT4、6、8のドライブ用共通電源として
の1個の直流電源回路38とが必要であるので、直流電
源回路用の構成が複雑になると共に、構成部品点数が多
くなるという欠点があった。具体的には、電源トランス
27として、4個の2次巻線27a〜27dを有するも
のを使用しなければならず、電源トランス27の構成が
大形になり、装置全体の構成の小形化の妨げになると共
に、製造コストが高くなる要因となっていた。
来構成では、正側IGBT3、5、7の各ドライブ用電
源としての3個の直流電源回路26、30、33と、零
電位側IGBT4、6、8のドライブ用共通電源として
の1個の直流電源回路38とが必要であるので、直流電
源回路用の構成が複雑になると共に、構成部品点数が多
くなるという欠点があった。具体的には、電源トランス
27として、4個の2次巻線27a〜27dを有するも
のを使用しなければならず、電源トランス27の構成が
大形になり、装置全体の構成の小形化の妨げになると共
に、製造コストが高くなる要因となっていた。
【0009】そこで、本発明の目的は、スイッチング素
子のドライブ用電源の構成を簡単化して、装置全体の構
成の小形化並びに製造コストの低減を図ることができる
インバータ装置を提供するにある。
子のドライブ用電源の構成を簡単化して、装置全体の構
成の小形化並びに製造コストの低減を図ることができる
インバータ装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のインバータ装置
は、直流電源の正側と零電位側との間に、直列に接続さ
れた1対のスイッチング素子を複数対並列に配設してな
ると共に、前記各スイッチング素子をオンオフ制御する
制御回路から出力される制御信号を前記各スイッチング
素子の制御端子に光絶縁素子を介して与えるように構成
されたインバータ装置において、零電位側スイッチング
素子を駆動するときにその制御端子に印加するための電
源となるものであってすべての零電位側スイッチング素
子に共通して使用されるドライブ用共通電源と、各正側
スイッチング素子を駆動するときにその制御端子に印加
するための電源となるドライブ用コンデンサと、前記零
電位側スイッチング素子がオンしたときに前記ドライブ
用共通電源から上記オンした零電位側スイッチング素子
と対をなす正側スイッチング素子のドライブ用コンデン
サに充電する充電回路とを備えたところに特徴を有す
る。
は、直流電源の正側と零電位側との間に、直列に接続さ
れた1対のスイッチング素子を複数対並列に配設してな
ると共に、前記各スイッチング素子をオンオフ制御する
制御回路から出力される制御信号を前記各スイッチング
素子の制御端子に光絶縁素子を介して与えるように構成
されたインバータ装置において、零電位側スイッチング
素子を駆動するときにその制御端子に印加するための電
源となるものであってすべての零電位側スイッチング素
子に共通して使用されるドライブ用共通電源と、各正側
スイッチング素子を駆動するときにその制御端子に印加
するための電源となるドライブ用コンデンサと、前記零
電位側スイッチング素子がオンしたときに前記ドライブ
用共通電源から上記オンした零電位側スイッチング素子
と対をなす正側スイッチング素子のドライブ用コンデン
サに充電する充電回路とを備えたところに特徴を有す
る。
【0011】また、上記構成の場合、前記各零電位側ス
イッチング素子の主回路零電位と、前記制御回路の制御
信号系の零電位とを共通接続するように構成しても良
い。更に、前記ドライブ用コンデンサの端子間電圧が設
定電圧よりも低いときに前記正側スイッチング素子を強
制的にオフする保護回路を備えるように構成することも
好ましい。
イッチング素子の主回路零電位と、前記制御回路の制御
信号系の零電位とを共通接続するように構成しても良
い。更に、前記ドライブ用コンデンサの端子間電圧が設
定電圧よりも低いときに前記正側スイッチング素子を強
制的にオフする保護回路を備えるように構成することも
好ましい。
【0012】
【作用】上記手段によれば、充電回路により零電位側ス
イッチング素子がオンしたときに零電位側スイッチング
素子のドライブ用共通電源からドライブ用コンデンサに
充電しておき、正側スイッチング素子を駆動するときに
は、その制御端子に印加するための電源を上記ドライブ
用コンデンサからとるように構成した。この構成の場
合、正側スイッチング素子のドライブ用電源として、零
電位側スイッチング素子のドライブ用共通電源を流用す
ることが可能となるから、ドライブ用電源の構成を簡単
化することが可能となる。具体的には、ドライブ用電源
を構成する電源トランスに着目すると、零電位側スイッ
チング素子のドライブ用共通電源を構成するための1個
の2次巻線が必要であるだけとなり、残りの2次巻線を
不要にできるから、電源トランスを小形化することが可
能となる。
イッチング素子がオンしたときに零電位側スイッチング
素子のドライブ用共通電源からドライブ用コンデンサに
充電しておき、正側スイッチング素子を駆動するときに
は、その制御端子に印加するための電源を上記ドライブ
用コンデンサからとるように構成した。この構成の場
合、正側スイッチング素子のドライブ用電源として、零
電位側スイッチング素子のドライブ用共通電源を流用す
ることが可能となるから、ドライブ用電源の構成を簡単
化することが可能となる。具体的には、ドライブ用電源
を構成する電源トランスに着目すると、零電位側スイッ
チング素子のドライブ用共通電源を構成するための1個
の2次巻線が必要であるだけとなり、残りの2次巻線を
不要にできるから、電源トランスを小形化することが可
能となる。
【0013】また、上記構成の場合、各零電位側スイッ
チング素子の主回路零電位と、制御回路の制御信号系の
零電位とを共通接続するように構成すると、各零電位側
スイッチング素子の制御端子と制御回路との間の光絶縁
素子を不要にすることができ、その分だけコストを安く
し得る。更に、ドライブ用コンデンサの端子間電圧が設
定電圧よりも低いときに正側スイッチング素子を強制的
にオフする保護回路を設ける構成とすると、ドライブ用
コンデンサの端子間電圧が十分高くなった状態で正側ス
イッチング素子を駆動制御するから、正側スイッチング
素子を安定して駆動制御することが可能となる。
チング素子の主回路零電位と、制御回路の制御信号系の
零電位とを共通接続するように構成すると、各零電位側
スイッチング素子の制御端子と制御回路との間の光絶縁
素子を不要にすることができ、その分だけコストを安く
し得る。更に、ドライブ用コンデンサの端子間電圧が設
定電圧よりも低いときに正側スイッチング素子を強制的
にオフする保護回路を設ける構成とすると、ドライブ用
コンデンサの端子間電圧が十分高くなった状態で正側ス
イッチング素子を駆動制御するから、正側スイッチング
素子を安定して駆動制御することが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を3相インバータ装置に適用し
た第1の実施例について図1を参照しながら説明する。
尚、図7及び図8に示す従来構成と同一部分には同一符
号を付している。即ち、上記第1の実施例では、図1に
示すように、直流電源から導かれた正側電源線1及び零
電位側電源線2間に、6個のIGBT3〜8をいわゆる
3相ブリッジ接続して主回路を構成している。上記各I
GBT3〜8の両端には、フリーホイールダイオード9
〜14が接続されている。
た第1の実施例について図1を参照しながら説明する。
尚、図7及び図8に示す従来構成と同一部分には同一符
号を付している。即ち、上記第1の実施例では、図1に
示すように、直流電源から導かれた正側電源線1及び零
電位側電源線2間に、6個のIGBT3〜8をいわゆる
3相ブリッジ接続して主回路を構成している。上記各I
GBT3〜8の両端には、フリーホイールダイオード9
〜14が接続されている。
【0015】上記各IGBT3〜8をオンオフ制御する
制御回路は、制御信号を3個の正側IGBT3、5、7
のゲートに対しては正側ドライブ回路41、42、43
及びゲート抵抗18、19、20を介して与えるように
構成されている。また、制御回路は、制御信号を3個の
零電位側IGBT4、6、8のゲートに対しては共通の
零電位側ドライブ回路44及びゲート抵抗22、23、
24を介して与えるように構成されている。ここで、零
電位側ドライブ回路44は、従来構成の零電位側ドライ
ブ回路21とほぼ同じ構成であり、まずこの回路44の
具体的構成を説明する。
制御回路は、制御信号を3個の正側IGBT3、5、7
のゲートに対しては正側ドライブ回路41、42、43
及びゲート抵抗18、19、20を介して与えるように
構成されている。また、制御回路は、制御信号を3個の
零電位側IGBT4、6、8のゲートに対しては共通の
零電位側ドライブ回路44及びゲート抵抗22、23、
24を介して与えるように構成されている。ここで、零
電位側ドライブ回路44は、従来構成の零電位側ドライ
ブ回路21とほぼ同じ構成であり、まずこの回路44の
具体的構成を説明する。
【0016】上記零電位側ドライブ回路44は、3個の
フォトカプラ35、36、37とこれらフォトカプラ3
5、36、37の受光素子側回路35a、36a、37
aに直流電圧を印加する直流電源回路45とから構成さ
れている。この直流電源回路45は、ドライブ用共通電
源を構成するものであり、電源トランス46の2次巻線
46aと、半波整流平滑回路47とから構成されてい
る。この半波整流平滑回路47は、上記2次巻線46a
の両端子間に直列接続されたダイオード48及び平滑コ
ンデンサ49から構成されている。この場合、ダイオー
ド48と平滑コンデンサ49との中間接続点D1が正側
端子を構成し、平滑コンデンサ49と2次巻線46aと
の中間接続点D2が負側(零電位側)端子を構成してい
る。そして、この直流電源回路45の正側端子D1がフ
ォトカプラ35、36、37の受光素子側回路35a、
36a、37aの正側端子にそれぞれ接続され、零電位
側端子D2が受光素子側回路35a、36a、37aの
零電位側端子にそれぞれ接続されている。更に、直流電
源回路45の零電位側端子D2がIGBT4、6、8の
各エミッタ(即ち、零電位側電源線2)に接続されてい
る。
フォトカプラ35、36、37とこれらフォトカプラ3
5、36、37の受光素子側回路35a、36a、37
aに直流電圧を印加する直流電源回路45とから構成さ
れている。この直流電源回路45は、ドライブ用共通電
源を構成するものであり、電源トランス46の2次巻線
46aと、半波整流平滑回路47とから構成されてい
る。この半波整流平滑回路47は、上記2次巻線46a
の両端子間に直列接続されたダイオード48及び平滑コ
ンデンサ49から構成されている。この場合、ダイオー
ド48と平滑コンデンサ49との中間接続点D1が正側
端子を構成し、平滑コンデンサ49と2次巻線46aと
の中間接続点D2が負側(零電位側)端子を構成してい
る。そして、この直流電源回路45の正側端子D1がフ
ォトカプラ35、36、37の受光素子側回路35a、
36a、37aの正側端子にそれぞれ接続され、零電位
側端子D2が受光素子側回路35a、36a、37aの
零電位側端子にそれぞれ接続されている。更に、直流電
源回路45の零電位側端子D2がIGBT4、6、8の
各エミッタ(即ち、零電位側電源線2)に接続されてい
る。
【0017】また、上記電源トランス46は、2次巻線
46aを1個だけ有している構成であり、従来構成の電
源トランス27に比べて小形のものである。更に、上記
フォトカプラ35、36、37の発光素子35b、36
b、37bは、制御回路からの制御信号により発光制御
されるように構成されている。即ち、制御回路からの制
御信号は、フォトカプラ35、36、37を介してIG
BT4、6、8の各ゲートに与えられることにより、I
GBT4、6、8がオンオフ制御されるようになってい
る。
46aを1個だけ有している構成であり、従来構成の電
源トランス27に比べて小形のものである。更に、上記
フォトカプラ35、36、37の発光素子35b、36
b、37bは、制御回路からの制御信号により発光制御
されるように構成されている。即ち、制御回路からの制
御信号は、フォトカプラ35、36、37を介してIG
BT4、6、8の各ゲートに与えられることにより、I
GBT4、6、8がオンオフ制御されるようになってい
る。
【0018】次に、正側ドライブ回路41について説明
する。この正側ドライブ回路41は、フォトカプラ25
とこのフォトカプラ25の受光素子側回路25aに直流
電圧を印加するドライブ用コンデンサ50とから構成さ
れている。このドライブ用コンデンサ50は、正側IG
BT3を駆動する際にそのゲートに印加するための電源
を構成するものである。そして、このドライブ用コンデ
ンサ50の正側端子(図1中上側の端子)50aがフォ
トカプラ25の受光素子側回路25aの正側端子に接続
され、零電位側端子(図1中下側の端子)50bが受光
素子側回路25aの零電位側端子に接続されている。更
に、ドライブ用コンデンサ50の零電位側端子50b
は、正側IGBT3のエミッタ(即ち、正側IGBT3
と零電位側IGBT4との中間接続点A)に接続されて
いる。
する。この正側ドライブ回路41は、フォトカプラ25
とこのフォトカプラ25の受光素子側回路25aに直流
電圧を印加するドライブ用コンデンサ50とから構成さ
れている。このドライブ用コンデンサ50は、正側IG
BT3を駆動する際にそのゲートに印加するための電源
を構成するものである。そして、このドライブ用コンデ
ンサ50の正側端子(図1中上側の端子)50aがフォ
トカプラ25の受光素子側回路25aの正側端子に接続
され、零電位側端子(図1中下側の端子)50bが受光
素子側回路25aの零電位側端子に接続されている。更
に、ドライブ用コンデンサ50の零電位側端子50b
は、正側IGBT3のエミッタ(即ち、正側IGBT3
と零電位側IGBT4との中間接続点A)に接続されて
いる。
【0019】加えて、上記ドライブ用コンデンサ50の
正側端子50aと、前記直流電源回路45の正側端子D
1との間に、図示する極性のダイオード51が接続され
ている。これにより、零電位側IGBT4がオンしたと
きに、直流電源回路45からドライブ用コンデンサ50
に充電する充電回路52が形成されるようになってい
る。そして、ドライブ用コンデンサ50が充電された後
は、このドライブ用コンデンサ50の充電電荷が、正側
IGBT3を駆動する際にそのゲートに印加するための
電源となる構成となっている。また、上記フォトカプラ
25の発光素子25bは、制御回路からの制御信号によ
り発光制御される。即ち、制御回路からの制御信号は、
フォトカプラ25を介してIGBT3のゲートに与えら
れることにより、IGBT3がオンオフ制御されるよう
に構成されている。
正側端子50aと、前記直流電源回路45の正側端子D
1との間に、図示する極性のダイオード51が接続され
ている。これにより、零電位側IGBT4がオンしたと
きに、直流電源回路45からドライブ用コンデンサ50
に充電する充電回路52が形成されるようになってい
る。そして、ドライブ用コンデンサ50が充電された後
は、このドライブ用コンデンサ50の充電電荷が、正側
IGBT3を駆動する際にそのゲートに印加するための
電源となる構成となっている。また、上記フォトカプラ
25の発光素子25bは、制御回路からの制御信号によ
り発光制御される。即ち、制御回路からの制御信号は、
フォトカプラ25を介してIGBT3のゲートに与えら
れることにより、IGBT3がオンオフ制御されるよう
に構成されている。
【0020】同様にして、正側ドライブ回路42は、フ
ォトカプラ29とこのフォトカプラ29の受光素子側回
路29aに直流電圧を印加するドライブ用コンデンサ5
3とから構成されている。このドライブ用コンデンサ5
3の正側端子53aがフォトカプラ29の受光素子側回
路29aの正側端子に接続され、零電位側端子53bが
受光素子側回路29aの零電位側端子に接続されてい
る。そして、ドライブ用コンデンサ53の零電位側端子
53bは、正側IGBT5のエミッタ(正側IGBT5
と零電位側IGBT6との中間接続点B)に接続されて
いる。更に、上記ドライブ用コンデンサ53の正側端子
53aと、前記直流電源回路45の正側端子D1との間
に、図示する極性のダイオード54が接続されている。
これにより、零電位側IGBT6がオンしたときに、直
流電源回路45からドライブ用コンデンサ53に充電す
る充電回路55が形成されるようになっている。そし
て、ドライブ用コンデンサ53が充電された後は、この
ドライブ用コンデンサ53の充電電荷が、IGBT5を
駆動する際にそのゲートに印加するための電源となる構
成となっている。
ォトカプラ29とこのフォトカプラ29の受光素子側回
路29aに直流電圧を印加するドライブ用コンデンサ5
3とから構成されている。このドライブ用コンデンサ5
3の正側端子53aがフォトカプラ29の受光素子側回
路29aの正側端子に接続され、零電位側端子53bが
受光素子側回路29aの零電位側端子に接続されてい
る。そして、ドライブ用コンデンサ53の零電位側端子
53bは、正側IGBT5のエミッタ(正側IGBT5
と零電位側IGBT6との中間接続点B)に接続されて
いる。更に、上記ドライブ用コンデンサ53の正側端子
53aと、前記直流電源回路45の正側端子D1との間
に、図示する極性のダイオード54が接続されている。
これにより、零電位側IGBT6がオンしたときに、直
流電源回路45からドライブ用コンデンサ53に充電す
る充電回路55が形成されるようになっている。そし
て、ドライブ用コンデンサ53が充電された後は、この
ドライブ用コンデンサ53の充電電荷が、IGBT5を
駆動する際にそのゲートに印加するための電源となる構
成となっている。
【0021】同様にして、正側ドライブ回路43は、フ
ォトカプラ32とこのフォトカプラ32の受光素子32
aに直流電圧を印加するドライブ用コンデンサ56とか
ら構成されている。このドライブ用コンデンサ56の正
側端子56aがフォトカプラ32の受光素子側回路32
aの正側端子に接続され、零電位側端子56bが受光素
子側回路32aの零電位側端子に接続されている。そし
て、ドライブ用コンデンサ56の零電位側端子56b
は、正側IGBT7のエミッタ(正側IGBT7と零電
位側IGBT8との中間接続点C)に接続されている。
更に、上記ドライブ用コンデンサ56の正側端子56a
と、前記直流電源回路45の正側端子D1との間に、図
示する極性のダイオード57が接続されている。これに
より、零電位側IGBT8がオンしたときに、直流電源
回路45からドライブ用コンデンサ56に充電する充電
回路58が形成されるようになっている。そして、ドラ
イブ用コンデンサ56が充電された後は、このドライブ
用コンデンサ56の充電電荷が、IGBT7を駆動する
際にそのゲートに印加するための電源となる構成となっ
ている。
ォトカプラ32とこのフォトカプラ32の受光素子32
aに直流電圧を印加するドライブ用コンデンサ56とか
ら構成されている。このドライブ用コンデンサ56の正
側端子56aがフォトカプラ32の受光素子側回路32
aの正側端子に接続され、零電位側端子56bが受光素
子側回路32aの零電位側端子に接続されている。そし
て、ドライブ用コンデンサ56の零電位側端子56b
は、正側IGBT7のエミッタ(正側IGBT7と零電
位側IGBT8との中間接続点C)に接続されている。
更に、上記ドライブ用コンデンサ56の正側端子56a
と、前記直流電源回路45の正側端子D1との間に、図
示する極性のダイオード57が接続されている。これに
より、零電位側IGBT8がオンしたときに、直流電源
回路45からドライブ用コンデンサ56に充電する充電
回路58が形成されるようになっている。そして、ドラ
イブ用コンデンサ56が充電された後は、このドライブ
用コンデンサ56の充電電荷が、IGBT7を駆動する
際にそのゲートに印加するための電源となる構成となっ
ている。
【0022】また、上記構成の場合、正側IGBT3、
5、7の各ドライブ用電源となるドライブ用コンデンサ
50、53、56は、ダイオード51、54、57によ
り互いに絶縁されて独立している。尚、上記構成では、
フォトカプラ25、29、32、35、36、37によ
り、制御回路側電位と主回路側電位とが絶縁されてい
る。また、電源トランス46は、上記2次巻線46aの
他に1次巻線を有しており、この1次巻線側を何等かの
手段で制御することにより2次巻線46aの2次電圧を
安定化するように構成されている。
5、7の各ドライブ用電源となるドライブ用コンデンサ
50、53、56は、ダイオード51、54、57によ
り互いに絶縁されて独立している。尚、上記構成では、
フォトカプラ25、29、32、35、36、37によ
り、制御回路側電位と主回路側電位とが絶縁されてい
る。また、電源トランス46は、上記2次巻線46aの
他に1次巻線を有しており、この1次巻線側を何等かの
手段で制御することにより2次巻線46aの2次電圧を
安定化するように構成されている。
【0023】しかして、上記した構成の本実施例によれ
ば、零電位側IGBT4、6、8がオンされると、その
間に直流電源回路45からドライブ用コンデンサ50、
53、56に充電される。これにより、各正側IGBT
3、5、7を駆動する際に、ドライブ用コンデンサ5
0、53、56が上記各IGBT3、5、7のゲートに
印加するための電源となるから、これ以降、制御回路は
制御信号をフォトカプラ25、29、32を介して正側
IGBT3、5、7のゲートに与えることにより、正側
IGBT3、5、7をオンオフ制御することが可能にな
っている。
ば、零電位側IGBT4、6、8がオンされると、その
間に直流電源回路45からドライブ用コンデンサ50、
53、56に充電される。これにより、各正側IGBT
3、5、7を駆動する際に、ドライブ用コンデンサ5
0、53、56が上記各IGBT3、5、7のゲートに
印加するための電源となるから、これ以降、制御回路は
制御信号をフォトカプラ25、29、32を介して正側
IGBT3、5、7のゲートに与えることにより、正側
IGBT3、5、7をオンオフ制御することが可能にな
っている。
【0024】そして、上記第1の実施例では、正側IG
BT3、5、7のドライブ用電源としてドライブ用コン
デンサ50、53、56を設け、零電位側IGBT4、
6、8のドライブ用共通電源である直流電源回路45か
ら充電回路52、55、58により上記ドライブ用コン
デンサ50、53、56に充電する構成とした。これに
よって、直流電源回路45を正側IGBT3、5、7の
ドライブ用電源として流用することが可能となるから、
ドライブ用電源の構成を簡単化することが可能となる。
具体的には、電源トランス46に着目すると、零電位側
IGBT4,6,8のドライブ用共通電源を構成するた
めに1個の2次巻線46aが必要であるだけとなり、残
りの2次巻線を不要にできるから、従来構成(図7参
照)に比べて電源トランス46を小形化することが可能
となる。従って、インバータ装置全体の構成を小形化で
きると共に、製造コストを低減できる。
BT3、5、7のドライブ用電源としてドライブ用コン
デンサ50、53、56を設け、零電位側IGBT4、
6、8のドライブ用共通電源である直流電源回路45か
ら充電回路52、55、58により上記ドライブ用コン
デンサ50、53、56に充電する構成とした。これに
よって、直流電源回路45を正側IGBT3、5、7の
ドライブ用電源として流用することが可能となるから、
ドライブ用電源の構成を簡単化することが可能となる。
具体的には、電源トランス46に着目すると、零電位側
IGBT4,6,8のドライブ用共通電源を構成するた
めに1個の2次巻線46aが必要であるだけとなり、残
りの2次巻線を不要にできるから、従来構成(図7参
照)に比べて電源トランス46を小形化することが可能
となる。従って、インバータ装置全体の構成を小形化で
きると共に、製造コストを低減できる。
【0025】図2は本発明の第2の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例と同一部分には同一符号を付している。上記
第2の実施例では、零電位側IGBT4、6、8のゲー
トと制御回路の制御端子との間にフォトカプラ35、3
6、37を配設する代わりに、増幅回路59、60、6
1を設けるように構成している。これら増幅回路59、
60、61の正側端子(電源入力端子)59a、60
a、61aは直流電源回路45の正側端子D1に接続さ
れ、零電位側端子59b、60b、61bは直流電源回
路45の零電位側端子D2(即ち、零電位側電源線2)
に接続されている。上記増幅回路59、60、61は、
制御回路から受けた制御信号(オンオフ指令信号)を増
幅してIGBT3、5、7のゲートに与えることによ
り、上記制御信号に応じてIGBT3、5、7がオンオ
フ制御されるように構成されている。
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例と同一部分には同一符号を付している。上記
第2の実施例では、零電位側IGBT4、6、8のゲー
トと制御回路の制御端子との間にフォトカプラ35、3
6、37を配設する代わりに、増幅回路59、60、6
1を設けるように構成している。これら増幅回路59、
60、61の正側端子(電源入力端子)59a、60
a、61aは直流電源回路45の正側端子D1に接続さ
れ、零電位側端子59b、60b、61bは直流電源回
路45の零電位側端子D2(即ち、零電位側電源線2)
に接続されている。上記増幅回路59、60、61は、
制御回路から受けた制御信号(オンオフ指令信号)を増
幅してIGBT3、5、7のゲートに与えることによ
り、上記制御信号に応じてIGBT3、5、7がオンオ
フ制御されるように構成されている。
【0026】また、上記第2の実施例では、零電位側I
GBT4、6、8の主回路零電位(即ち、零電位側電源
線2)と、制御回路の制御信号系の零電位とが共通接続
されるように構成されている。更に、正側ドライブ回路
41、42、43のフォトカプラ25、29、32の発
光素子25b、29b、32bについて、それらの負側
端子を零電位電源線2に接続すると共に、それらの正側
端子を電流制限抵抗を介して制御回路に接続するように
構成することが好ましい。尚、上述した以外の第2の実
施例の構成は、第1の実施例の構成と同じ構成となって
いる。
GBT4、6、8の主回路零電位(即ち、零電位側電源
線2)と、制御回路の制御信号系の零電位とが共通接続
されるように構成されている。更に、正側ドライブ回路
41、42、43のフォトカプラ25、29、32の発
光素子25b、29b、32bについて、それらの負側
端子を零電位電源線2に接続すると共に、それらの正側
端子を電流制限抵抗を介して制御回路に接続するように
構成することが好ましい。尚、上述した以外の第2の実
施例の構成は、第1の実施例の構成と同じ構成となって
いる。
【0027】従って、上記第2の実施例においても、第
1の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
特に、第2の実施例では、零電位側IGBT4、6、8
の主回路零電位(零電位側電源線2)と、制御回路の制
御信号系の零電位とを共通接続して、零電位側IGBT
4、6、8のゲートと制御回路との間のフォトカプラ3
5、36、37を不要にすることができ、その分だけ製
造コストを安くすることができる。
1の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
特に、第2の実施例では、零電位側IGBT4、6、8
の主回路零電位(零電位側電源線2)と、制御回路の制
御信号系の零電位とを共通接続して、零電位側IGBT
4、6、8のゲートと制御回路との間のフォトカプラ3
5、36、37を不要にすることができ、その分だけ製
造コストを安くすることができる。
【0028】図3及び図4は本発明の第3の実施例を示
すものであり、第1の実施例と異なるところを説明す
る。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付して
いる。上記第3の実施例では、図3に示すように、正側
IGBT3、5、7のゲート(具体的には、抵抗18、
19、20)とフォトカプラ25、29、32との各間
に、保護回路62、63、64を設けるように構成され
ている。これら保護回路62、63、64は、ドライブ
用コンデンサ50、53、56の各端子間電圧が予め決
めた設定電圧よりも低いときに正側IGBT3、5、7
を強制的にオフする機能を有している。また、上記3つ
の保護回路62、63、64はほぼ同じ構成であるか
ら、代表して保護回路62について図4を参照して説明
する。
すものであり、第1の実施例と異なるところを説明す
る。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付して
いる。上記第3の実施例では、図3に示すように、正側
IGBT3、5、7のゲート(具体的には、抵抗18、
19、20)とフォトカプラ25、29、32との各間
に、保護回路62、63、64を設けるように構成され
ている。これら保護回路62、63、64は、ドライブ
用コンデンサ50、53、56の各端子間電圧が予め決
めた設定電圧よりも低いときに正側IGBT3、5、7
を強制的にオフする機能を有している。また、上記3つ
の保護回路62、63、64はほぼ同じ構成であるか
ら、代表して保護回路62について図4を参照して説明
する。
【0029】上記保護回路62を示す図4において、ド
ライブ用コンデンサ50の端子50a、50b間には、
ツエナーダイオード65及び不足電圧検出抵抗66が直
列に接続されていると共に、抵抗67及びNPN形のト
ランジスタ68が直列に接続されている。そして、ツエ
ナーダイオード65と不足電圧検出抵抗66との中間接
続点が抵抗69を介してトランジスタ68のベースに接
続されている。更に、フォトカプラ25の受光素子側回
路25aの出力端子とドライブ用コンデンサ50の端子
50bとの間には、ゲート遮断用のNPN形のトランジ
スタ70が接続されている。そして、このトランジスタ
70のベースが上記トランジスタ68のコレクタに接続
されている。
ライブ用コンデンサ50の端子50a、50b間には、
ツエナーダイオード65及び不足電圧検出抵抗66が直
列に接続されていると共に、抵抗67及びNPN形のト
ランジスタ68が直列に接続されている。そして、ツエ
ナーダイオード65と不足電圧検出抵抗66との中間接
続点が抵抗69を介してトランジスタ68のベースに接
続されている。更に、フォトカプラ25の受光素子側回
路25aの出力端子とドライブ用コンデンサ50の端子
50bとの間には、ゲート遮断用のNPN形のトランジ
スタ70が接続されている。そして、このトランジスタ
70のベースが上記トランジスタ68のコレクタに接続
されている。
【0030】上記保護回路62においては、ドライブ用
コンデンサ50の端子間電圧がツエナーダイオード65
のツエナー電圧(設定電圧)よりも低いときには、トラ
ンジスタ70がオンすることにより、正側IGBT3の
ゲート及びエミッタ間が短絡され、もって正側IGBT
3が強制的にオフされるようになっている。そしてこの
後、ドライブ用コンデンサ50の端子間電圧がツエナー
ダイオード65のツエナー電圧(設定電圧)を越える
と、トランジスタ68がオンすることにより、トランジ
スタ70がオフされる。これにより、正側IGBT3の
ゲートに対して制御回路からの制御信号がフォトカプラ
25を介して付与されるようになるから、正側IGBT
3をオンすることができるようになる。そして、保護回
路63及び64は、上記した保護回路62と同じ構成と
なっている。尚、上述した以外の構成は、第1の実施例
の構成と同じ構成となっている。
コンデンサ50の端子間電圧がツエナーダイオード65
のツエナー電圧(設定電圧)よりも低いときには、トラ
ンジスタ70がオンすることにより、正側IGBT3の
ゲート及びエミッタ間が短絡され、もって正側IGBT
3が強制的にオフされるようになっている。そしてこの
後、ドライブ用コンデンサ50の端子間電圧がツエナー
ダイオード65のツエナー電圧(設定電圧)を越える
と、トランジスタ68がオンすることにより、トランジ
スタ70がオフされる。これにより、正側IGBT3の
ゲートに対して制御回路からの制御信号がフォトカプラ
25を介して付与されるようになるから、正側IGBT
3をオンすることができるようになる。そして、保護回
路63及び64は、上記した保護回路62と同じ構成と
なっている。尚、上述した以外の構成は、第1の実施例
の構成と同じ構成となっている。
【0031】従って、上記第3の実施例においても、第
1の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
特に、第3の実施例では、ドライブ用コンデンサ50の
端子間電圧が設定電圧よりも低いとき正側IGBT3、
5、7を強制的にオフする保護回路62、63、64を
設けたので、正側IGBT3、5、7を安定して駆動制
御することができる。
1の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
特に、第3の実施例では、ドライブ用コンデンサ50の
端子間電圧が設定電圧よりも低いとき正側IGBT3、
5、7を強制的にオフする保護回路62、63、64を
設けたので、正側IGBT3、5、7を安定して駆動制
御することができる。
【0032】図5は本発明の第4の実施例を示すもので
あり、第3の実施例と異なるところを説明する。尚、第
3の実施例と同一部分には同一符号を付している。上記
第4の実施例では、零電位側IGBT4、6、8のゲー
トと制御回路の制御端子との間にフォトカプラ35、3
6、37を配設する代わりに、第2の実施例(図2参
照)と同様にして、増幅回路59、60、61を設ける
ように構成している。そして、零電位側IGBT4、
6、8の主回路零電位(即ち、零電位側電源線2)と、
制御回路の制御信号系の零電位とを共通接続するように
構成している。尚、上述した以外の第4の実施例の構成
は、第2の実施例または第3の実施例の構成と同じ構成
となっている。従って、上記第4の実施例においては、
第2の実施例または第3の実施例において得られる作用
効果と同じ作用効果を得ることができる。
あり、第3の実施例と異なるところを説明する。尚、第
3の実施例と同一部分には同一符号を付している。上記
第4の実施例では、零電位側IGBT4、6、8のゲー
トと制御回路の制御端子との間にフォトカプラ35、3
6、37を配設する代わりに、第2の実施例(図2参
照)と同様にして、増幅回路59、60、61を設ける
ように構成している。そして、零電位側IGBT4、
6、8の主回路零電位(即ち、零電位側電源線2)と、
制御回路の制御信号系の零電位とを共通接続するように
構成している。尚、上述した以外の第4の実施例の構成
は、第2の実施例または第3の実施例の構成と同じ構成
となっている。従って、上記第4の実施例においては、
第2の実施例または第3の実施例において得られる作用
効果と同じ作用効果を得ることができる。
【0033】尚、上記各実施例では、スイッチング素子
としてIGBTを用いる構成に適用したが、これに限ら
れるものではなく、FETやバイポーラトランジスタや
サイリスタやGTO等を用いる構成に適用しても良い。
としてIGBTを用いる構成に適用したが、これに限ら
れるものではなく、FETやバイポーラトランジスタや
サイリスタやGTO等を用いる構成に適用しても良い。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、充電回路により零電位側スイッチング素子がオンし
たときに零電位側スイッチング素子のドライブ用共通電
源からドライブ用コンデンサに充電しておき、正側スイ
ッチング素子を駆動するときには、その制御端子に印加
するための電源を上記ドライブ用コンデンサからとるよ
うに構成したので、ドライブ用電源の構成を簡単化する
ことが可能となり、特にはドライブ用電源を構成する電
源トランスを小形化することができるという優れた効果
を奏する。
に、充電回路により零電位側スイッチング素子がオンし
たときに零電位側スイッチング素子のドライブ用共通電
源からドライブ用コンデンサに充電しておき、正側スイ
ッチング素子を駆動するときには、その制御端子に印加
するための電源を上記ドライブ用コンデンサからとるよ
うに構成したので、ドライブ用電源の構成を簡単化する
ことが可能となり、特にはドライブ用電源を構成する電
源トランスを小形化することができるという優れた効果
を奏する。
【0035】また、上記構成の場合、各零電位側スイッ
チング素子の主回路零電位と、制御回路の制御信号系の
零電位とを共通接続するように構成すると、各零電位側
スイッチング素子の制御端子と制御回路との間の光絶縁
素子を不要にすることができるから、製造コストを安く
することができる。更に、ドライブ用コンデンサの端子
間電圧が設定電圧よりも低いときに正側スイッチング素
子を強制的にオフする保護回路を設けるように構成する
と、正側スイッチング素子を安定して駆動制御すること
ができる。
チング素子の主回路零電位と、制御回路の制御信号系の
零電位とを共通接続するように構成すると、各零電位側
スイッチング素子の制御端子と制御回路との間の光絶縁
素子を不要にすることができるから、製造コストを安く
することができる。更に、ドライブ用コンデンサの端子
間電圧が設定電圧よりも低いときに正側スイッチング素
子を強制的にオフする保護回路を設けるように構成する
と、正側スイッチング素子を安定して駆動制御すること
ができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気回路図
【図2】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図3】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【図4】保護回路周辺の電気回路図
【図5】本発明の第4の実施例を示す図1相当図
【図6】従来構成を示す図1相当図
【図7】ドライブ用電源の電気回路図
1は正側電源線、2は零電位側電源線、3〜8はIGB
T(スイッチング素子)、25、29、32、35、3
6、37はフォトカプラ(光絶縁素子)、38は直流電
源回路、39は全波整流平滑回路、41、42、43は
正側ドライブ回路、44は零電位側ドライブ回路、45
は直流電源回路(ドライブ用共通電源)、46は電源ト
ランス、47は半波整流平滑回路、48はダイオード、
49は平滑コンデンサ、50はドライブ用コンデンサ、
51はダイオード、52は充電回路、53はドライブ用
コンデンサ、54はダイオード、55は充電回路、56
はドライブ用コンデンサ、57はダイオード、58は充
電回路、62、63、64は保護回路を示す。
T(スイッチング素子)、25、29、32、35、3
6、37はフォトカプラ(光絶縁素子)、38は直流電
源回路、39は全波整流平滑回路、41、42、43は
正側ドライブ回路、44は零電位側ドライブ回路、45
は直流電源回路(ドライブ用共通電源)、46は電源ト
ランス、47は半波整流平滑回路、48はダイオード、
49は平滑コンデンサ、50はドライブ用コンデンサ、
51はダイオード、52は充電回路、53はドライブ用
コンデンサ、54はダイオード、55は充電回路、56
はドライブ用コンデンサ、57はダイオード、58は充
電回路、62、63、64は保護回路を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 直流電源の正側と零電位側との間に、直
列に接続された1対のスイッチング素子を複数対並列に
配設してなると共に、前記各スイッチング素子をオンオ
フ制御する制御回路から出力される制御信号を前記各ス
イッチング素子の制御端子に光絶縁素子を介して与える
ように構成されたインバータ装置において、 零電位側スイッチング素子を駆動するときにその制御端
子に印加するための電源となるものであって、すべての
零電位側スイッチング素子に共通して使用されるドライ
ブ用共通電源と、 各正側スイッチング素子を駆動するときにその制御端子
に印加するための電源となるドライブ用コンデンサと、 前記零電位側スイッチング素子がオンしたときに、前記
ドライブ用共通電源から上記オンした零電位側スイッチ
ング素子と対をなす正側スイッチング素子のドライブ用
コンデンサに充電する充電回路とを備えたことを特徴と
するインバータ装置。 - 【請求項2】 前記各零電位側スイッチング素子の主回
路零電位と、前記制御回路の制御信号系の零電位とを共
通接続するように構成したことを特徴とする請求項1記
載のインバータ装置。 - 【請求項3】 前記ドライブ用コンデンサの端子間電圧
が設定電圧よりも低いときに前記正側スイッチング素子
を強制的にオフする保護回路を備えたことを特徴とする
請求項1または2記載のインバータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7096701A JPH08294286A (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | インバータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7096701A JPH08294286A (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | インバータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08294286A true JPH08294286A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=14172072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7096701A Pending JPH08294286A (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | インバータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08294286A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008096709A1 (ja) * | 2007-02-06 | 2008-08-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | 半導体スイッチおよびその半導体スイッチを適用した電力変換装置 |
JP2014166066A (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-08 | Denso Corp | 電力供給装置 |
CN104270028A (zh) * | 2014-09-26 | 2015-01-07 | 电子科技大学 | 一种具有多种输出电压的逆变电路 |
JP2019075920A (ja) * | 2017-10-18 | 2019-05-16 | シャープ株式会社 | 電力変換装置 |
-
1995
- 1995-04-21 JP JP7096701A patent/JPH08294286A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008096709A1 (ja) * | 2007-02-06 | 2008-08-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | 半導体スイッチおよびその半導体スイッチを適用した電力変換装置 |
JP2008193839A (ja) * | 2007-02-06 | 2008-08-21 | Toshiba Corp | 半導体スイッチおよび当該半導体スイッチを適用した電力変換装置 |
US8089780B2 (en) | 2007-02-06 | 2012-01-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor switch and power conversion system provided with semiconductor switch |
JP2014166066A (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-08 | Denso Corp | 電力供給装置 |
CN104270028A (zh) * | 2014-09-26 | 2015-01-07 | 电子科技大学 | 一种具有多种输出电压的逆变电路 |
JP2019075920A (ja) * | 2017-10-18 | 2019-05-16 | シャープ株式会社 | 電力変換装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3986097A (en) | Bilateral direct current converters | |
US6653806B1 (en) | Dynamic brake circuit and semiconductor inverter using dynamic brake circuit | |
KR950013353B1 (ko) | 전기 기차용 파워콘버터 장치 | |
CN102055355A (zh) | 功率转换装置 | |
JP3542313B2 (ja) | 半導体スイッチング素子の駆動方法及び電源装置 | |
CN111213312B (zh) | 逆变器控制基板 | |
JPH07107737A (ja) | 高圧電源回路 | |
US6052293A (en) | Converter device for connection between a single-phase side on a single or multi-phase side | |
CN109792242B (zh) | 开关元件驱动电路 | |
KR102051001B1 (ko) | 인버터 내 하이 사이드 스위치용 마이너스 전압의 생성을 위한 장치 및 방법 | |
US20020089303A1 (en) | Driving circuit for electronically switched motors | |
JPH0833315A (ja) | 負荷駆動装置 | |
JPH08294286A (ja) | インバータ装置 | |
JP2002345258A (ja) | インバータ装置 | |
JP3419082B2 (ja) | 直交変換装置 | |
JP2571963Y2 (ja) | インバータ装置 | |
JP6638504B2 (ja) | インバータ駆動装置 | |
JP6676991B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2000278868A (ja) | モータ駆動用コントローラ主回路を利用したバッテリー充電方法 | |
WO2015190707A1 (ko) | 계자 방전 저항 없는 발전기의 출력 전압 제어 장치 | |
JP3203965B2 (ja) | インバータ共用チャージァ装置 | |
JPS6289476A (ja) | 多出力コンバ−タの過電圧保護回路 | |
JPH0698560A (ja) | インバータ装置 | |
JP2687289B2 (ja) | Dc−dcコンバータ | |
JP2014155308A (ja) | 充電装置 |