JP3047617B2 - 自動変速機における回転数検出装置 - Google Patents
自動変速機における回転数検出装置Info
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- clutch
- automatic transmission
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P3/00—Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
- G01P3/42—Devices characterised by the use of electric or magnetic means
- G01P3/44—Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed
- G01P3/48—Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed by measuring frequency of generated current or voltage
- G01P3/481—Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed by measuring frequency of generated current or voltage of pulse signals
- G01P3/488—Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed by measuring frequency of generated current or voltage of pulse signals delivered by variable reluctance detectors
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の自動変速機に
おいて変速の進行状態をモニターするために所定の回転
部材の回転数を検出する装置に関するものである。
おいて変速の進行状態をモニターするために所定の回転
部材の回転数を検出する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように車両用の自動変速機では、
クラッチやブレーキなどの摩擦係合装置の係合・解放状
態を変えることによって変速を実行しており、その際の
係合・解放のタイミングの良否によって出力トルクの変
化に影響が生じ、変速ショックが悪化することがある。
そのため最近では、変速の進行状態を所定の回転部材の
回転数に基づいて判断し、その判断結果によって摩擦係
合装置における油圧を制御することにより変速ショック
の悪化を防止している。
クラッチやブレーキなどの摩擦係合装置の係合・解放状
態を変えることによって変速を実行しており、その際の
係合・解放のタイミングの良否によって出力トルクの変
化に影響が生じ、変速ショックが悪化することがある。
そのため最近では、変速の進行状態を所定の回転部材の
回転数に基づいて判断し、その判断結果によって摩擦係
合装置における油圧を制御することにより変速ショック
の悪化を防止している。
【0003】例えば図3は前進3段の変速を行う3速変
速部1とオーバードライブ部(O/D部)2とを備えた
前進4段の変速の可能な自動変速機であり、特願平3−
55869号の発明では、その第2クラッチC2 のドラ
ムの回転数を検出するよう構成している。
速部1とオーバードライブ部(O/D部)2とを備えた
前進4段の変速の可能な自動変速機であり、特願平3−
55869号の発明では、その第2クラッチC2 のドラ
ムの回転数を検出するよう構成している。
【0004】すなわち図3に示す自動変速機における3
速変速部1は、第1遊星歯車機構3と第2遊星歯車機構
4とを備え、それぞれのサンギヤ5,6がサンギヤ軸7
によって連結されるとともに、そのサンギヤ軸7が第2
クラッチC2 を介して入力軸8に連結され、その第2ク
ラッチC2 のクラッチドラムの外周にバンドブレーキで
ある第1ブレーキB1 が設けられている。また第1遊星
歯車機構3のリングギヤ9と入力軸8との間には第1ク
ラッチC1 が設けられている。さらにサンギヤ軸7とケ
ーシング10との間には、互いに直列に配列された第1
一方向クラッチF1 と第2ブレーキB2 とが配置されて
いる。第1遊星歯車機構3のキャリヤ11と第2遊星歯
車機構4のリングギヤ12とが一体となって回転するよ
う連結され、その第2遊星歯車機構4のキャリヤ13と
ケーシング10との間には、互いに並列の関係に配列さ
れた第2一方向クラッチF2 と第3ブレーキB3 とが設
けられている。
速変速部1は、第1遊星歯車機構3と第2遊星歯車機構
4とを備え、それぞれのサンギヤ5,6がサンギヤ軸7
によって連結されるとともに、そのサンギヤ軸7が第2
クラッチC2 を介して入力軸8に連結され、その第2ク
ラッチC2 のクラッチドラムの外周にバンドブレーキで
ある第1ブレーキB1 が設けられている。また第1遊星
歯車機構3のリングギヤ9と入力軸8との間には第1ク
ラッチC1 が設けられている。さらにサンギヤ軸7とケ
ーシング10との間には、互いに直列に配列された第1
一方向クラッチF1 と第2ブレーキB2 とが配置されて
いる。第1遊星歯車機構3のキャリヤ11と第2遊星歯
車機構4のリングギヤ12とが一体となって回転するよ
う連結され、その第2遊星歯車機構4のキャリヤ13と
ケーシング10との間には、互いに並列の関係に配列さ
れた第2一方向クラッチF2 と第3ブレーキB3 とが設
けられている。
【0005】O/D部2は一組の遊星歯車機構14を備
え、そのキャリヤ15が前記第1遊星歯車機構3のキャ
リヤ11および第2遊星歯車機構4のリングギヤ12に
連結され、またリングギヤ16が出力部材であるカウン
タドライブギヤ17に連結されている。そしてサンギヤ
18とキャリヤ15との間には、互いに並列の関係にあ
る一方向クラッチF0 とクラッチC0 とが配置され、さ
らにそのサンギヤ18とケーシング10との間にブレー
キB0 が設けられている。
え、そのキャリヤ15が前記第1遊星歯車機構3のキャ
リヤ11および第2遊星歯車機構4のリングギヤ12に
連結され、またリングギヤ16が出力部材であるカウン
タドライブギヤ17に連結されている。そしてサンギヤ
18とキャリヤ15との間には、互いに並列の関係にあ
る一方向クラッチF0 とクラッチC0 とが配置され、さ
らにそのサンギヤ18とケーシング10との間にブレー
キB0 が設けられている。
【0006】そして図4に断面を示すように、回転自在
に支持される第2クラッチC2 のドラムと、サンギヤ軸
7にスプライン係合されたサンギヤドラム19とを、そ
れぞれの爪部を互いに係合させて一体に組付けて第2ク
ラッチドラムとするとともに、サンギヤドラム19に複
数の角孔21を、周方向に所定のピッチで形成し、この
角孔21を検知するように電磁ピックアップが設けられ
ている。したがって、第2クラッチドラムが回転する
と、電磁ピックアップの前を、角孔21が形成されてい
る部分と形成されていない部分とが交互に通過すること
によって、回転数が検出される。
に支持される第2クラッチC2 のドラムと、サンギヤ軸
7にスプライン係合されたサンギヤドラム19とを、そ
れぞれの爪部を互いに係合させて一体に組付けて第2ク
ラッチドラムとするとともに、サンギヤドラム19に複
数の角孔21を、周方向に所定のピッチで形成し、この
角孔21を検知するように電磁ピックアップが設けられ
ている。したがって、第2クラッチドラムが回転する
と、電磁ピックアップの前を、角孔21が形成されてい
る部分と形成されていない部分とが交互に通過すること
によって、回転数が検出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで自動変速機の
構成部材のうち主に動力を伝達する部材は、強度や加工
性あるいは価格など点で軟鋼などによって形成するのが
一般的であり、そのため回転数検出装置として電磁ピッ
クアップを使用することができると同時に、最も外周側
に位置する回転体の回転数を検出することになり、その
ため上記従来の装置では第2クラッチC2 のクラッチド
ラムの回転数を検出することとしているのである。しか
しながら、この場合に第2速時には、第2クラッチドラ
ムが停止するが、内側の第1クラッチC1 ドラムは回転
し続けるため、電磁ピックアップの真下にサンギヤドラ
ム19の角孔21がある状態で第2クラッチドラムが停
止すると、第2クラッチドラムの下側で回転する第1ク
ラッチC1 ドラムの凹凸部を、被検知部と間違えて角孔
21を経由して電磁ピックアップが誤検出してしまい、
正確な回転数を検出できず、その結果、検出不良による
変速ショックが生じるという問題があった。
構成部材のうち主に動力を伝達する部材は、強度や加工
性あるいは価格など点で軟鋼などによって形成するのが
一般的であり、そのため回転数検出装置として電磁ピッ
クアップを使用することができると同時に、最も外周側
に位置する回転体の回転数を検出することになり、その
ため上記従来の装置では第2クラッチC2 のクラッチド
ラムの回転数を検出することとしているのである。しか
しながら、この場合に第2速時には、第2クラッチドラ
ムが停止するが、内側の第1クラッチC1 ドラムは回転
し続けるため、電磁ピックアップの真下にサンギヤドラ
ム19の角孔21がある状態で第2クラッチドラムが停
止すると、第2クラッチドラムの下側で回転する第1ク
ラッチC1 ドラムの凹凸部を、被検知部と間違えて角孔
21を経由して電磁ピックアップが誤検出してしまい、
正確な回転数を検出できず、その結果、検出不良による
変速ショックが生じるという問題があった。
【0008】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、正確な回転数を検出することのできる自動変速機
における回転数検出装置を提供することを目的とするも
のである。
ので、正確な回転数を検出することのできる自動変速機
における回転数検出装置を提供することを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する手
段としてこの発明の自動変速機における回転数検出装置
は、一対の有底円筒体が、それぞれの開口側端部を互い
に突き合わせて同一軸線上に配置されるとともに、一方
の有底円筒体の開口端側に、部分的に内径を拡大して外
周側に所定量突出させた凸部が周方向に一定ピッチで複
数形成され、他方の有底円筒体の開口端部に軸線方向に
突設した複数の爪部を、前記凸部の内周側に軸線方向の
先端側から挿入させて前記凸部に対して円周方向に係合
させるこにより前記一対の有底円筒体が一体に組み付け
られ、かつ磁界の変化によって信号を出力する電磁ピッ
クアップが、前記凸部に対向して前記有底円筒体の外周
側に配設されていることを特徴としている。
段としてこの発明の自動変速機における回転数検出装置
は、一対の有底円筒体が、それぞれの開口側端部を互い
に突き合わせて同一軸線上に配置されるとともに、一方
の有底円筒体の開口端側に、部分的に内径を拡大して外
周側に所定量突出させた凸部が周方向に一定ピッチで複
数形成され、他方の有底円筒体の開口端部に軸線方向に
突設した複数の爪部を、前記凸部の内周側に軸線方向の
先端側から挿入させて前記凸部に対して円周方向に係合
させるこにより前記一対の有底円筒体が一体に組み付け
られ、かつ磁界の変化によって信号を出力する電磁ピッ
クアップが、前記凸部に対向して前記有底円筒体の外周
側に配設されていることを特徴としている。
【0010】
【作用】上記のように構成されるこの発明においては、
一方の有底円筒体の開口端側の外周に、その内径を拡大
するようにして複数の凸部を一定のピッチで形成すると
ともに、各凸部の内側に、他方の有底円筒体の爪部をそ
れぞれ係合させるので、これら一対の有底円筒体を少な
くとも回転方向で一体的に組み付けることができる。ま
た、一方の有底円筒体に形成した前記凸部を、被検出部
として電磁ピックアップで検出するため、被検出部とし
て角孔等を別途設けなくても、有底円筒体の回転を正確
に検出することができる。すなわち、この発明では、一
方の有底円筒体に形成した凸部が一対の有底円筒体を連
結するための係合部として機能すると同時に、電磁ピッ
クアップによる被検出部として機能する。また、一対の
有底円筒体によって完全に閉じた収容部を形成している
ので、その内部に他の回転体が配置されるとしても該他
の回転体を電磁ピックアップが検出することがないの
で、回転数の誤検出を防止することができる。
一方の有底円筒体の開口端側の外周に、その内径を拡大
するようにして複数の凸部を一定のピッチで形成すると
ともに、各凸部の内側に、他方の有底円筒体の爪部をそ
れぞれ係合させるので、これら一対の有底円筒体を少な
くとも回転方向で一体的に組み付けることができる。ま
た、一方の有底円筒体に形成した前記凸部を、被検出部
として電磁ピックアップで検出するため、被検出部とし
て角孔等を別途設けなくても、有底円筒体の回転を正確
に検出することができる。すなわち、この発明では、一
方の有底円筒体に形成した凸部が一対の有底円筒体を連
結するための係合部として機能すると同時に、電磁ピッ
クアップによる被検出部として機能する。また、一対の
有底円筒体によって完全に閉じた収容部を形成している
ので、その内部に他の回転体が配置されるとしても該他
の回転体を電磁ピックアップが検出することがないの
で、回転数の誤検出を防止することができる。
【0011】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面を参照して
説明すると、図1はこの発明の一実施例を示す自動変速
機の部分断面図であり、また図2はその第2クラッチド
ラムの分解斜視図であって、ここに示す自動変速機は前
述した図3に示す歯車列を備えている。すなわち入力軸
30は、トルクコンバータ31のタービンランナー32
に連結されて、常時、回転駆動されており、その入力軸
30の先端部には、第1クラッチC1 のクラッチドラム
33と第2クラッチC2 のクラッチハブ34とが一体的
に取り付けられている。そのクラッチドラム33の内周
部に多数の摩擦板35がスプライン嵌合するとともに、
このクラッチドラム33の外側には、第2クラッチC2
のクラッチドラム(以下、仮に第2クラッチドラムと記
す)37が同心円上に配置されている。この第2クラッ
チドラム37は、図2に示すように互いの端部を突き合
わせて連結された一対の有底円筒状の分割部37a,3
7bによって構成されている。
説明すると、図1はこの発明の一実施例を示す自動変速
機の部分断面図であり、また図2はその第2クラッチド
ラムの分解斜視図であって、ここに示す自動変速機は前
述した図3に示す歯車列を備えている。すなわち入力軸
30は、トルクコンバータ31のタービンランナー32
に連結されて、常時、回転駆動されており、その入力軸
30の先端部には、第1クラッチC1 のクラッチドラム
33と第2クラッチC2 のクラッチハブ34とが一体的
に取り付けられている。そのクラッチドラム33の内周
部に多数の摩擦板35がスプライン嵌合するとともに、
このクラッチドラム33の外側には、第2クラッチC2
のクラッチドラム(以下、仮に第2クラッチドラムと記
す)37が同心円上に配置されている。この第2クラッ
チドラム37は、図2に示すように互いの端部を突き合
わせて連結された一対の有底円筒状の分割部37a,3
7bによって構成されている。
【0012】これらの分割部37a,37bのうち、一
方の分割部37aは、ポンプカバー39の内周部に突設
したボス部40に回転自在に嵌合してポンプカバー39
によって保持されており、有底円筒状の開口端側を、そ
の内径を部分的に拡大するように外周側へ所定量突出さ
せて、凸部36を周方向に一定ピッチでパルスギヤ状に
形成されている。また他方の分割部37bの開口端に
は、軸線方向に突出させて係合爪38が、前記各凸部3
6の内側にそれぞれ係合するよう、凸部36と同一のピ
ッチで所定の幅と長さに形成されている。前記凸部36
は、その内側に形成された凹部が係合爪38用の係合部
となり、係合爪38と円周方向に隙間なく密着係合する
とともに、回転することによって磁界を変化させて、電
磁ピックアップに検出させる被検出体を兼ねている。
方の分割部37aは、ポンプカバー39の内周部に突設
したボス部40に回転自在に嵌合してポンプカバー39
によって保持されており、有底円筒状の開口端側を、そ
の内径を部分的に拡大するように外周側へ所定量突出さ
せて、凸部36を周方向に一定ピッチでパルスギヤ状に
形成されている。また他方の分割部37bの開口端に
は、軸線方向に突出させて係合爪38が、前記各凸部3
6の内側にそれぞれ係合するよう、凸部36と同一のピ
ッチで所定の幅と長さに形成されている。前記凸部36
は、その内側に形成された凹部が係合爪38用の係合部
となり、係合爪38と円周方向に隙間なく密着係合する
とともに、回転することによって磁界を変化させて、電
磁ピックアップに検出させる被検出体を兼ねている。
【0013】そして、前記両分割部37a,37bは、
内側に摩擦係合装置等の所定の回転要素を収容した後、
一方の分割部37aの凸部36の内側に、他方の分割部
37bの係合爪38をそれぞれ係合させて一体に組付け
られる。なお、一方の分割部37aのうち第2クラッチ
C2 のクラッチハブ34に半径方向で対向する位置には
複数の摩擦板44がスプライン嵌合し、またクラッチハ
ブ34にも同様に摩擦板44がスプライン嵌合してい
る。さらにその分割部37aの外周側には第1ブレーキ
B1 のブレーキバンド45が配置されている。
内側に摩擦係合装置等の所定の回転要素を収容した後、
一方の分割部37aの凸部36の内側に、他方の分割部
37bの係合爪38をそれぞれ係合させて一体に組付け
られる。なお、一方の分割部37aのうち第2クラッチ
C2 のクラッチハブ34に半径方向で対向する位置には
複数の摩擦板44がスプライン嵌合し、またクラッチハ
ブ34にも同様に摩擦板44がスプライン嵌合してい
る。さらにその分割部37aの外周側には第1ブレーキ
B1 のブレーキバンド45が配置されている。
【0014】上述した第2クラッチドラム37の外周側
における凸部36に対応する箇所に、磁界の変化によっ
て信号を出力する電磁ピックアップ46がケーシング4
7に固定されて配設されている。
における凸部36に対応する箇所に、磁界の変化によっ
て信号を出力する電磁ピックアップ46がケーシング4
7に固定されて配設されている。
【0015】上記の自動変速機では、トルクコンバータ
31が動作していれば、第2クラッチドラム37の回転
が止っても、入力軸30と共に第1クラッチC1 のクラ
ッチドラム33が回転し続けるが、第2クラッチドラム
37によって外周側を覆われているため、前記ドラム3
3を被検出部として誤検出することがない。したがって
第2クラッチドラム37が回転してその凸部36が電磁
ピックアップ46の先端側を通過することにより磁界が
変化し、電磁ピックアップ46が第2クラッチドラム3
7の回転数を検出する。
31が動作していれば、第2クラッチドラム37の回転
が止っても、入力軸30と共に第1クラッチC1 のクラ
ッチドラム33が回転し続けるが、第2クラッチドラム
37によって外周側を覆われているため、前記ドラム3
3を被検出部として誤検出することがない。したがって
第2クラッチドラム37が回転してその凸部36が電磁
ピックアップ46の先端側を通過することにより磁界が
変化し、電磁ピックアップ46が第2クラッチドラム3
7の回転数を検出する。
【0016】なお、上記の実施例では、図3に示す歯車
列を備えた自動変速機を例に採って説明したが、この発
明は上記の実施例に限定されないのであって、他の歯車
列を備えた自動変速機にも適用することができる。
列を備えた自動変速機を例に採って説明したが、この発
明は上記の実施例に限定されないのであって、他の歯車
列を備えた自動変速機にも適用することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
最外周の回転体の外周に一定のピッチで形成された凸部
が、一対の有底円筒体の係合部と、電磁ピックアップの
被検出部とを兼ねているため、角孔やパルスギヤ等の被
検出体を別途設ける必要がなく、また誤検出も防止され
て正確な回転を検出できるので、円滑な自動変速が可能
となる。
最外周の回転体の外周に一定のピッチで形成された凸部
が、一対の有底円筒体の係合部と、電磁ピックアップの
被検出部とを兼ねているため、角孔やパルスギヤ等の被
検出体を別途設ける必要がなく、また誤検出も防止され
て正確な回転を検出できるので、円滑な自動変速が可能
となる。
【図1】この発明の一実施例を示す部分断面図である。
【図2】そのクラッチドラムの分解斜視図である。
【図3】自動変速機の歯車列の一例を示すスケルトン図
である。
である。
【図4】従来のクラッチドラムの断面図である。
30 入力軸 33 第1クラッチドラム 36 凸部 37 第2クラッチドラム 37a 分割部 37b 分割部 38 爪部 46 電磁ピックアップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 各務 道孝 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−288018(JP,A) 特開 平4−175545(JP,A) 特開 平4−272563(JP,A) 特開 平5−280622(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 63/48
Claims (1)
- 【請求項1】 一対の有底円筒体が、それぞれの開口側
端部を互いに突き合わせて同一軸線上に配置されるとと
もに、 一 方の有底円筒体の開口端側に、部分的に内径を拡大し
て外周側に所定量突出させた凸部が周方向に一定ピッチ
で複数形成され、 他方の有底円筒体の開口端部に軸線方向に突設した複数
の爪部を、前記凸部の内周側に軸線方向の先端側から挿
入させて前記凸部に対して円周方向に係合させることに
より前記一対の有底円筒体が一体に組み付けられ、 かつ磁 界の変化によって信号を出力する電磁ピックアッ
プが、前記凸部に対向して前記有底円筒体の外周側に配
設されていることを特徴とする自動変速機における回転
数検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12263292A JP3047617B2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 自動変速機における回転数検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12263292A JP3047617B2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 自動変速機における回転数検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05296319A JPH05296319A (ja) | 1993-11-09 |
JP3047617B2 true JP3047617B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=14840779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12263292A Expired - Fee Related JP3047617B2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 自動変速機における回転数検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3047617B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2175946A1 (en) * | 1995-06-06 | 1996-12-07 | Brian G. Babin | Apparatus for sensing the speed of a rotating element |
JP2008038939A (ja) * | 2006-08-02 | 2008-02-21 | Mazda Motor Corp | 自動変速機 |
-
1992
- 1992-04-16 JP JP12263292A patent/JP3047617B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05296319A (ja) | 1993-11-09 |
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