JP3025722B2 - 柔軟仕上剤 - Google Patents
柔軟仕上剤Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柔軟仕上剤に関し、詳
しくは各種の繊維に対して、優れた柔軟性及び弾力性
(ふっくら感)を付与でき、且つ、水への分散性の良好
な柔軟仕上剤に関するものである。
しくは各種の繊維に対して、優れた柔軟性及び弾力性
(ふっくら感)を付与でき、且つ、水への分散性の良好
な柔軟仕上剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
家庭用柔軟仕上剤として市販されている商品は殆どがジ
(硬化牛脂アルキル)ジメチルアンモニウムクロライド
に代表されるような1分子中に2個の長鎖アルキル基を
有する第4級アンモニウム塩を主成分とした組成物であ
る。この理由としては第4級アンモニウム塩は少量で各
種繊維に対して良好な柔軟効果を有するからである。し
かしながら、上記の第4級アンモニウム塩は、木綿類に
対しては著しい柔軟効果を有しているが、アクリル系、
ポリエステル系、ポリアミド系などの合成繊維に対して
は効果が十分とは言い難く、更に高濃度で処理すると衣
料の弾力性が低下し、風合いが損なわれてしまうことが
ある。更に、上記第4級アンモニウム塩は疎水性が強い
ためすすぎ水中に投入する際、攪拌力が弱い場合は水へ
の分散性が悪く、そのため衣料に対してムラ付きするお
それがある。また、特に低温で長期保存をする場合は、
増粘したり、ゲル状になったり、分離したりすることが
ある。市販の柔軟剤は上記の第4級アンモニウム塩の他
にポリオキシエチレン系の非イオン界面活性剤、電解質
及び溶剤等の添加剤を配合し、水への分散性及び長期保
存安定性を改良しているが、その効果は未だ不十分であ
る。
家庭用柔軟仕上剤として市販されている商品は殆どがジ
(硬化牛脂アルキル)ジメチルアンモニウムクロライド
に代表されるような1分子中に2個の長鎖アルキル基を
有する第4級アンモニウム塩を主成分とした組成物であ
る。この理由としては第4級アンモニウム塩は少量で各
種繊維に対して良好な柔軟効果を有するからである。し
かしながら、上記の第4級アンモニウム塩は、木綿類に
対しては著しい柔軟効果を有しているが、アクリル系、
ポリエステル系、ポリアミド系などの合成繊維に対して
は効果が十分とは言い難く、更に高濃度で処理すると衣
料の弾力性が低下し、風合いが損なわれてしまうことが
ある。更に、上記第4級アンモニウム塩は疎水性が強い
ためすすぎ水中に投入する際、攪拌力が弱い場合は水へ
の分散性が悪く、そのため衣料に対してムラ付きするお
それがある。また、特に低温で長期保存をする場合は、
増粘したり、ゲル状になったり、分離したりすることが
ある。市販の柔軟剤は上記の第4級アンモニウム塩の他
にポリオキシエチレン系の非イオン界面活性剤、電解質
及び溶剤等の添加剤を配合し、水への分散性及び長期保
存安定性を改良しているが、その効果は未だ不十分であ
る。
【0003】また、従来より各種アミンを柔軟基剤とす
る液体柔軟仕上剤が知られている。例えば、特開昭52−
59796 号公報にはメチルジ(硬化牛脂アルキル)アミン
のような長鎖アルキルアミンを含有する繊維に柔軟性を
付与する組成物が、特開昭58−60070 号公報にはアシル
化アルカノールアミン、水溶性第4級アンモニウム塩及
び脂肪酸エステルを含有する繊維に平滑性、快適な手触
りを与える繊維材料仕上剤が、特開昭61−167083号公報
には第4級アンモニウム化合物、高級脂肪酸とヒドロキ
シ低級アルキルポリアミンとの縮合反応物及びアルキル
アミンポリグリコールエーテルを含有する分散性の良い
柔軟剤が、特開昭61−275474号公報にはジ(高級アルキ
ル)環式アミン及びブレンステッド酸を含有する織物処
理用の安定な水性分散液が、特開昭64−85368 号公報に
はジ長鎖アルキルアミン−陰イオン性界面活性剤イオン
対複合体、非シリコーンロウ及び液体担体を含む柔軟化
組成物が、特開平2−6662号公報にはヒドロキシ低級ア
ルキルアルキレンジアミンと高級脂肪酸の縮合物等のア
ミン及び両性布地コンディショニング剤を含有する布地
コンディショニング組成物が、特開平2−14076 号公報
にはジ長鎖アルキルアミン−多官能カルボン酸錯体を含
有する柔軟性、帯電防止性を付与する布類コンディショ
ニング組成物が記載されている。更に、特開昭52−5394
号公報にはモノ又はジ長鎖アルキルアルキレンジアミン
静電気抑制剤及び第4級アンモニウム系柔軟剤を含有す
る布類状態調節組成物が記載されている。しかしなが
ら、これらアミンを含有する柔軟剤は分散性、保存安定
性は第4級アンモニウム塩を含有する柔軟剤に比べ比較
的良いが、柔軟性能は未だ十分でない。
る液体柔軟仕上剤が知られている。例えば、特開昭52−
59796 号公報にはメチルジ(硬化牛脂アルキル)アミン
のような長鎖アルキルアミンを含有する繊維に柔軟性を
付与する組成物が、特開昭58−60070 号公報にはアシル
化アルカノールアミン、水溶性第4級アンモニウム塩及
び脂肪酸エステルを含有する繊維に平滑性、快適な手触
りを与える繊維材料仕上剤が、特開昭61−167083号公報
には第4級アンモニウム化合物、高級脂肪酸とヒドロキ
シ低級アルキルポリアミンとの縮合反応物及びアルキル
アミンポリグリコールエーテルを含有する分散性の良い
柔軟剤が、特開昭61−275474号公報にはジ(高級アルキ
ル)環式アミン及びブレンステッド酸を含有する織物処
理用の安定な水性分散液が、特開昭64−85368 号公報に
はジ長鎖アルキルアミン−陰イオン性界面活性剤イオン
対複合体、非シリコーンロウ及び液体担体を含む柔軟化
組成物が、特開平2−6662号公報にはヒドロキシ低級ア
ルキルアルキレンジアミンと高級脂肪酸の縮合物等のア
ミン及び両性布地コンディショニング剤を含有する布地
コンディショニング組成物が、特開平2−14076 号公報
にはジ長鎖アルキルアミン−多官能カルボン酸錯体を含
有する柔軟性、帯電防止性を付与する布類コンディショ
ニング組成物が記載されている。更に、特開昭52−5394
号公報にはモノ又はジ長鎖アルキルアルキレンジアミン
静電気抑制剤及び第4級アンモニウム系柔軟剤を含有す
る布類状態調節組成物が記載されている。しかしなが
ら、これらアミンを含有する柔軟剤は分散性、保存安定
性は第4級アンモニウム塩を含有する柔軟剤に比べ比較
的良いが、柔軟性能は未だ十分でない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、アミンを
含有する柔軟剤について鋭意研究した結果、特定のアミ
ン化合物又はその中和物もしくは4級化物と、油脂又は
脂肪酸エステルのアルキレンオキシド付加物、又は油脂
もしくは脂肪酸もしくはそのエステルと多価アルコール
の混合物のアルキレンオキシド付加物とを用いることに
より、柔軟性に優れ、しかも衣類に弾力性(ふっくら
感)を付与でき、且つ、水への分散性の良好な柔軟仕上
剤が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
含有する柔軟剤について鋭意研究した結果、特定のアミ
ン化合物又はその中和物もしくは4級化物と、油脂又は
脂肪酸エステルのアルキレンオキシド付加物、又は油脂
もしくは脂肪酸もしくはそのエステルと多価アルコール
の混合物のアルキレンオキシド付加物とを用いることに
より、柔軟性に優れ、しかも衣類に弾力性(ふっくら
感)を付与でき、且つ、水への分散性の良好な柔軟仕上
剤が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0005】すなわち、本発明は、次の (a)成分及び
(b) 成分を必須成分として含有する柔軟仕上剤を提供す
るものである。 (a) 成分;分子内に炭素数11〜22の炭化水素基1〜2個
と
(b) 成分を必須成分として含有する柔軟仕上剤を提供す
るものである。 (a) 成分;分子内に炭素数11〜22の炭化水素基1〜2個
と
【0006】
【化3】
【0007】を有するアミン化合物(A)又はその無機酸
もしくは炭素数6以下の有機酸による中和物もしくは4
級化物 (b)成分;油脂又は脂肪酸エステルのアルキレンオキシ
ド付加物、又は油脂もしくは脂肪酸もしくはそのエステ
ルと多価アルコールの混合物のアルキレンオキシド付加
物。
もしくは炭素数6以下の有機酸による中和物もしくは4
級化物 (b)成分;油脂又は脂肪酸エステルのアルキレンオキシ
ド付加物、又は油脂もしくは脂肪酸もしくはそのエステ
ルと多価アルコールの混合物のアルキレンオキシド付加
物。
【0008】本発明の(a) 成分のアミン化合物(A) の代
表例は以下の構造を有するものである。
表例は以下の構造を有するものである。
【0009】
【化4】
【0010】〔式中、 R1,R2:炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアル
キル基 R3,R4:炭素数11〜22の炭化水素基 m,n,p :1〜6 を意味する。〕。
キル基 R3,R4:炭素数11〜22の炭化水素基 m,n,p :1〜6 を意味する。〕。
【0011】本発明のアミン化合物(A) は次のようにし
て得ることができる。すなわち、該当する N−低級アル
キルアルカノールアミンやジエタノールアミン等のジア
ルカノールアミンのシアノエチル化、水添反応等により
得られる下式
て得ることができる。すなわち、該当する N−低級アル
キルアルカノールアミンやジエタノールアミン等のジア
ルカノールアミンのシアノエチル化、水添反応等により
得られる下式
【0012】
【化5】
【0013】で表される化合物を炭素数12〜22の脂肪酸
と反応させることにより得ることができる。又、これら
の反応の途中で副生する種々の化合物や不純物として
と反応させることにより得ることができる。又、これら
の反応の途中で副生する種々の化合物や不純物として
【0014】
【化6】
【0015】等が微量生成するが、これらが含有されて
いても、問題はない。
いても、問題はない。
【0016】アミン化合物(A) から中和物を得るための
酸としては塩酸、硝酸、リン酸、硫酸等の無機酸や、酢
酸、乳酸、グリコール酸、クエン酸、マレイン酸等の炭
素数6以下の有機酸が挙げられるが、塩酸が最も安価で
高性能である。また、中和工程はアミン化合物(A) を予
め中和したものを水に分散してもよいし、酸水溶液中に
アミン化合物(A) を液状又は固体状で投入してもよい。
勿論アミン化合物(A)と酸成分を同時に投入してもよ
い。また、アミン化合物(A) の4級化物はメチルクロリ
ドやジアルキル硫酸等を用いた公知の方法により得るこ
とができる。
酸としては塩酸、硝酸、リン酸、硫酸等の無機酸や、酢
酸、乳酸、グリコール酸、クエン酸、マレイン酸等の炭
素数6以下の有機酸が挙げられるが、塩酸が最も安価で
高性能である。また、中和工程はアミン化合物(A) を予
め中和したものを水に分散してもよいし、酸水溶液中に
アミン化合物(A) を液状又は固体状で投入してもよい。
勿論アミン化合物(A)と酸成分を同時に投入してもよ
い。また、アミン化合物(A) の4級化物はメチルクロリ
ドやジアルキル硫酸等を用いた公知の方法により得るこ
とができる。
【0017】本発明の(b)成分は油脂又は脂肪酸エステ
ルにアルキレンオキシドを付加して得られる。油脂とし
ては、牛脂、豚脂、パーム油、パーム核油、ヤシ油、ヒ
マシ油、又はこれらの水素化物から選ばれる1種又は2
種以上が挙げられる。また、脂肪酸としては、炭素数10
〜20の飽和もしくは不飽和の直鎖もしくは分岐鎖のもの
が挙げられ、例えばステアリン酸、牛脂脂肪酸、ヤシ油
脂肪酸、オレイン酸等が挙げられ、エステルとしてはメ
チルエステル、エチルエステル等の低級エステルが好ま
しい。
ルにアルキレンオキシドを付加して得られる。油脂とし
ては、牛脂、豚脂、パーム油、パーム核油、ヤシ油、ヒ
マシ油、又はこれらの水素化物から選ばれる1種又は2
種以上が挙げられる。また、脂肪酸としては、炭素数10
〜20の飽和もしくは不飽和の直鎖もしくは分岐鎖のもの
が挙げられ、例えばステアリン酸、牛脂脂肪酸、ヤシ油
脂肪酸、オレイン酸等が挙げられ、エステルとしてはメ
チルエステル、エチルエステル等の低級エステルが好ま
しい。
【0018】また、これらの油脂又は脂肪酸もしくはそ
のエステルに多価アルコールを加えて、この混合物にア
ルキレンオキシドを付加してもよい。多価アルコールと
しては、グリセリン、ソルビトール、グルコース、ペン
タエリスリトール、フルクトース、マルトース及びシュ
クロース等が挙げられる。油脂又は脂肪酸もしくはその
エステルと、多価アルコールとの混合比は99/1〜40/
60(モル比)、より好ましくは99/1〜50/50である。
のエステルに多価アルコールを加えて、この混合物にア
ルキレンオキシドを付加してもよい。多価アルコールと
しては、グリセリン、ソルビトール、グルコース、ペン
タエリスリトール、フルクトース、マルトース及びシュ
クロース等が挙げられる。油脂又は脂肪酸もしくはその
エステルと、多価アルコールとの混合比は99/1〜40/
60(モル比)、より好ましくは99/1〜50/50である。
【0019】上記の油脂又は脂肪酸エステル、或いはこ
れらと多価アルコールとの混合物に付加するアルキレン
オキシドとしては、炭素数2〜4のものが好ましく、具
体的にはエチレンオキシド(以下EOと略記する)やプロ
ピレンオキシド(以下POと略記する)等が挙げられる。
アルキレンオキシドは油脂又は脂肪酸もしくはそのエス
テル、或いはこれらと多価アルコールとの混合物に対
し、3〜20倍モル、より好ましくは5〜20倍モル付加す
る。
れらと多価アルコールとの混合物に付加するアルキレン
オキシドとしては、炭素数2〜4のものが好ましく、具
体的にはエチレンオキシド(以下EOと略記する)やプロ
ピレンオキシド(以下POと略記する)等が挙げられる。
アルキレンオキシドは油脂又は脂肪酸もしくはそのエス
テル、或いはこれらと多価アルコールとの混合物に対
し、3〜20倍モル、より好ましくは5〜20倍モル付加す
る。
【0020】本発明において、(a) 成分と(b) 成分の重
量比は (a)/(b) =98/2〜50/50、より好ましくは95
/5〜80/20である。また、本発明に係わる化合物を必
須とする柔軟仕上剤を液体状に製品化する際、製品の粘
性及びハンドリング性を考慮すると本発明に係わる化合
物の総量は5〜45重量%、好ましくは6〜30重量%、特
に好ましくは10〜30重量%である。また、本発明の柔軟
仕上剤はpHを1〜5、好ましくは 1.5〜3.0 に調整する
ことにより、過酷な条件での保存にも安定な液体柔軟仕
上剤となる。
量比は (a)/(b) =98/2〜50/50、より好ましくは95
/5〜80/20である。また、本発明に係わる化合物を必
須とする柔軟仕上剤を液体状に製品化する際、製品の粘
性及びハンドリング性を考慮すると本発明に係わる化合
物の総量は5〜45重量%、好ましくは6〜30重量%、特
に好ましくは10〜30重量%である。また、本発明の柔軟
仕上剤はpHを1〜5、好ましくは 1.5〜3.0 に調整する
ことにより、過酷な条件での保存にも安定な液体柔軟仕
上剤となる。
【0021】また液体状の柔軟仕上剤とする際には、ア
ルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩を0.01〜1重量%
配合することにより、液体状の柔軟仕上剤のハンドリン
グ性が向上する。これらの金属塩としては、塩化ナトリ
ウム、硫酸ナトリウム、塩化カルシウム、塩化カリウ
ム、硫酸カリウム、塩化マグネシウム等が挙げられる。
ルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩を0.01〜1重量%
配合することにより、液体状の柔軟仕上剤のハンドリン
グ性が向上する。これらの金属塩としては、塩化ナトリ
ウム、硫酸ナトリウム、塩化カルシウム、塩化カリウ
ム、硫酸カリウム、塩化マグネシウム等が挙げられる。
【0022】また、本発明の柔軟仕上剤を固体状に製品
化するためには(a) 成分と(b) 成分を必須成分とする組
成物を粒状や錠剤状にしたり、不織布や吸油性の粉体に
担持させたりすればよい。
化するためには(a) 成分と(b) 成分を必須成分とする組
成物を粒状や錠剤状にしたり、不織布や吸油性の粉体に
担持させたりすればよい。
【0023】本発明の柔軟仕上剤には柔軟成分として公
知のカチオン性柔軟成分やシリコーン化合物や脂肪酸グ
リセライドのようなエステル類や高級アルコール等を配
合してもよい。また、製品の外観や匂いを良くするため
に色素、香料、抗菌剤、蛍光増白剤等を使用することが
できる。
知のカチオン性柔軟成分やシリコーン化合物や脂肪酸グ
リセライドのようなエステル類や高級アルコール等を配
合してもよい。また、製品の外観や匂いを良くするため
に色素、香料、抗菌剤、蛍光増白剤等を使用することが
できる。
【0024】
【発明の効果】本発明の柔軟仕上剤は各種繊維に対し
て、十分な柔軟性、帯電防止性を与え、優れた弾力性を
付与し、且つ水への分散性が良好である。さらに、本発
明の柔軟成分は生分解性が良いため、環境への汚染の可
能性が少ない。
て、十分な柔軟性、帯電防止性を与え、優れた弾力性を
付与し、且つ水への分散性が良好である。さらに、本発
明の柔軟成分は生分解性が良いため、環境への汚染の可
能性が少ない。
【0025】
【実施例】次に本発明を実施例をもって詳述するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0026】実施例及び比較例で用いた化合物を以下の
表1〜2に示す。
表1〜2に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】実施例1〜16及び比較例1〜3 上記の表1〜2に示した(a)成分及び(b)成分を用いて、
表3に示す配合の柔軟仕上剤を調製した。これらの柔軟
仕上剤を用いて以下の方法により柔軟性及び弾力性の評
価を行った。また、以下の方法により水への分散性を評
価した。
表3に示す配合の柔軟仕上剤を調製した。これらの柔軟
仕上剤を用いて以下の方法により柔軟性及び弾力性の評
価を行った。また、以下の方法により水への分散性を評
価した。
【0030】<柔軟性及び弾力性の評価> (1) 処理方法 市販の木綿タオル2kg、アクリルジャージー1kgを 3.5
°DH硬水にて市販洗剤アタック(花王株式会社製、登録
商標)にて5回繰り返し洗濯(30リットル洗濯機)を
し、各繊維についていた繊維処理剤を除去した後、表3
の配合組成物を1.5g投入し、25℃、1分間攪拌下で処
理した。 (2) 評価方法 上記方法で処理した布を室内で風乾後、25℃、65%RHの
恒温恒湿室にて24時間放置した。これらの布について柔
軟性及び弾力性の評価を行った。その結果を表3に示
す。 〔柔軟性及び弾力性の評価方法〕柔軟性及び弾力性の評
価は、ジ水素添加牛脂アルキルジメチルアンモニウムク
ロライド15重量%からなる柔軟剤10ccで処理した布を対
照にして一対比較を行った。評価は次のように表す。 +2;対照より柔らかい又は弾力性が高い。 +1;対照よりやや柔らかい又は弾力性がやや高い。 0;対照と同じ。 −1;対照の方がやや柔らかい又は対照より弾力性がや
や低い。 −2;対照の方が柔らかい又は対照より弾力性が低い。
°DH硬水にて市販洗剤アタック(花王株式会社製、登録
商標)にて5回繰り返し洗濯(30リットル洗濯機)を
し、各繊維についていた繊維処理剤を除去した後、表3
の配合組成物を1.5g投入し、25℃、1分間攪拌下で処
理した。 (2) 評価方法 上記方法で処理した布を室内で風乾後、25℃、65%RHの
恒温恒湿室にて24時間放置した。これらの布について柔
軟性及び弾力性の評価を行った。その結果を表3に示
す。 〔柔軟性及び弾力性の評価方法〕柔軟性及び弾力性の評
価は、ジ水素添加牛脂アルキルジメチルアンモニウムク
ロライド15重量%からなる柔軟剤10ccで処理した布を対
照にして一対比較を行った。評価は次のように表す。 +2;対照より柔らかい又は弾力性が高い。 +1;対照よりやや柔らかい又は弾力性がやや高い。 0;対照と同じ。 −1;対照の方がやや柔らかい又は対照より弾力性がや
や低い。 −2;対照の方が柔らかい又は対照より弾力性が低い。
【0031】<水への分散性の評価法>自動洗濯機「銀
河30」(東芝 (株) 製)にて2〜5℃に設定した水20リ
ットル、木綿タオル1kgを入れ、弱回転で1分間攪拌し
た後、停止し、表3の柔軟仕上剤を3g投入する。柔軟
仕上剤を投入してから30秒後及び2分後の柔軟仕上剤の
水への分散性を観察する。 ○;30秒後に完全に均一分散 △;2分後にほぼ分散 ×;2分後も分散しない
河30」(東芝 (株) 製)にて2〜5℃に設定した水20リ
ットル、木綿タオル1kgを入れ、弱回転で1分間攪拌し
た後、停止し、表3の柔軟仕上剤を3g投入する。柔軟
仕上剤を投入してから30秒後及び2分後の柔軟仕上剤の
水への分散性を観察する。 ○;30秒後に完全に均一分散 △;2分後にほぼ分散 ×;2分後も分散しない
【0032】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI D06M 13/18
Claims (4)
- 【請求項1】 次の(a)成分及び(b)成分を必須成分とし
て含有する柔軟仕上剤。 (a)成分;分子内に炭素数11〜22の炭化水素基1〜2個
と 【化1】 を有するアミン化合物(A)又はその無機酸もしくは炭素
数6以下の有機酸による中和物もしくは4級化物 (b)成分;油脂又は脂肪酸エステルのアルキレンオキシ
ド付加物、又は油脂もしくは脂肪酸もしくはそのエステ
ルと多価アルコールの混合物のアルキレンオキシド付加
物 - 【請求項2】 アミン化合物(A) が下記の一般式で表さ
れるアミン化合物の1種又は2種以上であることを特徴
とする請求項1記載の柔軟仕上剤。 【化2】 〔式中、 R1,R2:炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアル
キル基 R3,R4:炭素数11〜22の炭化水素基 m,n,p :1〜6 を意味する。〕 - 【請求項3】 多価アルコールが、グリセリン、ソルビ
トール、グルコース、ペンタエリスリトール、フルクト
ース、マルトース及びシュクロースから選ばれることを
特徴とする請求項1又は2記載の柔軟仕上剤。 - 【請求項4】 (a) 成分と(b) 成分の重量比が (a)/
(b) =98/2〜50/50であることを特徴とする請求項1
〜3の何れか1項記載の柔軟仕上剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4208964A JP3025722B2 (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 柔軟仕上剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4208964A JP3025722B2 (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 柔軟仕上剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0657632A JPH0657632A (ja) | 1994-03-01 |
JP3025722B2 true JP3025722B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=16565076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4208964A Expired - Fee Related JP3025722B2 (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 柔軟仕上剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3025722B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69533466T2 (de) | 1994-10-14 | 2005-09-22 | Kao Corp. | Flüssige Weichspülerzusammensetzung |
JP5154634B2 (ja) * | 2010-12-01 | 2013-02-27 | 花王株式会社 | 第4級アンモニウム塩組成物及び柔軟剤組成物 |
-
1992
- 1992-08-05 JP JP4208964A patent/JP3025722B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0657632A (ja) | 1994-03-01 |
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