JP3024680U - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
ゴルフクラブヘッドInfo
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- JP3024680U JP3024680U JP1995012089U JP1208995U JP3024680U JP 3024680 U JP3024680 U JP 3024680U JP 1995012089 U JP1995012089 U JP 1995012089U JP 1208995 U JP1208995 U JP 1208995U JP 3024680 U JP3024680 U JP 3024680U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本考案は、特に重りを各ゴルフプレイヤーに
適した位置に調整できるゴルフクラブヘッドを提供す
る。 【解決手段】 本考案では、鉄製のクラブヘッド主体1
0の打撃部に前槽11を設けて打撃面板20を取り付
け、相対する打撃部の裏側にも後槽を設けて重り30を
取り付けられるようにする。その前槽11と後槽の中心
部は貫通している。また、前槽11の底からクラブヘッ
ド主体10の周縁に前はめ込み溝を設け、打撃面板20
をはめ込む。同様に後槽の側壁からクラブヘッド主体1
0に向けて周縁に後はめ込み溝を設け、重り30をはめ
込み重り30を固定する。このような設計により、打撃
面板20、重り30、および重りリング40の比重を調
整することで、同じ金型から製造されたクラブヘッドの
重心位置を多種に配置でき、種々のゴルフプレイヤーの
選択に応じられる。また、重さリング40はその厚さの
配分を変えることで重さの位置を調節できる。
適した位置に調整できるゴルフクラブヘッドを提供す
る。 【解決手段】 本考案では、鉄製のクラブヘッド主体1
0の打撃部に前槽11を設けて打撃面板20を取り付
け、相対する打撃部の裏側にも後槽を設けて重り30を
取り付けられるようにする。その前槽11と後槽の中心
部は貫通している。また、前槽11の底からクラブヘッ
ド主体10の周縁に前はめ込み溝を設け、打撃面板20
をはめ込む。同様に後槽の側壁からクラブヘッド主体1
0に向けて周縁に後はめ込み溝を設け、重り30をはめ
込み重り30を固定する。このような設計により、打撃
面板20、重り30、および重りリング40の比重を調
整することで、同じ金型から製造されたクラブヘッドの
重心位置を多種に配置でき、種々のゴルフプレイヤーの
選択に応じられる。また、重さリング40はその厚さの
配分を変えることで重さの位置を調節できる。
Description
【0001】
本考案はクラブヘッド主体、打撃面板、重り、重りリングで構成された中空の クラブヘッドに関し、特に重りを各ゴルフプレイヤーに適した位置に調整できる 鉄製ゴルフクラブの中空ヘッドの構造に関する。
【0002】
ゴルフクラブはクラブヘッドが木製クラブと鉄製クラブとの二種類に分けられ る。木製クラブにおける重心の位置を変えるための重りに関して台湾の公告公報 に多く開示されている。例えば、公告番号:189451、189995、245974、256102等 の実用新案がある。木製クラブヘッドの体積は比較的大きく、かつその内部は使 用できる空間も大きいので、容易にヘッド内部に重りを配置することができる。 木製クラブの重り配置の設計は、台湾公告番号:216920、229455、255205等の実 用新案のように、クラブ内部に仕組みを施して重心の自動調節を行なうことがで きる。
【0003】 しかし、鉄製クラブヘッドは体積と重量に制限があり、その利用できる空間に も限りがあるので、如何にして最良の重心配置が得られる設計をするかがゴルフ クラブヘッドを製造する業者の困難な課題である。公知の製造方法では台湾公告 番号:181486、250695、2252355 の実用新案がある。
【0004】
ゴルフクラブヘッドの重心配置はLD値と慣性トルクに起因する。LD値とは 重心距離L値(クラブヘッド重心点からクラブ軸心までの距離)に重心深度D値 (クラブヘッド重心より打撃面までの距離)を掛けて得た数値で、ボールが飛び 出す方向と屈折角度の正確度に関係する。そして慣性トルク(クラブを振った時 、その軸心からクラブヘッド重心までの距離)はボールが飛ぶ距離に関係する。
【0005】 従って、ゴルフクラブヘッドを製造する業者は、前記のLD値と慣性トルクに ついて深く研究し、より優れた製品を製造しようとしている。ただし、個人のク ラブの持ち方とクラブを振る動作の差異により、クラブヘッドがボールに当たる 点に差が生じるので、それぞれ使用するクラブヘッドの重心位置に要求が異なる ことになる。クラブヘッド製造業者が各ユーザの要求に応じてそれぞれ異なる重 心位置のクラブヘッドを製造するには、無数の金型を使用するか手作りするしか なく、非常に高価な製品となってしまい非現実的である。止むを得ず、何種類か 重心位置が異なるクラブヘッドを設計してゴルフプレイヤーである需要者の選択 に任せても、選んだクラブに合わせてゴルフプレイヤーはクラブの持ち方の習慣 とクラブを振る動作を変える必要がある。あるいはクラブヘッドに加重すること によりクラブの持ち方とクラブを振る動作から生じる誤差を修正する。しかし、 これでは問題の根本的解決にはならない。
【0006】 また、一般的にクラブヘッドに加重するには、重りを貼り付ける方法かヘッド にネジで止める方法を用いる。これらの方法では、打撃した時に生じる振動や貼 り付けの不良によって、重りが脱落するか、あるいはゆるむので品質信頼性に欠 ける。 その他、打撃した時の振動を減少するため、鉄製クラブヘッドも木製クラブヘ ッドと同様中空ヘッドに移行しつつある。台湾公告番号:221741の図6、図7、 図8、図9に示すように、如何にして鉄製クラブヘッドに於ける重量の制限と限 られた空間でクラブヘッドの強度に影響を及ぼさずに比較的大きい中空部が得ら れるかがクラブヘッド製造業者の新しい研究課題である。
【0007】 本考案の主な目的はゴルフクラブヘッドを提供し、鉄製のクラブヘッドの重心 配置上の問題を有効に解決することにある。
【0008】
前記課題を解決するための本考案は、請求項1記載の手段を採用する。この手 段によると、クラブヘッド主体の打撃部に前槽を設けて打撃面板を取り付け、相 対する打撃部の裏側にも後槽を設けて重りを取り付けられるようにする。その前 槽と後槽の中心部は貫通している。また前槽の底からクラブヘッド主体の周縁に 前はめ込み溝を設け、打撃面板をはめ込む。同様に、後槽の側壁からクラブヘッ ド主体に向けて周縁に後はめ込み溝を設けて重りをはめ込み重りを固定する。こ のような設計により、打撃面板、重り、および重りリングの比重を調整すること で、同じ金型から製造されたクラブヘッドの重心位置を多種に配置でき、種々の ゴルフプレイヤーの選択に応じられる。また、重さリングはその厚さの配分を変 えることで重さの位置を調節できる。
【0009】
図1と図2および図5に示すように、本考案は、クラブヘッド主体10と、ク ラブヘッド主体10の比重と異なる材質を使って製造した打撃面板20と、重り 30と、重りリング40等により構成される。クラブヘッド主体10の打撃部に 前槽11(図1、図3参照)を設けて打撃面板20を取り付け、またクラブヘッ ド主体10にて打撃部と相対する裏側に後槽12(図2、図3参照)を設け、重 り30を取り付けられるようにする。その前槽11と後槽12の中心部は貫通し ている。また前槽11の底部からクラブヘッド主体10に向けての周縁に前はめ 込み溝111を設け、打撃面板20をはめ込む。さらに、後槽12の側壁からヘ ッド主体に向けて周縁に後はめ込み溝121を設け、重りリング40をはめ込み 、重り30を固定する。
【0010】 打撃面板20は、クラブヘッドの重心を後にしたい場合、アルミニウム、チタ ンおよびその合金のような比重の比較的軽い材質を選び、クラブヘッドの重心を 前に移す場合は鉛、銅およびその合金のような比重の比較的重い材質を選ぶ。打 撃面板20の外郭とクラブヘッド主体10の前槽11の外郭は同じであり、打撃 面板20の外縁の底部より外に向けて脚部21を設ける(図1、図4参照)。さ らにその脚部21の厚さと外郭は前槽11の前はめ込み溝111の厚さと外郭と 同じであり、それらの部品を緊密にはめ込むことができる(図6参照)。クラブ ヘッド主体10と打撃面板20は常温でははめ込めないので、必ずクラブヘッド 主体10を加熱して前槽11を大きくした後に打撃面板20を入れ、クラブヘッ ド主体10が徐々に冷却されると打撃面板20の脚部21は前はめ込み溝111 の中にはめ込まれ、打撃面板20とクラブヘッド主体10は密着に結合する。
【0011】 また重り30は、クラブヘッドの重心を前にしたい場合、比重の比較的軽い材 質を選び、重心を後に移す場合は比重の比較的重い材質を選ぶ。重り30の外郭 とクラブヘッド10の後槽12の外郭は同じであり、重り30はクラブヘッド主 体10の後槽12内に取り付けられ、重り30の上部面と後はめ込み溝121の 底部面が丁度揃い、クラブヘッド主体10の空穴13は閉鎖されて中空状態に形 成される(図6参照)。
【0012】 一方、重りリング40はクラブヘッドの重心を後にする場合比重の比較的重い 材質を選び、重心を前に移す場合は比重の比較的軽い材質を選ぶ。重りリング4 0の外郭とクラブヘッド主体10の後槽12の外郭は同じリング状である。また 重りリング40の底縁より外へ平らに脚部41が延びており(図2、図7のA参 照)、その脚部41の厚さと外郭は前槽12の側壁の後はめ込み溝121の厚さ と外郭と同じであり、これによりそれらの部品を緊密にはめ込むと、重り30が 固定される(図6参照)。クラブヘッド主体10と重りリング40は常温ではは め込めないので必ずクラブヘッド主体10を加熱して後槽12を大きくした後に 重り30を入れ、次に重りリング40を入れる。クラブヘッド主体10が冷却さ れると、重りリング40の脚部41は後はめ込み溝121の中にはめ込まれ、重 りリング40とクラブヘッド主体10が緊密に結合し、重り30が固定される。 また図2、図7、および図8に示す通り、本考案の重りリングは正常の断面では その厚さは一致している(図7のA、図8のA参照)が使用者の必要に応じてそ の厚さを変化させることが可能である。例えば、クラブヘッドの重心をやや高く したい場合は重りリング40の上段を厚くする(図7のB参照)、またクラブヘ ッドの重心をやや低くしたい場合は重りリング40の下段を厚くする(図7のC 参照)、さらに重りリングの両側の一方をより厚くすることによってクラブヘッ ドの重心を内側又は外側に移動することができる(図8のB、C参照)。
【0013】 本考案のクラブヘッドは中空部の容積が大きく、打撃面板の弾性と強度が共に 優れているので、クラブヘッドにボールが当たる瞬間に生じる振動を従来のゴル フクラブよりも抑制することができる。かつその重心配置は比重が異なる打撃面 板、重りおよび重りリングの調整によって決定され、部品の材質の選択の幅を広 げる。従って、クラブヘッド主体及びその他の部分の主な構造を変える必要がな く製造上においてクラブヘッドの重心を配置する選択性は従来のものより大きい 。またゴルフプレイヤーは、本考案のクラブヘッドを使用すれば従来より自分の 打撃習慣に適することができる。
【図1】本考案の実施例を前面側からみた分解斜視図で
ある。
ある。
【図2】本考案の実施例を後面側からみた分解斜視図で
ある。
ある。
【図3】図1の3−3線に沿った断面図である。
【図4】図1の4−4線に沿った断面図である。
【図5】本考案の実施例の組立図である。
【図6】図5の6−6線に沿った断面図である。
【図7】図2の7−7線に沿った断面の変形例を示す。
【図8】図2の8−8線に沿った断面の変形例を示す。
10 クラブヘッド主体 11 前槽 12 後槽 13 空穴 20 打撃面板 21 打撃面板の脚部 30 重り 40 重りリング 41 重りリングの脚部 111 前はめ込み溝 121 後はめ込み溝
Claims (1)
- 【請求項1】 クラブヘッド主体、クラブヘッド主体の
比重と異なる材質で製造した打撃面板、重り、および重
りリングにより構成されるゴルフクラブヘッドにおい
て、 クラブヘッド主体の打撃部に前槽を設けて打撃面板を取
り付け、打撃部と相対する裏側には後槽を設けて重りを
取り付け、その前槽と後槽の中心部は空穴で貫通し、ま
た前槽の底部からクラブヘッド主体に向けての周縁に前
はめ込み溝を設けて打撃面板をはめ込むようにし、さら
に後槽の側壁からクラブヘッド主体に向けて周縁に後は
め込み溝を設けて重りリングをはめ込み、重りを固定す
るクラブヘッド主体と、 打撃面板の外郭とクラブヘッド主体の前槽の外郭が同じ
で、その打撃面板の外縁の底部より外に向けて脚部を設
け、その脚部の厚さと外郭は前槽の前はめ込み溝の厚さ
と外郭と同じであり、これによりそれらの部品を緊密に
はめ込むことができる打撃面板と、 重りの外郭とクラブヘッド主体の後槽の外郭が同じで、
その重りはクラブヘッド主体の後槽内に取り付けられ、
重りの上部面と後はめ込み溝の底部面が丁度揃うことに
より、クラブヘッド主体の空穴を閉鎖させて中空状態を
形成させる重りと、 重りリングの外郭とクラブヘッド主体の後槽の外郭は同
じリング状で、重りリングの底縁より外へ平らに脚部が
延ばされ、その脚部の厚さと外郭は前槽の側壁の後はめ
込み溝の厚さと外郭と同じであり、これにより緊密には
め込まれ、重りを固定させる重りリングと、から構成さ
れることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995012089U JP3024680U (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | ゴルフクラブヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995012089U JP3024680U (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | ゴルフクラブヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3024680U true JP3024680U (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=43159906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995012089U Expired - Lifetime JP3024680U (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | ゴルフクラブヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3024680U (ja) |
-
1995
- 1995-11-15 JP JP1995012089U patent/JP3024680U/ja not_active Expired - Lifetime
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