JP3021054U - 家具の転倒防止装置 - Google Patents
家具の転倒防止装置Info
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- JP3021054U JP3021054U JP1995003538U JP353895U JP3021054U JP 3021054 U JP3021054 U JP 3021054U JP 1995003538 U JP1995003538 U JP 1995003538U JP 353895 U JP353895 U JP 353895U JP 3021054 U JP3021054 U JP 3021054U
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- Japan
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- furniture
- outer frame
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 転倒防止状態に容易にセット可能であると共
に転倒防止強度に優れ、且つ、家具の一部としてデザイ
ン的に溶け込み、家具および部屋との調和を図り得る家
具の転倒防止装置を提供する。 【構成】 家具本体1の天板部2d上面に同天板部輪郭形
状と同形態の外枠7を固定具8で取付け、外枠の内側に
同外枠と相似形状の内枠9を上下動可能に配設し、内枠
下面の適宜箇所に硬質性保護板11を添設すると共に、硬
質性保護板の直下の前記天板部分に硬質性支持体13を備
え、支持体の雌ネジ孔にボルト部材16を螺合し、上端が
前記保護板下面に当接可能な前記ボルト部材の下端を前
記天板部の孔部から家具本体内の収納部に突出してあ
る。
に転倒防止強度に優れ、且つ、家具の一部としてデザイ
ン的に溶け込み、家具および部屋との調和を図り得る家
具の転倒防止装置を提供する。 【構成】 家具本体1の天板部2d上面に同天板部輪郭形
状と同形態の外枠7を固定具8で取付け、外枠の内側に
同外枠と相似形状の内枠9を上下動可能に配設し、内枠
下面の適宜箇所に硬質性保護板11を添設すると共に、硬
質性保護板の直下の前記天板部分に硬質性支持体13を備
え、支持体の雌ネジ孔にボルト部材16を螺合し、上端が
前記保護板下面に当接可能な前記ボルト部材の下端を前
記天板部の孔部から家具本体内の収納部に突出してあ
る。
Description
【0001】
本考案は家具の転倒防止装置に関する。
【0002】
例えば、実開昭58-152151 号公報と実開昭60-56349号公報に提案されている転 倒防止装置がある。 前者のものは、上向きコ型の左右下管部と下向きコ型の前後上管部を組み合わ せたもので、左右下管部の手前の上端開口部分間と、奥側の上端開口部分間に、 それぞれ前後の上管部下端部分を上下動且つ固定可能に接続してあり、家具の天 板部と部屋の天井との間に介在させて転倒防止するようにしてある。 ところで、家具には天板部が薄い板材で形成されていて、強度的に弱い構造の ものがあり、このような家具に前者の装置を用いた場合、特に地震等の揺れによ る外力に負けて天板部が損傷し、転倒を防止するという本来の機能を発揮できな い構造上の問題がある。また、上下の管部が露呈して直視されるため、見た目の 印象が貧弱であり、家具および部屋との調和は期待できない。
【0003】 一方、後者のものは、蝶番タイプで、家具の天板部と部屋の壁に亘りビス等で 止着して用いるものである。 そのため、壁がコンクリート製である場合には、取付けが大掛かりになって汎 用性に欠ける不満があり、また、蝶番タイプのものが露呈して直視されるため、 見た目の印象が貧弱であり、家具および部屋との調和は期待できない。
【0004】
解決しようとする課題は、転倒防止状態に容易にセット可能であると共に転倒 防止強度に優れ、且つ、家具の一部としてデザイン的に溶け込み、家具および部 屋との調和を図り得る家具の転倒防止装置を提供することにある。
【0005】
前記した課題を解決するため、家具本体の天板部上面に同天板部輪郭形状と同 形態の外枠を固定具で取付け、外枠の内側に同外枠と相似形状の内枠を上下動可 能に配設し、内枠下面の適宜箇所に硬質性保護板を添設すると共に、硬質性保護 板の直下の前記天板部分に硬質性支持体を備え、支持体の雌ネジ孔にボルト部材 を螺合し、上端が前記保護板下面に当接可能な前記ボルト部材の下端を前記天板 部の孔部から家具本体内の収納部に突出してあることを特徴とする。 本考案の転倒防止装置が備えられる家具本体は、新たに作るものであっても良 いし、既存のものであっても良く、制限されない。また、家具本体はワンボック スタイプまたは複数のボックスのいずれでも良い。
【0006】
収納部内からボルト部材を回して、内枠をその上面が部屋の天井に当接するま で押し上げ操作することにより、家具を転倒防止状態に容易にセットできる。 そして、部屋の天井には内枠における前後左右の上面部が等しく接して、この 内枠は家具の天板部に一体化した外枠内側に在って前後左右の水平方向の動きを 阻止されているため、天井との接触状態が保たれて転倒防止強度が高い。 さらに、外枠が家具の天板部輪郭形状と同形態で、この外枠内側の内枠が外枠 と相似形状であるため、外枠および内枠が家具本体さらに部屋とデザイン的に調 和する。 また、内枠下面に硬質性保護板を添設すると共に、硬質性支持体の雌ネジ孔に ボルト部材を螺合して、この保護板を介してボルト部材で内枠を押し上げるよう にしてあるため、構造的に強度が高い。
【0007】
図1および図2には本考案の転倒防止装置を備えた家具を例示しており、家具 本体1は、上段部2と中段部3と下段部4とによる三段重ね構造にしてある。上 段部2と中段部3とは、上段部2の底面部2aにおける孔部2bに接続ボルト5を収 納部2c内から下側に通して、中段部3の上面部3aに埋設固定された鬼目ナット3b に螺着することにより、一体的に接続してある。同様に、中段部3と下段部4と は、下段部4の上面部4aにおける孔部4bに接続ボルト6を収納部4c内から上側に 通して、中段部3の底面部3cに埋設固定された鬼目ナット3dに螺着することによ り、一体的に接続していて、上中下の各段部2,3,4を一体的に接続固定して ある。
【0008】 そして、上段部2の天板部2dには、同天板部2d輪郭形状と同形態で且つ適宜高 さに形成した外枠7をビス等の固定具8で取付けてある。この外枠7の内側には 、同外枠と相似形状で一回り小さく且つ適宜高さに形成した内枠9を上下動可能 に配設すると共に、内枠9との間の外枠7内面には敷居滑り部材等の滑り部材10 を貼設してある。
【0009】 内枠9の前後杆部における下面9aの左右端部近くには硬質プラスチック板また は金属プレート等の保護板11をビス等の固定具12で取付けて添設すると共に、保 護板11直下の天板部2d部分には硬質プラスチックまたは金属製の支持体13をビス 等の固定具15で取付けて備え、この支持体13中央に形成した雌ネジ孔14にボルト 部材16を螺合してある。また、内枠9の上面9bにはコルクシート等の防傷部材18 を貼設してある。
【0010】 ボルト部材16の長さは、ボルト上端が保護板11下面に当接して、ボルト下端が 天板部2dの孔部2eから家具本体1内の収納部2cに突出する程度の比率関係に形成 してあり、このボルト上端には皿状受支金具17を枢着して、受支金具17を介して 保護板11に当接するようにしてある。
【0011】 これにより、収納部2c内からボルト部材16を回して、内枠9をその上面が部屋 の天井に当接するまで押し上げ操作することにより、家具を転倒防止状態に容易 にセットできる。上中下の各段部2,3,4が一体的に接続固定されていて、構 造強固であると共に、接続ボルト5,6を外して容易に分離できる。外枠7内面 の滑り部材10が内枠9の上下動を案内しているため、内枠9外面に擦り傷等が発 生せず、その化粧面を保護できる。内枠9の上面9bに防傷部材18を貼設して、部 屋の天井に接するようにしてあるため、天井が傷つかずに済む。
【0012】 また、図示していないが、家具本体1が既存のものである場合、外枠7および 内枠9の外面に適宜の化粧部材を貼設して、家具本体1との調和を図るようにし ても良い。
【0013】
A.請求項1により、家具本体の天板部上面に同天板部輪郭形状と同形態の外 枠を固定具で取付け、外枠の内側に同外枠と相似形状の内枠を上下動可能に配設 し、内枠下面の適宜箇所に硬質性保護板を添設すると共に、硬質性保護板の直下 の前記天板部分に硬質性支持体を備え、支持体の雌ネジ孔にボルト部材を螺合し 、上端が前記保護板下面に当接可能な前記ボルト部材の下端を前記天板部の孔部 から家具本体内の収納部に突出してあるため、収納部内からボルト部材を回して 、内枠をその上面が部屋の天井に当接するまで押し上げ操作することにより、家 具を転倒防止状態に容易にセットすることができる。また、アジャスターとして のボルト部材が収納部内に隠れていて、外観が損なわれない。しかも、家具、壁 、天井に傷を付けることなく、素人でも簡単に設置できる。
【0014】 B.同項により、部屋の天井には内枠における前後左右の上面部が等しく接し て、この内枠は家具の天板部に一体化した外枠内側に在って前後左右の水平方向 の動きを阻止されているため、天井との接触状態が保たれて転倒防止強度に優れ 、確実に転倒を防止することができる。
【0015】 C.同項により、外枠が家具の天板部輪郭形状と同形態で、この外枠内側の内 枠が外枠と相似形状であるため、外枠および内枠が家具本体とデザイン的に調和 して違和感がなく、部屋との調和について作り付け家具に準じる外観仕様を得る ことができ、意匠的にも商品価値が高い。
【0016】 D.同項により、内枠下面に硬質性保護板を添設すると共に、硬質性支持体の 雌ネジ孔にボルト部材を螺合して、この保護板を介してボルト部材で内枠を押し 上げるようにしてあるため、構造的に強度が高く、優れた転倒防止能力を有する 。
【0017】 E.同項により、新たに作る家具本体に予め備えて転倒防止構造化でき、また 、既存の家具にも容易に備えられて転倒防止構造化することができる。
【図1】 本考案の転倒防止装置を備えた家具を例示し
ている斜視図で一部切欠している。
ている斜視図で一部切欠している。
【図2】 図1のA−A拡大縦断面図。
1 家具本体 2 家具本体の
上段部 2a 上段部の底面部 2b 底面部の孔
部 2c 上段部の収納部 2d 上段部の天
板部 2e 天板部の孔部 3 家具本体の
中段部 3a 中段部の上面部 3b 上面部の鬼
目ナット 3c 中段部の底面部 3d 底面部の鬼
目ナット 4 家具本体の下段部 4a 下段部の上
面部 4b 上面部の孔部 4c 下段部の収
納部 5,6 接続ボルト 7 外枠 8,12,15 固定具 9 内枠 9a 内枠の下面 9b 内枠の上面 10 滑り部材 11 保護板 13 支持体 14 支持体の雌
ネジ孔 16 ボルト部材 17 受支金具 18 防傷部材
上段部 2a 上段部の底面部 2b 底面部の孔
部 2c 上段部の収納部 2d 上段部の天
板部 2e 天板部の孔部 3 家具本体の
中段部 3a 中段部の上面部 3b 上面部の鬼
目ナット 3c 中段部の底面部 3d 底面部の鬼
目ナット 4 家具本体の下段部 4a 下段部の上
面部 4b 上面部の孔部 4c 下段部の収
納部 5,6 接続ボルト 7 外枠 8,12,15 固定具 9 内枠 9a 内枠の下面 9b 内枠の上面 10 滑り部材 11 保護板 13 支持体 14 支持体の雌
ネジ孔 16 ボルト部材 17 受支金具 18 防傷部材
Claims (1)
- 【請求項1】 家具本体の天板部上面に同天板部輪郭形
状と同形態の外枠を固定具で取付け、外枠の内側に同外
枠と相似形状の内枠を上下動可能に配設し、内枠下面の
適宜箇所に硬質性保護板を添設すると共に、硬質性保護
板の直下の前記天板部分に硬質性支持体を備え、支持体
の雌ネジ孔にボルト部材を螺合し、上端が前記保護板下
面に当接可能な前記ボルト部材の下端を前記天板部の孔
部から家具本体内の収納部に突出してある家具の転倒防
止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995003538U JP3021054U (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | 家具の転倒防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995003538U JP3021054U (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | 家具の転倒防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3021054U true JP3021054U (ja) | 1996-02-16 |
Family
ID=43156407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995003538U Expired - Lifetime JP3021054U (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | 家具の転倒防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3021054U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0555936B2 (ja) * | 1982-11-18 | 1993-08-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | |
JPH0621440B2 (ja) * | 1984-04-30 | 1994-03-23 | アクゾ・エヌ・ヴエ− | 水性媒体に対する吸収性の増加した乾式または湿式クレープ加工紙の製造方法 |
-
1995
- 1995-04-19 JP JP1995003538U patent/JP3021054U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0555936B2 (ja) * | 1982-11-18 | 1993-08-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | |
JPH0621440B2 (ja) * | 1984-04-30 | 1994-03-23 | アクゾ・エヌ・ヴエ− | 水性媒体に対する吸収性の増加した乾式または湿式クレープ加工紙の製造方法 |
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