JP2971243B2 - P含有高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 - Google Patents
P含有高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法Info
- Publication number
- JP2971243B2 JP2971243B2 JP11256792A JP11256792A JP2971243B2 JP 2971243 B2 JP2971243 B2 JP 2971243B2 JP 11256792 A JP11256792 A JP 11256792A JP 11256792 A JP11256792 A JP 11256792A JP 2971243 B2 JP2971243 B2 JP 2971243B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel sheet
- alloying
- oxide film
- plating
- iron oxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 title claims description 21
- 239000010959 steel Substances 0.000 title claims description 21
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 10
- UQSXHKLRYXJYBZ-UHFFFAOYSA-N Iron oxide Chemical compound [Fe]=O UQSXHKLRYXJYBZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 36
- 238000007747 plating Methods 0.000 claims description 33
- 238000005275 alloying Methods 0.000 claims description 25
- 239000011701 zinc Substances 0.000 claims description 7
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 6
- 229910001335 Galvanized steel Inorganic materials 0.000 claims description 5
- 239000008397 galvanized steel Substances 0.000 claims description 5
- 229910052791 calcium Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 229910052749 magnesium Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 229910052748 manganese Inorganic materials 0.000 claims description 4
- HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N Zinc Chemical compound [Zn] HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 229910052725 zinc Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 229910052684 Cerium Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 2
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 229910052720 vanadium Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 230000001590 oxidative effect Effects 0.000 claims 1
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 22
- 238000000034 method Methods 0.000 description 14
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 10
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 8
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 8
- 238000000137 annealing Methods 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
- 238000000227 grinding Methods 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910007570 Zn-Al Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005246 galvanizing Methods 0.000 description 1
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 1
- 230000008595 infiltration Effects 0.000 description 1
- 238000001764 infiltration Methods 0.000 description 1
- 238000011835 investigation Methods 0.000 description 1
- KFZAUHNPPZCSCR-UHFFFAOYSA-N iron zinc Chemical compound [Fe].[Zn] KFZAUHNPPZCSCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000009257 reactivity Effects 0.000 description 1
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 description 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Coating With Molten Metal (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、P含有高強度合金化溶
融亜鉛めっき鋼板の製造方法に関するものである。
融亜鉛めっき鋼板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、排気ガス規制の観点から、最近強
くなってきた自動車の軽量化の要求に答えることと、腐
食防止を目的として自動車の外板パネル用に高強度鋼板
を下地とする合金化溶融亜鉛めっき鋼板を使用する需要
が増大してきている。高強度鋼板の内、P含有高強度鋼
板はP含有量の増加に伴い鋼板の強度は増加するが、合
金化溶融亜鉛めっき鋼板製造時の合金化速度が遅くな
る。従来、低い強度のニーズに対しては従来は製造ライ
ンの通板速度を遅くする方法が採られていたが、材質確
保の観点から通板速度には下限値がある為、この方法で
はP添加量に制約があり、上記の高強度化のニーズに応
じきれないという問題点がある。そこで特開平2−38
549号公報のように焼鈍前にプレめっきを施す方法が
提案されている。但し、プレめっき法ではめっき設備が
必要となるため、そのスペースがない場合は採用できな
い。又プレめっき設備設置により生産コストが上昇する
問題も生じる。
くなってきた自動車の軽量化の要求に答えることと、腐
食防止を目的として自動車の外板パネル用に高強度鋼板
を下地とする合金化溶融亜鉛めっき鋼板を使用する需要
が増大してきている。高強度鋼板の内、P含有高強度鋼
板はP含有量の増加に伴い鋼板の強度は増加するが、合
金化溶融亜鉛めっき鋼板製造時の合金化速度が遅くな
る。従来、低い強度のニーズに対しては従来は製造ライ
ンの通板速度を遅くする方法が採られていたが、材質確
保の観点から通板速度には下限値がある為、この方法で
はP添加量に制約があり、上記の高強度化のニーズに応
じきれないという問題点がある。そこで特開平2−38
549号公報のように焼鈍前にプレめっきを施す方法が
提案されている。但し、プレめっき法ではめっき設備が
必要となるため、そのスペースがない場合は採用できな
い。又プレめっき設備設置により生産コストが上昇する
問題も生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような、従来技
術の問題に対して、本発明はプレめっき設備のような新
たな設備を設置することなく、P含有が多い高強度鋼板
の製造を可能にする方法を提案するものである。すなわ
ち、自動車用外板パネルの高強度化のニーズに対応する
ためには、P含有高強度鋼板の合金化速度を向上する必
要が有り、そのため本発明者らは焼鈍条件やめっき浴組
成の検討を行った結果以下の知見を得た。酸化帯で鉄酸
化膜を積極的に生成させ、それを再び還元することによ
り鋼板表面に純鉄層を形成する。その結果Pにより合金
化を阻害されることが無くなるため、Pの含有量が高い
鋼板でも合金化可能になる。しかし、純鉄層を形成して
も、還元帯内で鉄酸化膜を全部還元してしまうと、冷却
炉内でPが純鉄層へ外方拡散し、合金化を阻害してしま
う。そこで鉄酸化膜が200〜1000Åになる程度で
還元を止め、残りの鉄酸化膜の還元をめっき浴中で行な
うことによりPを含有しない純鉄層を確保出来る。但し
鉄酸化膜の還元をめっき浴中で行なう為にはめっき浴の
還元力を向上する必要がある。最も簡便に還元力を高く
する方法は、めっき浴中のAl濃度を高くすることであ
るが、AlはFeと反応性が高いため選択的に反応し、
めっき層/地鉄界面にFe−Zn合金化反応を阻害する
Fe−Zn−Al合金層を形成する。またAl濃度が高
くなると合金化速度が低下する為、この方法は不適であ
る。そこで還元性を向上するため、本発明法はAl濃度
を増加せずにMn、Mg、Caの内1種又は2種以上を
0.05〜0.2%添加する方法を採用したものであ
る。
術の問題に対して、本発明はプレめっき設備のような新
たな設備を設置することなく、P含有が多い高強度鋼板
の製造を可能にする方法を提案するものである。すなわ
ち、自動車用外板パネルの高強度化のニーズに対応する
ためには、P含有高強度鋼板の合金化速度を向上する必
要が有り、そのため本発明者らは焼鈍条件やめっき浴組
成の検討を行った結果以下の知見を得た。酸化帯で鉄酸
化膜を積極的に生成させ、それを再び還元することによ
り鋼板表面に純鉄層を形成する。その結果Pにより合金
化を阻害されることが無くなるため、Pの含有量が高い
鋼板でも合金化可能になる。しかし、純鉄層を形成して
も、還元帯内で鉄酸化膜を全部還元してしまうと、冷却
炉内でPが純鉄層へ外方拡散し、合金化を阻害してしま
う。そこで鉄酸化膜が200〜1000Åになる程度で
還元を止め、残りの鉄酸化膜の還元をめっき浴中で行な
うことによりPを含有しない純鉄層を確保出来る。但し
鉄酸化膜の還元をめっき浴中で行なう為にはめっき浴の
還元力を向上する必要がある。最も簡便に還元力を高く
する方法は、めっき浴中のAl濃度を高くすることであ
るが、AlはFeと反応性が高いため選択的に反応し、
めっき層/地鉄界面にFe−Zn合金化反応を阻害する
Fe−Zn−Al合金層を形成する。またAl濃度が高
くなると合金化速度が低下する為、この方法は不適であ
る。そこで還元性を向上するため、本発明法はAl濃度
を増加せずにMn、Mg、Caの内1種又は2種以上を
0.05〜0.2%添加する方法を採用したものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の知見に基
づいてなされたものであって、その要旨とすべきところ
は、Pの含有量が0.01%以上である高強度鋼板に連
続的に溶融亜鉛めっきを施し、引き続いて加熱合金化を
行なう際、酸化帯に於て燃焼空気比0.9〜1.2の雰
囲気中にて酸化せしめ、その後の還元帯に於て鉄酸化膜
厚みが200〜1000Åの範囲で残留するように還元
せしめた後、Alを0.05〜0.2%、Mn、Mg、
Ca、Ti、V、Cr、Co、Ceの内1種または2種
以上をそれぞれ0.05〜0.2%含有し、残部Znよ
りなる亜鉛めっき浴を用いて溶融めっき処理を行ない、
更に加熱合金化することを特徴とするP含有高強度合金
化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法である。
づいてなされたものであって、その要旨とすべきところ
は、Pの含有量が0.01%以上である高強度鋼板に連
続的に溶融亜鉛めっきを施し、引き続いて加熱合金化を
行なう際、酸化帯に於て燃焼空気比0.9〜1.2の雰
囲気中にて酸化せしめ、その後の還元帯に於て鉄酸化膜
厚みが200〜1000Åの範囲で残留するように還元
せしめた後、Alを0.05〜0.2%、Mn、Mg、
Ca、Ti、V、Cr、Co、Ceの内1種または2種
以上をそれぞれ0.05〜0.2%含有し、残部Znよ
りなる亜鉛めっき浴を用いて溶融めっき処理を行ない、
更に加熱合金化することを特徴とするP含有高強度合金
化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法である。
【0005】以下に本発明を詳細に説明する。
【作用】P含有高強度鋼板はP含有量の増加に伴い鋼板
の強度は増加するが、合金化溶融亜鉛めっき鋼板製造時
の合金化速度が遅くなる為、合金化速度を向上しなけれ
ばP含有量が多い高強度鋼板は製造できない。合金化速
度低下の原因は、鋼中Pによる、めっき層/地鉄界面に
形成されるAl系合金層の鉄亜鉛合金化反応抑制効果の
強化である。本発明法を用いると、0.2%までの範囲
で任意の濃度のPを含有する鋼種に対して合金化溶融亜
鉛めっき鋼板の製造が可能になるが、0.06%以下の
範囲では従来法である通板速度を下げる方法でも対応で
きるため、0.06〜0.2%の範囲が本発明法の利点
が最も生かされる範囲である。
の強度は増加するが、合金化溶融亜鉛めっき鋼板製造時
の合金化速度が遅くなる為、合金化速度を向上しなけれ
ばP含有量が多い高強度鋼板は製造できない。合金化速
度低下の原因は、鋼中Pによる、めっき層/地鉄界面に
形成されるAl系合金層の鉄亜鉛合金化反応抑制効果の
強化である。本発明法を用いると、0.2%までの範囲
で任意の濃度のPを含有する鋼種に対して合金化溶融亜
鉛めっき鋼板の製造が可能になるが、0.06%以下の
範囲では従来法である通板速度を下げる方法でも対応で
きるため、0.06〜0.2%の範囲が本発明法の利点
が最も生かされる範囲である。
【0006】先ず、連続式溶融めっきラインに於ける酸
化帯で鉄酸化膜を数千Å生成させる。鉄酸化膜中はP等
の物質が拡散し難いので、鉄酸化膜中のP濃度は低くな
る。これを還元することにより、鋼板表面のP濃度が低
い純鉄層を形成する事が出来るので、合金化速度低下を
防ぐことが出来る。但し、鉄酸化膜を形成せしめる時の
酸化帯の燃焼空気比はPを含有しない純鉄層を形成する
ために十分な鉄の酸化膜を生成するには0.9以上必要
であり、0.9未満の場合は酸化膜を形成せしめること
ができない。又、燃焼空気比が1.2%を越えると酸化
帯内で形成される鉄酸化膜厚が厚すぎて、次の還元帯、
めっき浴内で還元しきれなくなり、酸化膜層がめっき層
の下に残るため合金化を阻害してしまう。よって、酸化
帯の燃焼空気比は0.9〜1.2の範囲に調節する必要
がある。
化帯で鉄酸化膜を数千Å生成させる。鉄酸化膜中はP等
の物質が拡散し難いので、鉄酸化膜中のP濃度は低くな
る。これを還元することにより、鋼板表面のP濃度が低
い純鉄層を形成する事が出来るので、合金化速度低下を
防ぐことが出来る。但し、鉄酸化膜を形成せしめる時の
酸化帯の燃焼空気比はPを含有しない純鉄層を形成する
ために十分な鉄の酸化膜を生成するには0.9以上必要
であり、0.9未満の場合は酸化膜を形成せしめること
ができない。又、燃焼空気比が1.2%を越えると酸化
帯内で形成される鉄酸化膜厚が厚すぎて、次の還元帯、
めっき浴内で還元しきれなくなり、酸化膜層がめっき層
の下に残るため合金化を阻害してしまう。よって、酸化
帯の燃焼空気比は0.9〜1.2の範囲に調節する必要
がある。
【0007】鉄酸化膜厚は場所により不均一である為、
焼鈍後の鉄酸化膜厚が200Å以下になると鉄酸化膜は
部分的に還元されて純鉄の部分が生じる。純鉄部分はP
が鋼板内部から表面に拡散し、P濃度が高くなるので、
合金化速度が低下する。又、焼鈍後の鉄酸化膜厚が10
00Å以上になると、めっき浴内で還元しきれなくな
り、酸化膜層がめっき層の下に残るため合金化を阻害し
てしまう。よって、めっき浴浸入直前の鉄酸化膜厚は2
00〜1000Åの範囲になるように調節するべきであ
る。めっき浴中で酸化膜を還元する為、めっき浴の還元
力が高い必要がある。最も簡便に還元力を高くする方法
は、めっき浴中のAl濃度を高くすることであるが、A
l濃度が高くなると合金化速度が低下する為、この方法
は不適である。合金化速度を低下させることなく還元性
を向上するため、本発明法では、Mn、Mg、Caの内
1種又は2種以上をそれぞれ0.05〜0.2%含有
し、残部Znよりなる亜鉛めっき浴を用いた。
焼鈍後の鉄酸化膜厚が200Å以下になると鉄酸化膜は
部分的に還元されて純鉄の部分が生じる。純鉄部分はP
が鋼板内部から表面に拡散し、P濃度が高くなるので、
合金化速度が低下する。又、焼鈍後の鉄酸化膜厚が10
00Å以上になると、めっき浴内で還元しきれなくな
り、酸化膜層がめっき層の下に残るため合金化を阻害し
てしまう。よって、めっき浴浸入直前の鉄酸化膜厚は2
00〜1000Åの範囲になるように調節するべきであ
る。めっき浴中で酸化膜を還元する為、めっき浴の還元
力が高い必要がある。最も簡便に還元力を高くする方法
は、めっき浴中のAl濃度を高くすることであるが、A
l濃度が高くなると合金化速度が低下する為、この方法
は不適である。合金化速度を低下させることなく還元性
を向上するため、本発明法では、Mn、Mg、Caの内
1種又は2種以上をそれぞれ0.05〜0.2%含有
し、残部Znよりなる亜鉛めっき浴を用いた。
【0008】
【実施例】従来使用されている連続式溶融めっきライン
を使用し製造した例を実施例として表1に示す。試験方
法は次の通り (1)めっき外観 ◎:均一に合金化、外観良好。 ○:合金化にムラ有り。 ×:めっき不良部有り。
を使用し製造した例を実施例として表1に示す。試験方
法は次の通り (1)めっき外観 ◎:均一に合金化、外観良好。 ○:合金化にムラ有り。 ×:めっき不良部有り。
【0009】(2)耐パウダリング性試験 めっき密着性は60°V曲げによるパウダリング試験に
よって評価した。 ◎:剥離量 0mm ○:剥離量 0mm超、1mm以下 △:剥離量 1mm超、3mm以下 ×:剥離量 3mm超
よって評価した。 ◎:剥離量 0mm ○:剥離量 0mm超、1mm以下 △:剥離量 1mm超、3mm以下 ×:剥離量 3mm超
【0010】(3)耐食性試験 JIS Z 2371による塩水噴霧試験を1000時
間連続して行い、板厚減少量の比較調査。 ◎:板厚減少量が極小 ○:板厚減少量が小 △:板厚減少量が大
間連続して行い、板厚減少量の比較調査。 ◎:板厚減少量が極小 ○:板厚減少量が小 △:板厚減少量が大
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】表1及び表2に於ける1〜8は鋼板中P濃
度を0.01〜0.2%まで変えた例、9はhot材に
適用した例、10〜14は酸化帯内板温を400〜80
0℃に変えた例、15〜16は酸化帯空気比を0.95
〜1.2に変えた例、17〜20は還元帯内板温を70
0〜1000℃に変えた例、22〜23は還元帯の水素
濃度を20〜30%に変えた例、24〜54はめっき浴
組成を変えた例、60〜61は加熱合金化炉内板温を変
えた例、62〜64は合金化時間を変えた例、65〜7
1は比較例である。その内66は燃焼空気比が低い為十
分な純鉄層が形成できないため不適な例、67〜71は
めっき浴のAl濃度が高すぎるため合金化速度が低下し
て不適な例である。
度を0.01〜0.2%まで変えた例、9はhot材に
適用した例、10〜14は酸化帯内板温を400〜80
0℃に変えた例、15〜16は酸化帯空気比を0.95
〜1.2に変えた例、17〜20は還元帯内板温を70
0〜1000℃に変えた例、22〜23は還元帯の水素
濃度を20〜30%に変えた例、24〜54はめっき浴
組成を変えた例、60〜61は加熱合金化炉内板温を変
えた例、62〜64は合金化時間を変えた例、65〜7
1は比較例である。その内66は燃焼空気比が低い為十
分な純鉄層が形成できないため不適な例、67〜71は
めっき浴のAl濃度が高すぎるため合金化速度が低下し
て不適な例である。
【0014】
【発明の効果】本発明法に従うとプレめっき設備のよう
な新たな設備を設置することなく、P含有高強度鋼板を
製造することができる。
な新たな設備を設置することなく、P含有高強度鋼板を
製造することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 Pの含有量が0.01〜0.2%である
高強度鋼板に連続的に溶融亜鉛めっきを施し、引き続い
て加熱合金化を行なう際、酸化帯に於て燃焼空気比0.
9〜1.2の雰囲気中にて酸化せしめ、その後の還元帯
に於て鉄酸化膜厚みが200〜1000Åの範囲で残留
するように還元せしめた後、Alを0.05〜0.2
%、Mn、Mg、Ca、Ti、V、Cr、Co、Ceの
内1種又は2種以上をそれぞれ0.05〜0.2%含有
し、残部Znよりなる亜鉛めっき浴を用いて溶融めっき
処理を行ない、更に加熱合金化処理することを特徴とす
るP含有高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11256792A JP2971243B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | P含有高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11256792A JP2971243B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | P含有高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05306445A JPH05306445A (ja) | 1993-11-19 |
JP2971243B2 true JP2971243B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14589935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11256792A Expired - Fee Related JP2971243B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | P含有高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2971243B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2700515B2 (ja) * | 1992-09-01 | 1998-01-21 | 新日本製鐵株式会社 | P含有高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
JP3357466B2 (ja) * | 1994-07-20 | 2002-12-16 | 川崎製鉄株式会社 | 合金化溶融亜鉛めっき鋼材およびその製造方法 |
JP3357467B2 (ja) * | 1994-07-20 | 2002-12-16 | 川崎製鉄株式会社 | 耐食性と耐摩耗性に優れた溶融亜鉛めっき鋼材およびその製造方法 |
JP3357471B2 (ja) * | 1994-08-22 | 2002-12-16 | 川崎製鉄株式会社 | 耐食性に優れたZn−Mg−Al系溶融めっき鋼材およびその製造方法 |
EP0852264A1 (en) * | 1997-01-02 | 1998-07-08 | Industrial Galvanizadora S.A. | Zinc alloys yielding anticorrosive coatings on ferrous materials |
JP4968701B2 (ja) * | 2000-08-28 | 2012-07-04 | 新日本製鐵株式会社 | 外観の良好な溶融Znめっき高強度鋼材 |
KR20120075260A (ko) * | 2010-12-28 | 2012-07-06 | 주식회사 포스코 | 도금밀착성이 우수한 용융도금강판 및 그 제조방법 |
KR101528107B1 (ko) * | 2014-08-13 | 2015-06-12 | 주식회사 포스코 | 도금성 및 도금밀착성이 우수한 고강도 용융아연도금강판 |
JP6696274B2 (ja) * | 2016-04-11 | 2020-05-20 | 日本製鉄株式会社 | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
KR101819393B1 (ko) | 2016-12-22 | 2018-01-16 | 주식회사 포스코 | 용접성 및 프레스 가공성이 우수한 용융 아연계 도금강재 및 그 제조방법 |
-
1992
- 1992-05-01 JP JP11256792A patent/JP2971243B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05306445A (ja) | 1993-11-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2016084543A (ja) | メッキ密着性に優れた溶融メッキ鋼板及びその製造方法 | |
JP2971243B2 (ja) | P含有高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JP2001279412A (ja) | 耐食性の良好なSi含有高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板とその製造方法 | |
JP2707928B2 (ja) | 珪素含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法 | |
JP2970445B2 (ja) | Si添加高張力鋼材の溶融亜鉛めっき方法 | |
JP2587725B2 (ja) | P含有高張力合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JPH04276057A (ja) | めっき密着性の良好な高Si含有高張力合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JP3126911B2 (ja) | めっき密着性の良好な高強度溶融亜鉛めっき鋼板 | |
JP3520741B2 (ja) | めっき密着性に優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板 | |
JP3382697B2 (ja) | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JP2705386B2 (ja) | Si含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法 | |
JPH0748662A (ja) | めっき密着性、外観性に優れた溶融亜鉛めっき鋼板の製造法 | |
JP2555821B2 (ja) | 溶融Znめっき鋼板の製造方法 | |
JP2700515B2 (ja) | P含有高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JP2700516B2 (ja) | めっき密着性の良好な高Si含有強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JPH07278772A (ja) | Mn含有高強度溶融亜鉛めっき鋼板の製造法 | |
JP3400289B2 (ja) | めっき密着性に優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JPH0741923A (ja) | めっき密着性、外観性に優れた溶融亜鉛めっき鋼板の製造法 | |
JP3631584B2 (ja) | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JP3465372B2 (ja) | 深絞り性に優れた高張力溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JP2971242B2 (ja) | 高p含有高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JP2618306B2 (ja) | 高p含有量高張力亜鉛メッキ鋼板 | |
JP2648772B2 (ja) | 高p含有量高張力亜鉛メッキ鋼板 | |
JP2754127B2 (ja) | P含有高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板 | |
JP3184445B2 (ja) | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990817 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |