JP2957300B2 - 空調機組込み多機能床版 - Google Patents
空調機組込み多機能床版Info
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- JP2957300B2 JP2957300B2 JP3083974A JP8397491A JP2957300B2 JP 2957300 B2 JP2957300 B2 JP 2957300B2 JP 3083974 A JP3083974 A JP 3083974A JP 8397491 A JP8397491 A JP 8397491A JP 2957300 B2 JP2957300 B2 JP 2957300B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井面から床仕上げ面
までの天井懐高さを低く抑えて居室天井高さを高くし、
建物の内部空間の質的向上を図った空調機組込み多機能
床版に関する。
までの天井懐高さを低く抑えて居室天井高さを高くし、
建物の内部空間の質的向上を図った空調機組込み多機能
床版に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一般事務所ビル等の空調設備シス
テムには、大きく分けて天井ダクト方式と床下空調方式
の2方式がある。天井ダクト方式は、図5に示すように
各階の空調機械室1から天井内ダクト3を介して各居室
空間5に給気を行うもので、床下空調方式は、図6の如
くフロアパネル7の下部に空間9を形成して床を二重構
造とし、そして、空調機11から空間9内に供給される
暖気や冷気を、フロアパネル7の任意の箇所に装着した
吹出口13から居室空間15内に噴出させて、居室空間
15内の空調を行うものである。尚、図5中、17は空
調機、19は送風機、21は吹出口、そして、23は吸
込口を示す。
テムには、大きく分けて天井ダクト方式と床下空調方式
の2方式がある。天井ダクト方式は、図5に示すように
各階の空調機械室1から天井内ダクト3を介して各居室
空間5に給気を行うもので、床下空調方式は、図6の如
くフロアパネル7の下部に空間9を形成して床を二重構
造とし、そして、空調機11から空間9内に供給される
暖気や冷気を、フロアパネル7の任意の箇所に装着した
吹出口13から居室空間15内に噴出させて、居室空間
15内の空調を行うものである。尚、図5中、17は空
調機、19は送風機、21は吹出口、そして、23は吸
込口を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、天井ダク
ト方式にあっては、風を送るダクト3は比較的大きなス
ペースを有し、而も、天井内にダクト3を横引くため、
図7に示すように天井材25の下部からダクト3を多く
の梁27に貫通させる工事が必要となり、空調設備工事
と躯体工事・天井仕上げ工事の取り合いが輻湊し、現場
での生産性が悪かった。又、空調機械室1から吹出口2
1までのダクト横引きの距離の間でヒートロスがあると
共に、天井作業,ダクト吊込み作業等の安全性に問題が
あった。
ト方式にあっては、風を送るダクト3は比較的大きなス
ペースを有し、而も、天井内にダクト3を横引くため、
図7に示すように天井材25の下部からダクト3を多く
の梁27に貫通させる工事が必要となり、空調設備工事
と躯体工事・天井仕上げ工事の取り合いが輻湊し、現場
での生産性が悪かった。又、空調機械室1から吹出口2
1までのダクト横引きの距離の間でヒートロスがあると
共に、天井作業,ダクト吊込み作業等の安全性に問題が
あった。
【0004】一方、床下空調方式では、一般に、図8の
如く吹出口ファン29を吹出口13に装着しているが、
斯様に吹出口ファン29を装着した場合、通常、フロア
高さが200mm以上必要となり、そのため、床仕上げ面
が高くなって天井面から床仕上げ面までの天井懐高さが
大きくなってしまう欠点があった。本発明は斯かる実情
に鑑み案出されたもので、天井面から床仕上げ面までの
天井懐高さを低く抑えて居室天井高さを高くすることに
より、建物の内部空間の質的向上を図ると共に、現場で
の生産性,作業の安全性、そして、メンテナンスの向上
等を図った空調機組込み多機能床版を提供することを目
的とする。
如く吹出口ファン29を吹出口13に装着しているが、
斯様に吹出口ファン29を装着した場合、通常、フロア
高さが200mm以上必要となり、そのため、床仕上げ面
が高くなって天井面から床仕上げ面までの天井懐高さが
大きくなってしまう欠点があった。本発明は斯かる実情
に鑑み案出されたもので、天井面から床仕上げ面までの
天井懐高さを低く抑えて居室天井高さを高くすることに
より、建物の内部空間の質的向上を図ると共に、現場で
の生産性,作業の安全性、そして、メンテナンスの向上
等を図った空調機組込み多機能床版を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本発明に係る空調機組込み多機能床版は、一方向に
多数配置して設けた構造梁と、当該構造梁の上部又は下
部に設けたスラブと、構造梁間に設置した空調機と、上
記構造梁間をスラブと気密性を以って囲繞する床材又は
天井材とで構成され、複数の構造梁間のうちの少なくと
も一つの構造梁間を空調機の給気側と連通させ、当該構
造梁間の床材又は天井材に調和空気の吹出口を設けると
共に、吹出口を設けた当該構造梁間を除く構造梁間のう
ちの少なくとも一つの構造梁間を空調機のレターン側と
連通させ、当該構造梁間の床材又は天井材に吸込口を設
けたものである。
め、本発明に係る空調機組込み多機能床版は、一方向に
多数配置して設けた構造梁と、当該構造梁の上部又は下
部に設けたスラブと、構造梁間に設置した空調機と、上
記構造梁間をスラブと気密性を以って囲繞する床材又は
天井材とで構成され、複数の構造梁間のうちの少なくと
も一つの構造梁間を空調機の給気側と連通させ、当該構
造梁間の床材又は天井材に調和空気の吹出口を設けると
共に、吹出口を設けた当該構造梁間を除く構造梁間のう
ちの少なくとも一つの構造梁間を空調機のレターン側と
連通させ、当該構造梁間の床材又は天井材に吸込口を設
けたものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、一方向に設けた構造梁の構造
梁間が空気ダクトとして機能し、室内から吸込口を介し
て構造梁間にレターンした空気が空調機に流入し、そし
て、空調機で空調された調和空気が、他の構造梁間,吹
出口から室内に給気されて、室内の空調がなされること
となる。
梁間が空気ダクトとして機能し、室内から吸込口を介し
て構造梁間にレターンした空気が空調機に流入し、そし
て、空調機で空調された調和空気が、他の構造梁間,吹
出口から室内に給気されて、室内の空調がなされること
となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は本発明の第一実施例に係る空調機組込
み多機能床版の断面図を示し、図に於て、31は多数の
H鋼を同一の間隔を開けて一方向に配置してなるH鋼梁
で、各H鋼梁31の下にPCa(プレキャストコンクリ
ート)板33によってPCaスラブ35が形成され、更
に、その下部に階下の天井材36が取り付けられてい
る。
説明する。図1は本発明の第一実施例に係る空調機組込
み多機能床版の断面図を示し、図に於て、31は多数の
H鋼を同一の間隔を開けて一方向に配置してなるH鋼梁
で、各H鋼梁31の下にPCa(プレキャストコンクリ
ート)板33によってPCaスラブ35が形成され、更
に、その下部に階下の天井材36が取り付けられてい
る。
【0008】一方、上記H鋼梁31の上部にはパネル3
7が敷設されており、当該パネル37には、図2に示す
ように多数の小孔39が穿設されている。又、図1に示
すようにパネル37上には、当該パネル37から一定の
間隔を置いて、一辺が上記H鋼梁31の中心線L間と同
一寸法を有する正方形状のフロアパネル41が、H鋼梁
31に沿ってパネル37上に載置された支持ステー43
を介して敷設されており、H鋼梁31とH鋼梁31との
間は、夫々、PCaスラブ35とフロアパネル41とで
気密性を以って囲繞された構造となっている。
7が敷設されており、当該パネル37には、図2に示す
ように多数の小孔39が穿設されている。又、図1に示
すようにパネル37上には、当該パネル37から一定の
間隔を置いて、一辺が上記H鋼梁31の中心線L間と同
一寸法を有する正方形状のフロアパネル41が、H鋼梁
31に沿ってパネル37上に載置された支持ステー43
を介して敷設されており、H鋼梁31とH鋼梁31との
間は、夫々、PCaスラブ35とフロアパネル41とで
気密性を以って囲繞された構造となっている。
【0009】45は1本のH鋼梁31と、これと隣合う
1本のH鋼梁31からなるH鋼梁間47内に設置された
空調機で、当該空調機45の給気側は、空調機45を挟
む2本のH鋼梁31を貫通するフレキシブルダクト49
を介して、当該H鋼梁間47と隣接するH鋼梁間51,
53と連通しており、当該H鋼梁間51,53を覆う一
部のフロアパネル41には、図2に示すように吹出口5
5が設けられている。又、空調機45のレターン側は空
調機45が設置されたH鋼梁間47に開口し、そして、
そのフロアパネル41の一部には吸込口57が設けられ
ており、各H鋼梁間47,51,53が一種の空気ダク
トとして利用されるようになっている。更に又、H鋼梁
間47の端部には、外気を導入するダクト59が装着さ
れており、室内61から吸込口57を介してH鋼梁間4
7にレターンした空気が外気と一緒になって空調機45
に流入し、そして、空調機45で空調された調和空気
が、上記フレキシブルダクト49を介してH鋼梁間5
1,53から室内61に給気されるようになっている。
1本のH鋼梁31からなるH鋼梁間47内に設置された
空調機で、当該空調機45の給気側は、空調機45を挟
む2本のH鋼梁31を貫通するフレキシブルダクト49
を介して、当該H鋼梁間47と隣接するH鋼梁間51,
53と連通しており、当該H鋼梁間51,53を覆う一
部のフロアパネル41には、図2に示すように吹出口5
5が設けられている。又、空調機45のレターン側は空
調機45が設置されたH鋼梁間47に開口し、そして、
そのフロアパネル41の一部には吸込口57が設けられ
ており、各H鋼梁間47,51,53が一種の空気ダク
トとして利用されるようになっている。更に又、H鋼梁
間47の端部には、外気を導入するダクト59が装着さ
れており、室内61から吸込口57を介してH鋼梁間4
7にレターンした空気が外気と一緒になって空調機45
に流入し、そして、空調機45で空調された調和空気
が、上記フレキシブルダクト49を介してH鋼梁間5
1,53から室内61に給気されるようになっている。
【0010】その他、図1中、63は室内61に設置さ
れる様々なOA機器等の配線で、当該配線63はパネル
37上に敷設されている。又、図2中、65は空調機4
5への冷温水の配管、67は空調機45からの冷温水の
配管、そして、69は空調機45に接続された加湿水の
配管である。このように、本実施例は、一方向に設けた
H鋼梁31の3つのH鋼梁間47,51,53を1つの
単位として空気ダクトとして用いたものであり、実際の
施工にあたっては、斯かる3つのH鋼梁間を1単位とし
たものを複数単位設けて、空調機45を適宜配置すれば
よい。
れる様々なOA機器等の配線で、当該配線63はパネル
37上に敷設されている。又、図2中、65は空調機4
5への冷温水の配管、67は空調機45からの冷温水の
配管、そして、69は空調機45に接続された加湿水の
配管である。このように、本実施例は、一方向に設けた
H鋼梁31の3つのH鋼梁間47,51,53を1つの
単位として空気ダクトとして用いたものであり、実際の
施工にあたっては、斯かる3つのH鋼梁間を1単位とし
たものを複数単位設けて、空調機45を適宜配置すれば
よい。
【0011】而して、斯様に施工することにより、上述
したように室内61から吸込口57を介してH鋼梁間4
7にレターンした空気が、ダクト59から導入された外
気と一緒になって空調機45に流入し、そして、空調機
45で空調された調和空気が、上記フレキシブルダクト
49を介してH鋼梁間51,53,吹出口55から室内
61に給気されて、室内61の空調がなされることとな
る。
したように室内61から吸込口57を介してH鋼梁間4
7にレターンした空気が、ダクト59から導入された外
気と一緒になって空調機45に流入し、そして、空調機
45で空調された調和空気が、上記フレキシブルダクト
49を介してH鋼梁間51,53,吹出口55から室内
61に給気されて、室内61の空調がなされることとな
る。
【0012】そして、本実施例によれば、空調機45の
設置工事が床上から行え、而も、従来の如き横引きダク
トがないため、現場での生産性,安全性が向上すると共
に、空調機45のメンテナンス及び更新が床上から行え
てメンテナンス性,更新性が良好となる。又、空調機4
5を床版内に内蔵するため、従来の空調設備に比し空調
機械室が小さくなり、その結果、室内有効率が向上す
る。
設置工事が床上から行え、而も、従来の如き横引きダク
トがないため、現場での生産性,安全性が向上すると共
に、空調機45のメンテナンス及び更新が床上から行え
てメンテナンス性,更新性が良好となる。又、空調機4
5を床版内に内蔵するため、従来の空調設備に比し空調
機械室が小さくなり、その結果、室内有効率が向上す
る。
【0013】更に、本実施例は床下空調方式であるか
ら、居住エリアのみ空調すればよく、熱効率もよいし、
OA機器の負荷増に対して空調機を床上に増設するだけ
でよいため適応性もよい。加えて、本実施例によれば、
フロアパネル41から階下の天井材36までの厚さ、即
ち、天井面から床仕上げ面までの天井懐高さを低く抑え
て居室天井高さを高することができので、建物の内部空
間の質的向上が図られ、又、例えば所定の高さに対して
階数を多く取ることが可能である等、様々な利点を有す
る。
ら、居住エリアのみ空調すればよく、熱効率もよいし、
OA機器の負荷増に対して空調機を床上に増設するだけ
でよいため適応性もよい。加えて、本実施例によれば、
フロアパネル41から階下の天井材36までの厚さ、即
ち、天井面から床仕上げ面までの天井懐高さを低く抑え
て居室天井高さを高することができので、建物の内部空
間の質的向上が図られ、又、例えば所定の高さに対して
階数を多く取ることが可能である等、様々な利点を有す
る。
【0014】図3は本発明の第二実施例を示し、本実施
例は、上記第一実施例の構成に加えて、H鋼梁31にフ
レキシブルダクト71を貫通させてH鋼梁間51とこれ
に隣接するH鋼梁間73、又、H鋼梁間53とこれに隣
接するH鋼梁間75とを夫々連通させると共に、各H鋼
梁間73,75を覆うフロアパネル41の一部に吹出口
55を設けて、5つのH鋼梁間47,51,53,7
3,75を1つの単位として空気ダクトとして用いたも
のである。
例は、上記第一実施例の構成に加えて、H鋼梁31にフ
レキシブルダクト71を貫通させてH鋼梁間51とこれ
に隣接するH鋼梁間73、又、H鋼梁間53とこれに隣
接するH鋼梁間75とを夫々連通させると共に、各H鋼
梁間73,75を覆うフロアパネル41の一部に吹出口
55を設けて、5つのH鋼梁間47,51,53,7
3,75を1つの単位として空気ダクトとして用いたも
のである。
【0015】又、図4は本発明の第三実施例を示し、本
実施例は第一実施例の構成に代えて、H鋼梁間47と隣
接する一方のH鋼梁間51と空調機45の給気側との間
をフレキシブルダクト49で連通させて片側給気構造と
したものである。そして、第二実施例及び第三実施例に
於けるその他の構成は上記第一実施例と同様の構成とさ
れているため、ここではそれらについての説明は省略
し、同一のものには同一符号を以って表示する。
実施例は第一実施例の構成に代えて、H鋼梁間47と隣
接する一方のH鋼梁間51と空調機45の給気側との間
をフレキシブルダクト49で連通させて片側給気構造と
したものである。そして、第二実施例及び第三実施例に
於けるその他の構成は上記第一実施例と同様の構成とさ
れているため、ここではそれらについての説明は省略
し、同一のものには同一符号を以って表示する。
【0016】而して、これらの各実施例によっても、上
記第一実施例と同様、所期の目的を達成することが可能
である。尚、図示しないが、上記各実施例に於ける給
気,レターンの空気の流れの向きを逆にした構造でも所
期の目的を達成することができることは勿論であるし、
又、上記パネル37及び支持ステー43に代えて、横置
き材をフロアパネル41の縁部に沿ってH鋼梁31と直
交させて配置し、そして、各フロアパネルの四隅を横置
き材上に配置した支持脚で支持すると共に、H鋼梁31
に沿って当該H鋼梁31とフロアパネル41との空間を
任意の部材で気密性を以って区画してもよい。
記第一実施例と同様、所期の目的を達成することが可能
である。尚、図示しないが、上記各実施例に於ける給
気,レターンの空気の流れの向きを逆にした構造でも所
期の目的を達成することができることは勿論であるし、
又、上記パネル37及び支持ステー43に代えて、横置
き材をフロアパネル41の縁部に沿ってH鋼梁31と直
交させて配置し、そして、各フロアパネルの四隅を横置
き材上に配置した支持脚で支持すると共に、H鋼梁31
に沿って当該H鋼梁31とフロアパネル41との空間を
任意の部材で気密性を以って区画してもよい。
【0017】更に加えて、本発明は、H鋼梁の上部にP
Caスラブを設け、そして、H鋼梁間に空調機を内蔵さ
せると共に、天井材に吹出口と吸込口を設けて天井吹出
し方式としてもよい。
Caスラブを設け、そして、H鋼梁間に空調機を内蔵さ
せると共に、天井材に吹出口と吸込口を設けて天井吹出
し方式としてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、空
調機の設置工事が床上から行え、而も、従来の如き横引
きダクトがないため、現場での生産性,安全性が向上す
ると共に、空調機のメンテナンス及び更新が床上から行
えてメンテナンス性,更新性が良好となる。又、空調機
を床版内に内蔵するため、従来の空調設備に比し空調機
械室が小さくなり、その結果、室内有効率が向上する。
調機の設置工事が床上から行え、而も、従来の如き横引
きダクトがないため、現場での生産性,安全性が向上す
ると共に、空調機のメンテナンス及び更新が床上から行
えてメンテナンス性,更新性が良好となる。又、空調機
を床版内に内蔵するため、従来の空調設備に比し空調機
械室が小さくなり、その結果、室内有効率が向上する。
【0019】更に、本発明は床下空調方式であるから、
居住エリアのみ空調すればよく、熱効率もよいし、OA
機器の負荷増に対して空調機を床上に増設するだけでよ
いため適応性もよい。加えて、本発明によれば、天井面
から床仕上げ面までの天井懐高さを低く抑えて居室天井
高さを高することができので、建物の内部空間の質的向
上が図られ、又、例えば所定の高さに対して階数を多く
取ることが可能である等、様々な利点を有するものであ
る。
居住エリアのみ空調すればよく、熱効率もよいし、OA
機器の負荷増に対して空調機を床上に増設するだけでよ
いため適応性もよい。加えて、本発明によれば、天井面
から床仕上げ面までの天井懐高さを低く抑えて居室天井
高さを高することができので、建物の内部空間の質的向
上が図られ、又、例えば所定の高さに対して階数を多く
取ることが可能である等、様々な利点を有するものであ
る。
【図1】本発明の第一実施例に係る空調機組込み多機能
床版の断面図である。
床版の断面図である。
【図2】図1に示す空調機組込み多機能床版の部分切欠
き平面図である。
き平面図である。
【図3】本発明の第二実施例に係る空調機組込み多機能
床版の断面図である。
床版の断面図である。
【図4】本発明の第三実施例に係る空調機組込み多機能
床版の断面図である。
床版の断面図である。
【図5】従来の天井ダクト方式の空調設備システムの概
略図である。
略図である。
【図6】従来の床下空調方式の空調設備システムの概略
図である。
図である。
【図7】ダクトの梁貫通部分の拡大側面図である。
【図8】床下空調方式の吹出口の拡大断面図である。
31 H鋼梁 35 PCaスラブ 36 天井材 37 パネル 41 フロアパネル 45 空調機 47,51,53 H鋼梁間 55 吹出口 57 吸込口 61 室内
フロントページの続き (72)発明者 井ノ上 一博 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 伊東 俊彦 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 茂呂 隆 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 守屋 和幸 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (56)参考文献 実開 昭59−152317(JP,U) 実開 昭60−16942(JP,U) 実開 昭60−43926(JP,U) 実開 昭58−174623(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 3/00 F24F 5/00
Claims (1)
- 【請求項1】 一方向に多数配置して設けた構造梁と、
当該構造梁の上部又は下部に設けたスラブと、構造梁間
に設置した空調機と、上記構造梁間をスラブと気密性を
以って囲繞する床材又は天井材とで構成され、複数の構
造梁間のうちの少なくとも一つの構造梁間を空調機の給
気側と連通させ、当該構造梁間の床材又は天井材に調和
空気の吹出口を設けると共に、吹出口を設けた当該構造
梁間を除く構造梁間のうちの少なくとも一つの構造梁間
を空調機のレターン側と連通させ、当該構造梁間の床材
又は天井材に吸込口を設けたことを特徴とする空調機組
込み多機能床版。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3083974A JP2957300B2 (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 空調機組込み多機能床版 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3083974A JP2957300B2 (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 空調機組込み多機能床版 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04316935A JPH04316935A (ja) | 1992-11-09 |
JP2957300B2 true JP2957300B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=13817514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3083974A Expired - Fee Related JP2957300B2 (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 空調機組込み多機能床版 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2957300B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006291654A (ja) * | 2005-04-14 | 2006-10-26 | Mitsubishi Estate Home Co Ltd | 空調ダクトの設置構造、ダクトの接続構造及びダクトの接続部材 |
JP6829588B2 (ja) * | 2016-11-22 | 2021-02-10 | 株式会社竹中工務店 | チャンバー給気式空調システム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0448027Y2 (ja) * | 1986-01-31 | 1992-11-12 | ||
JPH0332271A (ja) * | 1989-06-29 | 1991-02-12 | Seikosha Co Ltd | コードレス電話機 |
JPH04314242A (ja) * | 1991-04-12 | 1992-11-05 | Toshiba Corp | コードレス電話機の音声ガイダンス装置 |
-
1991
- 1991-04-16 JP JP3083974A patent/JP2957300B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04316935A (ja) | 1992-11-09 |
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