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JP2955689B2 - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

自動車の前部車体構造

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Publication number
JP2955689B2
JP2955689B2 JP6331591A JP6331591A JP2955689B2 JP 2955689 B2 JP2955689 B2 JP 2955689B2 JP 6331591 A JP6331591 A JP 6331591A JP 6331591 A JP6331591 A JP 6331591A JP 2955689 B2 JP2955689 B2 JP 2955689B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
side sill
tire
vehicle body
arch frame
Prior art date
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Application number
JP6331591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04297385A (ja
Inventor
藤井義雄
中野光三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuda KK
Original Assignee
Matsuda KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsuda KK filed Critical Matsuda KK
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Publication of JPH04297385A publication Critical patent/JPH04297385A/ja
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の前部車体構造、
特にフロントタイヤハウス周辺部の車体構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体側部の下部には通常車体前
後方向に延びるサイドシルが設けられている。このサイ
ドシルは、例えば実開昭63-4787 号公報に開示されてい
るように車体剛性を高めるために、アウタパネルとイン
ナパネルとにより閉断面を形成しているのが一般的であ
り、さらに剛性を高めるためにサイドシル内にレインフ
ォースメントを設け、サイドシルを内外2重の閉断面構
造を有するようにしたものも一般的に知られている。
【0003】また前記公報にも示されているように、サ
イドシルの前端部および後端部の近傍には、それぞれ車
輪を収容するタイヤハウスが配置されており、このタイ
ヤハウスを形成する円弧状のタイヤアーチフレームをサ
イドシルの端部から延長形成したものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】自動車の車体前部に
は、衝突時に乗員の安全を確保するためにその剛性を向
上させるための様々な工夫がなされている。
【0005】ところで、車体によっては、前輪を車室側
に接近するように配置することも考えられる。特にこの
ような車体においては、衝突時などの車体前部の変形が
車室内に及ばないようにするために前輪を収容するフロ
ントタイヤハウス周辺部の車体剛性をより高めることが
望ましい。そこで上記したようにフロントタイヤハウス
を形成するタイヤアーチフレームを閉断面構造とし、タ
イヤアーチフレームとサイドシルとを連結することも考
えられるが、フロントタイヤハウス周辺部の剛性として
は十分とは言えない。
【0006】本発明は上記課題に鑑み、フロントタイヤ
ハウス周辺部の車体剛性を効果的に高め、衝突時などの
車体前方から作用する荷重による車体前部の変形をフロ
ントタイヤハウス後方へ及ばないようにすることができ
る自動車の前部車体構造を提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明による前部車体構造は、車室前面上部に形成さ
れた窓部の車幅方向端縁部に沿って延設されたフロント
ピラーと、車体前後方向中間部の下部の車幅方向端縁部
に沿って車体前後方向に延設された内外2重の閉断面構
造を有するサイドシルと、前記サイドシルの前端部より
円弧状に延長形成された内外2重の閉断面構造を有する
タイヤアーチフレームと、前記フロントピラーの下部と
前記タイヤアーチフレームの上部とを連結する上下方向
連結部材とを備え、車体側部におけるドア開口部の前側
および下側は、上記フロントピラー,連結部材,タイヤ
アーチフレームおよびサイドシルによって形成されてい
ることを特徴とするものである。
【0008】上記においてタイヤアーチフレームは、サ
イドシルと一体的に形成されたものの他、サイドシルと
は別体として形成され、サイドシルと連結されたもので
もよい。
【0009】
【作用および効果】上記したように本発明による自動車
の前部車体構造は、内外2重の閉断面構造を有するサイ
ドシルの前端部から円弧状に延長形成し、内外2重の閉
断面構造を有するタイヤアーチフレームの上部と、フロ
ントピラーの下部とを連結部材で連結したものである。
【0010】タイヤアーチフレームを内外2重の閉断面
構造とすることでタイヤアーチフレームの剛性を高める
ことができ、またタイヤアーチフレームの上部とフロン
トピラーの下部とを連結することで衝突時など車体前方
から連結部材近傍に作用する荷重を連結部材を介してフ
ロントピラーへと続く方向と、連結部材を介してタイヤ
アーチフレームの上部から後端部、さらには後端部から
サイドシルへと続く方向との2方向に分散化して、支持
することができる。
【0011】このように本発明による自動車の前部車体
構造は、フロントタイヤハウス周辺部の車体剛性を効果
的に高め、衝突時などの車体前方から作用する荷重を分
散化して支持することが可能であり、これによって、衝
突時などの車体前部の変形をフロントタイヤハウス後方
へ及ぶのを防止することができるという効果を奏するも
のである。
【0012】
【実施例】以下、本発明による自動車の前部車体構造に
ついて図面に基づいて説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例による自動車の
前部車体構造の全体構成を概略的に示す外観斜視図、図
2は、その各構成部材を示す外観斜視図、および図3
は、タイヤアーチフレーム後部の構成を示す図1におい
て車体斜め前方よりタイヤアーチフレーム後部を見る方
向Aからの外観斜視図である。
【0014】図1に示すように、本実施例の自動車の前
部車体構造を備えた車体1は、図示されない前輪を収容
するフロントタイヤハウス2が、車体前部のドア開口部
3に隣接した位置に設けられている。そして、車体1
は、ドア開口部3の下端縁部に沿って車体前後方向に延
びるサイドシル4と、フロントタイヤハウス2の後部か
ら上部にかけての円弧状部分を形成するタイヤアーチフ
レーム5と、ドア開口部3と車室前部に形成された窓部
6とを区画するように斜め上下方向に延設されたフロン
トピラー7と、フロントピラー7の下部とタイヤアーチ
フレーム5の上部とを連結するように延設された連結部
材8と、を備えている。そして、ドア開口部3の前側お
よび下側は、上記フロントピラー、上下方向連結部材、
タイヤアーチフレームおよびサイドシルによって形成さ
れている。この構成により、車室はタイヤアーチフレー
ムの上部に位置する上下方向連結部材部分まで前方に拡
大される。
【0015】フロントピラー7は、図2に示す車室側を
構成するフロントピラーインナパネル7aと、車外側を構
成するフロントピラーアウタパネル7bとが、閉断面を形
成するように相互に溶着されてなる。またサイドシル4
は、図2に示すサイドシルインナパネル4aとサイドシル
アウタパネル4bとがサイドシルレインフォースメント4c
を挟んで相互に溶着されてなり、これによりサイドシル
4は、図1のB部に示すように内外2重の閉断面構造を
有している。またタイヤアーチフレーム5は、図2に示
すタイヤアーチインナパネル5aと、タイヤアーチアウタ
パネル5bと、タイヤアーチインナレインフォースメント
5cと、タイヤアーチアウタレインフォースメント5dと
が、図3に示すように相互に溶着されてなり、これによ
り、タイヤアーチフレーム5は内外2重の閉断面構造を
有している。
【0016】なお、本実施例の場合、図2に示すように
サイドシルインナパネル4aとタイヤアーチインナパネル
5a、サイドシルアウタパネル4bとタイヤアーチアウタパ
ネル5b、およびサイドシルレインフォースメント4cとタ
イヤアーチインナレインフォースメント5cは、それぞれ
一枚の鋼板によって一体的に形成されている。
【0017】また連結部材8は、図2に示す、車室側を
構成するヒンジピラーインナパネル8aと、車外側を構成
するカウルサイドパネル8bとが閉断面を構成するように
互いに溶着されてなる。
【0018】図1に示すように、衝突時などに車体前方
から作用する荷重Fは、部材9などの車体前部を構成す
る部材が変形して吸収されるとともに、連結部材8を介
してフロントピラー7へと続く方向aと、連結部材8を
介してタイヤアーチフレーム5、サイドシル4へと続く
方向bへと分散化され支持される。
【0019】なお、説明の都合上、本実施例の車体構造
は、車体1の左側についてのみ示しているが、車体1の
右側についても上記と同様の構成とすることも可能であ
る。
【0020】以上、本発明による自動車の前部車体構造
について一実施例に基づいて説明したが、本発明による
自動車の前部車体構造はかかる実施例に限定されるもの
ではない。
【0021】
【0022】また前記実施例では、サイドシルとタイヤ
アーチフレームとを一体的に形成しているが、両者を別
体として形成し、両者を相互に連結する構成にすること
もできる。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動車の前部車体構造
の全体構成を概略的に示す外観斜視図
【図2】本発明の一実施例による自動車の前部車体構造
の各構成部材を示す外観斜視図
【図3】本発明の一実施例による自動車の前部車体構造
のタイヤアーチフレーム後部の構成を示す図
【符号の説明】
4 サイドシル 5 タイヤアーチフレーム 6 窓部 7 フロントピラー 8 連結部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室前面上部に形成された窓部の車幅方
    向端縁部に沿って延設されたフロントピラーと、 車体前後方向中間部の下部の車幅方向端縁部に沿って車
    体前後方向に延設された内外2重の閉断面構造を有する
    サイドシルと、 前記サイドシルの前端部より円弧状に延長形成された内
    外2重の閉断面構造を有するタイヤアーチフレームと、 前記フロントピラーの下部と前記タイヤアーチフレーム
    の上部とを連結する上下方向連結部材とを備え、 車体側部におけるドア開口部の前側および下側は、上記
    フロントピラー,連結部材,タイヤアーチフレームおよ
    びサイドシルによって形成されている ことを特徴とする
    自動車の前部車体構造。
JP6331591A 1991-03-27 1991-03-27 自動車の前部車体構造 Expired - Fee Related JP2955689B2 (ja)

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JPH04297385A JPH04297385A (ja) 1992-10-21
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