JP2955055B2 - 養毛化粧料 - Google Patents
養毛化粧料Info
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Description
し、毛母細胞の賦活化をする、育毛効果、脱毛予防効
果、及びふけ防止効果に優れた養毛化粧料に関する。
り、トウガラシチンキ、ニコチン酸誘導体等の血行促進
物質、或はセンブリエキス、朝鮮ニンジンエキス等の頭
皮の皮膚細胞の賦活化物質を配合してなる養毛化粧料が
知られている。更に最近では、皮脂腺の肥大防止効果を
もつ成分や、男性ホルモンの抑制作用をもつ成分を配合
する養毛化粧料も数多く提案されている。
物質は、皮膚刺激が強くその配合量に制限があったり、
血行促進の持続時間が短かいという欠点がある。また細
胞の賦活化物質も、低濃度では皮膚への浸透性が低く、
且つ単独では効果が充分に発揮されないという問題点が
ある。
作用が原因の一つと言われているが、血行の不良や毛母
細胞の活性低下、皮脂腺の肥大化、頭皮の線維化等の現
象が複雑に絡みあって生じていると推察されている。従
って、単に男性ホルモンの抑制成分を用いても育毛作用
を発現するまでには至らないのが現状である。更に、男
性ホルモンの過剰作用が原因といわれる皮脂腺の肥大を
抑制するために、抗男性ホルモン剤等を育毛剤として用
いても効果は充分ではない。
治療薬、去啖薬、痔疾治療薬、外傷治療薬等として用い
られてきた物質である。しかしながら、メリロートエキ
スが発毛、育毛効果を有することは全く知られていなか
った。また、メリロートエキスの配合例として口腔用組
成物(特開昭58−134012号公報)、生薬貼付製
剤(特開平02−282332号公報)が公開されてい
るが、養毛化粧料としての応用はみられなかった。
し、毛母細胞を賦活化し、育毛、脱毛予防、及びふけ防
止等の効果に優れた養毛化粧料を提供することにある。
梢血流の促進及び毛母細胞の賦活化について種々検討し
た結果、メリロートエキスを配合した養毛化粧料が優れ
た養毛、育毛効果を発現することを見出した。
科のジャケツイバラ亜科に属するセイヨウエビラハギの
茎、葉、全草、或いは根から抽出される成分である。抽
出される成分としては、クマリン及びその関連物質、配
糖体であるメリロートサイド、メリロート酸等が挙げら
れる。抽出溶媒としては、熱水、含水アルコール、アル
コール類、アセトン、酢酸エチル、クロロホル等が使用
可能である。特に、10〜90%エタノール水溶液が抽
出溶媒としては好ましい。
にて抽出して得られるエキスの純分(乾燥残分で換算)
を基準として配合量を表示した。
への配合量は、総量を基準として、0.001〜2.0
wt%であればよく、より好ましくは0.005〜1.
0wt%である。即ち、この配合量の下限未満では本発
明の目的とする効果が充分に得られず、また上限を超え
ても、その増加分に見合った効果の向上は望めないもの
である。
アートニック、ヘアーローション、ヘアークリーム、ヘ
アーコンディショナー、シャンプー、リンス、ヘアージ
ェル、ヘアーミスト、ヘアーフォーム等の剤型にするこ
とが可能である。
料、殺菌剤、防腐剤、角質溶解剤、抗アンドロゲン剤、
抗酸化剤等を本発明の目的を達成する範囲で適宜配合す
ることができる。
詳説する。尚、実施例に記載のマウス毛成長促進効果試
験法、ヒト頭髪毛成長促進効果試験法、及び実用試験法
について下記に述べる。
背部中央の皮膚を電気バリカンで刈った後、脱毛クリー
ムにより完全に除毛し、翌日より実施例及び比較例の各
試料を被験部皮膚に毎日朝夕2回、一匹当り0.2g塗
布した。一試料に対して動物は一群10匹を使用した。
尚、対照群として基剤単独を塗布した。
塗布部位から20本の毛を無作為に抜毛し、各々の長さ
について測定し各群の平均値を算出した。次に、実施例
又は比較例の平均値を対照群の平均値により除した値を
毛成長促進効果として判定に用いた。
5cmの位置の頭髪を左右2ケ所に於て直径1cmの円形状
に剃毛した被験部位に、実施例又は比較例の試料を左側
に毎日朝夕2回、約3m1塗布し、無処置の右側と比較
した。効果の判定は、試験開始後28日目に、左右の被
験部位の毛髪各々20本ずつを剃毛し、左側(実施例又
は比較例を塗布)の毛20本の長さの平均値(B)を右
側(無処置)の毛20本の長さの平均値(A)で除し、
判定結果は、被試験者10名の(B)/(A)の平均値
で示した。
夕2回、連続6ケ月間試料を塗布した後の効果を評価し
た。試験結果は、育毛効果、脱毛予防効果、ふけ防止効
果の各項に対して、「生毛が剛毛化した或は生毛が増加
した」、「脱毛が少なくなった」、「ふけが少なくなっ
た」と回答した人数で示した。
アートニック 表1の原料組成において、表2に記載の如く試料を配合
してヘアートニックを調製し、前記の諸試験を実施し
た。
後、(A)成分と(C)成分を混合攪拌分散して容器に
充填する。使用時には内容物を均一に振盪分散して使用
する。
2右欄に記載した。表2に示すごとく、比較例1〜3は
マウス及びヒト毛成長促進効果が低く、実用試験の結果
も良好ではなかった。特にトウガラシチンキを配合した
比較例1は実用試験において、3人が軽度の皮膚刺激を
訴えた。
は高い毛成長促進効果を示し、諸試験の総てに亘って明
らかに良好な結果を示した。尚、実施例1〜6はヒト皮
膚での諸試験において皮膚刺激は生じなかった。
リーム 表3の原料組成において、実施例1と同様にして、表4
に記載の各々のヘアークリームを調製して諸試験を実施
し、その結果を表4右欄に記載した。
溶解させた後、(A)及び(C)成分を80℃に加熱溶
解して混合した。更に、攪拌しつつ冷却して50℃にな
ったところで(D)成分を加え、30℃まで攪拌を続け
て各ヘアークリームを調製した。
を示すと共に諸試験の総てに亘って優れた結果を示し
た。
血流を向上させ、毛母細胞の賦活化を行ない、育毛効
果、脱毛予防効果、及びふけ防止効果に優れるととも
に、皮膚刺激の無い養毛化粧料を提供することは明らか
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 メリロートエキスを配合したことを特徴
とする養毛化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3093207A JP2955055B2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 養毛化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3093207A JP2955055B2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 養毛化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04305518A JPH04305518A (ja) | 1992-10-28 |
JP2955055B2 true JP2955055B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=14076124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3093207A Expired - Fee Related JP2955055B2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 養毛化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2955055B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997009056A1 (fr) * | 1995-09-07 | 1997-03-13 | L'oreal | Extrait d'iridacees et compositions le contenant |
-
1991
- 1991-03-30 JP JP3093207A patent/JP2955055B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04305518A (ja) | 1992-10-28 |
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