JP2955033B2 - 養毛化粧料 - Google Patents
養毛化粧料Info
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Description
して、毛母細胞を賦活化し、育毛効果、脱毛予防および
ふけ防止効果に優れた養毛化粧料に関する。
酸誘導体等の血行促進物質、或はセンブリエキス、朝鮮
ニンジンエキス等の頭皮の皮膚細胞を賦活する物質を配
合してなる養毛化粧料が知られている。更に最近では、
皮脂腺の肥大化を防止する効果を持つ成分や、男性ホル
モンを抑制する作用を持つ成分を配合する養毛化粧料も
数多く提案されている。
されている血行促進物質は、皮膚刺激が強くその配合量
に制限があったり、血行促進の持続時間が短かいという
欠点がある。また細胞を賦活する物質も、低濃度では皮
膚への浸透性が低く、且つ単独では効果が充分に発揮さ
れないという問題点がある。一方、男性型脱毛症は男性
ホルモンの過剰作用が原因の一つといわれているが、そ
の他に血行の不良や毛母細胞の活性低下、皮脂腺の肥大
化、頭皮の線維化等の現象が複雑に絡みあって生じてい
ると推察されている。従って、男性ホルモンの抑制成分
を用いても育毛作用を発現するまでには至らないのが現
状である。更に、男性ホルモンの過剰作用が原因といわ
れる皮脂腺の肥大化を抑制するために、抗男性ホルモン
剤等を配合した育毛剤が知られているがその効果は充分
ではない。
として多毛症の発生が知られ、育毛剤としての応用化が
行なわれている。しかし、ミノキシジルを単独で使用し
ても発毛・育毛効果は十分ではなく効果が発現する脱毛
症のタイプも限定されることから、更に効果の高い育毛
剤が求められているのが現状である。
T2 レセプター阻害剤として知られ高血圧の治療剤とし
て開発中の物質である。しかしながら、ケタンセリンお
よび/またはその塩の発毛・育毛効果は知られておら
ず、育毛剤としての応用化は行なわれていない。
毛母細胞を賦活化する頭皮の活性化促進物質を得るべく
種々検討した。然して、本発明の目的は、頭皮の末梢血
流を促進し、毛母細胞を賦活化し、育毛、脱毛予防及び
ふけ防止等の効果に優れた養毛化粧料を提供することに
ある。
梢血流を促進して、毛母細胞を賦活する物質について種
々研究した結果、前記ケタンセリンおよび/またはその
塩が末梢血流を促進して毛母細胞を賦活化し、優れた育
毛・養毛効果を発現することを見出した。
く公知の物質である。 CAS RN : 74050-98-9 一般名 : 3-[2-[4-(4-Fluorobenzoyl)-1-piperidinyl]
ethyl]-2,4[1H,3H]-quinazolinedione 化学式 : C22H22FN3 O3 分子量 : 395.43 本発明では、ケタンセリンおよび/またはその塩を配合
することが可能である。塩類としては酢酸、コハク酸等
のカルボン酸との塩、乳酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石
酸等のオキシカルボン酸との塩、塩酸、硫酸等の鉱酸と
の塩が挙げられる。
塩の養毛化粧料中への配合量は、組成物総量を基準とし
て、0.001〜2.0重量%(以下、wt%と略す)
であればよく、より好ましくは0.01〜1.0wt%
である。この配合量の下限未満では本発明の目的とする
効果に充分ではなく、また上限を超えても、その増加分
に見合った効果の向上は望めないものである。
アートニック、ヘアーローション、ヘアークリーム、ヘ
アーコンディショナー、シャンプー、リンス、ヘアージ
ェル、ヘアーミスト、ヘアーフォーム等の剤型にするこ
とが可能である。本発明の養毛化粧料には、色素、香
料、殺菌剤、防腐剤、角質溶解剤、抗アンドロゲン剤、
抗酸化剤等を本発明の目的を達成する範囲で適宜配合す
ることができる。
が、これに先立ち実施例に記載のマウス毛成長促進効果
試験法、ヒト頭髪毛成長促進効果試験法及び実用試験法
について説明する。
背部中央の皮膚を電気バリカンで刈った後、脱毛クリー
ムにより完全に除毛し、翌日より実施例及び比較例の各
試料を被験部皮膚に毎日朝夕2回、一匹当り0.2g塗
布した。一試料に対して動物は一群10匹を使用した。
尚、対照群として基剤単独を塗布した。実験開始後15
日目に動物を屠殺し、試料塗布部位から20本の毛を無
作為に抜毛し、各々の長さについて測定し各群の平均値
を算出した。次に、実施例または比較例の平均値を対照
群の平均値により除した値を毛成長促進効果として判定
に用いた。
5cmの位置の頭髪を左右2ケ所に於て直径1cmの円形状
に剃毛した被験部位に、実施例または比較例の試料を左
側に毎日朝夕2回、約3ml 塗布し、無処置の右側と比
較した。効果の判定は、試験開始後28日目に、左右の
被験部位の毛髪各々20本ずつを剃毛し、左側(実施例
または比較例を塗布)の毛20本の長さの平均値( B)
を右側(無処置)の毛20本の長さの平均値(A)で除
し、判定結果は、被試験者10名の(B)/(A)の平
均値で示した。
夕2回、連続6ケ月間塗布した後の効果を評価した。試
験結果は、育毛効果、脱毛予防効果、ふけ防止効果の各
項に対して、「生毛が剛毛化した或は生毛が増加し
た」、「脱毛が少なくなった」、「ふけが少なくなっ
た」と回答した人数で示した。
アートニック表1の原料組成に於いて、下記に記載の如
く試料を配合してヘアートニックを調製し、前記の諸試
験を実施した。
中に溶解させた後、(A)成分と(B)成分を混合攪拌
分散して容器に充填する。使用時には内容物を均一に振
盪分散して使用する。
2に示した。表2に示すごとく、比較例1〜3はマウス
およびヒト毛成長促進効果が低く、実用試験の結果も良
好ではなかった。特にトウガラシチンキを配合した比較
例1は実用試験において、3人が軽度の皮膚刺激を訴え
た。実施例1〜5の本発明の養毛化粧料は高い毛成長促
進効果を示し、諸試験の総てに亘って明らかに良好な結
果を示した。尚、実施例1〜5はヒト皮膚での諸試験に
おいて皮膚刺激は生じなかった。
クリームを調製して諸試験を実施し、その結果を表4に
示した。
溶解させた後、(A)および(C)成分を80℃に加熱
溶解して混合した。更に、攪拌しつつ冷却して50℃に
なったところで(D)成分を加え、30℃まで攪拌を続
けて各ヘアークリームを調製した。
を示すと共に諸試験の総てに亘って優れた結果を示し
た。
梢血流を向上させ、毛母細胞の賦活化を行ない、育毛効
果、脱毛予防及びふけ防止効果に優れるとともに、皮膚
刺激の無い養毛化粧料を提供することは明らかである。
Claims (1)
- 【請求項1】 ケタンセリンおよび/またはその塩を配
合することを特徴とする養毛化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3809991A JP2955033B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 養毛化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3809991A JP2955033B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 養毛化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04253904A JPH04253904A (ja) | 1992-09-09 |
JP2955033B2 true JP2955033B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=12516031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3809991A Expired - Fee Related JP2955033B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 養毛化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2955033B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69842109D1 (de) * | 1997-08-21 | 2011-03-10 | Shiseido Co Ltd | Chinazolin-4-on Derivate, deren Herstellung und deren Verwendung als Haarwuchsmittel oder in äusserlich anzuwendenden Hautpflegemitteln |
-
1991
- 1991-02-06 JP JP3809991A patent/JP2955033B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04253904A (ja) | 1992-09-09 |
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