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JP2938674B2 - 液晶表示素子の駆動装置 - Google Patents

液晶表示素子の駆動装置

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JP2938674B2
JP2938674B2 JP4153624A JP15362492A JP2938674B2 JP 2938674 B2 JP2938674 B2 JP 2938674B2 JP 4153624 A JP4153624 A JP 4153624A JP 15362492 A JP15362492 A JP 15362492A JP 2938674 B2 JP2938674 B2 JP 2938674B2
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signal
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伸明 ▲高▼橋
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Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マトリックス型のLC
D(液晶ディスプレイ)等の液晶表示素子を電圧平均化
法で駆動する液晶表示素子の駆動装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】LCDを電圧平均化法で駆動する場合、
横方向に延びた複数の走査電極に順次走査電圧を印加
し、これに同期して縦方向に延びた複数の信号電極に信
号電圧を印加している。これにより、走査電極と信号電
極の交差部にある各ピクセルに、走査電圧と信号電圧の
差電圧である駆動電圧が印加され、LCDに所望の文字
や図形が表示される。
【0003】ピクセルをON状態(光学的点灯状態)に
するためには、 Von =Vop /BIAS×((BIAS2 +DUTY−1)/DUTY)1/2 の実効電圧を印加する必要がある。
【0004】同様に、ピクセルをOFF状態(光学的非
点灯状態)にするためには、 Voff=Vop /BIAS×(((BIAS−2)2 +DUTY−1)/DUTY)1/2 の実効電圧を印加する必要がある。
【0005】ここで、Vop は液晶材料に応じて予め設定
された一定電圧であり、BIASはDUTY1/2 +1に等しい値
である。DUTYはLCDのピクセル数に応じて設定されて
おり、例えば、LCDが縦方向に400ドットのピクセ
ルを有する場合、DUTYは通常200に設定され、480
ドットのピクセルを有する場合、DUTYは通常240に設
定される。
【0006】ところで、液晶表示素子は容量性の素子で
あるので、走査電圧および信号電圧の電圧レベルの反転
によって、駆動電圧の波形に歪みが生じる。したがっ
て、実効電圧であるVon またはVoffが低下または上昇す
る。この結果、ピクセルによって輝度むらが生じる。す
なわち、シャドーイングが発生する。
【0007】液晶表示素子の容量をCとし、ループ抵抗
をRとすると、シャドーイングによる実効電圧の低下
は、 Vop /BIAS×(1−(1−1.5C・R・N・F)1/2 ) に比例する。ここで、Nは信号電圧の電圧レベルの反転
回数であり、Fはフレーム時間の逆数、すなわち、走査
周波数である。
【0008】そこで、BIASを大きく設定することによ
り、実効電圧の低下量を小さくし、シャドーイング防止
を図っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では、図6に示すように、LCD51に中央下部
に、縦方向に延びた棒グラフ52を黒(OFF状態)で
表示すると、棒グラフ52の延長上の白(ON状態)の
領域53の輝度が、棒グラフ52の両側の背景の白の領
域54・54の輝度よりも高くなるという問題点を有し
ている。
【0010】以下、図7および図8に基づいて、このシ
ャドーイングの発生原因について説明する。
【0011】走査電極には、図7(a)のクロック信号
55のパルス毎に、走査電圧が順次印加されており、走
査電圧のレベルは、交流化信号56(同図(b))に基
づいて所定の周期で反転されている。一方、各信号電極
には、上記のクロックパルスに同期して信号電圧(同図
(c))が印加されており、信号電圧のレベルも、走査
電圧のレベルと同様に、交流化信号56に基づいて反転
されている。
【0012】図中、電圧レベルV0 とV5 はピクセルを
ON状態にするための信号電圧(以下、これを点灯電圧
と呼ぶ)を示しており、電圧レベルV2 とV3 はピクセ
ルをOFF状態にするための信号電圧(以下、これを非
点灯電圧と呼ぶ)を示している。なお、電圧レベルV1
とV4 は、選択されていない走査電極に印加される走査
電圧(以下、これを非選択電圧と呼ぶ)である。
【0013】交流化信号が反転したとき、走査電圧のレ
ベルおよび信号電圧のレベルが反転するので、全ピクセ
ルで充放電が起こる。このとき、図8に示すように、非
選択電圧の波形57が過渡現象によって大きく歪む。
【0014】図6の棒グラフ52のように、LCD51
の各ピクセルの大半がON状態になっている場合、非選
択電圧の波形57は、点灯電圧側(図では電圧レベルV
0 側)に歪む。逆に、領域54のように、LCD51の
各ピクセルの大半がOFF状態になっている場合、非選
択電圧の波形57は、非点灯電圧側(図では電圧レベル
2 側)に歪む(図8)。
【0015】このため、領域53のように非点灯電圧が
印加されている時間が長い信号電極上のピクセルでは、
駆動電圧の実効値が増大する。一方、領域54・54の
ように点灯電圧が常時印加されている信号電極上のピク
セルでは、駆動電圧の実効値が減少する。これにより、
領域53の輝度が両側の領域54・54の輝度よりも増
大するタイプのシャドーイングが発生する。
【0016】図6の棒グラフ61〜63の場合は、上記
のシャドーイングとは異なるタイプのシャドーイングが
発生する。すなわち、黒(OFF状態)と白(ON状
態)が交互に配置された、いわゆる網によって棒グラフ
61〜63が表示されている場合、棒グラフ61〜63
の延長上の白の領域71〜73の輝度が、棒グラフ61
〜63の両側の背景の白の領域54・54の輝度よりも
低くなる。
【0017】以下、図9および図10に基づいて、この
シャドーイングの発生原因について説明する。
【0018】走査電極には、前記と同様に、図9(a)
のクロック信号55のパルス毎に、走査電圧が順次印加
されており、走査電圧のレベルは、交流化信号56(同
図(b))に基づいて所定の周期で反転されている。一
方、各信号電極には、上記のクロックパルスに同期して
信号電圧(同図(c))が印加されており、信号電圧の
レベルも、走査電圧のレベルと同様に、交流化信号56
に基づいて反転されている。
【0019】交流化信号が反転したとき、走査電圧のレ
ベルおよび信号電圧のレベルが反転するので、全ピクセ
ルで充放電が起こる。このとき、図10に示すように、
非選択電圧の波形58が過渡現象によって大きく歪む。
【0020】また、網状の棒グラフ61〜63を表示す
るために、信号電圧は交互に点灯電圧または非点灯電圧
に切り換わるので、信号電圧の波形59も過渡現象によ
ってさらに大きく歪む。
【0021】信号電圧が点灯電圧または非点灯電圧に切
り換わる回数をNとすると、Von 、Voffは、それぞれ、
以下の式で表される。
【0022】 Von =Vop /BIAS×((BIAS2 +DUTY−1−G)/DUTY)1/2 Voff=Vop /BIAS×(((BIAS−2)2 +DUTY−1−G)/DUTY)1/2 ここで、G=6C・R・N・DUTY・Fである。
【0023】このため、領域71〜73では、領域54
と比較して、駆動電圧の実効値が低下する。これによ
り、領域71〜73の輝度が両側の領域54・54の輝
度よりも低下するタイプのシャドーイングが発生する。
【0024】領域64のように文字を縦に並べて表示し
た場合も、棒グラフ71〜73の場合と同様の理由か
ら、領域64の延長上の白の領域65・65の輝度は、
領域64の両側の背景の白の領域54・54の輝度より
も低くなる。
【0025】以上のようなシャドーイングに対して、BI
ASを増大させる従来のシャドーイング防止方法では充分
対応できない。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液晶表示素
子の駆動装置は、上記の課題を解決するために、走査電
極に走査電圧を順次印加すると共に、該走査電圧に同期
して信号電極に表示データに応じた信号電圧を印加し、
かつ、走査電圧の電圧レベルおよび信号電圧の電圧レベ
ルを交流化信号に応答して所定の周期で反転させること
により液晶表示素子に表示データを表示する液晶表示素
子の駆動装置において、上記交流化信号の反転に伴う走
査電極と信号電極との間の充放電による過渡現象分の
号電圧の実効値を補正するために、上記周期当りの上記
信号電圧の切り換わり回数に応じた補正電圧を上記信号
電極に印加する補正手段が設けられていることを特徴と
している。
【0027】
【作用】上記の構成により、走査電極に走査電圧を順次
印加すると共に、該走査電圧に同期して信号電極に表示
データに応じた信号電圧を印加し、かつ、走査電圧の電
圧レベルおよび信号電圧の電圧レベルを交流化信号に応
答して所定の周期で反転させることにより液晶表示素子
に表示データを表示する液晶表示素子の駆動装置におい
て、上記交流化信号の反転に伴う走査電極と信号電極と
の間の充放電による過渡現象分の信号電圧の実効値を補
正するために、上記周期当りの上記信号電圧の切り換わ
り回数に応じた補正電圧を印加する補正手段を設けたの
で、上記過渡現象による特定の信号電極の信号電圧の実
効値の増大または減少を防止できる。これにより、シャ
ドーイングが起こりにくくなる。
【0028】
【実施例】本発明の第1の実施例について図1ないし図
4に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0029】本実施例のマトリックス型のLCDの駆動
装置は、図1に示すように、キーボード等の入力手段
(図示されていない)から送られた文字等のデータを処
理するCPU(中央演算処理ユニット)1と、CPU1
からの表示データを記憶するVRAM(ビデオ用のラン
ダムアクセスメモリー)3、VRAM3に記憶されてい
る表示データを読み出して、LCDパネル12に表示す
るための制御を行うLCDコントローラー5を備えてい
る。
【0030】CPU1とVRAM3の間、および、LC
Dコントローラー5とVRAM3の間には、CPU1お
よびLCDコントローラー5が同時にVRAM3にアク
セスしないように制御するBUS(バス)アービター2
・4が設けられている。
【0031】さらに、本実施例のLCDの駆動装置は、
カウンター6と、交流化のための信号発生回路7と、L
CDパネル12を駆動するための6つのレベルの異なる
電圧を発生させる駆動電圧発生回路8、駆動電圧発生回
路8からの駆動電圧を切り換えるスイッチ部9、LCD
パネル12の信号電極(列電極)のドライバー10・1
0、LCDパネル12の走査電極のドライバー11を備
えている。
【0032】LCDコントローラー5は、フレーム信号
13、クロック信号14、およびVRAM3から読み出
した表示データをデータ信号15として出力する。LC
Dコントローラー5からのフレーム信号13は、カウン
ター6のリセット端子(R)に入力される。LCDコン
トローラー5からのクロック信号14は、カウンター6
の反転入力端子(>)、信号発生回路7、ドライバー1
0・10・11に入力される。
【0033】カウンター6は、フレーム信号13および
クロック信号14に基づいて、表示期間信号16をスイ
ッチ部9に出力する。信号発生回路7は、クロック信号
14に基づいて、交流化信号17をドライバー10・1
0・11に出力する。
【0034】上記の構成において、本実施例の液晶表示
素子の駆動装置では、LCDパネル12に1フレームの
表示データを表示した後に、表示期間中に起こった実効
電圧の低下または上昇をキャンセルするために補正電圧
をドライバー10・10からLCDパネル12の信号電
極に印加している。ここで、補正電圧を印加する期間を
補正期間と呼ぶことにすると、本実施例の1フレーム期
間は、表示期間(=DUTY×1クロック期間)に補正期間
(=X×1クロック期間)を加えた期間になる。Xは補
正のために適当な整数値に設定される。
【0035】例えば、(Vop/BIAS)Vの補正電圧を、補
正期間中にM×1クロック期間だけ印加したとすると、 Von =Vop/BIAS×((BIAS2 +DUTY−1−G+M)/( DUTY+X))1/2 Voff=Vop/BIAS×(((BIAS −2)2+DUTY−1−G+M)/(DUTY+X))1/2 G=6C・R・N・(DUTY+X)・F になる。ここで、C、Rはそれぞれ液晶表示素子の容
量、ループ抵抗であり、Nは信号電圧の電圧レベルが切
り換わる回数であり、Fはフレーム時間の逆数、すなわ
ち、走査周波数である。
【0036】したがって、M=Gを満たすようにMを設
定すれば、Gの項が打ち消されるから、シャドーイング
を低減することができる。
【0037】一例として、640×480ドットのLC
Dパネル12を駆動する場合について、図2に基づいて
説明すれば、以下のとおりである。
【0038】フレーム信号13は、図2(a)に示すよ
うに、1フレーム毎に出力されるパルスからなってお
り、クロック信号14は、同図(b)に示すように、1
クロック毎に出力されるパルスからなっている。
【0039】DUTY=240、X=15とすると、1フレ
ーム期間は255×1クロック期間になる。表示期間信
号16は、同図(c)に示すように、1フレーム期間の
前期の240×1クロック期間ではハイレベルになり、
その後の15×1クロック期間ではローレベルになる。
前記表示期間は、表示期間信号16がハイレベルの期間
に一致し、この期間に表示データがLCDパネル12に
表示される。一方、前記補正期間は、表示期間信号16
がローレベルの期間に一致し、この期間に補正電圧が印
加される。
【0040】例えば、F=60Hz、CR=0.5μsと
すると、上式からM=0.046Nになる。0.046×2
0=0.92≒1であるから、信号電圧が約20回、点灯
電圧と非点灯電圧に切り換わる毎に、補正電圧を1クロ
ック期間だけ印加する。
【0041】信号電極S1 、S2 、S3 …に印加される
信号電圧の時間変化の一例を図3に示す。
【0042】図中、表示期間では、ハッチングは点灯電
圧(電圧レベルV0 またはV5 )が印加される期間を示
しており、白ヌキは非点灯電圧(電圧レベルV2 または
3)が印加される期間を示している。
【0043】一方、補正期間では、ハッチングは、表示
期間におけると同様に、点灯電圧(電圧レベルV0 また
はV5 )に等しい補正電圧が印加される期間を示してお
り、白ヌキは非選択電圧(電圧レベルV1 またはV4
に等しい補正電圧が印加される期間を示している。
【0044】このように、本実施例では、白ヌキの期間
が表示期間に属するか、または補正期間に属するかによ
って、白ヌキの期間に印加される電圧レベルを切り換え
ている。電圧レベルの切り換えは、スイッチ部9によっ
て行われる。すなわち、表示期間信号16によってスイ
ッチ部9を制御することにより、駆動電圧発生回路8か
らドライバー10・10に印加される電圧レベルを切り
換えている。
【0045】信号電極S1 、S2 、S4 、S5 、S7
8 …では、点灯電圧と非点灯電圧の切り換わり回数が
標準的な値になっており、図2(d)に示すように、補
正電圧をM=5に対応する5クロック期間だけ印加する
と、Gの項が打ち消されるとする。
【0046】信号電極S3 では、点灯電圧と非点灯電圧
が交互に切り換わっており、切り換わり回数が多い。こ
のとき、Gが大きくなるから、Mを上記の値より大きく
する必要がある。したがって、図2(e)に示すよう
に、例えば、M=15にすると、Gの項が打ち消され
る。
【0047】信号電極S12では、点灯電圧が印加されて
いる期間が長く、切り換わり回数が少ない。このとき、
Gが小さくなるから、Mを上記の値より小さくする必要
がある。したがって、図2(f)に示すように、例え
ば、M=にすると、Gの項が打ち消される。
【0048】上記のMの値は、LCDコントローラー5
によって決定され、表示期間信号16が示す補正期間に
データ信号15としてドライバー10・10に送られ
る。
【0049】上記の液晶表示素子の駆動装置で使用され
る駆動電圧発生回路8およびスイッチ部9の具体例を図
4に示す。
【0050】駆動電圧発生回路8は、5個の抵抗21〜
25と、5個の演算増幅器26…から構成されている。
抵抗21〜25は直列接続されており、両端に電源から
の電圧VDD、VEEが印加されている。抵抗21〜25に
よって分割された電圧は、それぞれ演算増幅器26…に
入力され、演算増幅器26…から電圧レベルV1 〜V5
が出力される。なお、電圧レベルV0 は、電源からの電
圧VEEが直接、取り出されるようになっている。
【0051】スイッチ部9は、インバーター36および
4個のFET(電界効果トランジスター)37…からな
るフリップフロップと、FET31〜34からなる4個
のスイッチから構成されている。FET31〜34のソ
ースには、それぞれ、駆動電圧発生回路8からの電圧レ
ベルV1 〜V4 が入力されており、ドレインがドライバ
ー10・10に接続されている。
【0052】上記の構成において、FET31・33
は、表示期間信号16のレベルに応じて、いずれか一方
がオン状態となる。これにより、駆動電圧発生回路8か
らの電圧レベルV1 、V3 のいずれか一方を選択して、
ドライバー10・10に入力することができる。同様
に、FET32・34は、表示期間信号16のレベルに
応じて、いずれか一方がオン状態となり、これにより、
駆動電圧発生回路8からの電圧レベルV4 、V2 のいず
れか一方を選択して、ドライバー10・10に入力する
ことができる。
【0053】なお、図中のクロック信号14’は、クロ
ック信号14を反転させることにより得られる。
【0054】本発明の第2の実施例について図5に基づ
いて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便
宜上、前記の実施例の図面に示した部材と同一の機能を
有する部材には、同一の符号を付記し、その説明を省略
する。
【0055】本実施例のマトリックス型のLCDの駆動
装置は、図5に示すように、データ信号15およびクロ
ック信号14に基づいてMの値を決定するM発生回路4
2を備えている。表示期間および補正期間における電圧
レベルV0 〜V5 の切り換えは、信号電極のドライバー
40・40内に設けられているスイッチ部40aで行わ
れる。走査電圧の電圧レベルV1 、V4 の切り換えは、
従来通り、走査電極のドライバー41内に設けられてい
るスイッチ部41aで行われる。表示期間信号16はL
CDコントローラー5で生成される。
【0056】以上のように、本実施例の液晶表示素子の
駆動装置は、従来の液晶表示素子の駆動装置にM発生回
路42を追加した構成であるので、装置の構成を大幅に
変更することなく、容易にシャドーイングを防止でき
る。
【0057】
【発明の効果】本発明に係る液晶表示素子の駆動装置
は、以上のように、交流化信号の反転に伴う走査電極と
信号電極との間の充放電による過渡現象分の信号電圧の
実効値を補正するために、所定の周期当りの上記信号電
圧の切り換わり回数に応じた補正電圧を印加する補正手
段が設けられているので、上記過渡現象による特定の信
号電極の信号電圧の実効値の増大または減少を防止でき
る。これにより、シャドーイングが発生しにくくなると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すものであり、液晶
表示素子の駆動装置の主要部の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1の液晶表示素子の駆動装置の動作を説明す
るための波形図である。
【図3】図2(d)〜(f)の波形に対応した説明図で
ある。
【図4】図1の液晶表示素子の駆動装置の具体例を示す
回路図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示すものであり、液晶
表示素子の駆動装置の主要部の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】従来のLCDにおけるシャドーイングを示す説
明図である。
【図7】図6の輝度が増大するシャドーイングの発生原
因を説明するための波形図である。
【図8】図7(c)の波形の反転時の部分拡大図であ
る。
【図9】図6の輝度が低下するシャドーイングの発生原
因を説明するための波形図である。
【図10】図9(c)の波形の反転時の部分拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 CPU 3 VRAM 5 LCDコントローラー 6 カウンター 7 信号発生回路 8 駆動電圧発生回路 9 スイッチ部 10 信号電極のドライバー 11 走査電極のドライバー 12 LCDパネル 13 フレーム信号 14 クロック信号 15 データ信号 16 表示期間信号 40 信号電極のドライバー 41 走査電極のドライバー 42 M発生回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走査電極に走査電圧を順次印加すると共
    に、該走査電圧に同期して信号電極に表示データに応じ
    た信号電圧を印加し、かつ、走査電圧の電圧レベルおよ
    び信号電圧の電圧レベルを交流化信号に応答して所定の
    周期で反転させることにより液晶表示素子に表示データ
    を表示する液晶表示素子の駆動装置において、上記交流化信号の反転に伴う走査電極と信号電極との間
    の充放電による過渡現象分の 信号電圧の実効値を補正す
    ために、上記周期当りの上記信号電圧の切り換わり回
    数に応じた補正電圧を上記信号電極に印加する補正手段
    が設けられていることを特徴とする液晶表示素子の駆動
    装置。
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