JP2938101B2 - 冷間鍛造用鋼の製造方法 - Google Patents
冷間鍛造用鋼の製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、冷間鍛造時の変形抵抗の低い冷間鍛造用鋼
の製造方法に関するものである。
の製造方法に関するものである。
<従来の技術> 冷間鍛造は生産能率が高く、材料歩留り、仕上寸法精
度に優れることからボルト、ナットを始めとして各種機
械部品の製造に広く用いられている加工方法である。
度に優れることからボルト、ナットを始めとして各種機
械部品の製造に広く用いられている加工方法である。
従来、冷間鍛造用鋼材としてはCが0.45重量%(以下
%と表示する)以下の、たとえばJIS S45Cを用い、こ
れに球状化焼鈍を施して軟質化した後、冷間鍛造に供せ
られるのが通例であった。
%と表示する)以下の、たとえばJIS S45Cを用い、こ
れに球状化焼鈍を施して軟質化した後、冷間鍛造に供せ
られるのが通例であった。
しかし、近年冷間鍛造用鋼としてCが0.45%より高い
鋼材を用いる例が増えつつある。これは、機械部品とし
ての機能を満足するために、焼入・焼戻後の表高度が従
来以上の水準を求められるようになったためである。周
知のように焼入・焼戻後の表面硬度、換言すれば焼戻し
マルテンサイトの硬度はC量に依存する。
鋼材を用いる例が増えつつある。これは、機械部品とし
ての機能を満足するために、焼入・焼戻後の表高度が従
来以上の水準を求められるようになったためである。周
知のように焼入・焼戻後の表面硬度、換言すれば焼戻し
マルテンサイトの硬度はC量に依存する。
しかし、C量の増加は、冷間鍛造時の変形抵抗を増加
させ、冷間鍛造用金型の寿命を極度に低下させるばかり
でなく、鍛造荷重が増加することにより鍛造機の能力以
上となり従来の鍛造機では加工が困難となるような問題
を生じている。
させ、冷間鍛造用金型の寿命を極度に低下させるばかり
でなく、鍛造荷重が増加することにより鍛造機の能力以
上となり従来の鍛造機では加工が困難となるような問題
を生じている。
このような問題を解決するために特開昭61−113744号
公報では、Si、Mn、CrさらにはS、P、N、Oの化学組
成を制限することによって変形抵抗の低減及び変形能の
向上を図っている。
公報では、Si、Mn、CrさらにはS、P、N、Oの化学組
成を制限することによって変形抵抗の低減及び変形能の
向上を図っている。
しかしながら、本発明者らの検討によれば、上記方法
は冷間鍛造前に炭化物の球状化焼鈍を行うことを前提と
しているが、球状化組織において化学成分を調整しても
変形抵抗の低減には限度があり、依然として変形抵抗は
高い。
は冷間鍛造前に炭化物の球状化焼鈍を行うことを前提と
しているが、球状化組織において化学成分を調整しても
変形抵抗の低減には限度があり、依然として変形抵抗は
高い。
<発明が解決しようとする課題> 本発明の目的は、以上のような問題を解決し、冷間鍛
造時の変形抵抗が低く、かつ変形能が良好な鋼材を短時
間の焼鈍により得る方法を提供しようとするものであ
る。
造時の変形抵抗が低く、かつ変形能が良好な鋼材を短時
間の焼鈍により得る方法を提供しようとするものであ
る。
<課題を解決するたの手段> 本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を
行った結果、以下の知見を得るに至った。すなわち、化
学成分を調整し、焼鈍前の組織を熱間圧延条件及び圧延
後の冷却条件を特定の範囲に制御することにより微細な
フェライト+パーライト組織又はベイナイト、マルテン
サイトもしくはそれらの混合組織とすることにより、酸
化物の黒鉛化が促進され、冷間鍛造性が飛躍的に改善さ
れる。
行った結果、以下の知見を得るに至った。すなわち、化
学成分を調整し、焼鈍前の組織を熱間圧延条件及び圧延
後の冷却条件を特定の範囲に制御することにより微細な
フェライト+パーライト組織又はベイナイト、マルテン
サイトもしくはそれらの混合組織とすることにより、酸
化物の黒鉛化が促進され、冷間鍛造性が飛躍的に改善さ
れる。
すなわち、本発明は、重量%で、C:0.4〜1.1%,Si:0.
6〜1.5%,Mn:0.2〜0.9%,S:0.001〜0.03%,B:0.0005〜
0.005%,Al:0.01〜0.1%を含有し、不純物としてのP:0.
02%以下,N:0.007%以下,O:0.003%以下及びCr:0.10%
以下に制限し、残部実質的にFeからなる鋼を、900〜115
0℃の温度域に加熱し、熱間圧延により棒鋼としたの
ち、圧延終了温度から500℃までを0.1〜30℃/sの冷却速
度で冷却し、次いでAc1点以下の温度で焼鈍し炭化物を
黒鉛化することを特徴とする冷間鍛造用鋼の製造方法で
あり、好ましくは圧延終了温度は850〜650℃の温度範囲
である。
6〜1.5%,Mn:0.2〜0.9%,S:0.001〜0.03%,B:0.0005〜
0.005%,Al:0.01〜0.1%を含有し、不純物としてのP:0.
02%以下,N:0.007%以下,O:0.003%以下及びCr:0.10%
以下に制限し、残部実質的にFeからなる鋼を、900〜115
0℃の温度域に加熱し、熱間圧延により棒鋼としたの
ち、圧延終了温度から500℃までを0.1〜30℃/sの冷却速
度で冷却し、次いでAc1点以下の温度で焼鈍し炭化物を
黒鉛化することを特徴とする冷間鍛造用鋼の製造方法で
あり、好ましくは圧延終了温度は850〜650℃の温度範囲
である。
<作 用> 本発明者らは、従来の球状セメンタイトとフェライト
より構成される球状化組織よりも球状セメンタイトを黒
鉛化した黒鉛+フェライトよりなる黒鉛化組織の方が、
冷間変形抵抗の低減に有効であるとの知見に基づき本発
明に至った。
より構成される球状化組織よりも球状セメンタイトを黒
鉛化した黒鉛+フェライトよりなる黒鉛化組織の方が、
冷間変形抵抗の低減に有効であるとの知見に基づき本発
明に至った。
ところで、鋼中の炭化物を黒鉛化することについて
は、被削性の改善を目的として、たとえば特開昭49−67
816号公報、特開昭49−67817号公報、特開昭49−103817
号公報及び特開昭50−1913号公報に開示があるが、本発
明者らの検討によればこれらの鋼では、冷間変形能が劣
るとともに黒鉛化するために極めて長時間を要し、工業
的規模で実施することは困難である。
は、被削性の改善を目的として、たとえば特開昭49−67
816号公報、特開昭49−67817号公報、特開昭49−103817
号公報及び特開昭50−1913号公報に開示があるが、本発
明者らの検討によればこれらの鋼では、冷間変形能が劣
るとともに黒鉛化するために極めて長時間を要し、工業
的規模で実施することは困難である。
また組成及び熱間圧延条件も本発明とは異なり、本発
明とは明らかに別な技術である。
明とは明らかに別な技術である。
本発明は、前述したように、黒鉛化を促進するために
化学組成を調整し、焼鈍前の組織を熱間圧延条件及び圧
延後の冷却条件を特定の範囲に制御し微細なフェライト
+パーライト組織又はベイナイト、マルテンサイトもし
くはそれらの混合組織とするものである。これらは特に
熱間圧延の低温仕上及び/又は圧延後の加速冷却により
γ→α変態時の変態核を増加させ、組織を微細化させて
いる。
化学組成を調整し、焼鈍前の組織を熱間圧延条件及び圧
延後の冷却条件を特定の範囲に制御し微細なフェライト
+パーライト組織又はベイナイト、マルテンサイトもし
くはそれらの混合組織とするものである。これらは特に
熱間圧延の低温仕上及び/又は圧延後の加速冷却により
γ→α変態時の変態核を増加させ、組織を微細化させて
いる。
次にまず成分組成の限定理由を説明する。
C:機械部品としての強度を確保する上で重要な元素であ
るが、0.4%未満では本発明を適用する効果が小さいの
で0.4%以上とする。また、1.1%を超えて添加すると熱
間圧延時の変形抵抗が増加し、熱間圧延が困難となるの
で、1.1%以下とする。
るが、0.4%未満では本発明を適用する効果が小さいの
で0.4%以上とする。また、1.1%を超えて添加すると熱
間圧延時の変形抵抗が増加し、熱間圧延が困難となるの
で、1.1%以下とする。
Si:黒鉛化を促進するとともに脱酸にも有用な元素で
あるので積極的に用いるが、0.6%未満ではその効果は
小さく、また、1.5%を超えて添加してもその効果が飽
和するので0.6〜1.5%に限定する。
あるので積極的に用いるが、0.6%未満ではその効果は
小さく、また、1.5%を超えて添加してもその効果が飽
和するので0.6〜1.5%に限定する。
Mn:焼入性を確保する上で有用な元素であるので積極
的に用いるが、0.2%未満の添加ではその効果が小さい
ので下限は0.2%とする。また、0.9%を超えて添加する
と黒鉛化を阻害するので0.9%以下の添加とする。
的に用いるが、0.2%未満の添加ではその効果が小さい
ので下限は0.2%とする。また、0.9%を超えて添加する
と黒鉛化を阻害するので0.9%以下の添加とする。
S:被削性を向上させる元素であるので積極的に添加す
るが、0.001%未満ではその効果が小さいので少なくと
も0.001%以上は必要である。しかし0.03%を超えて含
有すると冷間鍛造時の変形能を劣化させるので0.03%以
下とする。
るが、0.001%未満ではその効果が小さいので少なくと
も0.001%以上は必要である。しかし0.03%を超えて含
有すると冷間鍛造時の変形能を劣化させるので0.03%以
下とする。
P:冷間鍛造性を劣化させるとともに黒鉛化をも阻害す
るので極力低減することが望ましいが、0.02%まで許容
される。
るので極力低減することが望ましいが、0.02%まで許容
される。
B:微量の添加により焼入性を向上させるので積極的に
用いるが、0.0005%未満ではその効果は小さく、0.005
%を超えて含有してもその効果が飽和するので0.0005〜
0.005%の範囲とする。
用いるが、0.0005%未満ではその効果は小さく、0.005
%を超えて含有してもその効果が飽和するので0.0005〜
0.005%の範囲とする。
Al:脱酸に有効な元素であるとともに黒鉛化の促進に
有効な元素である。また、Bの焼入性向上効果を充分に
発揮するためには有用な元素であるので積極的に添加す
るが、0.01%未満ではその効果は小さく、また、0.1%
を超えて含有してもその効果が飽和するので0.01〜0.1
%の範囲とする。
有効な元素である。また、Bの焼入性向上効果を充分に
発揮するためには有用な元素であるので積極的に添加す
るが、0.01%未満ではその効果は小さく、また、0.1%
を超えて含有してもその効果が飽和するので0.01〜0.1
%の範囲とする。
その他不純物としてのN、O、Crはそれぞれ0.007%
以下、0.003%以下、0.01%以下に制限されるが、その
理由について以下に記す。
以下、0.003%以下、0.01%以下に制限されるが、その
理由について以下に記す。
N:冷間鍛造時に動的歪時効の原因となり変形抵抗を増
加せしめるとともに、Bの焼入性向上効果を低減する元
素であるので、低減することが望ましいが0.007%まで
許容される。
加せしめるとともに、Bの焼入性向上効果を低減する元
素であるので、低減することが望ましいが0.007%まで
許容される。
O:酸化物系介在物を増加させ、冷間鍛造時の変形能を
劣化させるので低減することが望ましいが、0.003%ま
で許容される。
劣化させるので低減することが望ましいが、0.003%ま
で許容される。
Cr:強力な炭化物形成元素であり、黒鉛化を阻害する
ので極力低減すべきであるが、0.10%まで許容される。
ので極力低減すべきであるが、0.10%まで許容される。
次に熱間圧延および圧延後の冷却条件について説明す
る。
る。
熱間圧延時の加熱温度を900℃以上とするのは、この
温度未満では熱間圧延時の変形抵抗が過大となり熱間圧
延が困難となるためである。また、1150℃を超える温度
では、加熱時のγ粒径が粗大となり過ぎ、変態前のγ粒
径を細粒とすることが困難となり目標とする微細組織が
得難いので、上限を1150℃とする。
温度未満では熱間圧延時の変形抵抗が過大となり熱間圧
延が困難となるためである。また、1150℃を超える温度
では、加熱時のγ粒径が粗大となり過ぎ、変態前のγ粒
径を細粒とすることが困難となり目標とする微細組織が
得難いので、上限を1150℃とする。
圧延終了後の500℃までの冷却速度を0.1〜30℃/sとす
るのは、0.1℃/s未満の冷却速度で冷却しても黒鉛化の
促進に効果が認められないためであり、一方、30℃/sを
超える冷却速度では硬度が上昇しすぎて切断性が劣化す
るからである。冷却速度は好ましくは0.1〜5℃/sであ
る。
るのは、0.1℃/s未満の冷却速度で冷却しても黒鉛化の
促進に効果が認められないためであり、一方、30℃/sを
超える冷却速度では硬度が上昇しすぎて切断性が劣化す
るからである。冷却速度は好ましくは0.1〜5℃/sであ
る。
また、冷却停止温度を500℃とするのは、これを上廻
る温度では変態が終了せず、目的とする微細組織が得ら
れないため黒鉛化の促進効果が不充分なためである。
る温度では変態が終了せず、目的とする微細組織が得ら
れないため黒鉛化の促進効果が不充分なためである。
また、焼鈍温度をAc1点以下とするのは、Ac1点を超え
る温度域では部分的にγ化が進行し、黒鉛化を阻害する
のでAc1点以下とする。
る温度域では部分的にγ化が進行し、黒鉛化を阻害する
のでAc1点以下とする。
また、圧延終了温度は650〜850℃とするのが好まし
い。これは850℃を超える温度域においては黒鉛化の促
進効果が小さく、一方650℃を下廻る温度では熱間圧延
時の変形荷重が高くなり圧延が困難となるためである。
い。これは850℃を超える温度域においては黒鉛化の促
進効果が小さく、一方650℃を下廻る温度では熱間圧延
時の変形荷重が高くなり圧延が困難となるためである。
<実施例> 以下に実施例に即して本発明を説明する。
表2に示す化学成分の鋼を180t転炉により溶製後、真
空脱ガス連続鋳造によりブルームとした後、熱間圧延に
より150mmφビレットとした。さらに、これらのビレッ
トを表2に示す熱間圧延条件および冷却条件により50mm
φの棒鋼とした。
空脱ガス連続鋳造によりブルームとした後、熱間圧延に
より150mmφビレットとした。さらに、これらのビレッ
トを表2に示す熱間圧延条件および冷却条件により50mm
φの棒鋼とした。
これら棒鋼にAc1点以下である700℃において5〜15hr
の焼鈍を施した後、15mmφ×22.5mmHの円柱型試験片を
作製し、端面完全拘束の条件下で圧縮試験を実施し、加
工時の冷間変形抵抗及び限界圧縮率を求めた。ここで、
限界圧縮率は試験片に割れの発生し始める圧縮率とし
た。また、焼鈍後のミクロ組織を観察し黒鉛粒数及び炭
化物数を画像解析装置により計数し、黒鉛粒数/(黒鉛
粒数+炭化物数)×100(%)を黒鉛化率として定量化
した。
の焼鈍を施した後、15mmφ×22.5mmHの円柱型試験片を
作製し、端面完全拘束の条件下で圧縮試験を実施し、加
工時の冷間変形抵抗及び限界圧縮率を求めた。ここで、
限界圧縮率は試験片に割れの発生し始める圧縮率とし
た。また、焼鈍後のミクロ組織を観察し黒鉛粒数及び炭
化物数を画像解析装置により計数し、黒鉛粒数/(黒鉛
粒数+炭化物数)×100(%)を黒鉛化率として定量化
した。
これらの結果を表2に付記する。表2により明らかな
通り、本発明に合致するA〜Eの成分の鋼は、本発明の
熱間圧延条件及び冷却条件により棒鋼とすることにより
5〜15hの焼鈍により黒鉛化が迅速に進行するのに対
し、F〜Jの鋼では本発明の熱間圧延条件及び冷却条件
によって棒鋼とし焼鈍を施しても黒鉛化は全く進行しな
い。
通り、本発明に合致するA〜Eの成分の鋼は、本発明の
熱間圧延条件及び冷却条件により棒鋼とすることにより
5〜15hの焼鈍により黒鉛化が迅速に進行するのに対
し、F〜Jの鋼では本発明の熱間圧延条件及び冷却条件
によって棒鋼とし焼鈍を施しても黒鉛化は全く進行しな
い。
また、この結果冷間加工時の変形抵抗は黒鉛化した材
料の方が、同一C量で比較すると約10%以上も低く、限
界圧縮率も高く変形能にも優れていることが理解され
る。
料の方が、同一C量で比較すると約10%以上も低く、限
界圧縮率も高く変形能にも優れていることが理解され
る。
また、表3にはB鋼を用いて本発明範囲の圧延・冷却
と本発明外の条件により圧延・冷却し、焼鈍を施した場
合を示すが、本発明の条件を逸脱する場合には黒鉛化の
進行が著しく遅いことが理解される。
と本発明外の条件により圧延・冷却し、焼鈍を施した場
合を示すが、本発明の条件を逸脱する場合には黒鉛化の
進行が著しく遅いことが理解される。
<発明の効果> 本発明により冷間変形抵抗が低く、かつ変形能の優れ
た冷間鍛造用鋼材を短時間の焼鈍により得ることが可能
であり、冷間鍛造による機械部品の製造に資すること大
である。
た冷間鍛造用鋼材を短時間の焼鈍により得ることが可能
であり、冷間鍛造による機械部品の製造に資すること大
である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−111842(JP,A) 特開 昭64−25946(JP,A) 特開 昭49−103817(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C22C 38/00 - 38/60
Claims (2)
- 【請求項1】重量%で、C:0.4〜1.1%,Si:0.6〜1.5%,M
n:0.2〜0.9%,S:0.001〜0.03%,B:0.0005〜0.005%,Al:
0.01〜0.1%を含有し、不純物としてのP:0.02%以下,N:
0.007%以下,O:0.003%以下及びCr:0.10%以下に制限
し、残部実質的にFeからなる鋼を、900〜1150℃の温度
域に加熱し、熱間圧延により棒鋼としたのち、圧延終了
温度から500℃までを0.1〜30℃/sの冷却速度で冷却し、
次いでAc1点以下の温度で焼鈍し炭化物を黒鉛化するこ
とを特徴とする冷間鍛造用鋼の製造方法。 - 【請求項2】圧延終了温度が850〜650℃の温度範囲であ
ることを特徴とする請求項1記載の冷間鍛造用鋼の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27988589A JP2938101B2 (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | 冷間鍛造用鋼の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27988589A JP2938101B2 (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | 冷間鍛造用鋼の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03146618A JPH03146618A (ja) | 1991-06-21 |
JP2938101B2 true JP2938101B2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=17617288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27988589A Expired - Fee Related JP2938101B2 (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | 冷間鍛造用鋼の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2938101B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
JPH04214839A (ja) * | 1990-12-14 | 1992-08-05 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 成形性の良好な高炭素薄鋼板とその製造方法 |
JP4119516B2 (ja) * | 1998-03-04 | 2008-07-16 | 新日本製鐵株式会社 | 冷間鍛造用鋼 |
JP3255611B2 (ja) * | 1998-08-19 | 2002-02-12 | エヌケーケー条鋼株式会社 | 穴明け加工性に優れた快削鋼棒線材及びその製造方法 |
JP3255612B2 (ja) * | 1998-08-19 | 2002-02-12 | エヌケーケー条鋼株式会社 | 超快削鋼棒線材の製造方法及びそれによる超快削鋼棒線材 |
JP3256184B2 (ja) * | 1998-08-19 | 2002-02-12 | エヌケーケー条鋼株式会社 | 超快削鋼棒線材及び部品の製造方法並びにそれらによる超快削鋼棒線材及び部品 |
JP4435954B2 (ja) * | 1999-12-24 | 2010-03-24 | 新日本製鐵株式会社 | 冷間鍛造用棒線材とその製造方法 |
JP4609112B2 (ja) * | 2004-02-27 | 2011-01-12 | Jfeスチール株式会社 | 疲労特性に優れた機械構造用棒状部品 |
KR100627484B1 (ko) * | 2004-11-24 | 2006-09-25 | 주식회사 포스코 | 표면탈탄이 적은 기계구조용 흑연화 선재 제조방법 |
JP5687945B2 (ja) * | 2011-04-08 | 2015-03-25 | 株式会社神戸製鋼所 | 被削性と高温強度に優れた高周波焼入れ用鋼、及びその製造方法 |
CN108203787B (zh) * | 2018-01-05 | 2019-10-22 | 北京科技大学 | 一种提高石墨化钢石墨化率的处理方法 |
-
1989
- 1989-10-30 JP JP27988589A patent/JP2938101B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03146618A (ja) | 1991-06-21 |
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