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JP2929868B2 - 車両のフューエルフィラリッド構造 - Google Patents

車両のフューエルフィラリッド構造

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JP2929868B2
JP2929868B2 JP28759492A JP28759492A JP2929868B2 JP 2929868 B2 JP2929868 B2 JP 2929868B2 JP 28759492 A JP28759492 A JP 28759492A JP 28759492 A JP28759492 A JP 28759492A JP 2929868 B2 JP2929868 B2 JP 2929868B2
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JP
Japan
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fuel filler
stopper
filler lid
vehicle
hinge pin
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JP28759492A
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JPH06135247A (ja
Inventor
規之 堀籠
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両である例えば自動車
の燃料補給部を開閉する車両のフューエルフィラリッド
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車車体の外板部材、例えばクオータ
パネルには、燃料タンクに連通する燃料補給部が設けら
れた開口部が形成されており、この開口部にはフューエ
ルフィラリッドが開閉可能に取付けられている。
【0003】図5に示される如く、この車両のフューエ
ルフィラリッド構造では、フューエルフィラリッド70
の裏面にストッパ取付け片72が設けられている。ま
た、フューエルフィラリッド70のヒンジピン74には
ストッパ76が軸支されており、このストッパ76の一
方の端部76Aは、ストッパ取付け片72の先端部72
Aに係合されている。一方、ストッパ76の一方の端部
76Bは、フューエルフィラリッド70の裏面縁部70
Aに当接しており、フューエルフィラリッド70が全開
状態(図5の想像線の状態)とされた場合には、この端
部76Bがクオータパネル78に固定された停止板80
に当接して、フューエルフィラリッド70の回動を抑制
するようになっている。
【0004】また、この車両のフューエルフィラリッド
構造では、ストッパ76を延設し、その先端部76Aを
ストッパ取付け片72に係合させることによって、フュ
ーエルフィラリッド開放動作時に、ストッパ76の先端
部76Aに作用するモーメントを小さくし、先端部76
Aの変形を防止している。なお、関連する技術としては
実開昭62−202425号がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
両のフューエルフィラリッド構造では、ストッパ76と
ストッパ取付け片72が長いため、ストッパ取付け片7
2とストッパ76との取付け剛性が低下する。従って、
フューエルフィラリッド70を全開状態からさらに開放
しようとした場合には、図5の破線に示される如く、ス
トッパ76が撓むとともにヒンジピン74も撓む。この
ため、フューエルフィラリッド70が開方向(図5の矢
印P方向)へさらに開き、クオータパネル78の開口縁
部78Aと干渉するおそれがある。
【0006】これを防止するためには、ストッパ76の
肉厚を増し剛性を高くするとともに、ヒンジピン74を
太くし剛性を高くして、それぞれが撓まないようにする
ことが考えられるが、この場合にはストッパ及びヒンジ
ピンを収納するスペースを大きくする必要があるためフ
ューエルフィラリッドが大型化する。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、ストッパ及び
ヒンジピンの剛性を高くすることなく、フューエルフィ
ラリッドと外板部材との干渉を防止することができる車
両のフューエルフィラリッド構造を得ることが目的であ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
車両のフューエルフィラリッド構造は、フューエルフィ
ラリッドを車体に回動可能に軸支するヒンジピンに中間
部分に形成された軸支部が軸支され、一端部に設けられ
た係止部がフューエルフィラリッド裏面のストッパ取付
け部に係止され、他端部にフューエルフィラリッド全開
時にその開方向への回動を抑制するストッパ部を有する
ストッパ部材を備えた車両のフューエルフィラリッド構
造において、前記ストッパ部材の軸支部と係止部の間の
軸支部近傍の部位をフューエルフィラリッドのストッパ
取付け部に連結したことを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明の車両のフューエルフィ
ラリッド構造では、ストッパ部材の軸支部と係止部の間
の軸支部近傍の部位がフューエルフィラリッドのストッ
パ取付け部に連結されている。従って、ストッパ部材の
一端部に設けられた係止部のみで、ストッパ部材をフュ
ーエルフィラリッド裏面のストッパ取付け部に係止する
場合と比べ、フューエルフィラリッドの取付け部とスト
ッパ部材との取付け剛性が向上する。このため、ストッ
パ部材及びヒンジピンの剛性を高くすることなく、スト
ッパ部材とヒンジピンの変形を防止することができ、フ
ューエルフィラリッドのボデー外板との干渉を防止でき
る。
【0010】
【実施例】本発明の車両のフューエルフィラリッド構造
の一実施例を図1〜図4に従って説明する。
【0011】なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢
印INは車幅内側方向を、矢印UPは車体上方方向を示
す。
【0012】図4に示される如く、自動車の車体10の
後部側面を構成するクオータパネル12には、フューエ
ルフィラリッド14が設けられている。
【0013】図1に示される如く、フューエルフィラリ
ッド14は、クオータパネル12に設けられた開口部1
6を開閉するようになっており、この開口部16には、
図示を省略した燃料タンクに連通する燃料補給部18が
設けられている。従って、燃料を供給する場合には、フ
ューエルフィラリッド14を開放して行う。
【0014】図3に示される如く、フューエルフィラリ
ッド14は、フューエルフィラリッド14の車体外側部
を構成するフューエルフィラリッドアウタパネル20
と、フューエルフィラリッド14の車体内側部(裏面)
を構成するフューエルフィラリッドインナパネル22
と、で構成されている。フューエルフィラリッドインナ
パネル22の外周縁部は、フューエルフィラリッドアウ
タパネル20の外周縁部にへミング加工によって結合さ
れている。フューエルフィラリッドインナパネル22の
車体前後方向前側端部には、車体上下方向に一定の間隔
を開けて一対の軸受部22A、22Bが形成されてお
り、これらの軸受部22A、22Bに挿入されたヒンジ
ピン28には、ヒンジ26が軸支されている。従って、
フューエルフィラリッド14とヒンジ26とはヒンジピ
ン28を回転中心として相対的に回動可能とされてい
る。
【0015】ヒンジ26には、取付け孔30、32が穿
設されており、これらの取付け孔30、32に図示を省
略したボルトを挿入しクオータパネル12に取付けるよ
うになっている。
【0016】フューエルフィラリッドインナパネル22
の中央部には矩形状の切欠き34が形成されており、こ
の切欠き34と軸受部22A、22B側との間の部位
が、ストッパ取付け部36とされている。このストッパ
取付け部36の軸受部22A、22B側の部位には、矩
形状の切欠き38が形成されている。
【0017】図1に示される如く、フューエルフィラリ
ッド14のストッパ取付け部36には、ストッパ取付け
部36に沿って延びる長尺状のストッパ部材としてのス
トッパ40が設けられており、このストッパ40は、長
手方向中間部に断面U字状に開口された軸支部40Aに
よって、ヒンジピン28の長手方向中央部に支持されて
いる。
【0018】図2に示される如く、ストッパ40の一方
の端部には、U字に屈曲された係止部40Bが形成され
ており、この係止部40Bがフューエルフィラリッド1
4の裏面のストッパ取付け部36の縁部36A(図1参
照)に係止されている。また、ストッパ40の他方の端
部は肉厚とされストッパ部40Cとされている。
【0019】図1に示される如く、ストッパ40のスト
ッパ部40Cは、フューエルフィラリッド14の裏面縁
部14Aに当接しており、フューエルフィラリッド14
全開時に、クオータパネル12に固定された停止板42
に当接して、フューエルフィラリッド14の開方向(図
1の矢印A方向)への回動を抑制するようになってい
る。
【0020】ストッパ40の軸支部40Aと係止部40
Bとの間の軸支部40A近傍には、係止爪40Dが形成
されており、この係止爪40Dがフューエルフィラリッ
ド14のストッパ取付け部36の切欠き38の縁部に係
合している。
【0021】従って、フューエルフィラリッド14をヒ
ンジピン28を回転中心に、開方向(図1の矢印A方
向)へ回動すると、ストッパ40が一体的に回動し、ス
トッパ40のストッパ部40Cが停止板42に当接した
位置で、フューエルフィラリッド14の開方向への回動
が停止するようになっている。また、全開位置からフュ
ーエルフィラリッド14を開方向へさらに回動しようと
する力が作用した場合には、係止爪40Dと切欠き38
の縁部との係合によって、ストッパ40及びヒンジピン
28の変形を防止するようになっている。
【0022】また、ストッパ40の反対側の面に形成さ
れた板ばね取付け部40Eには、板ばね44が取付けら
れている。この板ばね44の自由端部側は樹脂コーテイ
ング加工したコーテイング部44Aとされており、この
板ばね44の付勢力によって、フューエルフィラリッド
14は開方向へ回動するようになっている。
【0023】次に、本実施例の作用を説明する。本実施
例の車両のフューエルフィラリッド構造では、フューエ
ルフィラリッド14をヒンジピン28を回転中心に、開
方向(図1の矢印A方向)への回動すると、ストッパ4
0が一体的に回動し、ストッパ40のストッパ部40C
が停止板42に当接した位置で、フューエルフィラリッ
ド14の開方向への回動が停止する。この場合、本実施
例の車両のフューエルフィラリッド構造では、ストッパ
40の軸支部40Aと係止部40Bとの間の軸支部40
A近傍に、連結部としての係止爪40Dが形成されてお
り、この係止爪40Dがフューエルフィラリッド14の
ストッパ取付け部36の切欠き38の縁部に係合してい
る。
【0024】従って、フューエルフィラリッド14のス
トッパ取付け部36とストッパ40との取付け剛性が向
上するため、ストッパ40及びヒンジピン28の剛性を
高くすることなく、ストッパ40及びヒンジピン28の
変形を防止することができ、フューエルフィラリッド1
4のクオータパネル12との干渉を防止できる。
【0025】また、本実施例は、ストッパ40及びヒン
ジピン28の剛性を高くしてそれぞれの変形を防止する
方法に比べ、重量増加も少ない。
【0026】なお、本実施例の車両のフューエルフィラ
リッド構造では、ストッパ40の軸支部40Aと係止部
40Bとの間の軸支部40A近傍に設けた連結部として
の係止爪40Dをフューエルフィラリッド14のストッ
パ取付け部36の切欠き38の縁部に係合したが、これ
に代えて、ストッパ40の軸支部40Aと係止部40B
との間の軸支部40A近傍の部位をフューエルフィラリ
ッド14のストッパ取付け部36に、ボルト止め、溶着
等の他の方法で連結しても良い。
【0027】
【発明の効果】本発明の車両のフューエルフィラリッド
構造は、フューエルフィラリッドを車体に回動可能に軸
支するヒンジピンに中間部分に形成された軸支部が軸支
され、一端部に設けられた係止部がフューエルフィラリ
ッド裏面のストッパ取付け部に係止され、他端部にフュ
ーエルフィラリッド全開時にその開方向への回動を抑制
するストッパ部を有するストッパ部材を備えた車両のフ
ューエルフィラリッド構造において、ストッパ部材の軸
支部と係止部の間の軸支部近傍の部位をフューエルフィ
ラリッドのストッパ取付け部に連結した構成としたの
で、ストッパ及びヒンジピンの剛性を高くすることな
く、フューエルフィラリッドと外板部材との干渉を防止
することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の車両のフューエルフィラリ
ッド構造を示す車体上方から見た断面図である。
【図2】本発明の一実施例の車両のフューエルフィラリ
ッド構造のストッパを示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施例の車両のフューエルフィラリ
ッド構造のフューエルフィラリッドを示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の一実施例の車両のフューエルフィラリ
ッド構造が適用された車体を示す側面図である。
【図5】従来例の車両のフューエルフィラリッド構造を
示す車体上方から見た断面図である。
【符号の説明】
10 車体 12 クオータパネル 14 フューエルフィラリッド 26 ヒンジ 28 ヒンジピン 36 ストッパ取付け部 36A 縁部 38 切欠き 40 ストッパ 40A 軸支部 40B 係止部 40C ストッパ部 40D 係止爪

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フューエルフィラリッドを車体に回動可
    能に軸支するヒンジピンに中間部分に形成された軸支部
    が軸支され、一端部に設けられた係止部がフューエルフ
    ィラリッド裏面のストッパ取付け部に係止され、他端部
    にフューエルフィラリッド全開時にその開方向への回動
    を抑制するストッパ部を有するストッパ部材を備えた車
    両のフューエルフィラリッド構造において、前記ストッ
    パ部材の軸支部と係止部の間の軸支部近傍の部位をフュ
    ーエルフィラリッドのストッパ取付け部に連結したこと
    を特徴とする車両のフューエルフィラリッド構造。
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KR101366540B1 (ko) * 2012-10-25 2014-03-12 주식회사 성우하이텍 차량용 연료 필러 도어 장치
KR101425649B1 (ko) * 2013-04-25 2014-08-13 자일대우버스 주식회사 버스의 연료도어 탄성부재
JP6689236B2 (ja) * 2017-07-14 2020-04-28 株式会社ニフコ 車両のリッド装置

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