JP2897131B2 - 液晶表示素子 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液晶表示素子に関し、特に正の誘電異方性を
有する液晶をホモジニアス配向させたECB(electricall
y controlled birefringence)型液晶表示素子に関する
ものである。
有する液晶をホモジニアス配向させたECB(electricall
y controlled birefringence)型液晶表示素子に関する
ものである。
電気的に制御される複屈折効果を利用したいわゆるEC
B型液晶素子は、上下基板間に液晶分子がホモジニアス
配向するように液晶層を挾持した液晶セルを有し、この
液晶セルの両側に、液晶層に近接した偏光子の透過軸ま
たは吸収軸と液晶分子の配向方向をずらして前記偏光子
が配設され、液晶分子の複屈折性を利用して液晶セルが
着色するような構成となっている。そして液晶層に電圧
を印加して液晶層の配向状態により表示色を変化させて
いる。
B型液晶素子は、上下基板間に液晶分子がホモジニアス
配向するように液晶層を挾持した液晶セルを有し、この
液晶セルの両側に、液晶層に近接した偏光子の透過軸ま
たは吸収軸と液晶分子の配向方向をずらして前記偏光子
が配設され、液晶分子の複屈折性を利用して液晶セルが
着色するような構成となっている。そして液晶層に電圧
を印加して液晶層の配向状態により表示色を変化させて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、従来のECB型液晶表示素子では、観察
する光が実際に通ってくる液晶層内の距離が視角によっ
て変化すること、みかけの複屈折の大きさが液晶分子の
配向方向と視角方向の相対角によって変化することなど
のため、視角方向の違いにより表示色が大きく変化して
しまうという問題があった。
する光が実際に通ってくる液晶層内の距離が視角によっ
て変化すること、みかけの複屈折の大きさが液晶分子の
配向方向と視角方向の相対角によって変化することなど
のため、視角方向の違いにより表示色が大きく変化して
しまうという問題があった。
本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、視角に
よる表示色の変化が著しく低減され、表示品質の優れた
ECB型液晶表示素子を提供することを目的とする。
よる表示色の変化が著しく低減され、表示品質の優れた
ECB型液晶表示素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明によれば、正の誘電
異方性を有する液晶組成物からなる液晶層が、電極を備
えた一対の基板間でホモジニアス配向するように構成さ
れた液晶セルと、該液晶層を挾むようにして設けられた
一対の偏光子を有する液晶表示素子において、上記液晶
層と両偏光子との間の少なくとも一方に、基板面に対し
て垂直な方向に光軸を有する正の光学異方性の一軸媒体
を設け、一軸媒体の屈折率異方性Δn2と一軸媒体の厚さ
d2の積d2・Δn2の大きさを各表示色に応じて変えてやる
ことにより、ECB型液晶表示素子の視角による表示色の
変化を補償するようにしたことを特徴とする液晶表示素
子が提供される。
異方性を有する液晶組成物からなる液晶層が、電極を備
えた一対の基板間でホモジニアス配向するように構成さ
れた液晶セルと、該液晶層を挾むようにして設けられた
一対の偏光子を有する液晶表示素子において、上記液晶
層と両偏光子との間の少なくとも一方に、基板面に対し
て垂直な方向に光軸を有する正の光学異方性の一軸媒体
を設け、一軸媒体の屈折率異方性Δn2と一軸媒体の厚さ
d2の積d2・Δn2の大きさを各表示色に応じて変えてやる
ことにより、ECB型液晶表示素子の視角による表示色の
変化を補償するようにしたことを特徴とする液晶表示素
子が提供される。
上記のような特徴を有する一軸媒体は、例えば、表面
に凹凸を設けた基板間で、負の誘電異方性を有する液晶
組成物からなる液晶層がホメオトロピック配向するよう
に構成された液晶セルにより実現される。また、ポリマ
ー等に熱的にあるいは機械的に歪を与えて正の光学異方
性の一軸媒体にし、熱的、化学的あるいは機械的に部分
的な厚みの変化、あるいは部分的な屈折率異方性の変化
を与えることにより上記のような特徴を有する一軸媒体
を作製することができる。
に凹凸を設けた基板間で、負の誘電異方性を有する液晶
組成物からなる液晶層がホメオトロピック配向するよう
に構成された液晶セルにより実現される。また、ポリマ
ー等に熱的にあるいは機械的に歪を与えて正の光学異方
性の一軸媒体にし、熱的、化学的あるいは機械的に部分
的な厚みの変化、あるいは部分的な屈折率異方性の変化
を与えることにより上記のような特徴を有する一軸媒体
を作製することができる。
次に、本発明を図面により詳細に説明する。
第1図は本発明の液晶表示素子の構成例を示す断面図
である。透明電極12,22および配向膜11,21が形成された
上下両基板13,23の間に液晶層30が挾持されており、シ
ール材31によって外界と隔離されて液晶セルが形成され
ている。液晶層30の液晶分子は、配向膜11,21によって
基板13,23に対して略水平方向になっており、これら上
下基板13,23間でホモジニアス配向している。なお、必
要に応じて液晶層30またはシール材31に液晶層30の厚さ
を一定に保つためのギャップ材を混入してもよい。
である。透明電極12,22および配向膜11,21が形成された
上下両基板13,23の間に液晶層30が挾持されており、シ
ール材31によって外界と隔離されて液晶セルが形成され
ている。液晶層30の液晶分子は、配向膜11,21によって
基板13,23に対して略水平方向になっており、これら上
下基板13,23間でホモジニアス配向している。なお、必
要に応じて液晶層30またはシール材31に液晶層30の厚さ
を一定に保つためのギャップ材を混入してもよい。
上記のように構成された液晶セルの最も外側に偏光子
14,24が配設されるが、本構成例では、上側偏光子24と
上側基板23との間に、前記の特徴を有する正の光学異方
性の一軸媒体32を配置した。なお、本発明によれば、一
軸媒体32の配置は本構成例の配置のみに限定されるもの
ではなく、下側偏光子14と下側基板13との間に配置して
も良く、液晶セルの両側に配置しても良い。また、前記
の特徴を有する正の一軸媒体を、少なくとも一方の基板
として用いて液晶表示素子を構成しても本発明の目的を
達成することができる。
14,24が配設されるが、本構成例では、上側偏光子24と
上側基板23との間に、前記の特徴を有する正の光学異方
性の一軸媒体32を配置した。なお、本発明によれば、一
軸媒体32の配置は本構成例の配置のみに限定されるもの
ではなく、下側偏光子14と下側基板13との間に配置して
も良く、液晶セルの両側に配置しても良い。また、前記
の特徴を有する正の一軸媒体を、少なくとも一方の基板
として用いて液晶表示素子を構成しても本発明の目的を
達成することができる。
ここで、正の光学異方性の一軸媒体32の作用効果を説
明するために、第2図のように視角方向の角度の定義を
行う。すなわち、液晶セル平面CPに垂直な方向と視角方
向Vの成す角度をθ、液晶分子配向方向ADのCP面への投
影方向をM、視角方向VのCP面への射影方向とM方向の
成す角をφとする。
明するために、第2図のように視角方向の角度の定義を
行う。すなわち、液晶セル平面CPに垂直な方向と視角方
向Vの成す角度をθ、液晶分子配向方向ADのCP面への投
影方向をM、視角方向VのCP面への射影方向とM方向の
成す角をφとする。
ECB型液晶表示素子に電圧を印加すると液晶分子の配
向状態が変化する。第3図に、従来のECB型液晶表示素
子の正面から見た色で、それぞれ緑、青、赤となるよう
に電圧を調整した時のスペクトルの視角依存性(φ=0
°方向)を示す。図中実戦がθ=0°、破線がθ=20
°、一点鎖線がθ=40°の場合である。同図から、従来
のECB型液晶表示素子ではスペクトルは視角θに依存し
て大きく変化し、表示色の視角依存性が大きいことがわ
かる。
向状態が変化する。第3図に、従来のECB型液晶表示素
子の正面から見た色で、それぞれ緑、青、赤となるよう
に電圧を調整した時のスペクトルの視角依存性(φ=0
°方向)を示す。図中実戦がθ=0°、破線がθ=20
°、一点鎖線がθ=40°の場合である。同図から、従来
のECB型液晶表示素子ではスペクトルは視角θに依存し
て大きく変化し、表示色の視角依存性が大きいことがわ
かる。
ECB型液晶表示素子は、各表示色に対する液晶分子の
配向状態が違うため、液晶セルの透過光の偏光状態の視
角依存性も表示色によって異なり、視角方向によって変
化した偏光状態を補償する場合、その補償条件は表示色
によって異なる。したがって、一軸媒体32の屈折率異方
性Δn2と一軸媒体32の厚さd2との積d2・Δn2の大きさを
各表示色に応じて変えてやることにより、ECB型液晶表
示素子の視角による表示色の変化が十分補償されるよう
になる。
配向状態が違うため、液晶セルの透過光の偏光状態の視
角依存性も表示色によって異なり、視角方向によって変
化した偏光状態を補償する場合、その補償条件は表示色
によって異なる。したがって、一軸媒体32の屈折率異方
性Δn2と一軸媒体32の厚さd2との積d2・Δn2の大きさを
各表示色に応じて変えてやることにより、ECB型液晶表
示素子の視角による表示色の変化が十分補償されるよう
になる。
第4図に本発明によるECB型液晶表示素子のスペクト
ルの視角依存性(φ=0°方向)の一例を示す。第3図
と同様、実線がθ=0°、破線がθ=20°、一点鎖線が
θ=40°の場合である。同図からわかるように、本発明
のECB型液晶表示素子は従来の素子に較べて、スペクト
ルの視角依存性が小さく、表示色の視角依存性が大幅に
低減されている。なお、例のECB型液晶表示素子におけ
る液晶セル及び正の光学異方性の一軸媒体32のパラメー
ターは表−1に示す通りである。
ルの視角依存性(φ=0°方向)の一例を示す。第3図
と同様、実線がθ=0°、破線がθ=20°、一点鎖線が
θ=40°の場合である。同図からわかるように、本発明
のECB型液晶表示素子は従来の素子に較べて、スペクト
ルの視角依存性が小さく、表示色の視角依存性が大幅に
低減されている。なお、例のECB型液晶表示素子におけ
る液晶セル及び正の光学異方性の一軸媒体32のパラメー
ターは表−1に示す通りである。
〔実施例〕 次に本発明の実施例につき説明するが、本発明はこれ
ら実施例のみに限定されるものではない。
ら実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1) ストライプ状の透明電極を形成したガラス基板にポリ
イミド系配向膜を形成し、ラビング処理を施し、これを
2枚貼り合わせてその間にネマティック液晶(メルク社
製ZLI2293)を封入し、ドットマトリックスタイプの液
晶セルAを形成した。セルパラメーターは前記表−1の
通りにした。この液晶セルAを偏光板で挾んで電圧を印
加して表示色を観察したところ、見る方向により液晶セ
ルAの表示色が著しく変化した。
イミド系配向膜を形成し、ラビング処理を施し、これを
2枚貼り合わせてその間にネマティック液晶(メルク社
製ZLI2293)を封入し、ドットマトリックスタイプの液
晶セルAを形成した。セルパラメーターは前記表−1の
通りにした。この液晶セルAを偏光板で挾んで電圧を印
加して表示色を観察したところ、見る方向により液晶セ
ルAの表示色が著しく変化した。
次に、表面に凹凸を設けたガラス基板と表面に凹凸を
設けないガラス基板とを用い、この2枚の基板間に液晶
層がホメオトロピック配向するように挾持させた構成の
液晶セルBを以下のようにして作製した。
設けないガラス基板とを用い、この2枚の基板間に液晶
層がホメオトロピック配向するように挾持させた構成の
液晶セルBを以下のようにして作製した。
先ず、第5図に示すように、表面に凹凸を設けた基板
Sb2をその基板厚が液晶セルAの各ドットに対応する領
域ごとに3段階の基板厚のうちのいずれか1つとなるよ
うにした。この3段階の基板厚は以下の方法により作っ
た。厚みの変化をつける前の基板厚D0と中間の基板厚D1
の差をH1、D0と最大の基板厚D2との差をH2とする。先ず
厚さD0の基板表面にUV硬化フォトレジスト(積水ファン
イケミカル社製フォトレクRW−101)を厚さがH1となる
ように塗布し、基板厚をD0にする領域をマスクするフォ
トマスクを用いてUV照射を行って現像し、基板厚がD0と
D1の領域を作成した。次に、上記と同様のUV硬化フォト
レジストを厚さがH2となるように塗布し、基板厚をD0、
D1にする領域をマスクするフォトマスクを用いてUV照射
を行って、現像し、基板厚がD0、D1、D2の領域を作製し
た。
Sb2をその基板厚が液晶セルAの各ドットに対応する領
域ごとに3段階の基板厚のうちのいずれか1つとなるよ
うにした。この3段階の基板厚は以下の方法により作っ
た。厚みの変化をつける前の基板厚D0と中間の基板厚D1
の差をH1、D0と最大の基板厚D2との差をH2とする。先ず
厚さD0の基板表面にUV硬化フォトレジスト(積水ファン
イケミカル社製フォトレクRW−101)を厚さがH1となる
ように塗布し、基板厚をD0にする領域をマスクするフォ
トマスクを用いてUV照射を行って現像し、基板厚がD0と
D1の領域を作成した。次に、上記と同様のUV硬化フォト
レジストを厚さがH2となるように塗布し、基板厚をD0、
D1にする領域をマスクするフォトマスクを用いてUV照射
を行って、現像し、基板厚がD0、D1、D2の領域を作製し
た。
上記で作製した基板Sb2と、表面に凹凸を設けない基
板Sb1の表面に垂直配向剤(チッソ社製ODS−E)を塗布
して垂直配向膜をそれぞれ形成した。これら2枚の基板
Sb1、Sb2を貼り合わせ、その間に負の誘電異方性を有す
る液晶(メルク社製ZLI4318)を封入し、液晶セルBを
形成した。この液晶セルBの3種類のセルギャップの大
きさは、液晶セルBに使用した液晶の屈折率異方性(Δ
n2=0.1243)と3種類のセルギャップの積d2・Δn2が表
−1の3種類の値となるようにした。すなわち、液晶セ
ルAの緑、青、赤の画素に対応する液晶セルBの領域の
ギャップは、それぞれ48.3、44.3、40.2(μm)とし、
液晶セルAの青、赤の画素に対応する液晶セルBの領域
のUV硬化樹脂の厚さは、それぞれ8.1、4.1(μm)とし
た。
板Sb1の表面に垂直配向剤(チッソ社製ODS−E)を塗布
して垂直配向膜をそれぞれ形成した。これら2枚の基板
Sb1、Sb2を貼り合わせ、その間に負の誘電異方性を有す
る液晶(メルク社製ZLI4318)を封入し、液晶セルBを
形成した。この液晶セルBの3種類のセルギャップの大
きさは、液晶セルBに使用した液晶の屈折率異方性(Δ
n2=0.1243)と3種類のセルギャップの積d2・Δn2が表
−1の3種類の値となるようにした。すなわち、液晶セ
ルAの緑、青、赤の画素に対応する液晶セルBの領域の
ギャップは、それぞれ48.3、44.3、40.2(μm)とし、
液晶セルAの青、赤の画素に対応する液晶セルBの領域
のUV硬化樹脂の厚さは、それぞれ8.1、4.1(μm)とし
た。
液晶セルAの各画素と液晶セルBの対応する領域が一
致するように重ね、これを一対の偏光板で挾んで、電圧
を印加して表示色を観察したところ、液晶セルAを偏光
板で挾んだ場合に較べて、表示色の視角依存性が大幅に
改善された。
致するように重ね、これを一対の偏光板で挾んで、電圧
を印加して表示色を観察したところ、液晶セルAを偏光
板で挾んだ場合に較べて、表示色の視角依存性が大幅に
改善された。
以上詳細に説明したように、本発明によれば、一対の
基板間にホモジニアス配向した液晶層を有するECB型液
晶表示素子において、液晶層と偏光子の間に、表示色の
違いに応じて屈折率異方性と厚みとの積が異なるように
した正の光学異方性の一軸媒体を配設したので、表示色
の視角依存性を大幅に改善することができ、表示品質の
優れた液晶表示素子を提供することが可能となる。
基板間にホモジニアス配向した液晶層を有するECB型液
晶表示素子において、液晶層と偏光子の間に、表示色の
違いに応じて屈折率異方性と厚みとの積が異なるように
した正の光学異方性の一軸媒体を配設したので、表示色
の視角依存性を大幅に改善することができ、表示品質の
優れた液晶表示素子を提供することが可能となる。
第1図は本発明の液晶表示素子の構成例を示す断面図、
第2図は本発明の液晶表示素子における正の光学異方性
の一軸媒体の作用効果を説明するための角度の定義を示
す図、第3図は従来の液晶表示素子のスペクトルの視角
依存性を示す図、第4図は本発明の液晶表示素子のスペ
クトルの視角依存性を示す図、第5図は本発明の実施例
を説明するための断面図である。 11,21……配向膜、12,2……透明電極 13,23……基板、14,24……偏光子 30……液晶層、31……シール材 32……正の光学異方性の一軸媒体
第2図は本発明の液晶表示素子における正の光学異方性
の一軸媒体の作用効果を説明するための角度の定義を示
す図、第3図は従来の液晶表示素子のスペクトルの視角
依存性を示す図、第4図は本発明の液晶表示素子のスペ
クトルの視角依存性を示す図、第5図は本発明の実施例
を説明するための断面図である。 11,21……配向膜、12,2……透明電極 13,23……基板、14,24……偏光子 30……液晶層、31……シール材 32……正の光学異方性の一軸媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/1335 510 G02F 1/1347
Claims (1)
- 【請求項1】正の誘電異方性を有する液晶組成物からな
る液晶層が、電極を備えた一対の基板間でホモジニアス
配向するように構成された液晶セルと、 該液晶層を挟むようにして設けられた一対の偏光子を有
する液晶表示素子において、 上記液晶層と両偏光子との間の少なくとも一方に、基板
面に対して垂直な方向に光軸を有する正の光学異方性の
一軸媒体を設け、 一軸媒体の屈折率異方性Δn2と一軸媒体の厚さd2の積d2
・Δn2の大きさを各表示色に応じて変えてやることによ
り、ECB型液晶表示素子の視角による表示色の変化を十
分補償するようにしたことを特徴とする液晶表示素子。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1143594A JP2897131B2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 液晶表示素子 |
US07/522,378 US5150237A (en) | 1989-05-15 | 1990-05-11 | Liquid crystal display element |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1143594A JP2897131B2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 液晶表示素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH039319A JPH039319A (ja) | 1991-01-17 |
JP2897131B2 true JP2897131B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=15342358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1143594A Expired - Fee Related JP2897131B2 (ja) | 1989-05-15 | 1989-06-06 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2897131B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6325740B2 (ja) * | 2014-04-02 | 2018-05-16 | エシロール アンテルナシオナル (コンパニー ジェネラル ドプティック) | 色消し位相変調器および光学用具 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2706473B2 (ja) * | 1988-07-08 | 1998-01-28 | 富士通株式会社 | カラー液晶表示装置 |
-
1989
- 1989-06-06 JP JP1143594A patent/JP2897131B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH039319A (ja) | 1991-01-17 |
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