JPH0444006A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JPH0444006A JPH0444006A JP2151739A JP15173990A JPH0444006A JP H0444006 A JPH0444006 A JP H0444006A JP 2151739 A JP2151739 A JP 2151739A JP 15173990 A JP15173990 A JP 15173990A JP H0444006 A JPH0444006 A JP H0444006A
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- crystal cell
- light
- wavelength
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、液晶分子を1800〜2600のツイスト角
でツイスト配列させた液晶セルを用いる液晶表示装置に
関するものである。
でツイスト配列させた液晶セルを用いる液晶表示装置に
関するものである。
液晶表示装置は、一面に透明電極と配向膜を形成した一
対の透明基板間に液晶を封入するとともにこの液晶の分
子を両基板間においてツイスト配列させた液晶セルと、
この液晶セルの両側に配置された一対の偏光板とからな
っており、前記液晶セルとしては、一般に、液晶分子を
ほぼ90°のツイスト角でツイスト配列させたTN型の
ものが用いられている。
対の透明基板間に液晶を封入するとともにこの液晶の分
子を両基板間においてツイスト配列させた液晶セルと、
この液晶セルの両側に配置された一対の偏光板とからな
っており、前記液晶セルとしては、一般に、液晶分子を
ほぼ90°のツイスト角でツイスト配列させたTN型の
ものが用いられている。
ところで、最近、テレビジョン画像等を表示する液晶表
示装置は、大画面化および高解像度化のために画素数を
多くされており、これにともなって高デユーテイで時分
割駆動されるようになってきている。
示装置は、大画面化および高解像度化のために画素数を
多くされており、これにともなって高デユーテイで時分
割駆動されるようになってきている。
しかし、前記TN型の液晶セルを用いる液晶表示装置は
、表示駆動電圧の印加に対する液晶の応答時間(レスポ
ンス)は約100m5ecと早いが、高デユーテイで時
分割駆動すると、ON(光透過)時の光透過率が極端に
低下して表示が暗くなるという問題をもっているため、
高デユーテイで時分割駆動される液晶表示装置には、液
晶分子をTN型液晶セルよりも大きなツイスト角でツイ
スト配列させたSTN型の液晶セルが使用されている。
、表示駆動電圧の印加に対する液晶の応答時間(レスポ
ンス)は約100m5ecと早いが、高デユーテイで時
分割駆動すると、ON(光透過)時の光透過率が極端に
低下して表示が暗くなるという問題をもっているため、
高デユーテイで時分割駆動される液晶表示装置には、液
晶分子をTN型液晶セルよりも大きなツイスト角でツイ
スト配列させたSTN型の液晶セルが使用されている。
このSTN型液晶セルとしては、一般に、液晶分子を1
80°〜260°のツイスト角でツイスト配列させたも
のが利用されており、その液晶としては、屈折率異方性
Δnの値が0.1’31m程度のものが用いられている
。また、このSTN型液晶セルの液晶層の層厚(セルギ
ャップ)dは、約7虜とTN型液晶セルの液晶層厚より
大きくなっており、このSTN型液晶セルのリタデーシ
ョンΔn−d(液晶の屈折率異方性Δnと液晶層厚dと
の積)の値は、約0.9μmと、TN型液晶セルのりタ
デ−ジョンより大きくなっている。
80°〜260°のツイスト角でツイスト配列させたも
のが利用されており、その液晶としては、屈折率異方性
Δnの値が0.1’31m程度のものが用いられている
。また、このSTN型液晶セルの液晶層の層厚(セルギ
ャップ)dは、約7虜とTN型液晶セルの液晶層厚より
大きくなっており、このSTN型液晶セルのリタデーシ
ョンΔn−d(液晶の屈折率異方性Δnと液晶層厚dと
の積)の値は、約0.9μmと、TN型液晶セルのりタ
デ−ジョンより大きくなっている。
このSTN型液晶セルを用いた液晶表示装置は、その液
晶セルの液晶層厚がTN型液晶セルの液晶層厚より大き
いため、TN型液晶セルを用いる液晶表示装置に比べる
と表示駆動電圧の印加に対する液晶の応答時間は約30
0a+secと遅いが、液晶セルのリタデーションが大
きく、また液晶分子のツイスト角が大きいために透過光
の旋光性も大きいから、高デユーテイで時分割駆動して
も、ON(光透過)時の光透過率を高くして明るい表示
を得ることができる。
晶セルの液晶層厚がTN型液晶セルの液晶層厚より大き
いため、TN型液晶セルを用いる液晶表示装置に比べる
と表示駆動電圧の印加に対する液晶の応答時間は約30
0a+secと遅いが、液晶セルのリタデーションが大
きく、また液晶分子のツイスト角が大きいために透過光
の旋光性も大きいから、高デユーテイで時分割駆動して
も、ON(光透過)時の光透過率を高くして明るい表示
を得ることができる。
しかし、従来のSTN型液晶セルを用いた液晶表示装置
は、明るい表示が得られる反面、0FF(光遮断)時に
もある程度の光が透過してしまうため、コントラスト(
ON部分とOFF部分との明暗比)が悪いし、また液晶
セルのリタデーションと旋光性が大きいために、このリ
タデーションと旋光性による波長依存性が大きくて、表
示に着色を生ずるという問題をもっていた。
は、明るい表示が得られる反面、0FF(光遮断)時に
もある程度の光が透過してしまうため、コントラスト(
ON部分とOFF部分との明暗比)が悪いし、また液晶
セルのリタデーションと旋光性が大きいために、このリ
タデーションと旋光性による波長依存性が大きくて、表
示に着色を生ずるという問題をもっていた。
これは、入射側の偏光板により直線偏光されて液晶セル
に入射した光が、液晶セルの波長依存性により各波長光
に位相差を生じて楕円偏光となり、この楕円偏光が出射
側の偏光板に入射するためであり、このように楕円偏光
が出射側偏光板に入射すると、この偏光板の吸収軸方向
の偏光成分は偏光板を透過しないが、吸収軸方向と直交
する偏光成分は偏光板を透過するから、この漏れ光によ
り、黒になるべきOFF部分の暗さの度合が低下して、
コントラストが低下する。また、上記従来の液晶表示装
置では、楕円偏光が出射側偏光板に入射するため、ON
時もOFF時も特定の波長光が出射側偏光板により吸収
されるかまたは出射側偏光板を透過することになり、そ
のために出射側偏光板を透過した光が色を帯びてしまう
。
に入射した光が、液晶セルの波長依存性により各波長光
に位相差を生じて楕円偏光となり、この楕円偏光が出射
側の偏光板に入射するためであり、このように楕円偏光
が出射側偏光板に入射すると、この偏光板の吸収軸方向
の偏光成分は偏光板を透過しないが、吸収軸方向と直交
する偏光成分は偏光板を透過するから、この漏れ光によ
り、黒になるべきOFF部分の暗さの度合が低下して、
コントラストが低下する。また、上記従来の液晶表示装
置では、楕円偏光が出射側偏光板に入射するため、ON
時もOFF時も特定の波長光が出射側偏光板により吸収
されるかまたは出射側偏光板を透過することになり、そ
のために出射側偏光板を透過した光が色を帯びてしまう
。
第8図は従来の液晶表示装置の透過光の分光スペクトル
を示しており、この分光スペクトルのように、従来の液
晶表示装置は、ON時とOFF時との透過率の差が小さ
く、したがって十分なコントラストが得られないし、ま
たON時、OFF時共に各波長光の透過率が均等でない
ため、透過率の高い波長光の色に表示が着色してしまう
。なお、この表示の着色は、黄色系または青色系であり
、そのため従来の表示装置は、イエロー・モードまたは
ブルー・モードと呼ばれている。
を示しており、この分光スペクトルのように、従来の液
晶表示装置は、ON時とOFF時との透過率の差が小さ
く、したがって十分なコントラストが得られないし、ま
たON時、OFF時共に各波長光の透過率が均等でない
ため、透過率の高い波長光の色に表示が着色してしまう
。なお、この表示の着色は、黄色系または青色系であり
、そのため従来の表示装置は、イエロー・モードまたは
ブルー・モードと呼ばれている。
本発明はこのような実情にかんがみてなされたものであ
って、その目的とするところは、液晶分子を180°〜
260°のツイスト角でツイスト配列させたSTN型の
液晶セルを用いるものでありながら、OFF (光遮断
)時の光の漏れを少なくするとともに、ON(光透過)
時の光透過率も高くして、コントラストを高くし、しか
も表示の着色もなくして、高品質の画像を表示すること
ができる液晶表示装置を提供することにある。
って、その目的とするところは、液晶分子を180°〜
260°のツイスト角でツイスト配列させたSTN型の
液晶セルを用いるものでありながら、OFF (光遮断
)時の光の漏れを少なくするとともに、ON(光透過)
時の光透過率も高くして、コントラストを高くし、しか
も表示の着色もなくして、高品質の画像を表示すること
ができる液晶表示装置を提供することにある。
本発明は、一面に透明電極と配向膜を形成した一対の透
明基板間に液晶を封入するとともにこの液晶の分子を両
基板間において180°〜260°のツイスト角でツイ
スト配列させた液晶セルと、この液晶セルの両側に配置
された一対の偏光板とを備えた液晶表示装置において、
前記液晶セルと一方の偏光板との間に2枚の位相板を配
置し、かつ、この2枚の位相板のうち、液晶セル側の位
相板を]/1波長位相板とし、偏光板側の位相板を1/
1波長位相板とするとともに、前記液晶セルのリタデシ
ョンを0.7庫〜1,0μm、液晶セル側の1へ波長位
相板のリタデーションを500nm〜600n+nの1
/4、偏光板側の1へ波長位相板のリタデーションを4
00nm〜700nmとしたことを特徴とするものであ
る。
明基板間に液晶を封入するとともにこの液晶の分子を両
基板間において180°〜260°のツイスト角でツイ
スト配列させた液晶セルと、この液晶セルの両側に配置
された一対の偏光板とを備えた液晶表示装置において、
前記液晶セルと一方の偏光板との間に2枚の位相板を配
置し、かつ、この2枚の位相板のうち、液晶セル側の位
相板を]/1波長位相板とし、偏光板側の位相板を1/
1波長位相板とするとともに、前記液晶セルのリタデシ
ョンを0.7庫〜1,0μm、液晶セル側の1へ波長位
相板のリタデーションを500nm〜600n+nの1
/4、偏光板側の1へ波長位相板のリタデーションを4
00nm〜700nmとしたことを特徴とするものであ
る。
なお、前記液晶セルに封入する液晶は、屈折率異方性か
0.l[i7a以上の液晶であるのか望ましい。
0.l[i7a以上の液晶であるのか望ましい。
すなわち、本発明の液晶表示装置は、液晶分子を180
°〜260°のツイスト角でツイスト配列させた液晶セ
ルを透過した楕円偏光を、液晶セルと一方の偏光板との
間に配置した2枚の位相板によって直線偏光に戻してや
るようにしたもので、上記のように液晶セル側の位相板
を1/1波長位相板とし、偏光板側の位相板を1/1波
長位相板とするとともに、前記液晶セルと 1/1波長
位相板および1/1波長位相板のそれぞれのリタデーシ
ョンを上記のように設定しておけば、液晶セルと 1/
4波長位相板との両方を透過した光のX軸方向の偏光振
幅とY軸方向の偏光振幅とがそれぞれ可視光領域のほぼ
全域においてほぼ一定となり、さらに液晶セルと 1/
4波長位相板と 1/l波長位相板とを透過した光が可
視光領域のほぼ全域において各波長光の位相差がほとん
どない直線偏光となる。なお、この作用は、いずれの方
向から光を入射させた場合も同じであり、液晶セル側か
ら光を入射させた場合は、液晶セルを透過した楕円偏光
が1へ波長位相板および1/1波長位相板を透過して直
線偏光となり、反対側から光を入射させた場合は、入射
光がl/1波長位相板および1/4波長位相板を透過し
て液晶セルの波長依存性を補償する状態に偏光され、こ
の後液晶セルを透過してその波長依存性により直線偏光
となる。したがって、本発明によれば、液晶セルを透過
した光を、直線偏光として出射側偏光板に入射させるこ
とができ、出射側偏光板に入射する光が直線偏光であれ
ば、0FF(光遮断)時の光の漏れはほとんどなくなり
、またON(光透過)時に特定の波長の光が出射側偏光
板で吸収されることもないため、OFF時の光の漏れを
少なくするとともにON時の光透過率も高くしてコント
ラストを高くすることができるし、また、特定の波長光
か出射側偏光板により吸収されたりまたは出射側偏光板
を透過することはないから、表示の着色もなくして高品
質の画像を表示することができる。
°〜260°のツイスト角でツイスト配列させた液晶セ
ルを透過した楕円偏光を、液晶セルと一方の偏光板との
間に配置した2枚の位相板によって直線偏光に戻してや
るようにしたもので、上記のように液晶セル側の位相板
を1/1波長位相板とし、偏光板側の位相板を1/1波
長位相板とするとともに、前記液晶セルと 1/1波長
位相板および1/1波長位相板のそれぞれのリタデーシ
ョンを上記のように設定しておけば、液晶セルと 1/
4波長位相板との両方を透過した光のX軸方向の偏光振
幅とY軸方向の偏光振幅とがそれぞれ可視光領域のほぼ
全域においてほぼ一定となり、さらに液晶セルと 1/
4波長位相板と 1/l波長位相板とを透過した光が可
視光領域のほぼ全域において各波長光の位相差がほとん
どない直線偏光となる。なお、この作用は、いずれの方
向から光を入射させた場合も同じであり、液晶セル側か
ら光を入射させた場合は、液晶セルを透過した楕円偏光
が1へ波長位相板および1/1波長位相板を透過して直
線偏光となり、反対側から光を入射させた場合は、入射
光がl/1波長位相板および1/4波長位相板を透過し
て液晶セルの波長依存性を補償する状態に偏光され、こ
の後液晶セルを透過してその波長依存性により直線偏光
となる。したがって、本発明によれば、液晶セルを透過
した光を、直線偏光として出射側偏光板に入射させるこ
とができ、出射側偏光板に入射する光が直線偏光であれ
ば、0FF(光遮断)時の光の漏れはほとんどなくなり
、またON(光透過)時に特定の波長の光が出射側偏光
板で吸収されることもないため、OFF時の光の漏れを
少なくするとともにON時の光透過率も高くしてコント
ラストを高くすることができるし、また、特定の波長光
か出射側偏光板により吸収されたりまたは出射側偏光板
を透過することはないから、表示の着色もなくして高品
質の画像を表示することができる。
また、この液晶表示装置においては、前記液晶セルに封
入する液晶を、屈折率異方性が0.1B7z+n以上の
液晶とするのが望ましく、このように液晶の屈折率異方
性を大きくすれば、液晶セルのりタデ−ジョンを上記の
値(07庫〜1.On)にするのに必要な液晶層厚を小
さくすることができるから、表示駆動電圧の印加に対す
る液晶の応答時間を短くして応答性も向上させることか
できる。
入する液晶を、屈折率異方性が0.1B7z+n以上の
液晶とするのが望ましく、このように液晶の屈折率異方
性を大きくすれば、液晶セルのりタデ−ジョンを上記の
値(07庫〜1.On)にするのに必要な液晶層厚を小
さくすることができるから、表示駆動電圧の印加に対す
る液晶の応答時間を短くして応答性も向上させることか
できる。
以下、本発明の一実施例を第1図〜第7図を参照して説
明する。
明する。
第1図は本実施例の液晶表示装置の断面図である。この
液晶表示装置は、STN型の液晶セル10の両側に一対
の偏光板21.22を配置するとともに、前記液晶セル
10と一方の偏光板との間に2枚の位相板31.32を
配置したもので、この実施例では、前記位相板31.3
2を液晶セル10と出射側偏光板(図において上側の偏
光板)22との間に配置している。
液晶表示装置は、STN型の液晶セル10の両側に一対
の偏光板21.22を配置するとともに、前記液晶セル
10と一方の偏光板との間に2枚の位相板31.32を
配置したもので、この実施例では、前記位相板31.3
2を液晶セル10と出射側偏光板(図において上側の偏
光板)22との間に配置している。
前記液晶セル10は、ガラスからなる一対の透明基板1
1.12を枠状のシール材13を介して接着するととも
に、この側基板11.12間のシール材13で囲まれた
空隙に液晶18を封入したもので、入射側基板(図にお
いて下基板)11の液晶層対向面にはストライプ状の透
明な走査電極14が多数本互いに平行に配列形成され、
出射側基板12の液晶層対向面には、前記走査電極14
と直交させて、ストライプ状の透明な信号電極14が多
数本互いに平行に配列形成されている。
1.12を枠状のシール材13を介して接着するととも
に、この側基板11.12間のシール材13で囲まれた
空隙に液晶18を封入したもので、入射側基板(図にお
いて下基板)11の液晶層対向面にはストライプ状の透
明な走査電極14が多数本互いに平行に配列形成され、
出射側基板12の液晶層対向面には、前記走査電極14
と直交させて、ストライプ状の透明な信号電極14が多
数本互いに平行に配列形成されている。
また、側基板11.12の電極形成面上には、表面にラ
ビングによる配向処理を施した配向膜16.17がそれ
ぞれ形成されており、両県板11゜12間に封入された
液晶18は、前記配向膜16゜1・7の配向規制力によ
り側基板11.12間において180°〜260°のツ
イスト角でツイスト配列されている。また、この液晶セ
ル10のリタデーションΔnod (液晶の屈折率異方
性Δnと液晶層厚dとの積)の値は、0,71〜1.0
−であり、この実施例では、液晶セル10に封入する液
晶18として屈折率異方性Δnの値が0.L6庫以上の
液晶を用い、この液晶18の屈折率異方性Δnに応じて
液晶層の層厚(セルギャップ)dを設定して、液晶セル
10のリタデーションΔn−dを上記の値(0,7−〜
1.1bzu+)にしている。なお、この液晶セル10
は、白黒のモノクローム画像を表示するものでも、フル
カラー画像を表示するものでもよく、液晶セル10にフ
ルカラー画像を表示させる場合は、各走査電極14また
は各信号電極15にそれぞれ対応させて、赤、緑、青の
カラーフィルタを設けておけばよい。
ビングによる配向処理を施した配向膜16.17がそれ
ぞれ形成されており、両県板11゜12間に封入された
液晶18は、前記配向膜16゜1・7の配向規制力によ
り側基板11.12間において180°〜260°のツ
イスト角でツイスト配列されている。また、この液晶セ
ル10のリタデーションΔnod (液晶の屈折率異方
性Δnと液晶層厚dとの積)の値は、0,71〜1.0
−であり、この実施例では、液晶セル10に封入する液
晶18として屈折率異方性Δnの値が0.L6庫以上の
液晶を用い、この液晶18の屈折率異方性Δnに応じて
液晶層の層厚(セルギャップ)dを設定して、液晶セル
10のリタデーションΔn−dを上記の値(0,7−〜
1.1bzu+)にしている。なお、この液晶セル10
は、白黒のモノクローム画像を表示するものでも、フル
カラー画像を表示するものでもよく、液晶セル10にフ
ルカラー画像を表示させる場合は、各走査電極14また
は各信号電極15にそれぞれ対応させて、赤、緑、青の
カラーフィルタを設けておけばよい。
1]
一方、液晶セル10と出射側偏光板22との間に配置さ
れた2枚の位相板31.32のうち、液晶セル10側の
位相板はl/4波長位相板とされ、偏光板22側の位相
板32は1/4波長位相板とされており、液晶セル側1
・0の1/1波長位相板31のリタデーションΔnod
(位相板の屈折率異方性Δnと板厚dとの積)は500
nm〜600nmの1/4とされ、偏光板22側の1/
I波長位相板32のリタデーションΔn−dは400n
m 〜700nmとされている。
れた2枚の位相板31.32のうち、液晶セル10側の
位相板はl/4波長位相板とされ、偏光板22側の位相
板32は1/4波長位相板とされており、液晶セル側1
・0の1/1波長位相板31のリタデーションΔnod
(位相板の屈折率異方性Δnと板厚dとの積)は500
nm〜600nmの1/4とされ、偏光板22側の1/
I波長位相板32のリタデーションΔn−dは400n
m 〜700nmとされている。
そして、この1/4波長位相板31および1/4波長位
相板32と、入射側および出射側の偏光板21.22と
は、その軸方向を次のような方向に合わせて配置されて
いる。
相板32と、入射側および出射側の偏光板21.22と
は、その軸方向を次のような方向に合わせて配置されて
いる。
第2図は、液晶セル10の両県板1’l、12面におけ
る液晶分子配向方向(配向膜16,17のラビング方向
)と、前記位相板31.32の進相軸方向と、偏光板2
1.22の偏光軸(透過軸または吸収軸)方向とを示し
たもので、第2図(a)に示すように、液晶セル10の
出射側基板12面の液晶分子配向12aは、入射側基板
11面の液晶分子配向11aに対して右回りに液晶分子
のツイスト角(180°〜260°)θだけずれており
、側基板11.12面の液晶分子配向11a。
る液晶分子配向方向(配向膜16,17のラビング方向
)と、前記位相板31.32の進相軸方向と、偏光板2
1.22の偏光軸(透過軸または吸収軸)方向とを示し
たもので、第2図(a)に示すように、液晶セル10の
出射側基板12面の液晶分子配向12aは、入射側基板
11面の液晶分子配向11aに対して右回りに液晶分子
のツイスト角(180°〜260°)θだけずれており
、側基板11.12面の液晶分子配向11a。
12aはそれぞれ、液晶表示装置の視角方向に対する水
平線に対して同じ角度で交差している。また、第2図(
b)に示すように、液晶セル10側の]/4波長位相板
31の進相軸方向34aは、出射側基板12面の液晶分
子配向12aに対して左回りに90°〜100’の角度
α1で交差する方向にあり、偏光板22側のlハ位相板
32の進相軸方向31aは、前記液晶分子配向12aに
対して左回りに100°〜150°の角度α2て交差す
る方向にある。さらに、第2図(C)、(d)に示すよ
うに、入射側偏光板21の偏光軸方向21aは、入・射
側基板11面の液晶分子配向11aに対して左回りに1
10°〜160°の角度βで交差する方向にあり、出射
側偏光板22の偏光軸方向22aは、出射側基板12面
の液晶分子配向1.2 aに対して左回りに70°〜1
!JO”の角度γて交差する方向にある。ここで右回り
および左回りとは、いずれも光の出射側から見たときの
向きである。
平線に対して同じ角度で交差している。また、第2図(
b)に示すように、液晶セル10側の]/4波長位相板
31の進相軸方向34aは、出射側基板12面の液晶分
子配向12aに対して左回りに90°〜100’の角度
α1で交差する方向にあり、偏光板22側のlハ位相板
32の進相軸方向31aは、前記液晶分子配向12aに
対して左回りに100°〜150°の角度α2て交差す
る方向にある。さらに、第2図(C)、(d)に示すよ
うに、入射側偏光板21の偏光軸方向21aは、入・射
側基板11面の液晶分子配向11aに対して左回りに1
10°〜160°の角度βで交差する方向にあり、出射
側偏光板22の偏光軸方向22aは、出射側基板12面
の液晶分子配向1.2 aに対して左回りに70°〜1
!JO”の角度γて交差する方向にある。ここで右回り
および左回りとは、いずれも光の出射側から見たときの
向きである。
なお、この実施例の液晶表示装置は、OFF電圧の印加
により液晶セル10の液晶分子が初期配向状態になった
ときに光が遮断され、ON電圧の印加により液晶分子を
立上り配向状態になったときに光が透過する、いわゆる
ネガ・モード表示タイプのもので、前記入射側偏光板2
1の偏光軸方向21aと出射側偏光板22の偏光軸方向
22aとは、上記角度β、γの範囲内で、液晶表示装置
の表示がネガ・モードとなる角度に設定されている。
により液晶セル10の液晶分子が初期配向状態になった
ときに光が遮断され、ON電圧の印加により液晶分子を
立上り配向状態になったときに光が透過する、いわゆる
ネガ・モード表示タイプのもので、前記入射側偏光板2
1の偏光軸方向21aと出射側偏光板22の偏光軸方向
22aとは、上記角度β、γの範囲内で、液晶表示装置
の表示がネガ・モードとなる角度に設定されている。
すなわち、この実施例の液晶表示装置は、液晶分子を1
80°〜260’のツイスト角でツイスト配列させたS
TN液晶セル10と出射側偏光板22との間に2枚の位
相板31.32を配置し、かつ、この2枚の位相板31
.32のうち、液晶セル10側の位相板31を174波
長位相板とし、偏光板22側の位相板32を1ノ1波長
位相板とするとともに、液晶セル10のリタデーション
Δn−dを0.7ρ〜1.0塵、液晶セル10側の17
4波長位相板3]のリタデーションΔn−dを500n
m〜600nmの1/4、偏光板22側の 1へ波長位
相板32のリタデーションΔn−dを400nm −7
00nrIlとしたもので、この液晶表示装置によれば
、液晶分子を180°〜260°のツイスト角でツイス
ト配列させたSTN型の液晶セルを用いるものでありな
から、OFF (光遮断)時の光の漏れを少なくすると
ともに、ON(光透過)時の光透過率も高くして、コン
トラストを高くし、しかも表示の着色もなくして、高品
質の画像を表示することができる。
80°〜260’のツイスト角でツイスト配列させたS
TN液晶セル10と出射側偏光板22との間に2枚の位
相板31.32を配置し、かつ、この2枚の位相板31
.32のうち、液晶セル10側の位相板31を174波
長位相板とし、偏光板22側の位相板32を1ノ1波長
位相板とするとともに、液晶セル10のリタデーション
Δn−dを0.7ρ〜1.0塵、液晶セル10側の17
4波長位相板3]のリタデーションΔn−dを500n
m〜600nmの1/4、偏光板22側の 1へ波長位
相板32のリタデーションΔn−dを400nm −7
00nrIlとしたもので、この液晶表示装置によれば
、液晶分子を180°〜260°のツイスト角でツイス
ト配列させたSTN型の液晶セルを用いるものでありな
から、OFF (光遮断)時の光の漏れを少なくすると
ともに、ON(光透過)時の光透過率も高くして、コン
トラストを高くし、しかも表示の着色もなくして、高品
質の画像を表示することができる。
第3図は上記実施例の液晶表示装置の透過光の分光スペ
クトルを示しており、この分光スペクトルのように、こ
の液晶表示装置は、ON時の透過率が高く、またOFF
時の透過率はほとんど0となっており、したかって高コ
ントラストの表示を得ることかできる。また、この液晶
表示装置では、OFF時の透過率が可視光領域のほぼ全
波長においてほぼ一定であり、またON時の透過率も可
視光領域のほぼ全波長において高いレベルにあるから、
表示に液晶セル10の波長依存性による着色を生ずるこ
とはない。なお、第3図の分光スペクトルは、液晶セル
10の液晶分子ツイスト角θとリタデーションΔn−d
をθ=220°、Δn−d= 0.75μmとし、]/
1波長位相板31のリタデーションΔn−dを520/
、4nm、 ]−/1波長位相板32のリタデーショ
ンΔn−dを575nmとするとともにこの 1/4波
長位相板31およびI/1波長位相板32と偏光板21
.22を、第2図に示した軸方向角度α1.2.β、γ
をそれぞれα1=75゜α (12= 100” 、 β−165’ 、 7
−135°にしたときの測定値である。
クトルを示しており、この分光スペクトルのように、こ
の液晶表示装置は、ON時の透過率が高く、またOFF
時の透過率はほとんど0となっており、したかって高コ
ントラストの表示を得ることかできる。また、この液晶
表示装置では、OFF時の透過率が可視光領域のほぼ全
波長においてほぼ一定であり、またON時の透過率も可
視光領域のほぼ全波長において高いレベルにあるから、
表示に液晶セル10の波長依存性による着色を生ずるこ
とはない。なお、第3図の分光スペクトルは、液晶セル
10の液晶分子ツイスト角θとリタデーションΔn−d
をθ=220°、Δn−d= 0.75μmとし、]/
1波長位相板31のリタデーションΔn−dを520/
、4nm、 ]−/1波長位相板32のリタデーショ
ンΔn−dを575nmとするとともにこの 1/4波
長位相板31およびI/1波長位相板32と偏光板21
.22を、第2図に示した軸方向角度α1.2.β、γ
をそれぞれα1=75゜α (12= 100” 、 β−165’ 、 7
−135°にしたときの測定値である。
このように高コントラストでかつ着色のない表示を得る
ことができるのは、液晶セル10を透過した楕円偏光が
、液晶セル10と出射側偏光板22との間に配置した2
枚の位相板31.’32によって直線偏光に戻されるた
めであり、上記のように液晶セル10側の位相板31を
1)4波長位相板とし、偏光板22側の位相板32を1
へ波長位相板とするとともに、液晶セル]0と]/44
波長相板31および1/1波長位相板32のそれぞれの
リタデーション△n−dを上記のように設定しておけば
、液晶セル10を透過しさらに1/4波長位相板31と
1.71波長位相板32とを透過した光が可視光領域
のほぼ全波長において位相差、のほとんどない直線偏光
となるから、コントラストを高くするとともに、表示の
着色もなくすことができる。
ことができるのは、液晶セル10を透過した楕円偏光が
、液晶セル10と出射側偏光板22との間に配置した2
枚の位相板31.’32によって直線偏光に戻されるた
めであり、上記のように液晶セル10側の位相板31を
1)4波長位相板とし、偏光板22側の位相板32を1
へ波長位相板とするとともに、液晶セル]0と]/44
波長相板31および1/1波長位相板32のそれぞれの
リタデーション△n−dを上記のように設定しておけば
、液晶セル10を透過しさらに1/4波長位相板31と
1.71波長位相板32とを透過した光が可視光領域
のほぼ全波長において位相差、のほとんどない直線偏光
となるから、コントラストを高くするとともに、表示の
着色もなくすことができる。
次に、前記1/1波長位相板31および1/1波長位相
板32の作用を説明する。
板32の作用を説明する。
第4図は液晶セル10の偏光ベクトル図であり、偏光ベ
クトルEは液晶セル]0の波長依存性によって異なり、
入射側偏光板21を透過して液晶セル10に入射した直
線偏光は、偏光ベクトルEの軌跡E′に相当する楕円偏
光となる。
クトルEは液晶セル]0の波長依存性によって異なり、
入射側偏光板21を透過して液晶セル10に入射した直
線偏光は、偏光ベクトルEの軌跡E′に相当する楕円偏
光となる。
この偏光ベクトルEは、X軸方向の分力EXとY軸方向
の分力EYとに分けて考えることかでき、このX軸方向
分力EXと、Y軸方向分力EYは、それぞれ次式で表さ
れる。
の分力EYとに分けて考えることかでき、このX軸方向
分力EXと、Y軸方向分力EYは、それぞれ次式で表さ
れる。
EX=axcos(ωを十Δ)
Ey=aycos ωt
ax HX軸方向の偏光振幅
ayHY軸方向の偏光振幅
ω;角周波数
Δ;EYから見たEXの位相
また、偏光ベクトルEによる偏光の大きさは二色性とい
われており、この偏光の大きさはtanvで表される。
われており、この偏光の大きさはtanvで表される。
このtanlI’は、X軸方向の偏光振幅aXとY軸方
向の偏光振幅ayとの比によって決まる。
向の偏光振幅ayとの比によって決まる。
第5図はOFF電圧印加時における液晶セル10を透過
した光の偏光状態を示したもので、図(a)は各波長光
のX軸方向とY軸方向の偏光振幅aX+aYを示し、図
(b)は各波長光の偏光の大きさ janlFの軍の値
と位相(Eyから見たEXの位相差)Δを示している。
した光の偏光状態を示したもので、図(a)は各波長光
のX軸方向とY軸方向の偏光振幅aX+aYを示し、図
(b)は各波長光の偏光の大きさ janlFの軍の値
と位相(Eyから見たEXの位相差)Δを示している。
この第5図(a)、(b)に示すよ、うに、液晶セル]
0を透過した楕円偏光は、各波長光のX軸方向とY軸方
向の偏光振幅aX+aYの変化が大きく、しだが] 8 って1rも変化し、さらに各波長光の位相Δも波長に応
じて大きく変化する、位相差の大きい光である。
0を透過した楕円偏光は、各波長光のX軸方向とY軸方
向の偏光振幅aX+aYの変化が大きく、しだが] 8 って1rも変化し、さらに各波長光の位相Δも波長に応
じて大きく変化する、位相差の大きい光である。
しかし、この液晶セル1oがらの出射光を1/4波長位
相板31に通すと、この光は、1/1波長位相板の波長
依存性により偏光され、各波長光のX軸方向とY軸方向
の偏光振幅ax、aYがほぼ一定な光となる。
相板31に通すと、この光は、1/1波長位相板の波長
依存性により偏光され、各波長光のX軸方向とY軸方向
の偏光振幅ax、aYがほぼ一定な光となる。
第6図はOFF電圧印加時における液晶セル]0と 1
/1波長位相板31との両方を透過した光の偏光状態を
示したもので、図(a)は各波長光のX軸方向とY軸方
向の偏光振幅aX+ aYを示し、図(b)は各波長
光の軍と位相Δを示している。この第6図(a)、(b
)に示すように、液晶セル10を透過した光を1/4波
長位相板31に通すと、この 1/4波長位相板31を
透過した光は、X軸方向の偏光振幅aXとY軸方向の偏
光振幅ayとがそれぞれ可視光領域のほぼ全域において
ほぼ一定な光となり、したかって事もほぼ一定となると
ともに、位相Δが大きく変化する波長も低波長側にシフ
トする。
/1波長位相板31との両方を透過した光の偏光状態を
示したもので、図(a)は各波長光のX軸方向とY軸方
向の偏光振幅aX+ aYを示し、図(b)は各波長
光の軍と位相Δを示している。この第6図(a)、(b
)に示すように、液晶セル10を透過した光を1/4波
長位相板31に通すと、この 1/4波長位相板31を
透過した光は、X軸方向の偏光振幅aXとY軸方向の偏
光振幅ayとがそれぞれ可視光領域のほぼ全域において
ほぼ一定な光となり、したかって事もほぼ一定となると
ともに、位相Δが大きく変化する波長も低波長側にシフ
トする。
また、この1/1波長位相板31に通った光は、各波長
光に位相差のある光であるが、この光をさらに位相差が
ゼロに近い付近の波長の I/1波長位相板32に通す
と、この1/】波長位相板32を透過した光は、各波長
光の位相差がほとんどない直線偏光となる。
光に位相差のある光であるが、この光をさらに位相差が
ゼロに近い付近の波長の I/1波長位相板32に通す
と、この1/】波長位相板32を透過した光は、各波長
光の位相差がほとんどない直線偏光となる。
第7図はOFF電圧印加時における液晶セル10と 1
/1波長位相板31と 1/1波長位相板32とを透過
した光の偏光状態を示したもので、図(a)は各波長光
のX軸方向とY軸方向の偏光振幅aX+ aYを示し
、図(b)は各波長光のすと位相Δを示している。この
第7図(a)、(b)に示すように、液晶セル10を透
過しさらに1/4波長位相板31を透過した光をl/1
波長位相板32に通すと、このl/1波長位相板32を
透過した光は、X軸方向およびY軸方向の偏光振幅aX
+ayと事はほとんど変化しないが、各波長光の位相△
が可視光領域のほぼ全域においてほぼ一定となり、した
がってこの光は、各波長光の位相差がはとんどない直線
偏光となる。
/1波長位相板31と 1/1波長位相板32とを透過
した光の偏光状態を示したもので、図(a)は各波長光
のX軸方向とY軸方向の偏光振幅aX+ aYを示し
、図(b)は各波長光のすと位相Δを示している。この
第7図(a)、(b)に示すように、液晶セル10を透
過しさらに1/4波長位相板31を透過した光をl/1
波長位相板32に通すと、このl/1波長位相板32を
透過した光は、X軸方向およびY軸方向の偏光振幅aX
+ayと事はほとんど変化しないが、各波長光の位相△
が可視光領域のほぼ全域においてほぼ一定となり、した
がってこの光は、各波長光の位相差がはとんどない直線
偏光となる。
なお、第5図〜第7図に示した偏光状態は、液晶セル]
0として液晶分子のツイスト角が2400液晶層厚dか
3.5μmの液晶セルを用い、1へ波長位相板31とし
て570/4nm波長位相板、1へ波長位相板32とし
て174波長位相板31の出射光における位相Δかゼロ
付近の620nm波長位相板を用イテ、液晶セル]0の
電極14.]−5間+lO,l1iVのOFF電圧を印
加した場合の測定値である。
0として液晶分子のツイスト角が2400液晶層厚dか
3.5μmの液晶セルを用い、1へ波長位相板31とし
て570/4nm波長位相板、1へ波長位相板32とし
て174波長位相板31の出射光における位相Δかゼロ
付近の620nm波長位相板を用イテ、液晶セル]0の
電極14.]−5間+lO,l1iVのOFF電圧を印
加した場合の測定値である。
このように、上記実施例の液晶表示装置によれば、液晶
セル]0を透過した光を、直線偏光として出射側偏光板
22に入射させることができ、出射側偏光板22に入射
する光が直線偏光であれば、OFF時の光の漏れはほと
んとなくなり、またON時に特定の波長の光が出射側偏
光板で吸収されることもないため、第3図に示した分光
スペクトルのように、OFF時の光の漏れを少なくする
とともにON時の光透過率も高くしてコントラストを高
くすることができるし、また、特定の波長光が出射側偏
光板22により吸収されたりまたは出射側偏光板22を
透過することはないから、表示の着色もなくして高品質
の画像を表示することができる。これは、白黒のモノク
ローム画像を表示する液晶表示装置に限らず、フルカラ
ー画像を表示する液晶表示装置においてもいえることで
あり、フルカラー画像を表示する液晶表示装置において
も、白および黒の表示が他の色を帯びることはないし、
またカラーフィルタで着色された赤。
セル]0を透過した光を、直線偏光として出射側偏光板
22に入射させることができ、出射側偏光板22に入射
する光が直線偏光であれば、OFF時の光の漏れはほと
んとなくなり、またON時に特定の波長の光が出射側偏
光板で吸収されることもないため、第3図に示した分光
スペクトルのように、OFF時の光の漏れを少なくする
とともにON時の光透過率も高くしてコントラストを高
くすることができるし、また、特定の波長光が出射側偏
光板22により吸収されたりまたは出射側偏光板22を
透過することはないから、表示の着色もなくして高品質
の画像を表示することができる。これは、白黒のモノク
ローム画像を表示する液晶表示装置に限らず、フルカラ
ー画像を表示する液晶表示装置においてもいえることで
あり、フルカラー画像を表示する液晶表示装置において
も、白および黒の表示が他の色を帯びることはないし、
またカラーフィルタで着色された赤。
緑、青の表示が他の色を帯びて色ずれを生ずることもな
い。
い。
しかも、上記実施例では、液晶セル22に封入する液晶
を、屈折率異方性が0.l[i、ci以上の液晶として
いるため、液晶セル1oのリタデーションΔn−dを上
記の値(0,71#〜1.C1gm)にするのに必要な
液晶層厚dを小さくすることができ、このように液晶セ
ル]0の液晶層厚dを小さくできれば、表示駆動電圧の
印加に対する液晶の応答時間(レスポンス)が短くなる
から、応答性も向上させることができる。
を、屈折率異方性が0.l[i、ci以上の液晶として
いるため、液晶セル1oのリタデーションΔn−dを上
記の値(0,71#〜1.C1gm)にするのに必要な
液晶層厚dを小さくすることができ、このように液晶セ
ル]0の液晶層厚dを小さくできれば、表示駆動電圧の
印加に対する液晶の応答時間(レスポンス)が短くなる
から、応答性も向上させることができる。
すなわち、下記の表は、TN型の液晶セルを用いた液晶
表示装置と、従来のSTN型液晶セルを用いた液晶表示
装置と、上記実施例の液晶表示装置の液晶の応答時間を
比較して示している。
表示装置と、従来のSTN型液晶セルを用いた液晶表示
装置と、上記実施例の液晶表示装置の液晶の応答時間を
比較して示している。
この表のように、上記実施例の液晶表示装置は、液晶の
応答時間か、従来のSTN型液晶セルを用いた液晶表示
装置の数倍で、TN型液晶セルにおける液晶の応答時間
にほぼ匹敵しており、したがって高デユーテイでの時分
割駆動性に優れたSTN型の液晶セルを使用するもので
ありながら、高速で液晶を動作させることかできる。
応答時間か、従来のSTN型液晶セルを用いた液晶表示
装置の数倍で、TN型液晶セルにおける液晶の応答時間
にほぼ匹敵しており、したがって高デユーテイでの時分
割駆動性に優れたSTN型の液晶セルを使用するもので
ありながら、高速で液晶を動作させることかできる。
なお、上記実施例では、位相板31.32を配置した側
を光入射側としたか、上記液晶表示装置は、位相板31
.32を配置しない側を光入射側として使用することも
可能であり、その場合は、入射光が1/1波長位相板3
2および】/1波長位相板31を透過して液晶セル10
の波長依存性を補償する状態に偏光され、この後液晶セ
ル10を透過してその波長依存性により直線偏光となる
。
を光入射側としたか、上記液晶表示装置は、位相板31
.32を配置しない側を光入射側として使用することも
可能であり、その場合は、入射光が1/1波長位相板3
2および】/1波長位相板31を透過して液晶セル10
の波長依存性を補償する状態に偏光され、この後液晶セ
ル10を透過してその波長依存性により直線偏光となる
。
本発明の液晶表示装置は、液晶セルと一方の偏光板との
間に2枚の位相板を配置し、かつ、この2枚の位相板の
うち、液晶セル側の位相板を1/4波長位相板とし、偏
光板側の位相板を1/1波長位相板とするとともに、前
記液晶セルのリタデーションを0,7μ刊〜1.0μm
1液晶セル側の1/4波長位相板のリタデーションを5
00nm〜600nmの1/4、偏光板側の 1へ波長
位相板のリタデーションを400nm〜700nmとし
たものであるから、液晶セルを透過した光を、前記1/
1波長位相板と 1/1波長位相板とによって直線偏光
として出射側偏光板に入射させることができ、したがっ
て、液晶分子を180°〜260°のツイスト角でツイ
スト配列させたSTN型の液晶セルを用いるものであり
ながら、OFF (光遮断)時の光の漏れを少なくする
とともに、ON(光透過)時の光透過率も高くして、コ
ントラストを高くし、しかも表示の着色もなくして、高
品質の画像を表示することができる。
間に2枚の位相板を配置し、かつ、この2枚の位相板の
うち、液晶セル側の位相板を1/4波長位相板とし、偏
光板側の位相板を1/1波長位相板とするとともに、前
記液晶セルのリタデーションを0,7μ刊〜1.0μm
1液晶セル側の1/4波長位相板のリタデーションを5
00nm〜600nmの1/4、偏光板側の 1へ波長
位相板のリタデーションを400nm〜700nmとし
たものであるから、液晶セルを透過した光を、前記1/
1波長位相板と 1/1波長位相板とによって直線偏光
として出射側偏光板に入射させることができ、したがっ
て、液晶分子を180°〜260°のツイスト角でツイ
スト配列させたSTN型の液晶セルを用いるものであり
ながら、OFF (光遮断)時の光の漏れを少なくする
とともに、ON(光透過)時の光透過率も高くして、コ
ントラストを高くし、しかも表示の着色もなくして、高
品質の画像を表示することができる。
また、この液晶表示装置において、前記液晶セルに封入
する液晶を、屈折率異方性か0.1B、cm以上の液晶
とすれば、液晶セルのリタデーションを上記の値(0,
7庫〜1.0庫)にするのに必要な液晶層厚を小さくす
ることかできるから、表示駆動電圧の印加に対する液晶
の応答時間を短くして応答性も向上させることかできる
。
する液晶を、屈折率異方性か0.1B、cm以上の液晶
とすれば、液晶セルのリタデーションを上記の値(0,
7庫〜1.0庫)にするのに必要な液晶層厚を小さくす
ることかできるから、表示駆動電圧の印加に対する液晶
の応答時間を短くして応答性も向上させることかできる
。
第1図〜第7図は本発明の一実施例を示したもので、第
1図は液晶表示装置の断面図、第2図は液晶セルの両県
板面における液晶分子配向方向と位相板の進相軸方向と
偏光板の偏光軸方向を示す図、第3図は液晶表示装置の
透過光の分光スペクトルを示す図、第4図は液晶セルの
偏光ベクトル図、第5図はOFF電圧印加時における液
晶セルを透過した光の偏光状態を示す図、第6図はOF
F電圧印加時における液晶セルと 1/1波長位相板と
を透過した光の偏光状態を示す図、第7図はOFF電圧
印加時における液晶セルと 1/1波長位相板と 1へ
波長位相板とを透過した光の偏光状態を示す図である。 第8図は従来のSTN型液晶セルを使用する液晶表示装
置の透過光の分光スペクトルを示す図である。 10・・・液晶セル、11.12・・・透明基板、14
・・・走査電極、15・・・信号電極、16.17・・
・配向膜、18・・・液晶、21.22・・・偏光板、
31・・・1/1波長位相板、32・・・1/1波長位
相板。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 22世q勺1イ■11月扇(+≦、i不ζ第 図 ■ は情V −〇
1図は液晶表示装置の断面図、第2図は液晶セルの両県
板面における液晶分子配向方向と位相板の進相軸方向と
偏光板の偏光軸方向を示す図、第3図は液晶表示装置の
透過光の分光スペクトルを示す図、第4図は液晶セルの
偏光ベクトル図、第5図はOFF電圧印加時における液
晶セルを透過した光の偏光状態を示す図、第6図はOF
F電圧印加時における液晶セルと 1/1波長位相板と
を透過した光の偏光状態を示す図、第7図はOFF電圧
印加時における液晶セルと 1/1波長位相板と 1へ
波長位相板とを透過した光の偏光状態を示す図である。 第8図は従来のSTN型液晶セルを使用する液晶表示装
置の透過光の分光スペクトルを示す図である。 10・・・液晶セル、11.12・・・透明基板、14
・・・走査電極、15・・・信号電極、16.17・・
・配向膜、18・・・液晶、21.22・・・偏光板、
31・・・1/1波長位相板、32・・・1/1波長位
相板。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 22世q勺1イ■11月扇(+≦、i不ζ第 図 ■ は情V −〇
Claims (2)
- (1)一面に透明電極と配向膜を形成した一対の透明基
板間に液晶を封入するとともにこの液晶の分子を両基板
間において180°〜260°のツイスト角でツイスト
配列させた液晶セルと、この液晶セルの両側に配置され
た一対の偏光板とを備えた液晶表示装置において、前記
液晶セルと一方の偏光板との間に2枚の位相板を配置し
、かつ、この2枚の位相板のうち、液晶セル側の位相板
を1/4波長位相板とし、偏光板側の位相板を1/1波
長位相板とするとともに、前記液晶セルのリタデーショ
ンを0.7μm〜1.0μm、液晶セル側の1/4波長
位相板のリタデーションを500nm〜600nmの1
/4、偏光板側の1/1波長位相板のリタデーションを
400nm〜700nmとしたことを特徴とする液晶表
示装置。 - (2)液晶セルに封入する液晶は、屈折率異方性が0.
16μm以上の液晶であることを特徴とする請求項1に
記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2151739A JPH0444006A (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2151739A JPH0444006A (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0444006A true JPH0444006A (ja) | 1992-02-13 |
Family
ID=15525230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2151739A Pending JPH0444006A (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0444006A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06194647A (ja) * | 1992-12-25 | 1994-07-15 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光学補償シ−トを用いた液晶表示素子 |
US6362862B1 (en) * | 1996-04-26 | 2002-03-26 | Hitachi, Ltd. | Liquid crystal display |
JP2003114741A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-18 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | コンピュータユニットのリモート起動方法及び装置 |
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1990
- 1990-06-12 JP JP2151739A patent/JPH0444006A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06194647A (ja) * | 1992-12-25 | 1994-07-15 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光学補償シ−トを用いた液晶表示素子 |
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